JP3276942B2 - 多目的クレーン - Google Patents
多目的クレーンInfo
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Description
関する。さらに詳しくは、港湾等で使用される橋形クレ
ーンであって、コンテナ荷役にもバラ物荷役にも使用で
きる多目的クレーンに関する。
テナの場合もあればバラ物の場合もあり、これに対応し
て橋形クレーンもコンテナ荷役用専用機あるいはバラ物
荷役用専用機が存在する。前者は主トロリーにスプレッ
ダを吊下げるタイプであり、後者は主トロリーからグラ
ブバケットを吊下げるタイプである。
いるのが効率的であるが、中小港湾ではコンテナ荷役に
もバラ物荷役にも使える兼用機の方が使い勝手がよい。
かかる兼用タイプの多目的クレーンとして、実開昭63
−142382号公報に記載された従来例Iがある。
ーブとスプレッダ上面の4カ所のシーブに4本の巻上げ
ロープを巻き掛けてスプレッダを昇降させるようにして
おり、このロープをグラブバケット用の吊りビームにも
同様に4本掛けし、これらの巻上げロープとは別に、グ
ラブバケット開閉用の開閉ロープを別途設け、この開閉
ロープによってグラブバケットを開閉操作するようにし
ている。
ット開閉用のロープが余分に必要である。これに対し、
本発明者は、特開平10−316364号(従来例II)
で、余分なロープが必要なく、トロリー方式の橋形クレ
ーンが本来備えている巻上ロープのみで、コンテナ荷役
用のスプレッダを吊下げ、またバラ物荷役用のグラブバ
ケットを吊下げかつバケットを開閉することができる多
目的クレーンを既に提供している。
来例IIでもつぎのような問題があった。図8はコンテナ
専用船Sの断面図である。コンテナ専用船Sは船倉内に
縦の仕切り101 が設けられており、仕切り101 の間にコ
ンテナCが段積みされるようになっている。そのため、
船Sが傾くと、傾いた仕切り101 に沿ってコンテナCを
出し入れしなければならない。このためスプレッダー8
が水平なままでは荷役が極めて不便となる。そこで本発
明は、スプレッダ荷役の場合にスプレッダーの傾転が行
え、しかもスプレッダ荷役とグラブバケット等の連結型
吊具による荷役の両方が可能な多目的クレーンを提供す
ることを目的とする。
ンは、海脚と陸脚からなるクレーン本体の陸側にガーダ
が取付けられ、海側にブームが取付けられ、前記ガーダ
およびブーム上を補トロリーおよび主トロリーが横行
し、前記主トロリーから降したロープを巻き掛ける転向
シーブを4隅に備えたスプレッダーと前記主トロリーか
ら降したロープの末端を連結する連結型吊具のいずれか
を選択的に使用する多目的クレーンにおいて、機械室に
設置された支持ロープ巻上ドラムおよび開閉ロープ巻上
ドラムと、前記補トロリーに回転自在に取付けられた4
枚のガイドシーブと、前記主トロリーに、回転自在かつ
取付位置を固定して取付けられた2枚の固定ガイドシー
ブおよび回転自在かつ海陸方向に移動自在に取付けられ
た2枚の移動ガイドシーブと、前記支持ロープ巻上ドラ
ムから繰り出され、前記海脚に取付けられた2枚のガイ
ドシーブ、および補トロリー上の2枚のガイドシーブを
経由して、主トロリー上の前記2枚の固定シーブに巻き
掛けられ、さらに下方に導かれ前記スプレッダーの転向
シーブに巻き掛けて再度上方に導き前記主トロリー側に
連結するか、あるいは連結型吊具に連結される2本の支
持ロープと、前記開閉ロープ巻上ドラムから繰り出さ
れ、前記海脚に取付けられた2枚のガイドシーブ、およ
び補トロリー上の2枚のガイドシーブを経由して、主ト
ロリー上の前記2枚の移動シーブに巻き掛けられ、さら
に下方に導かれ前記スプレッダーの転向シーブに巻き掛
けて再度上方に導き前記主トロリー側に連結するか、あ
るいは連結型吊具に連結される2本の開閉ロープと、前
記主トロリーからスプレッダーが吊された場合におけ
る、前記スプレッダーの4隅の転向シーブに巻き掛けた
4本のロープのうち、対角線位置にある1本の支持ロー
プと1本の開閉ロープを連結し、また別の対角線位置に
ある他の1本の支持ロープと他の1本の開閉ロープを連
結する傾転装置とからなり、前記傾転装置が、主トロリ
ーに搭載された第1傾転機構と第2傾転機構とからな
り、前記スプレッダーの4隅の転向シーブに巻き掛けら
れており、対角線位置にある1本の支持ロープと1本の
開閉ロープが、第1傾転機構を介して連結されており、
別の対角線位置にある他の1本の支持ロープと他の1本
の開閉ロープが、第2傾転機構を介して連結されてお
り、前記2本の支持ロープに、主トロリーに搭載した傾
転装置から繰出された両ロープに対して連結し、また連
結型吊具に連結する連結金具が取付けられ、前記2本の
開閉ロープに、主トロリーに搭載した傾転装置から繰出
された両ロープに対して連結し、また連結型吊具に連結
する連結金具が取付られていることを特徴とする。
に基づき説明する。図7は本発明の一実施形態に係る多
目的クレーンの側面図である。同図において、Wは岸
壁、Sは船、CRは本実施形態のクレーン、Rはクレー
ンCRの走行レールである。
ては従来からある橋形クレーンと同様の形態である。つ
まり、陸脚2と海脚3からなるクレーン本体1を有し、
走行レールR上を走行する。そして、海脚3と陸脚2に
固定し、かつ陸側に延設してガーダ5が取付けられ、該
ガーダ5の海脚3側にブーム4が海側に向けて起伏自在
に取付けられている。また、前記ブーム4およびガーダ
5に沿って主トロリー6および補トロリー7が横行する
ようになつている。さらに、主トロリー6からは吊具の
一種であるスプレッダ8等が吊り下げられるようになっ
ている。なお、cはコンテナである。また、荷役の種類
に応じて前記スプレッダ8の代わりに連結型吊具である
グラブバケットや吊りビームなどの吊具も吊り下げられ
る。
ブーム4を起伏させる起伏ドラム11、主トロリー6を
横行させる横行ドラム12、支持ロープ巻上ドラム13
および開閉ロープ巻上ドラム14からなる巻上ドラム1
5が設けられている。
ロープの掛け廻し経路を説明する。図1は支持ロープR
1と開閉ロープR2からなる巻上ロープの巻き掛け経路
説明図、図2は横行ロープR3、R4の巻き掛け経路説
明図である。
自在に取付けた4枚のガイドシーブ、17は海脚3のガ
ーダ5との連結点近傍に回転自在に取付けた4枚のガイ
ドシーブである。また補トロリー7上には4枚のガイド
シーブ21が1列に取付けられている。さらに、主トロ
リー6上には、2枚の固定シーブ31と2枚の移動シー
ブ32が取付けられている。2枚の移動シーブ32は海
陸方向に移動するようになっており、実線で示す固定シ
ーブ31と同列の同列位置と細線で示す海側に移動した
移動位置との間で移動する。なお、この移動機構の好適
な例は、特開平10−316364号公報で開示したと
おりであるが、これに限ることなく、移動シーブ32を
海陸方向に移動させることができるものであれば、どの
ような機構を用いてもよい。
持ドラム13という)には2本の支持ロープR1の一端
が固定され若干量巻付けられている。この2本の支持ロ
ープR1は、前記海脚3のガイドシーブ16、17を経
て補トロリー7上のガイドシーブ21に巻き掛けて折り
返され、さらに主トロリー6の固定シーブ31に巻き掛
けられて下方に導かれ、後述する各種吊具に連結される
ようになっている。
下、開閉ドラム14という)には2本の開閉ロープR2
の一端が固定され若干量巻付けられている。この2本の
開閉ロープR2は、前記海脚3のガイドシーブ16、1
7を経て補トロリー7上のガイドシーブ21に巻き掛け
て折り返され、さらに主トロリー6上の移動シーブ32
に巻き掛けられて下方に導かれ、後述する各種吊具に連
結されるようになっている。前記支持ドラム13と開閉
ドラム14とは、それぞれが同期回転および単独回転可
能になっている。例えば、それぞれのドラムはクラッチ
を介して連結されている。また、電気制御により同期回
転できるようにしてもよい。
側の横行ロープR3と陸側の横行ロープR4が、それぞ
れ逆向きに巻付けられて固定されている。前記海側の2
本の主横行ロープR3のうち一方は、ブーム4先端側に
延ばして前記ブーム4先端に回転自在に取付けたガイド
シーブ18に巻き掛け、そこから主トロリー6方向に延
ばして主トロリー6上の2個の水平ガイドシーブ22に
巻き掛け、再度ブーム4先端側に延ばしてガイドシーブ
18に巻き掛けて折り返し、再び横行ドラム12に他端
を固定している。このようにして2本の主横行ロープR
3が巻き掛けられており、横行ドラム12によって、2
本の主横行ロープR3を同時に繰り出したり巻き戻すこ
とにより、主トロリー6がブーム4およびガーダ5上を
横行するようになっている。
れぞれガーダ5後端方向に延ばして、前記ガーダ5後端
に回転自在に取付けたガイドシーブ19に巻き掛け、そ
こから補トロリー7方向に延ばし、補トロリー7上のガ
イドシーブ23に巻き掛けて反転させ、イコライザー2
4に連結している。このイコライザー24はガーダ5後
端部に連結されている。
との間には引張ロープR5が連結されている。すなわ
ち、主トロリー6に一端を連結された引張ロープR5
は、補トロリー7方向に延ばされ、補トロリー上のガイ
ドシーブ25に巻き掛けて反転され、海脚3の適所に回
転自在に取付けられたガイドシーブ26に巻き掛けて再
度反転し、ガーダ5の適所に、その他端がバネを介して
固定されている。
ム12を一方向に回転させると主トロリー6が海側に移
動し、補トロリー7は同方向に1/2の距離だけ追随す
ることになる。また横行ドラム12を反対方向に回転さ
せると補トロリー7が陸側に移動して、主トロリー6も
引張られて2倍の距離だけ陸側に移動する。このように
して、主トロリー6はブーム4およびガーダ5に沿って
自在に横行することができるようになっている。なお、
補トロリー7は補横行ロープR4や引張ロープR5を反
転させて巻き掛け、主トロリー6の半分量だけ横行する
ようにしているのは、図1に示した支持ロープR1およ
び開閉ロープR2の巻き掛け構造において、主トロリー
6を横行させても、吊荷の高さが変位しないようにした
ものである。
転装置40を説明する。傾転装置40は、第1傾転機構
41と第2傾転機構42とから構成されている。第1傾
転機構41も第2傾転機構42も同一構成であり、ロー
プが両端に連結されるロッド43を備え、そのロッド4
3を軸方向に移動させるラックピニオン機構あるいはナ
ット・雄ネジ機構とその駆動源であるモータなどから構
成されている。そして第1傾転機構41のロッド43の
一端に連結されたロープR11aは、支持ドラム13から延
びてきたロープR11bと、主トロリー6とスプレッダー8
との間で連結金具52で連結されており、前記ロッド4
3の他端に連結されたロープR22aは、開閉ドラム14か
ら延びてきたロープR22bと、主トロリー6とスプレッダ
ー8との間で連結金具52で連結されている。また、第
2傾転機構42のロッド43の一端に連結されたロープ
R21aは、開閉ドラムから延びてきたロープR21bと、主ト
ロリー6とスプレッダー8との間で連結金具52で連結
されており、前記ロッド43の他端に連結されたロープ
R12aは、支持ドラム13から延びてきたロープR12bと、
主トロリー6とスプレッダー8との間で連結金具52で
連結されている。なお、ロープR11a,R11bが1本の支持
ロープR11 を構成し、ロープR12a,R12bが他の1本の支
持ロープR12 を構成している。また、ロープR21a,R21b
が1本の開閉ロープR21 を構成し、ロープR22a,R22bが
他の1本の支持ロープR22 を構成している。また、上記
の他、ドラムに2本のロープを互いに逆方向に巻付け、
このドラムをモータ等で回転させるようにした傾転機構
を用いてもよい。上記の構造によれば、ロッド43を軸
方向に移動させたり、ドラムを回転させることで、2本
のロープを同一方向に繰り出したり繰り込んだりするこ
とができる。なお、上記の傾転機構は例示であって、こ
れらに限ることなく、2本のロープを同一方向に繰り出
し繰り込むことができれば、どのような構造のものを用
いてもよい。
の使用方法を説明する。図3はスプレッダ荷役の説明
図、図4はグラブバケット荷役の説明図、図5の(A) 図
と(B) 図は連結金具の説明図、図6は吊りビーム荷役の
説明図である。
ッダ8によりコンテナを吊上げる荷役の場合は、主トロ
リー6上の移動シーブ32を固定シーブ31より海側へ
移動させた移動位置へ動かすとともに、開閉ロープR2
を移動シーブ32の移動量だけ繰り出しておく。これに
より2本の支持ロープR1と2本の開閉ロープR2は、
主トロリー6から四隅吊りが可能な状態で下方に導かれ
る。一方、スプレッダ8の上面四隅には、転向シーブ8
1が軸支されており、主トロリー6から導かれた4本の
ロープR1、R2は四隅の転向シーブ81に巻き掛けら
れて再び上方に導かれるようになっている。前記支持ロ
ープR1のうち、1本の支持ロープR11 は主トロリー6
上の手前陸側の固定シーブ31から下方に導かれ、トロ
リー8の手前陸側の転向シーブ81に巻き掛けられ、再
び上方に導かれて、スプレッダー6上のガイドシーブを
経て第1傾転機構41のロッド43の一端に連結されて
いる。そして、前記開閉ロープR2のうち、1本の開閉
ロープR22 は主トロリー6上の奥海側の移動シーブ32
から下方に導かれ、トロリー8の奥海側の転向シーブ8
1に巻き掛けられ、再び上方に導かれて、スプレッダー
6上のガイドシーブを経て第1傾転機構41のロッド4
3の他端に連結されている。前記支持ロープR1のう
ち、他の1本の支持ロープR12 は主トロリー6上の奥陸
側の固定シーブ31から下方に導かれ、トロリー8の奥
陸側の転向シーブ81に巻き掛けられ、再び上方に導か
れて、スプレッダー6上のガイドシーブを経て第2傾転
機構42のロッド43の他端に連結されている。そし
て、前記開閉ロープR2のうち、他の1本の開閉ロープ
R21 は主トロリー6上の手前海側の移動シーブ32から
下方に導かれ、トロリー8の手前海側の転向シーブ81
に巻き掛けられ、再び上方に導かれて、スプレッダー6
上のガイドシーブを経て第2傾転機構42のロッド43
の一端に連結されている。
のロープR11 ,R12 ,R21 ,R22 がスプレッダー8の四
隅を吊り上げるので、傾転装置40を全く動かさない状
態では、スプレッダー8を水平に保った状態で、吊り上
げることができる。よって、支持ドラム13と開閉ドラ
ム14を同期運転させれば、スプレッダー8の昇降が可
能であり、かつ横行ドラム12の運転によって、スプレ
ッダー8を横行させることができ、これらの動きを組み
合わせることによって、コンテナ荷役することができ
る。
Sが傾いている場合に対応するためスプレッダー8を傾
転させるときは、つぎのようにする。なお、以下の(1)
と(2) が左右傾転であり、(3) と(4)は前後傾転であ
る。 (1) 第1傾転機構41と第2傾転機構42を共に奥側
(矢印a方向)に動かすと、スプレッダー8の手前が上
り奥側が下る。 (2) 第1傾転機構41と第2傾転機構42を共に手前
(矢印b方向)に動かすと、スプレッダー8の奥側が上
り手前が下る。 (3) 第1傾転機構41をa方向に動かし、第2傾転機構
42をb方向に動かすと、スプレッダー8の陸側が上り
海側が下る。 (4) 第1傾転機構41をb方向に動かし、第2傾転機構
42をa方向に動かすと、スプレッダー8の陸側が下り
海側が上る。
転機構42の動きを組合せることにより、スプレッダー
8を4方向に任意に傾転させることができるので、コン
テナ船Sの傾斜に合わせてコンテナcも傾斜させる荷役
が可能となる。
バケット荷役の要領を図4に基づき説明する。この場
合、2枚の固定シーブ31と2枚の移動シーブ32は同
列位置にあって、支持ロープR1も開閉ロープR2も1
列になって下方に導かれている。そして、支持ロープR
1は元付用の連結金具51を介してグラブバケット60
の上部フレームに連結されている。また、開閉ロープR
2はグラブバケット60の開閉ドラム61に巻き掛けら
れた操作ロープ62に連結金具52を介して連結されて
いる。したがって、支持ロープR1および開閉ロープR
2を支持ドラム13および開閉ドラム14で繰り出し巻
き取りすることによってグラブバケット60を昇降さ
せ、開閉ロープR2を開閉ドラム14で繰り出し巻き取
りすることによってグラブバケット60のバケットを開
閉することができる。
ロープ同士の連結ができればどのようなものを用いても
よいが、例えばつぎのような連結金具が好適である。図
5の(A) 図は元付け用連結金具51の一例であって、支
持ロープR1の端末金具53をグラブバケット60側の
結合金具54にピン55で連結するものである。また、
図5の(B) 図はロープ同士を連結する連結金具の一例で
あって、開閉ロープR2の端末金具56と操作ロープ6
2の端末金具56をシャックル57を介して連結したも
のである。
荷役は、前記グラブバケット荷役と同様に4本のロープ
R1、R2を用いることにより可能である。この場合、
4本ロープR1、R2の端末を吊ビーム70の連結金具
71に連結すればよい。この吊りビーム70を用いた場
合、そのフック72に種々の荷物を吊上げて荷役するこ
とができる。
ンによると、スプレッダ荷役も連結型吊具を用いたグラ
ブバケット荷役や吊ビーム荷役が可能である。
る。前記実施形態では、同列位置はスプレッダ上面の陸
側にあり、移動位置は移動シーブを海側に動かすもので
あったが、同列位置をスプレッダ上面の海側におき、移
動シーブを陸側に動かして移動位置とするようにしても
よい。
奏する。 (1)1台のクレーンの巻上ロープでスプレッダとグラ
ブバケット等の連結型吊具の両方を適宜使い分けること
ができ、しかも、傾転装置を使うことにより、スプレッ
ダー荷役時にスプレッダーを四方向のうち任意の方向に
傾転させることができるので、コンテナ船の傾斜時でも
コンテナを船舶構造物に衝突させることなく荷役するこ
とができる。 (2)また、第1傾転機構と第2傾転機構が独立して動
作できるので、スプレッダーの傾転動作の自由度が高ま
り、スプレッダー荷役の使い勝手がよくなる。 (3)さらに、各ロープの連結金具によって、グラブバ
ケットや主トロリーの傾転装置に連結したり、グラブバ
ケットのバケット操作ロープに連結する作業が容易に行
えるので、荷役形態の変更が容易に行える。
路説明図である。
ある。
る。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)海脚と陸脚からなるクレーン本体の
陸側にガーダが取付けられ、海側にブームが取付けら
れ、前記ガーダおよびブーム上を補トロリーおよび主ト
ロリーが横行し、前記主トロリーから降したロープを巻
き掛ける転向シーブを4隅に備えたスプレッダーと前記
主トロリーから降したロープの末端を連結する連結型吊
具のいずれかを選択的に使用する多目的クレーンにおい
て、 (B)機械室に設置された支持ロープ巻上ドラムおよび
開閉ロープ巻上ドラムと、 前記補トロリーに回転自在に取付けられた4枚のガイド
シーブと、 前記主トロリーに、回転自在かつ取付位置を固定して取
付けられた2枚の固定ガイドシーブおよび回転自在かつ
海陸方向に移動自在に取付けられた2枚の移動ガイドシ
ーブと、 前記支持ロープ巻上ドラムから繰り出され、前記海脚に
取付けられた2枚のガイドシーブ、および補トロリー上
の2枚のガイドシーブを経由して、主トロリー上の前記
2枚の固定シーブに巻き掛けられ、さらに下方に導かれ
前記スプレッダーの転向シーブに巻き掛けて再度上方に
導き前記主トロリー側に連結するか、あるいは連結型吊
具に連結される2本の支持ロープと、 前記開閉ロープ巻上ドラムから繰り出され、前記海脚に
取付けられた2枚のガイドシーブ、および補トロリー上
の2枚のガイドシーブを経由して、主トロリー上の前記
2枚の移動シーブに巻き掛けられ、さらに下方に導かれ
前記スプレッダーの転向シーブに巻き掛けて再度上方に
導き前記主トロリー側に連結するか、あるいは連結型吊
具に連結される2本の開閉ロープと、 前記主トロリーからスプレッダーが吊された場合におけ
る、 前記スプレッダーの4隅の転向シーブに巻き掛けた4本
のロープのうち、対角線位置にある1本の支持ロープと
1本の開閉ロープを連結し、また別の対角線位置にある
他の1本の支持ロープと他の1本の開閉ロープを連結す
る傾転装置とからなり、 (C)前記傾転装置が、主トロリーに搭載された第1傾
転機構と第2傾転機構とからなり、 前記スプレッダーの4隅の転向シーブに巻き掛けられて
おり、対角線位置にある1本の支持ロープと1本の開閉
ロープが、第1傾転機構を介して連結されており、 別の対角線位置にある他の1本の支持ロープと他の1本
の開閉ロープが、第2傾転機構を介して連結されてお
り、 (D)前記2本の支持ロープに、主トロリーに搭載した
傾転装置から繰出された両ロープに対して連結し、また
連結型吊具に連結する連結金具が取付けられ、 前記2本の開閉ロープに、主トロリーに搭載した傾転装
置から繰出された両ロープに対して連結し、また連結型
吊具に連結する連結金具が取付られていることを特徴と
する多目的クレーン。
Priority Applications (1)
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- 1999-07-22 JP JP20809399A patent/JP3276942B2/ja not_active Expired - Fee Related
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