JP3276173B2 - 製函機 - Google Patents

製函機

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JP3276173B2
JP3276173B2 JP22254992A JP22254992A JP3276173B2 JP 3276173 B2 JP3276173 B2 JP 3276173B2 JP 22254992 A JP22254992 A JP 22254992A JP 22254992 A JP22254992 A JP 22254992A JP 3276173 B2 JP3276173 B2 JP 3276173B2
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case
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flap
hopper
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清起 中井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンボールケースを自
動的に形成する製函機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダンボールケースC(図12参
照)は、図9に示すケース用ダンボールD(以下、ダン
ボールという。)を開函し(図10参照)、その前後面
1 の下縁にそれぞれ接続された内フラップF1 および
左右側面M2 の下縁にそれぞれ接続された外フラップF
2 を順次折り込んだ後(図11および図12参照)、そ
の外フラップF2 の突き合わせ部を包装テープTで封か
んして組み立てるようになっている。そして、これらの
作業を人手に代わって自動的に行う製函機が出願人より
提供されている。
【0003】この製函機1は、図6および図7に示すよ
うに、複数枚のダンボールDを積み込んで先方に押し出
すホッパー装置3と、このホッパー装置3に積み込まれ
た複数枚のダンボールDのうち、最前列のダンボールD
を引き出す引出し装置4と、引き出されたダンボールD
の内フラップF1 および外フラップF2 を順次折り込む
内フラップ折込み装置5および外フラップ折込装置6
と、内フラップF1 および外フラップF2 がそれぞれ折
り込まれたダンボールDを搬送する搬送装置7と、折り
込まれた外フラップF2 の突き合わせ部を封かんするテ
ーピング装置8から構成されている。
【0004】以下、これらの構成について説明すると、
まず、ホッパー装置3は、先方に向かって下り勾配の傾
斜面31aおよび床面と平行な平行面31bから形成さ
れて固定フレーム2に固定された底板31と、この底板
31の裏面に設けられたガイド32に沿って自重で滑落
可能な押さえ板33と、底板31の平行面31bの前端
に位置して前後方向(図6の左右方向)に適宜間隔をお
いて配置された複数本の下部ピン34と、この下部ピン
34の上方に位置して固定フレーム2に取付けパイプ3
5を介して固定された取付け板36の前後方向に適宜間
隔をおいて配置された複数本の上部ピン37からなり、
底板31上に積み込まれたダンボールDは、最前列のダ
ンボールDの上下端縁がそれぞれ下部ピン34および上
部ピン37に係止されて全数保持されるようになってい
る(図8参照)。
【0005】そして、底板31の平行面31bは、少数
枚のダンボールDを収容できる長さに形成されており、
押さえ板33によってダンボールDがその下部を押され
て底板31の平行面31bに達すると、その上下端縁を
適正な長さで係止するように下部ピン34および上部ピ
ン37の突出長さが調整されている。
【0006】また、ダンボールDの引出し装置4は、左
右方向に配設されたガイドロッド41に沿って摺動自在
に嵌合された摺動フレーム42と、この摺動フレーム4
2に前後方向に所定距離隔てて固定され、図示しない真
空源に接続された一対の吸着パッド43と、ガイドロッ
ド41の前方に位置して固定された開口バー44と、吸
着パッド43を左右方向(図6の上下方向)に摺動させ
るロッドレスシリンダなどの駆動装置(図示ぜず)から
なり、駆動装置を作動させることにより吸着パッド43
をガイドロッド41に沿って摺動させることができる。
【0007】そして、開口バー44は、平面視傾斜部4
4aと直線部44bとを連結した略く字状に形成され、
後述するように、吸着パッド43がダンボールDを吸着
して引き出す際、ケース用ダンボールDの後面M1 が傾
斜部44aに沿って当接しつつ引き出されることで側面
2 との折り目にしたがって折曲し、方形に開函するも
のである。
【0008】一方、内フラップ折込み装置5は、ダンボ
ールDの前後面M1 に接続された内フラップF1 を折り
込むもので、ロータリーアクチュエータなどの駆動装置
51と、この駆動装置51の出力軸に固定されたレバー
52からなり、駆動装置51を駆動することによりレバ
ー52を垂下位置と水平位置との間を回動させるように
なっている。そして、前方の内フラップ折込み装置5は
固定フレーム2に固定され、後方の内フラップ折込み装
置5は、前述した引出し装置5を構成する開口バー44
に固定されている。
【0009】また、外フラップ折込み装置6は、ダンボ
ールDの側面M2 に接続された外フラップF2 を折り込
むもので、前後両端を軸支された一対の回転軸61,6
1と、これらの回転軸61にそれぞれ連結されたアーム
62,62と、このアーム62の先端に固定されたバー
63と、一方の回転軸62を回転駆動させるエアーシリ
ンダなどの駆動装置(図示せず)と、回転軸61,61
にそれぞれ固定されて噛み合う一対の歯車64,64か
らなり、駆動装置を駆動することにより、アーム62,
62を互いに反対方向に回動させるようになっている。
【0010】さらに、搬送装置7は、開函されて内外フ
ラップF1 ,F2 が折り込まれたダンボールDを前方に
押し出す押出し装置71と、この押出し装置71によっ
て押し出されたダンボールDを受け取り、挾み込んで前
方に搬送するコンベア装置72から構成されている。押
出し装置71は、前後方向に配設されたガイドロッド7
3に沿って摺動自在に嵌合された摺動フレーム74と、
この摺動フレーム74を前後方向に摺動させるエアーシ
リンダなどの駆動装置75からなり、摺動フレーム74
には前述した引出し装置4が載置固定されている。した
がって、駆動装置75を作動させると、引出し装置4が
前後方向に移動する結果、開口バー44が開函されたダ
ンボールDのその後面M1 を押圧して前方に押し出すよ
うになっている。
【0011】なお、駆動装置75の他端は、雄ネジを介
してガイドロッド73に沿って摺動自在に嵌合されてお
り、この雄ネジを回転駆動させることによって進退させ
ることができ、ダンボールケースCの長さの大小に対応
させることができる。
【0012】一方、コンベア装置72は、ダンボールD
の底面、すなわち、折り込まれた外フラップF2 を支持
するローラコンベア76と、前後に所定距離隔てて回転
自在に軸支されたプーリー77,77回りに巻回された
一対のベルトコンベア78,78からなり、各ベルトコ
ンベア78は、一方のプーリー77に連結された電動モ
ータなどの駆動装置79によって互いに逆方向に回転す
るようになっている。この結果、前述の押出し装置71
によって押し出されたダンボールDは、ローラコンベア
76に支持されると同時に、ベルトコンベア78によっ
てその左右側面M2 が挾み込まれて前方に搬送されるも
のである。
【0013】なお、詳細には図示しないが、各ベルトコ
ンベア78は、固定フレーム2の左右方向に配設された
雄ネジに螺合されており、この雄ネジを回転駆動させる
ことによって対向する左右一対のベルトコンベア78,
78を互いに接近させ、あるいは離隔させることがで
き、ダンボールケースCの幅の大小に対応させることが
できる。
【0014】また、テーピング装置8は、内外フラップ
1 ,F2 が順次折り込まれたダンボールDを搬送装置
7のコンベア装置72によって搬送する際、その外フラ
ップF2 の突き合わせ部を包装テープTで封かんするも
ので、固定フレーム2に着脱自在に配設されたホルダー
81と、このホルダー81に回転自在に保持されたロー
ル状の包装テープTと、ホルダー81の後端上方に導き
出された包装テープTのカッター(図示せず)からな
り、前述した搬送装置7のコンベア装置72によって開
函されたダンボールDが搬送されると、その前面M1
中央下端部に包装テープTの先端が粘着し、コンベア装
置72によるダンボールDの搬送時、その底面中央部、
すなわち、外フラップF2 の突き合わせ部を包装テープ
Tで封かんし、さらに、ダンボールDの後端が通過する
際、その後面M1 の中央下端部まで粘着してカッターに
て切断するものである。
【0015】次に、このように構成した製函機1の作動
について説明すると、ホッパー装置3に積み込まれたダ
ンボールDのうち、最前列のダンボールDの側面M2
吸着パッド43により吸着されて引き出される。この
際、ダンボールDは、下部ピン34および上部ピン37
によって係止されていることから、その抵抗でたわみな
がらこれらのピン34,37を乗り越えて若干開口す
る。そして、このように開口されたダンボールDは、そ
の後面M1 が開口バー44に沿って当接しつつ引き出さ
れることで方形に開函する。この後、内フラップ折込み
装置5を作動させて前後面M1 に接続された内フラップ
1 を折り込み、さらに、外フラップ折込み装置6を作
動させて左右側面M2 に接続された外フラップF2 を折
り込む。次いで、内フラップ折込み装置5を作動させて
外フラップF2 の突き合わせ部を通してレバー52を退
避させた後、吸着パッド43による吸着を解除する。そ
して、内外フラップF1 ,F2 が折り込まれたダンボー
ルDは、搬送装置7を作動させることにより、外フラッ
プ折込み装置6のバー63にその底面(外フラップ
2)が支持された状態で押し出される。このようにダ
ンボールDが搬送装置7の押出し装置71およびコンベ
ア装置72によって搬送される際、テーピング装置8に
よって外フラップF2 の突き合わせ部が封かんされ、ダ
ンボールDがダンボールケースCに形成されるものであ
る。
【0016】ところで、前述した上部ピン37および下
部ピン34の突出長さを調整することにより、最前列の
ダンボールDの上端縁および下端縁を係止してホッパー
装置3に積み込まれた全てのダンボールDを保持すると
ともに、引出し装置4の吸着パッド43によって最前列
のダンボールDのみが容易に引き出され、さらに、その
引き出されたダンボールDが若干開口させられるように
なっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上部ピ
ン37のセット位置が下方に過ぎた場合、抵抗が大きす
ぎて吸着パッド43が外れてダンボールDの引き出しが
できない場合があり、また、上方に過ぎた場合には、ダ
ンボールDが係止されずに荷崩れして倒れたり、あるい
は、ダンボールDが開口することなくそのまま引き出さ
れて開口バー44に当接し、ダンボールDが折り目以外
から折曲したり、さらには、吸着パッド43が外れるな
どのトラブルを発生させることがある。この結果、上部
ピン37のセット位置は、ダンボールDの強度や積込み
枚数などによってシビアな調整が必要となり、作業が煩
雑となる問題があった。
【0018】また、ダンボールDを引き出して開函し、
内外フラップF1 ,F2 を折り込んだ後、包装テープT
で外フラップF2 の突き合わせ部を封かんする際、ダン
ボールDの折り癖によって確実に方形に開函していない
と、包装テープTが蛇行したり、しわが発生して外フラ
ップF2 の突き合わせ部を正確に封かんすることができ
ないという問題があった。
【0019】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、ホッパー装置に積み込まれたダンボールの
うち、最前列のダンボールを引き出して確実に開口させ
ることのできる製函機を提供するものである。
【0020】また、本発明は、ダンボールの折り癖を矯
正して確実に方形に開函させることのできる製函機を提
供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚のケー
ス用ダンボールを積み込んで押し出すホッパー装置と、
ホッパー装置に積み込まれた複数枚のケース用ダンボー
ルのうち、最前列のケース用ダンボールを吸着して引き
出す引出し装置と、引出し装置によって引き出されたケ
ース用ダンボールの内外フラップをそれぞれ折り込む内
フラップ折込み装置および外フラップ折込み装置と、内
外フラップが折り込まれたケース用ダンボールを搬送す
る搬送装置と、搬送装置によるケース用ダンボールの搬
送時に外フラップの突き合わせ部を包装テープで封かん
するテーピング装置を備え、前記ホッパー装置には、最
前列のケース用ダンボールの上端縁に接触可能な開口ブ
ラシを1個もしくは複数個配設したことを特徴とするも
のである。
【0022】また、本発明は、複数枚のケース用ダンボ
ールを積み込んで押し出すホッパー装置と、ホッパー装
置に積み込まれた複数枚のケース用ダンボールのうち、
最前列のケース用ダンボールを吸着して引き出す引出し
装置と、引出し装置によって引き出されたケース用ダン
ボールの内外フラップをそれぞれ折り込む内フラップ折
込み装置および外フラップ折込み装置と、内外フラップ
が折り込まれたケース用ダンボールを搬送する搬送装置
と、搬送装置によるケース用ダンボールの搬送時に外フ
ラップの突き合わせ部を包装テープで封かんするテーピ
ング装置を備え、前記内フラップ折込み装置は駆動装置
と、この駆動装置によって回動自在なレバーから構成さ
れ、後方の内フラップ折込み装置のレバーに歪み防止板
が配設され、この歪み防止板は、外フラップが折り込ま
れた際に外フラップの後端に当接可能になされているこ
とを特徴とするものである。
【0023】
【作用】ホッパー装置に積み込まれた複数枚のケース用
ダンボールのうち、最前列のケース用ダンボールが引出
し装置によって引き出される。
【0024】この場合、最前列のケース用ダンボール
は、その上端縁が開口ブラシにそれぞれ係止されてお
り、ややたわみながら開口ブラシを押し退けて引き出さ
れる。そして、ケース用ダンボールの上端縁が開口ブラ
シを押し退けて通過する際、ケース用ダンボールは、開
口ブラシによる連続する柔らかな抵抗に抗して引き出さ
れる一側面に対し他側面が緩かに保持される結果、ケー
ス用ダンボールを確実に開口させることができる。
【0025】一方、内フラップ折込み装置および外フラ
ップ折り込み装置が順次作動することにより、内フラッ
プおよび外フラップが順次折り込まれる。
【0026】この際、後方の内フラップ折込み装置のレ
バーに配設された歪み防止板が、折り込まれた外フラッ
プの後端に対向しており、搬送装置によるケース用ダン
ボールの搬送時に歪み防止板が外フラップの後端に当接
して押圧する結果、ケース用ダンボールの折り癖を矯正
して確実に方形に開函させることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0028】なお、説明の便宜上、図6乃至図8に示し
た部材と同一の部材には同一の符号を用いる他、それら
の詳細な説明は重複するため省略する。
【0029】図1および図2には、本発明のホッパー装
置3が示されており、このホッパー装置3においては、
ダンボールDをその上端縁と接触して開口させる開口ブ
ラシ301が前後方向に所定間隔をおいて2個設けられ
ている。さらに、底板31の平行面31bへの少数枚の
ダンボールDの通過を許容し、その他のダンボールDを
傾斜面31a上で阻止する過供給防止ストッパー302
が底板31の傾斜面31aと平行面31bとの接続部の
上方に位置するとともに、前後方向に所定間隔をおいて
2個設けられている。
【0030】開口ブラシ301は、取付けパイプ35に
沿って前後方向に摺動自在なブラシ取付け金具303に
着脱自在に固定されており、ブラシ取付け金具303に
螺合されたクランプレバー304の回動操作により前後
方向の任意の位置に固定することができるようになって
いる。
【0031】また、過供給防止ストッパー302は、取
付けパイプ35に固定された取付け板36に対して上下
方向に昇降自在に設けられており、取付け板36にスペ
ーサー305を介して固定された挾持板306に螺合さ
れたクランプレバー307の回動操作によりその下端位
置を調整することができるようになっている。そして、
挾持板306は、取付け板36の前後方向に形成された
長孔36aに沿って摺動させることができ、その長孔3
6aの範囲内でボルトにより前後方向の任意の位置に固
定することができる。
【0032】なお、押さえ板33は、詳細には図示しな
いが、その下部が上部よりも先行するように傾斜してお
り、このため、押さえ板33は、ダンボールDの下部を
押し出すように移動するものである。したがって、床面
31の傾斜面31a上にあるダンボールDは、押さえ板
33によってその下端部がまず平行面31bに押し出さ
れ、若干傾斜してその上端が過供給防止ストッパー30
2を通過するようになっている。
【0033】したがって、取付けパイプ35に対して各
開口ブラシ301をクランプレバー304で所定位置に
固定し、また、取付け板36の長孔36a内の所定位置
に各挾持板306およびスペーサー305をボルトによ
って固定し、さらに、底板31の平行面31bに少数枚
のダンボールDのみの下降を許容するように各過供給防
止ストッパー302の下端位置を調整してクランプレバ
ー304で固定すれば、ホッパー装置3に積み込まれた
ダンボールDは、底板31の平行面31bに押し出され
た少数枚のダンボールDを除いて過供給防止ストッパー
302によって保持され、それらの前倒れを防止するこ
とができる。
【0034】この後、製函機1を作動させると、少数枚
のダンボールDのうち、上端縁および下端縁がそれぞれ
開口ブラシ301および下部ピン34によって保持され
た最前列のダンボールDのみが引出し装置4の吸着パッ
ド43によって引き出される。この際、ダンボールDは
ややたわみながらその下端が下部ピン34を乗り越える
と同時に、その上端縁が開口ブラシ301を連続的に押
し退けながら引き出されることから、吸着される側の側
面M2 の上端縁と他方の側面M2 の上端縁間に開口ブラ
シ301の一部を介在させて柔らかな抵抗を与える結
果、他方の側面M 2 の上端縁を緩やかに保持して吸着さ
れる側の側面M2 との間に空間を形成し、ダンボールD
を確実に開口させるものである(図3および図4参
照)。そして、吸着パッド43がダンボールDを吸着し
て引き出すと、ケース用ダンボールDは、その後面M1
が開口バー44の傾斜部44aに沿いながら移動するこ
とで側面M2 との折り目にしたがって折曲され、方形に
開函される。
【0035】一方、図5に示すように、後方の内フラッ
プ折込み装置5のレバー52には、歪み防止板501が
左右方向に延設されており、この歪み防止板501は、
この内フラップ折込み装置5の駆動装置51が作動し、
レバー52を介して内フラップF1 を折り込んだ際、後
面M1 の直下位置となるようにレバー51に取り付けら
れている。
【0036】この結果、内フラップF1 を折り込んだ
後、外フラップF2 を折り込んだ場合、後方の内フラッ
プ折込み装置5の歪み防止板501は、外フラップF2
の後端に対向するようになっている。したがって、搬送
装置7の押込み装置71を介して開函されたダンボール
Dをコンベア装置72に向けて押し込んだ場合、歪み防
止板501が外フラップF2 の後端と当接して押圧する
ことになり、外フラップF2 を介して折り癖による歪み
を矯正することができ、確実に方形に開函することがで
きる。このように方形に開函されたダンボールDにおい
ては、包装テープTを蛇行させることなく、また、しわ
を発生させることなく外フラップF2 の突き合わせ部を
封かんすることができる。
【0037】なお、実施例においては、開口ブラシ30
1は、吸着される側の側面M2 と後面M1 の折り目の上
方位置および吸着される側の側面M2 の中央の上方位置
の2ヶ所に設けられ、また、過供給防止ストッパー30
2は、各開口ブラシ301に隣接して2個設けられたも
のを例示したが、ダンボールDの大小によってその個数
とともに取付け位置を調整すればよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ホッパー
装置に積み込まれたケース用ダンボールのうち、最前列
のケース用ダンボールの上端縁に接触可能な開口ブラシ
を配設したことにより、最前列のケース用ダンボールを
引き出す際、そのケース用ダンボールを開口ブラシによ
って確実に開口させることができる。
【0039】また、本発明によれば、後方の内フラップ
折り込み装置のレバーに歪み防止板を設けたことによ
り、歪み防止板が折り込まれた外フラップの後端を搬送
装置によるダンボールの搬送時に押圧することができ、
ダンボールの折り癖を矯正して確実に方形に開函させる
ことができ、外フラップの突き合わせ部をしわや蛇行を
生じさせることなく封かんすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホッパー装置を示す背面図である。
【図2】図1のホッパー装置の要部を一部省略して示す
斜視図である。
【図3】本発明によるダンボールの開口要領を示す平面
図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】本発明の内フラップ折込み装置による内フラッ
プの折り込み状態を示す断面図である。
【図6】製函機を示す平面図である。
【図7】図6の製函機を一部省略して示す側面図であ
る。
【図8】従来のホッパー装置を示す背面図である。
【図9】ダンボールの形成要領を示す斜視図である。
【図10】ダンボールの形成要領を示す斜視図である。
【図11】ダンボールの形成要領を示す斜視図である。
【図12】ダンボールの形成要領を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 製函機 2 固定フレーム 3 ホッパー装置 4 引出し装置 5 内フラップ折込み装置 6 外フラップ折込み装置 7 搬送装置 8 テーピング装置 31 底板 33 押さえ板 34 下部ピン 301 開口ブラシ 302 過供給防止ストッパー 52 レバー 501 歪み防止板 D ケース用ダンボール F1 内フラップ F2 外フラップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のケース用ダンボールを積み込ん
    で押し出すホッパー装置と、ホッパー装置に積み込まれ
    た複数枚のケース用ダンボールのうち、最前列のケース
    用ダンボールを吸着して引き出す引出し装置と、引出し
    装置によって引き出されたケース用ダンボールの内外フ
    ラップをそれぞれ折り込む内フラップ折込み装置および
    外フラップ折込み装置と、内外フラップが折り込まれた
    ケース用ダンボールを搬送する搬送装置と、搬送装置に
    よるケース用ダンボールの搬送時に外フラップの突き合
    わせ部を包装テープで封かんするテーピング装置を備
    え、前記ホッパー装置には、最前列のケース用ダンボー
    ルの上端縁に接触可能な開口ブラシを1個もしくは複数
    個配設したことを特徴とする製函機。
  2. 【請求項2】 複数枚のケース用ダンボールを積み込ん
    で押し出すホッパー装置と、ホッパー装置に積み込まれ
    た複数枚のケース用ダンボールのうち、最前列のケース
    用ダンボールを吸着して引き出す引出し装置と、引出し
    装置によって引き出されたケース用ダンボールの内外フ
    ラップをそれぞれ折り込む内フラップ折込み装置および
    外フラップ折込み装置と、内外フラップが折り込まれた
    ケース用ダンボールを搬送する搬送装置と、搬送装置に
    よるケース用ダンボールの搬送時に外フラップの突き合
    わせ部を包装テープで封かんするテーピング装置を備
    え、前記内フラップ折込み装置は駆動装置と、この駆動
    装置によって回動自在なレバーから構成され、後方の内
    フラップ折込み装置のレバーに歪み防止板が配設され、
    この歪み防止板は、外フラップが折り込まれた際に外フ
    ラップの後端に当接可能になされていることを特徴とす
    る製函機。
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