JP3200202B2 - 梱包機 - Google Patents

梱包機

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JP3200202B2
JP3200202B2 JP31968792A JP31968792A JP3200202B2 JP 3200202 B2 JP3200202 B2 JP 3200202B2 JP 31968792 A JP31968792 A JP 31968792A JP 31968792 A JP31968792 A JP 31968792A JP 3200202 B2 JP3200202 B2 JP 3200202B2
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伊藤  誠
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テーブルの上面部に、
該テーブルの搬入側から搬出側へ被梱包物を移送するコ
ンベアと、該コンベアを跨ぐよう設けられたバンド案内
アーチとを備え、該バンド案内アーチの真下に前記被梱
包物が移送された際、バンド案内アーチ内を周回させた
バンドで前記被梱包物を結束する梱包機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の梱包機としては、例え
ば、図6に示すようなものがある。すなわち、機本体1
のテーブル2の上面部には、被梱包物を結束するための
バンドを周回させるバンド案内アーチ3が立設されてお
り、このバンド案内アーチ3を挟んでテーブル2の搬入
側と搬出側に、被梱包物をバンド案内アーチ3の真下ま
で移送し、結束後の被梱包物を搬出側に送り出すコンベ
ア5が設けられている。なお、各コンベア4,5の両脇
には、コンベア4,5上を移送される被梱包物をその両
側から支える保持機構6が配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の梱包機では、被梱包物を結束後に迅速に搬出
するために、コンベア4,5の回転速度を上げていく
と、該コンベア4,5が始動する際に被梱包物の底部の
みが先に動き出し上部が遅れるから、被梱包物が後方に
倒れたり、また被梱包物が新聞等の積層物の場合には荷
崩れが生じたり荷姿が乱れたりする。この場合、保持機
構6によって被梱包物の両側方向の荷崩れ等は防止でき
るが、搬送方向の荷崩れ等や後倒は防止できない。
【0004】従って、結束後の被梱包物を迅速に送り出
すには限界があり、単位時間当たりの被梱包物の処理個
数を増大させることができず、梱包の作業能率を高める
ことができないという問題点があった。本発明は、この
ような従来の問題点に着目してなされたもので、前述し
た様な支障を来すことなく、結束後の被梱包物を早急・
迅速に搬出することができ、梱包の作業能率を高めてコ
スト低減を実現できる梱包機を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、コンベア(15,16)と協
働して被梱包物(A)を移送するとともに、被梱包物
(A)の後倒や荷崩れを防ぎつつ、結束後の被梱包物
(A)を早急・迅速に搬出する急速排出機構を備えた梱
包機であって、さらに詳しくは、 1 テーブル(13)(13)の上面部に、該テーブル
(13)の搬入側から搬出側へ被梱包物(A)を移送す
るコンベア(15,16)と、該コンベア(15,1
6)を跨ぐよう立設されたバンド案内アーチ(14)と
を備え、該バンド案内アーチ(14)の真下に前記被梱
包物(A)が移送された際、バンド案内アーチ(14)
内を周回させたバンド(B)で前記被梱包物(A)を結
束する梱包機(10)において、前記テーブル(13)
の上面部におけるコンベア(15,16)の両脇に、コ
ンベア(15,16)上を移送される被梱包物(A)に
当接して側方に押し広がりつつ該被梱包物(A)を受入
れた後、バンド結束後の被梱包物(A)の後端部側で閉
じつつ該後端部の上下に亘り対接し、この状態で被梱包
物(A)を排出側に押し出すよう移動することにより、
被梱包物(A)を前記コンベア(15,16)と協働し
てテーブル(13)の搬出側に送り出す急速排出機構を
設けたことを特徴とする梱包機(10)。 2 前記急速排出機構は、前記コンベア(15,16)
の両脇に、それぞれ駆動手段(40)により搬送方向に
沿って搬入側の待機位置と搬出側の押出位置とに移動可
能な可動ブラケット(50)を配設し、各可動ブラケッ
ト(50)が待機位置にある際に、被梱包物(A)の側
部に当接しつて押し広がり被梱包物(A)が通過し得る
開状態と、各可動ブラケット(50)が押出位置へ移動
する際に、結束後の被梱包物(A)の後端部上下に亘り
対接する閉状態とに変位可能な押出し部材(60)を、
前記各可動ブラケット(50)にそれぞれ設けて成るこ
とを特徴とする1記載の梱包機(10)。 3 前記各可動ブラケット(50)に、搬出側に送り出
される被梱包物(A)を両側から挟み込むガイド部材
(70)を固設したことを特徴とする1又は2記載の梱
包機(10)に存する。
【0006】
【作用】急速排出機構は、コンベア(15,16)上を
移送される被梱包物(A)に当接して側方に押し広がり
つつ該被梱包物(A)を受入れた後、バンド結束後の被
梱包物(A)の後端部側で閉じつつ該後端部の上下に亘
り対接し、この状態で被梱包物(A)を排出側に押し出
すよう移動する。それにより、急速排出機構は、被梱包
物(A)を前記コンベア(15,16)と協働してテー
ブル(13)の搬出側に送り出すことができる。以下
に、急速排出機構の一構成例に基づきその動作を説明す
る。
【0007】テーブル(13)の上面部に搬入された被
梱包物(A)(例えば、ダンボール箱や雑誌、新聞紙等
の積層物など)が、バンド案内アーチ(14)の真下ま
でコンベア(15,16)によって移送される際、急速
排出機構の一対の可動ブラケット(50)は搬入側の待
機位置にあり、また、可動ブラケット(50)に設けら
れている一対の押出し部材(60)は、その間を被梱包
物(A)が通過し得る開状態にある。
【0008】被梱包物(A)がコンベア(15,16)
によって、その両脇の一対の可動ブラケット(50)の
間をすり抜け、バンド案内アーチ(14)の真下に移送
されると、該バンド案内アーチ(14)内に周回させた
バンドにより被梱包物(A)が結束される。この結束と
前後して、各可動ブラケット(50)の押出し部材(6
0)は開状態から閉状態に変位して、被梱包物(A)の
後端部上下に亘り対接する。
【0009】このように押出し部材(60)が閉状態に
変位した後、各可動ブラケット(50)は搬出側の押出
位置へ移動するが、これに伴いコンベア(15,16)
上の被梱包物(A)は、その後端部上下に亘って前記押
出し部材(60)に押されるようにして搬出側に送り出
される。それにより、結束後の被梱包物(A)は、テー
ブル(13)の上面部のコンベアと協働する急速排出機
構により、迅速にテーブル(13)の搬出側に送り出さ
れるから、単位時間当たりの処理個数が増大し、梱包の
作業能率が高められる。
【0010】なお、被梱包物(A)の排出後、一対の可
動ブラケット(50)は再び待機位置に戻り、次にテー
ブル(13)の上面部に搬入される被梱包物(A)の送
り出しに備える。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図5は本発明の一実施例を示している。図
1及び図2に示すように、梱包機10の機本体10aの
側面壁には、バンドリール11が設けられており、正面
壁の内側には、バンドリール11から導いたバンドBを
蛇行状に積層させるチャンバー12が設けられている。
【0012】機本体10aの上端にはテーブル13が設
けられており、テーブル13の略中央には、両側方向に
延びるようにバンド案内アーチ14が立設されている。
また、テーブル13の上面部には、バンド案内アーチ1
4を間にしてその前後に、被梱包物Aの搬送用の搬入コ
ンベア15と搬出コンベア16とがそれぞれ回転可能に
敷設されている。
【0013】バンド案内アーチ14の内側には、バンド
案内通路(図示せず)が形成されており、チャンバー1
2から導かれたバンドBがバンド案内通路に挿通され、
バンド案内アーチ14の下方にきた被梱包物Aを周回し
て、自動的に結束するように制御されている。搬入コン
ベア15の両脇には、結束後の被梱包物Aを搬出コンベ
ア16と協働してテーブル13の搬出側に送り出す急速
排出機構が設けられている。この急速排出機構は、搬入
コンベア15の両脇に配された一対のベースブラケット
24,24上に設けられており、また、各ベースブラケ
ット24,24の間の巾は被梱包物Aの大きさに応じて
調節できるようになっている。
【0014】さらに詳しくは、図3に示すように、搬入
コンベア15の両脇のテーブル13の上面部には、被梱
包物Aの搬送方向に直交する左右方向に延びるロアレー
ル21が固設されており、ロアレール21には前記ベー
スブラケット24を支持するアッパレール22が長手方
向に摺動可能に嵌合している。アッパレール22側に
は、ロアレール21に対するアッパレール22の摺動を
規制するロック用のクランプハンドル23が設けられて
いる。
【0015】図2及び図3に示すように、ベースブラケ
ット24には、搬送方向に延び回転操作可能なスクリュ
ー部材25が軸支されている。このスクリュー部材25
の一端には、回転操作用の前後調整ハンドル27が固結
されており、また、スクリュー部材25にはナット部材
26が相対的に回転可能に螺合している。ナット部材2
6の一端側には、急速排出機構の支持ブラケット30が
固設されており、この支持ブラケット30は、ベースブ
ラケット24の左右方向への移動により左右位置の調整
が可能であり、かつ、ベースブラケット24に軸支され
たスクリュー部材25に、相対的に回転可能に螺合する
ナット部材26の搬送方向への移動により前後位置をも
調整することができる。
【0016】図4に示すように、支持ブラケット30に
は、駆動手段40と、該駆動手段40により搬送方向に
沿って待機位置(押出し部材60がP0 にある位置)と
押出位置(押出し部材60がP1 にある位置)とに移動
可能な可動ブラケット50とが配設されている。さらに
詳しく言えば、図3及び図4に示すように、支持ブラケ
ット30には軸受部材31を介して、搬送方向に延びる
上下2本のガイドロッド32,32が架設されており、
各ガイドロッド32,32にはリニアベアリング33が
搬送方向に往復可能に挿通している。かかるリニアベア
リング33に前述した可動ブラケット50が固着されて
いる。
【0017】図3及び図5に示すように、駆動手段40
は、支持ブラケット30側に取付けた駆動源のエアーシ
リンダ41と、エアーシリンダ41の一端側より出没す
る駆動ロッド42の先端部に取付けられたプーリブラケ
ット43と、プーリブラケット43に枢軸46を介して
回転可能に枢支した2段プーリ45とを有する。なお、
エアーシリンダ41には、駆動ロッド42の戻り位置を
規制するクッションアブソーバー44が設けられてい
る。
【0018】2段プーリ45の下段溝45bには、エア
ーシリンダ41の駆動ロッド42の突出動作に応じて、
可動ブラケット50を待機位置から押出位置に移動させ
る押出用ベルト48が掛け渡されている。押出用ベルト
48の一端48aは可動ブラケット50に止着され、他
端48bは支持ブラケット30に止着されている。一
方、2段プーリ45の上段溝45aには、エアーシリン
ダ41の駆動ロッド42の没入動作に応じて、可動ブラ
ケット50を押出位置から待機位置に移動させる引戻用
ベルト47が掛け渡されている。引戻用ベルト47の一
端47aは可動ブラケット50に止着され、他端47b
は支持ブラケット30に止着されている。
【0019】このように、駆動ロッド42によって移動
する2段プーリ45に、図示した如く引戻用ベルト47
及び押出用ベルト48が掛け渡されているため、駆動ロ
ッド42の移動に応じて、その移動量の2倍の距離だけ
引戻用ベルト47の一端47a及び押出用ベルト48の
一端48aが引っ張られて、それにより、可動ブラケッ
ト50は駆動ロッド42に比し2倍の速さで2倍の距離
を移動することになる。
【0020】各可動ブラケット50,50には、押出し
部材60が揺動可能に枢着されている。押出し部材60
は、上下方向に延びる細巾状部材から形成されており、
その基端側が枢軸61を介して可動ブラケット50の後
端縁に枢着されている。さらに詳しく言えば、押出し部
材60は、図4に示すように、コンベア上の被梱包物A
の通過を妨げぬよう可動ブラケット50の側面に寄り沿
う開状態(P2 )と、先端縁が可動ブラケット50から
離隔して被梱包物Aの後端部上下に亘り対接する閉位置
(P0 )とに揺動可能に枢着されている。
【0021】押出し部材60は、通常時に閉位置(P
0 )となるべくコイルスプリング62によって付勢され
ている。すなわち、押出し部材60は、テーブル13に
搬入された被梱包物Aに接触することにより、コイルス
プリング62の付勢力に抗して閉位置(P0 )から開状
態(P2 )に揺動するが、被梱包物Aの側面から離れる
と同時にコイルスプリング62の復帰力により再び閉位
置(P0 )に戻り、その際に被梱包物Aの後端部上下に
亘り対接するように設定されている。
【0022】また、各可動ブラケット50,50の前端
側には、取付ブラケット71を介して、ガイド部材70
が固設されている。このガイド部材70は、コンベア1
5,16上を移送される被梱包物Aを両側から挟み込ん
で、被梱包物Aの左右方向の荷ずれを防ぐものである。
図1に示すように、バンド案内アーチ14より搬出側の
テーブル13の後部には、揃え装置70および突当て機
構80が設けられている。突き当て機構80は、搬出コ
ンベア16を間にして相互に対向する突当て板82,8
2を備えており、各突当て板82,82はそれぞれ支持
レール83,83に沿って摺動可能に立設されている。
【0023】突当て板82および支持レール83は、駆
動部81により摺動されるものである。突き当て機構8
0は、搬入コンベア15によって搬出側に送られる被梱
包物Aを結束位置に位置決めするとともに、前搬出側向
の荷ずれを揃えるための機構である。揃え機構90は、
左右の荷ずれを揃えるための機構であり、結束位置にあ
る被梱包物Aを両側から挟み込むように設けられてい
る。揃え機構90は、搬出コンベア16を間にして相互
に対向する保持板92,92を備えており、各保持板9
2,92はそれぞれ、駆動手段であるシリンダー91,
91に連結されている。
【0024】その他、梱包機10の機本体10aには、
バンド案内アーチ14の真下である結束位置に搬送され
た被梱包物Aを、上方から圧して整えるためのプレス機
構などを設けてもよい。なお、前述した突き当て機構8
0や揃え機構90は必ずしも設ける必要はない。次に作
用を説明する。
【0025】図1に示すように、梱包機10により例え
ば、ダンボール箱や新聞紙の積層物等の被梱包物Aの梱
包作業を行なう場合には、まず、被梱包物Aのサイズに
合わせて、テーブル13の搬入コンベア15の両脇にあ
る急速排出機構を最適な位置に調節する。すなわち、ク
ランプハンドル23をゆるめて、急速排出機構を左右方
向に移動可能に支持するベースブラケット24の左右位
置を調節して、被梱包物Aの横巾に対応させる。また、
前後調整ハンドル27を回して、ベースブラケット24
に支持された支持ブラケット30を搬送方向に動かし
て、被梱包物Aの縦巾に応じて可動ブラケット50の待
機位置を調節する。
【0026】このように急速排出機構が最適な位置に調
節された後、梱包機10のテーブル13の上面部に、被
梱包物Aが搬入される前は、図4に示すように、急速排
出機構の一対の可動ブラケット50,50は、搬入側の
待機位置にあり、また、各可動ブラケット50に枢着さ
れた押出し部材60は、コイルスプリング62の付勢力
により閉位置(P0 )にある。テーブル13の上面部に
被梱包物Aが搬入されると、搬入コンベア15が回転駆
動し、被梱包物Aはコイルスプリング62の付勢力に抗
して押出し部材60を開状態(P2 )に押開きつつ、搬
出側に移送される。
【0027】図4に示すように、被梱包物Aの後端部
が、その両側の閉位置(P0 )にある押出し部材60の
先端縁より搬出側に移送されると同時に、押出し部材6
0が被梱包物Aの両側部から外れ、被梱包物Aはコイル
スプリング62の復帰力により再び閉位置(P0 )に戻
り、それにより、押出し部材60の先端縁は被梱包物A
の後端部上下に亘り対接する。
【0028】図1に示すように、搬入コンベア15によ
って被梱包物Aがバンド案内アーチ14の真下である結
束位置まで移送される際、突当て機構80が作動する。
すなわち、両側の突当て板82,82が、駆動部81に
よりそれぞれ被梱包物Aの移送を遮るように内側方向に
摺動し、結束される際の被梱包物Aを結束位置に一時固
定するための位置決めとなる。
【0029】また、揃え機構90も作動し、両側のシリ
ンダー91,91にそれぞれ連結された保持板92,9
2が被梱包物Aに当接するよう駆動する。急速排出機構
の一対の可動ブラケット50,50に固設されたガイド
部材70と、揃え機構90とによって、被梱包物Aはそ
の左右の荷ずれが揃えられる。一方、バンド案内アーチ
14内に周回させたバンドBによって、被梱包物Aが結
束されると、まず、突当て機構80の両側の突当て板8
2,82が被梱包物Aから離れ、また、揃え機構90の
両側の保持板92,92も被梱包物Aから離れる。
【0030】被梱包物Aが結束された後、搬出機構の駆
動手段40により各可動ブラケット50は搬出側の押出
位置へ移動する。さらに詳しくは、図5に示すように、
エアーシリンダ41の没入状態にある駆動ロッド42が
突出し、プーリブラケット43に軸支された2段プーリ
45が搬出側に移動するが、それに伴い2段プーリ45
に掛け渡された押出用ベルト48の一端48aが引っ張
られて、可動ブラケット50が待機位置から押出位置に
移動する。このとき、可動ブラケット50は駆動ロッド
42に比し、2倍の速さで2倍の距離移動する。
【0031】可動ブラケット50の押出位置への移動に
よって、コンベア15,16上の被梱包物Aは、その後
端部上下に亘って押出し部材60に押されるようにして
搬出側に急速送り出される。それにより、結束後の被梱
包物Aは、テーブル13の上面部の搬出コンベア16と
協働する急速排出機構により、迅速にテーブル13の搬
出側に送り出されるから、単位時間当たりの処理個数が
増大し、梱包の作業能率が高められる。
【0032】なお、被梱包物Aが例えば、高く積み重な
れた新聞紙の束などのときでも、被梱包物Aは、可動ブ
ラケット50に設けられたガイド部材70により左右か
ら挟持され、また、被梱包物Aの後端部はその上下に渡
り可動ブラケット50に設けられた押出し部材60に押
されるから、搬出コンベア16の回転速度を上げても、
被梱包物Aが後方に倒れたり、また被梱包物Aに荷崩れ
生じたり荷姿が乱れたりすることはない。
【0033】結束後の被梱包物Aが、テーブル13の搬
出側に迅速に送り出されると、新たにテーブル13の上
に搬入される被梱包物Aに備えるべく、急速排出機構の
一対の可動ブラケット50,50は、それぞれ駆動手段
40によって、押出位置から元の待機位置に移動する。
さらに詳しくは、エアーシリンダ41の突出状態にある
駆動ロッド42が没入し、プーリブラケット43に軸支
された2段プーリ45が搬入側に移動するが、それに伴
い2段プーリ45に掛け渡された引戻用ベルト47の一
端47aが引っ張られて、可動ブラケット50が押出位
置から待機位置に駆動ロッド42の2倍の速さで移動す
る。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかる梱包機によれば、急速排
出機構が、結束後の被梱包物の後端部上下に亘り対接
し、被梱包物は急速排出機構により、その後部を保持さ
れつつ搬出側に迅速に押出されるから、コンベアの回転
速度を上げても、被梱包物が後方に倒れたり、荷崩れ生
じたりすることなく、結束後の被梱包物を早急・迅速に
搬出することができ、梱包の作業能率を高めてコスト低
減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る梱包機を示す平面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例に係る梱包機を示す正面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例に係る梱包機の急速排出機構
を拡大して示す正面図である。
【図4】図3におけるIV線断面図である。
【図5】本発明の一実施例に係る梱包機の急速排出機構
の駆動手段を拡大して示す平面図である。
【図6】従来の梱包機を示す平面図である。
【符号の説明】
A…被梱包物 10…梱包機 13…テーブル 14…バンド案内アーチ 24…ベースブラケット 30…支持ブラケット 40…駆動手段 50…可動ブラケット 60…押出し部材 70…ガイド部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブルの上面部に、該テーブルの搬入側
    から搬出側へ被梱包物を移送するコンベアと、該コンベ
    アを跨ぐよう立設されたバンド案内アーチとを備え、該
    バンド案内アーチの真下に前記被梱包物が移送された
    際、バンド案内アーチ内を周回させたバンドで前記被梱
    包物を結束する梱包機において、 前記テーブルの上面部におけるコンベアの両脇に、コン
    ベア上を移送される被梱包物に当接して側方に押し広が
    りつつ該被梱包物を受入れた後、バンド結束後の被梱包
    物の後端部側で閉じつつ該後端部の上下に亘り対接し、
    この状態で被梱包物を排出側に押し出すよう移動するこ
    とにより、被梱包物を前記コンベアと協働してテーブル
    の搬出側に送り出す急速排出機構を設けたことを特徴と
    する梱包機。
  2. 【請求項2】前記急速排出機構は、前記コンベアの両脇
    に、それぞれ駆動手段により搬送方向に沿って搬入側の
    待機位置と搬出側の押出位置とに移動可能な可動ブラケ
    ットを配設し、各可動ブラケットが待機位置にある際
    に、被梱包物の側部に当接しつて押し広がり被梱包物が
    通過し得る開状態と、各可動ブラケットが押出位置へ移
    動する際に、結束後の被梱包物の後端部上下に亘り対接
    する閉状態とに変位可能な押出し部材を、前記各可動ブ
    ラケットにそれぞれ設けて成ることを特徴とする請求項
    1記載の梱包機。
  3. 【請求項3】前記各可動ブラケットに、搬出側に送り出
    される被梱包物を両側から挟み込むガイド部材を固設し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の梱包機。
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