JP3272992B2 - ヘアピースおよびそのネットベースの編成方法 - Google Patents

ヘアピースおよびそのネットベースの編成方法

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JP3272992B2
JP3272992B2 JP24682797A JP24682797A JP3272992B2 JP 3272992 B2 JP3272992 B2 JP 3272992B2 JP 24682797 A JP24682797 A JP 24682797A JP 24682797 A JP24682797 A JP 24682797A JP 3272992 B2 JP3272992 B2 JP 3272992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットベースを備え
たヘアピースおよびそのネットベースの編成方法に関
し、特にネットベースの編目を三角形または四角形にな
すことによってネットベースに装着した擬毛の毛流れが
良く自毛と渾然一体に調和して自然な状態にスタイリン
グが行え、さらには軽量にして装着感を良くしようとす
る。
【0002】
【従来の技術】従来かつら、例えば全体かつらは例えば
合成樹脂、合成ゴム、布、ネット等の柔軟性材料を用い
てベースを形成し、このベースに植毛したり、そのほか
接着、縫着、結着等の適宜固着手段によって人毛、人工
毛等の擬毛を装着したものがある。そしてこのかつらは
接着剤を用いて頭皮にかつらを接着したり、両面接着テ
ープを用いてかつらを接着する等して頭部にかつらを装
着させていた。また自毛が被着者の頭皮に残っている場
合には、クリップ、ヘアーピン等の固定金具を自毛に固
定することによりかつらを頭部に固定したり、まだ残っ
ている自毛を糸や接着剤を用いて束ね、編成した取付部
にかつらを縫い付けることによりかつらを頭部に固定す
る方法も最近、注目されている。
【0003】ところで合成樹脂や合成ゴム等の気密性を
有する材料を用いてベースが形成されたかつらを接着剤
や両面接着テープを用いて頭皮に接着させることにより
かつらを頭部に被着させる上記方法は、通気性が悪く、
汗をかくとムレを生じ、悪臭やかぶれの原因になり、不
衛生であった。しかも合成樹脂や合成ゴムによりベース
が形成されるかつらは重量が大きく装着感が良くないの
で、通気性や吸湿性を確保し、軽量で装着感を良くする
観点からベースが布等の繊維状材料やネット等で形成さ
れるものが好まれている。またネットベースを採用した
かつら、例えばヘアピース(部分かつら)には、従来図
12ないし図15に示すものがある。このヘアピース
は、所定長さとして例えば10mm当たりに8本〜10
本程度の所望本数の擬毛bが結着された図15に示すよ
うな用糸aを用いてネットベースNを指が入る程度の大
きさの平面六角形の網目Aに編成したものがある(図1
2、図13参照)。そして、被着者はヘアピースを頭部
cに被着した後に、ネットベースNの網目Aから頭部c
に残存している自毛dを引き出す。それからこの自毛d
をネットベースNに装着された擬毛bと混毛するように
して増毛をはかるヘアピースである。またネットベース
Nの網目Aを通して洗髪を行ったり、育毛剤を頭皮に供
給することにより頭部cに残存している自毛dの育毛を
はかり、しかも自毛dが生育することを阻害することな
く促し、自毛dの生育状況に合わせて網目Aから自毛d
を引き出して断髪や整髪が行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図12な
いし図15に示す上記従来のヘアピースは、ネットベー
スNの網目Aが平面六角形に形成されているので、任意
の1つの目A(以下単位編目)を選択して図14を参
照して考察すると、この平面六角形の網目Aを形成する
6つの各辺tに結着された擬毛bは、使用本数が全体的
に多いわりに単位目Aを覆い隠す擬毛bの密度が低か
った。そして、ネットベースNの網目Aを形成する1つ
の辺tを大きくして網目Aの面積S′が広いヘアピース
を装着すると、被着者の頭皮が丸見えになり、不自然感
を覚えるという不都合を生じるので、網目を大きくする
のには限界があった。反対にネットベースNの平面六角
形の目Aを形成する1つの辺tを小さくし網目Aの面
積S′を小さくすると、ネットベースNの網目Aを編成
するのに作業中に網目Aの6つの辺tに結着された擬毛
bと用糸aとが絡み易く、編成作業がし難く、多くの時
間と手間とがかかるため作業性が低かった。しかも製作
されたヘアピースは、ネットベースNに結着された擬毛
bの毛流れがばらつきと均一性とを有せず良くないの
で、自毛dに対して擬毛bが調和せず、ボリュームを発
揮し得ないため、不自然なスタイリングとなっていた。
【0005】本発明は擬毛の使用本数が少ないわりにそ
の網目を覆い隠す擬毛の密度が高く、頭皮が丸見えにな
る不自然さがなくなり、しかも毛流れが良くなってボリ
ュームが増大され、自毛に対して擬毛が渾然一体に調和
してスタイリングが容易になり、またネットベースを編
成するのに擬毛と用糸とが絡み付く不都合がなくなり編
成作業がし易く多くの時間と手間を要することなくネッ
トベースの製作を簡単かつ容易にし、作業効率を向上
せ、さらには引張または圧縮に対して強度を確保して構
造堅牢になるヘアピースおよびそのネットベースの編成
方法を提供しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1は、柔軟性材料により略環状に形
成される支持体の内側に平面三角形または平面四角形の
網目のネットベ−スに所望本数の擬毛が編み込まれ、該
ネットベ−スを頭部に被着した際に網目から自毛を引き
出して擬毛と混毛することにより増毛がなされるヘアピ
ースにおいて、所定長さ当たりに所望本数の擬毛が編み
込まれ縒り合わされた多数の毛束を形成する単一の毛編
糸を連続的に折曲することによりネットベースの網目は
編成され、該毛編糸には通し糸が外周に複数回捲回され
ることを特徴とするという手段を採用した。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1において網目の1つの辺の長さは、10mm〜30m
mの長さの範囲に形成され、網目の1辺の長さが10m
当たりに8本〜10本程度の擬毛が編み込まれて複数
本が縒り合わされたことを特徴とするという手段を採用
した。
【0008】また本発明の請求項3に記載の発明は、
軟性材料により略環状に形成される支持体の内側に平面
三角形または平面四角形の網目のネットベ−スに所望本
数の擬毛が編み込まれ、該ネットベ−スを頭部に被着し
た際に網目から自毛を引き出して擬毛と混毛することに
より増毛がなされるヘアピースにおけるネットベースの
編成方法にして、所定長さ当たりに所望本数の擬毛が編
み込まれ多数の毛束を形成する毛編糸を所定位置にて折
返す工程と、該毛編糸には通し糸が外周に複数回捲回さ
れることにより頂点部を固着する工程とにより平面三角
形または平面四角形の網目にネットベースを編成するこ
とを特徴とするという手段を採用した。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3において平面三角形の網目は、該三角形の頂点の軌跡
上に立てられるピンを折返し点として連続する略山形に
毛編糸を折曲し、該毛編糸の折返し頂点部を外周側また
は内周側に位置する毛編糸または外周側に位置する支持
体に結着してネットベースが編成されることを特徴と
るという手段を採用した。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3または請求項4の何れかにおいて平面三角形の網目
は、該三角形の頂点の軌跡上に立てられるピンを折返し
点として略L形に毛編糸を折曲し、該折返し点にて折返
される毛編糸の折返し頂点部を外周側または内周側に位
置する毛編糸または外周側に位置する支持体に結着して
ネットベースが編成されることを特徴とするという手段
を採用した。
【0011】また本発明の請求項6に記載の発明は、
求項3において平面四角形の網目は、該四角形の対角線
上の頂点の軌跡に立てられるピンを折返し点として連続
する略山形に毛編糸を折曲し、外周側または内周側に位
置する毛編糸の折返し頂点部相互を結着させてネットベ
ースが編成されることを特徴とするという手段を採用し
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明のヘア
ピースの実施の形態の具体例を説明する。図1乃至図6
は本発明の第1実施例を示したものであり、1は擬毛2
を装着したネットベースであり、このネットベース1は
被着者の頭部3に装着した際に編成される網目Aから自
毛4を引き出して擬毛2と混毛することにより増毛がな
されるヘアピースである点は図12ないし図15に示す
従来のヘアピースと同様の構成である。なおヘアピース
は被着者の頭部3の脱毛個所ないしは無毛個所が充分に
隠されるように後頭部および側頭部に残った自毛4に対
して僅かに重なる広い面積の頭部形状にネットベース1
が編成される。
【0013】しかしながら本発明のヘアピースでは、ネ
ットベース1は所定長さ当たり、例えば10mm当たり
に所望本数、例えば8本〜10本程度の擬毛2が編み込
まれ縒り合わされることにより多数の毛束5を形成する
ための複数本、例えば図6に示すように3本または2本
の毛編糸6を用いて平面三角形の網目A1 に編成され
る。この擬毛2は、人毛または人工毛が用いられ、被着
者の自毛4と同質、同径、同色のものが選定される。ま
た毛編糸6の所定長さ当たりに編み込まれる擬毛2の使
用本数は残存する自毛5との関係で自然感を漂わせるよ
うにその量が決定される。7は必要に応じて毛編糸6の
外周に複数回捲回される通し糸であり、この通し糸7を
捲回するのはネットベース1を洗髪したり、断髪または
整髪する等の使用時に、引張または圧縮に対して強度を
確保し、網目A1 の型崩れを防止するのと、擬毛2が毛
編糸6に対してずれ動いたり、抜け出すのを防止するた
めである。
【0014】8は被着者の頭部3に合わせて略環状に形
成される支持体であり、この支持体8は布、ガーゼ等の
柔軟性材料により形成され、吸湿性を発揮する。そし
て、この支持体8内に平面三角形の網目A1 を多数、配
列することによりネットベース1は編成される。
【0015】前記網目A1 はこの実施例では1つの辺t
の長さl1 を略10mmとする大きさの三角形が形成さ
れ、これを単位網目とする。しかしながら網目A1 の1
つの辺tの長さl1 はこれに限ることなく10mm〜3
0mmの範囲の長さが最適に使用される。要は網目A1
の大きさは、擬毛2が被着者の頭部3の地肌が不用意に
見えることなく自毛4と渾然一体となることによって自
然に生えているように確実に固定、支持されることと、
網目A1 を通して通気性および発汗性が充分であること
と、さらには温度、湿度に対し自然環境に近い育毛環境
を呈するように形成される。そしてこの三角形の網目A
1 を編成する編成方法の一例を図3、図4、図5、図7
を参照して述べれば、第1工程として例えば所定長さl
1 当たりに所望本数の擬毛2が編み込まれ、多数の毛束
5を形成する複数本、例えば3本を縒り合わして一纏め
にした毛編糸6を略山形に連続して折返すことにより編
成する。この際、被着者の頭部3に合わせて予め型紙9
は採られるが、被着者の自毛4の密疎等の育成状況に合
わせてネットベース1の網目A1 の大きさが設定され
る。そしてこの型紙9の所望位置、すなわち平面三角形
の網目A1 の頂点b1 の軌跡上に立てられる多数のピン
10を折返し点として連続する略山形に毛編糸6を折曲
して行く。この時、型紙9上の平面三角形の網目A1
頂点bの軌跡上に立てられるピン10の設置位置は、被
着者の自毛4の密疎等の育成状況や頭部形状を考慮して
変更可能であり、最も好ましい位置が選定される。そし
て型紙9は、紙や柔軟性を有する合成樹脂フィルム、合
成ゴムにて形成され、被着者の頭部3に密接して高精度
の型採りが迅速且つ確実に行い易いようになっている。
【0016】第2工程として上記のように立てられた多
数のピン10を折返し点として連続する略山形に折曲さ
れる毛糸6の折返し頂点部11を外周側または内周側
に位置する網目A1 または外周側に位置する支持体8に
結着することにより、布、ガーゼ等の柔軟性材料により
形成される略環状の支持体8の内側から旋毛12の設置
位置に対応する個所に向かって三角形の網目A1 は略同
心円的に配列され、ネットベース1は編成される。また
毛編糸6の折返し頂点部11の支持体8または外周側ま
たは内周側に配列される編目A1 に対する結着は、毛編
糸6とは別個の結着糸を用いて結着するほか、図示する
ように毛編糸6の外周に捲回される通し糸7を用いて結
着させたり、接着剤を用いて接着固化する等の適宜固着
手段により行われる。
【0017】本発明の第1実施例は上記構成からなり、
ネットベース1を編成するのには、先ず被着者の頭部3
の形状に合わせて型紙9を採る。この時、型紙9は、紙
または柔軟性を有する合成樹脂フィルム、合成ゴム等の
柔軟性を有する材料を用いて成形されるので、被着者の
頭部3に密接し、迅速且つ確実に高精度の型採りが迅速
且つ確実に行なえる。
【0018】そして、この型紙9を展開してその所望位
置、すなわち略環状の支持体8からその内側において平
面三角形の網目A1 の頂点b1 の軌跡上に各々多数のピ
ン10を略同心円的に立てる。この際、被着者の自毛5
の密疎の育成状況、頭部3の形状に合わせて編成すべき
ネットベース1の編目A1 の大きさやピン10の設置位
置が設定される。
【0019】次いで所定長さl1 当たり、例えば10m
m当たりに8本〜10本の擬毛2が編み込まれ、図6に
示すように3本または2本が縒り合わされて1纏めにさ
れた毛編糸6を用いて平面三角形の網目A1 の頂点b1
の軌跡上に立てられた多数のピン10を折返し点として
連続する略山形に毛編糸6を順次折曲していく。この際
図1、および図3、図4、図5に示すように毛編糸6の
終端側は略環状の支持体8の前方側頭部に結着されるこ
とにより編目A1 の編成の始端とする。
【0020】それから上記多数のピン10を折返し点と
して連続する略山形に折曲される毛編糸6の折返し頂点
部11を外周側または内周側に位置する毛編糸6に結着
するか、または外周側に位置する支持体8に結着する等
して略環状の支持体8内の最も外周側に1つの辺tが1
0mmの長さの平面三角形の網目A1 を連続して形成す
る。この時、毛編糸6の折返し頂点部11を外周側また
は内周側に位置する毛編糸6や支持体8に結着するのに
は、別個の結着用の糸を用いて結着するか、縒り合わさ
れた毛編糸6の外周に平面三角形の網目A1 の1つの辺
t毎に複数回づつ捲回される通し糸7を用いて折返し頂
点部11において捲回して結着するほか、接着剤を用い
て接着することにより結着する。
【0021】こうして支持体8に近い最外周側に平面三
角形の編目A1 を同心円的に連続して編成し、毛編糸6
が支持体8の反対側の終端に到り結着作業が済むと、そ
の毛編糸6を切断することなく編成方向を逆方向に折返
す。その後、平面三角形の編目A1 の頂点b1 の軌跡上
に型紙9上に立てられた多数のピン10を折返し点とし
て毛編糸6を連続する略山形に折曲する。そして外周側
または内周側に位置する毛編糸6に編成作業中の網目A
1 の折返し頂点部11を各々結着するとともに毛編糸6
が始端側の支持体8に到ると、結着することにより外周
から2番目の平面三角形の網目A1 を同心円的に連続し
て多数編成する。それから始端側の支持体8に到った毛
編糸6を切断することなくそのまま終端側に再び折り返
し、以下上記同様の手順を旋毛12の設置位置に対応す
る個所に向かって繰り返し行うことにより平面三角形の
網目A1 を外周側から3番目、4番目、5番目…へと略
同心円的に編成する。このようにして旋毛12の設置位
置に対応する個所を中心に三角形の網目A1は略同心円
的に編成される。
【0022】このようにして編成された平面三角形の編
目A1 を有するネットベース1は、例えば図6に示すよ
うに1纏めに縒り合わされる毛編糸6に擬毛2は編み込
まれているので、ネットベース1の擬毛2の毛流れが平
均にばらつきなく同方向に配列されて良くなる。またヘ
アピースを頭部3に被着したままで断髪や洗髪を行った
り、頭部3に対してヘアピースを着脱する時に引張力や
圧縮力を受けた場合に引張りや圧縮に対して強度は確保
され、しかも網目A1 の型崩れは防止され、擬毛2が毛
編糸6から抜け出すという不都合がなく構造堅牢であ
る。なお、ヘアピースを頭部3に被着して自毛4に対し
て固定をするのに、公知のヘアーピンやクリップ等の止
着具を用いたり、接着剤を用いて接着したり、自毛4を
編み込んで取付部となす公知の編み込み方式の適宜固着
手段を用いることによりヘアピースを確実に固定する。
【0023】このようにして編成された平面三角形の網
目A1 は、図1、図2、図3、図5に示すように1つの
辺tが10mmの略正三角形をなし、この1つの辺tに
は所定長さl1 、例えば10mm当たりに8本〜10本
の擬毛2が毛編糸6により編み込まれている。従って本
実施例のネットベース1の任意の平面三角形の網目A1
(単位編目)につき、擬毛2の密度を考察すると、同一
長さの1つの辺tにて編成される平面四角形のほか、図
13および図14に示すように面積S′を有する平面六
角形の編目Aや平面五角形の編目に較べて最も小さい面
積S1 に形成される。この平面三角形の編目A1 は、図
3、図5に示すように挟辺となる2つの辺t,tに8本
〜10本づつ、すなわち8本〜10本×2=16本〜2
0本の擬毛2がそれぞれ毛編糸6に編み込まれているの
で、挟辺に編み込まれた16本〜20本の擬毛2は面積
1 の平面三角形の編目A1 を直接的に覆う。しかもこ
の編目A1 は、上側に位置する平面三角形の編目A1
よび左右に隣接して配列される平面三角形の編目A1
1 ,A1 の隣接する3つの辺t,t,tに編み込んだ
擬毛2により覆われるので、最も小さい面積S1 に形成
されたこの網目A1 は各辺t,t,tに編み込まれる擬
毛2の使用本数が全体的に少ないわりに高密度に覆われ
る。
【0024】このため、本実施例のネットベース1をヘ
アピースとして頭部3に着用した場合に、任意の1つの
編目A1 (単位網目)に装着される擬毛2の使用本数が
少ないわりに確実に地肌を擬毛2によって覆い隠すこと
ができる。また本実施例のネットベース1において連続
して図1、図2、図3、図4に示すように略同心円的に
配列される平面三角形の網目A1 を形成する3つの辺
t,t,tには、所定長さl1 に当たり、例えば10m
m当たりに8本〜10本の擬毛2が編み込まれ、ばらつ
きなく規則正しく配列されるので、その擬毛2の毛流れ
は偏りがなくヘアピース全体としては平均化されて良く
なる。また自毛4に対して擬毛2は渾然一体に調和して
不自然さがなくなりボリュームを発揮することができ、
スタイリング等整髪が容易に行なえる。しかもネットベ
ース1を編成する場合に、平面三角形の編目A1 は、1
つの辺tの長さl1 が10〜30mmであり、面積S1
を有する大きさで指を通し易くなるので、擬毛2が毛編
糸6に絡まる不都合はなくなり、ネットベース1の編成
作業は多くの時間と手間とがかからずに効率良く行われ
る。
【0025】図7に示すものは平面三角形の網目A2
ネットベース1を編成する他の編成方法であり、この実
施例では毛編糸6に編み込まれる擬毛2が異質、または
異径、異色の何れか、例えばヘアピースの擬毛2が黒髪
に対して白髪混じりである場合に、黒髪2aを編み込ん
だ複数本の毛編糸6aと、白髪2bを編み込んだ毛編糸
6bとの個別の毛編糸6a,6bを用いて平面三角形の
網目A2 を有するネットベース1を最適に編成する。す
なわち、この実施例による編成方法では、平面三角形の
網目A2 の3つの辺t,t,tのうち例えば2つの辺
t,tを黒髪2aを編み込んだ毛編糸6aに用い、ほか
の1つの辺tには白髪2bを編み込んだ毛編糸6bを用
いて平面三角形の網目A2 を編成する。具体的には型紙
9に対する平面三角形の網目A2 の頂点b1 の軌跡上に
各々ピン10を立てる。そしてこのピン10を折返し点
として黒髪2aが編み込まれた毛編糸6aを略L形に折
曲することにより列設し、該毛編糸6aの折返し頂点部
11を内周側に位置する毛編糸6aに結着するとともに
外周側に位置する支持体8もしくは毛編糸6bに底角部
側の毛編糸6a,6aを結着することにより平面三角形
の1つの網目A2 を形成する。このようにして順次、略
環状の支持体8の内側に平面三角形をした網目A2 を有
するネットベース1を編成し、白髪混じりのヘアピース
を形成するようにした。
【0026】そしてこの編成方法を採用することにより
編成された面積S2 を有する平面三角形の編目A2 も、
1つの辺tの長さが同一の長さl1 にて形成される平面
六角形の編目Aや平面五角形の編目よりも小さい面積で
あり、擬毛2の使用本数がすくないわりにその編目A2
を高い密度にて覆い隠し、頭部2の地肌が見えるという
不都合を生ぜず、ボリュームを増大し、整髪等が容易且
つ確実に行なえる。また毛流れが良く、擬毛2は自毛4
と渾然一体になり、自然な状態のスタイリングが行なえ
るという前記編成方法と同様な構成、作用を奏する。
【0027】図8ないし図11に示すものはネットベー
ス1′の網目A3 を平面四角形に編成する本発明の第3
実施例を示したものである。この平面四角形の網目A3
を編成するのには、図9、図10、図11に示すように
四角形の対角線I,I′上の頂点b1 ,b1 ;b1 ,b
1 の軌跡に型紙9に対して立てられた多数のピン10を
折返し点として連続する略山形に毛編糸6を折曲する。
その後外周側または内周側に位置する毛編糸6の折返し
頂点部11,11相互および重合される辺t,t相互を
結着させることにより面積S3 の平面四角形の網目A3
を有するネットベース1′を編成するようにした。そし
てこのように編成されるネットベース1′は、図8に示
すように略環状の支持体8内を後頭部H1 と、右側頭部
2 と、前部H3 と、左側頭部H4 と、旋毛12を含む
頭頂部H5 との数ブロックに分割することにより上記操
作手順に従って先ず最初は後頭部H1 、次いで右側頭部
2 、さらには前部H3 、左側頭部H4 、頭頂部H5
順次四角形の網目A3 を編成していく。
【0028】こうして支持体8に対して同質、または同
径、同色の擬毛2が編み込まれたもの、例えば黒髪また
は白髪等の単一色の擬毛2を装着した平面四角形の編目
3を有するネットベース1′よりなるヘアピースを製
作することができる。この実施例により編成される平面
四角形の編目A3 を有するネットベース1′は、擬毛2
が編み込まれた毛編糸6を用いて擬毛2が毛編糸6に絡
み付くことなく、作業効率良く編成されるほか、1つの
辺tの長さが図1ないし図6に示す平面三角形の目A
1 や図7に示す平面三角形の編目A2 と同一長さl1
て平面四角形の網目A1 を編成した場合に、平面三角形
目A1 ,A2 に較べて113 の面積S3 は大き
く、擬毛2の密度は低くなるが、図12ないし図14に
示すように面積S′を有する平面六角形の網目Aや平面
五角形の目に較べて面積はより小さく、擬毛2の使用
本数が少ないわりに密度は高い点については第1実施例
と同様の作用を奏する。またこのようにして編成された
ネットベース1′を使用したヘアピースを被着者が頭部
3に装着した場合に、高い密度にて擬毛2と自毛4とに
より覆われるので、網目A3 を通して頭部3の地肌が見
えるという不都合は生ぜず、ボリュームは増大し、整髪
が確実に行え、しかも毛流れが良くなり、擬毛2は自毛
4と渾然一体になり、自然なスタイリングを発揮する。
【0029】しかしながら、図9、図11に示すように
平面四角形の目A3 における隣接する辺t,t,t,
tのうち外周側に配置する毛編糸6aと内周側に位置す
る毛編糸6bとに異質、または異径、異色の何れか、例
えば外周側の毛編糸6aには黒髪2aの擬毛2を編み込
んだもの、また内周側の毛編糸6bには白髪2bの擬毛
2を編み込んだものを各々使用して四角形の対角線I,
I′上の頂点b1 ,b1 ;b1 ,b1 の軌跡に立てられ
る多数のピン10を折返し点として連続する略山形に毛
編糸6a,6bを折曲し、その後外周側または内周側に
位置する毛編糸6a,6bの折返し頂点部11,11相
互を支持体8もしくは内周側または外周側の折返し頂点
部11,11に結着させるようにして四角形の網目A3
を編成すれば、ヘアピース全体として白髪まじりの擬毛
2をネットベース1に装着したヘアピースを形成するこ
とができる。
【0030】また上記第1実施例では図1、図2、図
3、図4、図5に示すようにネットベース1に形成され
目A1 は、全体に略同一の大きさのものが図示され
ているが、目A1 ,A2 の大きさはこれに限ることな
く支持体8に近い外周側では大きい目A1 に形成し、
支持体8の所望位置に設けられる旋毛12の設置位置に
対応する個所を含む中心側では網目A1 の大きさを外周
側よりも小さく形成することにより頭頂部が薄毛や無毛
になり易い被着者の症状に合わせてヘアピースを製作す
るように調整する。
【0031】また上記実施例では擬毛2が複数本、例え
ば2本または3本の毛編糸6に編込まれ、毛編糸6相互
を縒り合わしたものを用いて平面三角形または平面四角
形の目A1 ,A2 ;A3 を有するネットベース1,
1′を編成する場合を好適な実施例として説明している
が、これに限ることなく1本の毛編糸6に毛束5を編込
んだものを用いてネットベース1,1′を編成するのも
本発明の適用範囲である。また上記説明においては1つ
の毛編糸6に対して同色の擬毛2よりなる毛束5を形成
しているが、これは代表的な実施例であり、1つの毛束
5に異色、異径、異質の擬毛2を混合して毛束5を形成
することも本発明の適用範囲である。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は所定長さ当たりに
所望本数の擬毛が編み込まれ縒り合わされた多数の毛束
を形成する単一の毛編糸を連続的に折曲することにより
ネットベースの網目は編成され、該毛編糸には通し糸が
外周に複数回捲回されることによりネットベースの網目
は平面三角形または平面四角形に形成されるので、同一
長さを一辺とする平面五角形、平面六角形等の従来の網
目のネットベースに較べて任意の1つの網目(単位網
目)に装着される擬毛の使用本数が少ないわりにその網
目を覆い隠す擬毛の密度を高くすることができる。この
ため頭皮が丸見えになるという不自然さがなくなる。ま
た擬毛が編み込まれた毛編糸によりネットベースの網目
は平面三角形または平面四角形に編成されることにより
毛流れを良くすることができるので、ボリュームを増大
することができるとともに擬毛と自毛とが渾然一体に調
和してスタイリングが容易になり、ネットベースを編成
するのに、擬毛と用糸とが絡み付くという不都合がなく
なり、編成作業がし易くなり、多くの時間と手間を要す
ることがなく、作業能率が向上し、さらにはヘアピース
を頭部に被着したままで断髪や洗髪を行ったり、頭部に
対してヘアピースを頭部に被着するのに引張または圧縮
に対して強度を確保して構造堅牢になり、しかも型崩れ
がなく保形性は維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘアピースの第1実施例を示す使用状
態の斜視図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく部分切欠拡大平面図である。
【図4】同じく三角形の網目のネットベースの編成方法
を示す部分切欠拡大平面図である。
【図5】同じくネットベースの編成方法を説明的に示す
部分切欠拡大正面図である。
【図6】本実施例にてネットベースを編成するのに使用
する毛編糸の拡大斜視図である。
【図7】同じく本実施例で使用されるネットベースの他
の編成方法を示す部分切欠拡大平面図である。
【図8】本発明のヘアピースの第3実施例を示す平面図
である。
【図9】同じく四角形の網目のネットベースの編成方法
の一例を示す部分切欠拡大平面図である。
【図10】同じくネットベースの編成方法を説明的に示
す部分切欠拡大平面図である。
【図11】同じく部分切欠拡大正面図である。
【図12】六角形の網目を有するネットベースの従来の
ヘアピースの一例を示す斜視図である。
【図13】同じく平面図である。
【図14】同じく編目を説明的に示す拡大平面図であ
る。
【図15】ネットベースを編成する従来の用糸を示す拡
大正面図である。
【符号の説明】
1 ネットベース 1′ ネットベース 2 擬毛 2a 黒髪 2b 白髪 3 頭部 4 自毛 5 毛束 6 毛編糸 6a 毛編糸 6b 毛編糸 7 通し糸 10 ピン 11 折返し頂点部 12 旋毛 A 網目 A1 網目 A2 網目 A3 網目 S1 面積 S2 面積 S3 面積 b1 頂点

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性材料により略環状に形成される支
    持体の内側に平面三角形または平面四角形の網目のネッ
    トベ−スに所望本数の擬毛が編み込まれ、該ネットベ−
    スを頭部に被着した際に網目から自毛を引き出して擬毛
    と混毛することにより増毛がなされるヘアピースにおい
    て、所定長さ当たりに所望本数の擬毛が編み込まれ縒り
    合わされた多数の毛束を形成する単一の毛編糸を連続的
    に折曲することによりネットベースの網目は編成され、
    該毛編糸には通し糸が外周に複数回捲回されることを特
    徴としたヘアピ−ス。
  2. 【請求項2】 網目の1つの辺の長さは、10mm〜3
    0mmの長さの範囲に形成され、網目の1辺の長さが1
    0mm当たりに8本〜10本程度の擬毛が編み込まれて
    複数本が縒り合わされたことを特徴とした請求項1に記
    載のヘアピース。
  3. 【請求項3】 柔軟性材料により略環状に形成される支
    持体の内側に平面三角形または平面四角形の網目のネッ
    トベ−スに所望本数の擬毛が編み込まれ、該ネットベ−
    スを頭部に被着した際に網目から自毛を引き出して擬毛
    と混毛することにより増毛がなされるヘアピースにおけ
    るネットベースの編成方法にして、所定長さ当たりに所
    望本数の擬毛が編み込まれ多数の毛束を形成する毛編糸
    を所定位置にて折返す工程と、該毛編糸には通し糸が外
    周に複数回捲回されることにより所定位置にて折返えさ
    れる折返し頂点部を固着する工程とにより平面三角形ま
    たは平面四角形の網目にネットベースを編成することを
    特徴としたヘアピースにおけるネットベースの編成方
    法。
  4. 【請求項4】 平面三角形の網目は、該三角形の頂点の
    軌跡上に立てられるピンを折返し点として連続する略山
    形に毛編糸を折曲し、該毛編糸の折返し頂点部を外周側
    または内周側に位置する毛編糸または外周側に位置する
    支持体に結着してネットベースが編成されることを特徴
    とする請求項3に記載のヘアピースにおけるネットベー
    スの編成方法。
  5. 【請求項5】 平面三角形の網目は、該三角形の頂点の
    軌跡上に立てられるピンを折返し点として略L形に毛編
    糸を折曲し、該折返し点にて折返される毛編糸の折返し
    頂点部を外周側または内周側に位置する毛編糸または外
    周側に位置する支持体に結着してネットベースが編成さ
    れることを特徴とする請求項3または請求項4の何れか
    に記載のヘアピースにおけるネットベースの編成方法。
  6. 【請求項6】 平面四角形の網目は、該四角形の対角線
    上の頂点の軌跡に立てられるピンを折返し点として連続
    する略山形に毛編糸を折曲し、外周側または内周側に位
    置する毛編糸の折返し頂点部相互を結着させてネットベ
    ースが編成されることを特徴とする請求項3に記載のヘ
    アピースにおけるネットベースの編成方法。
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