JP2001003216A - 自毛活用型かつら及びその製造方法 - Google Patents

自毛活用型かつら及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かつらベースの外形を画成する周縁枠部材を
除去することにより、周縁が容易に視認されず、自毛の
引出しが容易に行なわれるようにした自毛活用型のかつ
らを提供する。 【解決手段】 互いに平行に延びる複数本の細線13に
多数の毛髪12を植毛して植毛フレーム11を構成し、
該細線に対して実質的に交差して連結した二本の連結部
材14,15を植毛フレーム11に連結することによ
り、自毛活用型かつら10を構成し、各細線13の間か
ら使用者の自毛を引き出して、植毛フレームの細線に植
設した毛髪12と絡め合わせることにより装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、頭髪を植毛フレ
ームの間から外方へ引き出して植毛フレームに植設され
た毛髪と混合するようにした自毛活用型のかつら及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかつらは、一般に、かつらの全体
形状を画成するかつらベースに多数の毛髪を植設して形
成されるが、このうち自毛活用型のかつらは、かつらベ
ースに複数の孔又は網目を形成して、その孔又は網目か
ら自毛を引き出すようにしており、例えば図10に示す
ように構成されている。図10に示す自毛活用型のかつ
ら1は、かつらベースとして目の粗い網地により形成し
たネット2を使用しており、そのネット形状は図示のよ
うな菱形状の他、矩形状或いは六角形状などのクロス目
を有するものが知られている。このようにクロスさせて
縦横に配置したネット2には、予め毛髪3(図面には一
部の毛髪だけが示されている。)が多数植設されてお
り、かつらを頭部に取り付けるときに、クロス目の空間
から整髪用ブラシ等を用いて自毛を引き出し、次いで引
き出した自毛を植設された毛髪3と絡み合わせることに
より、自毛を活用してかつら1を装着するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された自毛活用型のかつら1においては、整髪
用ブラシを用いて自毛を引き出す際に、自毛が縦横のネ
ット2に圧迫され、このうちの多くの自毛がネット2の
クロス目に挟まったままとなって、引出し作業を容易に
行なうことができず、十分な量の自毛をクロス目の空間
から引き出すことができない。また、ブラシの櫛歯先端
が網目内に入ると、引っかかりが発生しやすく、ブラシ
を引き抜くことが困難となり、この状態から無理にブラ
シを引き抜くと、無理な力が加わることになってネット
2が切れてしまったり、ブラシが破損したりすることが
あった。
【0004】ところで、自毛活用型のかつらベースにあ
ってはいずれも、ネット2を縦横に張設してその状態を
保持する必要があるため、ネット2によるかつらベース
の周縁が、かつらの形状とサイズを画成する周縁枠部材
4によって補強されなければならない。この周縁枠部材
4は、かつらベースの型くずれを防ぐため、周縁部が幅
広の布テープやレースで縁取りするか或いは樹脂コーテ
ィングなどで比較的肉厚に且つ剛性に縁取り形成されて
いる。このように従来では、周縁枠部材4はかつらベー
スにとって必須の構成部材とならざるを得ず、ネット2
及びこの周縁枠部材4により使用者の自毛を押さえ付け
るようにしてかつら1を装着せざるを得なかった。その
ため、頭皮からの発汗作用が妨げられると共に、特に前
額部においては、周縁枠部材4が前額部の生え際に沿っ
て横方向に配置されることになるため、もともと周縁枠
部材4が横線状に露顕し易い構造になっていることに加
え、使用者の自毛の生え際がかつら1と馴染まず、かつ
ら1の前縁が浮き上がり易く、不自然な状態になってし
まうことから、かつらの周縁が視認されやすかった。ま
た、後頭部においては、かつら1の周縁が浮き上がるこ
とによりかつら1の毛髪3と使用者の自毛との間で段差
が生じて、その境目が周縁に沿って段状の横筋となって
顕れ、かつらを装着していることが容易に視認されてし
まう。
【0005】この発明は以上の点にかんがみて、周縁枠
部材を廃止することにより、周縁が容易に視認されるこ
となく且つ容易に自毛を引き出すことができ、かつら装
着者の自毛を有効に利用し全体として毛量を豊かにし得
る、自毛活用型のかつらを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る自毛活用型かつらの第一の構成によ
れば、周縁領域の少なくとも前額部及び/又は後頭部の
部分にて、それぞれ前方及び/又は後方へ延びる複数本
の剛性の細線と該細線に取り付けた多数の植毛とから植
毛フレームを構成し、細線の間から使用者の自毛を引き
出して、細線にとり付けた植毛と絡め合わせることによ
り装着されるようにしている。
【0007】また、この発明に係る自毛活用型かつらの
第二の構成によれば、それぞれ前方及び/又は後方へ延
びる複数本の細線と各細線に対して少なくとも一点で交
差して連結される一本以上の連結部材と該細線及び連結
部材に取り付けた多数の植毛とから植毛フレームを構成
し、細線の間から使用者の自毛を引き出して、細線に取
り付けられた植毛と絡め合わせることにより装着される
ようにしている。
【0008】この発明による自毛活用型かつらは、好ま
しくは、前記各細線が、弾性及び剛性を備えた材料から
成ると共に、周縁領域の少なくとも前額部及び/又は後
頭部の部分にて、頭形状に沿って湾曲して前方及び/又
は後方へ延びている。この発明による自毛活用型かつら
は、好ましくは、前記各細線が、周縁にてそれぞれ異な
る長さを有している。また、これらの細線は、使用者の
自毛の毛流の方向に沿って延びるか、使用者の整髪され
た髪型の毛流方向沿いに延びている。また、前記各細線
は、好ましくは、周縁領域の少なくとも前額部及び/又
は後頭部の部分にて、互いにほぼ平行に延びている。各
細線は、好ましくは剛性の合成繊維糸、例えばナイロン
糸で頭形状に沿って湾曲して成形されており、さらに好
ましくは該合成繊維糸はネット部材で被われて該ネット
部材に多数の毛髪が取り付けられる。さらに、各細線を
連結する連結部材は、好ましくは、各細線に対して交差
して溶着、接着又は結着等により連結され、各細線は一
本以上の連結部材により少なくとも二点で交差して連結
される。前記細線の先端に、毛髪取付用のループを設け
るようにすれば好ましい。このループは、頭皮面に平行
に配置するか、又は、頭皮面に垂直に配置するように形
成することができる。前記細線に、熱収縮性のチューブ
を被覆するようにすればさらに好ましい。このチューブ
は、好ましくは、少なくとも前記細線の先端部を隠蔽す
る長さの突出部を備え、この突出部に植毛が施されるよ
うになっている。
【0009】さらに、本発明による自毛活用型かつらの
製造方法は、植毛フレームのパターンに沿って刻設した
石膏頭型の溝に細線及び連結部材をセットした状態で、
所定の温度で所定時間加熱することにより植毛フレーム
を成形し、得られた植毛フレームに多数の毛髪を植設す
るようにしたものである。
【0010】上記構成によれば、例えば特に前額部(以
下、フロント部と称する。)において、植毛フレームが
それぞれ前方へ延びる複数本の細線から構成され、これ
らの細線に多数の毛髪が植設されているので、細線の間
は外側に向かって開放している。したがって、かつら装
着時に細線の間から使用者の自毛を引き出すとき、ブラ
シや櫛を使用して外側に向かって移動させることによ
り、ブラシや櫛が植毛フレームに引っかかることなく自
毛を容易に引き出すことができる。このため、例えばフ
ロント部において細線が後方から前方側へ互いにほぼ平
行に延びて配設されている場合には、自毛を後方へかき
あげて細線に取り付けた植毛とミックスすることによ
り、オールバックスタイルに整髪することができる。本
発明では、前額部の生え際に沿った周縁枠部材が存在し
ないので、毛髪を後方にかきあげて上記オールバックス
タイルに仕上げても、かつらが露顕することがない。す
なわち、第三者がかつら使用者に対峙したときでも、植
毛フレームを構成する細線が前後方向に並置されその径
方向で第三者に対峙することになるので、植毛フレーム
の長さ方向で露顕することがないため、かつらを装着し
ていることがわからない。また、後頭部においても、細
線が並列して毛流方向に沿って配置されているだけであ
るから、周縁に沿った周縁枠部材が存在しないので周縁
枠部材による段状の横筋が顕れず、植毛と自毛との馴染
みがよく自然な外観を呈することができる。
【0011】これにより、かつらの周縁付近、特にフロ
ント部において使用者の自毛がほぼ100%近く引き出
されて、植毛フレームの細線に取り付けた植毛と絡め合
わせることができる。したがって、細線が配設される領
域においては、使用者の頭皮での発汗作用が妨げられ
ず、生え際を含めた使用者の自毛を十分に活用すること
ができると共に、かつらの周縁特にフロント部が浮き上
がるようなことはなく、使用者の自毛の生え際がかつら
と良好に馴染んで、違和感なく自然な状態とすることが
できる。
【0012】上記各細線が周縁にてそれぞれ異なる長さ
を有している場合には、各細線の先端同士が画成する植
毛フレームの周縁が不揃いになるため、かつら装着時の
植毛フレームの周縁がより一層目立たなくなる。上記各
細線が、使用者の自毛の毛流の方向に沿って、または使
用者の整髪された髪型の毛流方向に沿って延びている場
合には、かつら装着時の使用者の自毛または整髪後の毛
流方向に沿ってブラシや櫛により使用者の自毛を引き出
す際に、ブラシや櫛そして自毛が上記細線と絡むことが
なく、自毛を容易に引き出すことができる。また、上記
細線の先端にループを備えている場合や、熱収縮性のチ
ューブが芯材としての細線のまわりを被っている場合に
は、細線の先端まで毛髪を取り付けることができるの
で、先端の切り口を確実に目立たなくすることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいてこの発明を詳細に説明する。図1はこの発明によ
る自毛活用型かつらの一実施形態を示している。図1に
おいて、自毛活用型かつら10は、上側が前額部に対応
し下側が後頭部に対応しており、全体が使用者の頭部の
薄毛部分を覆う形状及びサイズとなるよう部分かつらと
して形成されている。この実施形態の自毛活用型かつら
10は、基本的には複数本の細線13を縦方向(使用者
の頭部の前後方向)に配置し、この細線13に多数の毛
髪12を取り付けることにより形成した植毛フレーム1
1で成っている。図1では、植毛フレーム11を明瞭に
表わすために毛髪12のごく一部のみが示されている
が、実際には植毛フレーム11の全体に亘って所定の毛
量及び毛流となるように、植毛フレーム11の一側に外
方へ突出させて緻密に取り付けられている。ここで、細
線13に取り付けられる毛髪12は人毛に限らず各種の
人工毛髪が適用でき、以下、使用者の頭部に自生する自
毛と区別するため、植毛12と称する。
【0014】上記植毛フレーム11は、図示の場合上下
方向、即ち、前述したように使用の際の使用者の頭部の
前後方向に互いにほぼ平行に延びる複数本の細線13
と、周縁より内側にて環状に形成されると共に各細線1
3と少なくとも一点、好ましくは二点で交差する連結部
材14と、さらに両側の細線13aの前後を互いに接続
する補助連結部材15とを含んでいる。
【0015】各細線13は弾性及び剛性を有すると共
に、使用者の頭皮を傷つけるおそれがなく、またドライ
ヤ等の熱の影響を受けにくい材料、例えばナイロン,ポ
リエステル等の合成樹脂,金属,紙,ゴム,木,竹,ネ
ット,ガラス,カーボン等の弾性及び剛性を備えた材
料、好ましくは頭皮の形状に沿って湾曲した形状記憶樹
脂から構成されており、例えば0.1〜3.0mm程度
の太さに形成されている。この細線13には多数の毛髪
12が取り付けられるので、その全体重量に抗して頭部
形状に沿った湾曲状態を維持できる程度の剛性と弾力性
を有する材料で構成されるのが好ましい。各細線13は
かつらの前額部及び後頭部付近、特に前額部付近におい
て、各細線の先端により画成される周縁が不揃いとなる
ように互いに異なる長さを有していて、前額部から後頭
部へ向けて並んで適宜の本数で配置される。好ましく
は、中央の細線13の先端を最も突出させ、左右に位置
する細線を徐々に引っ込めるように配置すれば、一般的
なヘアラインに沿った配置となる。この細線13は使用
者の自毛の粗密の程度によりその数を適宜増減すること
ができる。
【0016】ここで、各細線13には、例えば0.05
乃至0.2mm程度の太さの人毛または化繊の毛髪12
を直接に結着しあるいは巻き付けて接着し、多数本を所
定の方向に突出させて取り付ける。細線13が合成樹脂
で形成した平滑な糸でなる場合は、取り付けた毛髪12
が滑って移動してしまわないよう、図2に示すように、
細線13に例えばレーステープなどのネット材16等を
巻き付けて、これらのネット材16等に毛髪12を結着
するようにしてもよい。この場合、ネット材16等を細
線13の先端まで被うようにしておけば、毛髪12をこ
の細線13の先端にも取り付け得るので前額部の迷彩が
向上する。その際、細線13の先端をテーパを付けて尖
らせ、この尖った先端までネット材16等を巻いていけ
ば先端部が太くならずに済む。さらに、ネット材16に
代えて、ウレタン素材などの他のフィルム状又は薄いシ
ート状のテープを細線13に接着剤を用いて接着しなが
ら巻いて、このテープに毛髪12を結着又は植設するよ
うにしてもよい。
【0017】ここで、ほぼ平行に配置された複数本の細
線13を連結するために、連結部材14が用いられる。
この連結部材14は、縦方向に並置した複数本の細線1
3がばらけないよう、例えば中央で横方向に1本の剛性
の線材を配置することにより各細線13の交点と少なく
とも一点で連結固定される。この線材を2本横架するこ
とにより細線13がそれぞれ二点で連結され、各細線1
3がより強固に保形される。図1に示す実施の態様で
は、上記連結部材14及び補助連結部材15が、細線1
3との交差部においてそれぞれ各細線13に対して結
着,溶着,接着等により少なくとも二点で固定されてい
る。これら連結部材14及び補助連結部材15は細線1
3と同じ材料から構成されることができる。
【0018】本実施の態様では、連結部材14は略楕円
形の環状に形成されて各細線13の中心部近傍に配置さ
れている。連結部材14のサイズは、細線の前後が連結
されて束縛されずに十分な長さに突出するように、なる
べく小径のサイズに形成されるのが有利である。このた
め、連結部材14は剛性に富むアイロン等の合成樹脂材
料や、硬質プラスチック材などで形成するのがよい。連
結部材14を略楕円形の環状に形成した場合、頭形の湾
曲形状に沿うので浮き上がりが生じにくいが、連結部材
14を略矩形その他の形状に形成して、その浮き上がり
防止を工夫するようにしても勿論構わない。
【0019】本実施の態様では、両サイドに湾曲した補
助連結部材15を連結している。これにより、かつらの
型がより強固に保持され、とくに頭部の左右両サイドへ
の密着が向上する。また、図1に鎖線で示すように、こ
の補助連結部材15を利用して自毛活用型かつら10を
頭部に固定保持するための止着部材17を取り付けるよ
うにすることもできる。
【0020】この発明による自毛活用型かつら10は以
上のように構成されており、装着の場合には、図3に示
すように、先ず上記自毛活用型かつら10を使用者の頭
に載せて位置合わせし、植毛フレーム11の周縁付近に
付設した適宜の止着部材17を用いて使用者の自毛に係
着する。止着部材17としては、例えば反転可能な基材
に多数の櫛歯を設けた特公昭54−16785号公報に
記載の挟着具が好適に用いられ、または両面テープや液
状の医療用瞬間接着剤等を適用することにより使用者の
頭部に固定するようにしてもよい。
【0021】続いて、自毛の引出し作業を行なう。この
場合、かつら10を頭の上から一方の手で押さえつつ、
ブラシまたは櫛等を用いて頭部前方から後方にかけてブ
ラッシングすることにより、植毛フレーム11の連結部
材14から前方に突出した細線13の前端部の間に抑え
込まれている自毛Hを細線13の間から上方に引き出す
ことができる。
【0022】この際、各細線13がブラッシング方向に
沿って互いに平行に延びていることから、ブラッシング
中にブラシや櫛が細線13に引っかかるようなことはな
く、また自毛Hが細線13に絡まるようなこともなく、
ほぼ100%近くの自毛Hを簡単に細線13の間から引
き出すことができる。したがって、ブラシが破損した
り、植毛フレーム11が切れるようなことはない。ブラ
ッシングにより細線13がたとえ上方へ浮いたとして
も、細線13が形状復元性がある形状記憶樹脂材などで
成形されていると頭形に沿った元の形状にすぐに復元す
る。
【0023】そして、上述のように自毛Hをかつら10
の植毛フレーム11の外面に引き出したところで、整髪
用ブラシ等により軽くブラッシングして、自毛Hと植設
された毛髪12とを絡み合わせながら所望の髪型に整髪
することにより、かつらの装着が完了する。
【0024】このようにして使用者の頭部に装着された
かつら10は、その周縁には従来のかつらベースの外形
を画成するような周縁枠部材がなく、互いに平行に延び
る細線13が在るだけであるので、自毛と植設された植
毛12とが相互の絡み合いによって互いに良好に馴染む
ことになり、かつら10の周縁、特に前額部及び後頭部
において、植毛フレーム10の使用者の頭部からの浮上
りが低減される。また特に前額部においては、細線13
の径方向が直面することになるので、長さが不揃いであ
ることと相俟つて、使用者の自毛の生え際が自然に見え
ると共に、かつらの周縁が視認されにくくなる。また後
頭部においては、かつら10の毛髪12と使用者の自毛
との間の段差が解消し、かつらの周縁が視認されにく
い。したがって、本発明実施形態による自毛活用型かつ
ら10は、男性用かつら,女性用かつらそしてヘアピー
スに適用可能であり、何れの場合にも自毛との馴染み、
生え際の違和感のない自然さにより、自毛を十分に生か
すことができると共に、かつらの視認性が低減され、さ
らに自毛の引出しが容易になる。
【0025】なお、上述した実施形態においては、植毛
フレーム11全体が、細線13及び連結部材14、補助
連結部材15から構成されているが、これに限らず、例
えば環状の連結部材14の内側が、従来のかつらと同様
にネットにより構成されていてもよい。この場合、かつ
らの前額部及び後頭部付近では細線13が互いに平行に
延びており、その長さが不揃いであることによって、同
様に使用者の生え際や後頭部でのかつらの視認性が低減
され得ることになる。
【0026】また、上述した実施形態においては連結部
材14は環状に形成されているが、これに限らず、前述
のように複数本の細線13を互いに固定保持するように
少なくとも一本の連結部材が備えられていればよい。
【0027】さらに、上述した実施形態においては、細
線13は前後方向に延びているが、これに限らず、細線
は、使用者の自毛の毛流の方向あるいは整髪に沿って、
または使用者の整髪された髪型の毛流方向に沿って延び
るように配置構成することもできる。この場合、毛流方
向へのブラッシングによって自毛の引出しを容易に行な
うことができると共に、ブラシや櫛がブラッシングの際
に細線に引っかかることがない。
【0028】次に、本自毛活用型かつらの製造方法につ
いて説明する。最初に、細線13を使用して植毛フレー
ム11を形成する。この場合、図4に示すように石膏を
用いて頭部形状を模した石膏頭型20を成形し、この石
膏頭型20の表面の所定部位に、作製しようとする所望
の植毛フレーム11のパターンに沿った溝20aを刻設
する。所定の植毛フレーム11のパターンに対応する溝
20aを刻設した後、図5に示すように、例えばナイロ
ン素材の細線13をこの溝20a中にはめ込む。この
際、図示の実施例では、最初に環状の連結部材14をは
め込んで、その上から順次、所定本数の細線13をはめ
込んでいく。
【0029】次に、この状態で全体を加熱器へ収容し、
例えば100℃〜200℃の範囲で数十分の加熱処理を
施す。細線13がナイロン樹脂の場合は、例えば150
℃程度で30分〜50分間程度加熱すればよい。その
後、冷却し、石膏頭型20より各細線13と連結部材1
4を取り出すと、頭型の湾曲状に沿って湾曲した植毛フ
レーム材が成形される。この各細線13と連結部材14
を超音波溶着又は接着,結着等することにより、石膏頭
型パターンに沿った湾曲した植毛フレーム11が製作さ
れる。最後に、装着者の髪型に沿うよう、植毛フレーム
11の全体に毛髪12を取り付けていくことにより、本
発明の自毛活用型かつらが完成する。このようにして、
植毛フレーム11の成形,製作を行なうと、使用者の頭
形状にぴったりと沿った、浮き上がりの生じ難い植毛フ
レーム11を簡便に製造することができる。
【0030】次に、上記細線13の他の実施例について
説明する。図6(a)及び(b)は、それぞれ細線13
の先端にループ13aを形成し、このループ13aに植
毛した状態を示す部分拡大斜視図である。すなわち、細
線13にはその先端にループ13aが取り付けらる。こ
のループ13aは、1本の線材の一端を細線13の先端
部に添着し、その中間を細線の先端から突出させて環
(ループ)を作った後、他端を細線13の先端部に巻回
し結着したうえで、接着剤で固定することにより形成さ
れている。このループ13aは、例えば細線13と同様
の素材で形成することができ、弾性及び剛性を有すると
ともに、ドライヤ等の影響を受けにくい材料、例えばナ
イロンやポリエステルなどの合成樹脂,金属,カーボン
などの弾性及び剛性を備えた材料から構成される。好ま
しくは、ループ13aを構成する線材は細線13より小
径のものが選択される。
【0031】上記ループ13aは、図6(a)に示すよ
うに、頭皮面に平行に配設することができる。このよう
に頭皮面に平行に配設することにより、より多くの自毛
に絡み合わせることができ、前額部の毛量を一層増加さ
せることができる。
【0032】上記ループ13aは、また、図6(b)に
示すように、頭皮面に垂直に配設することができる。こ
のように頭皮面に垂直に配設することにより、前額部の
毛髪を後方へかき上げたときに上方向に厚みがでて一層
のボリューム感を出すことができる。また、前方から見
た場合、横方向の長さが線材の直径分の幅と極めて小径
で済むため、図6(a)に示す平行配置のものに比して
より視認しにくい利点がある。
【0033】ここで、図7(a)及び(b)は図6に示
す細線の上記した方法と若干異なる製造方法を説明する
ための部分拡大側面図であり、この例では、ナイロンな
どの細線材を用いて、細線13の先端部分にループ状の
輪が形成されるように、細線材の両端を細線13の先端
部分の側面に添えて、例えば、その上を糸線13bで巻
き付け、超音波或いは接着剤などで接着することで形成
している。
【0034】ところで、前額部にある髪を持ち上げたと
きに、細線13の先端の切り口部分(先端に露呈する断
面)が視認され得るが、上述のように、細線13の先端
にループ13aを形成することにより、皮膚に接する場
所から毛が生えているように見えて、先端の切り口を確
実に目立たないようにすることができる。
【0035】また、図8(a)及び(b)に示すように
して、ループ113aを形成することができる。すなわ
ち、一本のナイロン等の糸線を結んで、図8(a)に示
すような輪を形成し、図8(b)に示すようにその糸線
の端を細線13の先端に当てて例えば接着することで、
ループ113aを細線13の先端に形成している。
【0036】次に、さらに他の実施形態を図9を参照し
つつ説明する。この例では、細線を芯材213aとし
て、その全周囲に熱収縮性チューブ213bを被覆する
ことにより、細線213としている。図9(a)は熱収
縮性チューブ213bで被われた芯材213aの構成例
を示す部分拡大側断面図、図9(b)は図9(a)のA
−A断面図、図9(c)は図9(a)のB−B断面図で
ある。このような熱収縮性チューブ213b(以下、チ
ューブと言う)で被われた芯材213aはその先端ま
で、同様に被われていて突出部213cが形成されてい
る。この状態で、突出部213cを含む熱収縮性チュー
ブ213bの全体に毛髪を12を植設する。これによ
り、細線213の先端部が毛髪12で覆われることにな
るので、一層視認されにくい。なお、上記の説明では、
細線213を熱収縮性チューブ213bで被覆する例を
示したが、連結部材14及び補助連結部材15も同様に
熱収縮性チューブ213bで被覆し得るのは勿論であ
る。熱収縮性チューブ213bは好ましくは、黒または
乳白色或いは頭皮と同系統の着色とすれば、頭髪及び植
毛に隠蔽されて一層露顕されにくい。
【0037】図9に示す細線213を製造する場合、熱
収縮する前のチューブ213bに芯材213aを差し込
んで、100℃〜105℃の温度範囲で数十分程度加熱
処理を施すことで、チューブ213bが芯材213aに
密着して、図9(b)に示すような状態に形成される。
この際、チューブ213bの収縮状態で、芯材213a
の長さより長く形成することによって、突出部213c
を形成することができる。なお、熱収縮性チューブ21
3bは、ポリオレフィン或いはポリエチレンなどで形成
され、100℃〜105℃で少なくとも径方向に40パ
ーセント及びチューブの軸方向に大きくとも15パーセ
ント程度の収縮特性を有する。また、芯材213aとし
ては、チューブ213bよりも変形温度が高いものを用
いるのが好ましい。
【0038】このような細線213は、表面が弾性のゴ
ム質であるため毛髪12を先端まで容易に取り付けるこ
とができ、植毛作業効率が大きく向上する。連結部材1
4、補助連結部材15を細線213と同様、芯材213
aと熱収縮性チューブ213bとで構成した場合、各チ
ューブ同士を繋ぎ合わせる交点は、接着剤にて相互を接
着することができる。これにより強固に連結できる。こ
のように細線213を用いた自毛活用型かつらによれ
ば、細線213の先端まで容易に毛髪12を取り付ける
ことができ、また、チューブ213bを芯材213aよ
りも長く形成することで、前額部にある髪を持ち上げた
ときに、皮膚に接する場所から毛が生えているように見
えて先端の切り口を確実に目立たないようにすることが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
特にフロント部において、植毛フレームが互いに平行に
延びる複数本の細線から構成されており、これらの細線
上に多数の毛髪が植設されているので、細線の間は外側
に向かって開放している。したがって、かつら装着時
に、細線の間から使用者の自毛を引き出すとき、ブラシ
や櫛を使用して外側に向かって移動させることにより、
自毛を植毛フレームに引っかかることなく容易に引き出
すことができる。これにより、かつらの周縁付近、特に
フロント部にて、使用者の自毛がほぼ100%近く引き
出されて、植毛フレームの細線上に植設された毛髪と絡
め合わせることができる。したがって、細線が配設され
る領域においては、使用者の頭皮での発汗作用が妨げら
れず、生え際を含めた使用者の自毛を十分に活用するこ
とができると共に、かつらの周縁特にフロント部が浮き
上がるようなことはなく、使用者の自毛の生え際がかつ
らと良好に馴染んで、違和感なく自然な状態とすること
ができる。
【0040】本発明では、植毛フレームが毛流方向に沿
って前後方向に延びているだけであって、かつらベース
の基本構成となる周縁枠部材が存在しない。従って、前
額部の生え際(ヘアライン)に沿って横方向の筋が顕れ
ることがないので、使用者は安心して自毛及び植毛を後
方へかきあげて、バックスタイルを楽しむことができる
ことになる。このようにして、本発明によれば、周縁が
容易に視認されることなく自毛の引出しが容易に行なわ
れるようにした、極めて優れた自毛活用型のかつらが提
供される。また、上記細線の先端がループを設けている
場合や、熱収縮性のチューブが芯材としての細線のまわ
りを被っている場合には、細線の先端まで毛髪を取り付
けることができるので、先端の切り口を確実に目立たな
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自毛活用型かつらの一実施形態の
構成を示す概略平面図である。
【図2】図1のかつらにおける細線への毛髪の植設状態
を示す部分拡大側面図である。
【図3】図1のかつらを使用者の頭部に取り付けた状態
を示す斜視図である。
【図4】本発明による自毛活用型かつらの製造方法の一
例を示し、植毛フレームの成形工程を示す斜視図であ
る。
【図5】図4に示す石膏頭型へ細線をセットした状態の
断面図である。
【図6】(a)及び(b)は本発明の他の実施形態を示
し、細線の先端に形成したループへの植毛状態を示す部
分拡大斜視図である。
【図7】(a)及び(b)は、図6に示す細線の製造方
法の一例を説明するための部分拡大側面図である。
【図8】(a)及び(b)は、図6に示す細線の製造方
法の別の例を説明するための部分拡大側面図である。
【図9】(a)は本発明のさらに他の実施形態を示し、
芯材を熱収縮性のチューブで被覆することにより形成し
た細線を示す部分拡大側面図、(b)は(a)のA−A
断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。
【図10】従来の自毛活用型かつらの一例の構成を示す
概略平面図である。
【符号の説明】
10 自毛活用型かつら 11 植毛フレーム 12 毛髪(植毛) 13,113,213 細線 13a,113a ループ 213a 芯材 213b 熱収縮チューブ 213c 突出部 14 連結部材 15 補助連結部材 16 ネット材 17 止着部材 20 石膏頭型 20a 溝 H 自毛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢口 利男 東京都新宿区新宿5丁目5番3号 フォン テーヌ株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁領域の少なくとも前額部及び/又は
    後頭部の部分にて、それぞれ前方及び/又は後方へ延び
    る複数本の剛性の細線と該細線に取り付けた多数の植毛
    とから植毛フレームを構成し、 上記細線の間から使用者の自毛を引き出して、上記細線
    に取り付けた植毛と絡め合わせることにより装着される
    ことを特徴とする、自毛活用型かつら。
  2. 【請求項2】 それぞれ前方及び/又は後方へ延びる複
    数本の剛性の細線と各細線に対して少なくとも一点で交
    差して連結される一本以上の連結部材と該細線及び連結
    部材に取り付けた多数の植毛とから植毛フレームを構成
    し、 上記細線の間から使用者の自毛を引き出して、上記細線
    に取り付けた植毛と絡め合わせることにより装着される
    ことを特徴とする、自毛活用型かつら。
  3. 【請求項3】 前記各細線が、周縁にてそれぞれ異なる
    長さを有していることを特徴とする、請求項1又は2に
    記載の自毛活用型かつら。
  4. 【請求項4】 前記各細線が、周縁領域の少なくとも前
    額部及び/又は後頭部の部分にて、互いにほぼ平行に延
    びていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記
    載の自毛活用型かつら。
  5. 【請求項5】 前頭部側に配置された前記各細線が、使
    用者の整髪された髪型の毛流方向に沿って延びているこ
    とを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の自毛活
    用型かつら。
  6. 【請求項6】 後頭部側に配置された前記各細線が、使
    用者の自毛の毛流の方向に沿って延びていることを特徴
    とする、請求項1〜4の何れかに記載の自毛活用型かつ
    ら。
  7. 【請求項7】 前記各細線が弾性を備えた剛性材料から
    成ると共に、周縁領域の少なくとも前額部及び/又は後
    頭部の部分にて、頭形状に沿って湾曲して前方及び/又
    は後方へ延びていることを特徴とする、請求項1〜6の
    何れかに記載の自毛活用型かつら。
  8. 【請求項8】 前記各細線が剛性を備えた合成繊維糸で
    成り、頭形状に沿って湾曲して成形されていることを特
    徴とする、請求項1〜7の何れかに記載の自毛活用型か
    つら。
  9. 【請求項9】 前記各細線が、剛性を備えた合成繊維糸
    と該合成繊維糸の表面を被ったネット部材とから成り、
    頭形状に沿って湾曲して成形されていることを特徴とす
    る、請求項1〜8の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  10. 【請求項10】 前記連結部材を、前記各細線に対して
    交差して溶着により連結することを特徴とする、請求項
    2に記載の自毛活用型かつら。
  11. 【請求項11】 前記連結部材が略楕円形の環状に形成
    され、前記各細線に対して少なくとも二点で交差して連
    結されることを特徴とする、請求項2又は10に記載の
    自毛活用型かつら。
  12. 【請求項12】 前記細線が、その先端に毛髪取付用の
    ループを備えていることを特徴とする、請求項1〜11
    の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  13. 【請求項13】 前記ループが、頭皮面に平行に配置さ
    れていることを特徴とする、請求項12に記載の自毛活
    用型かつら。
  14. 【請求項14】 前記ループが、頭皮面に垂直に配置さ
    れていることを特徴とする、請求項12に記載の自毛活
    用型かつら。
  15. 【請求項15】 前記細線が熱収縮性のチューブで被わ
    れていることを特徴とする、請求項1〜12の何れかに
    記載の自毛活用型かつら。
  16. 【請求項16】 前記チューブが、少なくとも前記細線
    の先端部を隠蔽する長さの突出部を備え、該突出部に植
    毛が施されることを特徴とする、請求項15に記載の自
    毛活用型かつら。
  17. 【請求項17】 植毛フレームのパターンに沿って刻設
    した石膏頭型の溝に細線及び連結部材をセットした状態
    で、所定の温度で所定時間加熱することにより植毛フレ
    ームを成形し、該植毛フレームに多数の毛髪を植設する
    ことを特徴とする、自毛活用型かつらの製造方法。
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