JP5419843B2 - 自毛活用型かつら - Google Patents

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本発明は、かつらの隙間又は開口から引き出した自毛とかつらの毛髪とを混ぜ合わせて装着する自毛活用型かつらに関する。
一般的に、かつらは、薄毛領域を覆うかつらベースと、このかつらベースに取り付けた複数の毛髪と、から構成されている。かつらベースは、例えば人工皮膚材又はネット部材から構成されており、装着者の頭部の輪郭形状に沿うように椀状又は帽子状に形成されている。
このようなかつらベースを備えたかつらを頭部に装着すると、かつらベースに装着者の自毛が押しつけられて、活用されないままとなってしまう。
そこで、従来、人工皮膚材やネット部材からなる椀状又は帽子状のかつらベースに代えて、線状の部材を組み合わせたフレームワークのみで構成したかつらが知られている。特許文献1のかつらは、複数の線状部材だけを組み合わせて成る骨格状のフレームワークに複数の毛髪を取り付けて植毛フレームとしており、この植毛フレームを装着者の頭部に載せて、各線状部材同士の隙間から装着者の自毛を植毛フレームの下側から引き出し、自毛と植毛フレームの毛髪とを混ぜ合わせて使用する。
特許文献1のかつらでは、骨格状のフレームワークは、例えば全体を細かい編み目のネットで成形したものや合成樹脂製の人工皮膚のような面状のかつらベースに比べて毛髪を取り付けることができる領域が少ない。そのため、特許文献1のかつらで、装着者の頭部にボリューム感を持たせようとしても、フレームワークを構成する線状部材に密に毛髪を取り付けるほかない。このように植毛フレームでは線材と線材との間に大きな隙間が存在するため、取り付けることが出来る毛髪量にも限界があり、所望の毛髪量を得られ難い場合がある。
かつらのボリューム感を増す技術として、特許文献2が知られている。特許文献2の増毛用かつらは、チェーン状細糸部材で形成した植毛フレームを備え、さらに分け目部分のように高毛髪量が要求される部位に、チェーン状細糸部材を狭い間隔で平行に配置している。
特開2002−115115号 実開平5−22523号 特開2007−92202号 特開2001−329420号 WO2007/129708
特許文献1のかつらの毛髪の増量を図るために、特許文献2のかつらに倣って特許文献1のフレームワークにおける高毛髪量が要求される部位に、複数の線状部材を狭い間隔で平行に且つ近接して配置することが考えられる。しかし、複数の線状部材同士を近接させると、フレームワークを装着者の頭部に載せた場合、近接した線状部材の下側に存在する装着者自身の自毛を、線状部材間の狭い隙間から引き出すことができず、これにより自毛はフレームワークの下側に押さえ付けられたままとなり、自毛と線状部材に取り付けた毛髪とを混ぜ合わせることができない。これでは、従来の面状のかつらベースと同じになってしまい、線状部材を組み合わせてフレームワークを構成して装着者の自毛を引き出しやすくした特許文献1の自毛活用型かつらの特性が失われてしまう。
また、従来の線状部材を使用したかつらにおいては、装着者の自毛とかつらに取り付けられている毛髪とを混合して頭部の薄毛部分を隠すので、かつらの毛髪にボリューム感、つまり立ち上がりが要求されるが、かつらの毛髪にボリュームを与える方法として、特許文献3には線状部材からほぼ垂直に立ち上がるように毛髪を線状部材に取り付ける方法が開示されている。しかし、この取付方法によって立上がり感を向上することができたとしても、例えば線状部材に取り付けることができる毛髪量には限界がある。
また、ボリュームを向上させるために、線状部材に取り付ける毛髪の剛性値を高くすることが考えられる。しかし、これも毛髪量の増加には寄与しない。
また、このような問題は、線状の部材だけでフレームワークが構成されるかつらに限定されるものではなく、かつらベースの一部に装着者の頭部を引き出すことが可能な開口を有し、この開口に所定の間隔を置いて線状部材が並設されるかつら(例えば特許文献4)においても同様であり、つまり特許文献4のかつらを構成する線状部材に取り付けることができる毛髪量にも限りがある。
このように、本発明は、線状部材に多くの毛髪量を取り付けることができ、毛髪のボリュームを向上したかつらを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成は、装着者の自毛を引き出す隙間を有するフレームワークと、このフレームワークに取り付けられた複数の毛髪と、を備え、フレームワークの隙間から引き出した自毛とフレームワークに取り付けた毛髪とを混ぜ合わせて装着する自毛活用型かつらであって、フレームワークは、複数の線状部材だけを組み合わせて構成された主部と、主部の線状部材に取り付けられている複数の副部と、を備え、副部は線状に形成されていると共に、当該副部は主部の線状部材への取付部位から延びる枝部を有し、枝部の先端が当該取付部位より高い位置に配設されている。
上記目的を達成するために、本発明の第2の構成は、装着者の自毛を引き出す開口を有するかつらベースと、このかつらベースに取り付けられた複数の毛髪と、を備え、かつらベースの開口から引き出した自毛とかつらベースの毛髪とを混ぜ合わせて装着する自毛活用型かつらであって、かつらベースは、開口を有するベース本体部と、ベース本体部に取り付けられている複数の副部と、を備え、ベース本体部は、開口を内側に有する枠部材と、開口の領域で間隔を置いて横方向に並ぶように枠部材に取り付けられた複数の線状部材と、から構成され、副部は線状に形成されていると共に、当該副部はベース本体部の線状部材への取付部位から延びる枝部を有し、枝部の先端が当該取付部位より高い位置に配設されている。
本発明の自毛活用型かつらにおいて、好ましくは、副部に取り付けた毛髪の抜けを規制する脱落防止部材を有する。
本発明によれば、かつらの骨格を成すフレームワーク又はかつらベースが、特許文献1と異なり、装着者の頭部形状に沿うように形成された主部又はベース本体部だけでなく、この主部又はベース本体部に取り付けられている副部とを備えていることから、この副部にも複数の毛髪を取り付けることができる。これにより、毛髪の増量を図ることができる。
このように、毛髪の取付領域がフレームワークの主部又はかつらベースのベース本体部だけでなく、副部にも広がることで、副部に取り付けた複数の毛髪によって迷彩効果が向上し、フレームワークの主部又はかつらベースのベース本体部を構成する線状部材や連結用部材の露見の防止を一層図ることができる。
さらに、フレームワークの主部又はかつらベースのベース本体部の各線状部材同士の間から引き出された自毛が、副部に取り付けた毛髪とも混ぜ合わさることができるため、毛髪のボリュームアップを向上させることができる。本実施形態では、特許文献3に開示の毛髪の取付方法を行わずに、毛髪が線状部材から立ち上った姿勢を維持することができる。
本発明の第1実施形態に係る自毛活用型かつらの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る自毛活用型かつらの平面図である。 本発明の第1実施形態に係るフレームワークを構成する線状の部材に副部及び毛髪が取り付けられた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る自毛活用型かつらのフレームワークを製造するために利用する石膏頭型の斜視図である。 (A)〜(C)は本発明の第1実施形態の変形例に係る自毛活用型かつらのフレームワークを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る自毛活用型かつらを示す平面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る自毛活用型かつらを示す平面図である。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態に係る自毛活用型かつら(以下、単にかつらと称する場合がある。)1を示す斜視図であり、図2はかつら1の平面図である。このかつら1は、フレームワーク10とこのフレームワーク10に取り付けた複数の毛髪20とを備え、植毛フレームとして構成されている。
図1及び図2では、フレームワーク10を分かり易く説明するために、フレームワーク10に取り付けた毛髪20の描写を僅か数本だけ描くに止め大部分を省略しているが、毛髪20は実際には、フレームワーク10の全体に亘って緻密に取り付けられている。このかつら1は、図2に二点鎖線で装着者Pの頭部を表しているように、かつら前側が装着者の前額部側に位置しかつら後側が後頭部側に位置するよう装着される。かつら全体が装着者の頭部の例えば薄毛部分を覆う形状及びサイズとなるよう調整されている。
本実施形態のフレームワーク10は、装着者の頭部形状に沿うように形成された主部110と、この主部110に取り付けられていると共に主部110における取付部位より高い位置へ延出した複数の副部120と、だけで構成されている。
主部110は、複数の線状部材を組み合わせて構成されている。具体的には、主部110は、装着者頭部の前後方向に長さ方向を揃えた、図示の場合6本の線状部材111A〜111F(以下、単に線状部材111と呼ぶ場合がある。)と、装着者頭部の左右方向に長さ方向を揃えていると共に前後に延びた6本の線状部材111A〜111Fとそれぞれ連結した1本の連結用の線状部材(以下、連結用部材と呼ぶ場合がある。)112と、から構成されている。前後方向に延びる6本の線状部材111A〜111Fは、前額部及び後頭部付近、特に前額部付近において、各線状部材111A〜111Fの先端が不揃いとなるように互いに異なる長さに形成されており、図示例では中側の二本の線状部材111C,111Dが最も長く、最も外側の線状部材111A,111Fに行くにつれて次第に短くなるよう、寸法が選定されている。
このように中央の線状部材111C,111Dの先端を最も突出させ、左右に位置する線状部材111B,111E,111A,111Fを徐々に引っ込めるように配置すれば、一般的なヘアラインL(図2の一点鎖線を参照)に沿った配置となる。装着者の頭部の前後方向に延びる線状部材111A〜111Fは装着者の自毛の粗密の程度により本数を適宜増減することができ、そのパターンも後で詳述するように種々の形状を採り得る。
連結用の線状部材112は、複数本の線状部材111A〜111Fを纏める機能を有し、本実施形態では一本の連結用の線状部材112が用いられている。連結用の線状部材112は、例えば図1及び図2に示すように、複数本の線状部材111A〜111Fと同一部材で略直線状に形成され、並置した複数本の線状部材111A〜111Fの長さ方向の中央位置でそれらを横切るように配置され、各線状部材111A〜111Fと連結している。このように、主部110は、前後方向に延びた線状部材111A〜111Fと連結用の線状部材112とを組み合わせて構成されている。線状部材111A〜111Fと連結用の線状部材112とが重なる交点部分は、例えば接着,結着,縫着,溶着などで連結されている。
第1実施形態の主部110では、前後方向へ延びた各線状部材111A〜111Fは例えばそれぞれ約1〜2cmの間隔を開けて並設されている。さらに図2から分かるように、前後方向の線状部材111A〜111F同士の間隔は、先端に行くにつれて次第に幅方向に間隔を広げている。
主部110が装着者Pの頭部形状に沿うように、各線状部材111A〜111F及び連結用部材112は、図1に示すように、湾曲している。主部110は、図1に示す形態を維持するように構成されている。つまり、主部110は保形性を有する。このため、各線状部材111A〜111F及び連結用部材112は以下の機能を発揮するような曲げ剛性を有する。後述するように、主部110には副部120が取り付けられ、さらに主部110と副部120とには毛髪20が多数本取り付けられるので、その全体重量に抗して頭部形状に沿った湾曲状の形態を維持できる程度の保形性と、人が力を加えた場合に変形できる弾力性を備えている。すなわち、主部110を構成する各線状部材111A〜111F及び連結用部材112の曲げ剛性値は、例えば装着者Pの頭部に主部110を当てた場合に装着者Pの頭部輪郭形状にフィットするよう各線状部材111A〜111F及び連結用部材112が湾曲の程度を変えることができる弾力性を有するように選定されている。
本実施形態では、各線状部材111A〜111F及び連結用部材112の材料としては、ドライヤー等の熱の影響を受けにくい材料、例えばナイロン(ポリアミド系合成繊維)、ポリエステル等の合成樹脂材料が好ましい。各線状部材111A〜111F及び連結用部材112の太さは、例えば0.10〜0.30mmの範囲である。太さが0.10mm未満であるとそれより太い毛髪を主部110に結着させた部分の大きさが主部110を構成する線材の直径よりも大きくなってしまい、一方、0.30mmよりも太くなると、頭部に主部110を装着した時に当該主部110を構成する各線状部材111A〜111F及び連結用部材112自体が目立ち過ぎて主部110の全体形状が露見し易くなる。
各線状部材111A〜111F及び連結用部材112の断面形状は、例えば円形又は楕円形が好ましい。主部110の重量は、その材質にもよるが、せいぜい約1〜5g程度の軽量に構成される。
各線状部材111A〜111Fと連結用部材112との各先端部は、図2に示すように、好ましくは、膨出部113が形成される。この膨出部113を略球形状に膨出して形成することにより、各線状部材111A〜111F及び連結用部材112に取り付けた毛髪20が抜け落ちるのを防ぐとともに、頭皮との接触をソフトにして、頭皮を傷つけるのを防止することができる。
副部120は前述の線状部材111A〜111Fや連結用部材112と同様に線状に形成されている。
本実施形態では、複数の副部120が主部110に取り付けられている。図1及び図2では主部110及び副部120を分かり易く説明するために、主部110に取り付けた副部120の描写を僅か3本だけ描くに止め大部分を省略している。
副部120は、主部110を構成する各線状部材111A〜111Fや連結用部材112に結着して取り付けられている。
各副部120は、図3に示すように、各線状部材111A〜111F及び連結用部材112に結着して形成された結び目(以下、これを取付部位と呼ぶ。)125から各両端までの部分(以下、これらをそれぞれ枝部と呼ぶ。)121A,121Bを有し、これらの枝部121A,121Bが取付部位125より高い位置へ向けて延びている。少なくとも枝部121A,121Bの先端は取付部位125より高い位置に配置される。なお、図1及び図2では、各副部120の各線状部材111C,111Eにおける取付部位(図中で破線の円Cで囲う部分参照)125の詳細な表示を省略して、各副部120が各線状部材111A〜111Fより上方へ延びた状態を模式的に表している。
各副部120は、主部110に取り付けた状態で一対の枝部121A,121Bが立ち上がった姿勢を維持する程度の剛性を有する。なお、これらの枝部121A,121Bには複数の毛髪が取り付けられるので、各枝部121A,121Bに取り付けた複数の毛髪の重さに抗して取付部位125よりも高い位置に持ち上がった姿勢を維持できる程度の剛性を有する。副部120の曲げ剛性値が低い、例えば毛髪20よりも低いと、線状部材111A〜111Fや連結用部材112に結着した副部120が垂れ下がってしまう。これでは、線状部材111A〜111Fや連結用部材112よりも低い位置に副部120が配置することになり、副部120に取り付けた毛髪20と、主部110に取り付けた毛髪20との高さ位置に差が出なくなり、後述する本実施形態の効果、つまりボリューム感を発揮できなくなる。
各副部120の剛性は後述する擬毛の曲げ剛性値の4〜6倍が好ましい。4倍未満であると、一定本数(例えば10〜20本)以上の毛髪を取り付けた場合には、取り付けた毛髪の重みで副部120が垂れ下がり、線状部材112よりも下側に位置する。これにより、毛髪の立ち上がりが得られずボリューム感がなくなる。また、副部120に取り付けた毛髪の取付部分が変形すると取り付けた毛髪の位置がうねってしまい汚い仕上がりになってしまう。一方、6倍を越えると剛性が高過ぎてしまい、副部120が主部110の線状部材111A〜111Fに対して直角に近い角度で立ち上がってしまって不自然な外観を呈するとともに、フレームワーク10から引き出した頭部自毛を副部120に取り付けた毛髪と馴染ませることができなくなり、自毛活用型かつら1の目的を果たさなくなってしまう。例えば、副部120の曲げ剛性値は3000×10-5[gf cm2/本]程度に設定される。この剛性値は、カトーテック株式会社製の「シングルヘア−ベンディングテスター(製品番号:KES-SH)」での測定値である。
この副部120は、主部110を構成する線状部材111A〜111Fや連結用部材112と同様に、ドライヤー等の熱の影響を受けにくい材料であるナイロン(ポリアミド系合成繊維)、ポリエステル等の合成樹脂材料から構成される。例えば、ナイロンから成るフィラメントを副部120として利用できる。この副部120として、フィラメントを撚り合わせたマルチフィラメントよりも、一本のフィラメントでなるモノフィラメントを利用することが好ましい。モノフィラメントはマルチフィラメントのように繊維のほつれが生じ難いからである。副部120は太すぎると露見し易くなるおそれがあるため、後述する毛髪の太さの2倍以下が好ましい。毛髪の太さの2倍を超えると、毛髪と副部120との太さの違いがきわ立ち、副部120が目立ってしまう。また、毛髪を結着して取り付ける場合にはモノフィラメントが太いと結着箇所が緩み易くなり、結着箇所を十分に締めることができなくなる。
副部120は、主部110を構成する線状部材111A〜111Fや連結用部材112に比べて太さが細く形成されている。この副部120は、好ましくは線状部材111A〜111Fや連結用部材112と同色であり、太さは線状部材111A〜111Fや連結用部材112よりも細いが取り付ける毛髪、例えば0.08mm程度の太さとすると良好な迷彩効果を奏する。この副部120の長さは毛髪よりも短い。副部120が毛髪よりも長過ぎると外観が不自然に見えると共に、副部120に取付けた全ての毛髪と自毛とを混ぜることができなくなる。
副部120の剛性は線状部材111A〜111Fや連結用部材112に比べて低い。副部120の剛性が高過ぎると上述の通り、線状部材111A〜111Fからの立ち上がりが高くなり過ぎて不都合が生じる。また、線状部材111A〜111Fは、装着者の頭部の輪郭形状の形態を保持する可能な程度の弾性と剛性とを有する。なお、取付部位125から両端に延びる一方の枝部121Aと他方の枝部121Bとは長さが同じでも不揃いでもよい。
各副部120の各先端部は、図3に示すように、副部120自体を結んで形成される結び目122を有する。結び目122より先端側の部分は余分であるため切除している。なお、図3では、結び目122を簡略化して円で表している。
この結び目122によって各副部120に取り付けた毛髪20が抜け落ちるのを防ぐことができる。この結び目122に代えて、副部120の先端部を例えば溶融して形成される膨出部、又は副部120の先端部に取り付けた別の塊状の部材、を脱落防止部材として利用してもよい。
このように、本実施形態のフレームワーク10は主部110とそこに取り付けられた複数の副部120とからなり、これらの主部110と副部120とに複数の毛髪20が取り付けられている。
フレームワーク10に取り付ける毛髪20としては、人毛の他に、ナイロン,ポリエステル等で作った、例えば直径0.05乃至0.2mm程度の人工毛髪が好適である。各毛髪20は、フレームワーク10を構成する主部110、副部120に結着,接着,或いは巻き付けて接着し、多数本を所定の方向に突出させて取り付けられる。主部110の各線状部材111や連結用部材112に結着した各副部120の一対の各枝部121A,121Bには、所定本数の毛髪20が取り付けられる。この毛髪20の植設本数は適宜増減可能であるが、5〜15本の範囲であればある程度の要望に応えられる本数である。なお、本実施形態では、図3に示すように、主部110に取り付ける毛髪20の本数は、当該主部110に取り付ける副部120の本数よりも少なく設定されているが、その逆であってもよい。
毛髪20は、装着者Pの自毛と同色であれば不自然な感じを与えない。ファッション性を好む場合は、自毛とは異なる色彩を取り付ければ、おしゃれ用のかつらとすることもできる。
次に、かつら1の製造方法について説明する。
最初に、図4に符号200で示すように、好ましくは装着者Pの頭部形状にできるだけ一致するように成型した頭部形状を模した石膏頭型を製作する。この石膏頭型200上に主部の骨格状のパターン(図示省略)を書き込み、このパターンに沿って線状部材及び連結用部材用の合成樹脂製の線材を所定長さに切って配置する。図中の破線が石膏頭型200上に配置した線状部材111及び連結用部材112を表している。各線状部材111及び連結用部材112は、先の尖ったU字状のステープル(図示省略)で石膏頭型200に固定される。
次に、線材である各線状部材111及び連結用部材112の軟化温度以上の所定温度で、石膏頭型200と共に石膏頭型200上に配置した線状部材111及び連結用部材112を加熱処理して、各線状部材111及び連結用部材112に頭部形状に則した湾曲形状を付ける。加熱処理後、石膏頭型200から各線状部材111及び連結用部材112を取り外して、各線状部材111と連結用部材112とが重なる部分同士を例えば超音波装置で溶着、又は接着剤で固定する。
各線状部材111と連結用部材112とが重なる交点部分を固定したら、主部110を再度石膏頭型200に載せ、ステープルなどで固定する。そして、所定温度で加熱して主部110の形状を補正する。
このようにして作製した主部110の線状部材111や連結用部材112に副部120を取り付ける。これにより、フレームワーク10が完成する。
最後に、フレームワーク10に毛髪20を取り付けることで、植毛フレームからなる自毛活用型かつら1が完成する。毛髪20は人毛でも人工毛髪の何れでも良い。フレームワーク10を構成する線状の部材、つまり線状部材111、連結用部材112及び副部120に毛髪を2つ折りにして、折り部付近を捲回して結着させて、毛髪20はフレームワーク10に取り付けられている。毛髪20のフレームワーク10への取付方法は、特に限定されるものではなく、公知の毛髪取付方法を利用してよい。
主部110及び副部120として例えばポリアミド樹脂で作った線材を用いる場合は、約150℃〜170℃で、30分〜4時間程熱処理を施すと湾曲形態が安定する。この線材は、透明,半透明又は肌色或いは毛髪と同色に着色されたものを用いるのが望ましい。また、線材の表面をサンドペーパーなどで粗面処理を施すと、表面の艶を抑えることができるとともに、取り付けた毛髪の抜け落ちを防止するうえで好ましい。
本実施形態の自毛活用型かつら1は以上のように構成されており、装着する場合には、先ず自毛活用型かつら1を装着者Pの頭に載せて位置合わせする。装着者Pの頭部に載置する部位は、図2に示すように、装着者頭部の前後方向へ延びた各線状部材111の先端部がヘアラインLから数センチ頭頂部側へ入り込んだ位置にセットする。続いて、自毛の引き出し作業を行なう。この場合、かつら1を頭の上から一方の手で押さえつつ、ブラシや櫛を用いて、好ましくは線状部材111の長さ方向に向けてブラッシングする。ここで、装着者Pは、連結用部材112を境に、前側は前方に向けて、後側は後方へ向けてブラッシングすることにより、かつら1に抑え込まれている自毛を線状部材111の間から上方に引き出すことができる。これにより、フレームワーク10の下側にある全ての自毛をほぼ100%近く、簡単に線状部材111同士の間から引き出すことができる。
そして、装着者Pの自毛をフレームワーク10の間から外面に引き出したところで整髪用ブラシ等により軽くブラッシングして、自毛と毛髪とを混ぜ合わせながら所望の髪型に整髪する。この際、主部110の隙間から引き出した自毛を、主部110に取り付けた毛髪20と混ぜ合わせるだけでなく、副部120に取り付けた毛髪とも混ぜ合わせる。
このようして、かつら1の装着が完了する。なお、かつら1の頭部への固定は、公知のかつら用ストッパー(例えば、特許文献5)をフレームワーク10の裏側へ固着しておき、このストッパーにて自毛を挟着して固定すれば便利である。
本実施形態に係る自毛活用型かつら1では、骨格状を呈するフレームワーク10が、特許文献1と異なり、装着者Pの頭部形状に沿うように形成された主部110だけでなく、この主部110に取り付けられた副部120をも備えていることから、この副部120にも複数の毛髪20を取り付けることができる。これにより、毛髪の増量を図れる。
このように、毛髪20の取付領域が主部110だけでなく、副部120にも広がることで、副部120に取り付けた複数の毛髪20によって迷彩効果が向上し、主部110を構成する線状部材111や連結用部材112の露見の防止を一層図ることができる。
さらに、主部110の各線状部材111同士の間から引き出された自毛が、副部120に取り付けた毛髪20とも混ぜ合わさるため、毛髪20のボリュームアップを向上させることができる。本実施形態では、特許文献3に開示の毛髪の取付方法を行わずに、毛髪が線状部材から立ち上った姿勢を維持することができる。
また、本実施形態では、副部120の曲げ剛性値が高い、例えば毛髪20よりも高いことから、線状部材111や連結用部材112に結着した副部120が垂れ下がらずに、副部120が装着者Pの頭皮から浮き上がった位置に配置され、この副部120から、つまり頭皮から上方へ離れた位置から延出するように毛髪20が副部120に取り付けられている。よって、副部120に取り付けた毛髪20は、主部110に取り付けた毛髪20よりも高い位置にあるため、ボリュームの向上に貢献する。
なお、かつら1は、男性用かつら,女性用かつらとして用いることができる他、おしゃれ用のファッションかつらとしても適用でき、いずれの場合にも、自毛の引き出しが容易にできるので、自毛を十分に活用することができる。したがって、自毛との馴染みが良好でかつらの周縁の生え際に違和感がなく、自然なヘアスタイルを作ることができる。
[第1実施形態の変形例]
本発明の第1実施形態の変形例では、フレームワーク10を構成する主部が、第1実施形態の主部110と異なり、図5(A)〜図5(C)に示すように構成されている。図5の各主部110A〜110Cは、前述の主部110と線状部材111の数が相違しており、図5(A)では7本、図5(B)では5本、図5(C)では4本の形態が示されている。
このように構成された主部111A〜111Cに複数の副部120が取り付けられてフレームワーク10A〜10Cが構成され、このフレームワーク10A〜10Cに多数の毛髪20が取り付けられてかつら1A〜1Cが完成する。このかつら1Aも、第1実施形態と同様の効果を発揮する。尚、図5(A)〜図5(C)では、副部120と毛髪20の表示を僅か数本にし、それらの大部分の表示を省略している。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る自毛活用型かつらについて説明する。第2実施形態のかつらでは、前述の第1実施形態のフレームワーク10に代えて、外周縁をもったかつらベース30を備えている。
図6は本発明の第2実施形態に係る自毛活用型かつら2を示す平面図である。図6ではかつら2のかつらベース30を分かり易く説明するために、かつらベース30に取り付けた毛髪20の描写を僅か数本だけ描くに止め大部分を省略しているが、毛髪20は実際には、かつらベース30の全体にわたって緻密に取り付けられている。前述の実施形態と同様の構成には同じ符号を付してその説明は省略する。
このかつら2のかつらベース30は、図6に示すように、装着者の頭部形状に沿うように形成されたベース本体部130と、このベース本体部130に取り付けた複数の副部120と、から構成されている。ベース本体部130は、枠部材131と、この枠部材131に取り付けられた複数の線状部材111と、から構成されている。
枠部材131は、かつら2の外形を画成し、これを一定に保持して型くずれを防止するための型保持を行なうものである。本実施形態では円環状に形成されており、その内周縁と外周縁との間部分(図で斜線で表す領域)が上下に面を有するように形成されている。枠部材131は、例えばポリアミド系合成繊維,ポリエステル製のネット又はポリウレタン等を素材とした人工皮膚などで構成されている。また、枠部材131は、合成繊維で構成されたネットを2枚重ね合わせて形成されてもよい。
枠部材131には線状部材111が固定されている。具体的には、図6に示すように、4本の線状部材111は枠部材131の開口132領域で装着者頭部の前後方向へ長さ方向を揃えていると共に、装着者頭部の左右方向に所定の間隔を置いて並べて設けられている。この間隔は例えば10mm〜30mmに設定される。
このように構成されたベース本体部130に副部120が取り付けられている。本実施形態では、副部120は、全長の中間部分を線状部材111に結着して取り付けられている。
次に、かつら2の製造方法について説明する。
先ず、第1実施形態のかつら1の製造方法と同様に、先ず装着者Pの頭部形状にできるだけ一致するように成型した頭部形状を模した石膏頭型200(図4参照)を製作する。そして石膏頭型200上にベース本体部130の構成材料である複数の線状部材111の配置を示すパターンを書き込み、このパターンに沿って合成樹脂製の線材を所定長さに切って配置する。各線状部材111は例えば両端をステープルで石膏頭型に固定する。
次に、線状部材111の軟化温度以上の所定温度で、石膏頭型200と共に石膏頭型200上に配置した線状部材111を加熱処理して、各線状部材111に頭部形状に則した湾曲形状を付ける。
次に、このように製作した線状部材111と枠部材131との連結方法について説明する。
先ず、枠部材131が人工皮膚で構成される場合について説明する。
石膏頭型200に剥離シートを被せる。この剥離シートの上に頭部形状の形を付けた線状部材111を所定位置に配置する。線状部材111を剥離シート上に固定する。そして、かつらベース30の開口132を画する領域部分をマスキングテープで覆う。このとき、マスキングテープからは各線状部材111の両端部がはみ出している。剥離シート上のマスキングテープ及びそこから突出した線状部材111の先端部を含む石膏頭型200の全領域に有機溶剤で溶解した合成樹脂溶液を塗布する。この塗布液が乾燥した後、マスキングテープを剥がす。さらに、乾燥して形成された人工皮膚の内、余剰部分を除去する。これによりベース本体部130が完成する。
一方、枠部材131が網地状のネットで構成される場合には、石膏頭型200にネットを2枚重ねて張り、これらのネットをステープルなどで石膏頭型200に固定する。そして、例えば2液混合型の熱硬化性樹脂を有機溶剤で希釈した溶液を、ネットの上から塗布した後、石膏頭型200と共に2枚のネットを加熱処理する。これにより、ネットに頭部形状の形を付与することができる。
次に、石膏頭型200からネットを1枚だけ剥がして、石膏頭型200に残った1枚のネット上に、頭部形状が付与された線状部材111を配置する。この場合、各線状部材111はネット上に固定する。そして、これらの線状部材111の上から剥がしたネットを位置合わせして被せる。
2枚のネットの間に複数の線状部材111が挟まれた状態で、2枚のネットと各線状部材111とを仮止めした後、石膏頭型200からそれらを取り外す。そして、ネットの内、枠部材131を構成する領域を縫着又は溶着して一体化した後に、ネット及び線状部材111の余剰部分をそれぞれカットすることで、ベース本体部130が完成する。
このようにして作製したベース本体部130の線状部材111に副部120をその全長の中間部を結着して取り付けることで、かつらベース30が完成する。
最後に、かつらベース30の全体、つまり枠部材131、線状部材111及び副部120に複数の毛髪20を取り付けることで、自毛活用型かつら2が完成する。
なお、図6では、かつらベース30を分かり易く説明するために、かつらベース30に取り付けた毛髪20の描写を僅か数本だけ描くに止め大部分を省略しているが、毛髪20は実際には、かつらベース30の全体にわたって緻密に取り付けられている。また、ベース本体部130に取り付けた副部120の描写を僅か2本だけ描くに止め大部分を省略している。副部120の数も図示例に限定されるものではない。
このように構成されたかつら2は、前述の実施形態と同様に、副部120がベース本体部130を構成する線状部材111に、その取付部位より上方側へ延びるように取り付けられている。このかつら2も、前述のかつら1と同様の効果を発揮する。
[第2実施形態の変形例]
本発明の第2実施形態の変形例では、かつらベースを構成するベース本体部が、第2実施形態のベース本体部と異なる。図7に示すように、本第2実施形態の変形例のかつら2Aでは、ベース本体部130Aの枠部材131Aが、前述のベース本体部130の枠部材131と相違しており、図示するように楕円形に形成されている。枠部材131Aの形状は図示例に限定されるものではなく、例えば矩形型でもよい。
さらに、本変形例のベース本体部130Aでは、枠部材131Aに固定されている各線状部材111が、その両端部を枠部材131Aの外周縁を超えてベース外側へ突出している。
このベース本体部130Aに複数の副部120が取り付けられてかつらベース30Aが構成され、このかつらベース30Aに多数の毛髪20が取り付けられてかつら2Aが完成する。このかつら2Aも、第1実施形態と同様の効果を発揮する。
なお、図7では、かつらベース30Aを分かり易く説明するために、かつらベース130Aに取り付けた毛髪20の描写を数本だけ描くに止め大部分を省略しているが、毛髪20は実際には、かつらベース30Aの全体にわたって緻密に取り付けられている。また、ベース本体部130Aに取り付けた副部120の描写を2本だけ描くに止め大部分を省略している。副部120の数も図示例に限定されるものではない。
以上説明したが、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲おいて実施をすることができる。
フレームワーク又はベース本体部の必要な個所にだけ、例えばポイント的に高毛髪量に設定したい領域部分にだけ副部120を設けて、ボリューム感を出すようにしてもよい。
また、各副部120を線状部材111に取り付けた状態において、取付部位125から各両端までの一対の枝部121A,121Bには、前述の実施形態では、それぞれ毛髪が複数本取り付けられる構成例を説明したが、一方の線状部分だけに毛髪を取り付けてもよい。この場合、毛髪を取り付けない枝部は、例えば取付部位125に近いところで切断して短くしてもよい。
図1及び図5に示す線状部材だけからなるフレームワークにおいて、装着者頭部の前後方向に延びる線状部材111の数、また装着者頭部の左右方向へ延びる連結用部材112の数は、図示例に限定されるものではない。
また、脱落防止部材を省略して構成してもよい。
1,1A〜1C,2,2A かつら
10,10A〜10C フレームワーク
20 毛髪
30,30A かつらベース
110,111A〜111C 主部
120 副部
130,130A ベース本体部
131,131A 枠部材
132 開口
111 線状部材
112 連結用部材
200 石膏頭型

Claims (3)

  1. 装着者の自毛を引き出す隙間を有するフレームワークと、このフレームワークに取り付けられた複数の毛髪と、を備え、上記フレームワークの隙間から引き出した自毛と上記フレームワークに取り付けた毛髪とを混ぜ合わせて装着する自毛活用型かつらであって、
    上記フレームワークは、複数の線状部材だけを組み合わせて構成された主部と、上記主部の線状部材に取り付けられている複数の副部と、を備え、
    上記副部は線状に形成されていると共に、当該副部は上記主部の線状部材への取付部位から延びる枝部を有し、上記枝部の先端は当該取付部位より高い位置に配設されていることを特徴とする、自毛活用型かつら。
  2. 装着者の自毛を引き出す開口を有するかつらベースと、このかつらベースに取り付けられた複数の毛髪と、を備え、上記かつらベースの開口から引き出した自毛と上記かつらベースの毛髪とを混ぜ合わせて装着する、自毛活用型かつらであって、
    上記かつらベースは、上記開口を有するベース本体部と、上記ベース本体部に取り付けられている複数の副部と、を備え、
    上記ベース本体部は、上記開口を内側に有する枠部材と、上記開口の領域で間隔を置いて横方向に並ぶように上記枠部材に取り付けられた複数の線状部材と、から構成され、
    上記副部は線状に形成されていると共に、当該副部は上記ベース本体部の線状部材への取付部位から延びる枝部を有し、上記枝部の先端は当該取付部位より高い位置に配設されていることを特徴とする、自毛活用型かつら。
  3. 前記副部の先端部に、当該副部に取り付けた毛髪の抜けを規制する脱落防止部材を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の自毛活用型かつら。
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