JPS5824888Y2 - 日本髪かつら - Google Patents

日本髪かつら

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Publication number
JPS5824888Y2
JPS5824888Y2 JP9968078U JP9968078U JPS5824888Y2 JP S5824888 Y2 JPS5824888 Y2 JP S5824888Y2 JP 9968078 U JP9968078 U JP 9968078U JP 9968078 U JP9968078 U JP 9968078U JP S5824888 Y2 JPS5824888 Y2 JP S5824888Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
hair
skin member
base material
hairs
japanese
Prior art date
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Expired
Application number
JP9968078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5515292U (ja
Inventor
学 森本
Original Assignee
フタバヘア株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by フタバヘア株式会社 filed Critical フタバヘア株式会社
Priority to JP9968078U priority Critical patent/JPS5824888Y2/ja
Publication of JPS5515292U publication Critical patent/JPS5515292U/ja
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Publication of JPS5824888Y2 publication Critical patent/JPS5824888Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は日本髪かつらの改良に関する。
通常、日本髪かつらはびんつげ油を付けて髪を強力な力
で引っばりながら髪型を整えるため、また長期間その髪
型を壊さないために強固な下地材に堅固に植毛されてい
る。
通常1日本髪かつらは第1図に示すように、下地材とし
ての網地材1を形成する綿製の撚り紐2に、複数本(例
えば5〜10本)の毛3を植込み針を使って人為的に結
び、その後、網地材IK、接着剤を含浸させたりして形
成されている。
日本髪かつらは洋髪かつらと異なり、前髪及び左右のび
ん等は前から後方向へ毛を流すため、その生際は露出す
るので自己の髪(かつらでない生毛)らしく見せなげれ
ばならなく、多量の毛を細かく均一に植込むことが要求
される。
しかし、従来のかつらは、太目の網地材に生際の毛を植
毛するための細網地材を接着して下地材を形成しており
、人の額からびんまでの皮膚に網地材が当接するので、
違和感、締付感を感じさせ、長時間の使用を困難にして
いる。
また網地材では化粧が行ない難いという欠点を有する。
そこで本考案はこのような従来の問題点に鑑み額からび
んまでの生際の下地材としてスキン部材を使用し、この
スキン部材に毛を2つ折りにして縫込んで2本の毛の如
くして植毛し且つ生際から奥へいくに従って1箇所に縫
込む毛を増本することにより、皮膚との接当が良好で且
つ生毛らしく見えるようにした日本髪かつらを提供する
ことを目的とする。
この目的を達成するための本考案の特徴とするところは
、網地材を有する下地材に毛を植毛して成る日本髪かつ
らにおいて、前記下地材は網地材の周辺の額から左右の
びん下端までの間にスキン部材を接着して形成されてお
り、このスキン部材には生際から網地材側へいくに従っ
て増本された毛が植毛されており、この毛はその中途部
を2つ折りにしてその折曲部をスキン部材の表面から裏
面を通って再び表面に突出すべく縫込まれると共に、こ
の毛の一端側か前記表面から突出した折曲部に挿通され
ている点にある。
尚、洋髪かつらは人頭に載せてピン等で止めるため、強
力な力で髪を引っばったり又は生際が露出することがな
く、また軽いため人頭に締付けるように嵌合する必要が
なく、日本髪かつらと使用の仕方及び構造が本質的に異
なる。
洋髪かつらにおいて、毛の分は目の生際の下地材に柔軟
薄膜を設けて、この柔軟薄膜に植毛したものもあるが、
この薄膜は生髪の上に載置するものであり、また植毛し
た毛を支持するために比較的厚く、皮膚との境目が目立
つために額からびんまでの生際の下地材に応用し難い。
この薄膜を皮膚との境目が目立たない薄さにすることは
、従来の植毛方法との関係上極めて困難である。
このような理由から洋髪かつらの技術を日本髪かつらに
適用することは困難である。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第2図乃至第4図に示す本考案の日本髪かつらにおいて
、第2図はかつらの下地材5を示しており、下地材5は
富士額部Aから両びんBまでの生際Cの毛を支持すべく
顔の前面に張り出すスキン部材6と、このスキン部材6
と接着され且つ生際から奥の頭巾及び頭径等のほとんど
の部分で多量の毛を支持する網地材1とから成る。
前記網地材1は綿等の撚り紐を編んで網に形成した従来
の細網地材と同一のものであり、生際は形成しないが、
前髪、びん等を形造るための多量の毛を支持するべく、
多数箇所に多数本づつ植毛されている。
網地材γ上での植毛本数は各箇所で異なり、また網目を
1又は2以上隔てて植毛されている箇所もある。
網地材Tに対する植毛方法は第1図A、Bに示したのと
同方法である。
前記スキン部材6及び網地材γは植毛用枠で四方から引
張って平坦状にして、その状態で針等を使って人為的に
植毛される。
この植毛は両地材を接着する前に別個に行なうか、又は
両地材を接着した後に行なわれる。
第2図の地材はかつらとして形成されたものから毛の表
示を除去した状態であって、植毛時は前述の如く平坦状
である。
またかつらとして形成されるときの下地材5は、形壊れ
を防止するための内枠(図示せず)によって支持される
スキン部材6は肌色又は透明のウレタン系合成樹脂等で
形成されており、このスキン部材6への植毛は第3図に
示す如く、1本の毛3を中央で折曲して、その折曲部3
aをスキン材6に対して縫込むように、裏面6aから斜
めに(又は鉛直K)貫通し且つ裏面6bから再び斜めに
(又は鉛直に)貫通し、表面6aに突出して来た折曲部
3aに折曲した毛3の片方、即ち2つ折りにした毛3の
一端側を他端側から離して挿通している。
この後、他端側を引張って折曲部3aを縮小すると、一
端側を抜けないように結ぶことができる。
このように、毛3はスキン部材6に対して2箇所で貫通
するので、接着剤を使用しなくともスキン部材6に強固
に植毛され、またスキン部材6から毛3が1本づつ生え
ている如く(特にスキン部材に対して毛が斜めに植毛さ
れることにより)見えるので、より生毛らしくなる。
尚、接着剤を用いて、又はスキン部材表面を溶融して毛
3をとり強固に固着しても良い。
このように、1本毎に植毛されるスキン部材60毛3は
、第4図に示すように、スキン部材6の富士額部Aから
順次奥(頭巾央部)の方向へ、また生際Cから順次奥の
方向へ、長手方向に沿って数列形成されており、隣接す
る列の冬毛の力走は互いに反対方向に傾斜している。
即ち、1本の毛が2本の毛となってスキン部材6から突
出する位置を結ぶ線は、スキン部材6の長手方向又はそ
れと直交する前後方向に平行ではなく、第4図のように
それらの方向に対して傾斜しており、これによって生毛
と同様に毛3は各種方向を指向することになり、日本髪
として最も重要な生際Cの毛をより生毛らしく毛してい
る。
前記スキン部材6の毛は網地材γ側へいくに従って増本
されており、最前列の毛が1本であれば後続列の毛は2
本、3本と増本される。
但し、最前列の毛は2本以上であっても良い。
網地材γの毛はスキン部材6の毛より1箇所の本数が通
常多く且つ植毛箇所の間隔は太きい。
以上の如く構成される本考案においては、生際の毛を支
持するためにスキン部材が設けられているので、皮膚と
の接当が良好で、違和感及び締付感を感じさせることな
く長時間の使用を可能にすると共に化粧が行ない易く、
またスキン部材に植毛された毛(1本又は束ねられて1
本となった毛)は、その中途部を2つ折りにしてその折
曲部をスキン部材の表面から裏面を通って再び表面に突
出すべく縫込まれると共に、この毛の一端側がスキン部
材表面から突出した折曲部に挿通されて、1本の毛が2
箇所から夫々突出する2本の毛の如くなっており、且つ
このスキン部材に植毛された毛は、生際から奥へ行くに
従って増本されているので、生際が美麗に整い且つより
生毛らしく見える等の多大な効果を奏効する。
【図面の簡単な説明】
第1図は網地材に対する植毛を示しており、第1図Aは
断面説明図、第1図Bは平面説明図、第2図乃至第4図
は本考案日本髪かつらの実施例を示しており、第2図は
髪を除去した下地材の正面説明図、第3図はスキン部材
に対する植毛を示す断面説明図、第4図は同じくスキン
部材に対する植毛を示す平面説明図である。 3・・・・・・毛、3a・・・・・・折曲部、5・・・
・・・下地材、6・・・・・・スキン部材、1・・・・
・・網地材、A・・・・・・富士額部、B・・・・・・
びん、C・・・・・・生際。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 網地材Tを有する下地材5に毛3を植毛して成る日本髪
    かつらにおいて、前記下地材5は網地材70周辺の額A
    から左右のびんB下端までの間にスキン部材6を接着し
    て形成されており、このスキン部材6には生際から網地
    材T側へいくに従って増本された毛3が植毛されており
    、この毛3はその中途部を2つ折りにしてその折曲部3
    aをスキン部材6の表面6aから裏面6bを通って表面
    6aに突出すべく縫込まれると共に、この毛3の一端側
    が前記表面6aから突出した折曲部3aに挿通されてい
    ることを特徴とする日本髪かつら。
JP9968078U 1978-07-18 1978-07-18 日本髪かつら Expired JPS5824888Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9968078U JPS5824888Y2 (ja) 1978-07-18 1978-07-18 日本髪かつら

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9968078U JPS5824888Y2 (ja) 1978-07-18 1978-07-18 日本髪かつら

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5515292U JPS5515292U (ja) 1980-01-31
JPS5824888Y2 true JPS5824888Y2 (ja) 1983-05-28

Family

ID=29036630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9968078U Expired JPS5824888Y2 (ja) 1978-07-18 1978-07-18 日本髪かつら

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JPS5515292U (ja) 1980-01-31

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