JP2006070391A - かつら用ネット - Google Patents

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Takashi Sato
貴 佐藤
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Abstract

【課題】頭部の自毛の少なくなった部位に被着されるかつら用ネットであって、義毛と自毛との間の違和感がなく、ネットの露見もなく外観美の向上が図れるかつら用ネットを提供する。
【解決手段】頭部の自毛の少ない部位に着脱可能に被着されるネットであって、頭部に装着固定される周縁部2に囲まれる内側に、形状の異なる網目を複数隣接して規則的または不規則的に配列し、頭部の自毛を引き出すことができる大きさの網目である活毛部5を有する構成で、特に、前記周縁部2の内部には前記活毛部5の他に隠蔽部3と調整部4とが設けられ、隠蔽部3は人工皮膚または細メッシュのネット状のもので、活毛部5は粗いネット状のものからなり、この活毛部から自毛を引き出し可能とし、調整部4は活毛部5よりメッシュが細かいネットで義毛10が植設されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、頭部の自毛の少なくなった部位に被着され、義毛を植設してあるかつら用または部分かつら用ネットに係り、特に、自毛と義毛との混在形態に外観上に違和感がなく、ネット素材の露見が緩和されるかつら用ネットに関する。
頭部の自毛の少なくなった部位には部分かつらが被着され、この部位を義毛でカバーし、外観美を向上させている。この部分かつらとしては各種のものが従来より研究開発されているが、例えば、特許文献1、特許文献2などが知られている。
実開平5−22522号公報(図1) 特開平8−158130号公報(図2)
前記の特許文献1では、止着基部の内周縁部に沿ってチェーン状細糸部材を取り付けると共に、このチェーン状細糸部材を該止着基部の内側に所定の間隔で縦横に配置し、これに毛髪を絡ませて植毛するだけでなく、チェーン状細糸部材自体にも毛髪を植毛するネットである。この構成では頭部の残毛状態によっては止着基部とチェーン状細糸部材に植毛可能密度に差があるために、たとえ止着基部の内周縁に沿ってチェーン状細糸部材を配設してそこに植毛したとしても自毛と義毛との境が明瞭になり充分なぼかし効果が得られず、かつら被着時の美観も損なわれる。
特許文献2の特開平8−158130号公報は、頭部の自毛の少なくなった部位に被着されるネット状の部分かつらであって、頭部に密着されると共に毛材(2)を植設してなる楕円状の密着部(3)と、この内部に張架され毛材(2)を植毛してなる人工皮膚の表面(11)とからなる。密着部3の部分は表面(11)の部分よりも密に毛材が植毛され、この毛材に絡ませてセットし全体としての違和感のないようにしている。
この特許文献2のかつらベースにおける人工皮膚では義毛の植毛可能な本数いわゆる植毛密度は図7から図9に示す通りに広範囲にわたり植毛することが可能であるが、ネットの場合にはネットを構成している糸および該糸の交点だけにしか植毛できず人工皮膚と比らべ義毛の植毛可能な本数いわゆる植毛密度が図7bから図9b示されるように限定される。このことより、人工皮膚への植毛密度が低い場合(図7)には密着部(3)の植毛密度は充分人工皮膚および自毛に対応可能であり、密着部(3)と頭部自毛との繋がりにも自然観が得られる。一方人工皮膚への植毛密度が高い場合(図9)には、密着部(3)の植毛密度を人工皮膚の植毛密度と同一あるいはそれ以上にすることが困難であり、人工皮膚と密着部および密着部と頭部自毛の繋がりが悪くなり、かつら被着時の自然観が損なわれると共にスタイルセットがし難くなる。
本発明は、以上の問題点を解決するもので、義毛と自毛との間の違和感がなく、かつネットの露見がなく、外観美の向上が図れる部分かつら用ネットを提供することを課題とする。
また、本発明の課題は、部分かつらを装着した時に、自毛と義毛との境界部分のぼかし効果を発揮するかつら用ネットを提供することである。
本発明は、以上の課題を達成するために、請求項1の発明は、頭部の自毛の少ない部位に着脱可能に被着されるネットであって、頭部に装着固定される周縁部に囲まれる内側に、形状の異なる網目を複数隣接して規則的または不規則的に配列し、頭部の自毛を引き出すことができる大きさの網目である活毛部を有するかつら用ネットの構成である。
また、本発明の前記課題は、頭部の自毛の少ない部位に着脱可能に被着されるかつらネットであって、該かつらネットは、頭部に装着固定される周縁部と、この周縁部の内側に、部分的に形成される人工皮膚または細メッシュのネット状の隠蔽部、粗メッシュのネット状で、頭部の自毛が引き出すことができる活毛部、及びこの活毛部と前記隠蔽部との間に形成され、この活毛部より細かいメッシュのネット状の調整部と、を配置してなり、これら隠蔽部、調整部、活毛部とが夫々隣接して配置されるかつら用ネットの構成によって達成できる。
更に、本発明の課題は、前記活毛部における粗メッシュの網目の形状が前部から後部にかけて細長の網目が隣接して配列されている構成によって達成できる。
本発明のかつら用ネットによれば、調整部を設けることにより活毛部と隠蔽部との間の外観上に違和感もなく、隠蔽部や調整部のネットの露見もなく、更に頭部の自毛の少なくなった部位のみを覆うものではなく、自毛が充分にある部位も含めて覆う活毛部を一体的に設けたことにより全体として外観美の向上が図れ、自然なヘアスタイルにまとめられる効果が向上する。また、活毛部が前頭部から後頭部にかけて細長の網目を形成しているから、前頭部から櫛を入れて髪の毛を整える時に整え易い。
以下、本発明かつら用ネットの実施の形態について図面を参照して詳述する。
図1は本発明かつら用ネットの第1実施形態の全体構造を表側から示す平面図である。図2は本発明かつら用ネットの第2実施形態の全体構造を表側から示す平面図である。図3は本発明かつら用ネットの第3実施形態全体構造を表側から示す平面図である。図4は本発明かつら用ネットの第4実施形態全体構造を表側から示す平面図である。図5は本発明のかつら用ネットの第5実施形態全体構造を表側から示す平面図である。図6は本発明かつら用ネットの第6実施形態全体構造を裏側から示す平面図である。図7〜図9は従来のネットにおける義毛を低密度、中密度、高密度で植毛した状態を説明する模式図である。
かつら用ネット1の裏側は頭部の必要部位に装着するように所定の大きさのネットで形成されている。例えば、頭部の必要部位の外周に沿って周縁部2を形成し、この周縁部2の内側に配設されるネット部とからなり、このネット部としてはメッシュ目の細かい隠蔽部3と自毛を引き出すのに適した大きさのメッシュ目の粗い活毛部5と、この隠蔽部3と活毛部5との間にこの活毛部のメッシュ目より細かいメッシュの調整部4とからなる。隠蔽部3は頭部の自毛のほとんどない部位に等しい面積を有しており、図1のように頭部の分け目位置だけでなく、図5のように前頭部に配設してもよく、自毛のほとんどない位置の何れにも配設できる。
また、活毛部5に使用するメッシュの粗いネットは図1の第1実施形態のような被着者の頭部自毛残毛常態によって一本のフィラメント糸を立て横に張り巡らし、格子状に形成してもよく、図2のように六角形の形状でもよい。図3の第3の実施形態は前頭部から後頭部にかけて細長の開口部を形成してもよい。さらに、図4に示す第4実施形態のように横にランド部6を張りめぐらしてもよい。この活毛部5は要するにかつら被着者の自毛の状態に応じて適宜選択すればよい。
さらに云えば、かつらストッパー等の止着具を取り付けるネットあるいは人工皮膚を所望の箇所に配設してあってもかまわない。
また、必要に応じて周縁部2と交わる複数に配置された接着台部7を形成する。
本発明のかつら用ネットの隠蔽部3は、図示のように細メッシュのネット状または通気性のある人工皮膚のものからなる。一方、自毛を引き出す活毛部5はランド部6で開口部を介して粗く仕切られている。この活毛部5の網目の形状は、図1のように格子状でもよく、菱形でもよい。図2のように六角形状でもよい。また、前頭部から後頭部にかけて細長く形成し、細長に形成してあれば櫛などにより髪を整える時に前から後ろ側へ櫛を流すとき便利である。調整部4は隠蔽部3と活毛部5との間に配置されるネット部材からなり、活毛部5よりも細メッシュのネットからなる。
図6に示す第6実施形態のように周縁部2と交わる裏側に接着台部7を形成してもよい。この接着台部7は頭皮に接着するために人工皮膚状、ネット状物質で形成されている。この部分のネット目の粗さは調整部4と同じでもよい。
一例として隠蔽部3のネットは1インチ角の中に50本の縦横の糸が織られているものからなり、調整部4のネットは1インチ角の中に18本の縦横の糸が織られている形状のものからなる。なお、活毛部5の開口部は図示のように調整部4のネットの面積よりはるかに大きな空間を形成するものからなり、自毛を引き出すのにも効果的である。なお、
図4は、本発明かつら用ネットの他の実施形態を示す平面図であり、隠蔽部3と活毛部5との間に調整部4を形成してある。
本発明は、調整部4を設けただけの比較的簡便の構造からなり、比較的安価に実施することができる。また、以上の実施例では調整部4を一箇所としたがメッシュの異なる複数の調整部4を設けてもよい。
本発明は、男女を問わず、かつら、部分かつらにすべて適用されるものであり、その大きさは任意の設定される。また、隠蔽部3,調整部4や活毛部5の面積やメッシュを適宜設定することで、何れの自毛状態の頭部に対しても適用される。
本発明かつら用ネットの第1実施形態の全体構造を表側から示す平面図である。 本発明かつら用ネットの第2実施形態の全体構造を表側から示す平面図である 本発明かつら用ネットの第3実施形態全体構造を表側から示す平面図である。 本発明かつら用ネットの第4実施形態全体構造を表側から示す平面図である。 本発明のかつら用ネットの第5実施形態全体構造を表側から示す平面図である。 本発明かつら用ネットの第6実施形態全体構造を裏側から示す平面図である。 従来のネットにおける義毛を低密度で植毛した状態を説明する模式図である。 従来のネットにおける義毛を中密度で植毛した状態を説明する模式図である。 従来のネットにおける義毛を高密度で植毛した状態を説明する模式図である。
符号の説明
1 かつら用ネット
2 周縁部
3 隠蔽部
4 調整部
5 活毛部
6 ランド部
7 接着台部

Claims (3)

  1. 頭部の自毛の少ない部位に着脱可能に被着されるネットであって、
    頭部に装着固定される周縁部に囲まれる内側に、形状の異なる網目を複数隣接して規則的または不規則的に配列し、頭部の自毛を引き出すことができる大きさの網目である活毛部を有することを特徴とするかつら用ネット。
  2. 頭部の自毛の少ない部位に着脱可能に被着されるかつらネットであって、
    該かつらネットは、頭部に装着固定される周縁部と、
    この周縁部の内側に、部分的に形成される人工皮膚または細メッシュのネット状の隠蔽部、粗メッシュのネット状で、頭部の自毛を引き出すことができる活毛部、及びこの活毛部と前記隠蔽部との間に形成され、該活毛部より細かいメッシュのネット状の調整部と、
    を配置してなり、これら隠蔽部、調整部、活毛部とが夫々隣接して配置されることを特徴とするかつら用ネット。
  3. 前記活毛部における粗メッシュの網目の形状が前頭部から後頭部にかけて細長の網目が隣接して配列されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のいずれか1つのかつら用ネット。
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