JP3270364B2 - 静電保護回路 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/02—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
- H01L27/0203—Particular design considerations for integrated circuits
- H01L27/0248—Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
- H01L27/0251—Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices
- H01L27/0266—Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices using field effect transistors as protective elements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01L23/00—Details of semiconductor or other solid state devices
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(Integ
rated Circuit)及びLSI(Large
Scale Integrated circui
t)などの半導体集積回路に用いられる静電保護回路に
関する。
rated Circuit)及びLSI(Large
Scale Integrated circui
t)などの半導体集積回路に用いられる静電保護回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路における従来のこの種の
静電保護回路は、ESD(Electro一stati
c Dischargeの略、以下ESDとする)パル
スによる破壊防止を目的として用いられる。例えば、そ
の一例である入力保護回路の回路図を示した図6を参照
すると、この静電保護回路の入力保護は、接地点GND
と信号線L1との間に介挿されたNチャネル保護トラン
ジスタNHT1だけではなく、電源端子VDDと信号線
L1との間に介挿されたPチャネル保護トランジスタP
HT1を備えている。
静電保護回路は、ESD(Electro一stati
c Dischargeの略、以下ESDとする)パル
スによる破壊防止を目的として用いられる。例えば、そ
の一例である入力保護回路の回路図を示した図6を参照
すると、この静電保護回路の入力保護は、接地点GND
と信号線L1との間に介挿されたNチャネル保護トラン
ジスタNHT1だけではなく、電源端子VDDと信号線
L1との間に介挿されたPチャネル保護トランジスタP
HT1を備えている。
【0003】すなわち、上述された静電保護回路は、電
源端子VDDにソース電極及びゲート電極を共通接続す
るPチャネル型MOSトランジスタPHT1とソース電
極及びゲート電極を接地点GNDに接続するNチャネル
型MOSトランジスタNHT1とが直列接続され、この
直列接続点が電極パッドPAD1に接続され、かつ配線
L1によってここでは図示されない内部回路へ接続され
て構成されている。
源端子VDDにソース電極及びゲート電極を共通接続す
るPチャネル型MOSトランジスタPHT1とソース電
極及びゲート電極を接地点GNDに接続するNチャネル
型MOSトランジスタNHT1とが直列接続され、この
直列接続点が電極パッドPAD1に接続され、かつ配線
L1によってここでは図示されない内部回路へ接続され
て構成されている。
【0004】図9は図6の静電保護回路の保護トランジ
スタのスナップバック特性例を表わしている。図9にお
いて、10は第一の従来例におけるESDパルス印加時
の波形であり、電圧値「BV1」はブレークダウン電圧
である。また、電圧値「VSB」はスナップバック電圧
を示し、電圧値「V10」はトランジスタの破壊電圧を
示している。さらに、電流値「I10」は、トランジス
タ破壊電流値を示している。
スタのスナップバック特性例を表わしている。図9にお
いて、10は第一の従来例におけるESDパルス印加時
の波形であり、電圧値「BV1」はブレークダウン電圧
である。また、電圧値「VSB」はスナップバック電圧
を示し、電圧値「V10」はトランジスタの破壊電圧を
示している。さらに、電流値「I10」は、トランジス
タ破壊電流値を示している。
【0005】この図6の静電保護回路は、電源投入前の
状態のときは接地点GNDが接地されており、電源端子
VDDがオープン状態でありOFFしている。この状態
で、ESDパルスが電極パッドPAD1に加わると、E
SDパルスによる電荷は、Nチャネル保護トランジスタ
NHT1を介し接地点GNDへ放電する。
状態のときは接地点GNDが接地されており、電源端子
VDDがオープン状態でありOFFしている。この状態
で、ESDパルスが電極パッドPAD1に加わると、E
SDパルスによる電荷は、Nチャネル保護トランジスタ
NHT1を介し接地点GNDへ放電する。
【0006】ここで、電極パッドPAD1に印加される
ESDパルスが負レベルのときは、Nチャネル保護トラ
ンジスタNHT1のN型ドレイン電極とP型基盤間との
PN接合において、PN接合順バイアスにより放電す
る。また、電極パッドPAD1に印加される電圧が、正
レベルのときはP型基盤とN型ドレイン電極が逆バイア
スとなりブレークダウンした後、スナップバック電圧V
SPに入り放電する。
ESDパルスが負レベルのときは、Nチャネル保護トラ
ンジスタNHT1のN型ドレイン電極とP型基盤間との
PN接合において、PN接合順バイアスにより放電す
る。また、電極パッドPAD1に印加される電圧が、正
レベルのときはP型基盤とN型ドレイン電極が逆バイア
スとなりブレークダウンした後、スナップバック電圧V
SPに入り放電する。
【0007】次に、第二の従来技術として、特開昭62
−105462号公報に記載されている入力保護回路を
説明する。同公報記載の入力保護回路は、電源端子VD
D側の保護トランジスタが省略されているが、電源端子
VDD側及び接地点GND側の両方に設けるのが一般的
であるので、その回路図を示した図7を参照する。
−105462号公報に記載されている入力保護回路を
説明する。同公報記載の入力保護回路は、電源端子VD
D側の保護トランジスタが省略されているが、電源端子
VDD側及び接地点GND側の両方に設けるのが一般的
であるので、その回路図を示した図7を参照する。
【0008】この入力保護回路は、接地点GND側のN
チャネル保護トランジスタNHT1だけではなく、電源
端子VDD側にもPチャネル保護トランジスタPHT1
を備えており、さらにPチャネル型MOSトランジスタ
PHCT1及びNチャネル型MOSトランジスタNHC
Tlを有する静電保護制御トランジスタ部2を備えてい
る。
チャネル保護トランジスタNHT1だけではなく、電源
端子VDD側にもPチャネル保護トランジスタPHT1
を備えており、さらにPチャネル型MOSトランジスタ
PHCT1及びNチャネル型MOSトランジスタNHC
Tlを有する静電保護制御トランジスタ部2を備えてい
る。
【0009】すなわち、この入力保護回路は、電源端子
VDDにソース電極及びゲート電極を共通接続するPチ
ャネル型MOSトランジスタPHCTlと接地点GND
にソース電極及びゲート電極を共通接続するNチャネル
型MOSトランジスタNHT1とが直列接続されて構成
されている。
VDDにソース電極及びゲート電極を共通接続するPチ
ャネル型MOSトランジスタPHCTlと接地点GND
にソース電極及びゲート電極を共通接続するNチャネル
型MOSトランジスタNHT1とが直列接続されて構成
されている。
【0010】また、Pチャネル型MOSトランジスタP
HCTlのドレインとNチャネル型MOSトランジスタ
NHT1のドレインとの接続点は、電極パッドPADl
に接続され、かつ配線L1によって図示されない内部回
路へ接続されている。
HCTlのドレインとNチャネル型MOSトランジスタ
NHT1のドレインとの接続点は、電極パッドPADl
に接続され、かつ配線L1によって図示されない内部回
路へ接続されている。
【0011】さらに、Pチャネル型MOSトランジスタ
PHT1のゲート電極には、Pチャネル型MOSトラン
ジスタPHCT1のドレイン電極が配線L3によって接
続されている。また、Pチャネル型MOSトランジスタ
PHCTlのゲート電極は、接地点GNDに接続され、
ソース電極は電源端子VDDにそれぞれ接続されてい
る。
PHT1のゲート電極には、Pチャネル型MOSトラン
ジスタPHCT1のドレイン電極が配線L3によって接
続されている。また、Pチャネル型MOSトランジスタ
PHCTlのゲート電極は、接地点GNDに接続され、
ソース電極は電源端子VDDにそれぞれ接続されてい
る。
【0012】さらに、Nチャネル型MOSトランジスタ
NHTIのゲート電極には、Nチャネル型MOSトラン
ジスタNHCT1のドレイン電極が配線L2によって接
続されている。また、Nチャネル型MOSトランジスタ
NHCT1のゲート電極は、電源端子VDDに接続さ
れ、ソース電極は接地点GNDにそれぞれ接続されてい
る。
NHTIのゲート電極には、Nチャネル型MOSトラン
ジスタNHCT1のドレイン電極が配線L2によって接
続されている。また、Nチャネル型MOSトランジスタ
NHCT1のゲート電極は、電源端子VDDに接続さ
れ、ソース電極は接地点GNDにそれぞれ接続されてい
る。
【0013】この入力保護回路は、電極パッドPAD1
に印加される電圧が負レベルのとき図6に示した第一の
従来例と同様にNチャネル保護トランジスタNHT1の
PN接合バイアスにより放電する。また、電極パッドP
AD1に印加される電圧が正レベル場合、この入力保護
回路に入力された電荷は、Nチャネル保護トランジスタ
NHT1のN型ドレイン電極とP型基盤間とのPN接合
におけるPN接合順バイアスにより放電される。
に印加される電圧が負レベルのとき図6に示した第一の
従来例と同様にNチャネル保護トランジスタNHT1の
PN接合バイアスにより放電する。また、電極パッドP
AD1に印加される電圧が正レベル場合、この入力保護
回路に入力された電荷は、Nチャネル保護トランジスタ
NHT1のN型ドレイン電極とP型基盤間とのPN接合
におけるPN接合順バイアスにより放電される。
【0014】しかし、半導体集積回路への電源投入以
前、Nチャネル保護トランジスタNHT1のゲート電極
は、保護制御トランジスタ部2のNチャネル型MOSト
ランジスタNHCT1がOFFしているため、フローテ
ィング状態にあり、図6に示したNチャネル保護トラン
ジスタNHT1に比ベブレイクダウン電圧が低くなる。
前、Nチャネル保護トランジスタNHT1のゲート電極
は、保護制御トランジスタ部2のNチャネル型MOSト
ランジスタNHCT1がOFFしているため、フローテ
ィング状態にあり、図6に示したNチャネル保護トラン
ジスタNHT1に比ベブレイクダウン電圧が低くなる。
【0015】その結果、Nチャネル保護トランジスタN
HT1に比ベスナップバック状態に移行しやすいため、
電荷分散能力はNチャネル保護トランジスタNHT1よ
り向上し、ゲート電極に印加されるESDパルスを低減
できる。
HT1に比ベスナップバック状態に移行しやすいため、
電荷分散能力はNチャネル保護トランジスタNHT1よ
り向上し、ゲート電極に印加されるESDパルスを低減
できる。
【0016】次に、第三の従来技術として、ドレイン電
極抵抗を挿入した入力保護回路の回路図を図8を用い説
明する。第二の従来例との構成の違いはNチャネル保護
トランジスタNHT1、Pチャネル保護トランジスタP
HT1のドレイン電極と電極パッドPAD1の間にドレ
イン電極抵抗DRESが挿入されている。
極抵抗を挿入した入力保護回路の回路図を図8を用い説
明する。第二の従来例との構成の違いはNチャネル保護
トランジスタNHT1、Pチャネル保護トランジスタP
HT1のドレイン電極と電極パッドPAD1の間にドレ
イン電極抵抗DRESが挿入されている。
【0017】図10は第二の従来例の、図11は第三の
従来例のESDパルス印加時における保護トランジスタ
のスナップバック特性例を表わしている。ここで、ES
D印加時の第三の従来例の動作は第二の従来例と同様だ
が、ドレイン電極抵抗DRESが挿入されているため図
10におけるスナップバック後の電流勾配の傾斜に対し
て、図11における第三の従来例のスナップバック後の
電流勾配の傾斜が低くなる。
従来例のESDパルス印加時における保護トランジスタ
のスナップバック特性例を表わしている。ここで、ES
D印加時の第三の従来例の動作は第二の従来例と同様だ
が、ドレイン電極抵抗DRESが挿入されているため図
10におけるスナップバック後の電流勾配の傾斜に対し
て、図11における第三の従来例のスナップバック後の
電流勾配の傾斜が低くなる。
【0018】これにより、図11における第三の従来例
のトランジスタの破壊電圧V30が、図10における第
二の従来例のトランジスタの破壊電圧V10に比べ、ト
ランジスタの破壊電圧が上がり複数個存在するトランジ
スタの内、ある一つのトランジスタがスナップバック電
圧VSPに入った後も、ドレイン電極電圧が上昇し、他
のトランジスタもスナップバック電圧VSPに入りやす
くなる。
のトランジスタの破壊電圧V30が、図10における第
二の従来例のトランジスタの破壊電圧V10に比べ、ト
ランジスタの破壊電圧が上がり複数個存在するトランジ
スタの内、ある一つのトランジスタがスナップバック電
圧VSPに入った後も、ドレイン電極電圧が上昇し、他
のトランジスタもスナップバック電圧VSPに入りやす
くなる。
【0019】図10において20は、第二の従来例のE
SDパルス印加時の波形を示しており、BV2はブレー
クダウン電圧である。また、図10においてVSPは、
スナップバック電圧であり、V10は破壊電圧である。
さらに、図10において110は、破壊電流値を表わし
ている。
SDパルス印加時の波形を示しており、BV2はブレー
クダウン電圧である。また、図10においてVSPは、
スナップバック電圧であり、V10は破壊電圧である。
さらに、図10において110は、破壊電流値を表わし
ている。
【0020】また、図11において30は、第三の従来
例のESDパルス印加時の波形を示しており、BV3は
ブレークダウン電圧である。さらに、図11においてV
SPは、スナップバック電圧であり、V30は破壊電圧
である。また、図11においてI10は破壊電流値を表
わしている。
例のESDパルス印加時の波形を示しており、BV3は
ブレークダウン電圧である。さらに、図11においてV
SPは、スナップバック電圧であり、V30は破壊電圧
である。また、図11においてI10は破壊電流値を表
わしている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】第一の間題点は、静電
保護回路において静電保護トランジスタのサイズを大き
くしてもESD耐量向上の効果が少ない事である。すな
わち、ESD耐量確保のため、保護トランジスタの面積
を大きくする事が考えられるが、保護トランジスタの面
積を大きくするためには、複数個のトランジスタを並列
接続して構成するのが一般的である。
保護回路において静電保護トランジスタのサイズを大き
くしてもESD耐量向上の効果が少ない事である。すな
わち、ESD耐量確保のため、保護トランジスタの面積
を大きくする事が考えられるが、保護トランジスタの面
積を大きくするためには、複数個のトランジスタを並列
接続して構成するのが一般的である。
【0022】しかしながら、第一の従来例でトランジス
タの並列接続による面積拡大を実施した場合には、保護
トランジスタ個々のブレークダウン電圧のばらつきがあ
り、最もブレークダウン電圧の低い特定のトランジスタ
に電荷が集中するので、ESD耐量向上の効果は少な
い。
タの並列接続による面積拡大を実施した場合には、保護
トランジスタ個々のブレークダウン電圧のばらつきがあ
り、最もブレークダウン電圧の低い特定のトランジスタ
に電荷が集中するので、ESD耐量向上の効果は少な
い。
【0023】また、第二の間題点は、静電保護回路にお
いて保護トランジスタのゲート電極を上昇させるトラン
ジスタの形状や配置位置により、ブレークダウン電圧が
ばらつく事である。すなわち、第二の従来例において、
Nチャネル保護トランジスタNHT1のゲートは、Nチ
ャネル保護制御トランジスタNHCT1を介して接地点
GNDへ接続されている。
いて保護トランジスタのゲート電極を上昇させるトラン
ジスタの形状や配置位置により、ブレークダウン電圧が
ばらつく事である。すなわち、第二の従来例において、
Nチャネル保護トランジスタNHT1のゲートは、Nチ
ャネル保護制御トランジスタNHCT1を介して接地点
GNDへ接続されている。
【0024】同様に、Pチャネル保護トランジスタPH
T1のゲートは、、Pチャネル保護トランジスタPHC
T1を介して電源端子VDDへ接続されている。このた
め、電源がOFF時に、Nチャネル保護トランジスタN
HT1のゲート電極は、フローティング状態になる。そ
の結果、Nチャネル保護トランジスタNHT1は、ブレ
ークダウン電圧が低くなりスナップバック状態に入り易
くなる。
T1のゲートは、、Pチャネル保護トランジスタPHC
T1を介して電源端子VDDへ接続されている。このた
め、電源がOFF時に、Nチャネル保護トランジスタN
HT1のゲート電極は、フローティング状態になる。そ
の結果、Nチャネル保護トランジスタNHT1は、ブレ
ークダウン電圧が低くなりスナップバック状態に入り易
くなる。
【0025】しかしながら、Nチャネル保護トランジス
タのゲート電極を上昇させるNチャネル保護制御トラン
ジスタNHCT1のトランジスタの形状や配置位置によ
り配線抵抗やコンタクト容量等が異なるため、Nチャネ
ル保護トランジスタNHT1は、ブレークダウン電圧が
ばらつく。
タのゲート電極を上昇させるNチャネル保護制御トラン
ジスタNHCT1のトランジスタの形状や配置位置によ
り配線抵抗やコンタクト容量等が異なるため、Nチャネ
ル保護トランジスタNHT1は、ブレークダウン電圧が
ばらつく。
【0026】さらに、第三の問題点は、静電保護回路に
おいて静電保護のために抵抗を挿入した場合、トランジ
スタの単位面積当たりの電流能力が低下する事である。
第三の従来例では、Nチャネル保護トランジスタNHT
1、Pチャネル保護トランジスタPHT1にドレイン電
極抵抗DRESをつけスナップバック後の電流勾配を下
げ、破壊電圧V30を上げる事で、スナップバック状態
に入りやすくしている。
おいて静電保護のために抵抗を挿入した場合、トランジ
スタの単位面積当たりの電流能力が低下する事である。
第三の従来例では、Nチャネル保護トランジスタNHT
1、Pチャネル保護トランジスタPHT1にドレイン電
極抵抗DRESをつけスナップバック後の電流勾配を下
げ、破壊電圧V30を上げる事で、スナップバック状態
に入りやすくしている。
【0027】例えば、高濃度N型拡散層の拡散層抵抗値
は、7Ω/□であり、高濃度N型拡散層の長さを0.8
μm、幅を70μmとすると、抵抗値は0.08Ωであ
り、0.8Ωの抵抗を得ようとする場合、高濃度N型拡
散眉の幅は8μmも必要であり静電保護回路の面積は増
大するため、ドレイン電極部に抵抗をつければ、トラン
ジスタの単位面積当たりのドライブ能力は低下する。
は、7Ω/□であり、高濃度N型拡散層の長さを0.8
μm、幅を70μmとすると、抵抗値は0.08Ωであ
り、0.8Ωの抵抗を得ようとする場合、高濃度N型拡
散眉の幅は8μmも必要であり静電保護回路の面積は増
大するため、ドレイン電極部に抵抗をつければ、トラン
ジスタの単位面積当たりのドライブ能力は低下する。
【0028】本発明の目的は、ESDパルス印加時に、
静電保護トランジスタのゲート電極を安定したフローテ
ィング状態にし、スナップバック状態に移行しやすくす
る事で、破壊耐量を向上させる静電保護回路を提供する
ことにある。
静電保護トランジスタのゲート電極を安定したフローテ
ィング状態にし、スナップバック状態に移行しやすくす
る事で、破壊耐量を向上させる静電保護回路を提供する
ことにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電極パッドに印加される静電気の電荷を放電して内部回
路を保護する保護トランジスタ手段と、この保護トラン
ジスタの動作を制御する静電保護制御手段とを備え、前
記静電保護制御手段が、電源非投入時に前記保護トラン
ジスタ手段のゲート電極をフローティング状態に保つよ
うに制御する第1の静電保護制御トランジスタ手段と、
前記保護トランジスタのゲート電極に電位を与える第2
の静電保護制御トランジスタ手段とから成る静電保護回
路において、前記保護トランジスタ手段が、第1の第1
導電型MOSトランジスタの一端を第1の電源に接続
し、他端は電極パッドに接続する構成であり、前記第1
の静電保護制御トランジスタ手段が、第2の第1導電型
MOSトランジスタの一端を第1の電源に接続し、前記
第2の第1導電型MOSトランジスタの他端を前記第1
の第1導電型MOSトランジスタのゲート電極に接続
し、前記第2の第1導電型MOSトランジスタのゲート
電極を第2の電源に接続する構成であり、前記第2の静
電保護制御トランジスタ手段が、第3の第2導電型MO
Sトランジスターの一端を前記第1の第1導電型MOS
トランジスタのゲート電極に接続し、他端は電極パッド
に接続し、前記第3の第2導電型MOSトランジスタの
ゲート電極を第2の電源に接続する構成であることを特
徴とする。
電極パッドに印加される静電気の電荷を放電して内部回
路を保護する保護トランジスタ手段と、この保護トラン
ジスタの動作を制御する静電保護制御手段とを備え、前
記静電保護制御手段が、電源非投入時に前記保護トラン
ジスタ手段のゲート電極をフローティング状態に保つよ
うに制御する第1の静電保護制御トランジスタ手段と、
前記保護トランジスタのゲート電極に電位を与える第2
の静電保護制御トランジスタ手段とから成る静電保護回
路において、前記保護トランジスタ手段が、第1の第1
導電型MOSトランジスタの一端を第1の電源に接続
し、他端は電極パッドに接続する構成であり、前記第1
の静電保護制御トランジスタ手段が、第2の第1導電型
MOSトランジスタの一端を第1の電源に接続し、前記
第2の第1導電型MOSトランジスタの他端を前記第1
の第1導電型MOSトランジスタのゲート電極に接続
し、前記第2の第1導電型MOSトランジスタのゲート
電極を第2の電源に接続する構成であり、前記第2の静
電保護制御トランジスタ手段が、第3の第2導電型MO
Sトランジスターの一端を前記第1の第1導電型MOS
トランジスタのゲート電極に接続し、他端は電極パッド
に接続し、前記第3の第2導電型MOSトランジスタの
ゲート電極を第2の電源に接続する構成であることを特
徴とする。
【0030】請求項2記載の発明は、電極パッドに印加
される静電気の電荷を放電して内部回路を保護する保護
トランジスタ手段と、この保護トランジスタの動作を制
御する静電保護制御手段とを備え、前記静電保護制御手
段が、電源非投入時に前記保護トランジスタ手段のゲー
ト電極をフローティング状態に保つように制御する第1
の静電保護制御トランジスタ手段と、前記保護トランジ
スタのゲート電極に電位を与える第2の静電保護制御ト
ランジスタ手段とから成る静電保護回路において、前記
保護トランジスタ手段が、第1の第1導電型MOSトラ
ンジスタの一端を第1の電源に接続し、第1の第2導電
型MOSトランジスタの一端を第2の電源に接続し、前
記第1の第1導電型MOSトランジスタの他端と前記第
1の第2導電型MOSトランジスタの他端を共通にして
電極パッドと電気的に接続して構成され、前記第1の静
電保護制御トランジスタ手段が、第2の第1導電型MO
Sトランジスタの一端を第1の電源に接続し、前記第2
の第1導電型MOSトランジスタの他端を前記第1の第
1導電型MOSトランジスタのゲート電極に接続し、前
記第2の第1導電型MOSトランジスタのゲート電極を
第2の電源に接続し、第2の第2導電型MOSトランジ
スタの一端を第2の電源に接続し、前記第2の第2導電
型MOSトランジスタの他端を前記第1の第2導電型M
OSトランジスタのゲート電極に接続し、前記第2の第
2導電型MOSトランジスタのゲート電極を第1の電源
に接続してなる構成され、前記第2の静電保護制御トラ
ンジスタ手段が、第3の第2導電型MOSトランジスタ
ーの一端を前記第1の第1導電型MOSトランジスタの
ゲート電極に接続し、第3の第1導電型MOSトランジ
スタの一端を前記第1の第2導電型MOSトランジスタ
のゲート電極と接続し、前記第3の第2導電型MOSト
ランジスタの他端と前記第3の第1導電型MOSトラン
ジスタの他端とを共通にして電極パッドと電気的に接続
し、前記第3の第2導電型MOSトランジスタのゲート
電極を第2の電源に接続し、前記第3の第2導電型MO
Sトランジスタのゲート電極を第1の電源と接続して構
成されていることを特徴とする。
される静電気の電荷を放電して内部回路を保護する保護
トランジスタ手段と、この保護トランジスタの動作を制
御する静電保護制御手段とを備え、前記静電保護制御手
段が、電源非投入時に前記保護トランジスタ手段のゲー
ト電極をフローティング状態に保つように制御する第1
の静電保護制御トランジスタ手段と、前記保護トランジ
スタのゲート電極に電位を与える第2の静電保護制御ト
ランジスタ手段とから成る静電保護回路において、前記
保護トランジスタ手段が、第1の第1導電型MOSトラ
ンジスタの一端を第1の電源に接続し、第1の第2導電
型MOSトランジスタの一端を第2の電源に接続し、前
記第1の第1導電型MOSトランジスタの他端と前記第
1の第2導電型MOSトランジスタの他端を共通にして
電極パッドと電気的に接続して構成され、前記第1の静
電保護制御トランジスタ手段が、第2の第1導電型MO
Sトランジスタの一端を第1の電源に接続し、前記第2
の第1導電型MOSトランジスタの他端を前記第1の第
1導電型MOSトランジスタのゲート電極に接続し、前
記第2の第1導電型MOSトランジスタのゲート電極を
第2の電源に接続し、第2の第2導電型MOSトランジ
スタの一端を第2の電源に接続し、前記第2の第2導電
型MOSトランジスタの他端を前記第1の第2導電型M
OSトランジスタのゲート電極に接続し、前記第2の第
2導電型MOSトランジスタのゲート電極を第1の電源
に接続してなる構成され、前記第2の静電保護制御トラ
ンジスタ手段が、第3の第2導電型MOSトランジスタ
ーの一端を前記第1の第1導電型MOSトランジスタの
ゲート電極に接続し、第3の第1導電型MOSトランジ
スタの一端を前記第1の第2導電型MOSトランジスタ
のゲート電極と接続し、前記第3の第2導電型MOSト
ランジスタの他端と前記第3の第1導電型MOSトラン
ジスタの他端とを共通にして電極パッドと電気的に接続
し、前記第3の第2導電型MOSトランジスタのゲート
電極を第2の電源に接続し、前記第3の第2導電型MO
Sトランジスタのゲート電極を第1の電源と接続して構
成されていることを特徴とする。
【0031】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の静電保護回路において、前記保護トランジ
スタ手段のゲート電極を安定にフローティング状態に保
ち非活性化させるために前記静電保護トランジスタ手段
と前記第1の静電保護制御トランジスタ手段とが別領域
に分離配置され、前記保護トランジスタ手段のゲート電
極に対し安定な電圧を与えるために前記静電保護トラン
ジスタ手段と前記第2の静電保護制御トランジスタ手段
とが別領域に分離配置されていることを特徴とする。
求項2記載の静電保護回路において、前記保護トランジ
スタ手段のゲート電極を安定にフローティング状態に保
ち非活性化させるために前記静電保護トランジスタ手段
と前記第1の静電保護制御トランジスタ手段とが別領域
に分離配置され、前記保護トランジスタ手段のゲート電
極に対し安定な電圧を与えるために前記静電保護トラン
ジスタ手段と前記第2の静電保護制御トランジスタ手段
とが別領域に分離配置されていることを特徴とする。
【0032】請求項4記載の発明は、請求項2または請
求項3いずれかに記載の静電保護回路において、前記第
3の第1導電型MOSトランジスタのゲート幅が前記第
2の第2導電型MOSトランジスタのゲート幅以下であ
る場合に、前記第1の第2導電型MOSトランジスタ近
傍に前記第3の第1導電型MOSトランジスタが配置さ
れ、前記第2の第2導電型MOSトランジスタの配置位
置は、前記第1の第2導電型MOSトランジスタと前記
第3の第1導電型MOSトランジスタとが配置されてい
る位置の間の距離より遠い位置であることを特徴とす
る。
求項3いずれかに記載の静電保護回路において、前記第
3の第1導電型MOSトランジスタのゲート幅が前記第
2の第2導電型MOSトランジスタのゲート幅以下であ
る場合に、前記第1の第2導電型MOSトランジスタ近
傍に前記第3の第1導電型MOSトランジスタが配置さ
れ、前記第2の第2導電型MOSトランジスタの配置位
置は、前記第1の第2導電型MOSトランジスタと前記
第3の第1導電型MOSトランジスタとが配置されてい
る位置の間の距離より遠い位置であることを特徴とす
る。
【0033】請求項5記載の発明は、請求項2ないし請
求項4いずれかに記載の静電保護回路において、前記第
3の第2導電型MOSトランジスタのゲート幅が前記第
2の第1導電型MOSトランジスタのゲート幅以下であ
る場合に、前記第1の第1導電型MOSトランジスタ近
傍に前記第3の第2導電型MOSトランジスタが配置さ
れ、前記第2の第1導電型MOSトランジスタの配置位
置は、前記第1の第1導電型MOSトランジスタと前記
第3の第2導電型MOSトランジスタとが配置されてい
る位置の間の距離より遠い位置であることを特徴とす
る。
求項4いずれかに記載の静電保護回路において、前記第
3の第2導電型MOSトランジスタのゲート幅が前記第
2の第1導電型MOSトランジスタのゲート幅以下であ
る場合に、前記第1の第1導電型MOSトランジスタ近
傍に前記第3の第2導電型MOSトランジスタが配置さ
れ、前記第2の第1導電型MOSトランジスタの配置位
置は、前記第1の第1導電型MOSトランジスタと前記
第3の第2導電型MOSトランジスタとが配置されてい
る位置の間の距離より遠い位置であることを特徴とす
る。
【0034】請求項6記載の発明は、請求項2ないし請
求項5いずれかに記載の静電保護回路において、前記第
3の第1導電型MOSトランジスタのゲート幅が第2の
第2導電型MOSトランジスタのゲート幅より大きい場
合に、前記第1の第2導電型MOSトランジスタ近傍に
前記第3の第1導電型MOSトランジスタを配置され、
前記第2の第2導電型MOSトランジスタの配置位置
は、前記第1の第2導電型MOSトランジスタと前記第
3の第1導電型MOSトランジスタとが配置されている
位置の間の距離以下の位置に配置されていることを特徴
とする。
求項5いずれかに記載の静電保護回路において、前記第
3の第1導電型MOSトランジスタのゲート幅が第2の
第2導電型MOSトランジスタのゲート幅より大きい場
合に、前記第1の第2導電型MOSトランジスタ近傍に
前記第3の第1導電型MOSトランジスタを配置され、
前記第2の第2導電型MOSトランジスタの配置位置
は、前記第1の第2導電型MOSトランジスタと前記第
3の第1導電型MOSトランジスタとが配置されている
位置の間の距離以下の位置に配置されていることを特徴
とする。
【0035】請求項7記載の発明は、請求項2ないし請
求項6いずれかに記載の静電保護回路において、前記第
3の第2導電型MOSトランジスタのゲート幅が第2の
第1導電型MOSトランジスタのゲート幅より大きい場
合に、前記第1の第1導電型MOSトランジスタ近傍に
前記第3の第2導電型MOSトランジスタが配置され、
前記第2の第1導電型MOSトランジスタの配置位置
は、前記第1の第1導電型MOSトランジスタと前記第
3の第2導電型MOSトランジスタとの配置されている
位置の間の距離以下の位置に配置されていることを特徴
とする。
求項6いずれかに記載の静電保護回路において、前記第
3の第2導電型MOSトランジスタのゲート幅が第2の
第1導電型MOSトランジスタのゲート幅より大きい場
合に、前記第1の第1導電型MOSトランジスタ近傍に
前記第3の第2導電型MOSトランジスタが配置され、
前記第2の第1導電型MOSトランジスタの配置位置
は、前記第1の第1導電型MOSトランジスタと前記第
3の第2導電型MOSトランジスタとの配置されている
位置の間の距離以下の位置に配置されていることを特徴
とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる静電保護回路の構成を示すブロック図である。この
図において、電極パッドPAD1は配線L1により保護
トランジスタ部BHTlのNチャネル保護トランジスタ
NHT1、Pチャネル保護トランジスタPHT1のドレ
イン電極と保護制御トランジスタ部BHCT2のPチャ
ネル保護制御トランジスタPHCT2のソース電極とN
チャネル保護制御トランジスタNHCTlのドレイン電
極とに共通接続され、図示されない内部回路へ接続され
ている。
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる静電保護回路の構成を示すブロック図である。この
図において、電極パッドPAD1は配線L1により保護
トランジスタ部BHTlのNチャネル保護トランジスタ
NHT1、Pチャネル保護トランジスタPHT1のドレ
イン電極と保護制御トランジスタ部BHCT2のPチャ
ネル保護制御トランジスタPHCT2のソース電極とN
チャネル保護制御トランジスタNHCTlのドレイン電
極とに共通接続され、図示されない内部回路へ接続され
ている。
【0037】保護トランジスタ部BHT1は、Pチャネ
ル保護トランジスタPHT1、Nチャネル保護トランジ
スタNHT1で構成されいる。また、Pチャネル保護ト
ランジスタPHT1のソース電極は、電源端子VDDに
接続されている。さらに、Pチャネル保護トランジスタ
PHT1のゲート電極は、配線L3により保護制御トラ
ンジスタ部BHCT1のPチャネル保護制御トランジス
タPHCT1のドレイン電極と保護制御トランジスタ部
BHCT2のNチャネル保護トランジスタNHCT2の
ドレイン電極とへ共通接続されている。
ル保護トランジスタPHT1、Nチャネル保護トランジ
スタNHT1で構成されいる。また、Pチャネル保護ト
ランジスタPHT1のソース電極は、電源端子VDDに
接続されている。さらに、Pチャネル保護トランジスタ
PHT1のゲート電極は、配線L3により保護制御トラ
ンジスタ部BHCT1のPチャネル保護制御トランジス
タPHCT1のドレイン電極と保護制御トランジスタ部
BHCT2のNチャネル保護トランジスタNHCT2の
ドレイン電極とへ共通接続されている。
【0038】Nチャネル保護トランジスタNHT1のソ
ース電極は、接地点GNDに接続されている。また、N
チャネル保護トランジスタNHT1のゲート電極は、配
線L2により保護制御トランジスタ部BHCT1のNチ
ャネル保護制御トランジスタNHCT1のドレイン電極
と保護制御トランジスタ部BHCT2のPチャネル保護
制御トランジスタPHCT2のドレイン電極とへ共通接
続されている。
ース電極は、接地点GNDに接続されている。また、N
チャネル保護トランジスタNHT1のゲート電極は、配
線L2により保護制御トランジスタ部BHCT1のNチ
ャネル保護制御トランジスタNHCT1のドレイン電極
と保護制御トランジスタ部BHCT2のPチャネル保護
制御トランジスタPHCT2のドレイン電極とへ共通接
続されている。
【0039】保護制御トランジスタ部BHCT1は、P
チャネル保護制御トランジスタPHCT1、Nチャネル
保護制御トランジスタNHCT1で構成されている。こ
こで、Pチャネル保護制御トランジスタPHCT1のソ
ース電極は、電源端子VDDに接続されている。また、
Pチャネル保護制御トランジスタPHCT1のゲート電
極は、接地点GNDに接続されている。
チャネル保護制御トランジスタPHCT1、Nチャネル
保護制御トランジスタNHCT1で構成されている。こ
こで、Pチャネル保護制御トランジスタPHCT1のソ
ース電極は、電源端子VDDに接続されている。また、
Pチャネル保護制御トランジスタPHCT1のゲート電
極は、接地点GNDに接続されている。
【0040】Nチャネル保護制御トランジスタのNHC
T1のソース電極は、接地点GNDに接続されている。
また、Nチャネル保護制御トランジスタのNHCT1の
ゲート電極はVDDに接続されている。保護制御トラン
ジスタ部BHCT2は、Pチャネル保護制御トランジス
タPHCT2、Nチャネル保護制御トランジスタNHC
T2で構成されいる。Pチャネル保護制御トランジスタ
PHCT2のゲート電極は、電源端子VDDに接続され
ている。Nチャネル保護制御トランジスタNHCT2の
ゲート電極は、接地点GNDに接続されている。
T1のソース電極は、接地点GNDに接続されている。
また、Nチャネル保護制御トランジスタのNHCT1の
ゲート電極はVDDに接続されている。保護制御トラン
ジスタ部BHCT2は、Pチャネル保護制御トランジス
タPHCT2、Nチャネル保護制御トランジスタNHC
T2で構成されいる。Pチャネル保護制御トランジスタ
PHCT2のゲート電極は、電源端子VDDに接続され
ている。Nチャネル保護制御トランジスタNHCT2の
ゲート電極は、接地点GNDに接続されている。
【0041】次に、図1を参照し、上述した一実施形態
の動作について説明する。電源投入時、Nチャネル保護
制御トランジスタNHCT1は、ゲート電極が電源端子
VDDに接続されるためにONする。また、Pチャネル
保護制御トランジスタPHCT2は、ゲート電極が電源
端子VDDに接続されてOFFする。これにより、Nチ
ャネル保護トランジスタNHTlは、OFF状態とな
る。
の動作について説明する。電源投入時、Nチャネル保護
制御トランジスタNHCT1は、ゲート電極が電源端子
VDDに接続されるためにONする。また、Pチャネル
保護制御トランジスタPHCT2は、ゲート電極が電源
端子VDDに接続されてOFFする。これにより、Nチ
ャネル保護トランジスタNHTlは、OFF状態とな
る。
【0042】また、Pチャネル保護制御トランジスタP
HCT1は、ゲート電極が接地点GNDに接続されるた
めONしている。また、Nチャネル保護制御トランジス
タNHCT2は、ゲート電極が接地点GNDに接続され
てOFFする。これにより、Pチャネル保護トランジス
タPHT1は、OFF状態となる。
HCT1は、ゲート電極が接地点GNDに接続されるた
めONしている。また、Nチャネル保護制御トランジス
タNHCT2は、ゲート電極が接地点GNDに接続され
てOFFする。これにより、Pチャネル保護トランジス
タPHT1は、OFF状態となる。
【0043】電源がOFF時、電源端子VDDがオープ
ンのとき、Nチャネル保護トランジスタNHT1のゲー
ト電極およびPチャネル保護トランジスタPHT1のゲ
ート電極は、電位が定まらずフローティング状態とな
る。そして、ESDパルスが電極パッドPAD1に加わ
ると、配線L1からNチャネル保護トランジスタNHT
1のドレイン電極とPチャネル保護制御トランジスタP
HCT2のソース電極とにESDパルスが伝わる。
ンのとき、Nチャネル保護トランジスタNHT1のゲー
ト電極およびPチャネル保護トランジスタPHT1のゲ
ート電極は、電位が定まらずフローティング状態とな
る。そして、ESDパルスが電極パッドPAD1に加わ
ると、配線L1からNチャネル保護トランジスタNHT
1のドレイン電極とPチャネル保護制御トランジスタP
HCT2のソース電極とにESDパルスが伝わる。
【0044】そして、電極パッドPAD1に印加される
ESDパルスが負レベルのときは、Nチャネル保護トラ
ンジスタNHT1のN型ドレイン電極とP型基盤との間
のPN接合においてPN接合が順バイアスとなり、ES
Dパルスにより供給される電荷をNチャネル保護トラン
ジスタNHT1のドレイン電極からソース電極側へ放電
させる。
ESDパルスが負レベルのときは、Nチャネル保護トラ
ンジスタNHT1のN型ドレイン電極とP型基盤との間
のPN接合においてPN接合が順バイアスとなり、ES
Dパルスにより供給される電荷をNチャネル保護トラン
ジスタNHT1のドレイン電極からソース電極側へ放電
させる。
【0045】また、電極パッドPAD1に印加されるE
SDパルスが正レベルのときは、P型基盤とN型ドレイ
ン電極とが逆バイアスのためパンチスルーが起こり、E
SDパルスにより供給される電荷をNチャネル保護トラ
ンジスタNHT1のドレイン電極からソース電極側へ放
電させる。
SDパルスが正レベルのときは、P型基盤とN型ドレイ
ン電極とが逆バイアスのためパンチスルーが起こり、E
SDパルスにより供給される電荷をNチャネル保護トラ
ンジスタNHT1のドレイン電極からソース電極側へ放
電させる。
【0046】電極パッドPAD1の電位が上昇するのに
伴い、電極パッドPAD1とNチャネル保護トランジス
タNHT1のゲート電極との間に挿入されているPチャ
ネル保護制御トランジスタPHCT2のソース、ドレイ
ン容量により、Nチャネル保護トランジスタNHT1の
ゲート電極の電位も安定して上昇するため、Nチャネル
保護トランジスタNHT1のブレークダウン電圧は、ば
らつくことなく低くなる。
伴い、電極パッドPAD1とNチャネル保護トランジス
タNHT1のゲート電極との間に挿入されているPチャ
ネル保護制御トランジスタPHCT2のソース、ドレイ
ン容量により、Nチャネル保護トランジスタNHT1の
ゲート電極の電位も安定して上昇するため、Nチャネル
保護トランジスタNHT1のブレークダウン電圧は、ば
らつくことなく低くなる。
【0047】また、Nチャネル保護トランジスタNHT
1のゲート電極をフローティング状態にするため、Nチ
ャネル保護トランジスタNHT1は、トランジスタサイ
ズを大きくすることなくスナップバック状態に入りやす
くなる。
1のゲート電極をフローティング状態にするため、Nチ
ャネル保護トランジスタNHT1は、トランジスタサイ
ズを大きくすることなくスナップバック状態に入りやす
くなる。
【0048】次に、図2は一実施形態による静電保護回
路において、ESDパルス印加時における保護トランジ
スタのスナップバック特性例を表わしている。また、図
9は、第一の従来例のESDパルス印加時における保護
トランジスタのスナップバック特性例を表わしている。
さらに、図10は、第二の従来例のESDパルス印加時
における保護トランジスタのスナップバック特性例を表
わしている。第一の従来例のESDパルス印加時の波形
を10、また第二の従来例のESDパルス印加時の波形
を20、一実施形態のESDパルス印加時の波形を40
とし、図2、図9、図10において破壊電圧V10の時
の電流値を破壊電流値I10としている。
路において、ESDパルス印加時における保護トランジ
スタのスナップバック特性例を表わしている。また、図
9は、第一の従来例のESDパルス印加時における保護
トランジスタのスナップバック特性例を表わしている。
さらに、図10は、第二の従来例のESDパルス印加時
における保護トランジスタのスナップバック特性例を表
わしている。第一の従来例のESDパルス印加時の波形
を10、また第二の従来例のESDパルス印加時の波形
を20、一実施形態のESDパルス印加時の波形を40
とし、図2、図9、図10において破壊電圧V10の時
の電流値を破壊電流値I10としている。
【0049】図1においてNチャネル保護トランジスタ
NHT1と、Pチャネル保護トランジスタPHT1が複
数のトランジスタで構成されているとき、図9における
破壊電圧V10よりブレークダウン電圧BV1が高い場
合や、図10における破壊電圧V10よりブレークダウ
ン電圧BV2が高い場合に、複数個存在するトランジス
タの内ある一つのトランジスタがONすると、他のトラ
ンジスタがONする前に、前記一つのトランジスタに電
荷が集中して、この一つのトランジスタは破壊されてし
まう。
NHT1と、Pチャネル保護トランジスタPHT1が複
数のトランジスタで構成されているとき、図9における
破壊電圧V10よりブレークダウン電圧BV1が高い場
合や、図10における破壊電圧V10よりブレークダウ
ン電圧BV2が高い場合に、複数個存在するトランジス
タの内ある一つのトランジスタがONすると、他のトラ
ンジスタがONする前に、前記一つのトランジスタに電
荷が集中して、この一つのトランジスタは破壊されてし
まう。
【0050】しかしながら、図2のように破壊電圧V1
0よりブレークダウン電圧BV4が低くなれば、他のト
ランジスタもONしやすくなるため、電荷が他のトラン
ジスタにも分散し、静電保護回路の全体的なESD耐量
は向上する。
0よりブレークダウン電圧BV4が低くなれば、他のト
ランジスタもONしやすくなるため、電荷が他のトラン
ジスタにも分散し、静電保護回路の全体的なESD耐量
は向上する。
【0051】たとえば、一実施形態では、Nチャネル保
護トランジスタNHT1のゲート電極の電位をESDパ
ルス印加時にフローテイング状態から、Nチャネル保護
トランジスタNHTIがパンチスルーを起こす電位まで
上昇させる事でブレークダウン電圧を下げ、電荷の分散
能力を高めるため、駆動能力は低下されない。
護トランジスタNHT1のゲート電極の電位をESDパ
ルス印加時にフローテイング状態から、Nチャネル保護
トランジスタNHTIがパンチスルーを起こす電位まで
上昇させる事でブレークダウン電圧を下げ、電荷の分散
能力を高めるため、駆動能力は低下されない。
【0052】また、一実施形態では、図1のNチャネル
保護トランジスタNHT1のゲート電極の電位を上昇さ
せるPチャネル保護制御トランジスタPHCT2を、従
来のPチャネル保護トランジスタの一部を転用して搭載
したため、第三の従来例に比べ出力インターフェイス部
の面積は、増大されない。
保護トランジスタNHT1のゲート電極の電位を上昇さ
せるPチャネル保護制御トランジスタPHCT2を、従
来のPチャネル保護トランジスタの一部を転用して搭載
したため、第三の従来例に比べ出力インターフェイス部
の面積は、増大されない。
【0053】次に、保護制御トランジスタ部BHCT2
とNチャネル保護トランジスタNHT1とのアートワー
ク上の配置における位置関係の概略について図3を参照
して説明する。図3は、図1の静電保護回路においてE
SDパルス印加時にESDパルスにより供給される電荷
を放電させるNチャネル保護トランジスタNHT1と、
Nチャネル保護トランジスタNHT1のゲート電極電位
を制御するNチャネル保護制御トランジスタNHCT
1、及びPチャネル保護制御トランジスタPHCT2の
回路をアートワーク上に実現したものである。
とNチャネル保護トランジスタNHT1とのアートワー
ク上の配置における位置関係の概略について図3を参照
して説明する。図3は、図1の静電保護回路においてE
SDパルス印加時にESDパルスにより供給される電荷
を放電させるNチャネル保護トランジスタNHT1と、
Nチャネル保護トランジスタNHT1のゲート電極電位
を制御するNチャネル保護制御トランジスタNHCT
1、及びPチャネル保護制御トランジスタPHCT2の
回路をアートワーク上に実現したものである。
【0054】Nチャネル保護トランジスタNHT1、N
チャネル保護制御トランジスタNHCT1、NHCT2
は、高濃度N型拡散層NPで形成されるソース電極およ
びドレイン電極の間にゲート電極GAが配置されて構成
されている。Pチャネル保護トランジスタPHT1、P
チャネル保護制御トランジスタPHCT1、PHCT2
は、高濃度P型拡散層PPで形成されるソース電極およ
びドレイン電極の間に、ゲート電極GAが配置されて構
成されている。
チャネル保護制御トランジスタNHCT1、NHCT2
は、高濃度N型拡散層NPで形成されるソース電極およ
びドレイン電極の間にゲート電極GAが配置されて構成
されている。Pチャネル保護トランジスタPHT1、P
チャネル保護制御トランジスタPHCT1、PHCT2
は、高濃度P型拡散層PPで形成されるソース電極およ
びドレイン電極の間に、ゲート電極GAが配置されて構
成されている。
【0055】また、図3では、保護制御トランジスタ部
BHCT2を保護トランジスタ部BHT1の近くに配置
している。さらに、Nチャネル保護制御トランジスタN
HCT1のβ(トランジスタの電流増幅率)値は、Nチ
ャネル保護制御トランジスタNHCT1が活性化しない
ように、Pチャネル保護制御トランジスタPHCT2の
β値とNチャネル保護制御トランジスタNHCT1のβ
値とを最適化し、Pチャネル保護制御トランジスタPH
CT2のβ値より小さくする事が望ましい。
BHCT2を保護トランジスタ部BHT1の近くに配置
している。さらに、Nチャネル保護制御トランジスタN
HCT1のβ(トランジスタの電流増幅率)値は、Nチ
ャネル保護制御トランジスタNHCT1が活性化しない
ように、Pチャネル保護制御トランジスタPHCT2の
β値とNチャネル保護制御トランジスタNHCT1のβ
値とを最適化し、Pチャネル保護制御トランジスタPH
CT2のβ値より小さくする事が望ましい。
【0056】これにより、Nチャネル保護トランジスタ
NHT1のゲート電極をフローティング状態にし、ブレ
イクダウン電圧を均等に低下させることにより、Nチャ
ネル保護トランジスタNHT1は、すみやかにスナップ
バック状態へ移行される。そして、ESDパルスにより
誘導される電荷がすみやかに放電され、Nチャネル保護
トランジスタNHT1のゲート電極に印加されるESD
パルスの電圧値を低減する。
NHT1のゲート電極をフローティング状態にし、ブレ
イクダウン電圧を均等に低下させることにより、Nチャ
ネル保護トランジスタNHT1は、すみやかにスナップ
バック状態へ移行される。そして、ESDパルスにより
誘導される電荷がすみやかに放電され、Nチャネル保護
トランジスタNHT1のゲート電極に印加されるESD
パルスの電圧値を低減する。
【0057】また、保護トランジスタ部BHT1とNチ
ャネル保護制御トランジスタNHCT1との距離を、例
えば図3では、保護トランジスタ部BHT1とPチャネ
ル保護制御トランジスタPHCT2との距離を△lとす
ると、△lの3倍程度、保護トランジスタ部BHT1か
らNチャネル保護制御トランジスタPHCT2を遠くに
配置し、Nチャネル保護制御トランジスタNHCT1の
β値をNチャネル保護制御トランジスタPHCT2のβ
値より小さくし、Nチャネル保護制御トランジスタNH
CTlへの電荷の流入を防いでいる。
ャネル保護制御トランジスタNHCT1との距離を、例
えば図3では、保護トランジスタ部BHT1とPチャネ
ル保護制御トランジスタPHCT2との距離を△lとす
ると、△lの3倍程度、保護トランジスタ部BHT1か
らNチャネル保護制御トランジスタPHCT2を遠くに
配置し、Nチャネル保護制御トランジスタNHCT1の
β値をNチャネル保護制御トランジスタPHCT2のβ
値より小さくし、Nチャネル保護制御トランジスタNH
CTlへの電荷の流入を防いでいる。
【0058】例えば一実施形態では、保護制御トランジ
スタ部BHCT2のβ値は375、Nチャネル保護制御
トランジスタNHCT1のβ値は28とし、保護制御ト
ランジスタBHCT2の約13分の1程度以下と小さく
しているため、Nチャネル保護トランジスタNHTlの
ゲート電極をフローティング状態にする効果がある。
スタ部BHCT2のβ値は375、Nチャネル保護制御
トランジスタNHCT1のβ値は28とし、保護制御ト
ランジスタBHCT2の約13分の1程度以下と小さく
しているため、Nチャネル保護トランジスタNHTlの
ゲート電極をフローティング状態にする効果がある。
【0059】保護トランジスタ部BHT1近傍に保護制
御トランジスタ部BHCT2を配置することにより、P
チャネル保護制御トランジスタPHCT2のドレイン電
極からの電荷は、Nチャネル保護制御トランジスタNH
CT1に流入する事なく、Nチャネル保護トランジスタ
NHTlのゲート電極電位を上昇させ、Nチャネル保護
トランジスタNHT1のゲート電極電位をフローティン
グ状態にしやすくする。
御トランジスタ部BHCT2を配置することにより、P
チャネル保護制御トランジスタPHCT2のドレイン電
極からの電荷は、Nチャネル保護制御トランジスタNH
CT1に流入する事なく、Nチャネル保護トランジスタ
NHTlのゲート電極電位を上昇させ、Nチャネル保護
トランジスタNHT1のゲート電極電位をフローティン
グ状態にしやすくする。
【0060】このため、図9に示した第一の従来例のス
ナップバック特性におけるブレータダウン電圧BV1と
図2に示した一実施形態のスナップバック特性における
プレークダウン電圧BV4との差の電圧値だけブレーク
ダウン電圧が低くなり、一実施形態による静電保護回路
は、スナップバック状態に入りやすくなる。同様に、図
10に示した第二の従来例のスナップバック特性におけ
るブレークダウン電圧BV2と一実施形態のプレークダ
ウン電圧BV4の差の電圧値だけブレークダウン電圧が
低くなり、一実施形態による静電保護回路は、スナップ
バック状態に入りやすくなる。
ナップバック特性におけるブレータダウン電圧BV1と
図2に示した一実施形態のスナップバック特性における
プレークダウン電圧BV4との差の電圧値だけブレーク
ダウン電圧が低くなり、一実施形態による静電保護回路
は、スナップバック状態に入りやすくなる。同様に、図
10に示した第二の従来例のスナップバック特性におけ
るブレークダウン電圧BV2と一実施形態のプレークダ
ウン電圧BV4の差の電圧値だけブレークダウン電圧が
低くなり、一実施形態による静電保護回路は、スナップ
バック状態に入りやすくなる。
【0061】上述した一実施形態による静電保護回路の
評価を行った結果、MIL規格ヒューマンボディーモデ
ルのGND接地、正印加での評価において、図7に示し
た第一の従来例の入力保護回路の破壊限界電圧の150
0V程度に対し、図1のようにNチャネル保護トランジ
スタNHT1のゲート電極と電極パツドPAD1の間に
Pチャネル保護制御トランジスタPHCT2を挿入した
本発明の場合は、静電保護トランジスタの面積が同じに
もかかわらず破壊限界電圧が250OV程度と1.5倍
以上に向上する効果が得られた。
評価を行った結果、MIL規格ヒューマンボディーモデ
ルのGND接地、正印加での評価において、図7に示し
た第一の従来例の入力保護回路の破壊限界電圧の150
0V程度に対し、図1のようにNチャネル保護トランジ
スタNHT1のゲート電極と電極パツドPAD1の間に
Pチャネル保護制御トランジスタPHCT2を挿入した
本発明の場合は、静電保護トランジスタの面積が同じに
もかかわらず破壊限界電圧が250OV程度と1.5倍
以上に向上する効果が得られた。
【0062】次に、保護制御トランジスタ部BHCT2
とNチャネル保護トランジスタNHT1のアートワーク
上の配置位置関係の概略について図4を参照して説明す
る。図4は、図1の静電保護回路において、ESDパル
ス印加時にESDパルスにより供給される電荷を放電さ
せるNチャネル保護トランジスタNHTlとNチャネル
保護トランジスタNHT1のゲート電極電位とを制御す
るNチャネル保護制御トランジスタNHCT1及びPチ
ャネル保護制御トランジスタPHCT2の回路をアート
ワーク上に実現したものを示している。
とNチャネル保護トランジスタNHT1のアートワーク
上の配置位置関係の概略について図4を参照して説明す
る。図4は、図1の静電保護回路において、ESDパル
ス印加時にESDパルスにより供給される電荷を放電さ
せるNチャネル保護トランジスタNHTlとNチャネル
保護トランジスタNHT1のゲート電極電位とを制御す
るNチャネル保護制御トランジスタNHCT1及びPチ
ャネル保護制御トランジスタPHCT2の回路をアート
ワーク上に実現したものを示している。
【0063】図4において、Pチャネル保護制御トラン
ジスタPHCT2のゲート幅(以下Wとする)を大きく
する事によりβが上がるため、Nチャネル保護制御トラ
ンジスタNHCT1のβ値が大きい場合、あるいはNチ
ャネル保護トランジスタNHT1から近い場合、または
その両方の場合においてNチャネル保護制御トランジス
タNHCT1への電荷の流入を防いでNチャネル保護ト
ランジスタNHT1のゲート電極電位が上昇される。
ジスタPHCT2のゲート幅(以下Wとする)を大きく
する事によりβが上がるため、Nチャネル保護制御トラ
ンジスタNHCT1のβ値が大きい場合、あるいはNチ
ャネル保護トランジスタNHT1から近い場合、または
その両方の場合においてNチャネル保護制御トランジス
タNHCT1への電荷の流入を防いでNチャネル保護ト
ランジスタNHT1のゲート電極電位が上昇される。
【0064】そのため、Nチャネル保護トランジスタN
HT1は、自身のゲート電極がフローティング状態にさ
れ易くなるため、ブレークダウン電圧が低くなり、スナ
ップバック状態に入りやすく、ESD耐量が向上する。
HT1は、自身のゲート電極がフローティング状態にさ
れ易くなるため、ブレークダウン電圧が低くなり、スナ
ップバック状態に入りやすく、ESD耐量が向上する。
【0065】次に、保護制御トランジスタ部BHCT2
とNチャネル保護トランジスタNHT1のアートワーク
上の配置位置関係の概略について図5を参照して説明す
る。図5は図1の回路においてESDパルス印加時にE
SDパルスを放電させるNチャネル保護トランジスタN
HT1とNチャネル保護トランジスタNHT1とのゲー
ト電極電位を制御するNチャネル保護制御トランジスタ
NHCT1及びPチャネル保護制御トランジスタPHC
T2の回路をアートワーク上に実現したものである。
とNチャネル保護トランジスタNHT1のアートワーク
上の配置位置関係の概略について図5を参照して説明す
る。図5は図1の回路においてESDパルス印加時にE
SDパルスを放電させるNチャネル保護トランジスタN
HT1とNチャネル保護トランジスタNHT1とのゲー
ト電極電位を制御するNチャネル保護制御トランジスタ
NHCT1及びPチャネル保護制御トランジスタPHC
T2の回路をアートワーク上に実現したものである。
【0066】図5では、保護制御トランジスタ部BHC
T2を保護トランジスタ部BHT1から遠くに配置し、
かつそのWを大きくし、β値を大きくしている。保護制
御トランジスタ部BHCT2を保護トランジスタBHT
1から遠くに配置するとその間の配線抵抗も大きくなる
が、その分β値を大きくとることでPチャネル保護制御
トランジスタPHCT2のドレイン、ソース容量も大き
くなる。
T2を保護トランジスタ部BHT1から遠くに配置し、
かつそのWを大きくし、β値を大きくしている。保護制
御トランジスタ部BHCT2を保護トランジスタBHT
1から遠くに配置するとその間の配線抵抗も大きくなる
が、その分β値を大きくとることでPチャネル保護制御
トランジスタPHCT2のドレイン、ソース容量も大き
くなる。
【0067】そのため、配置可能となり、Nチャネル保
護トランジスタNHT1のゲート電極電位を上昇させ、
フローティング状態にしやすくするため、Nチャネル保
護トランジスタNHT1は、ブレークダウン電圧が低く
なり、スナップバック状態に入りやすく、ESD耐量が
向上する。
護トランジスタNHT1のゲート電極電位を上昇させ、
フローティング状態にしやすくするため、Nチャネル保
護トランジスタNHT1は、ブレークダウン電圧が低く
なり、スナップバック状態に入りやすく、ESD耐量が
向上する。
【0068】さらに、図1において全てのVDD接続と
GND接地の入れ替えと、NチャネルトランジスタとP
チャネルトランジスタの入れ替えを行った場合、すなわ
ちPチャネル保護トランジスタPHT1をNチャネル保
護トランジスタNHT1とし、Pチャネル保護制御トラ
ンジスタPHCT1をNチャネル保護制御トランジスタ
NHCT1とし、Nチャネル保護制御トランジスタNH
CT2をPチャネル保護制御トランジスタPHCT2と
しても同様の効果が得られる事は言うまでもない。
GND接地の入れ替えと、NチャネルトランジスタとP
チャネルトランジスタの入れ替えを行った場合、すなわ
ちPチャネル保護トランジスタPHT1をNチャネル保
護トランジスタNHT1とし、Pチャネル保護制御トラ
ンジスタPHCT1をNチャネル保護制御トランジスタ
NHCT1とし、Nチャネル保護制御トランジスタNH
CT2をPチャネル保護制御トランジスタPHCT2と
しても同様の効果が得られる事は言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】本発明による静電保護回路は、ESDパ
ルス印加時に誘導される電荷を静電保護トランジスタが
すみやかに放電させる素子配置と、スナップバック状態
に移行しにくい静電保護トランジスタを静電破壊されに
くい素子酉己置とを有するので、その効果は、ESDパ
ルス印加時に静電保護トランジスタのゲート電極を安定
したフローテイング状態に保つことで、スナップバック
状態へ移行しやすくする事である。これにより、ESD
パルスを低減し破壊を防ぐ事ができる。
ルス印加時に誘導される電荷を静電保護トランジスタが
すみやかに放電させる素子配置と、スナップバック状態
に移行しにくい静電保護トランジスタを静電破壊されに
くい素子酉己置とを有するので、その効果は、ESDパ
ルス印加時に静電保護トランジスタのゲート電極を安定
したフローテイング状態に保つことで、スナップバック
状態へ移行しやすくする事である。これにより、ESD
パルスを低減し破壊を防ぐ事ができる。
【0070】すなわち、保護トランジスタのゲート電極
と電極パッドの間にトランジスタを挿入することで、E
SDパルス印加時、挿入したトランジスタのドレイン・
ソース容量により、電極パッド側の電位上昇とともに、
保護トランジスタ側のゲート電極電位も安定して上昇す
るため、保護制御トランジスタNHT1、PHT1のゲ
ート電極を上昇させて、ブレークダウン電圧のばらつき
を抑え、ブレークダウン電圧を低下させてスナップバッ
ク状態に移行しやすくするからである。
と電極パッドの間にトランジスタを挿入することで、E
SDパルス印加時、挿入したトランジスタのドレイン・
ソース容量により、電極パッド側の電位上昇とともに、
保護トランジスタ側のゲート電極電位も安定して上昇す
るため、保護制御トランジスタNHT1、PHT1のゲ
ート電極を上昇させて、ブレークダウン電圧のばらつき
を抑え、ブレークダウン電圧を低下させてスナップバッ
ク状態に移行しやすくするからである。
【0071】また、複数のトランジスタが同時ONしや
すくして、ESDパルスに誘導される電荷を分散させや
すくする為、保護トランジスタを並列接続して面積を拡
大することなくESD耐量を向上させる。更に、保護制
御トランジスタを活性化しにくくし、もし活性化しても
電荷移動量を最小限にしている。これにより、安定した
フローティング状態を維持し、すみやかなスナップバッ
ク状態への移行を促す事ができる。
すくして、ESDパルスに誘導される電荷を分散させや
すくする為、保護トランジスタを並列接続して面積を拡
大することなくESD耐量を向上させる。更に、保護制
御トランジスタを活性化しにくくし、もし活性化しても
電荷移動量を最小限にしている。これにより、安定した
フローティング状態を維持し、すみやかなスナップバッ
ク状態への移行を促す事ができる。
【0072】すなわち、保護制御トランジスタのサイズ
を小さくしたり、チャネル長を長くするなどの工夫をし
てトランジスタのβを小さくしたレイアウト構造によ
り、トランジスタの単位面積当たりの電流能力を低下さ
せることなく、ESD耐量を向上させる。
を小さくしたり、チャネル長を長くするなどの工夫をし
てトランジスタのβを小さくしたレイアウト構造によ
り、トランジスタの単位面積当たりの電流能力を低下さ
せることなく、ESD耐量を向上させる。
【図1】 本発明の一実施形態による静電保護回路の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態による静電保護回路のス
ナップバック特性を示す図である。
ナップバック特性を示す図である。
【図3】 本発明の一実施形態による静電保護回路の第
一のレイアウト図である。
一のレイアウト図である。
【図4】 本発明の一実施形態による静電保護回路の第
二のレイアウト図である。
二のレイアウト図である。
【図5】 本発明の一実施形態による静電保護回路の第
三のレイアウト図である。
三のレイアウト図である。
【図6】 第一の従来例による静電保護回路の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図7】 第二の従来例による静電保護回路の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図8】 第三の従来例による静電保護回路の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図9】 第一の従来例による静電保護回路のスナップ
バック特性を示す図である。
バック特性を示す図である。
【図10】 第二の従来例による静電保護回路のスナッ
プバック特性を示す図である。
プバック特性を示す図である。
【図11】 第三の従来例による静電保護回路のスナッ
プバック特性を示す図である。
プバック特性を示す図である。
PHT1 Pチャネル保護トランジスタ NHT1 Nチャネル保護トランジスタ PHCT1、PHCT2 Pチャネル保護制御トラン
ジスタ NHCT1、NHCT2 Nチャネル保護制御トラン
ジスタ PAD1 電極パッド L1、L2、L3 配線 BHT1 保護トランジスタ部 BHCT1、BHCT2 保護制御トランジスタ部 NP 高濃度N型拡散層 PP 高濃度P型拡散層 GA ゲート電極 DRES ドレイン電極抵抗 Vl0、V30 破壊電圧 BVl、BV2、BV3、BV4 ブレークダウン電圧 VSP スナップバック電圧 I10 破壊電流値 10、20、30、40 波形 VDD 電源端子 GND 接地点
ジスタ NHCT1、NHCT2 Nチャネル保護制御トラン
ジスタ PAD1 電極パッド L1、L2、L3 配線 BHT1 保護トランジスタ部 BHCT1、BHCT2 保護制御トランジスタ部 NP 高濃度N型拡散層 PP 高濃度P型拡散層 GA ゲート電極 DRES ドレイン電極抵抗 Vl0、V30 破壊電圧 BVl、BV2、BV3、BV4 ブレークダウン電圧 VSP スナップバック電圧 I10 破壊電流値 10、20、30、40 波形 VDD 電源端子 GND 接地点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−36245(JP,A) 特開 平7−74611(JP,A) 特開 平6−318859(JP,A) 特開 平6−177331(JP,A) 特開 平7−7406(JP,A) 米国特許5644459(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/003
Claims (7)
- 【請求項1】 電極パッドに印加される静電気の電荷を
放電して内部回路を保護する保護トランジスタ手段と、
この保護トランジスタの動作を制御する静電保護制御手
段とを備え、 前記静電保護制御手段が、電源非投入時に前記保護トラ
ンジスタ手段のゲート電極をフローティング状態に保つ
ように制御する第1の静電保護制御トランジスタ手段
と、前記保護トランジスタのゲート電極に電位を与える
第2の静電保護制御トランジスタ手段とから成る静電保
護回路において、 前記保護トランジスタ手段が、第1の第1導電型MOS
トランジスタの一端を第1の電源に接続し、他端は電極
パッドに接続する構成であり、 前記第1の静電保護制御トランジスタ手段が、第2の第
1導電型MOSトランジスタの一端を第1の電源に接続
し、前記第2の第1導電型MOSトランジスタの他端を
前記第1の第1導電型MOSトランジスタのゲート電極
に接続し、前記第2の第1導電型MOSトランジスタの
ゲート電極を第2の電源に接続する構成であり、 前記第2の静電保護制御トランジスタ手段が、第3の第
2導電型MOSトランジスターの一端を前記第1の第1
導電型MOSトランジスタのゲート電極に接続し、他端
は電極パッドに接続し、前記第3の第2導電型MOSト
ランジスタのゲート電極を第2の電源に接続する構成で
ある ことを特徴とする静電保護回路。 - 【請求項2】 電極パッドに印加される静電気の電荷を
放電して内部回路を保護する保護トランジスタ手段と、
この保護トランジスタの動作を制御する静電保護制御手
段とを備え、 前記静電保護制御手段が、電源非投入時に前記保護トラ
ンジスタ手段のゲート電極をフローティング状態に保つ
ように制御する第1の静電保護制御トランジスタ手段
と、前記保護トランジスタのゲート電極に電位を与える
第2の静電保護制御トランジスタ手段とから成る静電保
護回路において、 前記保護トランジスタ手段が、第1の第1導電型MOS
トランジスタの一端を第1の電源に接続し、第1の第2
導電型MOSトランジスタの一端を第2の電源に接続
し、前記第1の第1導電型MOSトランジスタの他端と
前記第1の第2導電型MOSトランジスタの他端を共通
にして電極パッドと電気的に接続して構成され、 前記第1の静電保護制御トランジスタ手段が、第2の第
1導電型MOSトランジスタの一端を第1の電源に接続
し、前記第2の第1導電型MOSトランジスタの他端を
前記第1の第1導電型MOSトランジスタのゲート電極
に接続し、前記第2の第1導電型MOSトランジスタの
ゲート電極を第2の電源に接続し、第2の第2導電型M
OSトランジスタの一端を第2の電源に接続し、前記第
2の第2導電型MOSトランジスタの他端を前記第1の
第2導電型MOSトランジスタのゲート電極に接続し、
前記第2の第2導電型MOSトランジスタのゲート電極
を第1の電源に接続してなる構成され、 前記第2の静電保護制御トランジスタ手段が、第3の第
2導電型MOSトランジスターの一端を前記第1の第1
導電型MOSトランジスタのゲート電極に接続し、第3
の第1導電型MOSトランジスタの一端を前記第1の第
2導電型MOSトランジスタのゲート電極と接続し、前
記第3の第2導電型MOSトランジスタの他端と前記第
3の第1導電型MOSトランジスタの他端とを共通にし
て電極パッドと電気的に接続し、前記第3の第2導電型
MOSトランジスタのゲート電極を第2の電源に接続
し、前記第3の第2導電型MOSトランジスタのゲート
電極を第1の電源と接続して構成されていることを特徴
とする静電保護回路。 - 【請求項3】 前記保護トランジスタ手段のゲート電極
を安定にフローティング状態に保ち非活性化させるため
に前記静電保護トランジスタ手段と前記第1の静電保護
制御トランジスタ手段とが別領域に分離配置され、 前記保護トランジスタ手段のゲート電極に対し安定な電
圧を与えるために前記静電保護トランジスタ手段と前記
第2の静電保護制御トランジスタ手段とが別領域に分離
配置されていることを特徴とする請求項1または請求項
2記載の静電保護回路。 - 【請求項4】 前記第3の第1導電型MOSトランジス
タのゲート幅が前記第2の第2導電型MOSトランジス
タのゲート幅以下である場合に、前記第1の第2導電型
MOSトランジスタ近傍に前記第3の第1導電型MOS
トランジスタが配置され、前記第2の第2導電型MOS
トランジスタの配置位置は、前記第1の第2導電型MO
Sトランジスタと前記第3の第1導電型MOSトランジ
スタとが配置されている位置の間の距離より遠い位置で
あることを特徴とする請求項2記載または請求項3記載
の静電保護回路。 - 【請求項5】 前記第3の第2導電型MOSトランジス
タのゲート幅が前記第2の第1導電型MOSトランジス
タのゲート幅以下である場合に、前記第1の第1導電型
MOSトランジスタ近傍に前記第3の第2導電型MOS
トランジスタが配置され、前記第2の第1導電型MOS
トランジスタの配置位置は、前記第1の第1導電型MO
Sトランジスタと前記第3の第2導電型MOSトランジ
スタとが配置されている位置の間の距離より遠い位置で
あることを特徴とする請求項2ないし請求項4いずれか
に記載の静電保護回路。 - 【請求項6】 前記第3の第1導電型MOSトランジス
タのゲート幅が第2の第2導電型MOSトランジスタの
ゲート幅より大きい場合に、前記第1の第2導電型MO
Sトランジスタ近傍に前記第3の第1導電型MOSトラ
ンジスタを配置され、前記第2の第2導電型MOSトラ
ンジスタの配置位置は、前記第1の第2導電型MOSト
ランジスタと前記第3の第1導電型MOSトランジスタ
とが配置されている位置の間の距離以下の位置に配置さ
れていることを特徴とする請求項2ないし請求項5いず
れかに記載の静電保護回路。 - 【請求項7】 前記第3の第2導電型MOSトランジス
タのゲート幅が第2の第1導電型MOSトランジスタの
ゲート幅より大きい場合に、前記第1の第1導電型MO
Sトランジスタ近傍に前記第3の第2導電型MOSトラ
ンジスタが配置され、前記第2の第1導電型MOSトラ
ンジスタの配置位置は、前記第1の第1導電型MOSト
ランジスタと前記第3の第2導電型MOSトランジスタ
との配置されている位置の間の距離以下の位置に配置さ
れていることを特徴とする請求項2ないし請求項6いず
れかに記載の静電保護回路。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20196297A JP3270364B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 静電保護回路 |
KR1019980030125A KR19990014208A (ko) | 1997-07-28 | 1998-07-27 | 정전보호회로 |
DE69801791T DE69801791T2 (de) | 1997-07-28 | 1998-07-27 | Elektrostatische Schutzschaltung |
EP98114010A EP0896412B1 (en) | 1997-07-28 | 1998-07-27 | Electrostatic protection circuit |
US09/122,698 US6188263B1 (en) | 1997-07-28 | 1998-07-27 | Electrostatic protection circuit |
CN98116617A CN1130020C (zh) | 1997-07-28 | 1998-07-28 | 静电保护电路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20196297A JP3270364B2 (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 静電保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1145797A JPH1145797A (ja) | 1999-02-16 |
JP3270364B2 true JP3270364B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=16449658
Family Applications (1)
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