JP3269203B2 - 穀物乾燥機における乾燥風量異常検出装置 - Google Patents

穀物乾燥機における乾燥風量異常検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀物乾燥機における
乾燥風量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来穀
物乾燥機においては、乾燥室背面に設置する吸引ファン
の吸引風量乃至風圧を検出する検出センサを吸引風路途
中に設けて、適正風量乃至風圧を確保できているか否
か、つまり風量不足であるかどうかを判定する形態とし
ている。そして一定風量乃至風圧を得られないときは運
転各部を停止して穀物の品質の維持に影響のないように
するものである。
【0003】ところで、乾燥開始時に吸引ファンモータ
をオンしても一定の風量に達するまでには一定の時間を
要し、このため、上記乾燥開始時には一定時間上記検出
センサのオフ判定(風量不足判定)を行わない構成とし
ている。しかしながら、この一定時間内に風量が安定し
着火したときには、当該一定時間を経過するまでオフ判
定ができないこととなり支障がある(図 )。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の欠点を
解消しようとするもので、次の技術的手段を講じた。即
ち、乾燥開始指令信号に基づき穀物乾燥機の吸引ファン
12を起動し、該吸引ファン12による吸引風量の所定
以上の風量検出によってバーナ10への着火信号を出力
すべく構成する穀物乾燥機において、上記吸引風量を検
出してこれが所定以下のときには風量不足異常処理を
なわせる風量センサ29を設け、吸引風を発生する吸引
ファン12起動の際には一定時間Tにつき該風量センサ
29による風量不足異常の処理を行なわせないよう規制
するが、一旦バーナ10への着火判定ののちは上記一定
時間内にあっても風量センサ29による風量低下異常の
処理規制を解除する制御部を構成する穀物乾燥機におけ
る乾燥風量検出装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用効果】上記のように、吸引ファン起動の際
には一定時間Tについて風量不足判定の対象とはしない
が、一旦着火信号を得ると、その直後に吸引ファン12
異常、ダクトの折れ等で一定風量が確保できない事態と
なっても、風量低下によってオフ判定がなされる構成で
あるから、冒頭に記載した欠点を解消できるものであ
る。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。1は穀物乾燥装置の機枠で、内部には貯留タンク
2、乾燥室3、集穀室4の順に積み重ねられる。乾燥室
3内には、左右一対設けられ断面菱形状の熱風室5,5
を形成すべく、上半部はハ字形の板金材6,6で下半部
を通気性板材7,7で構成される。このうち下半部の通
気性板材7,7と平行に穀物流下通路8,8を挾んで通
気性板材9,9を固着している。
【0007】上記熱風室5,5には後記バーナ10燃焼
と排風室11,11,11の後部側に接続する吸引ファ
ン12とによって発生する熱風が導入される構成であ
る。又、集穀室4内には、V型に形成された上記穀物流
下通路8,8の集合下部には夫々繰出バルブ13,13
を設け、この繰出バルブからの所定量毎の繰出穀物をホ
ッパ状に形成する集穀樋14に集めてその下部に横設す
る下部移送螺旋15で機外立設の昇降機16に移送でき
る構成である。
【0008】昇降機16の上部側には投出筒17を接続
し、貯留タンク2天井部に横設する上部移送螺旋18樋
19の始端側に穀物供給できる。20は、移送螺旋樋1
9にて移送される穀物を貯留タンク2中央上部位置で受
けて縦軸21回りに回転しながら拡散する拡散盤であ
る。この拡散盤20は平面視矩形を呈し、その4角部分
に適宜の穀物排出部空間を有するよう起立壁20a,2
0a…を夫々形成して、当該空間部から穀物が回転接線
方向に放出される構成である。尚、縦軸21は螺旋18
軸にベベルギア等の連動機構を介して所定回転数で回転
連動可能に設けられる。
【0009】前記バーナ10の設置構造について、該バ
ーナ10は気化筒や燃焼用1次空気送風ファン等を内蔵
する回転気化型バーナを採用し、これを横姿勢にして前
記集穀樋14の片側裏面に形成される三角空間に収容し
ている。その火炎は機枠正面側に向かうよう設置され
る。バーナ10正面側の集穀室機壁4aには熱風通過口
4bを開口し、その前面には下部風胴22を、その上部
で前記熱風室5,5入口に開口する乾燥室機壁口部3
a,3b前面には上部風胴23を夫々着脱自在に設け
る。下部風胴21には外気導入用スリット孔24,24
及びステンレス製の反射板25を固着している。バーナ
10の燃焼火炎は前記吸引ファン12の回転によって乾
燥用風となって下部風胴22,上部風胴23を経て熱風
室5,5に至る構成である。
【0010】前記上部風胴23の外面には乾燥機用コン
トローラ26を固定し、更に風胴23前面を覆うように
カバー28を設ける。29は上部風胴23のコントロー
ラ26設置下方に設けた風量センサであり、円形を呈す
るアクチュエータ29aと、スイッチ部29bとこのス
イッチ部29bを固定するブラケット部29cからな
り、このうち、アクチュエータ29aは風胴23に形成
する孔部23a位置に、該風胴23の内外にのぞむべく
設けられる。
【0011】バーナ10や穀物循環機構等の運転制御
は、乾燥制御に必要な制御プログラムや各種データ等を
記憶するメモリを備える前記コントローラー26の演算
制御部30によって行なわれる。即ち、このコントロー
ラー26の操作パネルに設ける各種設定スイッチ類31
〜34からの設定情報と乾燥機機枠1各部に配設したセ
ンサ類からの検出情報等を受けて必要な比較演算のも
と、バーナ燃焼量の制御や、穀物繰り出し量の制御等を
行うものである。
【0012】上記センサ類には、前記の風圧センサ29
のほか、例えば張込量センサ35や、水分検出装置36
等のか乾燥制御に必要なセンサ情報、あるいは燃焼状況
を判定する着火センサ37からの信号等がある。なお、
前記演算制御部30は主に次の機能を有する。即ち、
乾燥スイッチ32による乾燥開始指令信号を受けて運転
各部、例えば昇降機モータ37,繰出バルブモータ38
等穀物循環系モータに起動信号を出力し、かつ吸引ファ
ンモータ39に起動信号を出力する。次いで、風量セ
ンサ29のオン判定(所定以上の風量あり判定)出力を
受けて、バーナ10用の着火用イグナイタ(図示せず)
オン信号,燃料バルブ40開信号を出力する。その後
着火センサ37から着火状況を見て着火判定信号が出力
される。原則として乾燥スイッチ31動作から一定時
間T(例えば10秒)は風圧センサ29によるオフ判
定、つまり風量不足判定は行わない(T:風量不足不作
動時間)が、当該時間T内に上記のオン判定がなされ
たことを条件に、当該オン判定の後一定時間t経過後上
記オフ判定を実行する。設定仕上げ水分の検出信号を
受けて穀物循環系モータや燃焼系等の運転各部を停止す
べく信号出力する。乾燥作業途中、風圧センサ29に
よるオフ判定(風量不足)を検出しても上記同様に穀物
循環系モータや燃焼系等の運転各部を停止すべく信号出
力する上例の作用について説明する。
【0013】図外横張込ホッパに投入された穀物は、張
込スイッチ31をオンすることにより駆動する下部移送
螺旋15、昇降機16等を経て揚上され、引き続き上部
移送螺旋樋19を経て、天井部中央に至り、縦軸21回
りに回転する拡散盤20面に供給されると所定の拡散軌
跡を描きながら落下し貯留タンク2に張り込まれる。張
込完了すると、乾燥作業に移行するが、前段で穀物種類
の設定や希望の乾燥仕上げ水分値を設定する。
【0014】上記の処理が行われて乾燥スイッチ32を
ONすると、昇降機16,上下移送螺旋、繰出バルブ等
は運転を開始し、かつ吸引ファン12も運転を開始す
る。上記吸引ファン12の起動によって風圧センサ29
周辺の風圧が徐々に上昇し該風圧センサ29が動作しオ
ン判定する。この信号を受けてバーナ10の着火用イグ
ナイタや燃料バルブ等がオン乃至開動作し、バーナ10
も駆動状態におかれる。ここで、バーナ10火炎は吸引
ファン12の回転によって熱風化され、まず下部風胴2
2に至り、ここでは一部外気を導入しこれを混合しなが
ら反射板26への衝突によって風胴22自体の過熱を防
ぎつつ上方に向い、上部風胴23内で左右に分かれて複
数の熱風室5,5内に入り込むものである。
【0015】乾燥室3でバーナ10による熱風を浴びた
穀物は、集穀室4の下部移送螺旋15,昇降機16,上
部移送螺旋樋19を経由して再び貯留タンク2に戻され
調質作用を受ける。このような行程を繰返し、所定の水
分値に達すると乾燥終了するものである。ところで、前
記の乾燥開始直後において、適正に着火動作が行えたと
きには、継続的に着火センサ37は「着火あり」信号を
出力する。一方、吸引ファン12運転における吸引風発
生によっては風圧センサ29が「風量あり」としてオン
判定イするものであるが、吸引風の不安定期間中は原則
的にオフ判定しないこととしていると、上記「着火あ
り」継続中に不測に風量不足を生じたときには、バーナ
10停止を行えず炎が立ちのぼる結果、火災を発生する
等の危険があるが、上記の実施例では、時間T内に風圧
センサ29のオン判定(所定以上の風量あり判定)がな
されたことを条件に、このオン判定の後一定時間t
1(例えば2秒)経過後上記オフ判定ロを実行する構成
であるから、時間T経過しない時点でのオフ判定を行
え、上記した欠点を解消できる。
【0016】尚、上記実施例では風量センサ29として
一定異常の風圧によってスイッチ部29bがON,OF
Fする形態を採用したが、風量をアナログ的に検出でき
る形態でもよい。また、その設置位置も上例に限定され
ず、吸引ファン12回転に伴い風量変動の生ずる部分で
あればいかなる部分でもよい。なお、図5において、乾
燥スイッチ32をオンする前に風量センサ29がオンし
て風あり信号を出力eするときは該風量センサ29異常
の旨出力することにより、燃料バルブ出力を出さないよ
うにし、乾燥作業を行わないよう構成するとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の側断面図である。
【図2】穀物乾燥機の正断面図である。
【図3】穀物乾燥機の側断面図である。
【図4】制御ブロック図である。
【図5】(イ)(ロ)はタイムチャート図である。
【図6】従来構成のタイムチャート図である。
【図7】フロー図である。
【符号の説明】
1 穀物乾燥装置機枠 2 貯留タンク 3 乾燥室 4 集穀室 5,5 熱風室 6,6 板金材 7,7 通気性板材 8,8 穀物流下通
路 9,9 通気性板材 10 バーナ 11,11,11 排風室 12 吸引ファン 13,13 繰出バルブ 14 集穀樋 15 下部移送螺旋 16 昇降機 17 投出筒 18 上部移送螺旋 19 樋 20 拡散盤 22 下部風胴 23 上部風胴 26 コントローラ 28 カバー 29 風量センサ 30 演算制御部 31〜34 各種設定スイッチ類 35 張込量センサ 36 水分検出装置 37 着火センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−236090(JP,A) 特開 昭63−286618(JP,A) 特開 昭63−118524(JP,A) 実願 平1−42841号(実開 平2− 133544号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F26B 25/00 F26B 17/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥開始指令信号に基づき穀物乾燥機の
    吸引ファン12を起動し、該吸引ファン12による吸引
    風量の所定以上の風量検出によってバーナ10への着火
    信号を出力すべく構成する穀物乾燥機において、上記
    引風量を検出してこれが所定以下のときには風量不足異
    処理を行なわせる風量センサ29を設け、吸引風を発
    生する吸引ファン12起動の際には一定時間Tにつき該
    風量センサ29による風量不足異常の処理を行なわせな
    いよう規制するが、一旦バーナ10への着火判定ののち
    は上記一定時間内にあっても風量センサ29による風量
    低下異常の処理規制を解除する制御部を構成する穀物乾
    燥機における乾燥風量検出装置。
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