JP6413538B2 - 穀物乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、穀物乾燥機に関するものである。
昇降機から供給される穀粒を貯留室から乾燥室に流下させながら通風乾燥する穀粒乾燥機において、この穀粒乾燥を自動的に行う乾燥モードと、穀粒乾燥循環系における残留排出処理を行わせ又は堆積塵埃の排塵処理工程を行わせる清掃モードとをCPUに組み込み、このCPUにはモード選択用の切換スイッチと清掃開始用の始動用のスイッチを接続し、前記切換スイッチによって清掃モードに切り換えられた後、前記始動用のスイッチを操作することにより自動清掃が開始されるようにした穀粒乾燥機は、公知である(特許文献1)。
取り込まれた穀粒の水分を測定する水分計を備え、機体内の穀粒を循環させて穀粒を乾燥させる循環乾燥工程と、乾燥終了後に機外に穀粒を排出する排出工程を行う穀粒乾燥機において、前記循環乾燥工程中と排出工程中にそれぞれ水分計に穀粒を取り込むと循環乾燥工程または排出工程中と判定し、設定時間以上穀粒の取り込みを検出しない場合には循環乾燥工程時には循環乾燥を停止し、排出工程時には排出作業を停止するようにした穀粒乾燥機は、公知である(特許文献2)。
特開平8−33277号公報 特開2009−85486号公報
本発明は、循環式の穀物乾燥機において、少ないスイッチの簡単な操作により、乾燥運転終了後に排出運転に移行し、次いで排出運転から清掃運転に円滑迅速に移行しようとするものである。
請求項1の発明は、
貯留室2,乾燥室3,集穀室4を備えた穀物乾燥機であって、穀物を循環搬送する循環搬送手段(10,11,14,16)と、昇降機11から取り込まれた穀粒の水分値を検出する水分計26と、循環穀物を機外排出あるいは機内循環に切り換える循環/排出切換弁27と、乾燥運転スイッチ43,排出スイッチ44,停止スイッチ45を備えた穀物乾燥機において、制御部38には、穀物の乾燥を自動的に行う乾燥運転モード,穀物の機外排出を自動的に行う排出運転モード,機内に穀物がない状態で機内の清掃を自動的に行う清掃運転モードを備え、該制御部38には前記排出運転モード及び清掃運転モードでは前記循環/排出切換弁27を機外排出側に切換えた状態で、前記循環搬送手段(10,11,14,15)を駆動する排出,清掃運転手段と、前記排出運転モードでは前記水分計26が穀物なし状態を検出すると排出運転モードを自動的に停止する排出運転停止手段と、前記清掃運転モード中には前記水分計26の水分測定を停止し且つ前記停止スイッチ45がオンされると清掃運転を停止する清掃運転停止手段とを備え
前記制御部38には、排出スイッチ44を1回オンすると排出運転を開始し、次いで、排出スイッチ44をオンすると排出運転を停止して清掃運転を開始する運転制御機能を備えていることを特徴とする穀物乾燥機とする。
請求項2の発明は、
貯留室2,乾燥室3,集穀室4を備えた穀物乾燥機であって、穀物を循環搬送する循環搬送手段(10,11,14,16)と、昇降機11から取り込まれた穀粒の水分値を検出する水分計26と、循環穀物を機外排出あるいは機内循環に切り換える循環/排出切換弁27と、乾燥運転スイッチ43,排出スイッチ44,停止スイッチ45を備えた穀物乾燥機において、制御部38には、穀物の乾燥を自動的に行う乾燥運転モード,穀物の機外排出を自動的に行う排出運転モード,機内に穀物がない状態で機内の清掃を自動的に行う清掃運転モードを備え、該制御部38には前記排出運転モード及び清掃運転モードでは前記循環/排出切換弁27を機外排出側に切換えた状態で、前記循環搬送手段(10,11,14,15)を駆動する排出,清掃運転手段と、前記排出運転モードでは前記水分計26が穀物なし状態を検出すると排出運転モードを自動的に停止する排出運転停止手段と、前記清掃運転モード中には前記水分計26の水分測定を停止し且つ前記停止スイッチ45がオンされると清掃運転を停止する清掃運転停止手段とを備え、
穀物乾燥機には張り込み穀物量を手動設定する張込量設定スイッチ48あるいは張り込み穀物量を自動検出する張込量検出手段20を備え、前記制御部38には穀物張り込み量の設定あるいは張り込み量検出がなされていない状態で前記排出スイッチ44がオン操作されると、清掃運転を開始する清掃運転開始機能を備えていることを特徴とする穀物乾燥機とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、穀物乾燥機には風圧センサ21を設けて適正乾燥風量か否かを検出するように構成し、前記制御部38には、乾燥運転及び排出運転時には風圧センサ21が適正風量を検出しない場合には乾燥風量の異常報知をし、清掃運転時には風圧センサ21の風圧検出を停止し機内に適正乾燥風量が流れない場合にも循環搬送手段(10,11,1416)の駆動を停止せずに継続する清掃運転駆動機能を備えていることを特徴とする穀物乾燥機とする。
請求項1の発明によると、特許請求の範囲の項の特徴構成に基づき、清掃運転スイッチを省略しながら排出スイッチ44を追加操作することにより排出運転モードから清掃運転モードに移行することができ、また、排出運転モードでは水分計26が穀物なし検出をすると排出運転を自動的に停止することができ、オペレータが穀物乾燥機の近くにいなくても排出運転を迅速に停止し、無用な排出運転を防止することができる。
また、特許請求の範囲の項の特徴構成に基づき、排出運転時に排出スイッチ44を追加操作することにより排出運転を停止し次いで清掃運転を開始することができ、スイッチを少なくしながらオペレータのスイッチ操作が分かりやすく容易なものとすることができる。また、排出運転の開始時に誤って排出スイッチ44を2回操作しても循環/排出弁27を機外排出側に切換えた状態で循環手段(10,11,14,16)の駆動状態で機内の穀物を排出することができ、誤操作による誤った運転を防止することができる。
請求項2の発明によると、特許請求の範囲の項の特徴構成に基づき、機内に穀物の張り込みがない場合には排出運転から清掃運転に迅速に移行することができる。
請求項3の発明によると、請求項1又は請求項2のいずれかの発明の効果に加えて、穀物乾燥機の清掃や点検時には点検蓋22を開けていて乾燥風が漏れる状態でオペレータが循環搬送装置15などの機内清掃をしているのが通常であり、風圧センサ21は適正風圧を検出することができず通常では異常報知がなされる状態であるが、清掃運転時には風圧センサ21の検出を停止しているために乾燥風量異常報知がなされず、オペレータは違和感を持たずに清掃作業を実行することができる。
穀物乾燥機の切断正面図。 穀物乾燥機下部の切断側面図。 穀物乾燥機下部の背面図。 吸引排気ファンブロックの切断側面図。 操作パネルの正面図。 制御ブロック図。 穀物乾燥機下部の斜視図。 穀物乾燥機の斜視図。 穀物循環搬送装置の斜視図。 排塵機を示す斜視図
前記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下図面を参照しつつ説明する。
まず、図1及び図2に基づきこの発明を具備する循環式穀物乾燥機の全体構成について説明する。
1は乾燥機の機枠で、この機枠1内には貯溜室2,乾燥室3,集穀室4を上方から下方に順次配設している。乾燥室3には複数の左右穀粒流下通路9,9を形成し、左右穀粒流下通路9,9の前後一側にはバーナ5のバーナ風胴25に通じる熱風室6を配設し、左右穀粒流下通路9,9の前後他側には吸引排気ファン7のファン胴7aに通じる排風室8,8を配設し、左右穀粒流下通路9,9の下端部に繰出バルブ10を設けている。
前記機枠1の外側には集穀室4の前後一側に集めた穀粒を貯溜室2に揚穀還元する昇降機11を立設している。該昇降機11内の上下の駆動プーリ,従動プーリにバケットベルト13を巻き掛け、集穀室4の底部に設ける下部搬送装置14により乾燥穀粒を前後一側に移送し、昇降機11により揚穀するようにしている。昇降機11で揚穀された穀粒を上部搬送装置16の始端側に供給し、更に上部搬送装置16により横送して貯溜室2の上部中央に配設する回転拡散板18に送り、貯溜室2内に拡散落下させる。
前記繰出バルブ10,昇降機11,下部搬送装置14,上部搬送装置16から構成されている穀粒循環系は、昇降機11の機枠上部に配設している昇降機モータ(図示省略)により駆動される。また、昇降機11における上下中途部の壁面には水分計26を設け、バケットベルト13の上昇行程と下降行程の間隔部に設けた取込み口(図示省略)からサンプル粒を取り込み、水分値を測定する。この水分計は、例えば一対の電極ロール間でサンプル粒を1粒ずつ圧縮粉砕し、その抵抗値を電気的に処理し一粒ずつの水分値に換算する公知のものである。
図2〜図4に示すように、吸引排気ファン7のファン胴7aに接続されている排風排出筒31の上部には排出された乾燥済み排風を熱風室6へ戻す排風戻し筒32を設け、排風戻し筒32の終端側を乾燥室3の後側機壁33の排風戻し口に接続し、排風戻し筒32を経由した乾燥済み排風を熱風室6に再度供給するようにしている。
排風戻し筒32には排風調節弁34を設け、乾燥済み排風の機外への排出量と排風戻し筒32への戻し量との割合を調節するようにしている。排風調節弁34は排風調節モータ(図示省略)で駆動調節する。
また、左右穀粒流下通路9,9の左右中間部に位置する乾燥室3には、遠赤外線放射体23を配設している。この遠赤外線放射体23は、熱風室6内にあってバーナ5の燃焼面と対向するように配設している前後方向に沿う内側遠赤外線放射体23aと、その外側を被覆するように配設されている外側遠赤外線放射体23bとで構成されている。
この外側遠赤外線放射体23bの後側小径部に熱風排出筒24の始端側を後側に延出するように接続し、熱風排出筒24の始端側部を前側へ向くように側面視半円弧状に屈曲形成し、その中間部,終端側を外側遠赤外線放射体23bの上側を通して前側に延出し、熱風室6の前側部に開口連通している。
内側遠赤外線放射体23a,外側遠赤外線放射体23bには遠赤外線放射塗料を塗布していて、これらを通過した熱風は熱風排出筒24の左右開口部から吹き出し、集穀室4の左右穀粒流下通路9,9を流下する穀粒に遠赤外線放射熱を浴びせ穀粒の乾燥を促進させる。
バーナ5で生成された熱はバーナ送風ファンの圧風作用,吸引排気ファン7の吸引作用で内側遠赤外線放射体23a,外側遠赤外線放射体23b,熱風排出筒24の内部を順次通過し熱風室6内に熱風として供給され、更に、熱風は左右穀粒流下通路9,9,左右排風室8,8を流れながら穀粒を乾燥し、吸引排気ファン7により吸引排出される。吸引排気ファン9で排出された乾燥済み排風は排風戻し筒32の排風調節弁34を経て熱風室6の後側部に再度流れ、熱風室6の熱風と混合され左右穀粒流下通路9,9に流れ穀粒を乾燥する。
図2に示すように、バーナ風胴25の上方にコントロールボックス35を設け、コントロールボックス35の前側面に操作パネル36を設けている。操作パネル36には、図5に示すように、張り込み運転用の張込スイッチ41,通風乾燥運転用の通風スイッチ42,熱風乾燥運転用の乾燥スイッチ43,穀物排出運転用の排出スイッチ44,運転停止用の停止スイッチ45を設けている。操作パネル36には運転表示画面36aを設け、乾燥運転中の検出熱風温度,測定水分値,乾燥運転終了までの残時間などを順次表示するようにしている。
また、操作パネル36には張込量を設定する張込量設定スイッチ48,到達目標水分値を設定する水分設定スイッチ49,及び,張込量設定スイッチ48あるいは水分設定スイッチ49の設定値を表示する設定表示パネル50,該設定表示パネル50の設定値を変更する数値増減スイッチ51を設けている。また、乾燥対象である穀物種類を設定する穀物設定スイッチ52,乾燥速度を設定する乾燥速度設定スイッチ53を設けている。
なお、穀物乾燥機には熱風室6内の温度を検出する熱風温度検出センサ54,外気温度を検出する外気温度センサ55を設けている。
コントロールボックス35には制御部38を設け、図6に示すように、制御部38の入力側には各種スイッチ,センサ類を接続し、出力側には、出力回路,駆動回路を経由して吸引排気ファンモータ(図示省略),昇降機モータ(図示省略),繰出バルブモータ(図示省略),バーナ駆動手段(図示省略),水分計駆動手段(図示省略),運転状態を表示する張込み表示ランプL1,通風表示ランプL2,乾燥表示ランプL3,排出表示ランプL4などを接続している。
次に、穀物乾燥機の乾燥運転の概要について説明する。
オペレータが張込スイッチ41を操作すると、昇降機,上部ラセン16が駆動され張込穀粒が順次貯溜室2に張り込まれる。張込運転が終了すると、オペレータは張込量スイッチ48を操作し張込穀粒量を設定する(なお、図2に示すように張込量検出手段20を設け、張込量を検出し自動設定するようにしてもよい)。次いで、水分設定スイッチ49を操作し到達目標水分値(例えば14%)を設定し、次いで、穀物設定スイッチ52を操作し乾燥対象穀物を設定し、乾燥速度設定スイッチ53を操作し乾燥速度を設定する。
次いで、乾燥スイッチ43を操作すると乾燥運転が開始され、繰出バルブ10,下部ラセン14,昇降機11,上部ラセン16の循環系の駆動が開始される。次いで、バーナ5が燃焼を開始し、制御部38の乾燥運転制御手段に基づき設定された穀粒張込量,設定乾燥速度,水分計26の測定穀物水分値,検出外気温度などの条件によりバーナ5の燃焼量が調節されつつ乾燥運転が実行され、水分計26の測定水分値が設定水分値に到達すると、バーナ5の燃焼を停止し乾燥運転を終了する。
次に、穀物乾燥機の穀物排出運転,清掃運転について説明する。
貯留室2,乾燥室3,集穀室4を備えた穀物乾燥機であって、穀物を循環搬送する循環搬送手段である繰出バルブ10,昇降機11,下部搬送装置14,上部搬送装置16と、昇降機11から取り込まれた穀粒から水分値を検出する水分計26と、循環穀物を機外排出あるいは機内循環に切り換える循環/排出切換弁27と、乾燥運転スイッチ43,排出スイッチ44,停止スイッチ45を備えた穀物乾燥機において、制御部38には、自動乾燥運転をする乾燥運転モード,自動運転で穀物を機外へ排出する排出運転モード,機内に穀物がない状態で自動運転をする清掃運転モードを備え、該制御部38には前記排出運転モード及び清掃運転モードでは前記循環/排出切換弁27を機外排出側に切換えて繰出バルブ10などの循環搬送手段を駆動する排出清掃運転手段と、前記排出運転モードでは水分計26が穀物なし検出をすると排出運転モードを自動的に停止する排出運転停止手段と、前記清掃運転モードの運転中には水分計26の水分測定を停止し且つ前記停止スイッチ45がオンされると清掃運転を停止する清掃運転停止手段とを備えている。
前記構成によると、排出運転モードの運転中には水分計26が穀物なし検出をすると排出運転を自動的に停止することができ、オペレータが穀物乾燥機の近くにいなくても排出運転を迅速に停止し、無用な排出運転を防止することができる。
また、前記制御部38には、排出スイッチ44が1回オンされると排出運転モードの運転が開始され、次いで、排出スイッチ44の2回目のオンがなされると排出運転を停止し清掃運転を開始する運転制御機能を備えている。
前記構成によると、清掃運転は排出運転の次に実行するものであり、排出スイッチ44を利用して排出運転に継続して清掃運転を開始することができてオペレータのスイッチ操作が分かりやすく、また、排出運転の開始時に誤って排出スイッチ44を2回操作しても循環/排出弁27を機外排出側に切換えた状態で繰出バルブ10などの穀物循環手段が駆動されて機内の穀物を排出することができ、誤操作による誤った運転を防止することができる。
また、穀物乾燥機には張り込み穀物量を手動設定する張込量設定スイッチ48,あるいは、張り込み穀物量を自動検出する張込量検出手段20を備え、前記制御部38には、穀物張り込み量の設定がなされていない場合(あるいは張込量検出手段20が張込穀物量『0』を検出している場合)において、排出スイッチ44が操作されると清掃運転を開始する清掃運転開始機能を備え、清掃運転に迅速に移行するようにしている。
また、例えば、機内のバーナ5の側方の燃焼風導入部に風圧センサ21(図6に示す)を設けて適正乾燥風量があるか否かを検出するようにし、制御部38の適正乾燥風量判定機能に基づき、適正乾燥風量がない場合には例えば操作パネル36の表示画面に乾燥風量の異常報知をするようにしている。そして、前記清掃運転時には制御部38の風圧センサ検出停止機能に基づき風圧センサ21の風圧検出を停止し、機内に適正な乾燥風量が流れない場合にも繰出バルブ10などの穀物循環手段の駆動を停止しないようにしている。
前記構成によると、穀物乾燥機の清掃や点検時には点検蓋22(図7,図8に示す)を開けてオペレータが機内清掃をしているのが通常であり、風圧センサ21は適正風圧を検出することができず通常乾燥運転では異常報知がなされるところであるが、清掃運転時には風圧センサ21の検出を停止するようにしているため乾燥風量異常報知がなされず、オペレータは違和感を持たずに円滑に清掃作業をすることができる。
なお、図8,図9に示すように、上部搬送装置16に排塵機56を付設し、乾燥運転中には排塵機56を駆動し、機内の塵埃を除去するようにしている。また、前記排出運転,清掃運転中には吸引排気フアン7,排塵機56を駆動し、機内の塵埃を排出している。
また、清掃運転時には、図7に示すように、エアーガン58や箒59を利用して下部搬送装置14に停滞している穀粒や塵埃を除去しながら機体内部の清掃をするのが通常である。
また、前記排出運転中には、排出モニタランプL4を点灯し、次いで、排出スイッチ44がオンされ清掃運転に移行すると、排出モニタランプ50を点滅し(あるいは、文字の表示可能な表示器に文字で清掃運転状態を表示し)、排出運転から清掃運転に移行したことを表示し、清掃運転を円滑に実行できるようにてもよい。
また、複数のスイッチ操作(例えば、停止スイッチ45を押しながら通風スイッチ42を押す)により、排出運転から清掃運転に移行すると共に風圧センサ21の検出作用を停止し、停止スイッチ45がオンされるまで清掃運転を継続するようにしてもよい。
また、排出運転中には排出モニタランプL4を点灯し、水分計26に入り込む穀物の有無により循環穀物の有無を検出し、水分計26が穀物無し検出をすると排出運転を自動停止する穀物乾燥機において、前記水分設定スイッチ49を切りにすると、排出運転を継続しながら排出モニタランプ50を点灯から点滅に変更し、清掃運転に移行するようにし、スイッチを省略しながら排出運転から清掃運転に移行するようにしてもよい。
また、前記穀物乾燥機において、排出スイッチ44をオンし穀物排出運転を開始し、排出運転が終了するまでは繰出バルブ10などの循環搬送手段及び排塵機55を駆動する。次いで、再度排出スイッチ44がオンされると清掃運転に移行し清掃運転中であることをモニタ表示し、水分計6の水分検出作業を停止した状態で、停止スイッチ45がオンされるまで清掃運転を継続するようにする。そして、この清掃運転の停止を停止スイッチ45のオンだけでするようにし、操作パネル36の表示画面に「待機中」の表示をしないように構成してもよい。
また、前記穀物乾燥機において、排出スイッチ44をオンし穀物排出運転を開始した場合において、張り込み検出手段20の張り込み穀物量無し検出であつたり、または、張込量設定スイッチ48が張り込み量「0」設定のときには、その後の所定時間(例えば1分)内に例えば排出スイッチ44がオンされると、清掃運転開始と判定し、水分計26の循環穀物無し検出による循環駆動停止機能を停止した状態で清掃運転を実行し、停止スイッチ45がオンされると清掃運転を停止するようにし、清掃運転を円滑にするようにしてもよい。
清掃運転は累積の乾燥運転・又は張込運転等の運転累積時間(例えば昇降機11等の搬送駆動モータの駆動累積時間)が設定時間毎(例えば100時間毎)に行うことが望ましい。すなわち、該設定時間毎に清掃運転を行うこと促す画面を運転表示画面36aに表示する。
このとき、乾燥運転中に何らかの異常で乾燥運転が停止した場合には、累積の運転時間を短くし(例えば100時間から90時間)て表示する構成でも良く、特に排塵機56の異常等、塵埃の排出にかかわる装置の異常による乾燥運転の異常停止時に効果的である。
また、穀物品種に応じて積算時間を変更するようにしても良い。この場合には、籾に比べてゴミの量が比較的多い大麦を比較的短い累積時間(例えば50時間)とすることで、清掃運転を行う頻度を多くすることで乾燥機内に堆積する塵埃やゴミの量を減少させることができる。
清掃運転中の表示は、例えば、運転終了時に乾燥運転に使用した燃料消費量と、乾燥終了時の穀物張込量等と交互に運転表示画面36aに表示しても良い。
排塵機56に接続した排塵パイプの排出側が塵埃の堆積で詰まったことを検出する塵埃堆積検知センサが図10に示されている。
排塵パイプ60の排出側が塵埃で堆積され、排塵機56の排塵風が排塵パイプ60外に排出され難くなった場合に、排塵パイプに形成する排塵風逃がし筒61を閉塞している塵埃堆積検知センサの閉塞板62が、排塵風の作用で持ち上げられ、上下方向に回動するロッド63が上方に回動し、リミットスイッチ64がこれを検出し、異常を検出する。
これにより、排塵パイプ60内に塵埃が堆積して詰まる前に異常を報知することができる。
2 貯溜室
3 乾燥室
4 集穀室
5 バーナ
7 吸引排気ファン
10 繰出バルブ
11 昇降機
14 下部搬送装置
16 上部搬送装置
38 制御部
41 張込スイッチ
43 乾燥スイッチ
44 排出スイッチ
45 停止スイッチ

Claims (3)

  1. 貯留室2,乾燥室3,集穀室4を備えた穀物乾燥機であって、穀物を循環搬送する循環搬送手段(10,11,14,16)と、昇降機11から取り込まれた穀粒の水分値を検出する水分計26と、循環穀物を機外排出あるいは機内循環に切り換える循環/排出切換弁27と、乾燥運転スイッチ43,排出スイッチ44,停止スイッチ45を備えた穀物乾燥機において、制御部38には、穀物の乾燥を自動的に行う乾燥運転モード,穀物の機外排出を自動的に行う排出運転モード,機内に穀物がない状態で機内の清掃を自動的に行う清掃運転モードを備え、該制御部38には前記排出運転モード及び清掃運転モードでは前記循環/排出切換弁27を機外排出側に切換えた状態で、前記循環搬送手段(10,11,14,15)を駆動する排出,清掃運転手段と、前記排出運転モードでは前記水分計26が穀物なし状態を検出すると排出運転モードを自動的に停止する排出運転停止手段と、前記清掃運転モード中には前記水分計26の水分測定を停止し且つ前記停止スイッチ45がオンされると清掃運転を停止する清掃運転停止手段とを備え
    前記制御部38には、排出スイッチ44を1回オンすると排出運転を開始し、次いで、排出スイッチ44をオンすると排出運転を停止して清掃運転を開始する運転制御機能を備えていることを特徴とする穀物乾燥機。
  2. 貯留室2,乾燥室3,集穀室4を備えた穀物乾燥機であって、穀物を循環搬送する循環搬送手段(10,11,14,16)と、昇降機11から取り込まれた穀粒の水分値を検出する水分計26と、循環穀物を機外排出あるいは機内循環に切り換える循環/排出切換弁27と、乾燥運転スイッチ43,排出スイッチ44,停止スイッチ45を備えた穀物乾燥機において、制御部38には、穀物の乾燥を自動的に行う乾燥運転モード,穀物の機外排出を自動的に行う排出運転モード,機内に穀物がない状態で機内の清掃を自動的に行う清掃運転モードを備え、該制御部38には前記排出運転モード及び清掃運転モードでは前記循環/排出切換弁27を機外排出側に切換えた状態で、前記循環搬送手段(10,11,14,15)を駆動する排出,清掃運転手段と、前記排出運転モードでは前記水分計26が穀物なし状態を検出すると排出運転モードを自動的に停止する排出運転停止手段と、前記清掃運転モード中には前記水分計26の水分測定を停止し且つ前記停止スイッチ45がオンされると清掃運転を停止する清掃運転停止手段とを備え、
    穀物乾燥機には張り込み穀物量を手動設定する張込量設定スイッチ48あるいは張り込み穀物量を自動検出する張込量検出手段20を備え、前記制御部38には穀物張り込み量の設定あるいは張り込み量検出がなされていない状態で前記排出スイッチ44がオン操作されると、清掃運転を開始する清掃運転開始機能を備えていることを特徴とする穀物乾燥機。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかの発明において、穀物乾燥機には風圧センサ21を設けて適正乾燥風量か否かを検出するように構成し、前記制御部38には、乾燥運転及び排出運転時には風圧センサ21が適正風量を検出しない場合には乾燥風量の異常報知をし、清掃運転時には風圧センサ21の風圧検出を停止し機内に適正乾燥風量が流れない場合にも循環搬送手段(10,11,1416)の駆動を停止せずに継続する清掃運転駆動機能を備えていることを特徴とする穀物乾燥機。
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