JP6693273B2 - 穀物乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、穀物乾燥機で乾燥する穀物に混じる藁屑を集塵して処理する装置に関する。
昇降機で揚穀された穀粒を搬送して貯留室内に拡散し、貯留室下方の流下通路からロータリバルブにより穀粒を一定量ずつ繰り出して再び昇降機に搬送する循環式の穀物乾燥機が知られている。このような穀物乾燥機において、例えば下記特許文献1には、昇降機で揚穀された穀粒に混じる藁屑を吸引する集塵ファンを備え、集塵ファンの排出口にサイクロンを備えて、サイクロンで夾雑物と排風に分離し、排風を、フィルタを通して乾燥機内に戻す穀物乾燥機が開示されている。
また、下記特許文献2には、昇降機上部の吐出口に集塵用排風機を設け、集塵用排風機の排風口とサイクロンの吸入口を連結し、サイクロンの排風口を乾燥用排風機の給風口に連結した穀物乾燥機が開示されている。この構成により、乾燥機の排風とサイクロンで分離された排風が給風口に集められて屋外に排出される。
特開2007−3149号公報 特開昭59−41776号公報
上記特許文献1に記載の構成によれば、サイクロンで分離してフィルタで濾過された排風を乾燥機内に戻すことで、一度吸引した塵埃を再度乾燥機内に戻してしまうことを防止できる。また、特許文献2に記載の構成によれば、乾燥機の排風とサイクロンで分離された排風を一貫的に処理することができる。
しかし、特許文献1に記載の構成では、サイクロンは乾燥機本体の右側壁から突出して設けられ、排風ファンは乾燥機本体の後壁面から突出して設けられており、特許文献2に記載の構成では、サイクロンが穀物乾燥機本体とは別に、乾燥用排風機(排風ファン)の隣に接地して設けられている。従って、これらの構成では穀物乾燥機が大型化してしまい、設置場所が限られてしまう。
本発明の課題は、穀物に混じる藁屑を集塵するサイクロンと乾燥機内の排気をする排風ファンを備えていても、設置スペースを取ることなくコンパクトな構成の穀物乾燥機を提供することである。
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
請求項1記載の発明は、穀物を貯留する貯留室(2)と、該貯留室(2)の下方に設けられ、貯留室(2)から流下する穀物を乾燥する乾燥室(5)とを箱体内に備え、乾燥室(5)から貯留室(2)に穀物を循環し乾燥する穀物乾燥機において、箱体の一壁面の下部から突出し、乾燥室(5)内の排気を行う排風ファン(13)と、前記排風ファン(13)と同一の壁面の上部に支持部材(48)を介して設けられ、箱体内を循環する穀物に混じる塵埃を導入し集塵するサイクロン(25)とを設け、前記箱体の天井部(10)であって、前記サイクロンの設置壁面と該壁面に対向する壁面間に亘って、内部に空間を有する上部樋(22)を設け、前記天井部(10)に、箱体内を循環する塵埃を吸引する排塵機(24)を設け、前記上部樋(22)内部の、サイクロン(25)の設置壁面と対向する壁面側の空間に、箱体内を循環する穀物を貯留室(2)に搬送する上部搬送ラセン(23)を設け、前記上部樋(22)内部の、サイクロン(25)の設置壁面側の空間に、排塵機(24)で吸引された塵埃が排出される塵埃排出室(54)を設け、前記塵埃排出室(54)と前記サイクロン(25)間を接続して塵埃排出室(54)内の塵埃及び排風をサイクロン(25)に送る第一接続筒(50)と、前記サイクロン(25)と天井部(10)とを接続してサイクロン(25)で塵埃が分離された排風を貯留室(2)又は塵埃排出室(54)に送る第二接続筒(51,52)とを設けたことを特徴とする穀物乾燥機である。
請求項2記載の発明は、前記サイクロン(25)の下端部と排風ファン(13)とを接続し、サイクロンで分離された塵埃を排風ファン(13)に送る塵埃落下筒(62)を設け、サイクロン(25)の下端部と塵埃落下筒(62)との連結部に、サイクロン(25)内と塵埃落下筒(62)とを遮断可能とし、且つサイクロン(25)内の塵埃を塵埃落下筒(62)に供給する繰り出し体(60)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機である。
請求項3記載の発明は、穀物を貯留する貯留室(2)と、該貯留室(2)の下方に設けられ、貯留室(2)から流下する穀物を乾燥する乾燥室(5)とを箱体内に備え、乾燥室(5)から貯留室(2)に穀物を循環し乾燥する穀物乾燥機において、箱体の一壁面の下部から突出し、乾燥室(5)内の排気を行う排風ファン(13)と、前記排風ファン(13)と同一の壁面の上部に支持部材(48)を介して設けられ、箱体内を循環する穀物に混じる塵埃を導入し集塵するサイクロン(25)とを設け、サイクロン(25)の下方に、サイクロン(25)内の塵埃を供給して一時的に貯留する塵埃貯留室(64)を設け、塵埃貯留室(64)の下方に、塵埃貯留室(64)内の塵埃を外部に移送する移送手段(66,68)を設け、前記移送手段(66,68)は、正逆転する回転軸(66a)を備え、排風ファン(13)の上方で壁面左右方向に長手方向を有し、前記回転軸(66a)の回転により壁面左右方向に塵埃を移送する移送装置であって、該移送装置の左右両端部であって、且つ排風ファン(13)の左右両側に、塵埃を外部に排出する塵埃排出口(68a)を配置したことを特徴とする穀物乾燥機である。
請求項4記載の発明は、穀物を貯留する貯留室(2)と、該貯留室(2)の下方に設けられ、貯留室(2)から流下する穀物を乾燥する乾燥室(5)とを箱体内に備え、乾燥室(5)から貯留室(2)に穀物を循環し乾燥する穀物乾燥機において、箱体の一壁面の下部から突出し、乾燥室(5)内の排気を行う排風ファン(13)と、前記排風ファン(13)と同一の壁面の上部に支持部材(48)を介して設けられ、箱体内を循環する穀物に混じる塵埃を導入し集塵するサイクロン(25)とを設け、サイクロン(25)の下方に、サイクロン(25)内の塵埃を供給して一時的に貯留する塵埃貯留室(64)を設け、塵埃貯留室(64)の下方に、塵埃貯留室(64)内の塵埃を外部に移送する移送手段(66,68)を設け、前記移送手段(66,68)は、正逆転する回転軸(66a)を備え、排風ファン(13)の上方で壁面左右方向に長手方向を有し、前記回転軸(66a)の回転により壁面左右方向に塵埃を移送する移送装置であって、該移送装置の左右両端部に、塵埃を外部に排出する塵埃排出口(68a)を配置し、該左右の塵埃排出口(68a)のうち一方は排風ファン(13)に接続し、他方は塵埃を収容する塵埃収容容器(70)に接続していることを特徴とする穀物乾燥機である。
請求項1,3,4記載の発明によれば、排風ファン(13)とサイクロン(25)が同じ壁面側の上部と下部に配置されることで、壁面から突出する排風ファン(13)の上部のデッドスペースにサイクロン(25)を設置できるため、スペースを有効利用して集塵を行うことができる。従って、穀物乾燥機の大型化を防止でき、コンパクトな構成で集塵を行うことができる。
また、請求項1記載の発明によれば、上部搬送ラセン(23)を収容する上部樋(22)のサイクロン設置側の空間を有効利用してサイクロン(25)による集塵を行うことができる。従って、排塵機(24)からサイクロン(25)に送るダクトなどの部品点数を削減でき、これらの施工も現地で容易にできる。
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1に記載の効果に加えて、サイクロン(25)下部に設けた繰り出し体(60)により排風ファン(13)からの排風がサイクロン(25)内に流入して塵埃が逆流することを防止できると共に、サイクロン(25)内の塵埃を排風ファン(13)に供給することで排風ファン(13)の吸引風を利用でき、塵埃を屋外に排出できる。
また、請求項3,4記載の発明によれば穀物乾燥機の乾燥運転中は塵埃を一時的に塵埃貯留室(64)に貯留し、乾燥運転後に塵埃貯留室(64)内の塵埃を移送手段(66,68)によりまとめて外部に排出できる。従って、乾燥運転の途中で塵埃を排出することなく、貯留しておくことができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば排風ファン(13)の左右両側のデッドスペースに塵埃を収容する袋や容器を設けることができるため、デッドスペースを有効利用できる。従って、塵埃収容用の袋や容器の設置により穀物乾燥機の大型化を招くこともなく、集塵した藁屑を収容できる。また、排風ファン(13)が邪魔になることなく、塵埃を回収できる。
さらに、請求項4記載の発明によれば排風ファン(13)から塵埃を機外に排出するか、塵埃収容容器(70)に収容するかを選択できる。
本発明の一実施形態による穀物乾燥機の全体切断側面図である。 図1の穀物乾燥機の全体正面図(一部省略)である。 排塵機の正面図である。 図1の穀物乾燥機の操作パネルの図である。 図1の穀物乾燥機の制御ブロック図である。 本発明の他の実施形態による穀物乾燥機の全体切断側面図である。 本発明の他の実施形態による穀物乾燥機の全体切断側面図である。 図7の穀物乾燥機の背面図である。 本発明の他の実施形態による穀物乾燥機の背面図である。 本発明の他の実施形態による穀物乾燥機の全体切断側面図である。 上部ラセン樋と拡散羽根との関係を示した簡略側面図である。 図12(A)は、図3の排塵機と圧力センサとの接続部の詳細図であり、図12(B)は、接続部の排塵機側の側面図である。 図12(A)の圧力センサの別の例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態による穀物乾燥機の全体切断側面図を示し、図2は全体正面図(見やすいように一部を省略している)を示す。また、図3には排塵機の正面図を示す。
乾燥機内には貯留室2、排風室3、熱風室4を備え、乾燥機の壁面外部に昇降機16を配置している。なお、排風室3及び熱風室4を合わせて乾燥室5ということがある。
排風室3と熱風室4を仕切る壁8の間に上方から下方に向けて漏斗状の穀粒が落下する穀粒流路9が形成されており、この穀粒流路9を落下する間に穀粒は熱風で間接的に乾燥される。
従って、貯留室2内の穀粒は天井部10から下方に落下していく過程で、排風室3と熱風室4の間の穀粒流路9で乾燥される。このとき、貯留室2内の天井部10に設けた拡散羽根35により穀粒は、貯留室2内の水平断面の全体に亘り広がりながら落下することで乾燥し易くなる。
乾燥された穀粒は、穀粒流路9の下端部に集められ、穀粒流路9の下端部に設けられたロータリバルブ38で繰り出され落下して下部に設けられた下部コンベア39により乾燥機の外部にある昇降機16に抜き出され、乾燥機の天井部10側に搬送されて、天井部10に設けられた上部ラセン23により、再び貯留室2に供給される。
また、貯留室2内の適所に張込センサ12が配置されており、張り込み穀粒量を適宜検出できる。
昇降機16の壁面には揚穀中に落下する穀粒を取り込み穀粒の水分値を検出する水分計17を取り付け、昇降機16の側方には乾燥作業の各種制御を行うコントローラ(制御装置)100内蔵の操作パネル32及び加温装置であるバーナ19を備えている。バーナ19で発生した熱は排風ファン13の吸引風により熱風となり、機体内部の熱風室4を通過し流下中の穀粒から水分を除去し、排風ファン13で吸引され機外に排出される。尚、本明細書中、穀物乾燥機の全体については、操作パネル32の設置されている壁面側を前(正面)、排風ファン13の設置されている壁面側を後ろ(背面)と言う。
そして、図3に示すように排塵機24には排塵モータ27と該排塵モータ27で作動する排塵ファン21及び圧力センサ29が配置されている。圧力センサ29についての詳細は後述するが、このセンサは吸引方式の閉塞センサであり、排塵機24を構成する吸引ダクト26の外側に設けられ、排塵機24内の圧力が検出できる。
図4には本実施例の穀物乾燥機の操作パネル32を示し、図5には穀物乾燥機の制御機構をブロック図で示す。
パネル手前側には穀類の張込ボタン(スイッチ)33a、通風ボタン33b、乾燥ボタン33c、排出ボタン33d、停止ボタン33eが並列配置されており、上記設定ボタン33a〜33eによりそれぞれの運転操作を行うことができる。熱風温度、水分、残り時間について液晶画面34に表示可能であり、また緊急停止ボタン37により乾燥機を緊急停止することもできる。
その他に乾燥休止時間の設定、タイマの設定及び張り込み量と水分量の設定がそれぞれできるボタン45a、45bとその増減をそれぞれ行う増加ボタン45cと減少ボタン45dが設けられており、それらのボタン45a〜45dによる設定値は液晶画面34に表示される構成になっている。
まず、張込ボタン33aを押すと昇降機16、上部ラセン23及び拡散羽根35が作動を開始し、張込ホッパ55に穀粒を投入すると、穀粒は昇降機16で揚穀され、上部ラセン23で搬送され、拡散羽根35で貯留室2内に拡散されながら張り込まれる。張込作業を終了させるときには、オペレータが停止ボタン33eを操作することにより昇降機16等が停止する。
そして、目標水分値(水分設定ボタン45bにより、例えば14.5%とする)、乾燥速度(乾燥速度ボタン46により行う)などの乾燥運転条件を設定する。
次いで乾燥ボタン33cをオンとして乾燥運転を開始すると、ロータリバルブ38、下部ラセン39、昇降機16、上部ラセン23、拡散羽根35及び排塵モータ27が作動を開始すると共にバーナ19が燃焼を開始することで、乾燥作業が開始される。ここで、常時作動している圧力センサ29の検出圧力が低下して異常の範囲内に入ると異常を警報装置36の報知で知らせる。
そして目標とする穀類の水分値が得られたら、乾燥運転は停止する。
穀粒の乾燥が済み、排出ボタン33dをオンにすると、ロータリバルブ38、下部ラセン39、昇降機16及び排塵機24が作動を開始して、昇降機16の頂部に設けられた排出シャッター(図示せず)が排出側に切り替わり、排出口42から穀粒が乾燥機外に排出される。
穀粒の乾燥機からの排出により乾燥機内の穀粒の張り込み量が設定値より低下したことが、張込センサ12で検知されると、排塵機24をオフとし、昇降機16内に設置された水分計17で穀粒が無いことを検出すると、ロータリバルブ38、下部ラセン39及び昇降機16をオフとして、穀粒の乾燥運転を全て終了する。
そして、本実施形態の穀物乾燥機では、乾燥機の背面側の壁面下部から排風ファン13が突出しており、その上方にサイクロン25が設置されている。サイクロン25は、ステー又はブラケット48などの支持部材により乾燥機背面側の壁面上部に設置されている。
このように、排風ファン13とサイクロン25を同じ壁面側の上部と下部に配置することで、壁面から突出する排風ファン13の上部のデッドスペースにサイクロン25を設置できるため、スペースを有効利用して集塵を行うことができる。従って、穀物乾燥機の大型化を防止でき、コンパクトな構成で集塵を行うことができる。特に、平面視でサイクロン25と排風ファン13をオーバーラップして設けることで、その効果も大きくなる。
そして、上部ラセン樋22は前部(操作パネル32側)と後部(排風ファン13側)が壁53で仕切られ、分割した構成であり、前部に上部ラセン23を収容し、後部を排塵機24の排塵ファン21の吐出口が接続する塵埃排出室54としている。塵埃排出室54は上部ラセン23側とは仕切られた構造であり、この部分が排塵ダクトとして機能する。
通常、上部ラセン樋22には、上部ラセン23が前側にしか設けられていないため、後ろ側が空いたスペースとなっている。しかし、この空間部を排塵機24の排塵ダクトとして利用することで、別途乾燥機の外部に排塵ダクトを設ける必要がないため、部品点数を削減できる。この構成の場合には、排塵機24は貯留室2と連通し、貯留室2内の藁屑等の塵埃を吸引し、塵埃排出室54へ塵埃を排出する。
更に、塵埃排出室54に接続する第一接続筒50からサイクロン25に流入して塵埃と排風とに分離され、排風は第二接続筒51を経て貯留室2に戻される。すなわち、第二接続筒51と天井10aとを連結する。
サイクロン25を穀物乾燥機の内部に設置することは、スペース上の問題や排風の処理の問題などがあり難しいが、サイクロン25を穀物乾燥機の外部に設置して、その排風のみ乾燥機の内部に戻すことで、穀物乾燥機の内部に塵埃が混入することを防止できる。
また、本構成を採用することにより、天井部10の上部ラセン23を収容する上部ラセン樋22の後部を有効利用してサイクロン25による集塵を行うことができる。更に、排塵機24とサイクロン25と乾燥機内部を排風が循環することで、排塵機24内の圧力変動に特に影響は与えることはない。
なお、第二接続筒51は上部ラセン樋22の後部と接続し、サイクロン25で分離された排風を塵埃排出室54に戻す構成でも良い。
そして、サイクロン25下部の排出口にロータリバルブ60等の繰り出し体を設けることで、乾燥機の内部と外部とを遮断できる。即ち、サイクロン25内に外部からの埃等の進入を防止できると共に、サイクロン25内の塵埃が外部に吹き出ることも防止できる。従って、穀物乾燥機内への塵埃の流入も防止できる。
そして、オペレータがロータリバルブ60を回すことで、サイクロン25内の塵埃が落下して塵埃を回収できる。また、乾燥運転中、制御装置100によってロータリバルブ60を自動で10分ごとに10回転程度運転させても良い。この設定は自由にでき、ロータリバルブ60の回転によりサイクロン25で分離された塵埃が落下してサイクロン25内は空になる。サイクロン25の排出口にはホースや袋や箱等を設置して塵埃を回収すれば良い。
また、図6には、本発明の他の実施形態による穀物乾燥機の全体切断側面図を示す。
この例では、サイクロン25の排出口にパイプ(塵埃落下筒)62の一端を接続し、パイプ62の他端を排風ファン13に接続しており、サイクロン25と排風ファン13を連通させた構成を示している。また、第二接続筒52を弾性体等のフレキシブルな素材からなるチューブとし、角部をなくせば角部に塵埃が溜まることを防止できる。
本構成によれば、サイクロン25内の塵埃を排風ファン13に供給することで排風ファン13の吸引風を利用でき、塵埃を屋外に排出できる。また、仮に排風ファン13からパイプ62内に塵埃が流入しても、サイクロン25の排出口にはロータリバルブ60が設置されていることで、サイクロン25内への逆流を防止できる。
また、図7には、本発明の他の実施形態による穀物乾燥機の全体切断側面図を示し、図8には図7の穀物乾燥機の背面図を示す。
この例では、サイクロン25の排出口にダストボックス(塵埃貯留室)64を設けた構成を示している。本構成によれば、塵埃を一時的にダストボックス64に貯留し、乾燥運転後にダストボックス64内の塵埃をまとめて外部に排出できる。ダストボックス64は、サイクロン25と排風ファン13との間の空間部に図示しない支持部材(ステー又はブラケット等)により懸架して配置すれば良い。
サイクロン25の下部と排風ファン13の上部との間のデッドスペースにダストボックス64を設けることで、その空間を有効利用できる。穀物乾燥機の種類によっては、塵埃量を籾の0.15%とすると、100kg近くにもなる。穀物乾燥機の正面側には操作パネル32や張込ホッパ55や昇降機16などの装置が配置されているが、背面側の壁面には大容量のデッドスペースが存在している。従って、このスペースを利用してダストボックス64を設置することで、1回分のゴミを途中で排出することなく貯留しておくことができる。
そして、ダストボックス64の下端部に搬送ラセン66等の塵埃の移送手段(移送装置)を設けることで、壁面左右(幅)方向に塵埃を移送して左右端部から取り出す構成としても良い。尚、搬送ラセン66によらずとも、ベルトコンベアなどの移送装置でも良い。
ダストボックス64内の塵埃は、ダストボックス64内の塵埃がダストボックス下部の排出口から搬送ラセン樋68に落下して搬送ラセン樋68に収容される塵埃搬送ラセン66により左右方向に移送される。塵埃搬送ラセン66の左右端部側の塵埃排出口68aにはダストコンテナ(塵埃収容容器)70を設置して、搬送された塵埃を収容すれば良い。尚、搬送ラセン樋68の塵埃排出口68aにはダストコンテナ70に限らず、塵埃を収容できる箱や袋を設置すれば良く、例えば単なるゴミ袋を使用しても良い。以下の構成においても同様である。
塵埃搬送ラセン66は定期的(例えば1時間毎)に定量(例えば10分程度)、自動で回転するように制御装置100によって制御することで、ダストボックス64の容量を少量化しても良い。また、操作パネル32又はその近傍に、塵埃搬送ラセン66を回転させてダストボックス64内の塵埃を強制的に排出させる塵埃排出ボタン72(図5)を設けると作業者が任意で塵埃搬送ラセン66を回転させることができる。
本構成を採用することにより、乾燥機の背面側のスペースの更なる有効利用が図れる。また、穀物乾燥機の乾燥運転中は塵埃を一時的にダストボックス64に貯留し、乾燥運転後にダストボックス64内の塵埃を塵埃搬送ラセン66によりまとめて外部に排出できることで、作業効率も向上する。
そして、ダストボックス64下部の塵埃搬送ラセン66は、回転軸66aを正逆転させることで、搬送ラセン樋68の左右両側に設けた塵埃排出口68aから穀物乾燥機の左右両方向に塵埃を引き出すようにすることができる。
本構成を採用することにより、排風ファン13の両側にダストコンテナ70を設置できるため、十分な量の塵埃を収容することができる。従って、ダストコンテナ70を頻繁に交換する必要もなく、作業効率も向上する。そして、塵埃搬送ラセン66を定期的に正転と逆転を繰り返すように作動させることで、二つのダストコンテナ70にバランス良く塵埃を収容できる。
そして、このように排風ファン13の左右両側のデッドスペースを有効利用できることで、ダストコンテナ70の設置によっても穀物乾燥機の大型化を招くこともなく、集塵した藁屑を十分な量、収容できる。また、塵埃をダストコンテナ70に定期的に排出することで、ダストボックス64内が満杯にならない。
図9には、本発明の他の実施形態による穀物乾燥機の背面図を示す。
この例では、搬送ラセン樋68の左右一端の塵埃排出口68aをダストコンテナ70の開口に接続し、左右他端の塵埃排出口68aを排風ファン13に接続した構成を示している。従って、塵埃搬送ラセン66の回転方向を変えることで、ダストボックス64に溜まった塵埃をダストコンテナ70側又は排風ファン13側に送ることができる。
操作パネル32又はその近傍に清掃ボタン74(図5)を設け、乾燥及び排出運転後の貯留室2が空になった状態の時に清掃ボタン74を押すことで、塵埃搬送ラセン66の向きが排風ファン13側になるようにすると、清掃時に塵埃を屋外に排出できる。清掃モード時には排風ファン13も作動する。
穀物の乾燥運転が全て終了した後に、全ての塵埃を屋外に排出することで、清掃作業の効率化を図ることができる。また、塵埃排出ボタン72のオン時にはダストコンテナ70側に塵埃搬送ラセン66が回転し、清掃ボタン74のオン時には排風ファン13側に塵埃搬送ラセン66が回転する構成にすると、作業者の判断で排風ファン13から塵埃を機外に排出するか、ダストコンテナ70に収容するかを選択でき、必要時にいつでもダストボックス64に溜まった塵埃を屋外に排出できる。
尚、図6〜図9に示すチューブ状の第二接続筒52においても、サイクロン25で分離された排風を塵埃排出室54に戻す構成としても良い。
図10には、本発明の他の実施形態による穀物乾燥機の全体切断側面図を示す。この例では、排塵機24を上部ラセン23側の上部ラセン樋22の上方に設ける。そして、排塵機24の排出側と塵埃排出室54とを塵埃排出案内筒57で連結する。上部ラセン23で搬送される籾から塵埃を吸引し、塵埃は塵埃排出案内筒57及び塵埃排出室54を経てサイクロン25へ排出される。本構成によっても、穀粒に混じる塵埃を吸引できる。尚、チューブ状の第二接続筒52においても、上記構成としても良いことは言うまでもない。
図11には、上部ラセン樋22と拡散羽根35との関係を示した簡略側面図を示す。
通常、穀物乾燥機は、図11(A)に示すように、上部ラセン樋22の底板22aはスライド板80によって閉鎖状態と開口状態とに設定できるようになっている。
上述のように、穀粒は昇降機16から上部ラセン23で搬送され、拡散羽根35で貯留室2内に拡散されながら張り込まれる。この際、拡散羽根35のある中央付近から落下させることで、左右前後に穀物を分散させることができる。
一方、大豆の場合は、籾と異なり、拡散羽根35に当たって割れが発生しやすいため、底板22aを開放させて張り込みを行う。しかし、底板22aを開放させた場合、貯留室2の手前から張り込むことになるため、前側の貯留量が多くなってしまい、均一に張り込むことができない。従って、乾燥ムラが生じやすい。
そこで、図11(B)〜(D)に示すように、水平部82aと鉛直部82bからなり、且つ水平部82aの中央部にスリット82cを設けたスライド板82を設置すると良い。大豆以外の穀物の場合は図11(B)に示すようにスライド板82を底板22a側に寄せて、中央部の拡散羽根35付近から投入し、大豆の場合は図11(C)に示すようにスライド板82を拡散羽根35側に寄せて、拡散羽根35を避けて投入する。水平部82aの中央部にスリット82cがあることで、拡散羽根35側にスライドさせても軸35aがスリット82cに入り込み、拡散羽根35に当たることはない。そして、スライド板82の鉛直部82bにより大豆が拡散羽根35に当たることを防止しながら、貯留室2の中央付近に大豆を投入できる。
従って、スライド板82をスライドさせることで、どんな種類や大きさの穀物でも、割れを防止しながら貯留室2の中央付近から投入できる。従って、穀物の貯留量の偏りの発生を防止して、均一な乾燥が行える。
また、排塵機24の排塵モータ27にインバーターを装備して、排塵モータ27の回転速度を変更可能に構成しても良い。インバーターを装備した場合、大麦では、水分量が22%よりも大きい高水分時と16%未満の低水分時にはモータ回転数を通常回転数とし、16〜22%の中間の水分時にはモータ回転数を2割程度アップさせる制御を行う。
大麦などの殻が付いている麦は、特に塵埃が多く、その中でも殻の直ぐ内側にある綿毛のような毛が、乾燥機の排風室3や熱風室4を仕切る網目を詰まらせて、乾燥効率を低下させる要因となる。水分量が多い(高水分時)と殻が割れにくいが、乾燥して殻がめくれると綿毛は大量に発生することから、水分がある程度低下して殻が割れるころに排塵機24の排塵能力を上げることで、効率よく塵埃を排出できる。
図12(A)には、図3の排塵機24と圧力センサ29との接続部の詳細図を示し、図12(B)には、接続部の排塵機24側の側面図を示している。
圧力センサ29は吸引方式の閉塞センサであり、一端が排塵機24とチューブ31で接続し、ダイヤフラム90を挟んで他端に大気口86を設けている。通常動作では排塵ファン21の作動によって矢印A方向に吸引力が掛かっている。しかし、排塵機24の停止時や吸引圧力の減少により、ダイヤフラム90が元に戻るとき、僅かに圧力センサ29側に逆流して塵埃等の微粒子94が矢印B方向に引かれてニップル92に入り込み、最終的に詰まってしまう場合があり、センサの誤検知を引き起こしてしまう要因となる。
そこで、図12(B)に示すように、排塵機24の上部にニップル92を起立姿勢で設けることにより、チューブ31も縦方向に接続され、塵埃等の微粒子94が逆流して上方に引かれても、矢印C方向に自然落下することで、ニップル92の詰まりを防止できる。また、排塵機24の開口の径R1をニップル92の径R2よりも大きくすることで、逆流した塵埃の引っかかりを防止できる。
本構成を採用することにより、ニップル92やチューブ31における塵埃の詰まりを防止できることで、センサの誤検知を防止できる。
図13には、図12の圧力センサ29の別の例を示す。
この例では、排塵機24と圧力センサ29間のチューブ31に電磁バルブ95を設けた構成を示している。図13(A)に示すように、チューブ31をT字型にして、電磁バルブ95を排塵機側バルブ95a、圧力センサ側バルブ95b、大気口側バルブ95cの3カ所設けている。
図13(B)〜(C)には、各バルブ95a〜95cの開閉状態を模式的に示している。図13(B)では、排塵機側バルブ95aが閉、圧力センサ側バルブ95bと大気口側バルブ95cが開、図13(C)では、排塵機側バルブ95a、圧力センサ側バルブ95b、大気口側バルブ95cの全てのバルブが開、図13(D)では、排塵機側バルブ95aと圧力センサ側バルブ95bが開、大気口側バルブ95cが閉の状態を示している。
穀物乾燥機の停止時には、図13(B)の状態として、排塵機側バルブ95aを閉じて乾燥機内に浮遊する塵埃と圧力センサ29とを分離して、且つ圧力センサ側バルブ95bと大気口側バルブ95cを開くことで圧力センサ29を大気圧に開放する。圧力センサ29が大気圧になることで、ダイヤフラム90に負荷がかからない。従って、圧力センサ29が長持ちすると共に、誤検知の防止効果もある。
一方、通風運転及び乾燥開始時には、図13(C)の状態として、全てのバルブ95a〜95cを開放する。このとき排塵ファン21の送風に同期して、排塵ファン21の吸引力により大気口側バルブ95cから外気を取り入れて通風することで(矢印Dで示す)、チューブ31内の塵埃を吹き飛ばし、詰まりを防止する。尚、前記通風運転とは、通風ボタン33bをオンした際に、バーナ19が燃焼せずに、昇降機16、上部ラセン23及び拡散羽根35等が作動して、穀粒を乾燥機内に循環させる運転のことである。また、乾燥ボタン33cをオンした乾燥運転開始時にもバーナ19の燃焼前に昇降機16、上部ラセン23及び拡散羽根35が作動する。
そして、一定時間通風後、大気口側バルブ95cを閉じて図13(D)の状態とし、圧力センサ29の検知を開始する。圧力センサ29の検出圧力が所定値以下ではなく即ち閉塞の検出がなければバーナ19が燃焼を開始して乾燥運転が開始される。
本発明は、穀物乾燥機に限らず、穀物以外の固形物の乾燥機内の藁屑を集塵する集塵装置にも利用可能性がある。
2 貯留室 3 排風室
4 熱風室 5 乾燥室
8 壁 9 穀粒流路
10 天井部 12 張込センサ
13 排風ファン 16 昇降機
17 水分計 19 バーナ
21 排塵ファン 22 上部ラセン樋
23 上部ラセン 24 排塵機
25 サイクロン 26 吸引ダクト
27 排塵モータ 29 圧力センサ
31 チューブ 32 操作パネル
33 設定ボタン
34 液晶画面 35 拡散羽根
36 警報装置 37 緊急停止ボタン
38 ロータリバルブ
39 下部ラセン 42 排出口
45a〜45d ボタン
46 乾燥速度ボタン
48 ブラケット 50 第一接続筒
51,52 第二接続筒
53 壁 54 塵埃排出室
55 張込ホッパ 57 塵埃排出案内筒
60 ロータリバルブ
62 パイプ 64 ダストボックス
66 塵埃搬送ラセン
68 搬送ラセン樋
70 ダストコンテナ
72 塵埃排出ボタン
74 清掃ボタン 80,82 スライド板
86 大気口 90 ダイヤフラム
92 ニップル 94 微粒子
95 電磁バルブ 100 制御装置

Claims (4)

  1. 穀物を貯留する貯留室(2)と、該貯留室(2)の下方に設けられ、貯留室(2)から流下する穀物を乾燥する乾燥室(5)とを箱体内に備え、乾燥室(5)から貯留室(2)に穀物を循環し乾燥する穀物乾燥機において、
    箱体の一壁面の下部から突出し、乾燥室(5)内の排気を行う排風ファン(13)と、
    前記排風ファン(13)と同一の壁面の上部に支持部材(48)を介して設けられ、箱体内を循環する穀物に混じる塵埃を導入し集塵するサイクロン(25)と
    を設け
    前記箱体の天井部(10)であって、前記サイクロンの設置壁面と該壁面に対向する壁面間に亘って、内部に空間を有する上部樋(22)を設け、
    前記天井部(10)に、箱体内を循環する塵埃を吸引する排塵機(24)を設け、
    前記上部樋(22)内部の、サイクロン(25)の設置壁面と対向する壁面側の空間に、箱体内を循環する穀物を貯留室(2)に搬送する上部搬送ラセン(23)を設け、
    前記上部樋(22)内部の、サイクロン(25)の設置壁面側の空間に、排塵機(24)で吸引された塵埃が排出される塵埃排出室(54)を設け、
    前記塵埃排出室(54)と前記サイクロン(25)間を接続して塵埃排出室(54)内の塵埃及び排風をサイクロン(25)に送る第一接続筒(50)と、
    前記サイクロン(25)と天井部(10)とを接続してサイクロン(25)で塵埃が分離された排風を貯留室(2)又は塵埃排出室(54)に送る第二接続筒(51,52)とを設けたことを特徴とする穀物乾燥機。
  2. 前記サイクロン(25)の下端部と排風ファン(13)とを接続し、サイクロンで分離された塵埃を排風ファン(13)に送る塵埃落下筒(62)を設け、
    サイクロン(25)の下端部と塵埃落下筒(62)との連結部に、サイクロン(25)内と塵埃落下筒(62)とを遮断可能とし、且つサイクロン(25)内の塵埃を塵埃落下筒(62)に供給する繰り出し体(60)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の穀物乾燥機。
  3. 穀物を貯留する貯留室(2)と、該貯留室(2)の下方に設けられ、貯留室(2)から流下する穀物を乾燥する乾燥室(5)とを箱体内に備え、乾燥室(5)から貯留室(2)に穀物を循環し乾燥する穀物乾燥機において、
    箱体の一壁面の下部から突出し、乾燥室(5)内の排気を行う排風ファン(13)と、
    前記排風ファン(13)と同一の壁面の上部に支持部材(48)を介して設けられ、箱体内を循環する穀物に混じる塵埃を導入し集塵するサイクロン(25)と
    を設け
    サイクロン(25)の下方に、サイクロン(25)内の塵埃を供給して一時的に貯留する塵埃貯留室(64)を設け、
    塵埃貯留室(64)の下方に、塵埃貯留室(64)内の塵埃を外部に移送する移送手段(66,68)を設け、
    前記移送手段(66,68)は、正逆転する回転軸(66a)を備え、排風ファン(13)の上方で壁面左右方向に長手方向を有し、前記回転軸(66a)の回転により壁面左右方向に塵埃を移送する移送装置であって、
    該移送装置の左右両端部であって、且つ排風ファン(13)の左右両側に、塵埃を外部に排出する塵埃排出口(68a)を配置したことを特徴とする穀物乾燥機。
  4. 穀物を貯留する貯留室(2)と、該貯留室(2)の下方に設けられ、貯留室(2)から流下する穀物を乾燥する乾燥室(5)とを箱体内に備え、乾燥室(5)から貯留室(2)に穀物を循環し乾燥する穀物乾燥機において、
    箱体の一壁面の下部から突出し、乾燥室(5)内の排気を行う排風ファン(13)と、
    前記排風ファン(13)と同一の壁面の上部に支持部材(48)を介して設けられ、箱体内を循環する穀物に混じる塵埃を導入し集塵するサイクロン(25)と
    を設け
    サイクロン(25)の下方に、サイクロン(25)内の塵埃を供給して一時的に貯留する塵埃貯留室(64)を設け、
    塵埃貯留室(64)の下方に、塵埃貯留室(64)内の塵埃を外部に移送する移送手段(66,68)を設け、
    前記移送手段(66,68)は、正逆転する回転軸(66a)を備え、排風ファン(13)の上方で壁面左右方向に長手方向を有し、前記回転軸(66a)の回転により壁面左右方向に塵埃を移送する移送装置であって、
    該移送装置の左右両端部に、塵埃を外部に排出する塵埃排出口(68a)を配置し、
    該左右の塵埃排出口(68a)のうち一方は排風ファン(13)に接続し、他方は塵埃を収容する塵埃収容容器(70)に接続していることを特徴とする穀物乾燥機。
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