JP3268205B2 - 熱間圧延機のコイルボックス - Google Patents
熱間圧延機のコイルボックスInfo
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Description
圧延機と仕上圧延機との間に配置されるコイルボックス
に関する。
の間にはコイルボックスが配置され、コイルボックス内
で粗圧延機からの粗圧延材(ラフバー)をコイルに巻き
取って下流に移動し、必要に応じて巻き戻して仕上圧延
機へ供給することにより、ラフバーの温度低下を防止し
ている。
説明すると、先ず、図4に示すように、粗圧延機2で粗
圧延されたラフバー1は、テーブルローラ3に乗ってコ
イルボックス8内に供給されると、ガイドローラ4によ
ってガイドされながらベンディングロール5によって所
要の曲率で曲げられ、アーム11で連結された入側クレ
ードルロール12とクレードルロール13の上で、コイ
ル6に巻き取られる。所定の大きさに巻取りが終わる
と、双方のクレードルロール12,13を回転させなが
ら開端して巻き戻したラフバー1がテーブルローラ20
上に乗ってピンチロール21へ搬送し、さらに下流の仕
上圧延機(図示せず)へ供給を始める。
アーム11を下方に回動すると共に、出側クレードルロ
ール18とクレードルロール17を連結するアーム16
を、軸19を中心に上方に回動させる。これにより、入
側下流クレードルロール13と出側上流クレードルロー
ル18を防冷カバー7のスリット15内で相反的に昇降
させ、コイル6を巻き戻しながら出側下流クレードルロ
ール17との間に移動する。
方に回動して出側上流クレードルロール18を下降さ
せ、入側下流クレードルロール13を上昇させて水平の
位置に戻す。更に、図7に示すように、入側下流クレー
ドルロール13を上昇させると共に出側上流クレードル
ロール18を水平の位置に戻し、クレードルロール18
とクレードルロール17の間への移動が完了する。この
移動が完了すると同時に、入側では次のコイルの巻取り
が開始される。
間圧延機のコイルボックス8では、アーム11,16で
大重量のコイル6及び各クレードルロール12,13,
17,18を支持し、このアーム11,16の回動によ
ってコイル6を持ち上げるので、大容量の回動装置が必
要となっていた。
側上流クレードルロール18の高さ位置の精度が必要に
なるので、アーム11,16の回動角度の制御が複雑に
なってしまう。更に、アーム11,16でコイルを支持
するので、コイル6の外径の変化及び重量の変化に対し
て、クレードルロール上のコイル6が不安定になり易い
という問題があった。
で、コイルボックス内でのコイルの搬送機構を簡素化
し、コイルを安定して搬送できる熱間圧延機のコイルボ
ックスを提供することを目的とする。
め、本発明においては、熱間粗圧延機により圧延された
粗圧延材を、入側クレードルロール上でコイルに巻き取
ると共に巻き取られたコイルを出側クレードルロール上
で巻き戻して仕上圧延機に供給するコイルボックスであ
って、前記入側クレードルロールを支持するロール支持
材と、同ロール支持材の上流側を昇降させる第一昇降装
置と、同ロール支持材の下流側を昇降させる第二昇降装
置とを具え、前記出側クレードルロールを上下方向に昇
降させる昇降装置を同出側クレードルロール毎にそれぞ
れ設けて構成した。
クスによると、熱間圧延機で圧延された粗圧延材が、コ
イルボックス内に供給されると所定の曲率で曲げられ、
入側クレードルロール上でコイルに巻き取られる。所定
の大きさのコイルに巻取りが終わると、そのコイルを出
側クレードルロールに送り回転させながら開端して巻き
戻し、下流の仕上圧延機に供給する。巻取り時には、第
二昇降装置を上昇させてロール支持材の下流側を持ち上
げてコイルを支持し、巻取りが進むにつれて第二昇降装
置を徐々に下降させる。巻取りが終わると、第一昇降装
置を上昇させてロール支持材の上流側を持ち上げ、下流
側へコイルを移動させる。下流の出側クレードルロール
にコイルの荷重を預けながら第二昇降装置を上昇させる
と、ロール支持材の下流側が持ち上がり、出側クレード
ルロール側にコイルが移動する。その後、出側クレード
ルロールの昇降装置をコイル搬送方向の下流側へ移動す
るように昇降動作させながら順次下流のクレードルロー
ルへコイルを搬送する。
コイルボックスを実施例により詳細に説明する。
熱間圧延機のコイルボックスの概略側面図、図2はロー
ル支持材の作用説明図、図3はコイルの搬送状況を示す
説明図である。尚、これらの図において、図4〜図7と
同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略す
る。
ス8内には、入側(図中左側)から順番に、入側クレー
ドルロールとしての第一クレードルロール22及び第二
クレードルロール23、出側クレードルロールとしての
第三クレードルロール24,第四クレードルロール25
及び第五クレードルロール26が設けられている。
自在に支持するロール支持材、33は一端をロール支持
材34と軸38によって軸着し他端を第一昇降シリンダ
30と軸35によって連結されている第一アーム、32
は一端を第一アーム33に固定し他端が軸36によって
回動自在に支持されている第二アームである。
アーム32に取着され、ロール支持材34と軸37によ
って連結されている。
第二昇降シリンダ31、第二アーム32、第一アーム3
3、ロール支持材34、及びクレードルロール22,2
3によって搬送機構40が構成されている。
端部は図示しない軸受箱にそれぞれ支持され、昇降シリ
ンダ27〜29の駆動によってそれぞれ上下方向に昇降
されるようになっている。
略同一となっている。尚、昇降装置としての昇降シリン
ダ27〜31は、油圧シリンダ等の流体圧シリンダ、機
械式の昇降手段又は駆動モータ等による昇降手段であっ
てもよい。
機で圧延されたラフバー1は、テーブルローラ3に乗っ
てコイルボックス8内に送られ、ガイドローラ4によっ
てガイドされてベンディングロール5で曲げられた後
に、第一クレードルロール22及び第二クレードルロー
ル23上でコイル6に巻き取られる。その後、コイル6
を第三クレードルロール24を経て第四クレードルロー
ル25及び第五クレードルロール26上に搬送し、ここ
でラフバー1は、巻き戻されながらテーブルローラ20
上に乗ってピンチロール21に搬送され、下流の仕上圧
延機に送られるようになっている。
ル支持材34を傾斜作動させるもので、(a)図のよう
に、第一昇降シリンダ30を上昇させると、第一アーム
33が押し上げられてロール支持材34の上流側(図の
左側)が持ち上げられ、次に、(b)図のように、第二
昇降シリンダ31を上昇させると、ロール支持材34の
下流側(図の右側)が持ち上げられるようになってい
る。このように昇降シリンダ30,31を操作すること
によってロール支持材34の傾斜作動をさせることがで
きるものである。
ル6の搬送状況を説明する。先ず、(a)図では、第一
昇降シリンダ30を下げ、第二昇降シリンダ31を上昇
させてロール支持材34の下流側を持ち上げた状態でコ
イル6を巻き取り始める。コイル6の巻取りが進むにつ
れて第二昇降シリンダ31を徐々に下降させ、巻取りが
終わると(b)図の状態となる。
(c)図のように、第一昇降シリンダ30を上昇させ、
さらに上昇させると、(d)図のように、コイル6が第
三クレードルロール24に接触する状態となる。この状
態から(e)図のように、第二昇降シリンダ31を徐々
に上昇させてコイル6の荷重を第三クレードルロール2
4に預け、(f)図のように、第四クレードルロール2
5を上昇させてコイル6を受け止める。
ンダ31をさらに上昇させると共に第四クレードルロー
ル25を下降させると、クレードルロール24,25の
上に移動される。
のように、第三クレードルロール24を上昇させると共
に第五クレードルロール26を上昇させてコイル6を受
け止め、(i)図のように、第五クレードルロール26
及び第三クレードルロール24を下降させてクレードル
ロール25,26の上に移動され、コイルボックス8内
の搬送が完了する。
されながらテーブル20に乗って、下流の仕上圧延機へ
送られる。
イルを持ち上げるための大容量の回動装置が廃止され、
上下方向の昇降シリンダによってコイル重量を支持し搬
送するので、駆動装置が簡素化できる。
御に比べて、昇降シリンダの昇降位置の制御が簡単にな
る。
ながらコイルを転送するので、コイルの外径の変化及び
重量の変化に対しても、コイルを安定して搬送すること
ができる。
のコイルボックスによれば、熱間粗圧延機により圧延さ
れた粗圧延材を、入側クレードルロール上でコイルに巻
き取ると共に巻き取られたコイルを出側クレードルロー
ル上で巻き戻して仕上圧延機に供給するコイルボックス
であって、前記入側クレードルロールを支持するロール
支持材と、同ロール支持材の上流側を昇降させる第一昇
降装置と、同ロール支持材の下流側を昇降させる第二昇
降装置とを具え、前記出側クレードルロールを上下方向
に昇降させる昇降装置を同出側クレードルロール毎にそ
れぞれ設けて構成したので、コイルを持ち上げるための
大容量の回動装置が廃止され、コイル重量を支持し搬送
する駆動装置が簡素化できる効果がある。また、従来の
アームの回動角度の複雑な制御に比べて、昇降シリンダ
の昇降位置の制御が簡単になる。さらに、クレードルロ
ールを昇降動作によってコイルを転送するので、コイル
の外径の変化及び重量の変化に対しても、コイルを安定
して搬送することができる。上記のように本発明は、コ
イル重量を支持し搬送する駆動装置が簡素化され、コイ
ルを安定して搬送することができるので、コイル搬送の
生産性が向上し、コイルボックスの操業が安定する効果
を奏する。
ボックスの概略側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱間粗圧延機により圧延された粗圧延材
を、入側クレードルロール上でコイルに巻き取ると共に
巻き取られたコイルを出側クレードルロール上で巻き戻
して仕上圧延機に供給するコイルボックスであって、前
記入側クレードルロールを支持するロール支持材と、同
ロール支持材の上流側を昇降させる第一昇降装置と、同
ロール支持材の下流側を昇降させる第二昇降装置とを具
え、前記出側クレードルロールを上下方向に昇降させる
昇降装置を同出側クレードルロール毎にそれぞれ設けた
ことを特徴とする熱間圧延機のコイルボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19264296A JP3268205B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 熱間圧延機のコイルボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19264296A JP3268205B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 熱間圧延機のコイルボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1034231A JPH1034231A (ja) | 1998-02-10 |
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Family
ID=16294653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19264296A Expired - Fee Related JP3268205B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 熱間圧延機のコイルボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268205B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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DE102021204375A1 (de) * | 2021-04-30 | 2022-11-03 | Sms Group Gmbh | Coilbox und Verfahren zu deren Betrieb |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP19264296A patent/JP3268205B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1034231A (ja) | 1998-02-10 |
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