JP3267756B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3267756B2
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隆嗣 柴田
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征治 久保
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    • G05F1/462Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc as a function of the requirements of the load, e.g. delay, temperature, specific voltage/current characteristic
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
とその電源供給方法に関し、例えば電池駆動される半導
体集積回路装置とその電源供給方法に利用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の電源電圧は、TT
L(トランジスタ・トランジスタ・ロジック)やCMO
S(相補型MOS)では通常5Vが用いられる。低電圧
用の電源電圧による動作を考慮したCMOS回路の国際
的なインターフェイス仕様として、ジェデック スタン
ダード ナンバ8(JEDEC STANDARD No.8)に記述されて
いるLVCMOS(Low Voltage CMOS)やLVBO(Low Voltage Bat
tery Operated CMOS)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】MOSFET(絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ)により構成される半導体
集積回路は、その比較的大きなプロセスバラツキにより
動作速度が変動し、温度変化により動作速度が変化して
しまう。CMOS回路により構成される回路では、動作
速度に比例して消費電流が増大してしまうので、動作速
度の変動は消費電流の変動と表裏一体となるものであ
る。
【0004】本願発明者においては、上記のようなプロ
セスバラツキや温度変化に応じてMOSFETにより構
成される半導体集積回路の動作電圧を制御することによ
りそれらを補償できることに気が付いた。すなわち、半
導体集積回路の動作電圧を従来のようにインターフェイ
スに対応して固定的に設定するのではなく、所望の動作
速度が得られる電源電圧を内部で形成することにより、
上記プロセスバラツキや温度補償を行って、必要最小な
電力により半導体集積回路を動作させることを考えた。
【0005】この発明の目的は、プロセスバラツキや温
度変化に対して合理的な電源供給を実現した半導体集積
回路装置とその電源供給方法を提供することにある。こ
の発明の他の目的は、実質的な低消費電力化を実現した
半導体集積回路装置とその電源供給方法を提供すること
にある。この発明の更に他の目的は、電池寿命を長くで
きる半導体集積回路装置とその電源供給方法を提供する
ことにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明ら
かになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電源供給回路を内蔵させ、
内部回路の動作速度に見合った動作電圧を形成するよう
にする。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、内部回路に要求される
動作速度に応じて動作電圧が設定されるので、プロセス
バラツキや温度変化に対して必要最小の電圧で内部回路
が動作するものとなるので合理的な電源供給が可能とな
る。
【0008】
【実施例】図1には、この発明に係る半導体集積回路装
置の一実施例の概略ブロック図が示されている。同図の
各回路ブロックは、公知のMOS集積回路の製造技術に
よって、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に
おいて形成される。
【0009】入力バッファIBと出力バッフOBとは、
それが組み込まれるシステムのインターフェイスに適合
するように外部から供給される電源電圧VCCにより動
作させられて、システム側の信号レベルと次に説明する
内部回路LOGCの信号レベルとのレベル変換も行うレ
ベル変換回路LVC1、LVC2としての役割を行う。
言い換えるならば、1つのシテスムを構成する複数から
なる半導体集積回路装置において、信号の授受を行うよ
うにするために、入力部と出力部に上記のようなレベル
変換機能を持つ入力バッファIBと出力バッファOBと
を配置して、半導体集積回路装置の外部側ではシステム
の電源電圧VCCに対応した共通の信号レベルを持つよ
うにされる。
【0010】これに対して、内部回路LOGCは、内蔵
する電源回路VGにより形成された電圧により動作させ
られる。この内部回路LOGCの動作電圧は、内部回路
LOGCに要求される動作速度に適合した最小の電圧と
される。内部回路LOGCは、それを構成するMOSF
ETのしきい値電圧のプロセスバラツキによって動作速
度も比較的大きな範囲でバラツキを持つものとされる。
また、MOSFETのコンダクタンス特性が温度の上昇
とともに低下してしまうという正の温度依存性を持つた
めに、温度の上昇とともに動作速度が低下してしまう。
なお、上記入力バッファIB及び出力バッファOBに
は、上述のレベル変換を行うために、電源電圧VCCと
電源回路VGにより形成された電圧とが供給されてい
る。
【0011】従来の回路設計では、上記のようなMOS
FETの持つプロセスバラツキや温度上昇による速度の
低下等を見込んでMOSFETのサイズ等の設計を行う
ものである。このため、必要な動作速度に対して十分余
裕を持った回路設計が行われる。この結果、本来必要と
される動作速度に比べて、高速な動作速度を持つ回路設
計が行われるものになってしまう。一般に、動作速度に
比例して消費電流も増大するから、必然的に消費電力も
大きくなってしまう。
【0012】これに対して、この実施例においては、内
蔵された電源回路VGにより、上記のように内部回路L
OGCの動作電圧を、それが要求される動作速度に応じ
て形成する方法を採ることにより、プロセスバラツキや
温度変化に対して必要最小な電圧が形成される。この結
果、内部回路LOGCにおいては、プロセスバラツキや
温度変化に対して、それに影響されないでほぼ一定の動
作速度により動作させられるので、実質的に低消費電力
となる。
【0013】図1の実施例回路において、CMOS回路
により構成した場合、入力バッファIBも内蔵された電
源回路VGにより形成される内部電圧により動作させる
ようにし、内部回路LOGCに対応した信号レベルを得
るというレベル変換動作を行わせるものとしてもよい。
【0014】図2には、この発明に係る半導体集積回路
装置の他の一実施例の概略ブロック図が示されている。
同図の半導体集積回路装置は、1チップのマイクロコン
ピュータ等のようにそれ自体で1つのシステムを構成す
るものである。このように、他の半導体集積回路装置と
の間での信号の授受を行わない半導体集積回路装置にあ
っては、入力バッファIB及び出力バッファOBも、内
蔵の電源回路VGにより形成される内部電圧で動作させ
るようにすることができる。
【0015】ただし、出力バッファOBにおいて、液晶
表示装置を駆動するような回路においては、液晶駆動用
の信号を得るために内部回路LOGCとは別の電源回路
を設けたり、あるいは外部から供給される電源電圧VC
Cにより動作させるようにすればよい。
【0016】図3には、この発明に係る半導体集積回路
装置に内蔵される電源回路の一実施例のブロック図が示
されている。特に制限されないが、この実施例では、そ
の電源電圧を一次電池により得る場合が示されている。
同図において、一次電池8と比較的大きな容量値にされ
る一対のキャパシタ6を除いた他の回路ブロックは、内
部回路としてのLSIロジック9とともに1つの半導体
基板上において形成される。
【0017】一次電池8の電池電圧は、電池電圧検出回
路5と基準電圧発生回路7に供給される。電池電圧検出
回路5は、LSIロジック9に供給される出力電圧に対
応した基準電圧と電池電圧とを比較し、昇圧/降圧の切
り替え信号を形成する。この実施例では、一次電池の寿
命を長くするために、言い換えるならば、一次電池の使
用範囲を拡大するために、電池電圧検出回路5は電池電
圧を監視して、一次電池が上記出力電圧に対して十分大
きいときには降圧を指示し、一次電池が上記出力電圧を
得るのに不足するように低下すると昇圧を指示する。
【0018】昇圧/降圧回路1は、2倍昇圧回路と降圧
動作を行うハーバー回路が切り替え可能な構成とされ
る。これにより、昇圧/降圧回路1は、上記昇圧/降圧
切り替え信号により、一次電池8の電池電圧を入力電圧
として、昇圧動作と降圧動作とを行う。駆動クロック発
生回路2は、上記昇圧動作と降圧動作に必要な2相のク
ロックパルスφaとφbを発生させる。これらの2相の
クロックパルスφaとφbとは、効率のよい昇圧動作及
び降圧動作を行うようにするために、アクティブレベル
が互いに重なり合うことがないようなノンオーバーラッ
プのクロックパルスとされる。
【0019】電圧クランプ回路4は、基準電圧に対応し
て出力電圧が一定電圧となるように電圧クランプを行
う。このような電圧クランプ作用によって、昇圧/降圧
時に発生する出力電圧リップル成分を除去することがで
きる。だだし、負荷であるLSIロジック9の負荷電流
が小さいときには、次に説明するVCO3と駆動クロッ
ク発生回路2を利用したフィードバックにより出力電圧
がほぼ一定にできるから電圧クランプ回路4を省略する
ことができる。
【0020】負荷であるLSIロジック9の動作電流が
増大すると、それに応じてキャパシタのチャージポンプ
作用を利用して昇圧/降圧動作を行う昇圧/降圧回路1
の出力電圧が低下してしまう。このため、上記のような
電圧クランプ回路4が設けられているにもかかわらず、
その入力電圧自体が低下してしまうのでLSIロジック
9の動作電圧も低下してしまう。
【0021】そこで、昇圧/降圧回路1のクロックパル
スの周波数を上記LSIロジック9の最大負荷電流に対
応して高く設定することが考えられる。しかし、このよ
うにすると、LSIロジック9の動作電流が小さいとき
には、上記VCO3、駆動クロック発生回路2及び昇圧
/降圧回路1での動作周波数が必要以上に高くされて、
無駄な電流消費を行うことになってしまう。
【0022】この実施例では、負荷であるLSIロジッ
ク9の消費電流に対応して昇圧/降圧回路1の電流供給
能力が制御される。すなわち、上記昇圧/降圧回路1の
出力電圧と基準電圧とをVCO(電圧制御型発振回路)
3に供給し、基準電圧と入力電圧との差に対応して発振
周波数を高くするように制御するものである。この構成
では、LSIロジック9に流れる負荷電流に応じた周波
数により昇圧/降圧回路1とその制御回路である駆動ク
ロック発生回路2とVCO3が動作するので、そこでの
消費電流を必要最小に設定することができる。
【0023】上記キャパシタ6は、その誘電体として高
誘電体膜あるいは強誘電体膜を利用することにより半導
体集積回路に内蔵させるものであってもよい。キャパシ
タ6に用いられる強誘電体膜の例としては、PZT(P
bZr1-x Tix 3 )や、PLZT(Pb1-x Lax
Zr1-y Tiy 3 )、バルクのBTO(BaTi
3 )がある。強誘電体は高誘電体でもあるが、自発分
極のない常誘電体である高誘電体の例としては、BTO
(薄膜のみ)、BST(Ba1-x Srx Tio3 )やS
TO(SrTiO3 )などがある。これらの高誘電体は
いずれも、ペロブスカイト型と呼ばれる結晶構造を取る
ものである。
【0024】図4には、この発明に係る半導体集積回路
装置に内蔵される電源回路の一実施例の回路図が示され
ている。電池Eの電圧VCCは、分圧抵抗R3とR4に
より分圧されて、電池電圧検出回路を構成する電圧比較
回路VC2の一方の入力(−)に供給される。この電圧
比較回路VC2の他方の入力(+)には、基準電圧Vre
f2が供給される。この電圧比較回路VC1の出力信号
は、インバータ回路N1を通して昇圧/降圧の切り替え
信号として次の昇圧/降圧回路に供給される。
【0025】昇圧/降圧回路は、スイッチS1〜S4
と、キャパシタC1,C2及び論理ゲート回路G1,G
2とインバータ回路N2から構成される。スイッチS1
〜S4は、特に制限されないが、CMOSスイッチ回路
から構成される。それ故、同図において○印で示された
スイッチS1〜S4は、それぞれが並列形態にされたP
チャンネル型MOSFETとNチャンネル型MOSFE
Tと、Pチャンネル型MOSFETのゲートに供給され
る制御電圧を形成するインバータ回路から構成される。
【0026】オア(OR)ゲート回路G1と、アンドゲ
ート回路G2及びその一方の入力に設けられたインバー
タ回路N2は、上記昇圧/降圧の切り替え信号により、
上記4つのスイッチS1〜S4に対して、駆動クロック
発生回路により形成された2相のクロックパルスφaと
φbの供給経路を、昇圧動作のときには2倍昇圧回路と
し、降圧動作のときにはハーバー回路にする。
【0027】図5には、上記昇圧/降圧回路の等価回路
図が示されている。同図の(A)には昇圧動作時の等価
回路図が示され、(B)には降圧動作時の等価回路図が
示されている。昇圧動作時には、等価回路(A)に示す
ように、一方のクロックパルスφaがハイレベルのタイ
ミングで電池EによりキャパシタC1を電池電圧にチャ
ージアップする。上記クロックパルスφaがロウレベル
にされると、インバータ回路の出力がハイレベルになっ
てキャパシタC1の保持電圧とが加算されて2倍の昇圧
電圧が形成される。そして、クロックパルスφbがハイ
レベルにされると、キャパシタC1の昇圧電圧がキャパ
シタC2に伝えられて、最終的には上記約2倍の昇圧電
圧が形成される。なお、図4の回路図では、上記インバ
ータ回路に代えて、スイッチS2とS4によりロウレベ
ルとハイレベルが与えられる。
【0028】降圧動作ときには、等価回路(B)に示す
ように、クロックパルスφaによりオン状態にされるス
イッチによりキャパシタC1に充電が行われ、クロック
パルスφbによりオン状態にされるスイッチによりキャ
パシタC1とC2が並列形態にされてチャージシェアが
行われ、その容量比に対応した降圧動作が行われる。
【0029】図4において、基準電圧Vref2に対して電
池電圧VCCの分圧電圧が高いときには、インバータ回
路N1の出力信号がハイレベルにされる。これにより、
オアゲート回路G1の出力信号がハイレベルにされてス
イッチS2がオン状態にされる。インバータ回路N2の
出力信号がロウレベルにされるので、アンドゲート回路
G2の出力信号がロウレベルにされて、スイッチS4は
オフ状態にされる。これにより、クロックパルスφaと
φbとにより、スイッチS1とS2とが交互に動作し、
上記図5(B)のようなハーバー回路が構成される。
【0030】図4において、基準電圧Vref2に対して電
池電圧VCCの分圧電圧が低くなると、インバータ回路
N1の出力信号がロウレベルにされる。これにより、オ
アゲート回路G1の出力信号はクロックパルスφaに応
じて変化する。また、上記電池電圧検出信号によりイン
バータ回路N2の出力信号がハイレベルにされるので、
アンドゲート回路G2もクロックパルスφbに応じて変
化する。この結果、クロックパルスφaのハイレベルの
期間では、スイッチS1とS2がオン状態にされてキャ
パシタC1にチャージアップが行われる。クロックパル
スφbがハイレベルの期間では、スイッチS3とS4が
オン状態とされて、キャパシタC1にはオン状態とされ
たスイッチS4により電池電圧VCCが伝えられ、その
保持電圧とが加算されて形成されてなる2倍昇圧電圧が
スイッチS3を通してキャパシタC2に伝えられる。こ
れにより、上記図5(A)のような2倍昇圧回路が構成
される。
【0031】図4において、上記昇圧/降圧回路の出力
電圧は、キャパシタC2から出力される。この出力電圧
は、電圧比較回路VC1と可変抵抗素子としてのMOS
FETQ1からなる電圧クランプ回路により定電圧化さ
れて出力される。特に制限されないが、電圧比較回路V
C1の一方の入力(−)には、基準電圧Vref1が供給さ
れ、他方の入力(+)には、出力電圧VCC’を抵抗R
1とR2により形成された分圧電圧が供給される。上記
電圧比較回路VC1は、上記抵抗R1とR2の分圧電圧
が基準電圧Vref1と一致するような出力電圧を形成して
MOSFETQ1のオン抵抗値を制御して安定化された
出力電圧VCC’を形成する。
【0032】この実施例では、低消費電力により内部回
路の動作に必要な電源電圧を形成するために、駆動クロ
ック発生回路にはVCOにより形成された可変周波数信
号が供給される。VCOは、昇圧/降圧回路の出力電圧
に関し、その変化に応じて発振周波数を変化させて出力
電圧をほぼ一定に制御する。同図では、省略されている
が前記のような基準電圧が与えられており、基準電圧と
出力電圧との差に応じて周波数を高くするように制御し
て、前記のように負荷電流に対応した電流供給能力を持
つようにされる。
【0033】図7には、この発明に用いられる基準電圧
発生回路の一実施例のブロック図が示されている。この
実施例は、図4における電圧クランプ回路を構成する電
圧比較回路VC1に供給される基準電圧Vref1を形成す
る回路に向けられている。
【0034】演算増幅回路(又は電圧比較回路)OPに
より基準電圧源の電圧と、出力される基準電圧を直列抵
抗回路とセレクタとにより分圧された電圧とを比較し
て、可変抵抗素子としてのMOSFETQを制御して、
所望の基準電圧を得るようにするものである。基準電圧
源として、シリコンバンドギャップ電圧やΔVthのよう
に温度依存性の無いものを用いた場合には、出力される
基準電圧も温度依存性のない電圧とすることができる。
【0035】上記セレクタは、ヒューズトリミング回路
により制御される。ヒューズ回路の選択的な切断によ
り、セレタクを介して出力される基準電圧が直列抵抗回
路により複数に分圧された中から、1つの分圧電圧を選
んぶことにより、所望の基準電圧を得るようにするもの
である。このようなヒューズトリミングによって、半導
体集積回路のプロセスバラツキに対応したLSIロジッ
クの動作電圧を設定することができる。
【0036】図6は、CMOS集積回路における温度T
aをパラメータとした動作電圧と動作周波数の関係を示
す特性図である。同図には、温度Ta=−25°C、T
a=25°C及びTa=80°Cの例が示されいてる。
温度Taが80°Cとされた高温プロービングにおい
て、LSIロジックに要求される動作周波数fopに対応
した動作下限電圧を測定する。この場合には、上記のよ
うに基準電圧源は、温度依存性のないシリコンバンドギ
ャップ電圧VBGやΔVthが利用される。この高温プロ
ービングにおいては、ヒューズトミリンク回路に設けら
れたプローブ用のパッドに、擬似的にヒューズを切断し
たと同じ状態にする信号を供給し、所望の動作周波数f
opが得られるような基準電圧を求めて、それ対応してヒ
ューズを切断させる。ヒューズは、ポリシリコン層等を
切断電流を流して電気的に切断するか、あるいはレーザ
ー光線等のエネルギービームを照射して切断させられ
る。
【0037】上記のように高温プロービングによって、
プロセスバラツキに対応した電圧クランプ用の基準電圧
を設定してLSIロジックの動作電圧を形成するように
しておけば、LSIロジックがシステム上で動作する場
合において、温度が上昇しても動作周波数は上記要求さ
れる動作周波数fop以下になることはなく、その動作周
波数を保証することができる。この場合には、温度が低
下すると動作周波数が必要以上に高くなってしまう。し
かし、動作周波数が高くなること自体は、回路動作にと
って動作マージンが拡大する方向になるので動作上問題
になることはない。
【0038】図8には、この発明に用いられる基準電圧
発生回路の一実施例の回路図が示されている。この実施
例では、ΔVthを利用した基準電圧源を用いる例が示さ
れている。
【0039】Pチャンネル型MOSFETQ1のゲート
に接地電位を与えて定電流を形成する。この定電流はダ
イオード形態のNチャンネル型MOSFETQ2に流す
ようにされる。このMOSFETQ2には電流ミラー形
態にNチャンネル型MOSFETQ3とQ4が設けられ
る。MOSFETQ3のドレイン定電流は、Pチャンネ
ル型MOSFETQ5,Q6からなる電流ミラー回路に
より押出電流に変換される。このとき、MOSFETQ
3とQ4又はQ5とQ6のサイズの設定により、押し出
し定電流を2iに設定し、MOSFETQ4の吸い込み
定電流をiに設定する。
【0040】上記MOSFETQ4とPチャンネル型M
OSFETQ6との間には直列形態にダイオード形態の
Pチャンネル型MOSFETQ7を接続し、上記MOS
FETQ6とQ7の接続点と回路の接地電位点との間に
ダイオード形態のPチャンネル型MOSFETQ8を設
ける。これにより、2つのダイオード形態のPチャンネ
ル型MOSFETQ7とQ8には、同じ定電流iが流れ
るようにされる。
【0041】上記MOSFETQ8は、そのチャンネル
領域にP型の不純物がイオン打ち込み法により導入され
ることによって、その不純物導入量に対応してしきい値
電圧が高くされる。両MOSFETQ7とQ8のしきい
値電圧に差を持たせつつ、それぞれに同じ定電流iを流
すものであるため、MOSFETQ7のソース側から両
MOSFETQ8とQ7のしきい値電圧の差電圧Vth8
−Vth7 に対応した基準電圧VREFが形成される。上
記差電圧Vth8 −Vth7 は、イオン打ち込み技術により
約1.1V程度に正確に設定することができる。
【0042】このような基準電圧VREFは、一方にお
いて前記図4の電池電圧検出回路用の基準電圧Vref2と
して利用され、他方において次のような直流増幅回路に
より電圧クランプ回路用の基準電圧Vref1に変換(調
整)される。電流ミラー形態のPチャンネル型MOSF
ETQ13,Q14からなる負荷回路と、差動形態にさ
れたNチャンネル型MOSFETQ10,Q11と、そ
の動作電流を形成する定電流MOSFETQ12は差動
増幅回路を構成する。この差動増幅回路には、出力Pチ
ャンネル型MOSFETQ15が設けられる。
【0043】上記出力MOSFETQ15の出力信号
は、帰還抵抗R1とR2により分圧されて差動増幅回路
に負帰還される。このとき、基準電圧Vref1をプロセス
パラツキに対応して、要求される動作周波数に対応した
動作電圧に設定するため、帰還抵抗R1とR2の間に
は、微調整用のトリミング抵抗rが直列形態に設けられ
る。それぞれの相互接続点と差動増幅回路の帰還入力と
の間には、トリミング用のスイッチMOSFETTRM
0〜TRM7が設けられる。これらのスイッチMOSF
ETTRM0〜TRM7のゲートには、特に制限されな
いが、ヒューズ手段の切断によりスイッチ制御が行われ
るようにされる。
【0044】例えば、中間のスイッチMOSFETTR
M3をオン状態にし、そのときの基準電圧Vref1が目標
とする基準電圧より高いと、上側のスイッチMOSFE
TQTRM2をオン状態にして、帰還電圧を高くし利得
を小さくして基準電圧Vref1を下げるようにする。以
下、スイッチMOSFETTRM1,TRM0をオン状
態にすればそれに対応して出力される基準電圧Vref1を
下げることができる。
【0045】逆に、中間のスイッチMOSFETTRM
3をオン状態にしたときの基準電圧Vref1が目標とする
動作電圧より低いと、上側のスイッチMOSFETQT
RM4をオン状態にして、帰還電圧を低くし利得を大き
くして基準電圧Vref1のレベルを上げるようにする。以
下、スイッチMOSFETRM5〜7をオン状態にすれ
ばそれに対応して基準電圧Vref1を高くすることができ
る。
【0046】半導体集積回路の低消費電力化のために、
上記帰還抵抗R1とr及びR2の直列回路の合成抵抗値
は大きく設定される。すなわち、上記直列抵抗回路に流
れる直流電流を低減するために上記抵抗値は十分大きく
設定される。それ故、カップリングの影響を受け易い。
そこで、同図に点線で示すように、抵抗回路にはシール
ド層を設けるようする。このようなシールド層を設ける
ことにより、上記のような高抵抗素子が形成される上に
信号線を配置することができる。
【0047】図9には、この発明に用いられる基準電圧
発生回路の他の一実施例のブロック図が示されている。
前記図7や図8の実施例のように、プロセスバラツキに
対応した電圧クランプ用の基準電圧を設定してLSIロ
ジックの動作電圧を形成するようにしておけば、温度の
低下が低下しても動作周波数は上記要求される動作周波
数fop以下になることはなく、動作周波数を保証するこ
とができる。しかし、反面において、温度低下に伴い動
作周波数が必要以上に速くなってしまい、見方を変えれ
ば必要以上に消費電流を増大させてしまう。
【0048】そこで、本願発明者においては、動作周波
数を保証しつつ温度変化に対応して動作電圧を変化させ
ることにより、回路の低消費電力化を図ることを考え
た。すなわち、図6に示すようにCMOS回路等からな
るLSIロジックにおいては温度の上昇に伴い、所望の
動作周波数fopを得るに必要な動作電圧は高くされる。
このため、電圧クランプ回路に供給される基準電圧に正
の温度係数を持たせることにより、温度変化に対応して
ほぼ一定の動作周波数にして動作マージンの確保を行い
つつ、消費電流を必要最小にするものである。
【0049】上記のように基準電圧に正の温度係数を持
たせるために、次の回路が用いられる。この実施例で
は、特に制限されないが、MOSFETのプロセスバラ
ツキに対しても自動的に対応させるために、基準電圧源
としてダイオード形態にされたPチャンネル型MOSF
ETQPとNチャンネル型MOSFETQNと直列形態
として、これらのPチャンネル型MOSFETQPとN
チャンネル型MOSFETQNとのしきい値電圧が加算
されたΣVthを利用する。
【0050】上記MOSFETQPとQNとは、同じ半
導体基板上に形成されるLSIロジックのPチャンネル
型MOSFETとNチャンネル型MOSFETとほぼ同
じしきい値電圧を持つので、プロセスバツラキに対応し
た基準電圧VREF1を形成することができる。上記M
OSFETQPとQNには、定電流源Ioにより定電流
のバイアス電流が供給される。
【0051】上記基準電圧VREF1は演算増幅回路O
P1の非反転入力(+)に供給される。この演算増幅回
路OP1の反転入力(−)には、可変抵抗素子としての
MOSFETQ1により一次電池のレベルシフトされた
電圧V0が供給される。上記MOSFETQ1には定電
流Ioが流れるようにされるので、その抵抗値に対応し
て電圧が電池電圧からレベルシフトされる。上記演算増
幅回路OP1は、両入力VREF1とV0とが一致する
ようにMOSFETQ1のオン抵抗値を制御する。
【0052】上記基準電圧VREF1に対応された電圧
V0は、抵抗R2の一端に供給される。この抵抗R2に
は抵抗R1が直接形態に接続される。抵抗R1とR2の
接続点には電圧V1が供給される。この電圧V1は、演
算増幅回路OP2の一方の入力(−)に供給される。演
算増幅回路OP2の他方の入力(+)には、前記トリミ
ング機能付き基準電圧発生回路により形成された基準電
圧VREF2が供給される。この基準電圧VREF2
は、シリコンバンドギャップ電圧かΔVthのように温度
依存性を持たないような定電圧にされる。MOSFET
Q2は上記抵抗R1と直列形態に接続される。そして、
MOSFETQ2には定電流源Ioによる定電流が流れ
るようにされる。
【0053】演算増幅回路OP2は、基準電圧VREF
2と電圧V1とが同じになるようにMOSFETQ2を
制御する。抵抗R2には電圧V1とV0との電圧差に対
応した電流が流れる。上記のように電圧V1が基準電圧
VREF2に対応して温度依存性を持たないのに対し
て、電圧V0はΣVthに対応して負の温度係数を持つよ
うにされる。それ故、抵抗R2には正の温度係数を持つ
ような電流が流れる。この電流はそのまま抵抗R1に流
れるので、抵抗R1により上記温度依存性を持たない定
電圧V1を基準にして他端から正の温度依存性を持つよ
うな電圧V2が形成される。
【0054】この電圧V2を演算増幅回路OP1の非反
転入力(+)に供給し、反転入力(−)には、出力され
る基準電圧を供給し、両者が一致するように可変抵抗素
子としてのMOSFETQ3を制御して、一次電池電圧
から基準電圧を得る。この構成では、上記のように電圧
V2が正の温度依存性を持つので、出力される基準電圧
も温度の上昇に伴い上昇するという電圧とされる。
【0055】この実施例では、上記のように常温プロー
ブ時に、要求される動作周波数に対応した動作電圧を測
定し、基準電圧VREF2をヒューズトリミングにより
設定する。この電圧VREF1に追従して電圧V1が設
定され、それに抵抗R1により形成された正の温度係数
を持つ電圧が加算されて電圧V2が形成される。この結
果、全使用温度範囲において、所望の動作周波数を得る
ようにLSIロジックの動作電圧が変化して、消費電流
も必要最小に設定できる。
【0056】図10には、この発明に係る半導体集積回
路装置に内蔵される電源回路の他の一実施例のブロック
図が示されている。この実施例では、前記のようにLS
Iロジックの持つ温度依存性に対応して動作電圧を制御
する等のようにいわば間接的な動作周波数を安定化させ
るものに代えて、LSIロジックの動作周波数そのもの
を検知して、いわば直接的に所望の動作周波数になるよ
うに動作電圧を制御するものである。
【0057】この実施例では、昇圧/降圧回路1の出力
電圧がそのまま電流増幅回路として作用する演算増幅回
路OPを用いたボルテージフォロワ回路14を介してL
SIロジックの動作電圧として出力される。この実施例
では、前記のような電圧クランプ回路4を持たないの
で、昇圧/降圧回路1に対する次のようなフィードバッ
ク回路によって、動作電圧の設定が行われる。
【0058】原発振は、水晶振動子等を利用した発振回
路により形成された基準となる周波数信号である。この
周波数は、LSIロジック9に要求される動作周波数に
等しくされる。モデル遅延パス10は、LSIロジック
に用いられるMOSFETと同じMOSFETにより構
成されたインバータ回路等からなる論理ゲート回路であ
り、上記LSIロジック9と同じ動作電圧により動作さ
せられる。
【0059】上記原発振とモデル遅延パス10により遅
延された原発振とは位相検出回路11に供給される。こ
の位相検出回路11では、上記モデル遅延パスに対応し
た位相検出信号を形成して出力する。この位相検出信号
は、ロウパスフィルタ(以下、LFPという)12より
直流化されて、VCO3の制御端子に入力電圧として供
給される。位相検出回路11は、プロセスバラツキや温
度変化によりモデル遅延パス10での遅延時間が目標値
に対して大きくなると、言い換えるならば、LSIロジ
ックの動作周波数が低くなると、それに対応して検出信
号を大きくする。この結果、VCO3の制御電圧が増大
して駆動クロック発生回路に入力される入力クロックの
周波数を高くする。
【0060】逆に、プロセスバラツキや温度変化により
モデル遅延パス10での遅延時間が目標値に対して小さ
くなると、言い換えるならば、LSIロジックの動作周
波数が高くなると、それに対応して検出信号を小さくす
る。この結果、VCO3の制御電圧が低下して駆動クロ
ック発生回路2に入力される入力クロックの周波数を低
くする。この結果、昇圧/降圧回路1ではクロックパル
スφaとφbの周波数に対応して出力電圧を調整する。
このようなフィードバックループにより、モデル遅延パ
ス10の遅延時間が目標値になるように自動制御が行わ
れる。
【0061】図11には、(A)にモデル遅延パス遅延
時間の周囲温度と電源依存性が示され、(B)には動作
周波数の周囲温度と電源依存性が示されている。このよ
うに動作周波数Fと遅延時間τは互いに逆数の関係にあ
り、それに従い温度特性も傾きが逆にされる。図10の
実施例では、遅延時間τと動作周波数Fとが実質的に同
一であることから、遅延時間τをモデル遅延パス10に
より検知し、それに対応してLSIロジックの動作電圧
を設定するものである。
【0062】図12には、この発明に係る半導体集積回
路装置に内蔵される電源回路の更に他の一実施例のブロ
ック図が示されている。この実施例では、前記のように
モデル遅延パスに代えてリングオシレータ13を用い、
その発振周波数と原発振とを位相比較回路(周波数比較
回路)に供給して、LSIロジックの動作周波数そのも
のを検知して、より直接的に所望の動作周波数になるよ
うに動作電圧を制御するものである。すなわち、図11
の(B)の特性図に対応して動作周波数fopが所望の周
波数になるように動作電圧を制御するものである。リン
グオシレータ13は、LSIロジックに用いられるMO
SFETと同じMOSFETにより構成されたインバー
タ回路から構成され、上記LSIロジック9と同じ動作
電圧により動作させられる。
【0063】位相検出回路11は、プロセスバラツキや
温度変化によりリングオシレータ13の発振周波数が原
発振周波数より低くなると、言い換えるならば、LSI
ロジックの動作周波数が低くなると、それに対応して検
出信号を大きくする。この結果、VCO3の制御電圧が
増大して駆動クロック発生回路に入力される入力クロッ
クの周波数を高くする。逆に、プロセスバラツキや温度
変化によりリングオシレータ13の発振周波数が原発振
周波数に対して高くなると、言い換えるならば、LSI
ロジックの動作周波数が高くなると、それに対応して検
出信号を小さくする。この結果、VCO3の制御電圧が
低下して駆動クロック発生回路2に入力される入力クロ
ックの周波数を低くする。この結果、昇圧/降圧回路1
ではクロックパルスφaとφbの周波数に対応して出力
電圧を調整する。このようなフィードバックループによ
り、リングオシレータ13の発振周波数が目標値である
原発振周波数と一致するように自動制御が行われる。
【0064】前記実施例のように昇圧/降圧回路1を用
いて一次電池の電圧を昇圧/降圧して電源回路に供給す
る方式では、電源回路での消費電流自体も小さくするこ
とができる。すなわち、図13に示すように、電池電圧
そのものから電圧クランプしてLSIロジックの動作電
圧を形成する場合、LSIロジックでは安定化電源によ
り動作が安定化されるとともに、その電流消費が低減で
きる。しかし、電池電圧がクランプ電圧付近にまで低下
すると動作不能になってしまう。
【0065】これに対して、2倍昇圧回路を内蔵させた
場合には、電池電圧がより低い領域まで電池寿命を長く
できる。しかしながら、同図に斜線を付した部分AとB
は、電圧クランプ回路における可変抵抗素子として作用
するMOSFETによって消費される電力となり、全体
としての低消費電力にはならない。つまり、電池電圧を
そのまま利用するものでは、Bの部分が可変抵抗素子に
より消費され、2倍昇圧回路を用いたものではA+Bの
部分が可変抵抗素子により消費され、使用可能な電池電
圧を低くできるが、それまでにA+Bのように可変抵抗
素子により消費されてしまう電力によって電池電圧の時
間的な低下が速くなってしまう。この結果、時間的に見
た電池寿命でいうと、上記電池電圧をそのまま利用する
ものと、2倍昇圧回路を用いたものとでは実質的に同じ
になってしまう。
【0066】これに対して、この実施例のような昇圧/
降圧回路1を用いた場合には、電池電圧が十分高いとき
には降圧して、所望の動作電圧を得るために可変抵抗素
子等において消費される電力を低減できるので、実質的
な電池寿命を長くすることができる。
【0067】図14には、更に電池寿命を長くする方法
が示されている。例えば、図4の実施例において、電池
電圧検出回路は2通りの電池電圧を検出するようにされ
る。降圧電圧がクランプ電圧付近まで低下したとき、降
圧動作を停止させて、スイッチS1とS3をオン状態に
して、電池電圧をそのまま出力させる。すなわち、上記
検出信号によってVCO3も停止させて、駆動クロック
φaとφbを共にハイレベルにし、上記スイッチS1と
S2がオン状態になるようにすればよい。そして、電池
電圧がクランプ電圧付近まで低下すると、昇圧回路を動
作させて昇圧電圧を出力させる。
【0068】上記のように昇圧/降圧回路1に対して3
通りの出力動作を行わせた場合には、図14において、
斜線を付した部分c、b及びaが上記のような電圧クラ
ンプ動作を行う可変抵抗素子により消費されるものとな
り、無効電力の消費が抑えられるから、実質的な電池寿
命をいっそう長くできるものとなる。
【0069】なお、前記のような電圧クランプ動作のた
めに、降圧動作、電池電圧の出力及び昇圧動作に切り替
えるための基準電圧は、それらの電圧がクランプ電圧に
対してMOSFETが動作するのに必要な電圧だけ高く
されたレベルで行われるものである。
【0070】図15には、この発明に係る半導体集積回
路装置を用いて構成されたノートブック型パーソナルコ
ンピュータの一実施例のブロック図が示されている。中
央処理装置CPUや各種メモリ(BIOS用ROM、C
G用ROM、Main MemoryFrame Memory )及び外
部メモリとしてのメモリカードMemory cardに搭載され
るRAMチップ等の半導体集積回路装置は、それぞれが
電源回路を内蔵して電源システムから供給される電源電
圧を、それぞれの動作周波数に応じた内部電圧に変換さ
れて動作させられる。液晶表示装置LCDのように、表
示動作のためにに信号処理や伝達とは異なる電圧を必要
とするものは、電源システムからの電圧により動作させ
られる。
【0071】ノートブック型パーソナルコンピュータの
ように、電池電圧でも動作させられるものでは、電源シ
ステムに前記のような電源回路が設けられる。ノートブ
ック型パーソナルコンピータが電池により動作させられ
るときには、その消耗に応じた電池電圧により昇圧/降
圧動作や、そのクロックパルスの周波数を負荷電流に応
じて切り替える低損失電圧レギュレート回路が作動して
電池寿命を長くするようにされる。
【0072】この実施例のように複数の半導体集積回路
装置間でデータバスDara Busを介して信号の授受を行
うものでは、信号レベルを一致させることが必要とされ
る。それ故、これらの半導体集積回路装置のインターフ
ェイス部は、上記内蔵される電源回路により形成された
動作電圧ではなく、電源システムにより形成された同じ
電圧により動作させられる。このため、これらの半導体
集積回路装置ではインターフェイス部にレベル変換機能
が持たせられ、内部回路との間での信号伝達を行うよう
にされる。
【0073】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) MOSFETにより構成されてなる内部回路に
要求される動作速度に対応した電源電圧を、内部に設け
られた電源回路により形成することにより、必要以上に
動作速度が速くされてしまうことによる消費電流の増大
を抑えることができるという効果が得られる。
【0074】(2) 上記電源回路により、MOSFE
Tのしきい値電圧や正の温度依存性を持つようにするこ
とにより、プロセスバラツキや温度変化に対してほぼ一
定の動作周波数に設定でき、動作マージンの安定化と低
消費電力化を図ることができるという効果が得られる。
【0075】(3) 上記電源回路により、論理ゲート
回路が所望の遅延時間になるような電源電圧を形成する
ことより、より直接的にプロセスバラツキや温度変化に
対してほぼ一定の動作周波数に設定でき、動作マージン
の安定化と低消費電力化を図ることができるという効果
が得られる。
【0076】(4) 上記外部から電源回路に供給され
る電源電圧が電池電圧のとき、その電池電圧に対応して
キャパシタとタイミングパルスを用いて昇圧と降圧とが
選択的に行われる電圧変換回路を用いるとともに、電圧
変換回路に供給されるタイミングパルスの周波数が負荷
電流に対応して制御することより、電源回路での消費さ
れる電流も低減できるという効果が得られる。
【0077】(5) 前記のような電源回路を備えた半
導体集積回路に、レベル変換機能を持つインターフェイ
ス回路を設けることにより、複数の半導体集積回路装置
により1つのシステムを構築することができ、半導体集
積回路装置の汎用性を確保しつつ、前記同様に消費電力
化と動作マージンの安定化を図ることができるという効
果が得られる。
【0078】(6) 要求される動作速度に対応した
電源電圧により内部回路に動作電圧を供給するという電
源供給方法より、必要以上に半導体集積回路の動作速度
が速くされてしまうことによる消費電流の増大を抑える
ことができるという効果が得られる。
【0079】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図4
や図10又は図12の実施例において、VCOには基準
となる周波数を設定する基準電圧を印加し、それを基準
にして入力電圧に対応して周波数が変化するようにして
もよい。図10と図12において、電池電圧検出回路5
には、ΔVth等のように温度依存性を持たない基準電圧
を供給し、電池の消耗に伴う昇圧/降圧の切り替えを行
うようにしてもよい。
【0080】図10又は図12の実施例において、原発
振はそれが搭載されるシステムに存在する適当なシステ
ムクロックパルスを利用するものであってもよい。ま
た、位相比較回路11の出力信号により直流電圧を形成
し、それに基づいて電圧クランプ回路を動作させて、L
SIロジックに供給される出力電圧を形成するものであ
ってもよい。この場合には、VCOの入力電圧として
は、前記図3の実施例と同様に昇圧/降圧回路1の出力
電圧を用いるようにすればよい。この発明は、MOSF
ETにより構成される半導体集積回路装置に広く利用で
きる。
【0081】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電源供給回路を内蔵させ、
内部回路の動作速度に見合った動作電圧を形成するよう
にすることにより、内部回路に要求される動作速度に応
じて動作電圧が設定され、プロセスバラツキや温度変化
に対して必要最小の電圧で内部回路が動作するという合
理的な電源供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る半導体集積回路装置の一実施例
を示す概略ブロック図である。
【図2】この発明に係る半導体集積回路装置の他の一実
施例を示す概略ブロック図である。
【図3】この発明に係る半導体集積回路装置に内蔵され
る電源回路の一実施例を示すブロック図である。
【図4】この発明に係る半導体集積回路装置に内蔵され
る電源回路の一実施例を示す回路図である。
【図5】上記電源回路に含まれる昇圧/降圧回路の動作
を説明するための等価回路図である。
【図6】CMOS集積回路における温度Taをパラメー
タとした動作電圧と動作周波数の関係を示す特性図であ
る。
【図7】この発明に用いられる基準電圧発生回路の一実
施例を示すブロック図である。
【図8】この発明に用いられる基準電圧発生回路の一実
施例を示す回路図である。
【図9】この発明に用いられる基準電圧発生回路の他の
一実施例を示すブロック図である。
【図10】この発明に係る半導体集積回路装置に内蔵さ
れる電源回路の他の一実施例を示すブロック図である。
【図11】この発明を説明するための電源依存性を示す
特性図である。
【図12】この発明に係る半導体集積回路装置に内蔵さ
れる電源回路の更に他の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】この発明を説明するための電池電圧とクラン
プ電圧との関係を示す特性図である。
【図14】この発明に係る電源回路の動作を説明するた
めの電池電圧とクランプ電圧との関係を示す特性図であ
る。
【図15】この発明に係る半導体集積回路装置を用いた
ノートブック型パーソナルコンピュータの一実施例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
LSI…半導体集積回路装置、IB…入力バッファ、L
OGC…内部回路、VG…電源回路、IB…出力バッフ
ァ、VC1〜VC2…電圧比較回路、R1〜R4,r…
抵抗、G1,G2…ゲート回路、N1,N2…インバー
タ回路、Q1〜Q15…MOSFET、C1,C2…キ
ャパシタ、S1〜S4…スイッチ、TRM0〜TRM7
…トリミング用MOSFET、OP1〜OP3…演算増
幅回路、QP…Pチャンネル型MOSFET、QN…N
チャンネル型MOSFET、Io…定電流源、1…昇圧
/降圧回路、2…駆動クロック発生回路、3…VCO
(電圧制御型発振回路)、4…電圧クランプ回路、5…
電池電圧検出回路、6…キャパシタ、7…基準電圧発生
回路、8…一次電池、9…LSIロジック、10…モデ
ル遅延パス、11…位相比較回路、12…LPF(ロウ
パスフィルタ)、13…リングオシレータ、14…ボル
テージフォロワ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中込 儀延 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 久保 征治 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株式会社 日立製作所 半導体事業部内 (56)参考文献 特開 平3−101159(JP,A) 特開 平3−38862(JP,A) 特開 平2−350(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源として電池が結合される外部電
    源端子と、 複数のMOSFETを含む内部回路及びゲート回路と、 上記外部電源端子に結合され、上記外部電源電圧から動
    作電圧を形成し、形成された上記動作電圧を上記内部回
    路及びゲート回路へ供給する動作電圧形成手段と、 上記ゲート回路から出力される上記MOSFETの特性
    を反映した第1の周波数信号と、上記内部回路に要求さ
    れる動作周波数に対応された第2の周波数信号との位相
    差を検出し、検出した位相差信号を上記動作電圧形成手
    段に出力する検出手段とを有し、 上記動作電圧形成手段は、上記位相差信号に基づいて上
    記第1の周波数信号の位相を上記第2の周波数信号の位
    相に一致させて上記動作電圧が上記内部回路の下限動作
    電圧に対応されるよう制御することを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において上記ゲート回路は、 上記第2の周波数信号を受け、上記動作電圧によって動
    作する遅延パスであることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において上記ゲート回路は、 上記動作電圧によって動作するリングオシレータである
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 外部電源として電池が結合される外部電
    源端子と、 複数のMOSFETを含む内部回路と、 上記外部電源端子に結合され、上記外部電源から、上記
    内部回路へ供給されるべき動作電圧を形成する内部電源
    手段とを一つの半導体チップに備え、 上記内部電源手段は、 上記外部電源端子に結合され、上記電池の電圧を検出す
    る検出手段と、 上記電池の電圧に対して、昇圧動作と降圧動作を選択的
    に実行する電圧変換手段とを含み、 上記電圧変換手段は、 上記検出手段からの検出出力に従って、上記昇圧動作及
    び降圧動作の内の1つを選択する選択機能と、 選択された動作を、クロック信号に基づいて実行する変
    換実行機能を含み、 更に上記電圧変換手段から出力された電圧に基づいた電
    圧を、上記動作電圧として、上記内部回路に供給する供
    給手段と、 上記電圧変換手段へ供給されるクロック信号を形成する
    クロック信号形成手段と、 上記クロック信号形成手段に結合され、上記供給手段か
    ら出力される上記動作電圧が、上記内部回路に要求され
    る動作速度に対応する電圧になるように、上記形成され
    るクロック信号の周波数を制御する制御手段を含むこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において上記制御手段は、 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 上記基準電圧と上記電圧変換手段から出力される電圧と
    の電位差に従って、上記クロック信号形成手段により形
    成されるクロック信号の周波数を変える手段を含むこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において上記基準電圧発生手段
    は、 複数のMOSFETを含み、該MOSFETのしきい値
    電圧に基づいて、上記電池の電圧から上記基準電圧を形
    成することを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において上記基準電圧発生手段
    は、 上記電池の電圧から、正の温度依存性を持つ電圧を形成
    し、上記基準電圧として出力することを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項4において上記制御手段は、 所定の周波数の信号を受け、上記供給手段から出力され
    る動作電圧によって動作するゲート回路と、 上記ゲート回路の出力信号と上記所定の周波数の信号と
    の位相差に従って、上記クロック信号形成手段により形
    成されるクロック信号の周波数を変える手段とを含むこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項4において上記制御手段は、 上記供給手段から出力される動作電圧によって動作する
    発振回路と、 上記発振回路の出力信号と所定の周波数の信号との位相
    差に従って、上記クロック信号形成手段により形成され
    るクロック信号の周波数を変える手段とを含むことを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項4において上記供給手段は、 上記電圧変換手段から出力された電圧を受け、上記動作
    電圧を出力するボルテージフォロワ回路を含むことを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 請求項4において上記供給手段は、 上記電圧変換手段から出力された電圧を受け、上記動作
    電圧を出力する電圧クランプ回路を含むことを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 請求項5において上記供給手段は、 上記基準電圧発生手段により形成された基準電圧に従っ
    た電圧へ、上記電圧変換手段から出力された電圧をクラ
    ンプする電圧クランプ回路を含むことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 1つの半導体チツプ上に形成される半
    導体集積回路装置であって、 上記半導体集積回路装置の外部から供給される電源電圧
    を受ける電源端子と、複数のトランジスタを含む内部回
    路と、 上記電源端子に結合され、上記内部回路へ供給すべき動
    作電圧を上記電源電圧に基づいて形成する電源回路とを
    含み、 上記電源回路は更に、 上記電源端子に結合され、上記電源電圧の電圧値を検出
    する検出回路と、 上記検出回路から出力される検出信号に従って、昇圧動
    作又は降圧動作の一方を選択し、クロック信号に応答し
    て上記電源電圧に対して昇圧動作又は降圧動作から選択
    された一方の動作を実行する昇圧/降圧回路と、 上記昇圧/降圧回路により昇圧又は降圧された第1の出
    力電圧を上記内部回路の上記動作電圧に相当する第2の
    出力電圧へ変換し、上記第2の出力電圧を上記内部回路
    へ供給する第1の回路と、 上記昇圧/降圧回路へ供給される上記クロック信号を形
    成するクロック発生回路と、 上記クロック発生回路に結合され、上記第1の回路から
    出力される上記第2の出力電圧が上記内部回路に要求さ
    れる動作速度を達成させるための上記内部回路の動作電
    圧と一致するように、上記クロック信号の周波数を制御
    する電圧制御型発振回路とを含むことを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において上記電圧制御型発
    振回路は、 基準電圧発生回路から供給される基準電圧を受け取るた
    めに上記基準電圧発生回路に結合され、 上記基準電圧と上記昇圧/降圧回路から出力される上記
    第1の出力電圧との間の電位差に従って上記クロック発
    生回路によって形成される上記クロック信号の周波数を
    制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において上記半導体集積回
    路装置の外部から供給される電源電圧は、 電池から供給されることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項15において上記基準電圧発生
    回路は、 上記電池からの電源電圧によって駆動され、複数の絶縁
    ゲート型電界効果トランジスタを含み、 上記複数の絶縁ゲート型電界効果トランジスタのしきい
    値電圧差に基づいて上記基準電圧を形成することを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 請求項15において上記基準電圧発生
    回路は、 上記電池の電源電圧から正の温度依存性を有する電圧を
    形成し上記基準電圧として出力することを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 請求項15において上記第1の回路
    は、 上記第1の出力電圧を上記基準電圧発生回路から供給さ
    れる上記基準電圧に対応する電圧にクランプする電圧ク
    ランプ回路を有することを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  19. 【請求項19】 請求項13において、 所定の周波数の信号を受け、上記第1の回路から供給さ
    れる上記第2の出力電圧によって動作するゲート回路
    と、 上記ゲート回路から出力される第1の信号と所定の周波
    数を有する第2の信号との間の位相差に従って、上記ク
    ロック信号発生回路によって形成される上記クロック信
    号の周波数を変える位相検出回路とを更に含むことを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 請求項13において、 上記第1の回路から供給される上記第2の出力電圧が供
    給されるリングオシレータと、 上記リングオシレータから出力される第1の信号と所定
    の周波数を有する第2の信号との間の位相差に従って、
    上記クロック信号発生回路によって形成される上記クロ
    ック信号の周波数を変える位相検出回路とを更に含むこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  21. 【請求項21】 請求項19において上記第1の回路
    は、 上記第1の出力電圧と、上記第2の出力電圧とが入力さ
    れるボルテージフォロワ回路を含むことを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  22. 【請求項22】 請求項14において上記第1の回路
    は、 上記第1の出力電圧を上記基準電圧発生回路から供給さ
    れる上記基準電圧に対応する電圧にクランプする電圧ク
    ランプ回路を有することを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項13において、 上記内部回路の上記複数のトランジスタは、絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタであることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
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