JP4568588B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路等の半導体装置に関し、特にクリティカルパスを含む回路の電源電圧を調整する機能を有する半導体装置に関する。
一般に、半導体集積回路の最高動作周波数を決定する回路パスをクリティカルパスと言う。半導体集積回路に供給する電源電圧の大きさを大きくすれば、クリティカルパスの動作速度も向上し、半導体集積回路の最高動作周波数をより高くすることができるのであるが、一方において消費電力が増大するという問題が発生する。この問題に鑑み、クリティカルパスの動作速度の向上を図りながら低消費電力化を実現する技術が多数提案されている。
例えば、下記特許文献1には、低速動作で足りる低速動作型論理回路を低電圧源により駆動する一方、高速動作が必要な高速動作型論理回路を高電圧源により駆動することで、半導体集積回路の動作周波数を低下させることなく、消費電力を抑制しようとした技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、クリティカルパスを含む順序回路が正常動作するか否かを調べ、その結果に応じて半導体集積回路への電源電圧をステップアップ又はステップダウンして調整する技術が開示されている。
特開平5−299624号公報 特開平11−296243号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成においては、クリティカルパスを有する高速動作方論理回路に常に高電圧源からの比較的高い電源電圧を供給する必要があるため、消費電力の抑制効果が十分ではない。
また、上記特許文献2の構成においては、クリティカルパスを含む順序回路を実際に使用する前に、正常動作するか否かを調べてクリティカルパスを含む順序回路への電源電圧を決定するという処理が必要となってしまう。また、正常動作するか否かを調べるための回路も別途設ける必要がある。
本発明は、上記の点に鑑み、当該半導体装置の正常な動作を確保しつつ、低消費電力化を実現することのできる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る半導体装置は、第1論理回路、及び前記第1論理回路の前段又は後段に接続され、第1電源電圧にて動作する第2論理回路から構成される主回路と、前記第1論理回路の消費電流の大きさに応じて前記第1論理回路に供給される電源電圧を調整する電源電圧調整回路と、を備えたことを特徴とする。
例えば、第2論理回路の動作速度が第1論理回路の動作速度よりも速い場合を考える。動作速度が比較的遅い第1論理回路が、主回路の最高動作周波数を左右しうるが、第1論理回路の消費電流は、第1論理回路へのクロック信号の周波数に応じて変動するので、第1論理回路の消費電流に応じて第1論理回路の電源電圧を調整する。
例えば、第1論理回路の消費電流が比較的大きいときは、クロック信号の周波数が比較的高いときと言えるので、第1論理回路の電源電圧の大きさが比較的大きくなるように第1論理回路の電源電圧を調整すれば、主回路の正常な動作は確保される。また、第1論理回路の消費電流が比較的小さいときは、クロック信号の周波数が比較的低いときと言えるので、第1論理回路の電源電圧の大きさが比較的小さくなるように第1論理回路の電源電圧を調整する。これにより、主回路の低消費電力化が図られる。また、クロック信号の周波数が比較的低いときは、第1論理回路の電源電圧の大きさが比較的小さくても、主回路の正常な動作は確保されるため、問題は生じない。
また、第1論理回路の消費電流は、第1論理回路への入力信号が反転動作を行っているかどうかで変動するので、第1論理回路の消費電流に応じて第1論理回路の電源電圧を調整する。
例えば、入力信号が反転動作を行っているとき、第1論理回路の消費電流は比較的大きいと言えるので、第1論理回路の電源電圧の大きさが比較的大きくなるように第1論理回路の電源電圧を調整すれば、主回路の正常な動作は確保される。また、入力信号が反転動作を行っていないとき、第1論理回路の消費電流は比較的小さいと言えるので、第1論理回路の電源電圧の大きさが比較的小さくなるように第1論理回路の電源電圧を調整する。これにより、主回路の低消費電力化が図られる。また、入力信号が反転動作を行っていないときは、第1論理回路の電源電圧の大きさが比較的小さくても、主回路の正常な動作は確保されるため、問題は生じない。
尚、上記のように構成すれば、実際に使用する前に主回路が正常動作するか否かを調べ、第1論理回路への電源電圧を決定するといった処理を行う必要はない。
従って、具体的には、前記電源電圧調整回路は、前記消費電流が第1閾値電流より少ないとき、前記第1電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記第1論理回路の電源電圧を調整する一方、前記第1論理回路へのクロック信号の周波数が増大することにより及び/又は前記第1論理回路への入力信号が反転動作を行うことにより、前記消費電流が前記第1閾値電流より多くなったとき、電圧の大きさが前記第1電源電圧より大きい第2電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記第1論理回路の電源電圧を調整すればよい。
そして、前記電源電圧調整回路により、前記第2電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記第1論理回路の電源電圧が調整されているときにおいて、前記第1論理回路へのクロック信号の周波数が減少することにより及び/又は前記入力信号が反転動作を停止することにより前記消費電流が第2閾値電流より少なくなったとき、前記電源電圧調整回路は、前記第1電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記第1論理回路の電源電圧を調整すればよい。
また、例えば、前記電源電圧調整回路が、前記入力信号の反転動作に基づく前記消費電流の増加に応じて前記第1論理回路の電源電圧を前記第1電源電圧から前記第2電源電圧に切り換える場合には、その入力信号の最初にダミーデータを含ませればよい。
ここで、ダミーデータとは、主回路で必ずしも正常に処理が行われる必要のないデータであり、ダミーデータを含む入力信号が第1論理回路に与えられている場合に主回路が正常に動作しなかったとしても、半導体装置の動作には支障がない。
また、例えば、前記第1電源電圧を前記第2論理回路に供給するとともに、前記電圧電圧調整回路による制御に応じて前記第1電源電圧又は前記第2電源電圧を前記第1論理回路に供給する電源回路を更に備えるようにするとよい。
上述した通り、本発明に係る半導体装置によれば、当該半導体装置の正常な動作を確保しつつ、低消費電力化を実現することのできる。
<<第1実施形態>>
以下、本発明に係る半導体装置の第1実施形態につき、図面を参照して説明する。図1は、第1実施形態の半導体装置の回路構成図である。
半導体装置1は、半導体装置1の所望の機能を実現するためのものであって、当該半導体装置1の内部に設けられたCPU(Central Processing Unit)や外部装置(双方不図示)からの信号Dinを入力して出力信号Doutを出力する順序回路から成る主回路2と、主回路2に含まれる第1論理回路21の消費電流Iを検出する電流検出回路3と、電流検出回路3からの出力に応じて主回路2内の第1論理回路21及びDフリップフロップ(以下、「DFF」という)23に供給される電源電圧を調整する電源電圧調整回路4と、外部から入力電圧Vinを入力し、半導体装置1内の各回路に低電位電源電圧VDD1(例えば、2V)を供給すると共に、電源電圧調整回路4による制御に応じて低電位電源電圧VDD1または電圧の大きさが低電位電源電圧VDD1より大きい高電位電源電圧VDD2(例えば、3V)を主回路2内の第1論理回路21及びDFF23に供給する電源回路5と、クロック信号(クロック)を発生して主回路2にそのクロック信号を供給するクロック供給回路6と、を含んで概略構成されている。
主回路2は、第1論理回路21と、第2論理回路22と、DFF23、24及び25と、から構成されている。DFF23は、D端子に与えられる信号をクロック信号の立ち上がりに同期してラッチし、そのラッチした信号をQ端子から出力するポジティブエッジトリガ型のDフリップフロップである。勿論、ポジティブエッジトリガ型に代えて、ネガティブエッジトリガ型のDFFを採用しても構わない。DFF24及びDFF25も同様である。
主回路2への入力信号Dinは、DFF23のD端子に入力されており、DFF23のQ端子からの信号が第1論理回路21への入力信号となっている。第1論理回路21は、主回路2のクリティカルパスとなる組み合わせ回路から構成されており、その出力は後段のDFF24のD端子に与えられている。
第2論理回路22は、組み合わせ回路から成り、DFF24のQ端子からの信号を入力信号として、その出力をDFF25のD端子に与えている。DFF25は、Q端子から主回路2の出力信号Doutを出力する。
電源回路5は、外部からの入力電圧Vinを入力して低電位電源電圧VDD1を出力するDC/DCコンバータ51と、その低電位出力電圧VDD1を昇圧して高電位電源電圧VDD2を出力する昇圧回路52と、それら低電位電源電圧VDD1と高電位電源電圧VDD2とを入力し、低電位電源電圧VDD1と高電位電源電圧VDD2の何れかを第1論理回路21及びDFF23に電源電圧として与えるためのマルチプレクサ53と、から構成されている。
上記マルチプレクサ53による切換動作により、主回路2の第1論理回路21とDFF23の電源電圧Vccは、低電位電源電圧VDD1と高電位電源電圧VDD2とで切り換えられるが、第2論理回路22、DFF24、25の夫々の電源電圧は、常に低電位電源電圧VDD1となっている。
第1論理回路21の消費電流Iは、NチャンネルのMOSトランジスタ(絶縁ゲート型の電界効果トランジスタ)31のドレイン、ソースを介してグランドに流れ込む。また、NチャンネルのMOSトランジスタ32のドレインには、抵抗33を介して低電位電源電圧VDD1が供給されている。MOSトランジスタ31のドレイン及びゲート、並びにNチャンネルのMOSトランジスタ32のゲートは共通接続されると共に、MOSトランジスタ31、32の夫々のソースは接地されている。このように、MOSトランジスタ31、32はカレントミラー回路を構成しているため、抵抗33には第1論理回路21の消費電流Iに応じた電流がその面積比に応じて流れる。
上述のように、電流検出回路3は、MOSトランジスタ31、32及び抵抗33から構成され、第1論理回路21の消費電流Iに応じた出力を行っているが、第1論理回路21の消費電流Iそのものを検出抵抗(不図示)を介してグランドに流し、その検出抵抗における電圧降下を利用するようにしてもよい。
MOSトランジスタ32のドレインと抵抗33の接続点はコンパレータ41の反転入力端子(−)に接続されており、該反転入力端子(−)には第1論理回路21の消費電流Iに応じた電圧Vaが入力される。一方、コンパレータ41の非反転入力端子(+)には、レジスタ42が記憶している閾値データ(デジタルデータ)をDAC(デジタル−アナログコンバータ)43にてアナログ変換した電圧が入力されている。レジスタ42は、第1閾値電圧Vth1及び第2閾値電圧Vth2に対応する2つの閾値データを記憶しており、DAC43は、コンパレータ41の出力に応じて、第1閾値電圧Vth1又は第2閾値電圧Vth2を出力する。この第1閾値電圧Vth1と第2閾値電圧Vth2は、半導体装置1を実際に動作させての評価によって決定される。
コンパレータ41の出力は、マルチプレクサ53に制御信号として与えられていると共に、昇圧回路52にイネーブル(Enable)信号として与えられている。
第1論理回路21の消費電流Iが比較的小さく反転入力端子(−)の電圧Vaが非反転入力端子(+)の電圧より大きい場合、コンパレータ41からはローレベルの信号が出力され、マルチプレクサ53は、DC/DCコンバータ51から出力される低電位電源電圧VDD1側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続する。従って、この場合は、低電位電源電圧VDD1が第1論理回路21及びDFF23の電源電圧となる。尚、コンパレータ41からはローレベルの信号を受けた昇圧回路52は、自身の昇圧動作を停止する。
一方、第1論理回路21の消費電流Iが比較的大きく反転入力端子(−)の電圧Vaが非反転入力端子(+)の電圧より小さい場合、コンパレータ41からはハイレベルの信号が出力され、マルチプレクサ53は、昇圧回路52から出力される高電位電源電圧VDD2側のラインを第1論理回路21、DFF23の電源ラインに接続する。また、コンパレータ41からのハイレベルの信号を受けた昇圧回路52は、イネーブル状態となって昇圧動作を行う。従って、この場合は、高電位電源電圧VDD2が第1論理回路21及びDFF23の電源電圧となる。
第1論理回路21は、クロック信号の立ち上がりのタイミングでDFF23から出力される信号レベルを反映したレベルの信号を次のクロック信号の立ち上がりのタイミングまでにDFF24のD端子に与える必要がある(即ち、第1論理回路21が正常に動作する必要がある)が、それが満たされるように電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1と高電位電源電圧VDD2とで切り換えられる。
第1論理回路21と第2論理回路22に同じ電源電圧を供給した場合において、第2論理回路22の動作速度は、第1論理回路21の動作速度より速いものとする。言い換えれば、自身への入力信号レベル(論理レベル)の変化を出力信号レベルに反映する時間(遅延時間)が、第2論理回路22の方が第1論理回路21より短い。例えば、低電位電源電圧VDD1にて動作する第1論理回路21においては、その入力信号(DFF23のQ端子からの信号)レベルの変化を出力信号(DFF24のD端子への信号)レベルに反映する時間が14nsec(ナノ秒)であるのに対し、低電位電源電圧VDD1にて動作する第2論理回路22においては、その入力信号(DFF24のQ端子からの信号)レベルの変化を出力信号(DFF25のD端子への信号)レベルに反映する時間が8nsecである。
従って、同一の電源電圧供給下において、クロック供給回路6の発生するクロックの周波数を上げていった場合、第2論理回路22は第1論理回路21より高い周波数まで正常に動作する。そして、第1論理回路21は、主回路2を構成する回路パスの中で遅延時間が最大となるクリティカルパスとなっている。
第2論理回路22の電源電圧は、低電位電源電圧VDD1で固定されているが、後述する図2及び図3の動作において第2論理回路22の正常な動作は確保されている。即ち、図2及び図3の動作において、第2論理回路22は、常にクロック信号の立ち上がりのタイミングでDFF24から出力される信号レベルを反映したレベルの信号を次のクロック信号の立ち上がりのタイミングまでにDFF25のD端子に与えることができる。尚、低電位電源電圧VDD1は、第2論理回路22の正常な動作が確保される範囲において、なるだけ低い電圧に設定するのが低消費電力化の観点から望ましい。
レジスタ44は、昇圧回路52の昇圧率又は昇圧量(=VDD2−VDD1)を設定するためのデータを記憶している。昇圧回路52は、レジスタ44に記憶されているデータ(昇圧率又は昇圧量)に基づいて、低電位電源電圧VDD1を高電位電源電圧VDD2に昇圧する。尚、レジスタ42の記憶している第1閾値電圧Vth1及び第2閾値電圧Vth2に対応する2つの閾値データは、CPUや外部装置(双方不図示)を用いて書き換え可能となっている。レジスタ44の記憶データもCPUや外部装置(双方不図示)を用いて書き換え可能となっている。
電源電圧調整回路4は、上記コンパレータ41、レジスタ42、DAC43及びレジスタ44から構成されている。
クロック供給回路6は、DFF23、24、25の夫々のクロック入力端子にクロック信号を与えている。このクロック信号の周波数は可変となっているが、周波数が変化した際の動作については後述する。
尚、第2論理回路22は、第1論理回路21の前段に配置されていてもいいし、低電池電源電圧VDD1にて動作する他の論理回路(不図示)が主回路2に含まれていてもいい。また、第1論理回路21に、クリティカルパスとなる組み合わせ回路以外の回路パスが含まれていても構わない。
(図2;電源電圧の切換動作説明)
次に、図2を用い、第1論理回路21及びDFF23の電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1と高電位電源電圧VDD2とで切り換えられる動作について説明する。
図2は、上からクロック供給回路6が供給するクロック信号の電圧波形、第1論理回路21への入力信号の電圧波形、消費電流Iの電流値、コンパレータ41の反転入力端子(−)の電圧Vaの波形、第1論理回路21及びDFF23の電源電圧Vccの波形を表している。
今、初期状態として第1閾値電圧Vth1がコンパレータ41の非反転入力端子(+)に与えられている。また、図2は、入力信号Dinが変動することによりクロック信号の立ち上がりの度に第1論理回路21への入力信号が反転する例を示している。勿論、このような入力信号の例に本発明は限定されない。
第2論理回路22は、クロック供給回路6が供給するクロック信号(クロック)の周波数が120MHz(メガヘルツ)以下である場合は、正常に動作するものとする。また、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1である場合において、クロック信号の周波数が70MHz以下であるときは、第1論理回路21は正常に動作し、ひいては主回路2も正常に動作するが、クロック信号の周波数が70MHzを超えると、第1論理回路21への入力信号レベルの変化は次のクロック信号の立ち上がりまでにDFF24のD端子の信号レベルに反映されないものとする。従って、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1である場合の主回路2の最高動作周波数は70MHzである。
一方、電源電圧Vccが高電位電源電圧VDD2である場合において、クロック信号の周波数が120MHz以下であるときは、第1論理回路21は正常に動作し、ひいては主回路2も正常に動作するものとする。従って、電源電圧Vccが高電位電源電圧VDD2である場合の主回路2の最高動作周波数は120MHzである。
タイミングt0からタイミングt1までは、クロック信号の周波数が比較的低周波の50MHzとなっており、消費電流Iは第1閾値電流Ith1より少ない(消費電流Iの値は第1閾値電流Ith1の値より小さい)。この第1閾値電流Ith1は、レジスタ42の記憶データに係わる上記第1閾値電圧Vth1に対応しており、抵抗33の抵抗値をRとすると、VDD1−Ith1×R=Vth1が成立する。従って、タイミングt0−t1間において、電圧Vaは閾値電圧Vth1より大きくなっており、コンパレータ41の出力がローレベルとなって電源電圧Vccは低電位電源電圧VDD1と等しくなる。
電源電圧Vccが比較的電圧の低い低電位電源電圧VDD1となっていると、第1論理回路21及びDFF23の動作速度は比較的遅くなるが(遅延時間は比較的大きくなるが)、クロック信号の周波数、即ち主回路2の動作周波数が比較的低いため、第1論理回路21の正常な動作は確保されている。
タイミングt1において、図示されないCPU等が半導体装置1の動作モードを切り換え、クロック供給回路6を制御することにより、クロック信号の周波数が比較的高周波の100MHzに増大したとする。クロック信号の周波数が増大すると、これに伴って第1論理回路21の消費電流Iも増大する。消費電流Iが増大すると電圧Vaは減少し、タイミングt2において消費電流Iが第1閾値電流Ith1を上回ると、同時に電圧Vaは第1閾値電圧Vth1を下回る。そうすると、コンパレータ41の出力がローレベルからハイレベルに切り換わり、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1から高電位電源電圧VDD2に切り換わる。
電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1である場合、第1論理回路21が正常に動作するクロック信号の上限周波数は70MHzであるから、クロック信号の周波数が比較的高周波の100MHzに切り換わった後、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1のままであると、問題が生じうる。しかしながら、第1論理回路21の入力信号の周波数が増大したことに起因した消費電流Iの増大が検出されて、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1から高電位電源電圧VDD2に切り換えられるため、主回路2の正常な動作は確保される。
また、タイミングt2において、電源電圧Vccを低電位電源電圧VDD1から高電位電源電圧VDD2に切り換えると、第1論理回路21の電源電圧Vccが増大することになるため、第1論理回路21の消費電流Iも増大して、電圧Vaは減少する。図2においては、タイミングt2にて消費電流Iが第2閾値電流Ith2近辺まで電源電圧Vccの増大に伴って急激に増加し、タイミングt2−t3間で一定値に落ち着く例を示している。それに伴って、タイミングt2にて電圧Vaが第2閾値電圧Vth2近辺まで遅滞なく減少し、その後更に減少してからタイミングt2−t3間で一定値に落ち着く例を示している。このような消費電流Iの増加や電圧Vaの減少の状況は、第1論理回路21の実際の具体的な回路構成等によって変動する。ここで、第2閾値電流Ith2は、レジスタ42の記憶データに係わる上記第2閾値電圧Vth2に対応しており、VDD1−Ith2×R=Vth2が成立する。
また、タイミングt2にてコンパレータ41の出力がローレベルからハイレベルに切り換わって、所定時間(例えば、約30nsec後)経過後、DAC43は、自身の出力電圧を第1閾値電圧Vth1から第2閾値電圧Vth2に切り換える。後述するように、DAC43の出力電圧が第2閾値電圧Vth2となっている時に、電圧Vaが第2閾値電圧Vth2を上回ると、電源電源Vccが低電位電源電圧VDD1に切り換わる。尚、コンパレータ41の出力のハイレベルへの切り換わりと同時にDAC43の出力電圧が第2閾値電圧Vth2へ切り換わると、マルチプレクサ53においてチャタリングのような現象(発振現象)が起こる恐れがある。このチャタリングのような現象を防止するため、DAC43の出力電圧の第2閾値電圧Vth2への切り換えを、タイミングt2から大幅に遅延させている。
タイミングt3において、図示されないCPU等が半導体装置1の動作モードを切り換え、クロック供給回路6を制御することにより、クロック信号の周波数が比較的低周波の50MHzに減少する。クロック信号の周波数が減少すると、これに伴って第1論理回路21の消費電流Iも減少する。消費電流Iが減少すると電圧Vaは増大し、タイミングt4において消費電流Iが第2閾値電流Ith2を下回ると、同時に電圧Vaは第2閾値電圧Vth2を上回る。そうすると、コンパレータ41の出力がハイレベルからローレベルに切り換わり、電源電圧Vccが高電位電源電圧VDD2から低電位電源電圧VDD1に切り換わる。
電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1である場合、第1論理回路21が正常に動作するクロック信号の上限周波数は70MHzであるから、クロック信号の周波数が比較的低周波の50MHzに切り換わった後は、電源電圧Vccを低電位電源電圧VDD1にしても主回路2の正常な動作は確保される。つまり、主回路2の正常な動作を確保しつつ、主回路2の低消費電力化が実現されている(なぜなら、電源電圧Vccの大きさを、小さくすればするほど消費電力は少なくなるから)。
また、タイミングt4において、電源電圧Vccを高電位電源電圧VDD2から低電位電源電圧VDD1に切り換えると、第1論理回路21の電源電圧Vccが減少することになるため、第1論理回路21の消費電流Iも減少して、電圧Vaは増大する。
DAC43は、タイミングt4にてコンパレータ41の出力がハイレベルからローレベルに切り換わって、所定時間(例えば、約30nsec後)経過後、自身の出力電圧を第2閾値電圧Vth2から第1閾値電圧Vth1に切り換える。前述したように、DAC43の出力電圧が第1閾値電圧Vth1となっている時に、電圧Vaが第1閾値電圧Vth1を下回ると、電源電源Vccが高電位電源電圧VDD2に切り換わるため(タイミングt2参照)、コンパレータ41の出力のローレベルへの切り換わりと同時にDAC43の出力電圧が第1閾値電圧Vth1へ切り換わると、マルチプレクサ53においてチャタリングのような現象が起こる恐れがある。このチャタリングのような現象を防止するため、DAC43の出力電圧の第1閾値電圧Vth1への切り換えを、タイミングt4から大幅に遅延させている。
尚、図2におけるタイミングt1−t2間の時間(図2では2クロック分)やタイミングt3−t4間の時間(図2では2クロック分)、消費電流Iや電圧Vaの増加・減少の傾き等は、あくまで説明用の例示であり、実際のそれらの時間や傾き等は、第1論理回路21の具体的な回路構成や電流検出回路3の応答特性等の様々な要因に左右される。また、図2においては、タイミングt2及びt4がクロック信号の立ち上がりと同期しているように記載しているが、このように記載したのは図面の煩雑化防止のためであり、タイミングt2及びt4は、必ずしもクロック信号の立ち上がりや立ち下がりのタイミングと一致しない。
<<第2実施形態>>
次に、本発明に係る半導体装置の第2実施形態を説明する。第2実施形態における半導体装置の回路構成は図1におけるものと同一であるため、その構成の説明は省略する。図3を用いて、第1論理回路21及びDFF23の電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1と高電位電源電圧VDD2とで切り換えられる動作について説明する。
図3は、図2と同様に、上からクロック供給回路6が供給するクロック信号の電圧波形、第1論理回路21への入力信号の電圧波形、消費電流Iの電流値、コンパレータ41の反転入力端子(−)の電圧Vaの波形、第1論理回路21及びDFF23の電源電圧Vccの波形を表している。
今、初期状態として第1閾値電圧Vth1がコンパレータ41の非反転入力端子(+)に与えられている。また、図3のタイミングt11からt13の期間においては、入力信号Dinが変動することによりクロック信号の立ち上がりの度に第1論理回路21への入力信号が反転する例を示している。勿論、このような入力信号の例に本発明は限定されない。
第1実施形態と同様に、第2論理回路22は、クロック供給回路6が供給するクロック信号の周波数が120MHz以下である場合は、正常に動作するものとする。また、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1である場合において、クロック信号の周波数が70MHz以下であるときは、第1論理回路21は正常に動作し、ひいては主回路2も正常に動作するが、クロック信号の周波数が70MHzを超えると、第1論理回路21への入力信号レベルの変化は次のクロック信号の立ち上がりまでにDFF24のD端子の信号レベルに反映されないものとする。一方、電源電圧Vccが高電位電源電圧VDD2である場合において、クロック信号の周波数が120MHz以下であるときは、第1論理回路21は正常に動作し、ひいては主回路2も正常に動作するものとする。
図3に示す動作においては、常にクロック信号の周波数は一定値の100MHzとなっている。タイミングt10−t11間は、主回路2への入力信号Dinが変動せず(いわば無信号)、第1論理回路21への入力信号レベルがローレベルで固定されているため、消費電流Iは第1閾値電流Ith1より少ない。この結果、タイミングt10−t11間、電源電圧Vccは低電位電源電圧VDD1と等しくなっているが、第1論理回路21への入力信号が反転動作(入力信号の信号電位がローレベルからハイレベルへ、又はハイレベルからローレベルへ反転する動作)を行っていないため、問題は生じない。
主回路2への入力信号Dinが反転動作を開始することにより、タイミングt11において、第1論理回路21への入力信号も反転動作を開始する。すると、第1論理回路21内では、一定状態から他の状態へ切り換わる動作が行われるため、第1論理回路21の消費電流Iは増大する。消費電流Iが増大すると電圧Vaは減少し、タイミングt12において消費電流Iが第1閾値電流Ith1を上回ると、同時に電圧Vaは第1閾値電圧Vth1を下回る。そうすると、コンパレータ41の出力がローレベルからハイレベルに切り換わり、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1から高電位電源電圧VDD2に切り換わる。
電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1である場合、第1論理回路21が正常に動作するクロック信号の上限周波数は70MHzであり、クロック信号の周波数は100MHzであるから、第1論理回路21への入力信号が反転動作を行っている時に電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1のままであると、問題が生じうる。そこで、例えば、タイミングt11からt12間における第1論理回路21への入力信号で表されるデータをダミーデータとするとよい(ダミーデータを信号Dinにのせるようにしてもよい)。つまり、上記入力信号が反転動作を行うことに基づく消費電流Iの増加に応じて電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1から高電位電源電圧VDD2に切り換えられる場合、その入力信号の最初に(最初の所定の期間(即ち、タイミングt11−t12間)に、或いは最初の所定数のデータに)ダミーデータを含ませるのである。ダミーデータとは、出力信号Doutに反映する必要のないデータ(主回路2において処理する必要の無いデータ)である。従って、タイミングt11からt12間において、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1のままであっても問題は生じない。
また、タイミングt12において、電源電圧Vccを低電位電源電圧VDD1から高電位電源電圧VDD2に切り換えると、第1論理回路21の電源電圧Vccが増大することになるため、第1論理回路21の消費電流Iも増大して、電圧Vaは減少する。図3においては、タイミングt12にて消費電流Iが第2閾値電流Ith2近辺まで電源電圧Vccの増加に伴って急激に増加し、その後更に単調に増加してから、タイミングt12−t13間で一定値に落ち着く例を示している。それに伴って、タイミングt12にて電圧Vaが第2閾値電圧Vth2近辺まで遅滞なく減少し、その後更に減少してからタイミングt12−t13間で一定値に落ち着く例を示している。このような消費電流Iの増加や電圧Vaの減少の状況は、第1論理回路21の実際の具体的な回路構成等によって変動する。
また、タイミングt12にてコンパレータ41の出力がローレベルからハイレベルに切り換わって、所定時間(例えば、約30nsec後)経過後、DAC43は、自身の出力電圧を第1閾値電圧Vth1から第2閾値電圧Vth2に切り換える。図2に示す動作にて説明したのと同様、マルチプレクサ53におけるチャタリングのような現象を防止するため、コンパレータ41の出力のハイレベルへの切り換わりから余裕をもってDAC43の出力電圧を第2閾値電圧Vth2へ切り換えるようにしている。
主回路2への入力信号Dinが反転動作を停止することにより、タイミングt13において、第1論理回路21への入力信号も反転動作を停止する。即ち、入力信号Dinの信号電位がローレベル(又はハイレベル)に固定される。すると、第1論理回路21の消費電流Iも減少する。消費電流Iが減少すると電圧Vaは増大し、タイミングt14において消費電流Iが第2閾値電流Ith2を下回ると、同時に電圧Vaは第2閾値電圧Vth2を上回る。そうすると、コンパレータ41の出力がハイレベルからローレベルに切り換わり、電源電圧Vccが高電位電源電圧VDD2から高電位電源電圧VDD1に切り換わる。
タイミングt14以降においても、クロック信号の周波数は100MHzであるが、タイミングt14以降は主回路2への入力信号Dinが変動せず(いわば無信号)、第1論理回路21への入力信号がローレベルで固定されているため、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1であっても問題は生じない。つまり、電源電圧Vccを低電位電源電圧VDD1にしても主回路2の正常な動作は(擬似的に)確保されている。そして、電源電圧Vccを比較的低電圧の低電位電源電圧VDD1に下げることで低消費電力化が実現されている。
また、タイミングt14において、電源電圧Vccを高電位電源電圧VDD2から低電位電源電圧VDD1に切り換えると、第1論理回路21の電源電圧Vccが減少することになるため、第1論理回路21の消費電流Iも減少して、電圧Vaは増大する。
DAC43は、タイミングt14にてコンパレータ41の出力がハイレベルからローレベルに切り換わって、所定時間(例えば、約30nsec後)経過後、自身の出力電圧を第2閾値電圧Vth2から第1閾値電圧Vth1に切り換える。図2に示す動作にて説明したのと同様、マルチプレクサ53におけるチャタリングのような現象を防止するため、コンパレータ41の出力のローレベルへの切り換わりと同時にはDAC43の出力電圧の第1閾値電圧Vth1への切り換えを行わない方がよい。
尚、図2におけるタイミングt11−t12間の時間(図3では2クロック分)やタイミングt13−t14間の時間(図3では2クロック分)、消費電流Iや電圧Vaの増加・減少の傾き等は、あくまで説明用の例示であり、実際のそれらの時間や傾き等は、第1論理回路21の具体的な回路構成や電流検出回路3の応答特性等の様々な要因に左右される。また、図3においては、タイミングt12及びt14がクロック信号の立ち上がりと同期しているように記載しているが、このように記載したのは図面の煩雑化防止のためであり、タイミングt12及びt14は、必ずしもクロック信号の立ち上がりや立ち下がりのタイミングと一致しない。
上述の第1実施形態や第2実施形態で示したように、第1論理回路21の消費電流Iに応じて第1論理回路21の電源電圧Vccが自動的に切り換わるようになっているので、信号Dinの供給元(例えば、図示されないCPU等)は、主回路2の低消費電力化のために別途、第1論理回路21の電源電圧を変化させるといった制御を行う必要がない。特に、クロック供給回路6が供給するクロック信号の周波数を可変制御する信号が半導体装置1の外部から与えられるものである場合や、信号Dinが半導体装置1の外部から与えられるものである場合、本発明は極めて有効である。第1論理回路21への電源電圧Vccを、主回路2の正常動作確保の観点から高電位電源電圧VDD2にすべきか、或いは主回路2の低消費電力化の観点から低電位電源電圧VDD1にすべきかが、外部からの信号の状態によって変動する場合でも、消費電力Iに応じて第1論理回路21への電源電圧が自動的且つ最適に調整されるからである。
また、レジスタ42の記憶データ(第1閾値電圧Vth1及び第2閾値電圧Vth2に対応する閾値データ)やレジスタ44の記憶データ(昇圧回路52の昇圧率又は昇圧量を設定するためのデータ)は書き換え可能となっているため、設計変更や仕様変更を行う場合にも柔軟に対応が可能である。但し、コンパレータ41の非反転入力端(+)に与えるべき電圧を固定とすることができる場合は、レジスタ42及びDAC43を省略し、低電位電源電圧VDD1を抵抗(不図示)にて分圧した電圧等をコンパレータ41の非反転入力端(+)に供給するようにしてもよい。このようにすれば、回路規模を縮小することができる。
また、第1実施形態においても、電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1から高電位電源電圧VDD2に切り換わる直前の期間(図2のタイミングt1−t2間)は、主回路2の正常な動作が確保されない可能性がある。そこで、例えば、タイミングt1からt2間における第1論理回路21への入力信号で表されるデータをダミーデータとしてもよい(ダミーデータを信号Dinにのせるようにしてもよい)。つまり、クロック信号の周波数が増大することに基づく消費電流Iの増加に応じて電源電圧Vccが低電位電源電圧VDD1から高電位電源電圧VDD2に切り換えられる際において、クロック信号の周波数が増大してから所定の期間(即ち、タイミングt1−t2間)における入力信号にダミーデータを含ませるようにしてもよい。
<<その他、変形等>>
上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、コンパレータ41の出力がハイレベルの時にのみ、昇圧回路52はイネーブル状態となって昇圧動作を行うと説明した。しかしながら、常に昇圧回路52がイネーブル状態となるように回路構成を変形してもよい。このような変形は、特に高電位電源電圧VDD2の立ち上がり時間が問題になる場合に有効である。また、DC/DCコンバータ51に高電位電源電圧VDD2を出力させるようにし、その高電位電源電圧VDD2を抵抗で分圧する等して低電位電源電圧VDD1を生成してもよい。この場合、昇圧回路52が省略できる。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、電源電圧Vccを低電位電源電圧VDD1と高電位電源電圧VDD2との2段階で調整しているが、3段階以上で調整してもかまわない。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、DFF23の電源電圧を電源電圧Vccとしているが、必ずしもそうする必要はなく、DFF23の電源電圧を低電位電源電圧VDD1に固定しても構わない。しかしながら、DFF23の伝播遅延時間を出来るだけ短くして、より高いクロック信号の周波数まで第1論理回路21の正常動作を確保する観点から、DFF23の電源電圧は電源電圧Vccとすることが望ましい。
尚、上述したクロック信号の周波数(50MHz等)の具体的に数値は、あくまで例示であって、このような数値に本発明が限定されないのは、勿論である。
本発明を適用すれば、低消費電力化が実現される。従って、温度上昇抑制の観点からも低消費電力化が望まれるSOC(System On a Chip)等の半導体装置に本発明は好適である。また、本発明を適用すれば、低消費電力化が実現されるので、携帯電話機及びPHS(Personal Handyphone System)等の低消費電力化が望まれる移動体通信機、並びにパーソナルコンピュータに代表される情報処理機器等、様々な電気機器に本発明に係る半導体装置は好適である。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の回路構成図である。 図1の半導体装置の各部の電圧や電流の波形を示した図である。 図1の半導体装置の各部の電圧や電流の波形を示した図である。
符号の説明
1 半導体装置
2 主回路
3 電流検出回路
4 電源電圧調整回路
5 電源回路
6 クロック供給回路
21 第1論理回路
22 第2論理回路
23、24、25 DFF
31、32 MOSトランジスタ
33 抵抗
41 コンパレータ
42、44 レジスタ
43 DAC
51 DC/DCコンバータ
52 昇圧回路
53 マルチプレクサ
VDD1 低電位電源電圧
VDD2 高電位電源電圧

Claims (5)

  1. 第1論理回路、及び前記第1論理回路の前段又は後段に接続され、第1電源電圧にて動作する第2論理回路から構成される主回路と、
    前記第1論理回路の消費電流の大きさに応じて前記第1論理回路に供給される電源電圧を調整する電源電圧調整回路と、
    を備えた半導体装置であって、
    前記電源電圧調整回路は、前記消費電流が第1閾値電流より少ないとき、前記第1電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記第1論理回路の電源電圧を調整する一方、
    前記第1論理回路へのクロック信号の周波数が増大することにより及び/又は前記第1論理回路への入力信号が反転動作を行うことにより、前記消費電流が前記第1閾値電流より多くなったとき、電圧の大きさが前記第1電源電圧より大きい第2電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記第1論理回路の電源電圧を調整する
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記電源電圧調整回路により、前記第2電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記第1論理回路の電源電圧が調整されているときにおいて、前記第1論理回路へのクロック信号の周波数が減少することにより及び/又は前記入力信号が反転動作を停止することにより前記消費電流が第2閾値電流より少なくなったとき、前記電源電圧調整回路は、前記第1電源電圧が前記第1論理回路に供給されるように前記第1論理回路の電源電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電源電圧調整回路が、前記入力信号の反転動作に基づく前記消費電流の増加に応じて前記第1論理回路の電源電圧を前記第1電源電圧から前記第2電源電圧に切り換える場合には、その入力信号の最初にダミーデータを含む
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1電源電圧を前記第2論理回路に供給するとともに、前記電圧電圧調整回路による制御に応じて前記第1電源電圧又は前記第2電源電圧を前記第1論理回路に供給する電源回路を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の半導体装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の半導体装置を備えたことを特徴とする電気機器。
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