JP2002312042A - 降圧回路 - Google Patents

降圧回路

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JP2002312042A
JP2002312042A JP2001119662A JP2001119662A JP2002312042A JP 2002312042 A JP2002312042 A JP 2002312042A JP 2001119662 A JP2001119662 A JP 2001119662A JP 2001119662 A JP2001119662 A JP 2001119662A JP 2002312042 A JP2002312042 A JP 2002312042A
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resistance
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Susumu Fujimura
進 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、半導体メモリなどで用いられるPM
OS型降圧回路において、アクティブ状態の初期におけ
る降圧VCCのドロップを低減できるようにすることを
最も主要な特徴としている。 【解決手段】たとえば、3.3Vの外部VCCに対し、
定常状態の降圧VCCを2.5Vまで降圧する場合にお
いて、アクティブ状態の初期の降圧VCCが3.0Vと
なるように、抵抗R11,Raの分割比を0.75:
1.5に設定する。そして、チップがアクティブ状態
(ENB=1)になると、所定の時間だけ、抵抗分割回
路11の抵抗R11と抵抗Raとによる分割比を選択
し、降圧VCCを3.0Vで安定させるようにフィード
バックをかける構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、降圧回路に関す
るもので、特に、外部VCCから内部回路が使用する降
圧VCCを生成するためのPMOS型降圧回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体メモリにおいては、セルの
微細化およびゲート酸化膜の薄膜化によって高電圧の印
加に対する信頼性が厳しくなってきたことや、低消費電
力化のために、降圧回路が用いられている。
【0003】図5は、半導体メモリなどで一般的に用い
られている、従来のPMOS型降圧回路の構成例を示す
ものである。
【0004】このPMOS型降圧回路の場合、降圧VC
Cのノードに、負荷としての多数の内部回路(等価的に
は電流源と見なすことができる)が接続されている。ま
た、この降圧VCCのノードと接地電位との間には、負
荷電流が変化した際に、降圧VCCの変動を安定化させ
るための安定化容量(たとえば、数10nF)Caが設
けられている。
【0005】一方、外部VCCには、PMOSトランジ
スタMaのドレインが接続されている。このPMOSト
ランジスタMaは、外部VCCから降圧VCCに電流を
供給するためのもので、ゲートにオペアンプG1の出力
端(ノードPG)が接続されるとともに、ソースに上記
降圧VCCおよび抵抗分割用の抵抗R1,R2の一端が
接続されている。この抵抗R1,R2の接続点は、上記
オペアンプG1の非反転入力端(+)に接続されてい
る。つまり、オペアンプG1の非反転入力端には、上記
抵抗R1,R2の分割比(R1:R2)に応じたノード
電圧VMONが供給されるようになっている。
【0006】また、上記オペアンプG1の反転入力端
(−)には、基準電圧VREFが供給されるようになっ
ている。すなわち、このオペアンプG1は、フィードバ
ック制御ループにより、上記基準電圧VREFと上記ノ
ード電圧VMONとの電位差を増幅し、その出力によっ
て、上記PMOSトランジスタMaのゲートをコントロ
ールするように構成されている。
【0007】なお、トランジスタM1,M2は、非アク
ティブ状態(ENB=0)時のオペアンプG1の貫通電
流をカットするためのものである。また、コンデンサC
1〜C3は、フィードバック制御ループの発振を抑える
ための位相補償用の容量である。
【0008】上記した構成のPMOS型降圧回路におい
て、たとえば、3.3Vの外部VCCを、定常状態では
2.5Vまで降圧する場合、抵抗R1,R2の分割比を
1.5:1に設定する。すると、ノード電圧VMONは
1Vとなる(トランジスタM2のオン抵抗は無視できる
ものとする)。その際、オペアンプG1の基準電圧VR
EFを1Vに設定しておけば、フィードバック制御ルー
プにより、上記ノード電圧VMONは基準電圧VREF
にほぼ等しい1Vで安定し、上記降圧VCCは2.5V
で安定する。
【0009】ここで、図5に示したPMOS型降圧回路
は、通常、アクティブ状態時に用いられる。この降圧回
路を非アクティブ状態時(以下、スタンドバイ状態時)
にも用いると、オペアンプG1の貫通電流によって、本
来は微少であるはずのスタンドバイ電流(負荷電流)が
極端に大きくなってしまう。
【0010】そこで、従来は、スタンドバイ状態時用の
降圧回路を別に用意し、アクティブ状態時とスタンドバ
イ状態時とで2つの降圧回路を使い分けるようにしてい
る。なお、スタンドバイ状態時用の降圧回路は、アクテ
ィブ状態時用の降圧回路の場合と回路の構成は基本的に
同じである。ただし、オペアンプG1やPMOSトラン
ジスタMaのサイズを大幅に縮小して、オペアンプG1
の貫通電流が非常に小さくなるように構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来においては、スタンドバイ状態からアクティブ状
態に移行する際の、スタンドバイ状態時用の降圧回路か
らアクティブ状態時用の降圧回路への切り替えの直後
(初期)に、降圧VCCが大きくドロップしてしまうと
いう問題があった。これは、PMOSトランジスタMa
のゲート容量の影響により、信号ENBがハイレベル
(=1)になっても、オペアンプG1のノードPGの電
圧がPMOSトランジスタMaを十分にオンさせるレベ
ルにまで下がるのには多少の時間を要するためである。
【0012】降圧VCCのドロップを小さくする方法と
して、オペアンプG1の駆動能力を大きくしたり、また
は、PMOSトランジスタMaのサイズを縮小してゲー
ト容量を小さくしたりすることが考えられる。ところ
が、オペアンプG1の駆動能力を大きくし過ぎると発振
する恐れがあるため、むやみに大きくできない。また、
PMOSトランジスタMaのサイズを縮小すると、降圧
回路の出力(負荷電流)も小さくなってしまう。
【0013】すなわち、十分な負荷電流を確保しつつ、
フィードバック制御ループが発振などしないように設計
すると、オペアンプG1やPMOSトランジスタMaの
最適なサイズというのは自ずと決まってしまう。
【0014】また、安定化容量Caを大きくすることに
よっても降圧VCCのドロップを小さくすることが可能
ではあるものの、この場合、チップサイズとのトレード
オフとなる。
【0015】そこで、この発明は、第1の電源から第2
の電源とは異なる第3の電源をモードごとに生成でき、
十分な負荷電流を容易に供給することが可能な降圧回路
を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の降圧回路は、第1の電源から、それよ
りも低い第2の電源を生成するためのものであって、前
記第2の電源につながる第1の抵抗に直列に接続される
第2の抵抗の抵抗値を選択的に切り替えて、前記第1,
第2の抵抗の分割比をモードに応じて制御する抵抗分割
回路と、この抵抗分割回路の中間ノードの発生電圧と所
定の基準電圧とを比較・増幅するオペアンプと、このオ
ペアンプの出力端がゲートに接続されるとともに、ドレ
インには前記第1の電源が、また、ソースには前記第2
の電源がそれぞれ接続されて、前記第1の電源から前記
第2の電源に電流を供給するためのP型MOSトランジ
スタとを具備し、前記モードごとに、前記第1の電源か
ら前記第2の電源とは異なる第3の電源を生成できるよ
うにしたことを特徴とする。
【0017】また、この発明の降圧回路は、第1の電源
から、内部回路に供給するための前記第1の電源よりも
低い第2の電源を生成するものであって、選択的に第1
の抵抗に直列に接続され、前記第1の抵抗との分割比が
モードに応じて制御される、抵抗値の異なる少なくとも
第2,第3の抵抗が並列に接続された抵抗分割回路と、
この抵抗分割回路の中間ノードの発生電圧と所定の基準
電圧とを比較・増幅するオペアンプと、このオペアンプ
の出力端がゲートに接続されるとともに、ドレインには
前記第1の電源が、また、ソースには前記第2の電源お
よび前記第1の抵抗がそれぞれ接続されて、前記第1の
電源から前記第2の電源に電流を供給するためのP型M
OSトランジスタとを具備し、前記モードの少なくとも
1つは、前記内部回路のスタンドバイ状態からアクティ
ブ状態への切り替えであり、この第1のモード時におい
ては、所定の時間が経過するまでの間、前記第1の電源
よりも低くて、前記第2の電源よりも高い第3の電源を
生成することを特徴とする。
【0018】この発明の降圧回路によれば、第1,第2
の抵抗の分割比をモードに応じて制御できるようにな
る。これにより、オペアンプの駆動能力や安定化容量の
サイズを大きくしたり、P型MOSトランジスタのサイ
ズを小さくしたりせずに、アクティブ状態時用の降圧回
路への切り替えの初期における降圧VCCのドロップや
各モード間の降圧VCCのばらつきを低減することが可
能となるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態にかかるPMOS型降圧回路の構成例を示す
ものである。なお、このPMOS型降圧回路は、チップ
(内部回路)がアクティブ状態の時に用いられるもので
ある。
【0021】図1において、外部VCC(第1の電源)
には、PMOSトランジスタMaのドレインが接続され
ている。このPMOSトランジスタMaは、外部VCC
から降圧VCC(第2,第3の電源)に電流を供給する
ためのもので、ゲートにオペアンプG1の出力端(ノー
ドPG)およびPMOSトランジスタM1が接続される
とともに、ソースに上記降圧VCCおよび抵抗分割回路
11の一端が接続されている。
【0022】抵抗分割回路11は、抵抗(第1の抵抗)
Raと、並列に接続された抵抗値の異なる少なくとも2
つの抵抗(第2,第3の抵抗)R11,R12とが、そ
れぞれ直列に接続されてなる構成とされている。そし
て、上記抵抗R11には、信号SWHによって制御され
るNMOSトランジスタ(第1のスイッチ)M11が、
また、上記抵抗R12には、信号SWLによって制御さ
れるNMOSトランジスタ(第2のスイッチ)M12
が、それぞれ直列に接続されている。この抵抗分割回路
11の他端は、NMOSトランジスタM2を介して、接
地電位(GND)に接続されている。
【0023】また、上記抵抗分割回路11の中間ノード
(抵抗Raと抵抗R11,R12との接続点)は、上記
オペアンプG1の非反転入力端(+)に接続されてい
る。つまり、オペアンプG1の非反転入力端には、上記
抵抗Raと抵抗R11,R12との分割比(R11:R
aまたはR12:Ra)に応じたノード電圧VMONが
供給されるようになっている。
【0024】一方、上記オペアンプG1の反転入力端
(−)には、基準電圧VREFが供給されるようになっ
ている。すなわち、このオペアンプG1は、フィードバ
ック制御ループにより、上記基準電圧VREFと上記ノ
ード電圧VMONとの電位差を増幅し、その出力によっ
て、上記PMOSトランジスタMaのゲートをコントロ
ールするように構成されている。
【0025】なお、上記降圧VCCのノードには、負荷
としての多数の内部回路(等価的には電流源と見なすこ
とができる)が接続されている。
【0026】また、図中に示すCaは、降圧VCCのノ
ードと接地電位との間に設けられた、負荷電流が変化し
た際に、降圧VCCの変動を安定化させるための安定化
容量(たとえば、数10nF)である。
【0027】同様に、C1〜C3は、フィードバック制
御ループの発振を抑えるための位相補償用の容量であ
る。
【0028】さらに、上記トランジスタM1,M2は、
それぞれ、スタンドバイ状態(非アクティブ状態(EN
B=0))時のオペアンプG1の貫通電流をカットする
ためのものである。
【0029】上記したPMOS型降圧回路の場合、要求
される負荷電流を十分に確保しつつ、フィードバック制
御ループが発振などしないように設計されている。つま
り、オペアンプG1やPMOSトランジスタMaおよび
安定化容量Caなどのサイズが、あらかじめ最適化され
ている。
【0030】図2は、上記した抵抗分割回路11の分割
比を選択するための、信号SWH,SWLの生成に用い
られる信号生成回路の構成例を示すものである。
【0031】この信号生成回路21は、降圧回路を活性
化状態とするための上記信号ENBと、この信号ENB
を所定のディレイ時間分だけ遅延させた遅延信号とをも
とに、上記信号SWH,SWLを生成するもので、たと
えば、ディレイ(delay)回路21a、インバータ
回路21b,21c、および、アンド回路21dを有し
て構成されている。
【0032】本実施形態の場合、信号ENBがハイレベ
ルになると、上記ディレイ時間の間だけ、信号SWHが
ハイレベル(信号SWLはロウレベル)となり、上記デ
ィレイ時間を経過した後には、信号SWLがハイレベル
(信号SWHはロウレベル)となるように設定されてい
る。
【0033】次に、図3を参照して、上記した構成のP
MOS型降圧回路の動作について説明する。
【0034】すなわち、このPMOS型降圧回路におい
ては、たとえば、3.3Vの外部VCCに対し、定常状
態の降圧VCCを2.5Vまで降圧する場合、前述した
ように、オペアンプG1の基準電圧VREFを1V、抵
抗R12,Raの分割比を1:1.5に設定する。
【0035】一方、抵抗R11,Raの分割比を0.7
5:1.5とすると、降圧VCCは3.0Vの設定とな
る。つまり、降圧VCCを3.0Vに降圧する場合、抵
抗R11,Raの分割比が0.75:1.5となるよう
に設定される。
【0036】このような設定において、たとえば同図
(a),(b)に示すように、チップがアクティブ状態
(ENB=1)になると(第1のモード時)、上記信号
生成回路21から、上記ディレイ回路21aのディレイ
時間(td−t1)の間だけ、ハイレベルの信号SWH
が出力される。これにより、上記抵抗分割回路11のN
MOSトランジスタM11が制御されて、抵抗R11と
抵抗Raとによる分割比(0.75:1.5)が選択さ
れる。
【0037】この場合、上記抵抗R11と抵抗Raとの
分割比に応じたノード電圧VMONが、オペアンプG1
の非反転入力端に供給される。その結果、たとえば同図
(d)に実線で示すように、フィードバック制御ループ
によって、降圧VCCを3.0V(=V3)で安定させ
ようとフィードバックがかけられる。
【0038】これにより、信号ENBがハイレベル(=
1)になった時の、オペアンプG1のノードPGの電圧
を十分に下げることが可能となる。よって、スタンドバ
イ状態からアクティブ状態に移行した際の、アクティブ
状態時用の降圧回路への切り替えの直後(初期)におけ
る降圧VCCのドロップを改善できるようになる。
【0039】すなわち、降圧VCCを定常状態の2.5
Vに設定した場合に、t1→t3の時間にV3→V1ま
でドロップする降圧VCC(同図(d)に破線で示す)
を、、降圧VCCを3.0Vに設定することによって、
それよりも高い、たとえばV2に収めることが可能とな
る。
【0040】こうして、降圧VCCのドロップ(V2)
が収まってしばらくした後の、上記ディレイ時間を経過
した後(td〜)の定常状態(第2のモード時)におい
ては、たとえば同図(c)に示すように、上記信号生成
回路21からハイレベルの信号SWLが出力される(信
号SWHはロウレベルとなる)。これにより、上記抵抗
分割回路11のNMOSトランジスタM12が制御され
て、抵抗R12と抵抗Raとによる分割比(1:1.
5)が選択される。
【0041】この場合、上記抵抗R12と抵抗Raとの
分割比に応じたノード電圧VMONが、オペアンプG1
の非反転入力端に供給される。その結果、前述したよう
に、フィードバック制御ループによって、最終的には、
降圧VCCを2.5V(=V3)で安定させようとフィ
ードバックがかけられる。
【0042】これにより、降圧VCCのドロップを小さ
く抑えた後においては、従来回路の場合と同様に、降圧
VCCを2.5Vで安定させることが容易に可能とな
る。しかも、図3からも明らかなように、従来回路に比
べ、降圧VCCを高速に安定させることができる。
【0043】上記したように、アクティブ状態の初期に
おいては、3.3Vの外部VCCよりも低くて、2.5
Vの降圧VCCよりも高い3.0Vの降圧VCCを生成
できるようにしている。
【0044】すなわち、抵抗R11,Raと抵抗R1
2,Raの分割比をアクティブ状態の初期とそれ以降の
定常状態とに応じて制御できるようにしている。これに
より、スタンドバイ状態からアクティブ状態への切り替
えの際に、所定の時間が経過するまでの間、降圧VCC
を所定値よりも高く設定できるようになる。したがっ
て、要求される負荷電流を十分に満足するように設計の
最適化がされたPMOS型降圧回路において、オペアン
プの駆動能力や安定化容量のサイズを大きくしたり、P
型MOSトランジスタのサイズを小さくしたりせずと
も、アクティブ状態時用の降圧回路への切り替えの初期
における降圧VCCのドロップを低減することが可能と
なるものである。
【0045】なお、上記した第1の実施形態において
は、アクティブ状態の初期とそれ以降の定常状態とに応
じて、異なる降圧VCCを設定できるようにした場合を
例に説明したが、これに限らず、たとえば消費電流に応
じて降圧VCCを変更できるようにすることも可能であ
る。
【0046】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態にかかるPMOS型降圧回路の構成例を示す
ものである。なお、ここでは、リード、プログラム、イ
レーズなどのモードごとに消費電流が異なる場合におい
て、各モードの消費電流に応じて細かく降圧VCCを設
定できるようにした場合について説明する。また、図1
に示したPMOS型降圧回路と同一部分には同一符号を
付して、その詳細な説明は割愛する。
【0047】この場合、たとえば図4に示すように、抵
抗分割回路11aは、抵抗(第1の抵抗)Raと、並列
に接続された抵抗値の異なる複数の抵抗(第2の抵抗)
R11,R12,〜,Rnとが、それぞれ直列に接続さ
れてなる構成とされている。そして、上記抵抗R11に
は、信号SW11によって制御されるNMOSトランジ
スタ(スイッチ)M11が、また、上記抵抗R12に
は、信号SW12によって制御されるNMOSトランジ
スタ(スイッチ)M12が、…、上記抵抗Rnには、信
号SWnによって制御されるNMOSトランジスタ(ス
イッチ)Mnが、それぞれ直列に接続されている。
【0048】このような構成とした場合には、アクティ
ブ状態の初期とそれ以降の定常状態とに応じて異なる降
圧VCCを設定できるようになるのみでなく、リード、
プログラム、イレーズなどの、各モードの消費電流に応
じて細かく降圧VCC(第3の電源)を設定できるよう
になる結果、各モード間の降圧VCCのばらつきをも低
減することが可能となるものである。
【0049】その他、本願発明は、上記(各)実施形態
に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸
脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さら
に、上記(各)実施形態には種々の段階の発明が含まれ
ており、開示される複数の構成要件における適宜な組み
合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、
(各)実施形態に示される全構成要件からいくつかの構
成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の
欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)
が得られる場合には、その構成要件が削除された構成が
発明として抽出され得る。
【0050】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、第1の電源から第2の電源とは異なる第3の電源を
モードごとに生成でき、十分な負荷電流を容易に供給す
ることが可能な降圧回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるPMOS型降
圧回路(アクティブ状態時用の降圧回路)の一例を示す
回路構成図。
【図2】同じく、上記したPMOS型降圧回路で用いら
れる信号生成回路の一例を示す回路構成図。
【図3】同じく、上記したPMOS型降圧回路の動作に
ついて説明するために示す概略波形図。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかるPMOS型降
圧回路(アクティブ状態時用の降圧回路)の一例を示す
回路構成図。
【図5】従来技術とその問題点を説明するために示す、
PMOS型降圧回路(アクティブ状態時用の降圧回路)
の回路構成図。
【符号の説明】
11,11a…抵抗分割回路 Ra,R11,R12,〜,Rn…抵抗 M11,M12,〜,Mn…NMOSトランジスタ Ma…PMOSトランジスタ G1…オペアンプ PG…オペアンプのノード M1…PMOSトランジスタ M2…NMOSトランジスタ Ca…安定化容量 C1〜C3…位相補償用の容量 VMON…ノード電圧 VREF…基準電圧 21…信号生成回路 21a…ディレイ回路 21b,21c…インバータ回路 21d…アンド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AV06 BB08 DF05 DF06 EZ20 5H430 BB01 BB09 BB11 EE04 EE12 FF02 FF13 FF17 HH03 JJ04 KK03 5J056 BB12 CC03 CC05 CC10 DD13 DD28 DD51 GG06 KK01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源から、それよりも低い第2の
    電源を生成するための降圧回路であって、 前記第2の電源につながる第1の抵抗に直列に接続され
    る第2の抵抗の抵抗値を選択的に切り替えて、前記第
    1,第2の抵抗の分割比をモードに応じて制御する抵抗
    分割回路と、 この抵抗分割回路の中間ノードの発生電圧と所定の基準
    電圧とを比較・増幅するオペアンプと、 このオペアンプの出力端がゲートに接続されるととも
    に、ドレインには前記第1の電源が、また、ソースには
    前記第2の電源がそれぞれ接続されて、前記第1の電源
    から前記第2の電源に電流を供給するためのP型MOS
    トランジスタとを具備し、 前記モードごとに、前記第1の電源から前記第2の電源
    とは異なる第3の電源を生成できるようにしたことを特
    徴とする降圧回路。
  2. 【請求項2】 前記抵抗分割回路は、並列に接続された
    抵抗値の異なる複数の第2の抵抗と、前記複数の第2の
    抵抗にそれぞれ直列に接続された複数のスイッチとを有
    して構成されることを特徴とする請求項1に記載の降圧
    回路。
  3. 【請求項3】 前記抵抗分割回路は、モードに応じて、
    前記複数のスイッチの接続が制御されることにより、前
    記第2の抵抗の抵抗値が切り替えられることを特徴とす
    る請求項2に記載の降圧回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の抵抗の抵抗値は、前記第1の
    抵抗の抵抗値よりも小さいことを特徴とする請求項3に
    記載の降圧回路。
  5. 【請求項5】 前記モードの少なくとも1つは、内部回
    路のスタンドバイ状態からアクティブ状態への切り替え
    であり、このモード時においては、所定の時間が経過す
    るまでの間、前記第3の電源が生成されることを特徴と
    する請求項1に記載の降圧回路。
  6. 【請求項6】 前記第3の電源は、前記第1の電源より
    も低くて、前記第2の電源よりも高いことを特徴とする
    請求項5に記載の降圧回路。
  7. 【請求項7】 第1の電源から、内部回路に供給するた
    めの前記第1の電源よりも低い第2の電源を生成する降
    圧回路であって、 選択的に第1の抵抗に直列に接続され、前記第1の抵抗
    との分割比がモードに応じて制御される、抵抗値の異な
    る少なくとも第2,第3の抵抗が並列に接続された抵抗
    分割回路と、 この抵抗分割回路の中間ノードの発生電圧と所定の基準
    電圧とを比較・増幅するオペアンプと、 このオペアンプの出力端がゲートに接続されるととも
    に、ドレインには前記第1の電源が、また、ソースには
    前記第2の電源および前記第1の抵抗がそれぞれ接続さ
    れて、前記第1の電源から前記第2の電源に電流を供給
    するためのP型MOSトランジスタとを具備し、 前記モードの少なくとも1つは、前記内部回路のスタン
    ドバイ状態からアクティブ状態への切り替えであり、こ
    の第1のモード時においては、所定の時間が経過するま
    での間、前記第1の電源よりも低くて、前記第2の電源
    よりも高い第3の電源を生成することを特徴とする降圧
    回路。
  8. 【請求項8】 前記抵抗分割回路は、前記第2の抵抗に
    直列に接続された第1のスイッチと前記第3の抵抗に直
    列に接続された第2のスイッチとを有し、前記第1のモ
    ード時においては、前記第1のスイッチのみが、所定の
    時間が経過するまでの間だけオンされることを特徴とす
    る請求項7に記載の降圧回路。
  9. 【請求項9】 前記モードの少なくとも1つは、前記所
    定の時間が経過した後の定常状態であり、この第2のモ
    ード時においては、前記第2のスイッチのみをオンさせ
    て、前記第2の電源を生成することを特徴とする請求項
    7に記載の降圧回路。
  10. 【請求項10】 前記第2の抵抗は前記第3の抵抗より
    も小さく、前記第3の抵抗は前記第1の抵抗よりも小さ
    いことを特徴とする請求項7に記載の降圧回路。
  11. 【請求項11】 前記第1のモード時においては、前記
    第1の抵抗と前記第2の抵抗との分割比が2対1に設定
    されることを特徴とする請求項10に記載の降圧回路。
  12. 【請求項12】 前記第2のモード時においては、前記
    第1の抵抗と前記第3の抵抗との分割比が3対2に設定
    されることを特徴とする請求項10に記載の降圧回路。
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