JP3813435B2 - 同期遅延制御回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クロック同期型半導体装置に搭載され、外部クロックの一定のクロック周波数範囲で外部クロックに同期した内部クロックを発生するための同期遅延制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータシステムでの高速データ処理を可能とする半導体メモリとして、SDRAM等のクロック同期型半導体メモリが知られている。この種の同期型半導体メモリで高速のデータレートを実現するためには、外部クロックに対する内部クロックの遅延が無視できなくなる。そこで、所定のクロック周波数範囲で内部クロックを外部クロックに同期させるようにした同期ミラー遅延回路が、例えば次のような文献に開示されている。
【0003】
▲1▼A 2.5-ns Clock Access,250-MHz,256-MbSDRAM with Synchronous Mirror Delay (IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS,VOL.31,NOVEMBER 1996,pp.1656-1665)
▲2▼Digital Delay Locked Loop and Design Technique for High-Speed Synchronous Interface(IEICE TRANS.ELECTRON,VOL.E79-C,NO.6,JUNE 1996,pp.798-807)
【0004】
同期ミラー遅延回路は、単位遅延素子を複数個縦続接続した前進パルス遅延線と、同様に単位遅延素子を複数個縦続接続した後退パルス遅延線とを用いて構成される。更に、外部クロックを受けるクロックバッファでの遅延と内部クロックを出力するクロックドライバでの遅延の合計遅延時間に相当する遅延を得る遅延モニター回路を備える。そして遅延モニター回路の出力パルスを前進パルス遅延線の初段に入力し、外部クロックに同期してその伝搬を停止する。この停止段の出力を受けて後退パルス遅延線で前進パルス遅延線と同じ伝搬時間を伝搬させて、その出力パルスをクロックドライバに供給する。
【0005】
このような同期ミラー遅延回路を用いると、内部クロックを2周期遅れで外部クロックに同期させることができる。即ち、クロックバッファでの遅延時間をd1、クロックドライバでの遅延時間d2とする。遅延モニター回路では、クロックバッファで受信したクロックにd1+d2の遅延を与えて前進パルス遅延線に与え、その伝搬をクロックに同期して停止させるから、この前進パルス遅延線での伝搬遅延は、クロック周期をtCKとして、tCK−(d1+d2)である。後退パルス遅延線では前進パルス遅延線と同じ伝搬遅延を与えるから、結局外部クロックを受け付けるクロックバッファから内部クロックを出力するクロックドライバ出力までのトータルの遅延時間は、
2(d1+d2)+2{tCK−(d1+d2)}=2tCK
となり、2周期遅れで外部クロックに同期した内部クロックが得られることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この様な同期遅延制御回路において、広いクロック周波数範囲、特に低周波の範囲まで同期制御可能とするためには、前進及び後退パルス遅延線の単位遅延素子の段数を多くすることが必要である。例えば、単位遅延素子の遅延時間をtUDとし、その段数をnとしたとき、前進及び後退パルス遅延線での最大遅延時間は、tUD×nである。もし、tUD×n<tCK−(d1+d2)であると、必要な遅延量が不足してしまう。単位遅延素子の段数を少なく抑えてしかも、広いクロック周波数までカバーするためには、単位遅延素子の遅延時間を大きくすればよい。
【0007】
しかし、低いクロック周波数に対応できるように、単位遅延素子の段数を多くすると、前進及び後退パルス遅延線の占有面積が大きいものとなり、また容量増大によりこれらの遅延線を駆動するドライバにも大きな面積を必要とする。
一方、前進及び後退パルス遅延線の面積増大を抑えて広いクロック周波数までカバーすべく、単位遅延素子の遅延量を大きくすると、同期精度が劣化し、特に高周波クロックでの高精度の同期が得られなくなる。
【0008】
この発明は、上記事情を考慮してなされたもので、比較的少ない単位遅延素子数で低周波クロックに対応でき、しかも高周波クロックでの高い同期精度が得られるようにした同期遅延制御回路を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、外部クロックを受信するクロックバッファと、前記外部クロックに同期した内部クロックを出力するためのクロックドライバと、前記クロックバッファが出力する第1のパルスに前記クロックバッファとクロックドライバでの合計遅延時間を与えた第2のパルスを出力する遅延モニター回路と、縦続接続された複数段の単位遅延素子により構成され、前記遅延モニター回路から出力される第2のパルスが初段に入力されて前記外部クロックに同期したタイミングで前記第2のパルスに対して所定の伝搬遅延が与えられた第3のパルスを出す第1の遅延線と、縦続接続された複数段の単位遅延素子より構成され、前記第1の遅延線が出力する第3のパルスに前記第1の遅延線と同じ伝搬遅延を与えて前記クロックドライバに供給する第2の遅延線とを備えた同期遅延制御回路において、前記第1及び第2の遅延線は、初段から所定段数までが遅延時間可変である可変遅延素子により構成され、前記所定段数以降が遅延時間固定である固定遅延素子により構成されていることを特徴とする。
【0010】
この発明による同期遅延制御回路では、ミラー遅延回路を構成する第1及び第2のパルス遅延線を構成する単位遅延素子を、遅延時間が可変である可変遅延素子と遅延時間が固定である固定遅延素子との組み合わせにより構成する。これにより、クロック周波数に応じて可変遅延素子を遅延時間制御を行うことで、少ない段数ながら、低いクロック周波数までの対応が可能になる。また、パルス遅延線の後段部には固定遅延素子、特に製造プロセスが許す限りの最小遅延時間を得る最小遅延素子を用いることにより、高周波クロックでの高精度の同期をとることが可能になる。
【0011】
この発明において、第1及び第2の遅延線の可変遅延素子を制御するためには、外部クロックの周波数を検知する周波数検知回路と、この周波数検知回路の出力に応じて前記可変遅延素子の遅延時間を制御するコントローラとを備える。
【0012】
この場合、周波数検知回路は例えば、クロックバッファの出力クロックに同期して一定パルス幅のパルス信号を発生するパルス発生器と、このパルス発生器が出力するパルス信号と前記クロックバッファの出力クロックの位相を比較する位相比較器とを備えて構成される。
【0013】
この発明において、第1及び第2の遅延線を構成する固定遅延素子は例えば、固定の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成し、可変遅延素子は例えば、可変の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成することができる。この様な可変遅延素子を用いる場合、コントローラは、周波数検知回路の出力により切り換え制御されて、固定の電源電圧を可変遅延素子の電源端子に転送する転送経路と、固定の電源電圧をレベル低下させて可変遅延素子の電源端子に転送する転送経路とを備えて構成することができる。
【0014】
また、周波数検知回路を構成するパルス発生器は例えば、クロックバッファの出力クロックを反転して遅延させる遅延回路と、この遅延回路の出力とクロックバッファの出力クロックとの論理により前記出力クロックのエッジでパルス信号を発生する論理ゲートと、前記遅延回路の素子特性をモニターしてその遅延特性を一定に保持する制御を行う回路素子モニター回路とを備えて構成される。これにより、プロセスのばらつきによるパルス出力のパルス幅のばらつきを抑制することができる。
【0015】
またこの発明において、第1及び第2の遅延線を構成する固定遅延素子は例えば、固定の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成し、可変遅延素子は、入力経路に可変抵抗素子が挿入されて固定の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成することができる。この様な可変遅延素子を用いる場合、コントローラは、周波数検知回路の出力に応じて前記可変抵抗素子の抵抗を制御するものとして構成することができる。更にこの場合、周波数検知回路は、クロックバッファの出力クロックのエッジでパルス信号を発生するパルス発生器と、このパルス発生器の出力により電流源が制御されて外部クロックの周波数に応じて電位が変化する周波数検知信号を出す積分器とを備え、コントローラは、前記積分器から得られる周波数検知信号により前記可変抵抗素子の抵抗を制御するものとして構成することができる。
【0016】
更にまた、固定遅延素子を、固定の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成し、可変遅延素子を、可変の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成した場合に、周波数検知回路を、クロックバッファの出力クロックのエッジでパルス信号を発生するパルス発生器と、このパルス発生器の出力により電流源が制御されて外部クロックの周波数に応じて電位が変化する周波数検知信号を出す積分器とを備えて構成し、コントローラを、前記積分器から得られる周波数検知信号と可変の電源電圧出力とが入力される差動増幅器と、この差動増幅器の出力により電流源が制御されて前記可変の電源電圧を出力する出力回路とを備えて構成することができる。
【0017】
この発明において、好ましくは、周波数検知回路の出力とコントローラとの間に、周波数検知回路の出力をラッチするラッチ回路を備える。これにより、ジッタ増大の要因を効果的に減らすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の実施の形態による同期遅延制御回路の構成を示す。この同期遅延制御回路は、SDRAM等のクロック同期型半導体装置に搭載されるものである。
【0019】
同期遅延制御回路は、外部クロックECLKが入力されるクロックバッファ1と、外部クロックECLKに同期した内部クロックICLKを出力するクロックドライバ4を有する。一定のクロック周波数の範囲で外部クロックECLKと内部クロックICLKの同期をとるために、クロックバッファ1とクロックドライバ4の間に、遅延モニター回路2と、遅延制御ユニット3とが設けられている。
【0020】
遅延モニター回路2は、クロックバッファ1に得られるクロックINについて、ドライクロックバッファ1での遅延時間d1とクロックドライバ4での遅延時間d2の合計の伝搬遅延(d1+d2)を与えるためのダミー遅延回路である。遅延時間d1,d2は既知であり、遅延モニター回路2は、固定の伝搬遅延時間(d1+d2)が得られるように設計される。
【0021】
遅延制御ユニット3は、遅延モニター回路2から得られるパルス出力に対して、クロック周波数に応じて異なる伝搬遅延を与えるための2系統の遅延線31,32を有する。これらの遅延線31,32は、縦続接続された複数個の単位遅延素子により構成される。第1の遅延線31は、遅延モニター回路2から得られるパルス出力をスタート信号START、クロックバッファ1の出力をストップ信号STOPとし、クロック周期をtCKとして、tCK−(d1+d2)なる伝搬遅延の出力パルスD1を得る。
【0022】
即ち、図3に示すように、ストップ信号STOPは、外部クロックECLKに対して、クロックバッファ1により時間d1だけ遅延した信号であり、スタート信号STARTは、ストップ信号STOPに対して、遅延モニター回路2の遅延時間(d1+d2)だけ遅延した信号である。従って、ストップ信号STOPにより制御されるセレクタ35で第1の遅延線31の各遅延素子出力を取り出すことにより、出力D1を得ることができる。
【0023】
具体的には第1の遅延線31のセレクタ出力D1より前段のセレクタ出力が活性化信号として第2の遅延線32の各単位遅延素子に入り、出力D1により活性化される第2の遅延線32の単位遅延素子段にクロックINが入る。これにより、第2の遅延線32は、実質的に第1の遅延線31の伝搬遅延出力D1を同じ転送段で受けて第1の遅延線31と逆方向に転送して、第1の遅延線31と同じ伝搬遅延tCK−(d1+d2)を与えたパルス出力D2を出す。この第2の遅延線31のパルス出力D2がクロックドライバ4に供給され、このクロックドライバ4で時間d2の遅延を受けて、内部クロックICLKが発生される。従って、図3に示すように、外部クロックECLKの入力から内部クロックICLKの出力までの合計遅延時間は、d1+2{tCK−(d1+d2)}+d2=2tCKとなり、2周期遅れで外部クロックECLKに同期した内部クロックICLKが得られる。
【0024】
遅延線31,32を構成する単位遅延素子には、図2に示すように、遅延時間が可変である可変遅延素子dと、遅延時間が製造プロセスが許す限りで最小値に固定された最小遅延素子δとの二種が用いられる。即ち、遅延線31,32はそれぞれ、2段に分けられ、前段(Coarse Stage)には複数の可変遅延素子dが配置され、後段(Fine Stage)には複数の最小遅延素子δが配置される。
【0025】
また、図2に示すように、遅延線31,32の可変遅延素子dをクロック周波数に応じて制御するために、クロックバッファ1から得られる出力パルスINに基づいてクロック周波数を検知する周波数検知回路33と、この周波数検知回路33の出力FREQに応じて可変遅延素子dを制御するコントローラ34が設けられている。
【0026】
遅延線31,32の単位遅延素子は、仕様で定められた外部クロック周波数の2周期程度の遅延を得るに必要な素子数とする。例えば、外部クロック周期10nsecで動作する半導体装置の場合であれば、20nsec程度の遅延が得られる単位遅延素子群を用意する。もし、従来のように、各単位遅延素子の遅延時間が200psecこてであるとすると、単位遅延素子の配置数は、100段となる。この場合、基準クロック周期で動作させる場合には、約50段しか用いられないことになる。
【0027】
これに対して、この実施の形態の場合、単位遅延素子に可変遅延素子dと最小遅延素子δの二種が用いられる。最小遅延素子δの遅延時間を200psec、可変遅延素子の遅延時間を200psec〜400psecの範囲で可変できるものとすれば、200nsec分の遅延を得るためには、可変遅延素子dを38段、最小遅延素子δを25段として、合計63段で構成することができる。
【0028】
この実施の形態の場合、クロック周波数に応じて、遅延線31,32の遅延量は、図4(a)〜(c)のように制御される。図4(b)が標準的なクロック周波数であるとする。このとき、遅延線31,32の可変遅延素子dは、最小遅延時間dminに設定されて、全ての可変遅延素子(n個)と、最小遅延素子δの適当な個数(m個)が用いられる。
【0029】
これに対して、クロック周波数が低い図4(c)の場合には、遅延線31,32の可変遅延素子dは、最大遅延時間dmaxに設定されて、全ての可変遅延素子(n個)と、最小遅延素子δの適当な個数(m個)が用いられる。この様に、クロック周波数に応じて可変遅延素子dの遅延時間を制御することにより、少ない素子数でも広い周波数に対応することができる。しかも、図4(b)(c)いずれの場合も、遅延線31,32では最小遅延素子δを用いているから、ジッタの小さい高精度の同期制御が可能になる。
【0030】
クロック周波数が図4(b)よりも更に高い場合には、図4(a)に示すように、遅延線31,32において、可変遅延素子dのみを適当な個数xだけ用いることもできる。この場合、可変遅延素子dを最小遅延時間dminに設定すれば、高精度の同期制御が可能である。
【0031】
この実施の形態において、周波数検知回路33とコントローラ34は、この実施の形態の同期遅延制御回路を半導体装置に搭載する場合に同じ半導体装置内に搭載される。この様に半導体装置内部に、外部クロックの周波数を検出する回路を備えることにより、外部クロックに応じて特別なレジスタ設定やヒューズ設定を行う必要がなく、また使用クロック周波数が半導体装置の動作中に変化する場合にも、これに自動的に対応可能となる。
【0032】
図5は、最小遅延素子δと可変遅延素子dの構成例を示している。最小遅延素子δは、インバータ本体を構成するPMOSトランジスタQP11とNMOSトランジスタQN11及び、相補クロックにより制御されるPMOSトランジスタQP12とNMOSトランジスタQN12を持つクロックトCMOSインバータであり、固定の電源電圧VDDが用いられる。この電源電圧VDDを高い値に設定することにより、最小遅延が得られる。
【0033】
可変遅延素子dは、インバータ本体を構成するPMOSトランジスタQP21とNMOSトランジスタQN21及び、相補クロックにより制御されるPMOSトランジスタQP22とNMOSトランジスタQN22を持つクロックトCMOSインバータであり、可変の電源電圧VVDDが用いられる。この電源電圧VVDDをクロック周波数に応じて可変制御し、高い電源電圧で大きな遅延量が、低い電源電圧で小さい遅延量が得られるようにする。
【0034】
周波数検知回路33は、図6に示すように、クロックバッファ1の出力パルスINに基づいて一定パルス幅Wのパルス出力Puを発生するパルス発生器331と、このパルス発生器331の出力パルスPuとクロックバッファ1の出力パルスINの位相を比較する位相比較器332とから構成することができる。
【0035】
図7に示すように、パルス出力INの立ち下がりエッジの位相θ1と、パルス出力Puの立ち下がりエッジの位相θ2を、位相比較器332により検出すれば、クロック周波数がある値より高いか低いかが判定できる。即ち、θ1<θ2であれば、クロック周期tCKは、tCK0=2Wより小さく、従ってクロック周波数は高い。このとき例えば、周波数検知出力はFREQH=“H”とする。θ1>θ2であれば、クロック周期tCKは、tCK0より大きく、従ってクロック周波数は低い。そのとき、出力はFREQH=“L”となる。
【0036】
この様に、エッジ検出と位相比較により、簡単にクロック周波数を検知することができる。特にこの様な回路構成では、原理的に外部クロックの1周期単位で周波数検出が可能であり、高速の周波数検出ができる。
また、この様なパルス発生器331と位相比較器332の組を複数個用意し、各パルス発生器331の出力パルス幅Wをそれぞれ異なる値に設定すれば、クロック周波数を複数段階に分けて判定することが可能である。
【0037】
図8は、周波数検知回路33の出力FREQHを受けて、可変遅延素子dを制御するコントローラ34の構成例である。このコントローラ34は、周波数検知出力FREQH=“H”のときオンして、固定の電源電圧VDDを転送出力するCMOSトランスファゲートTG1と、周波数検知出力FREQ=“L”のときにオンして、電源電圧VDDを一定電圧降下して出力電圧VVDDを出力するCMOSトランスファゲートTG2を有する。
【0038】
ここでは、電源電圧VDDを降下させるために、ダイオード接続した一つのNMOSトランジスタQN31を用いている。これにより、NMOSトランジスタQN31のしきい値電圧をVthとして、VVDD=VDD−Vthなる電源電圧を得ることができる。即ち、クロック周波数がある値より高いときは、可変遅延素子dに電源電圧VDDを与えて、最小遅延時間を得ることができ、それより低いときは、電源電圧VVDDを与えて、最小遅延時間より大きい遅延時間を与えることができる。
【0039】
この様に、周波数検知出力FREQHにより切り換え制御される二つの転送経路を設け、一方の転送経路は電源電圧VDDをそのまま、他方の転送経路は電源電圧VDDを低下させて、それぞれ可変遅延素子dの電源端子に転送することにより、遅延時間の切り換えが可能になる。
なお図8では、ダイオード接続した一つのNMOSトランジスタQN31を用いているが、このNMOSトランジスタQN31を複数個直列に設けて、その接続段数を切り換え可能としておけば、複数段階の可変電源電圧を得ることができる。また、NMOSトランジスタQN31の配置個数が異なる複数個のコントローラを併置して、複数段階の周波数検出出力により切り換えられる電源電圧を用意すれば、周波数に応じた電源電圧の決定が速やかに行われる。これは特に、外部クロックが供給されてから半導体装置が通常動作に入るまでの時間を短縮したい場合に有効である。
【0040】
図9は、図6に示した周波数検知回路33におけるパルス発生器331の構成例である。このパルス発生器331は、取り込まれたクロックINとこれをインバータINV1〜INV3により反転して遅延した信号INDLYとを、NORゲートG1に入力して、クロックINのエッジでパルスPuを発生する。その基本構成はよく知られているが、この実施の形態では、インバータINV1〜INV3にクロックトCMOSインバータを用いて、ここでの遅延時間を可変制御し、プロセス変動によるパルス出力Puのパルス幅変動を抑制するようにしている。
【0041】
具体的に、コンパレータCMP1,CMP2が、遅延回路を構成するインバータINV1〜INV3の回路素子特性をモニターするモニター回路を構成している。PMOSトランジスタのしきい値電圧を、基準電圧VREFPとゲート・ドレインを接続したPMOSトランジスタQP41の電圧降下とを入力したコンパレータCMP1により検出し、これが低い場合に、インバータINV1〜INV3のPMOS側制御信号Pgateを上昇させる。また、NMOSトランジスタQN41のしきい値を、基準電圧VREFNとゲート・ドレインを接続したNMOSトランジスタQN41の電圧降下とを入力したコンパレータCMP2により検出し、これが低い場合に、インバータINV1〜INV3のNMOS側制御信号Ngateを低下させる。この様な制御を行うことにより、プロセス変動によるパルス出力Puのパルス幅変動を抑えることができる。
【0042】
図10は、図6に示した位相比較器332の構成例である。パルス発生器331の出力パルスPuとクロック入力INとをNORゲートG2に入力して、信号PDを得る。そして、クロックINをインバータINV6,INV7により僅かに遅延した信号で、信号PDをラッチ回路LATに取り込む。NORゲートG2のパルスPuの入力側に設けたインバータINV5は、入力インピーダンスのバランスをとるためのダミーである。
【0043】
図11(a)(b)に示すように、クロック入力INが高周波の場合と低周波の場合とで、クロック入力INの立ち下がりタイミングに信号PDの“H”,“L”が異なる。従って、ある周波数を基準として、それより高周波の場合にはFREQH=“L”が、低周波の場合にはFREQH=“H”がラッチされる。
【0044】
図12は、最小遅延素子δと可変遅延素子dの他の組み合わせを示している。最小遅延素子δは、図5のそれと同じである。可変遅延素子dは、固定の電源電圧VDDを与えるクロックトインバータであり、その信号入力経路に可変抵抗素子としてトランスファゲートTG3が挿入されている。このトランスファゲートはCMOS構造である。このトランスファゲートTG3に、クロック周波数に応じて異なる制御電圧VP,VNを与えることにより、トランスファゲートTG3を可変抵抗として用いる。
【0045】
クロック周波数が低いときは、制御電圧VPを上げ、制御電圧VNを下げる。これにより、トランスファゲートTG3の抵抗を大きくし、遅延量を大きくすることができる。クロック周波数が高いときは、制御電圧VPを下げ、制御電圧VNを上げることにより、トランスファゲートTG3の抵抗を小さくし、遅延量を小さくすることができる。
この様な可変遅延素子dを用いれば、遅延量をアナログ的に連続的に変化させることができるので、有利である。
【0046】
図13は、図12に示す単位遅延素子構成を用いた場合の図2に示す周波数検知回路33とコントローラ34の構成例である。周波数検知回路33は、奇数段のインバータINV10〜INV12とNANDゲートG5により、クロック入力INのエッジでパルスを発生するパルス発生器101を有する。また、パルス発生器101の出力により制御されるPMOSトランジスタQP51と、そのドレイン側に設けられたキャパシタC1により積分回路102が構成されている。キャパシタC1には並列に、積分器出力VFREQを放電する定電流源I1が設けられている。
【0047】
クロック周波数が低い場合には、単位時間当たりにPMOSトランジスタQP51がオンする回数が少なく、クロック周波数が高い場合には、PMOSトランジスタQP51がオンする回数が多くなる。従って、積分器出力VFREQの充電電位が周波数に応じて変化し、周波数検知が行われる。
【0048】
コントローラ34は、図12に示した可変遅延素子dの入力段トランスファゲートTG3の制御信号VP,VNを発生する回路である。積分器出力VFREQがゲートに入力されるNMOSトランジスタQN51と、ゲート・ドレインを共通接続した電流源PMOSトランジスタQP52により、インバータが構成されている。このインバータの出力が制御信号VPとなる。出力段には、電流源PMOSトランジスタQP52とカレントミラー回路を構成するPMOSトランジスタQP53とこれにより電流が供給される、ゲート・ドレインを共通接続したNMOSトランジスタQN52とが設けられている。このNMOSトランジスタQN52のドレイン出力が制御信号VNとなる。
【0049】
即ち、クロック周波数が高く、積分器出力VFREQが高電位の場合、NMOSトランジスタQN51は深くオンする。これにより、制御信号VPが低電位になる。このとき、PMOSトランジスタQP53からは大きな電流が供給され、従って制御信号VNは高くなる。この様にクロック周波数に応じて電位が変化する制御信号VP,VNを図9の可変遅延素子dの入力段トランスファゲートTG3に与えることにより、クロック周波数に応じて遅延時間をコントロールすることができる。
【0050】
図14は、図5に示した単位遅延素子構成を用いた場合について、図13に示す周波数検知回路33を用いて可変遅延素子dの電源電圧制御を行うコントローラ34の構成例である。このコントローラ34は、カレントミラー型差動増幅器141と、これにより電流駆動能力が制御される電流源PMOSトランジスタQP63及び定電流源I3を持つ出力段142とから構成される。差動NMOSトランジスタ対QN61,QN62の一方に、図13に示す周波数検知回路33の出力VFREQが入力され、他方に出力段142の出力である可変電源電圧VVDDが入力される。
【0051】
クロック周波数が高く、VFREQがVVDDより高いときは、PMOSトランジスタQP63の電流駆動能力が増し、VVDDが上昇して、VVDD=VFREQで安定する。VFREQがVVDDより低いときは、PMOSトランジスタQP63の電流駆動能力が低下し、VVDDが低下して、VVDD=VFREQで安定する。これにより、図5の方式の可変遅延素子dの遅延時間をクロック周波数に可変することができる。
図14のコントローラ34の出力が適正値でない場合には、その出力にレベレシフタ等を挿入することにより、適正値を得るようにすればよい。
【0052】
図15は、図10に示す位相比較器332と図8に示すコントローラ34を組み合わせる場合に、周波数検知出力VFREQをラッチして、不用意な電源切り替わりを防止するようにした回路構成である。即ち、周波数検知出力FREQHを保持するためのラッチ回路LATbを設けて、その出力によりコントローラ34の選択信号SELVDDを得るようにしている。
【0053】
図10の位相比較器332による周波数検知出力FREQHを直接、図8のコントローラ334に供給すると、パルス出力Puのパルス幅と外部クロックに同期した内部クロックのパルス幅とが一致したときに電源電圧が変動することになり、ジッタが大きくなる。従って、外部クロックが供給されて周波数検出が行われた場合に、その結果を一定に保持することが望ましい。
【0054】
例えばDRAMの場合を考える。通常DRAMでは、コントローラから活性化信号を受け取るまでは、DRAMの内部動作を停止している。この様な活性化信号に基づいて、図15のラッチ信号FREQLATを生成し、これにより周波数検知出力FREQHをラッチ回路LATbに保持するようにする。
【0055】
この場合の動作タイミングを図16に示す。ラッチ信号FREQLATが“H”でラッチ回路LATbがスルー状態の場合、周波数検知出力FREQHの“H”,“L”に応じて、選択信号SELVDDが“H”,“L”となる。これに対して、周波数検知がなされてFREQHが“H”から“L”に変化したときに、即ちクロック周波数がある値より低いことが検出されたときに、ラッチ信号FREQLATを“L”にすると、選択信号SELVDDを“L”に保持することができる。これにより、可変遅延素子dの電源電圧VVDDをVDDより低い値に安定に保持して、大きな遅延時間を得ることが可能になる。従って、特定周波数でのジッタを防止することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたようにこの発明による同期遅延制御回路では、遅延制御ユニットに用いる複数段の単位遅延素子からなる遅延線に、遅延時間可変の可変遅延素子と、遅延時間が固定の固定遅延素子を用いることにより、少ない単位遅延素子数で広いクロック周波数にわたって同期制御が可能であり、しかも高い同期精度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による同期遅延制御回路の構成を示す図である。
【図2】同実施の形態の遅延ユニットの要部構成を示す図である。
【図3】同実施の形態の同期遅延制御回路の動作タイミングを示す図である。
【図4】同実施の形態においてクロック周波数との関係で単位遅延素子の組み合わせが変化する様子を示す図である。
【図5】同実施の形態の遅延線に用いられる単位遅延素子の構成例を示す図である。
【図6】図2の周波数検知回路の具体構成例を示す図である。
【図7】図6のパルス発生器の動作タイミング図である。
【図8】図2のコントローラの具体構成例を示す図である。
【図9】図6のパルス発生器の具体構成例を示す図である。
【図10】図6の位相比較器の具体構成例を示す図である。
【図11】同位相比較器による周波数検知の原理を説明するタイミング図である。
【図12】単位遅延素子の他の構成例を示す図である。
【図13】図2の周波数検知回路とコントローラの他の構成例を示す図である。
【図14】図13の周波数検知回路と組み合わされる他のコントローラの構成例を示す図である。
【図15】図11の位相比較器と図8のコントローラを組み合わせる場合の好ましい回路構成を示す図である。
【図16】図15の回路の動作タイミング図である。
【符号の説明】
1…クロックバッファ、2…遅延モニター回路、3…遅延制御ユニット、31,32…遅延線、4…クロックドライバ、d…可変遅延素子、δ…最小遅延素子、33…周波数検知回路、34…コントローラ、331…パルス発生器、332…位相比較器。

Claims (11)

  1. 外部クロックを受信するクロックバッファと、
    前記外部クロックに同期した内部クロックを出力するためのクロックドライバと、
    前記クロックバッファが出力する第1のパルスに前記クロックバッファとクロックドライバでの合計遅延時間を与えた第2のパルスを出力する遅延モニター回路と、
    縦続接続された複数段の単位遅延素子により構成され、前記遅延モニター回路から出力される第2のパルスが初段に入力されて前記外部クロックに同期したタイミングで前記第2のパルスに対して所定の伝搬遅延が与えられた第3のパルスを出す第1の遅延線と、
    縦続接続された複数段の単位遅延素子より構成され、前記第1の遅延線が出力する第3のパルスに前記第1の遅延線と同じ伝搬遅延を与えて前記クロックドライバに供給する第2の遅延線とを備えた同期遅延制御回路において、
    前記第1及び第2の遅延線は、初段から所定段数までが遅延時間可変である可変遅延素子により構成され、前記所定段数以降が遅延時間固定である固定遅延素子により構成されている
    ことを特徴とする同期遅延制御回路。
  2. 前記固定遅延素子は、製造プロセスが許す限りの最小遅延時間が得られる最小遅延素子である
    ことを特徴とする請求項1記載の同期遅延制御回路。
  3. 外部クロックの周波数を検知する周波数検知回路と、
    この周波数検知回路の出力に応じて前記可変遅延素子の遅延時間を制御するコントローラと、
    を有することを特徴とする請求項1記載の同期遅延制御回路。
  4. 前記周波数検知回路は、
    前記クロックバッファの出力クロックに同期して一定パルス幅のパルス信号を発生するパルス発生器と、
    このパルス発生器が出力するパルス信号と前記クロックバッファの出力クロックの位相を比較する位相比較器とを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の同期遅延制御回路。
  5. 前記固定遅延素子は、固定の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成され、
    前記可変遅延素子は、可変の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成され且つ、
    前記コントローラは、前記周波数検知回路の出力により切り換え制御される、固定の電源電圧を前記可変遅延素子の電源端子に転送する転送経路と、前記固定の電源電圧をレベル低下させて前記可変遅延素子の電源端子に転送する転送経路とを備えて構成される
    ことを特徴とする請求項3記載の同期遅延制御回路。
  6. 前記パルス発生器は、
    前記クロックバッファの出力クロックを反転して遅延させる遅延回路と、
    この遅延回路の出力と前記クロックバッファの出力クロックとの論理により前記出力クロックのエッジでパルス信号を発生する論理ゲートと、
    前記遅延回路の素子特性をモニターして前記遅延回路の遅延特性を一定に保持する制御を行う回路素子モニター回路と、
    を有する請求項4記載の同期遅延制御回路。
  7. 前記固定遅延素子は、固定の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成され、
    前記可変遅延素子は、入力経路に可変抵抗素子が挿入されて固定の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成され且つ、
    前記コントローラは、前記周波数検知回路の出力に応じて前記可変抵抗素子の抵抗を制御するものである
    ことを特徴とする請求項3記載の同期遅延制御回路。
  8. 前記周波数検知回路は、前記クロックバッファの出力クロックのエッジでパルス信号を発生するパルス発生器と、
    このパルス発生器の出力により電流源が制御されて前記外部クロックの周波数に応じて電位が変化する周波数検知信号を出す積分器とを有し、
    前記コントローラは、前記積分器から得られる周波数検知信号により前記可変抵抗素子の抵抗を制御するものである
    ことを特徴とする請求項7記載の同期遅延制御回路。
  9. 前記固定遅延素子は、固定の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成され、
    前記可変遅延素子は、可変の電源電圧が与えられるクロックトインバータにより構成され、
    前記周波数検知回路は、前記クロックバッファの出力クロックのエッジでパルス信号を発生するパルス発生器と、このパルス発生器の出力により電流源が制御されて前記外部クロックの周波数に応じて電位が変化する周波数検知信号を出す積分器とを備えて構成され、
    前記コントローラは、前記積分器から得られる周波数検知信号と可変の電源電圧出力とが入力される差動増幅器と、この差動増幅器の出力により電流源が制御されて前記可変の電源電圧を出力する出力回路とを備えて構成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の同期遅延制御回路。
  10. 前記周波数検知回路の出力と前記コントローラとの間に、前記周波数検知回路の出力をラッチするラッチ回路を備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の同期遅延制御回路。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の同期遅延制御回路を内蔵したクロック同期型半導体装置。
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