JP3266369B2 - テレビ会議システム - Google Patents

テレビ会議システム

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JP3266369B2
JP3266369B2 JP13803793A JP13803793A JP3266369B2 JP 3266369 B2 JP3266369 B2 JP 3266369B2 JP 13803793 A JP13803793 A JP 13803793A JP 13803793 A JP13803793 A JP 13803793A JP 3266369 B2 JP3266369 B2 JP 3266369B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ会議システムに
関し、詳しくは、テレビ電話、テレビ会議システムに適
用することができる他、AV機器全般に応用することが
でき、特に、音声コーディックの切り換え時にマイクや
スピーカーにノイズが発生するのを防止することができ
るテレビ会議システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビ電話あるいはテレビ会議シ
ステム等、リアルタイムに音声、画像等の情報交換をI
SDNディジタル回線を介して行うコミュニケーション
端末が開発・発売されている。これらの端末は、主に音
声(オーディオ)メディアと画像(ビジュアル)メディ
アの組み合わせで構成されたマルチメディア通信であ
る。オーディオの通信は、ハンドセットでの遣り取り
(電話タイプ)と複数の人間での遣り取りが行えるマイ
クとスピーカーでの遣り取りとがある。前者は1対1で
コミュニケーションを行うテレビ電話等の端末に用いら
れ、後者は複数対複数で遣り取りを行うテレビ会議等の
端末に用いられている。
【0003】また、このようなテレビ会議中に音声コー
ディックを所定のCCITT勧告、例えば、G.711
やG.722等に従って切り換えることにより、マイク
やスピーカーに入出力される音声の質等を可変すること
ができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビ会議システムにあっては、音声コーディックを切
り換えた後に、新しく切り換えられた音声コーディック
が正常に動作するまでに所定の時間が必要になってしま
ったため、すなわち、例えば、高度な音声コーディック
等は起動から正常動作まで時間を要するため、起動から
正常動作までの間にスピーカー等にノイズが発生してし
まい、ユーザに不快感を与えてしまうという問題があっ
た。
【0005】また、音声通信中にユーザの意志で音声コ
ーディックを切り換える手段を有していなかったため、
ユーザの所望する音声コーディックでの音声の入出力を
行なうことができないという問題があった。そこで請求
項1記載の発明は、音声通信中に音声コーディックが切
り換えらたとき、所定時間の間だけ入出力部を音声コー
ディックから切り離し、音声コーディックのうち、起動
を開始してから正常に動作するまでに時間を要するもの
は入出力部を音声コーディックから長い時間切り離すと
ともに、正常に動作するまでに時間を要さないものは短
い時間切り離すことにより、スピーカー等にノイズが発
生するのを防止することができ、ユーザに不快感を与え
るのを防止することができ、音声コーディックの切り換
え時間を最適なものにすることができ、ノイズの抑制を
音声コーディックに応じて最適なものにすることができ
るテレビ会議システムを提供することを目的としてい
る。
【0006】請求項2記載の発明は、音声通信中に音声
コーディックが切り換えられたとき、所定時間の間だけ
入出力部の音声レベルを低下させ、音声コーディックの
うち、起動を開始してから正常に動作するまでに時間を
要するものは入出力部を音声コーディックから長い時間
切り離すとともに、正常に動作するまでに時間を要さな
いものは短い時間切り離すことにより、スピーカー等に
ノイズが発生するのを防止することができ、ユーザに不
快感を与えるのを防止することができ、音声コーディッ
クの切り換え時間を最適なものにすることができ、ノイ
ズの抑制を音声コーディックに応じて最適なものにす
ことができるテレビ会議システムを提供することを目的
としている。請求項3記載の発明は、所定時間内に、入
出力部からメロディーを出力させてシステムが異常でな
いことを通知することにより、ユーザにシステムが異常
でないことを確実に知らせることができ、使用性能の高
いテレビ会議システムを提供することを目的としてい
る。
【0007】請求項4記載の発明は、所定時間内にメッ
セージや映像をテレビ画面あるいは表示パネルに表示し
システムが異常でないことを知らせることにより、ユ
ーザにシステムが異常でないことを確実に知らせること
ができ、使用性能の高いテレビ会議システムを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1請求の発明は、
ISDN(Integrated Services Digital Network )回
線に接続され、音声、動画像及びファクシミリ静止画等
のデータの遣り取りを行うテレビ会議システムにおい
て、CCITT勧告H.221のフレーミングフォーマ
ットに従ってメディアの多重・分離を行なうメディア多
重・分離部と、該メディア多重・分離部で多重化あるい
は分離される音声データをそれぞれ所定のCCITT勧
告等に応じて符号化・複合化する複数の音声コーディッ
クを有する音声コーディック部と、音声コーディック部
に接続され、該コーディック部との間で音声データの入
出力を行なう入出力部と、音声通信中に音声コーディッ
クが切り換えられたことを検出すると、所定時間の間だ
け入出力部を音声コーディックから切り離すように制御
する制御部と、を有し、前記所定時間は、音声コーディ
ックのうち、起動を開始してから正常に動作するまでに
時間を要するものは長い時間に設定され、正常に動作す
るまでに時間を要さないものは短い時間に設定される
とを特徴としている。
【0010】請求項2請求の発明は、ISDN(Integr
ated Services Digital Network )回線に接続され、音
声、動画像及びファクシミリ静止画等のデータの遣り取
りを行うテレビ会議システムにおいて、CCITT勧告
H.221のフレーミングフォーマットに従ってメディ
アの多重・分離を行なうメディア多重・分離部と、該メ
ディア多重・分離部で多重化あるいは分離される音声デ
ータをそれぞれ所定のCCITT勧告等に応じて符号化
・複合化する複数の音声コーディックを有する音声コー
ディック部と、音声コーディック部に接続され、該コー
ディック部との間で音声データの入出力を行なう入出力
部と、音声通信中に音声コーディックが切り換えられた
ことを検出すると、所定時間の間だけ入出力部の音声レ
ベルを低下させるように制御する音声レベル制御部と、
有し、前記所定時間は、音声コーディックのうち、起
動を開始してから正常に動作するまでに時間を要するも
のは長い時間に設定され、正常に動作するまでに時間を
要さないものは短い時間に設定されることを特徴として
いる。
【0011】請求項3請求の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記所定時間内に、入出力部から
メロディーを出力させることにより、システムが異常で
ないことを通知することを特徴としている。請求項4請
求の発明は、請求項1または2記載の発明において、前
記所定時間内に、メッセージや映像をテレビ画面あるい
は表示パネルに表示することにより、システムが異常で
ないことを知らせることを通知することを特徴としてい
る。
【0012】
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、音声通信中に音声コ
ーディックが切り換えらたとき、所定時間の間だけ入出
力部が音声コーディックから切り離され音声コーディッ
クの起動が開始されてから正常に動作するまでに時間を
要するものは、入出力部が音声コーディックから長い時
間切り離されるとともに、正常に動作するまでに時間を
要さないものは短い時間切り離されるるようになってい
る。したがって、音声コーディックが正常に動作するま
で音声の入出力が行なわれず、スピーカー等にノイズが
発生することがなく、音声コーディックの切り換え時間
が最適なものになり、音声コーディックに応じてスピー
カー等に発生するノイズが最適に抑制される。この結
果、ユーザに不快感を与えることがない。
【0014】請求項2記載の発明では、音声通信中に音
声コーディックが切り換えらたとき、所定時間の間だけ
入出力部の音声レベルが低下され、音声コーディックの
起動が開始されてから正常に動作するまでに時間を要す
るものは、入出力部が音声コーディックから長い時間切
り離されるとともに、正常に動作するまでに時間を要さ
ないものは短い時間切り離されるるようになっている。
したがって、音声コーディックが正常に動作するまで音
声の入出力が行なわれず、スピーカー等にノイズが発生
することがなく、音声コーディックの切り換え時間が最
適なものになり、音声コーディックに応じてスピーカー
等に発生するノイズが最適に抑制される。この結果、ユ
ーザに不快感を与えることがない。
【0015】請求項3記載の発明は、所定時間内に、入
出力部からメロディーが出力され、システムが異常でな
いことが通知されるようになっている。したがって、ユ
ーザにシステムが異常でないことを確実に知らせること
ができ、会議システムの使用性能が向上する。
【0016】請求項4記載の発明では、所定時間内にメ
ッセージや映像がテレビ画面あるいは表示パネルに表示
され、システムが異常でないことが知らされるようにな
っている。したがって、ユーザにシステムが異常でない
ことを確実に知らせることができ、会議システムの使用
性能が向上する
【0017】
【0018】
【実施例】まず、フレーム構成について説明する。テレ
ビ電話あるいはテレビ会議システム等、リアルタイムに
音声、画像等の情報交換をISDNディジタル回線を介
して行うコミュニケーション端末が開発・発売されてい
る。これらの端末は、主に音声(オーディオ)メディア
と画像(ビジュアル)メディアの組み合わせで構成され
たマルチメディア通信である。オーディオの通信は、ハ
ンドセットでの遣り取り(電話タイプ)と複数の人間で
の遣り取りが行えるマイクとスピーカーでの遣り取りと
がある。前者は、1対1でコミュニケーションを行うテ
レビ電話等の端末に用いられ、後者は、複数対複数で遣
り取りを行うテレビ会議等の端末に用いられている。ま
た、このようなテレビ会議の時に必要なドキュメントの
遣り取りとしては、ファクシミリ機能と同様に電子黒板
機能、会議資料送信機能あるいはテレライティング等の
データ送信が行われている。マルチメディア端末は音
声、データ、映像及びシステム制御等の各種の信号に分
割し、多重する必要がある。
【0019】このための規則は、フレーム構成と呼ば
れ、ビット方向で見ると、各8kbpsのサブチャネル
を定義することができる他、2フレームを集めて1サブ
マルチフレームを構成することができる。各単位の時間
長は、フレーム:10m秒、サブマルチフレーム:20
m秒、マルチフレーム:160m秒である。図1は勧告
H.221に従って64kbpsをAV端末に用いる場
合のフレーム構成の詳細を示す図である。第8サブマル
チフレームに配属されたFAS(フレーム同期信号)に
よりフレーム及びサブマルチフレーム同期を取り、BA
S(ビットレート割当信号)を制御することにより多重
方法をサブマルチフレーム(20m秒)毎に切り換える
ことができる。FAS(フレーム同期信号)には、フレ
ーム化情報及びマルチフレーム化情報の他に、制御信号
や警報情報が盛り込まれている。更には、エンドエンド
の誤り特性を制御したり、フレーム同期の有効性を検査
するための誤り検出情報も盛り込まれている。そして、
BAS(ビットレート割当信号)により端末の能力交換
を行い、この能力交換の結果、最大能力でコマンドを出
力し、交換モードを決定する。この信号は、制御と通知
信号(C&I)のためにも使用することができる。
【0020】上記のマルチメディア端末で利用できる音
声コーディック(後述する)の種類は、CCITTで規定
されているG.711(64kbit/s 3.4KH
z帯域オーディオPCM符号化方式0U OF)、G.
722(64kbit/s以下7KHz帯域オーディオ
符号化方式)、G.728(16kbit/s 3.4K
Hz帯域オーディオ符号化方式)やG.721、あるい
は各社独自のオーディオ符号化等がある。
【0021】図2は請求項1〜4何れかに記載の発明の
一実施例に則したテレビ会議システムの構成を示すブロ
ック図である。図2において、1はCPU部であり、こ
のCPU部1はメモリー部2のROMに格納されたデー
タに従って本システムの管理及び制御を行い、メモリー
部2には、ROMの他にワーキング領域としてのRAM
が存在する。
【0022】また、3はタイマー部であり、このタイマ
ー部3は、システムに必要なタイマーを提供しており、
4はCCITTで規定された通信プロトコルに従ってF
AXや動画あるいは制御情報を通信相手端末と遣り取り
を行う通信制御部であり、5はCCITT勧告H.22
1のフレーミングフォーマットに従ってメディアの多重
・分離を行うメディア多重・分離部である。
【0023】また、7は網インターフェイスS/IF6
に接続され、かつBch上のデータがメディア多重・分
離部5と接続されるISDN網であり、9は電話番号の
入力やビデオ・オンオフスイッチで操作を行い、相手電
話番号の表示等を行うユーザーインターフェイスの部分
を提供している操作・表示部であり、8は操作・表示部
9とシステムとのインターフェイスを有する入力制御部
であり、10はCCITT勧告H.261に従って動画像
の符号化復号化を行っている画像コーディック部であ
る。
【0024】また、11は画像コーディック部10とカメラ
等の画像入力装置12、及びテレビ等の画像出力装置13と
のインターフェイスをNTSC等の標準に従って取る画
像入出力I/Fであり、14はハードディスク15や静止画
装置16、及びその他のテレマティック装置17(テレライ
ティング等)とのインターフェイスをSCSIやシリア
ル及びパラレル等のディジタルインターフェイス部とな
るI/O部である。
【0025】また、18は上述したようにCCITT勧告
G.711、G.722等に従って音声の符号化、復号
化を行う音声コーディック部であり、19は音声の入力装
置となるマイクであり、20は音声の出力装置となるスピ
ーカーである。また、22はドキュメントの出力装置であ
るプリンターであり、23はドキュメントの読み取り装置
となるスキャナーであり、21はプリンター22とスキャナ
ー23とシステムとのインターフェイスを取ってドキュメ
ントの制御を行うドキュメント制御部である。
【0026】図3は音声コーディック部18の周辺の構成
を示すブロック図である。同図に示すように、音声コー
ディック18は複数の音声コーディック18a〜18dを有
し、この音声コーディック18a〜18dは上述したよう
に、それぞれG.711、G722あるいは各社独自の
オーディオ符号化等に従ってメディア多重・分離部5で
多重化あるいは分離される音声データを符号化・複合化
するものである。
【0027】この音声コーディック部18はスイッチ50を
介してメディア多重・分離部5に接続されており、この
スイッチ50によってメディア多重・分離部5と各音声コ
ーディック18a〜18dが切り換えられるようになってい
る。また、マイク19およびスピーカー20は、それぞれ外
部マイク51および外部スピーカー52に接続されていると
ともに、アンプ53、54を介して各音声コーディック18a
〜18dに接続されるようになっており、アンプ53、54に
よって音声レベルが可変されるようになっている。な
お、マイク19、スピーカー20およびアンプ53、54は音声
コーディック18a〜18dとの間て音声データの入出力を
行なう入出力部を構成している。
【0028】また、アンプ53、54と各音声コーディック
18a〜18dの間にはスイッチ55が介装されており、この
マイク19およびスピーカー20はスイッチ55によって各音
声コーディック18a〜18dに切り換え接続されるように
なっている。また、スイッチ50の切り換えはCPU部1
で行なわれるようになっており、CPU部1は、後述す
るコマンドBAS信号に応じて現在受信している音声デ
ータがどの符号化則なのかを判断すると、その音声コー
ディックの種類に応じてスイッチ50を切り換え、メディ
ア多重・分離部5を指定する音声コーディック18a〜18
dに接続して指定された音声コーディック18a〜18dを
起動させ、メディア多重・分離部5からの音声データを
指定された音声コーディック18a〜18dに伝達可能にす
る。
【0029】また、CPU部1は、音声コーディック18
a〜18dが切り換えられる際、オーディオBASコマン
ドの変化を検出すると、所定の時間だけタイマー部3を
起動させ、この間だけ音声コーディック18a〜18dから
アンプ53、54を切り離すようになっている。したがっ
て、CPU部1およびスイッチ55は制御部を構成してい
る。
【0030】また、このタイマー部3の起動時間は、音
声コーディック18a〜18dのうち、起動を開始してから
正常に動作するまでに時間を要するものは長い時間に設
定され、正常に動作するまでに時間を要さないものは短
い時間になるように設定されいる。また、CPU部1
は、このタイマー3の起動時間内にスピーカー20からメ
ロディーを出力させるようになっており、音声コーディ
ック18a〜18dの切り換え時に、各コーディック18a〜
18dとマイク19およびスピーカー20が切り離された際の
音声の中断が本システムの異常でないことを知らせるよ
うになっている。
【0031】次に、請求項1、3記載の発明の一実施例
のテレビ会議システムの通信シーケンスおよび動作手順
を図4、5に基づいて説明する。ここでは、AV端末を
発呼側端末(X側端末)とし、本会議システムを着信側の
端末としてその端末をY側端末とする。まず、X側端末
は転送モードとして回線交換モードを設定するととも
に、Y側端末を宛先に指定した呼設定メッセージSET
UPをISDNに送出してY側端末との呼設定を要求
し、ISDNは、指定されたY側端末に呼設定メッセー
ジSETUPを送出して発呼する。また、ISDNは、
呼設定状況を通知するための呼設定受付メッセージCA
LL−PROCをX側端末に送出する。
【0032】次いで、Y側端末は着信を検出すると、自
端末のユーザを呼び出すために呼出音の鳴動を開始する
とともに、ISDNに被呼者の呼出中を通知するメッセ
ージをALERTを送出する。ISDNは呼出メッセー
ジALERTをX側端末に送出して呼び出しが開始され
たことを知らせる。Y側端末でユーザーがハンドセット
を取り上げる等の着信応答を行なうと応答メッセージC
ONNをISDNに送出し、ISDNは応答メッセージ
CONNをX側端末に送出してY側端末に呼を受け付け
たことを通知する。
【0033】また、ISDNはY側端末に応答確認メッ
セージCONN−ACKを送出してY側端末の応答を確
認し、その時点で、X側端末とY側端末の間にデータ転
送(通話)のためのBchが確立し、X側端末およびY側
端末のユーザーの間でBchを用いた通話動作が適宜に
実行される。Bch上では図1に示すH.211のフレ
ーミングフォーマットで第一チャネルの初期化を行な
う。初期化では、FASにより同期が確立した後に、B
ASでお互いの能力交換を行なう。能力交換シーケンス
が終了するまでは、音声通信はG.711の音声コーデ
ィック(OF 56kbit/s)で行なう。
【0034】X側端末が音声コーディック18a〜18dの
変化を要求するものであれば、オーディオコマンドBA
Sの送出と同時に新しい符号化則で音声データを送出し
始める。Y側端末ではオーディオコマンドBASの変化
を受信BASで識別すると、スイッチ50をBASによっ
て確認した音声コーディック18a〜18dに切り換える。
【0035】ここで、音声通信をG.711からはG.
722に切り換えるときの手順を図5のフローチャート
に従って説明する。なお、本フローチャートはCPU部
1によって実行されるメモリー部2のROMに格納され
た制御プログラムを示している。 まず、現在進行して
いる会議中(音声データ通信中、ステップS1)に受信オ
ーディオコマンドBASの変化があっか否かを判別し
(ステップS2)、例えば、G.722にモード切り換え
の要求があった場合に、現在使用している音声コーディ
ック18a〜18dを停止するとともに、切り換え要求され
た音声コーディック18a〜18dを起動させる。これに加
えて、スイッチ55を作動して現在使用していた音声コー
ディックとアンプ53、54を切り離し、そのコーディック
とマイク19およびスピーカー20を切り離すとともに、タ
イマー部3を起動させる(ステップS3)。
【0036】次いで、タイマー部3がタイムアウトであ
るか否かを判別し(ステップS4)、タイムアウトである
場合には、スイッチ55を作動して切り換え後の音声コー
ディックにマイク19およびスピーカー20を接続する(ス
テップS5)。また、タイマー部3の作動中にはスピーカ
ー20からメロディーを送出してシステムの異常ではない
ことをユーザに知らせる。
【0037】また、タイマー部3の起動時間は音声コー
ディックの起動を開始してから正常に動作するまでに時
間を要するものは長い時間に設定され、正常に動作する
までに時間を要さないものは短い時間に設定される。具
体例を図6に示すと、同図では横が現在使用している音
声コーディックを、縦が新たに起動されたコーデイック
を示しており、例えば、本実施例のようにG.711を
使用していてG.722に切り換える場合には、タイマ
ー部3の起動時間は0、5秒に設定される。
【0038】一方、音声通信が終了すると、以下の手順
に従って回線が切断される。例えば、X側端末のユーザ
が先にハンドセットを戻してオンフックすると、X側端
末が切断メッセージDISCをISDNに送出してBc
hの開放を要求する。ISDNは、切断メッセージDI
SCを本会議システムのY側端末に送出する。切断メッ
セージDISCを受けて、Y側端末が切断完了を通知す
る開放メッセージRELをISDNに応答すると、IS
DNからX側端末に開放メッセージRELが送出され
る。
【0039】Y側端末はBchの開放が完了すると、開
放完了メッセージREL−COMPをISDNに送出し
てその旨を通知し、ISDNは開放完了メッセージRE
L−COMPをY側端末に送出する。これにより、X側
端末とY側端末との間に設定されていたBchが完全に
開放される。このように本実施例では、音声通信中に音
声コーディック18a〜18dが切り換えらたとき、タイマ
ー部3を起動して所定時間の間だけマイク19およびスピ
ーカー20を音声コーディック18a〜18dから切り離して
いるため、音声コーディック18a〜18dが正常に動作す
るまで音声の入出力を行なわないようにすることがで
き、マイク19およびスピーカー20からノイズが発生する
のを防止することができる。この結果、ユーザに不快感
を与えるのを防止することができる。
【0040】また、音声コーディック18a〜18dのう
ち、起動が開始されてから正常に動作するまでに時間を
要するものは、スピーカー20を音声コーディック18a〜
18dから長い時間切り離すとともに、正常に動作するま
でに時間を要さないものは短い時間切り離すようにして
いるため、音声コーディック18a〜18dの切り換え時間
を最適なものにすることができ、音声コーディック18a
〜18dに応じてマイク19およびスピーカー20に発生する
ノイズを最適に抑制することができる。
【0041】また、タイマー部3の起動時にスピーカー
20からメロディーを出力し、システムが異常でないこと
を通知しているため、ユーザにシステムが異常でないこ
とを確実に知らせることができ、会議システムの使用性
能を向上させることができる。なお、本実施例では、シ
ステムが異常でないことをスピーカー20からメロディー
を送出することで知らせているが、これに限らず、請求
項4に記載の発明のように画像出力装置13や操作・表示
部9にメッセージを表示することにより、システムが異
常でないことを知らせるようにしても良い。
【0042】
【0043】図7は、請求項2記載の発明に係るテレビ
会議システムの一実施例を示すフローチャートである。
本実施例の特徴は、上記実施例が音声通信中に音声コー
ディックが切り換えらたとき、タイマー部3を起動して
所定時間の間だけマイク19およびスピーカー20を音声コ
ーディック18a〜18dから切り離しているのに対し、C
PU部1が音声通信中に音声コーディック18a〜18dが
切り換えられたことを検出すると、タイマー部3を起動
して所定時間の間だけマイク19およびスピーカー20の音
声レベルを低下するようにした点にあり、その他の構成
は上記実施例と同様であるため、上記実施例の図2、3
に従って説明をする。
【0044】本実施例では、図7に示すように、現在進
行している会議中(音声データ通信中、ステップS11)に
受信オーディオコマンドBASの変化があっか否かを判
別し(ステップS12)、例えば、G.722にモード切り
換えの要求があった場合に、現在使用している音声コー
ディック18a〜18dを停止するとともに、切り換え要求
された音声コーディック18a〜18dを起動させる。これ
に加えて、アンプ53、54のレベルを減衰(低下)させるの
と同時にタイマー部3を起動させる(ステップS13)。
【0045】次いで、タイマー部3がタイムアウトであ
るか否かを判別し(ステップS14)、タイムアウトである
場合には、アンプ53、54のレベルを復帰させる(ステッ
プS15)。そして、タイマー部3の作動中にはスピーカ
ー20からメロディーを送出してシステムの異常ではない
ことをユーザに知らせる。なお、本実施例では、CPU
部1が音声レベル制御部を構成している。
【0046】本実施例にあっても、上記実施例と同様に
音声コーディック18a〜18dが正常に動作するまで音声
の入出力を行なわないようにすることができ、マイク19
およびスピーカー20からノイズが発生するのを防止する
ことができる。この結果、ユーザに不快感を与えるのを
防止することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、音声
コーディックが正常に動作するまで音声の入出力を行な
わないようにすることができ、スピーカー等からノイズ
が発生するのを防止することができ、音声コーディック
の切り換え時間を最適なものにすることができ、音声コ
ーディックに応じてスピーカー等に発生するノイズを最
適に抑制することができる。この結果、ユーザに不快感
を与えるのを防止することができる。
【0048】請求項3、4記載の発明によれば、ユーザ
にシステムが異常でないことを確実に知らせることがで
き、会議システムの使用性能を向上させることができ
る。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】勧告H.221に従って64kbpsをAV端
末に用いる場合のフレーム構成の詳細を示す図である。
【図2】請求項1〜4何れかに記載の発明の一実施例に
則したテレビ会議システムのシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】一実施例に則した音声コーディック部周辺の構
成を示すブロック図である。
【図4】一実施例に則したテレビ会議システムの通信シ
ーケンス例を示す図である。
【図5】一実施例に則した音声コーディックの切り換え
時の手順を示す図である。
【図6】一実施例に則した音声コーディックに応じたタ
イマーの起動時間を示す図である。
【図7】請求項2記載の発明の一実施例に則した音声コ
ーディックの切り換え時の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU部(制御部、音声レベル制御部、切り換え
部) 2 メモリー部 3 タイマー部 4 通信制御部 5 マルチメディア多重・分離部 6 S/IF 7 ISDN網 8 入力制御部 9 操作・表示部 10 画像コーディック部 11 画像入出力I/F 12 画像入力装置 13 画像出力装置 14 I/O部 15 ハードディスク 16 静止画装置 17 テレマティック装置 18 音声コーディック部 18a〜18d 音声コーディック 19 マイク(入力部) 20 スピーカー(出力部) 21 ドキュメント制御部 22 プリンター 23 スキャナー 53、54 アンプ(入出力部) 55 スイッチ(制御部)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN(Integrated Services Digital
    Network ) 回線に接続され、音声、動画像及びファクシ
    ミリ静止画等のデータの遣り取りを行うテレビ会議シス
    テムにおいて、 CCITT勧告H.221のフレーミングフォーマット
    に従ってメディアの多重・分離を行なうメディア多重・
    分離部と、 該メディア多重・分離部で多重化あるいは分離される音
    声データをそれぞれ所定のCCITT勧告等に応じて符
    号化・複合化する複数の音声コーディックを有する音声
    コーディック部と、 音声コーディック部に接続され、該コーディック部との
    間で音声データの入出力を行なう入出力部と、 音声通信中に音声コーディックが切り換えられたことを
    検出すると、所定時間の間だけ入出力部を音声コーディ
    ックから切り離すように制御する制御部と、を有し、前
    記所定時間は、音声コーディックのうち、起動を開始し
    てから正常に動作するまでに時間を要するものは長い時
    間に設定され、正常に動作するまでに時間を要さないも
    のは短い時間に設定されることを特徴とするテレビ会議
    システム。
  2. 【請求項2】ISDN(Integrated Services Digital
    Network ) 回線に接続され、音声、動画像及びファクシ
    ミリ静止画等のデータの遣り取りを行うテレビ会議シス
    テムにおいて、 CCITT勧告H.221のフレーミングフォーマット
    に従ってメディアの多重・分離を行なうメディア多重・
    分離部と、 該メディア多重・分離部で多重化あるいは分離される音
    声データをそれぞれ所定のCCITT勧告等に応じて符
    号化・複合化する複数の音声コーディックを有する音声
    コーディック部と、 音声コーディック部に接続され、該コーディック部との
    間で音声データの入出力を行なう入出力部と、 音声通信中に音声コーディックが切り換えられたことを
    検出すると、所定時間の間だけ入出力部の音声レベルを
    低下させるように制御する音声レベル制御部と、を
    し、前記所定時間は、音声コーディックのうち、起動を
    開始してから正常に動作するまでに時間を要するものは
    長い時間に設定され、正常に動作するまでに時間を要さ
    ないものは短い時間に設定されることを特徴とするテレ
    ビ会議システム。
  3. 【請求項3】前記所定時間内に、入出力部からメロディ
    ーを出力させることにより、システムが異常でないこと
    を通知することを特徴とする請求項1または2記載のテ
    レビ会議システム。
  4. 【請求項4】前記所定時間内に、メッセージや映像をテ
    レビ画面あるいは表示パネルに表示することにより、シ
    ステムが異常でないことを知らせることを特徴とする請
    求項1または2記載のテレビ会議システム。
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