JPH0662396A - 画像通信端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内蔵カメラと外部カメラを有する画像通信端
末装置の使い勝手をよくする。 【構成】 システム制御部８に画像入力を自動的に切替
えるモードを追加し、外部カメラ３からの画像データの
入力があるか、ないかの判定を行う画像データ入力判定
部７、およびシステム制御部８にて画像入力を自動的に
切替えるモードとなっている場合、外部からの画像入力
があれば外部からの画像データを、なければ内蔵カメラ
からの画像データを自動的に送信する画像切替え制御部
９とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、画像入力に内蔵カメラ
と外部からの画像入力端子を備えた画像通信端末装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、ＣＣＩＴＴ(国際電信電話諮問委
員会)においてオーディオビジュアル・サービス用のビ
デオ符号化方式，多重化方式，通信手順が正式勧告化さ
れ、それにともない各社からＣＣＩＴＴ勧告に準拠した
テレビ会議システムや動画テレビ電話などの画像通信端
末装置が発売されている。

【０００３】以下、図面を参照しながら従来の画像通信
端末装置について説明を行う。図３は従来の画像通信端
末装置16の機能ブロック図であり、１はハンドセット、
２は自画像を撮影するための内蔵カメラ、３は自画像を
撮影するための外部カメラ、４は相手側端末からの画像
あるいは自画像を表示するモニタ、５は相手電話番号や
モード設定等の入力を行うキーパッドである。６は音声
データの符号化および復号化を行う音声制御部、８はキ
ーパッド５より入力した値に基づきモード等の設定を行
うシステム制御部、９はシステム制御部８の画像入力モ
ードの設定に応じて伝送画像を内蔵カメラ２からのもの
とするか、外部カメラ３からのものとするかの切替えを
行う画像切替え制御部である。10は動画データの符号化
および復号化を行うと共にモニタ４への画像の表示制御
を行う動画制御部、11は動画像，音声，静止画等のデー
タをＣＣＩＴＴ勧告Ｈ．２２１(オーディオビジュアル
テレサービスにおける 64kbit／s から 1920kbit／s チ
ャネルのフレーム構造)のフレームフォーマットで多重
化し、相手側端末から送られたきたＨ．２２１フレーム
から動画像，音声，データに分離する多重分離部、12は
発信／着信を行う回線制御部、13は総合サービス・デジ
タル網(ＩＳＤＮ)に接続するための回線インタフェース
部、14はＩＳＤＮ、15は外部カメラ３を接続するための
外部画像入力端子、16は画像通信端末装置で破線で囲ん
だ部分である。

【０００４】図３のように構成された従来の画像通信端
末装置について、動画像データを伝送する場合の一例に
ついて以下説明する。使用者はキーパッド５より画像入
力を内蔵カメラ２からの入力とするか、外部カメラ３か
らの入力とするかのモードをシステム制御部８へ登録す
る。その後、キーパッド５より相手電話番号を入力し発
信を行い、動画制御部10で符号化した動画像データと、
音声制御部６で符号化された音声データと共に多重分離
部11で多重化した後、回線インタフェース部13，ＩＳＤ
Ｎ14を介して相手端末へ動画像と音声のデータ送信を行
う。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の画像通信端末装置では、送出する動画像を内蔵
カメラ２からの入力か、外部カメラ３からの入力かを切
替える際には、キーパッド５から画像入力モードの設定
を手動で切替えるしかない。また一般的に外部カメラ３
の方が高精細な画像入力を持つカメラが使用されている
ことより、キーパッド５より画像入力モードを外部カメ
ラ３からの入力と設定しておいても、外部画像入力端子
15に外部カメラ３が接続されていない場合や、外部カメ
ラ３の電源が入っていない場合、相手端末へ動画像を送
出できないという問題点を有していた。

【０００６】本発明は、このような従来の問題点を解決
し、使い勝手のよい内蔵カメラ、外部カメラによる動画
像データの送出を図ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は画像入力モード
に内蔵／外部カメラ自動判定というモードを設け、また
外部カメラからの画像データの入力があるか、ないかの
判定を行う画像データ入力判定部を設けたものである。

【０００８】

【作用】本発明によれば、キーパッドより画像入力モー
ドを、内蔵／外部カメラ自動判定，設定することによ
り、画像データ入力判定部にて外部カメラからの画像入
力があると判定すれば外部カメラからの画像を、外部カ
メラからの画像入力がなければ内蔵カメラからの画像を
相手端末へ送出するものである。

【０００９】

【実施例】図１は本発明の一実施例における画像通信端
末装置の機能ブロック図を示し、７は画像データの入力
があるか、ないかの判断を行う画像データ入力判定部で
ある。その他、前記図３と同じ機能ブロックについては
同じ符号で示し、その説明を省略する。

【００１０】図２は本発明の一実施例におけるシステム
制御部で管理する画像入力モードの遷移図である。

【００１１】以上のように構成された画像通信端末装置
にて、動画像データを伝送する場合の一例についてその
動作を説明する。まず、内蔵カメラ２の入力固定(Ｓ
１)，外部カメラ３の入力固定(Ｓ２)をした後、利用者
はキーパッド５より画像入力モードとして、内蔵／外部
カメラ自動判定(Ｓ３)，選定し、システム制御部８に設
定した後、キーパッド５より相手電話番号の入力，発信
を行う。送信する動画像データは、外部カメラ３からの
画像入力があるか、どうかをＮＴＳＣ(National TVSyst
em Committe)信号等により画像データ入力判定部７で判
定し、あれば外部カメラ３からの動画像データを、なけ
れば内蔵カメラ２からの動画像データを伝送するように
画像切替え制御部９が自動的に切替え、動画制御部10で
動画像データの符号化を行い、音声制御部６で符号化さ
れた音声データと共に多重分離部11で多重化した後、回
線インタフェース部13，ＩＳＤＮ14を介して相手端末へ
動画像と音声のデータ送信を行う。

【００１２】

【発明の効果】以上説明したように本発明の画像通信端
末装置は、送出する動画像データを内蔵カメラからの入
力か、外部カメラからの入力かどうかを画像データ入力
判定部が判定し、内蔵カメラと外部カメラからの入力の
切替えを画像切替え制御部で自動的に行い、また外部画
像入力端子に外部カメラが接続されていない場合や、外
部カメラの電源が入っていない場合でも自動的に内蔵カ
メラからの動画像データを送出することができるため、
使い勝手のよい画像通信端末装置を提供できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における画像通信端末装置の
機能ブロック図である。

【図２】図１のシステム制御部で管理する画像入力モー
ドの遷移図である。

【図３】従来の画像通信端末装置の機能ブロック図であ
る。

【符号の説明】

１…ハンドセット、 ２…内蔵カメラ、 ３…外部カメ
ラ、 ４…モニタ、 ５…キーパッド、 ６…音声制御
部、 ７…画像データ入力判定部、 ８…システム制御
部、 ９…画像切替え制御部、 10…動画制御部、 11
…多重分離部、12…回線制御部、 13…回線インタフェ
ース部、 14…ＩＳＤＮ、 15…外部入力端子、 16…
画像通信端末装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 内蔵カメラに加え、外部からの画像入力
   端子がある画像通信端末装置において、外部カメラから
   の画像信号が入力されているかどうかの判断を行う画像
   データ入力判定部と、システム制御部にて画像入力を自
   動的に切替えるモードに設定しておいた場合、外部より
   画像データの入力があれば外部カメラからの画像データ
   を、また外部カメラからの画像入力がなければ内蔵カメ
   ラからの画像データを送出する画像切替え制御部とを有
   することを特徴とする画像通信端末装置。