JPH09331395A - 画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送装置

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JPH09331395A
JPH09331395A JP8152077A JP15207796A JPH09331395A JP H09331395 A JPH09331395 A JP H09331395A JP 8152077 A JP8152077 A JP 8152077A JP 15207796 A JP15207796 A JP 15207796A JP H09331395 A JPH09331395 A JP H09331395A
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speaker
image
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interrupt
interrupt request
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JP8152077A
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Inventor
Yoshikatsu Yoshino
能且 吉野
Toyohiro Honda
豊大 本多
Akihiro Yamamoto
晶弘 山本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対一でテレビ電話通信しているときに第三
者からの割込テレビ電話通信を可能にし、3地点間のテ
レビ電話通信を可能とする。 【解決手段】 一つの通信チャンネルを用いて話者Aと
話者Bが一対一で画像通信中に話者Cによる割込要求が
できる機能を有する通信網に接続する画像伝送装置20
であって、割込要求信号検出手段32と、話者Cとの通
信に切り換える話者切換手段と、画像を一時的に記憶す
る一時画像記憶手段37とを設け、割込要求を検出する
と、話者Aと話者B間の画像通信を話者Aと話者C間と
の画像通信に切り換え、画像記憶手段37に記憶した話
者Bの画像を話者Cの画像と同時に表示し、再び話者切
換手段を走査すると話者Bとの画像通信に戻すことがで
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を送信、受信
あるいは送受信できるテレビ電話装置や多機能端末装置
等に関わり、特にアナログ回線等のような通信チャネル
が1つしか使用できない通信網に接続された画像伝送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3−40585号公報に示
されるように3地点間で画像通信できる画像伝送装置が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
による画像伝送装置は、通信チャンネルが2つ以上ある
デジタル回線上でのみ実現でき、アナログ回線等のよう
な通信チャンネルが1つしか使用できない通信網に接続
された画像伝送装置では、3地点間で画像通信を行うた
めには、交換機に画像を合成したりするような機能を持
たせなければ実現できない。
【0004】そこで、本発明は、日本電信電話株式会社
が行っているキャッチホンサービスのような割込通信の
機能を利用して、通信チャネルが1つしか使用できない
通信網において3地点間で画像通信を行うようにするこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、割込要求信号検出手段と、話者切換制御
手段と、一時画像記憶手段を設けることにより、3地点
間で画像通信を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態をテレビ電話装置を例に挙げて、画像伝送システムの
構成の概要を説明する。本発明にかかる画像伝送システ
ム1は、一般電話回線等における割込発着機能を持った
交換機1と、その通信網に接続された複数のテレビ電話
装置、例えば、話者Aのテレビ電話装置20aと、話者
Bのテレビ電話装置20bと、話者Cのテレビ電話装置
20cとから構成される。
【0007】割込発着機能とは、例えば日本電信電話株
式会社が行っているキャッチホンサービスなどのよう
に、話者Aがある話者Bと通話中のときに、もう一人の
話者Cによる割込要求を受けて通話できる機能を指すも
のとする。
【0008】各テレビ電話装置20は、相手の画像ある
いは自画像等を表示する画像表示装置21と、割込要求
があることをテレビ電話使用者に伝える割込要求インジ
ケータ22と、割込要求があったときに話者を切り換え
る話者切換ボタン23を有している。
【0009】今、話者A(テレビ電話装置20a)と話
者B(テレビ電話装置20b)がテレビ電話通信を行っ
ているときには、話者Aの画像表示装置21aには、相
手の話者Bの画像が表示され、話者Bの画像表示装置2
1bには、相手の話者Aの画像が表示されている。ここ
に、話者C(テレビ電話装置20c)が話者Aに対して
割込通信を要求したとする。話者Aのテレビ電話装置2
0a側は、割込要求信号を検出すると、割込要求があっ
たことを示すインジジケータ22aが点灯あるいは点滅
し、話者Aに対して割込要求があることを知らせる。話
者Aが、割り込んできた話者Cに回線の接続を切り換え
る場合は、話者切換ボタン23aを押下する。
【0010】話者切換ボタン23aが押し下げられる
と、話者Aの画像表示装置21aには図2に示すよう
な、現在接続されている話者Cの画像26aが表示さ
れ、話者Cとの通話が可能となると同時に、接続を切り
換える前の話者Bの画像25aが静止画として画面表示
装置21の一部に表示され、話者Bとの通話は中断され
る。
【0011】話者Aが話者Cとの通信を止め、話者Bと
再び通信したい場合は、もう一度話者切換ボタン23a
を押下する。もう一度話者切換ボタン23aが押し下げ
られ話者Bがオンフックしていない場合は、話者Bとの
通話が可能となると同時に、話者Aの画像表示装置21
aには図3に示すように、図2のときの画像(話者C)
と画像25a(話者B)が入れ代わり、話者Cの画像2
6aが静止画として表示装置21aの一部に表示され
る。
【0012】次に、本発明にかかるテレビ電話装置20
の構成の一例を音声処理に関する部分を省略して図4に
示す。テレビ電話装置20は、前述の画像表示装置21
と、インジケータ22と、電話回線に接続するモジュラ
ージャック31と、割込通信を要求する信号を検出する
機能と通信網に話者を切り換える信号を出力する機能を
併せ持った割込要求信号検出部32と、モデム33と、
ビデオカメラ等のような画像撮像装置34と、画像デー
タのA/DおよびD/A変換や符号化復号化等の処理を
行う画像処理部35と、例えば自画像と相手画像の2画
面表示にするといったような画像表示装置21に表示す
る画像を制御する画像表示制御部36と、画像データを
一時的に記憶する画像記憶装置37と、割込要求信号が
あったことをテレビ電話使用者に知らせる割込要求イン
ジケータ制御部38と、通話する話者を切り換える話者
切換制御部39から構成される。
【0013】図4に示されるテレビ電話装置20は、図
1に示した話者Aのテレビ電話装置20aであると想定
する。今話者A(テレビ電話装置20a)が話者B(テ
レビ電話装置20b)とテレビ電話通信を行っていると
する。このとき画像撮像装置34によって得られた画像
データは、画像処理部35でA/D変換や符号化等され
てモデム33に送られ、モジュラ31を介して電話回線
に出力される。一方、話者Bのテレビ電話20bから送
信された画像データは、電話回線、モジュラ31を介し
てモデム33に入力される。話者Bの画像データは、モ
デム33で画像データが復調されて、画像処理部35に
送られる。復調された話者Bの画像データは、画像処理
部35で復号化やD/A変換等の処理が施され、画像表
示制御部36を介して画像表示装置21に表示される。
画像表示制御部36の処理は、自画像と相手話者Bの画
像を同時表示するように制御してもよい。
【0014】ここで、テレビ電話20c(話者C)がテ
レビ電話20a(話者A)に対して割込要求を行ったと
する。日本電信電話株式会社が提供しているキャッチホ
ンサービスでは、話者Aがこのサービスに加入していれ
ば、話者Cは話者Aの電話番号をダイヤルすることによ
り、話者Aに割込要求を行うことができる。割込要求信
号は、画像データや音声データと同じように、電話回線
を介して送信されてくるので、割込信号検出部32で割
込要求信号を検出することができる。割込信号検出部3
2が割込要求信号を検出すると、割込要求インジケータ
制御部38にその旨が伝えられ、図1に示すインジケー
タ22を点灯あるいは点滅させて、テレビ電話使用者
(話者A)に割込電話があることを知らせる。話者A
が、割込相手(話者C)と通信したいと考え、図1に示
す話者切換ボタン23を押し下げると、話者切換制御部
39が駆動される。話者切換制御部39は、次の(1)
から(3)のような3つの制御を行う。
【0015】(1)割込要求信号検出部32に話者を切
り換えることを伝える。割込要求信号検出部32から、
話者を切り換える信号をモジュラ31を介して電話回線
に送出する。日本電信電話株式会社が提供しているキャ
ッチホンサービスでは、フッキング信号を通信網に送出
することにより、話者を切り換えることができる。 (2)切り換える前の話者Bの画像1フレーム分を、画
像記憶装置37に記憶させる。 (3)画像表示制御部36に話者を切り換えたことを伝
える。
【0016】上記(3)の制御(通知)があると、画像
表示制御部36は、図2のように話者Bの画像25と話
者Cの画像26を同時に確認できるように表示状態を制
御する。このように、現在通信を行っている相手(この
場合は話者C)の画像26の方を切り換える前の話者B
の画像25より大きく表示することによって、今誰と通
信しているのか容易に判断することができる。なお、話
者Bの画像25は静止画で表示する。この静止画表示に
は、画像記憶装置37に記憶されている話者Bの画像を
読み出して利用する。
【0017】話者Aが再び話者Bとの通信に切り換えよ
うとして、図1に示す話者切換ボタン23を再び押し下
げると、話者Bがオンフックしておらず再通話を待機し
ているときには、話者切換制御部39が駆動され、次の
(4)から(6)の3つの制御を行う。
【0018】(4)割込要求信号検出部32に話者を切
り換えることを伝える。割込要求信号検出部32は話者
を切り換える信号をモジュラ31を介して電話回線に送
出する。日本電信電話株式会社が提供しているキャッチ
ホンサービスでは、フッキング信号を通信網に送出する
ことにより、話者を切り換えることができる。 (5)切り換える前の話者Cの画像1フレーム分を画像
記憶装置37に、記憶させる。 (6)画像表示制御部36に話者を切り換えたことを伝
える。
【0019】上記(6)の制御(通知)があると、画像
表示制御部36は、図2に示す話者Bの画像25と話者
Cの画像26を、図3に示すように入れ換えて表示する
ように画像表示を制御する。すなわち、直前まで通信し
ていた話者Cの画像を静止画で26のように画面の一部
に表示し、現在通信している話者Bの画像を25のよう
に大きく表示することによって、今誰と通信しているの
か容易に判断することができる。なお、この静止画表示
には、画像記憶装置37に記憶されている話者Cの画像
データを読み出して利用する。
【0020】以上のように、テレビ電話装置を図4に示
す構成とすることによって、割込通話に対応したテレビ
電話が実現できる。なお、日本電信電話株式会社が提供
しているキャッチホンサービスでは、割込要求信号とし
て1回の、400Hzを16Hzの信号で変調した信号
と、2回の400Hzの信号を一定間隔で送信する。し
たがって、割込要求信号検出部32の割込要求信号検出
機能は、トーン検出器とタイマーを設けることによって
実現可能である。
【0021】上記の実施例では、話者Cから割込要求が
あったときに、その旨をインジケータ23を用いて表示
したが、画像表示装置21aに表示された相手話者Bの
画像全体を点滅させたり、あるいは、インジケータ制御
部38が画像表示制御部36に対して割り込みがあった
ことを知らせ、図5に示すように画像表示装置20の画
面21上の相手話者Bの画像25の表示領域外に「割り
込に電話要求があります」などの文字27を表示するこ
ともできる。
【0022】さらに、上記実施例では、切換ボタン23
が押されたときに、話者Bの画像25と話者Cの画像2
6を入れ換えて、通話中の話者を示す方法を示したが、
図6に示すように、話者Bの画像25と話者Cの画像2
6を同じ大きさで表示し、現在接続している相手の画像
の外枠28を判り易い色で表示したり、外枠28を点滅
させるようにしてもよい。
【0023】以上の説明では、割り込んできた話者Cが
テレビ電話装置20cである場合を説明したが、割り込
んできた話者Cがテレビ電話ではなく通常の電話であっ
た場合、あるいはテレビ電話であっても画像を送らない
ような音声のみの通信であるときは、図2のように話者
Cの画像26を表示することができないので、図7の画
像表示装置21a上に、話者C画像26を表示せず、話
者Bの静止画25とともに「画像を受信できません」の
ようなメッセージ29を表示するようにしても良い。
【0024】次に、本発明のテレビ電話装置に利用する
画像処理装置35の詳細を説明する。図8は、画像処理
装置35の動画像符号化装置50の構成を示し、前フレ
ームと現フレームとの差分を符号化する方式を利用した
画像符号化の構成を示すブロック図である。図9は、そ
の符号化画像データの復号化装置60の構成を示すブロ
ック図である。最初に図8の画像データ符号化装置50
について簡単に説明する。画像データ符号化装置50
は、アナログ−ディジタル(A/D)変換器51と、加
算器52と、離散コサイン変換器(DCT)53と、量
子化器(Q)54と、逆量子化器(DQ)55と、逆離
散コサイン変換器(IDCT)56と、画像記憶装置
(フレームメモリ:FM)57と、入力された画像デー
タに帰還信号を加えるか否かを選択する帰還選択スイッ
チ58と、音声データと画像データおよびその他の諸符
号化情報を多重化する多重化器59から構成される。
【0025】符号化する最初の画像フレームは、帰還選
択スイッチ58をa側に接続して符号化を行う。すなわ
ち、ビデオカメラ等の撮像装置から入力されたアナログ
画像データは、A/D変換器51でディジタル信号に変
換された後、加算器52を経て離散コサイン変換器53
でDCT変換され、さらに量子化器54で量子化され
て、多重化器59に送られる。なお、加算器52ではス
イッチ58がa側に接続されているので、最初の画像フ
レームの画像データには何も加算されない。スイッチを
a側に接続したという信号(加算フラグ)および量子化
器54で使用した量子化テーブルの種別などの信号(量
子化情報データ)も多重化器59に送られる。
【0026】多重化器59では量子化された画像データ
と、帰還選択スイッチ58からの加算フラグおよび量子
化器54からの量子化情報データと、音声データを多重
化して符号化データとして出力する。量子化器54で量
子化された画像データは、逆量子化器55にも送られ、
ここで逆量子化される。その後逆離散コサイン変換器5
6によって逆DCTされた画像データは、フレームメモ
リ57に格納される。
【0027】符号化する第二の画像フレーム以降は、適
応的に帰還選択スイッチ58を切り換えることによっ
て、画像符号化を行う。すなわち、帰還選択スイッチ5
8がb側に接続された場合は、加算器52において今回
の画像フレームの画像データとフレームメモリ57に格
納されている前回の画像フレームの画像データとの差分
値が採られ、この差分値が離散コサイン変換器53でD
CT化され、量子化器54で量子化される。量子化され
た画像データは多重化器59に送られる。多重化器59
では画像データとともに、音声データと量子化情報デー
タおよび加算フラグをそれぞれ多重化して符号化データ
として出力する。以下この手順を繰り返すことにより動
画像が符号化される。
【0028】上記符号化装置50によって符号化された
画像データを復号化する図9に示す画像復号化装置60
は、符号化された画像データと音声データおよび諸符号
化情報(加算フラグと量子化情報データ)をそれぞれ分
離するデータ分離器61と、分離された画像データを逆
量子化する逆量子化器(DQ)62と、逆量子化された
画像データを逆離散コサイン変換する逆離散コサイン変
換器(IDCT)63と、加算器64と、後述するフレ
ームメモリ66,67に格納された前回の画像フレーム
の画像データを加算するか否かを切り換える切換スイッ
チ69と、画像記憶装置(フレームメモリ)66および
フレームメモリ67と、画像データを書き込む2つのフ
レームメモリを選択して切り換える書込選択スイッチ6
8および画像データを読み出す2つのフレームメモリを
選択して切り換える読出選択スイッチ65とから構成さ
れる。加算器64からの画像データは、画像表示装置を
制御する画像表示制御装置36でD/A変換され画像表
示装置21に送られる。
【0029】まず、基本的な復号化の手順を説明する。
電話回線等を通して受信した多重化データがデータ分離
器61に入力されると、多重化データは、音声データ
と、画像データと、量子化情報データおよび加算フラグ
に分離される。量子化情報データおよび加算フラグは、
それぞれ逆量子化器62および加算スイッチ69に伝え
られる。画像データは、逆量子化器62でデータ分離器
61から伝えられた量子化情報データを利用して逆量子
化される。逆量子化された画像データは、逆離散コサイ
ン変換器63でIDCTされる。
【0030】加算スイッチ69は、データ分離器61か
ら伝えられた加算フラグにより端子aに接続するか端子
bに接続するか制御される。端子a側に接続されている
場合はIDCTされた画像データは、加算器64では何
も加算されず、そのまま画像表示制御装置36を経て画
像表示装置21に表示される。加算スイッチ69が端子
b側に接続されている場合は、IDCTされた画像デー
タは、読出選択スイッチ68が接続しているフレームメ
モリ66またはフレームメモリ67に格納された画像デ
ータと加算されて、画像表示制御装置36に送られる。
なお、IDCTされた画像データは書込選択スイッチ6
5が接続しているフレームメモリ66またはフレームメ
モリ67に格納される。以上の手順を繰り返すことによ
り、図8の符号化装置で符号化された画像データを復号
化することができる。
【0031】上で説明しなかった図9の割込要求信号検
出器32、割込要求インジケータ制御器38、話者切換
制御器39については図9と併せて図1から図4を用い
て説明する。図9に示した復号化装置60は、話者Aの
テレビ電話装置20a内の復号化装置であると想定す
る。割込要求信号検出器32は、通話中に第3の話者か
らの割込通信を要求する割込要求信号を検出すると、割
込要求インジケータ制御器38へその旨を通知する。割
込要求インジケータ制御器38は、割込要求インジケー
タ22を点滅させるなどして割込要求信号があったこと
をテレビ電話使用者に知らせる。話者切換制御器39
は、話者Aが話者切換ボタン23を押し下げることによ
って駆動される。
【0032】話者A(テレビ電話装置20a)が話者B
(テレビ電話装置20b)とテレビ電話通信を行ってい
るとする。今、読出選択スイッチ68が端子cに、書込
選択スイッチ65が端子eに接続されて、第1のフレー
ムメモリ(画像メモリ)66を選択しており、この画像
メモリ66には今から復号化しようとするフレームより
1フレーム前の差分画像データが格納されている。ここ
で、話者C(テレビ電話装置20c)から話者Aに対し
て割込電話があったとする。このとき、割込要求信号は
割込要求信号検出器32で検出され、インジケータ制御
器38に割込要求信号を検出したことを伝える。割込要
求インジケータ制御器38は、図1に示す割込要求イン
ジケータ22を点灯あるいは点滅させたり、インジケー
タ制御器38が画像表示制御器36に対して割り込みが
あったことを知らせ、図5に示すように画像表示装置2
1上に割込着信があることを話者Aに知らせる文字27
を表示する。
【0033】さて、上記した何等かの形で割り込み電話
要求がなされていることを知った話者Aが、第3の話者
と通信したいと考えると、話者切換ボタン23を押し下
げる。これに伴い、図9に示した話者切換制御器39が
駆動される。話者切換制御器39は次の3つの制御を行
う。 (a)交換機に対して割り込み相手に接続を切り換える
よう信号を送る。 (b)読出選択スイッチ68および書込選択スイッチ6
5を制御し、このあとの画像復号化に用いる画像記憶装
置として使うフレームメモリ67に切り換える(読出選
択スイッチ68は端子dに、書込選択スイッチ65は端
子fに接続される)。 (c)画像表示制御装置36に話者を切り換えたことを
伝える。
【0034】上記(c)の制御によって、画像表示制御
装置36は、次のように画像表示装置を制御する。すな
わち、話者Aの画像表示装置21aには図2のように現
在接続されている話者Cの画像26aの方を大きく表示
させると同時に、接続を切り換える前の話者Bの画像を
25aのように静止画として表示させる。あるいは、図
2のように現在通信している相手を大きく、そうでない
相手を小さく表示するのではなく、図6のように、両者
の画像を同じ大きさで表示し、現在接続されている相手
の画像の外枠を28のように判り易い色で表示するよう
にしてもよい。なお、話者Bの画像25は静止画で表示
する。この静止画表示には現在書込選択スイッチ65お
よび読出選択スイッチ68が接続していない画像記憶装
置フレームメモリ66に格納されたデータを利用しても
よい。割り込んできた話者Cがテレビ電話ではなく通常
の電話であった場合、あるいはテレビ電話であっても画
像を送らないような通信では、図2に示すように話者C
の画像26を表示することはできないので、図7に示す
ように画像表示装置21上に話者Bの静止画25ととも
に「画像を受信できません」のメッセージ29を表示し
ても良い。
【0035】通話が中断した話者Bがオンフックしてお
らず、話者Aが再び話者Bとの通信に切り換える場合
は、話者切換ボタン23を再び押し下げる。これに伴
い、話者切換制御器39が駆動される。話者切換制御器
39は次の3つの制御を行う。 (aa)交換機に対して元の話者に接続を切り換えるよ
う信号を送る。 (bb)読出選択スイッチ68および書込選択スイッチ
65を制御し、再び画像記憶装置をフレームメモリ66
に切り換える。 (cc)画像表示制御装置36に話者を切り換えたこと
を伝える。 フレームメモリ66には、先ほどまで通信していた話者
Bの最後に受信した画像が格納されているので、先ほど
の通信の続きから画像の復号化を行うことができる。し
たがって、話者A側では復号化に要する時間や負荷を削
減でき、話者B側では符号化に要する時間や負荷を削減
できる。
【0036】上記(cc)の制御によって、画像表示制
御装置36は、図3に示すように話者Bの画像25と話
者Cの画像26を入れ換えて表示するように制御する。
すなわち、直前まで通信していた話者Cの画像26を静
止画で表示し、現在接続している話者Bの画像25を大
きく表示することによって、今誰と通信しているのか容
易に判断することができる。ただし、話者Cとの通信が
音声のみであった場合は、話者Cの画像26は表示しな
い。なお、話者Bの画像25は、まず、静止画で表示す
る。この静止画表示には、現在スイッチ65および68
が接続していない画像記憶装置フレームメモリ67に格
納されたデータを利用してもよい。
【0037】また、割込通話をもとに戻す表示は、図2
から図3のように画像を入れ換えるのではなく、図6に
示すように、話者Cの画像26と話者Bの画像25を同
じ大きさで表示し、現在接続している相手の画像の外枠
28を判り易い色で表示するようにしてもよい。
【0038】以上のように、本発明によるテレビ電話装
置では、日本電信電話株式会社が提供しているキャッチ
ホンサービスのような割込機能を利用することによっ
て、3地点間でテレビ電話通信を行なうことができる。
【0039】なお、以上の説明では、画像伝送装置とし
て、テレビ電話装置を例に説明したが、画像伝送装置と
しては、画像のみを伝送する装置や、静止画像の伝送装
置などであってもよい。また、割り込み機能としては、
日本電信電話株式会社が提供するキャッチホンサービス
に限らず、同様な機能であれば、本発明に適用できるこ
とは言うまでもないことである。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、アナログ回線等のよう
なチャネルが1つしかないような通信網に接続されたテ
レビ電話で、割り込みによるテレビ電話通信が実現で
き、3地点間でテレビ電話通信を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビ電話装置の概観と、割り込みによるテレ
ビ電話通信の通信網への接続の概要を示す概念図。
【図2】割込時に画像表示装置に表示する画像の例を示
す図。
【図3】割込終了時に画像表示装置に表示する画像の例
を示す図。
【図4】テレビ電話装置の構成の概要を示すブロック
図。
【図5】割込要求を画像表示装置に表示する画像の例を
示す図。
【図6】割込時に画像表示装置に表示する画像の他の例
を示す図。
【図7】画像を受信できない場合に画像表示装置に表示
する画像の例を示す図。
【図8】符号化装置の構成の例を示すブロック図。
【図9】復号化装置と割込制御装置の構成の例を示すブ
ロック図。
【符号の説明】
10 交換機 20 テレビ電話装置 21 表示画面 22 割込インジケータ 23 話者切換ボタン 25 話者B画像 26 話者C画像 27 割込要求メッセージ 29 画像受信不可メッセージ 32 割込要求信号検出部 35 画像処理部 36 画像表示装置制御部 37 画像記憶装置 38 割込要求インジケータ制御部 39 話者切換制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 晶弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの通信チャンネルを用いて第一の話
    者と第二の話者が一対一で画像通信している時に、第三
    の話者による割り込みの要求ができる機能を有する通信
    網に接続する画像伝送装置において、 割込通信があることを検出する割込要求信号検出手段
    と、 割込要求をした話者との通信に切り換えることができる
    話者切換手段を設け、 前記割込要求信号検出手段が割込要求があることを検出
    した場合に、 前記話者切換手段によって、前記第一の話者と第二の話
    者間の画像通信を、第一の話者と第三の話者間との画像
    通信に切り換え、 また、再び前記話者切換手段により、前記第一の話者と
    第二の話者間との画像通信に戻すことができるようにし
    たことを特徴とする画像伝送装置。
  2. 【請求項2】 画像を一時的に記憶する一時画像記憶手
    段を設け、 第一の話者が、第二の話者から第三の話者に画像通信を
    切り換える場合に、 第二の話者から送信されてきた画像を前記一時画像記憶
    手段に記憶し、第三の話者との画像通信中であっても、
    前記一時画像記憶手段に記憶した画像を必要に応じて第
    三の話者からの画像と同時あるいは別々に表示できるよ
    うにした請求項1記載の画像伝送装置。
  3. 【請求項3】 第一の話者が、第三の話者との画像通信
    から再び第二の話者間との画像通信に戻した場合に、 一時画像記憶手段に記憶されていた画像を利用して画像
    処理を行うようにした請求項2記載の画像伝送装置。
  4. 【請求項4】 一つの通信チャンネルを用いて第一の話
    者と第二の話者が一対一で画像通信している時に、第三
    の話者による割り込みの要求ができる機能を有する通信
    網に接続する画像伝送装置において、 割込通信があることを検出する割込要求信号検出手段
    と、 割込要求をした話者との通信に切り換えることができる
    話者切換手段を設け、 前記割込要求信号検出手段が割込要求があることを検出
    し、割込要求を発効した第三の話者が通常の電話装置で
    あった場合に、 前記話者切換手段によって、前記第一の話者と第二の話
    者間の画像通信を、第一の話者と第三の話者間との音声
    だけの通信に切り換え、 また、再び前記話者切換手段により、前記第一の話者と
    第二の話者間との画像通信に戻すことができる様にした
    ことを特徴とする画像伝送装置。
  5. 【請求項5】 画像を一時的に記憶する一時画像記憶手
    段を設け、 第一の話者が、第二の話者との画像通信から第三の話者
    との音声のみの通信に切り換える場合に、 第二の話者から送信されてきた画像を前記一時画像記憶
    手段に記憶し、第三の話者との通信中であっても、前記
    一時画像記憶手段に記憶した画像を必要に応じて表示で
    きるようにした請求項4記載の画像伝送装置。
  6. 【請求項6】 第一の話者が、第三の話者との音声通信
    から、再び第二の話者間との画像通信に戻した場合に、 前記一時画像記憶手段に記憶されていた画像を利用して
    画像処理を行うようにした請求項5記載の画像伝送装
    置。
  7. 【請求項7】 割込信号は、トーン信号による着信表示
    音であり、 割込信号検出手段は、画像通信中に前記着信表示音を検
    出して、表示器もしくは画像もしくは音声にて報知する
    手段である請求項1ないし請求項6のいずれか記載の画
    像伝送装置。
  8. 【請求項8】 話者切換手段は、フッキング信号発生手
    段であり、 画像通信中に前記割り込み信号検出手段により第三の話
    者からの割り込みを検出した場合、前記フッキング信号
    発生手段によってフッキング信号を発生させ、話者を切
    り換えるとともに、一時画像記憶手段に、切り換え前の
    画像通信によって得た画像を記憶するようにした請求項
    1ないし請求項7のいずれか記載の画像伝送装置。
JP8152077A 1996-06-13 1996-06-13 画像伝送装置 Pending JPH09331395A (ja)

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