JPH0686274A - テレビ電話 - Google Patents

テレビ電話

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Publication number
JPH0686274A
JPH0686274A JP4260831A JP26083192A JPH0686274A JP H0686274 A JPH0686274 A JP H0686274A JP 4260831 A JP4260831 A JP 4260831A JP 26083192 A JP26083192 A JP 26083192A JP H0686274 A JPH0686274 A JP H0686274A
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JP
Japan
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image
processing
display
data
videophone
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Pending
Application number
JP4260831A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakagawa
義浩 中川
Akihiro Kume
明弘 久米
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A W NEW HARD KK
Original Assignee
A W NEW HARD KK
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間で機能処理表示画面を表示できるテレ
ビ電話を提供する。 【構成】 送信側テレビ電話10Aは、画像を撮影する
カメラ16Aと、図示しないディスプレイとを有し、画
像データを圧縮して音声データと共に送受信できる。受
信側テレビ電話10Bは、図示しないカメラと、ディス
プレイ17Bとを有し、画像データを圧縮して音声デー
タと共に送受信できる。これらテレビ電話10A,10
BはISDN回線で接続される。送信側テレビ電話10
Aは、各機能の処理を指定する操作キー15Aと、操作
キー15Aで指定された機能をコードで送出する処理手
段31Aとを具備する。受信側テレビ電話10Bは、予
め機能処理表示用画面データを記憶するメモリ312B
と、機能コードを受信した際に、メモリ312Bから当
該画面データを読み出し、当該画面データに基づく画面
をディスプレイ17B上に表示させる処理部31Bとを
具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ電話に係り、詳細
には、保留画面やプライバシー画面を高速に表示するこ
とが可能なテレビ電話に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDN(サービス総合ディジタル通信
網)の普及に伴い、ISDNを利用したテレビ電話の開
発が行われている。このテレビ電話は、音声のみの通信
を行う従来の電話に加えて、通話者の自画像や資料等の
画像をも併せて通信できるようにしたものである。この
ようなテレビ電話では、ハンドセットから入力した音声
を符号化すると共に、CCD(Charge coupled device
)等の撮像素子を備えたカメラで撮像した話者の画像
を圧縮符号化し、両者をISDN通信制御部を介してI
SDN回線から送信するようにしている。一方、相手側
話者からの音声と画像も、符号化されて送信されてくる
ため、これらを復号化してハンドセットから音声を出力
すると共に、復号化された画像をディスプレイに出力す
るようになっている。
【0003】ここで、ISDN回線を使用して送信可能
なデータ量には制限があり、現在では64Kビット/秒
となっている。このため、現在のテレビ電話では、動画
ではあるが、目や口、顔全体の位置が多少動くという画
像の特質に対応して、伝送する画像の画質を、各メーカ
で設定した値としている。そして、設定された画質とな
るようにCCDで撮像し、又はCCDで撮像したデータ
の間引等により設定画質とし、その画像データに対し
て、例えばDCT(discret cosine transform;離散コ
サイン変換)やハフマン符号化等の各種データ圧縮方法
によって圧縮した後に、音声データと共にISDN回線
を介して通話相手に送信している。
【0004】このようなテレビ電話において、通信を一
時保留にする必要がある場合、あるいは現在の状態を相
手に見られたくない場合がある。そこで、一時保留の場
合には送信側で保留キーを押下すると、保留であること
を示す画像データを相手側のテレビ電話に送出してい
た。また、相手に見られたくない場合には送信側でプラ
イバシーキーを押下することにより、プライバシー状態
であることを示す画像を相手側のテレビ電話に送出して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビ電話では、保留やプライバシー処理に入ると、相
手側のテレビ電話に対して対応する画像データを送出す
るようにしているので、送信側で保留キーやプライバシ
ーキーが押下されてから、着信側のディスプレイに当該
画像データが表示されるまでに時間がかかっていた。従
って、例えば送信側で保留キーが押下されて、送信者が
席を離れても、相手側では保留画面が表示されるまで保
留状態とは認識されない場合があるので、お互いの通話
に違和感が生じることがある。本発明は、上述した欠点
を解消し、保留画面やプライバシー画面を着信側におい
て短時間で表示できるテレビ電話を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、画像を撮影するカメラと、画像を表示するディスプ
レイを有し、画像データを圧縮して音声データと共に送
受信するテレビ電話において、予め機能処理表示用画面
データを記憶する記憶手段と、機能コードを受信した際
に、前記記憶手段から機能処理表示用画面データを読み
出し、当該データに基づく画像を前記ディスプレイ上に
表示する第1処理手段と、各機能の処理を指定する機能
処理指定手段と、この機能処理指定手段で指定された機
能をコードで送信する第2処理手段とをテレビ電話に具
備させて、前記目的を達成する。また、前記記憶手段
は、機能処理表示用画面データとして保留画面データあ
るいはプライバシー画面データを記憶するか、以前に通
信を行った際に受信した画像データを機能処理表示用画
面データとして記憶するか、あるいは受信側のカメラで
撮像した画像を機能処理表示用画像データとして記憶す
るようにしてもよい。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、予め機能処理表示用
画像データを記憶しておき、機能コードを受信したとき
に、前記機能処理表示用画面データを読み出し、当該画
面データに基づく画面をディスプレイ上に表示させるよ
うにしている。一方、機能処理を指定する場合は、操作
キーを操作することにより、機能処理を指定し、これに
応じたコードを通信回線を介して機能処理を処理する側
に送出する。従って、通信回線を介して機能処理表示用
画像データを送ることがないので、ディスプレイ上に機
能処理表示用画像が素早く表示されることになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1ないし図8に、本発明のテレビ電話の一実施
例を示す。図1はテレビ電話の外観構成を示す斜視図で
ある。この図1に示すうよに、テレビ電話10は、基体
部11を備えており、この基体部11の左側にはハンド
セット12が配置され、右側にはディスプレイ支持部1
3が配置されている。
【0009】ハンドセット12は、通話を行うためのも
ので、図示しないマイクとスピーカーを備えている。基
体部11の上面には、スピーカー14及び各種操作キー
15が配置されている。操作キー15としては、スピー
カー14の音量を調整するスピーカー音量つまみ15
1、ハンドセット12の音量を調整するハンドセット音
量つまみ152、電話機能に伴う各種機能キー153、
ダイヤルするためのテンキー154、テレビ機能に伴う
録画キー155、プライバシーキー156、各種モード
設定等のメニューを表示させるメニュー画面キー157
等が配置されている。
【0010】ディスプレイ支持部13の上部正面側に
は、例えばCCDで構成されたカメラ16が配置されて
おり、話者を撮影するようになっている。また、ディス
プレイ支持部13のハンドセット12の側面には、画像
を表示するディスプレイ17が取り付けられている。こ
のディスプレイ17には、通話相手側のテレビ電話から
送信される相手の画像が表示されると共に、操作キー1
5の操作によって指定される各種モードに応じて、メニ
ュー画面を表示し、また、カメラ16で撮影されて通話
相手側に送信されている画像を相手側の画像と合成して
表示し、さらに、保留、プライバシー用の画面を表示
し、あるいは所定のメッセージ文やアイコン(絵文字)
を単独に若しくは画像と合成して表示する等の種々の表
示が行われるようになっている。
【0011】基体部11の後部側面には図示しないVT
R26を接続するためのVTR接続端子25a〜25d
が配置されている。この接続端子25に接続されたVT
R26と、テレビ電話10に取り付けられたカメラ16
とを切り換えるカメラ切換キー18が、ディスプレイ支
持部13の右側面に配置されている。また、ディスプレ
イ支持部13の右側面には、カメラ16で撮影される部
屋の明るさなどに応じて絞り等の撮影条件を切り換える
撮影条件切換キー19、ディスプレイ17に表示される
画像の色(RGB)を調整するための色調整用つまみ2
0、及びキャップ21が、それぞれ所定の位置に配置さ
れている。キャップ21は、ディスプレイ17をディス
プレイ支持部13に固定するためのネジ(図示しない)
をカバーするためのものである。なお、ディスプレイ1
7は、このキャップ21の中心を軸として縦の上下方向
に回動自在に、スプリングによるディスプレイ支持部1
3方向への付勢力によって取り付けられている。
【0012】図2は、このようなテレビ電話の回路の概
略構成を表示したものである。この図2に示すように、
テレビ電話は、中央処理部31を備えている。この中央
処理部31は、各種制御を行う周知のCPU(central
processing unit )311、通信のための各種プログラ
ムやデータあるいは保留やプライバシー用の画像データ
等が格納されたROM(リード・オンリ・メモリ)や各
種データを格納するワーキングメモリとしてのRAM
(ランダム・アクセス・メモリ)で構成されるメモリ3
12を備えている。このRAMには、例えば、機能キー
153、テンキー154の操作で設定される、例えば、
指定した発信者以外の着信を制限する着信制限モードで
着信可能な相手の電話番号や、短縮ダイヤル、および、
待機中、発信中、着信中、通信中等の状態を示す各種フ
ラグなどの各種データが格納されるようになっている。
また、中央処理部31は、通信インターフェースとして
のチップセット313、操作キー15の各種キーから入
力される指示信号をコントロールするキーコントローラ
314を備えている。
【0013】この中央処理部31には、データバス等の
バスライン(ISAバス)32を介して、通信制御部3
3、および、画像処理部34が接続されている。また、
このISAバス32を介して、パーソナルコンピュー
タ、CAD(computer aided design )、DTP(デス
ク・トップ・パブリッシング)等の各種情報処理装置に
接続が可能なようになっている。通信制御部33は、I
SDN接続端子331を備えており、ISDN回線と接
続されている。この通信制御部33は、通信制御信号、
音声データ、画像データ等のデータの送信および受信を
制御するようになっている。画像処理部34は、通信制
御部33を介して通話相手のテレビ電話から送信される
圧縮済の画像データを再生する画像再生部341、およ
び、カメラ16やVTR26から供給される画像データ
を通信制御部33で送信するために圧縮処理する画像圧
縮部342を備えている。
【0014】テレビ電話10は、さらに画像処理部34
と接続されたD/A(ディジタル/アナログ)変換部3
6、このD/A変換部36に接続された画像合成部37
および、この画像合成部と通信制御部33とに接続され
たオーディオコントロール部38を備えている。オーデ
ィオコントロール部38には、ハンドセット12、スピ
ーカー14、VTR接続端子25の音声入出力端子25
a、25cおよびチップセット313が接続されてい
る。このオーディオコントロール部38は、オーディオ
切替え、保留音、DTMF(dual tone multiplex freq
uency )、スピーカー14やハンドセット12の音量調
整を行うようになっている。
【0015】D/A変換部36は、画像処理部34の画
像再生部341で再生された画像データをディジタル信
号からアナログのビデオ信号(NTSC;national tel
evision system committee)に変換するD/A部36
1、および、画像合成部37から供給されるアナログの
ビデオ信号をディジタルの画像データに変換するA/D
部362を備えている。A/D部362で変換されたデ
ィジタルの画像データは画像処理部34の画像圧縮部3
42に供給されるようになっている。
【0016】画像合成部37は、アンプ(AMP)37
1、ピクチャー・イン・ピクチャー部372、AMP3
73、および切換スイッチ部374を備えており、VT
R接続端子25の映像入出力端子25b、25dおよび
ディスプレイ17と接続されている。AMP371は、
カメラ16で撮影されたアナログのビデオ信号又は、V
TR接続端子25bを介してVTR26から供給される
アナログのビデオ信号を増幅するようになっている。両
ビデオ信号の選択は、図1におけるカメラ切換キー18
の切換操作による切換スイッチ部374の接続状態によ
り決定される。このAMP371で増幅されたアナログ
のビデオ信号は、通常A/D部362に供給され、操作
キー15によって画像合成機能が操作指定された場合に
A/D部362とピクチャー・イン・ピクチャー部37
2の双方に供給される。
【0017】ピクチャー・イン・ピクチャー部372
は、D/A部361から供給される画像データをAMP
373に供給する。また、操作キー15によって画像合
成機能が操作指定された場合に、D/A部361から供
給されるビデオ信号(通話相手側のテレビ電話から送信
される画像の信号)と、AMP371から供給されるビ
デオ信号(カメラ16で撮影される自画像またはVTR
26から供給される映像の信号)とを、操作キー15の
指定状態に応じて合成し、合成後のビデオ信号をAMP
373に供給する。AMP373は供給されたNTSC
信号を増幅してディスプレイ17に供給する。ディスプ
レイ17は供給されたビデオ信号をカラー表示する。
【0018】図3は、画像処理部34内の回路構成を表
したものである。この図3に示すように、画像処理部3
4の画像再生部341は、ISAバス32から供給され
る画像データが格納される先入れ先出しのFIFOメモ
リ341a、このFIFOメモリ341aの画像データ
をハフマン復号化するハフマン復号化部341b、復号
化後の画像データが格納されるブロックメモリ341
c、ブロックメモリ341cに格納された画像データを
読み出し、動き補償フレーム間予測、DCT等によって
圧縮された画像データを再生する圧縮再生部341dを
備えている。
【0019】ブロックメモリ341cは、2フレーム分
のエリアを有し、交互にハフマン復号化された画像デー
タが格納され、この画像データが格納されているエリア
でない方のエリア(1つ前のフレームの画像データが格
納されているエリア)から画像データが読み出され、圧
縮再生される。そして、録画キー155(図1)が押下
されると、このブロックメモリ341cに格納されてい
る再生前の圧縮された画像データがISAバス32を介
して中央処理部31に供給され、メモリ312のRAM
に格納されるようになっている。
【0020】一方、画像圧縮部342は、画質を設定す
るためのパラメータが格納される設定パラメータ記憶部
342a、D/A変換部36から供給されるディジタル
の画像データが格納されるブロックメモリ342b、こ
のブロックメモリ342bに格納された画像データを動
き補償フレーム間予測、DCT等によって圧縮する圧縮
部342c、圧縮された画像データをさらにハフマン符
号化するハフマン符号化部342d、バッファメモリ3
42eを備えている。設定パラメータ記憶部342a
は、ISAバス32を介してCPU311と接続されて
おり、通話者が画質を指定する場合には通話者または相
手側話者によって指定された各パラメータが記憶され、
また、CPU311からの指示により自動的に設定、変
更されるようになっている。
【0021】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。先ず、テレビ電話の通常動作につい
て説明する。 (1)メインルーチンの動作 図4は、メインルーチンの動作を表したものである。ま
ず、メインルーチンの主な動作を説明する。すなわち、
メインルーチンにおいては、CPU311は、メモリ3
12の各状態FG(フラグ)を検出して各処理を行い、
その処理において、所定の状態FGを変更することによ
って、次の処理または以前の処理に移行する。すなわ
ち、通常は、待機中処理を繰り返すことにより、発信ま
たは着信を監視しており、発信または着信を検出すると
所定のFGを変更した後に、該当処理に移行する。発
信、着信処理では、正常な処理が行われると通信中処理
に移行する。そして、通信中処理が終了した場合や、着
信、発信処理において特定の操作等がなされた場合に、
待機中処理に戻り、再び発信または着信を監視する。
【0022】次に、メインルーチンの詳細について図4
に従って、説明する。すなわち、テレビ電話10の設置
時等に、ISDNボード(通信制御部33)、画像処理
ボード(画像処理部34)、キーボード(操作キー1
5)、および、画像合成ボード(ピクチャー・イン・ピ
クチャー部372)について初期化や、各種メモリ領域
の初期設定を行う(ステップ10)。そして、テレビ電
話の操作者によって機能キー153やテンキー154等
の操作キーが処理されると(ステップ11)、CPU3
11は、DI/O処理に移行して各ボードへの制御信号
の出力や各ボードからの状態信号の供給を受け付ける
(ステップ12)。
【0023】そして、CPU311はメモリ312にお
けるRAMのフラグ格納領域をアクセスし、いずれかの
フラグがON状態となっているか否かを確認し、ON状
態のフラグに対応する処理の実行および所定部分への指
示信号の出力を行う。すなわち、CPU311は、待機
中FGがONの場合(ステップ13;Y)に待機中処理
に移行し(ステップ14)、発信中FGがONの場合
(ステップ15;Y)に発信中処理に移行し(ステップ
16)、着信中FGがONの場合(ステップ17;Y)
に着信中処理に移行し(ステップ18)、通信中FGが
ONの場合(ステップ19;Y)に通信中処理に移行す
る(ステップ20)。そして、全てのフラグがOFFの
場合に、および、ステップ14からステップ20までの
処理のいずれかが終了した後に、ステップ11に戻っ
て、処理を継続する。
【0024】〔通信中処理〕図5は、送信側からみた通
信中処理の動作を表したものである。この通信中処理
は、図4の発信中処理において通信中FGがON状態に
変更され(ステップ16)、または、図4の着信中処理
において通信中FGがON状態に変更される(ステップ
18)、ことによって処理が開始される。まず、CPU
311は、発呼した相手側からISDN回線を介して通
信制御部33に通信切断の要求が出されたか否かを監視
する(ステップ201)。切断要求がない場合(ステッ
プ201;N)、ハンドセット12がオンフックであり
(ステップ202;Y)、保留キー又はスピーカーキー
が予め押されている場合(ステップ203;Y)、ある
いはハンドセット12がオフフックであり(ステップ2
02;N)、キー入力があった場合(ステップ206;
Y)、保留、送信ポーズ、プライバシー等、通話中であ
っても有効な各機能処理を実行する(ステップ20
4)。
【0025】上述した各機能処理としては、“保留処
理”、“プライバシー処理”、“送信ポーズ処理”、
“録画処理”、“メニュー処理”、“画像処理”等が挙
げられるが、本実施例では“保留処理”、“プライバシ
ー処理”についてのみ説明することにする。
【0026】上述の6つの各機能処理の内、必要な処理
が終了すると、画像通信処理を行う(図5、ステップ2
05)。すなわち、ISDNボード(通信制御部33)
がデータ送信OKの状態になったら、画像データを取り
込み、送信ブロック毎に通信ヘッダを付して通信制御部
33から送信する。通信制御部33に受信データがあれ
ば、受信し、画像データは、画像処理部34、D/A変
換部36、画像合成部37を介して1フレーム分の画像
データ毎にディスプレイ17に表示する。受信した音声
データは、オーディオコントロール部38を介してハン
ドセット12、スピーカー14、または、VTR接続端
子25aに出力する。
【0027】なお、ステップ202において、ハンドセ
ット12がオフフック状態の場合(ステップ202;
N)、操作キー15から所定のキー入力がされたか否か
を判断する(ステップ206)。キー入力がされた場合
(ステップ206;Y)には、ステップ204の各機能
処理に移行し、キー入力がされない場合(ステップ20
6;N)には、ステップ205の画像通信処理に移行す
る。
【0028】一方、ステップ201において、相手側か
ら切断要求が出され(ステップ201;Y)、それが正
常終了の場合(ステップ207;Y)、または、ステッ
プ203において保留キー、スピーカーキーのいずれも
予め押下されていない場合(ステップ203;N)、C
PU311は、通信終了処理を行う(ステップ20
8)。すなわち、通信終了処理として、ハンドセット1
2をオンフックした側のテレビ電話では、音声回線に切
断メッセージを送出し、解放が返ってきたらデータ回線
の切断メッセージを送出する。一方、切断された側のテ
レビ電話では、音声の切断メッセージを受信したらデー
タの切断メッセージを送出する。ここで、発信側のディ
スプレイ17には、料金と通話時間が表示され、受信側
のディスプレイ17には通話時間のみが表示される。
【0029】その後、CPU311は、ON状態の通信
中FGをOFF状態にすると共に、OFF状態の待機中
FGをON状態に変更し(ステップ209)、リターン
処理により、以後、図4における待機中処理(ステップ
14)に移行する。ステップ207において、画像デー
タ回線にエラーが生じた場合のように、正常終了でない
場合には(ステップ207;N)、通信エラー処理を行
う(ステップ210)。すなわち、通信エラー処理とし
て、画像データの回線を切断し、音声通信のみとする。
この場合、ディスプレイ17には、RAMに予め格納さ
れている所定の画像のみを表示すると共に、通信エラー
である旨の表示を行う。
【0030】なお、画像データの送受信動作について、
図2および図3を参照しながら説明する。カメラ16で
撮影された自画像または、VTR26から供給される映
像のビデオ信号は、AMP371で増幅された後、D/
A変換部36に供給される。ここで、アナログのビデオ
信号はA/D部362でディジタルの画像データに変換
された後、画像処理部34に供給される。
【0031】画像処理部34に供給された画像データ
は、原画像データとして、ブロックメモリ342bに格
納される。圧縮部342cでは、設定パラメータ記憶部
342aに格納されているパラメータに応じて、ブロッ
クメモリ342bに格納された原画像データから所定の
データを取り込む。そして、取り込んだ画像データに対
して、動き補償フレーム間予測、DCT等による画像圧
縮を行う。圧縮された画像データは、更にハフマン符号
化されて順次バッファメモリ342eに格納される。こ
のバッファメモリ342eに格納された画像データは、
ISAバス32を介して中央処理部31に取り込まれ、
更にISAバス32を介して通信制御部33からISD
N回線に送信される。送信された画像データは、通話相
手側のテレビ電話で再生されディスプレイ17に表示さ
れる。
【0032】一方、通信制御部33で受信した相手側テ
レビ電話からの画像データは、ISAバス32を介して
中央処理部31に供給される。この画像データは、相手
側テレビ電話で圧縮処理がされているので、画像圧縮部
342で圧縮したのと逆の方法によって再生するために
順次画像再生部341に供給される。画像再生部341
に供給された画像データは、順次FIFOメモリ341
aに格納され、ハフマン復号化部341bで復号化され
た後、ブロックメモリ341cにフレーム単位で格納さ
れる。このブロックメモリ341cに格納されたデータ
は、圧縮再生部341dにおいてIDTC等によって再
生されてD/A変換部36に供給される。なお、ブロッ
クメモリ341cに格納された圧縮再生前の画像データ
は、録画キー155が押下された場合には、ISAバス
32を介して中央処理部31に供給され、メモリ312
のRAMに格納され、保存される。
【0033】D/A変換部36に供給されたディジタル
の画像データはD/A部361でアナログのビデオ信号
に変換され、ピクチャー・イン・ピクチャー部372
で、必要に応じてカメラ16等から供給される自画像の
ビデオ信号等と合成されて、AMP373を介してディ
スプレイ17に供給され、表示される。
【0034】〔保留処理、プライバシー処理について〕
次に、通信中処理における各機能処理の保留処理、プラ
イバシー処理について図1〜図5の図面を基に、図6、
図7及び図8を参照して説明する。図6は、保留処理又
はプライバシー処理に入ったときに、接続状態にある各
テレビ電話について、送信側テレビ電話及び受信側テレ
ビ電話と機能を限定して示す説明図である。送信側テレ
ビ電話10AはISDN回線を介して受信側テレビ電話
10Bに接続している。ここで、送信側テレビ電話10
A、保留キーあるいはプライバシーキーを押下する側の
テレビ電話をいう。受信側のテレビ電話10Bは保留又
はプライバシーコードを受信しこれを処理する側のテレ
ビ電話をいう。
【0035】そして、送信側テレビ電話10Aは、カメ
ラ16A、画像合成部37A、D/A変換部36A、画
像処理部34A、中央処理部31A、通信制御部33
A、操作キー15を備えている。受信側テレビ電話10
Bは、通信制御部33B、中央処理部31B、画像処理
部34B、D/A変換部36B、画像合成部37B、デ
ィスプレイ17Bを備えている。また、中央処理部31
Bは、CPU311B、メモリ312Bからなる。メモ
リ312Bには、保留画面データあるいはプライバシー
画面データが記憶されている。
【0036】このような構成において保留処理又はプラ
イバシー処理を説明する。図7に、送信側テレビ電話1
0Aにおいて保留キー又はプライバシーキーが押下され
たときの処理フローを示し、これは中央処理部31Aで
処理される。また、図8に、受信側テレビ電話10Bに
おいて各保留コード、プライバシーコードが受信された
ときの処理フローを示し、これは受信側テレビ電話10
BのCPU311で処理される。図5のフローにおいて
各機能処理に移行したとすると(ステップ204)、中
央処理部31Aは、まず押下された操作キー15Aが保
留か否かを判定する(ステップ700)。仮に、押下さ
れた操作キー15Aが保留であると判定されると(ステ
ップ700;Y)、中央処理部31Aは、保留コード
(例えば「FF」)を通信制御部33Aに与えて処理を
終了する(ステップ701)。通信制御部33Aは、当
該保留コード(例えば「FF」)をISDN回線に送り
出す。
【0037】次に、ISDN回線を介して送られてきた
当該保留コード(例えば「FF」)は、通信制御部33
Bで受信された後、中央処理部31BのCPU311B
に与えられる。すると、CPU311Bは、コードを受
信すると(ステップ800;Y)、まずコードの種別を
判断する(ステップ801)。ここで、コードの種別
は、「FF」であるとCPU311Bで判定されるから
(ステップ801;FF)、CPU311Bは、予めメ
モリ312Bに記憶させておいた保留画像データを読み
出して画像処理部34B、D/A変換部36B、画像合
成部37Bを介してディスプレイ17Bに表示させる
(ステップ802)。これにより、保留画面が素早くデ
ィスプレイ17B上に表示されることになる。したがっ
て、従来、保留時に送信側テレビ電話10Aから保留画
面をISDN回線を介して受信側テレビ電話10Bに送
り保留画面をディスプレイ17B上に表示させているも
のと比較し、本実施例によれば非常に早く保留画面が表
示されることになる。
【0038】一方、プライバシー処理については、図5
のフローにおいて各機能処理に移行したとすると(ステ
ップ204)、中央処理部31Aは、押下された操作キ
ー15Aがプライバシーキーか否かを判定する(ステッ
プ700)。仮に、押下された操作キー15Aがプライ
バシーキーであると判定されると(ステップ700;
N、及びステップ702;Y)、中央処理部31Aはプ
ライバシーコード(例えば「00」)を通信制御部33
Aに与えて処理を終了する(ステップ703)。通信制
御部33Aは、当該保留コード(例えば「00」)をI
SDN回線に送り出す。
【0039】次に、ISDN回線を介して送られてきた
当該プライバシーコード(例えば「00」)は、通信制
御部33Bで受信された後、中央処理部31BのCPU
311Bに与えられる。すると、CPU311Bは、コ
ードを受信すると(ステップ800;Y)、まずコード
の種別を判断する(ステップ801)。ここで、コード
の種別は、「00」であるとCPU311Bで判定され
るから(ステップ801;00)、CPU311Bは、
予めメモリ312Bに記憶させておいたプライバシー画
像データを読み出して画像処理部34B、D/A変換部
36B、画像合成部37Bを介してディスプレイ17B
に表示させる(ステップ803)。これにより、プライ
バシー画面が素早くディスプレイ17B上に表示される
ことになる。したがって、プライバシー処理時に送信側
テレビ電話10Aからプライバシー画面をISDN回線
を介して受信側テレビ電話10Bに送り、プライバシー
画面をディスプレイ17B上に表示させている従来装置
と比較し、本実施例によれば非常に早くプライバシー画
面が表示されることになる。
【0040】なお、上記実施例において、受信側テレビ
電話10Bにおける中央処理部31のメモリ312に記
憶させてある保留画面データ、プライバシー画面データ
としては、標準で用意された書換え不能の画像の他に、
以前に通信して得ている相手側の画像や、受信側のカメ
ラ(図示せず)で撮像した画像を使用してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のテレビ電話
によれば、予め機能処理表示用画像データを記憶してお
き、機能コードを受信したときには、その機能コードに
応じて前記記憶した画像データをディスプレイ上に表示
するようにしたので、機能処理表示用画面の表示を著し
く短時間で可能にし、通信の違和感をなくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテレビ電話の外観構
成図である。
【図2】同上、テレビ電話の回路構成図である。
【図3】同上、画像処理部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図4】同上、テレビ電話のメインルーチンの動作を示
すフローチャートである。
【図5】同上、テレビ電話の通信中処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】同上、保留、プライバシー処理の動作を説明す
るための構成を示す説明図である。
【図7】同上、保留・プライバシーコードの送出動作を
示すフローチャートである。
【図8】同上、保留・プライバシーコードの受信動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 テレビ電話 10A 送信側テレビ電話 10B 受信側テレビ電話 11 基体部 12 ハンドセット 13 ディスプレイ支持部 14 スピーカー 15、15A 操作キー 16、16A カメラ 17、17B ディスプレイ 18 カメラ切換キー 19 撮影条件切換キー 20 色調整用つまみ 21 キャップ 25 VTR接続端子 31、31A、31B 中央処理部 311、311B CPU 312、312B メモリ 32 ISAバス 33、33A、33B 通信制御部 34、34A、34B 画像処理部 341 画像再生部 341a FIFOメモリ 341b ハフマン復号化部 341c ブロックメモリ 341d 圧縮再生部 342 画像圧縮部 342a 設定パラメータ記憶部 342b ブロックメモリ 342c 圧縮部 342d ハフマン符号化部 342e バッファメモリ 36、36A、36B D/A変換部 37、37A、37B 画像合成部 38 オーディオコントロール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を撮影するカメラと、画像を表示す
    るディスプレイを有し、画像データを圧縮して音声デー
    タと共に送受信するテレビ電話において、 予め機能処理表示用画面データを記憶する記憶手段と、 機能コードを受信した際に、前記記憶手段から機能処理
    表示用画面データを読み出し、当該データに基づく画像
    を前記ディスプレイ上に表示する第1処理手段と、 各機能の処理を指定する機能処理指定手段と、 この機能処理指定手段で指定された機能をコードで送信
    する第2処理手段とを備えたことを特徴とするテレビ電
    話。
  2. 【請求項2】 記憶手段は、機能処理表示用画面データ
    として保留画面データ、又は、プライバシー画面データ
    を記憶するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    テレビ電話。
  3. 【請求項3】 記憶手段は、機能処理表示用画面データ
    として、通信中に受信した画像データ、又は、カメラで
    撮像した画像データを記憶するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載のテレビ電話。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125105A (ja) * 2007-12-14 2008-05-29 Nec Corp 通信端末装置、テレビ電話制御方法及びテレビ電話制御プログラム

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JP2008125105A (ja) * 2007-12-14 2008-05-29 Nec Corp 通信端末装置、テレビ電話制御方法及びテレビ電話制御プログラム

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