JP3176946B2 - マルチメディア通信装置及びマルチメディア情報の通信方法 - Google Patents

マルチメディア通信装置及びマルチメディア情報の通信方法

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JP3176946B2
JP3176946B2 JP04888791A JP4888791A JP3176946B2 JP 3176946 B2 JP3176946 B2 JP 3176946B2 JP 04888791 A JP04888791 A JP 04888791A JP 4888791 A JP4888791 A JP 4888791A JP 3176946 B2 JP3176946 B2 JP 3176946B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話装置やテレ
ビ会議システム等のAV(Audio Visual)通信装置に代
表される音声情報・映像情報・データ情報等のマルチメ
ディア情報を多重化して相互通信するマルチメディア通
信装置とマルチメディア情報の通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDN回線による通信サービス
の実用化が開始され、ISDN回線を用いたテレビ電話
・テレビ会議システム等のAV(Audio Visual)サービス
が注目されている。該AVサービスについては、CCI
TT(International Telegraphand Telephone Consulti
ve Committee:国際電信電話諮問委員会)によって国際
標準化規格が規定され、またその草案が発表されてい
る。たとえば、AVサービス用のサービス規定、プロト
コル規定、マルチメディア多重化フレーム構造規定、動
画情報の符号化方式等がCCITT勧告又は勧告草案
H.221、H.230、H.242、H.261、
H.320等として発表されている。
【0003】すなわち、H.221では64kbps〜19
20kbpsの伝送速度を有するBチャネル上でのAVサー
ビスにおけるフレーム構造及び端末能力の交換、さらに
は通信モードの指定等に使用されるBAS(Bitrate All
ocation Signal:ビットレート割当信号)の符号化割当
てが定義されている。また、H.230ではAVサービ
スに必要な機能に対する付加情報として、伝送フレーム
同期あるいは緊急の応答を必要とする各種の制御と通知
について規定している。さらに、H.242ではAV端
末間におけるBASを用いた能力交換及び通信モード切
り換えのプロトコルが定義され、H.261ではp×6
4kbps(p=1〜30)の速度における動画情報の符号
化復号化方式が規定され、H.320ではAVサービス
システム全般の概要が定義されている。
【0004】上記勧告(または勧告草案)に従って、映
像情報(動画情報)、音声情報、データ情報(映像情
報、音声情報以外の全てのユーザ情報)等のマルチメデ
ィア通信を行う場合においては、各メディアの情報伝送
速度は、音声情報は音声動作モードを指定することによ
り決定され、データ情報はデータモードを指定すること
により決定され、映像情報は相互通信に有効な通信回線
の容量(全伝送速度)から、音声情報、及びデータ情報
の伝送速度を引いた残りが伝送速度になる。従って、映
像情報の伝送速度は他のメディア情報の伝送速度に応じ
て可変となる。
【0005】また、データ情報の伝送速度としてはG3
ファクシミリ通信やG4ファクシミリ通信の様な大量の
情報量を送信するものから、ポインティング情報の様に
少ない情報量しか送信しないものまで各種想定されてい
て、データのタイプに応じてLSD(低速データ)、H
SD(高速データ)、L−MLP(マルチレイヤプロト
コルによる低速データ)、H−MLP(マルチレイヤプ
ロトコルによる高速データ)等の選択が可能となってい
る。すなわち、この種のマルチメディア通信装置におい
ては、G4ファクシミリ通信の様な大量のデータ情報を
高速伝送する場合はHSD又はH−MLPをデータ伝送
開始時に選択し、ポインティング情報の様な少量のデー
タを伝送する場合はLSD又はL−MLPをデータ伝送
開始時に選択して通信を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマルチメディア通信装置においては、例えばG4フ
ァクシミリ通信を利用してデータを送信する場合は送信
側から受信側へは大量のデータ情報が送信されるので高
速のデータ・チャネル(例えばHSD)が必要となる
が、前記データ情報を受信する場合は、受信側から送信
側へは相手端末とのネゴシェーションのためのG4ファ
クシミリ通信のプロトコルとして少量の制御データしか
送信していないため低速のデータ・チャネル(例えばL
SD)しか必要がないといった点が考慮されておらず、
送信側と受信側とで同一容量のデータ伝送速度、すなわ
ちデータ・チャネルが割当てられ、無駄が生じるという
問題点があった。
【0007】また、音声と手書き文字や図形をリアルタ
イムで伝送するテレライティング情報の様なユーザの入
力状況により急激なデータ量の変動が想定されるデータ
情報に関しては、Bチャネル上での可変速度のデータ・
チャネルがCCITT勧告草案H.221において規定
されているが、このCCITT勧告草案H.221では
Bチャネル上でのデータ・チャネルを可変にすることが
できるのみであって映像情報とデータ情報とは多重化で
きず、映像情報と多重化されて送信される情報量の変動
が激しいデータ情報に関しては、十分な考慮がなされて
いない。すなわち、映像情報と多重化されている場合に
は、必要なデータ・チャネルをテレライティング情報伝
送開始時に割当て、そのデータ・チャネルを継続して使
用するのが一般的である。
【0008】しかし、この方法では、データ・チャネル
の割当容量が大きい場合は、テレライティング入力がな
されていない時はデータ・チャネルの伝送容量が全く無
駄になってしまい、一方、逆にテレライティング入力の
情報量が前記割当てられたデータ・チャネルの容量に比
較して大きい場合は、送信側画面と受信側画面との差異
がかなり気になる程度にまで情報伝送の遅延が大きくな
るといった問題点があった。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、所望の伝送速度で効率よくマルチメディ
ア通信を行うことのできるマルチメディア通信装置とマ
ルチメディア情報の通信方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、通信回線網に接続され、種々
の伝送速度を有すると共に、複数のメディア情報を多重
化して送受信を行うマルチメディア通信装置において、
画像情報及び音声情報以外の所定メディア情報の伝送速
度を前記種々の伝送速度から選択する選択手段と、該選
択手段により選択された前記所定メディア情報の伝送速
度に応じて前記画像情報及び前記音声情報の各々伝送速
度を設定する設定手段とを備え、前記選択手段は、前記
所定メディア情報の伝送速度が情報送信時と情報受信時
とで異なるように選択制御する制御手段を有しているこ
とを特徴としている
【0011】また、請求項記載の発明は、複数のメデ
ィア情報を多重化し、種々の伝送速度を利用して通信回
線網上で前記複数のメディア情報の送受信を行うマルチ
メディア情報の通信方法において、画像情報及び音声情
報以外の所定メディア情報の伝送速度を前記種々の伝送
速度から選択制御する選択ステップと、該選択ステップ
で選択された前記所定メディア情報の伝送速度に応じて
前記画像情報及び前記音声情報の各々伝送速度を設定す
る設定ステップとを含み、さらに、前記選択ステップ
は、前記所定メディア情報の伝送速度が情報送信時と情
報受信時とで異なるように制御処理することを特徴とし
ている。尚、本発明の他の特徴は下記の実施例の記載に
より明らかとなろう。
【0012】
【作用】請求項1及び請求項記載の発明によれば、画
像情報及び音声情報以外の所定メディア情報(例えば、
データ情報)を伝送する場合は、送信時と受信時とで所
定メディア情報の伝送速度を異ならせて割り当てている
ので、所定メディア情報の送信時と受信時とで同一の伝
送速度が割り当てられることがなくなる。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳説す
る。
【0015】図1は本発明に係るマルチメディア通信装
置の一実施例を示すブロック図である。
【0016】同図において、1は音声の入出力を行うハ
ンドセット(送受器)であり、2は音声入力を行うマイ
クであり、3は音声出力を行うスピーカである。そし
て、本実施例では、ハンドセット1とマイク2とスピー
カ3とで音声入出力手段4を構成している。
【0017】5は音声インタフェース部であって、音声
入出力手段4であるハンドセット1とマイク2とスピー
カ3とを切り換える切換処理と、ハンドセット1がオン
フック状態又はオフフック状態のいずれにあるかを検出
するオン/オフフック検出処理と、マイク2とスピーカ
3を使用したときにエコーを消去するためのエコーキャ
ンセル処理と、ダイヤルトーン、呼出音、ビジートー
ン、着信音等のトーンの生成処理等を行う。6は音声符
号化復号化部であって、64kbps PCM A-law、64k
bps PCM μ-law、64kbps/56kpbs/48kpbs S
B-ADPCM、32kbps ADPCM、16kbps(例え
ばAPC-AB)、8kbps等の音声信号符号化則及び音
声信号復号化則に従って、送信音声信号を符号化し、受
信音声信号を復号化する。
【0018】7は自画像等を入力するためのカメラであ
り、8は絵や図面等を入力するための書画カメラであ
る。また、9は表示部であって、カメラ7又は書画カメ
ラ8からの入力画像や相手通信端末からの受信画像を表
示する表示画面等からなる。そして、本実施例では、カ
メラ7と書画カメラ8と表示部9とで画像入出力手段1
0を構成している。
【0019】11はビデオインタフェース部であって、
カメラ7と書画カメラ8とを切り換える切換処理と、送
信画像と受信画像とを表示画面において表示切り換えを
行う表示切換処理と、前記送信画像と前記受信画像とを
表示画面上で分割表示するための画像信号合成処理等を
行う。12はCCITT勧告草案H.261に従って送
信画像の符号化及び受信画像信号の復号化を行うビデオ
符号化復号化部である。
【0020】13はG4ファクシミリ通信の様に大量の
情報量の送信を行う第1のデータ端末であり、14はテ
レライティング情報の様に比較的少量のデータ情報しか
送信しないがユーザからの入力状況に応じて送信データ
量が急激に変動する情報を扱う第2のデータ端末であ
る。そして、本実施例では第1のデータ端末13と第2
のデータ端末14とでデータ入出力手段15を構成して
いる。16はデータインタフェース部である。
【0021】17は操作部であって、各種の制御情報を
入力するためのキーボード、タッチパネル等からなる。
18はシステム制御部であって、CPU、ROM、RA
M、補助記憶装置等を備え、音声インタフェース部5や
ビデオインタフェース部11等各部の状態を監視して装
置全体を制御すると共に、入力制御情報や利用回線状態
等により各メディアの割当伝送速度を算出し、かつ最終
的なモードの判断・制御を行い、さらに状態に応じた所
望の表示画面の作成やアプリケーションプログラムの実
行等を行う。
【0022】19は多重化分離化部であって、CCIT
T勧告草案H.221に従って音声符号化復号化部6か
らの送信音声信号やビデオ符号化復号化部12からの送
信画像信号やデータインタフェース部16からのデータ
を情報信号として、さらにはシステム制御部18からの
データ及びCCITT勧告草案H.221、H.242
等の制御情報をBASとして、送信フレーム単位毎に多
重化する一方、受信フレームを構成単位の各メディア及
びBASに分離し各部(音声符号化復号化部6、ビデオ
符号化復号化部12、データインタフェース部16等)
に通知する。
【0023】20はシステム制御部18との間で授受さ
れるコマンドにより、ISDNのユーザ・網インタフェ
ース(CCITT勧告Iシリーズ)に従って回線を制御
する回線インタフェース部である。
【0024】このように構成されたマルチメディア通信
装置においては、操作部17を操作して相手端末装置と
の間で通信路を設定した後、音声情報、動画情報(映像
情報)、データ情報の入力が行われる。
【0025】しかして、ハンドセット1又はマイク2に
より音声入力がなされると、音声インタフェース部5は
システム制御部18からの指示により所定の処理を実行
し、送信音声信号が音声符号化復号化部6に入力され
る。そして、該音声符号化復号化部6において、前記送
信音声信号がシステム制御部18からの指示により所定
の符号化則にしたがって符号化され、次いで該送信音声
信号は多重化分離化部19に送られる。次いで、該多重
化分離化部19において、前記送信音声信号は他の信号
と共に送信フレーム単位毎に多重化され、回線インタフ
ェース部20における所定の回線制御(CCITT勧告
Iシリーズ)を経て、相手通信端末に音声信号が送られ
る。
【0026】また、カメラ7又は書画カメラ8により動
画像の入力がなされると、ビデオインタフェース部11
はシステム制御部18からの指示により所定の処理を実
行し、送信画像信号がビデオ符号化復号化部12に入力
される。そして、該ビデオ符号化復号化部12におい
て、前記送信画像信号がシステム制御部18からの指示
により所定の符号化則にしたがって符号化され(CCI
TT勧告草案H.261)、該送信画像信号は多重化分
離化部19に送られる。次いで、該多重化分離化部19
において、前記送信画像信号は他の信号と共に送信フレ
ーム単位毎に多重化され、回線インタフェース部20に
おける所定の回線制御(CCITT勧告Iシリーズ)を
経て、相手通信端末に画像信号が送られる。尚、前記画
像信号の送信においては、送信画像を表示部9に表示し
て入力情報をモニタすることができる。
【0027】また、データ情報が第1のデータ端末13
又は第2のデータ端末14に入力されると、データイン
タフェース部16は、システム制御部18からの指示に
より所定の処理を実行しデータ情報を多重化分離化部1
9に送り、次いで該データ情報は多重化分離化部19で
他の信号と共に送信フレーム単位毎に多重化され、回線
インタフェース部20における所定の回線制御(CCI
TT勧告Iシリーズ)を経て、相手通信端末に送信デー
タが送られる。
【0028】一方、相手通信端末から信号情報を受信す
ると、その信号情報は回線インタフェース部20におけ
る所定の回線制御を経て(CCITT勧告Iシリー
ズ)、多重化分離化部19に送られる。
【0029】そして、多重化分離化部19では、受信フ
レームを構成単位の各メディア毎及びBASに分離して
各部にその信号情報を送る。
【0030】すなわち、受信信号情報が受信音声信号の
場合は、システム制御部18からの指示により音声符号
化復号化部6で復号化された後、音声インタフェース部
5における所定の処理を経てハンドセット1又はスピー
カ3に出力される。
【0031】また、受信信号情報が受信画像信号の場合
は、システム制御部18からの指示によりビデオ符号化
復号化部12で復号化された後、ビデオインタフェース
部11における所定の処理を経て、受信画像が表示部9
に表示される。
【0032】さらに、受信信号情報がデータ情報の場合
は、システム制御部18からの指示によりデータインタ
フェース部16から第1のデータ端末13又は第2のデ
ータ端末14に送られ、データ情報は、第1のデータ端
末13又は第2のデータ端末14に出力される。
【0033】図2は多重化分離化部19におけるCCI
TT勧告H.221に規定された64kbpsの伝送速度を
有するBチャネルのフレーム構造図である。
【0034】横軸の数字1,…,8はビット番号を示
し、縦軸の数字1,…,80はオクテット番号を示し、
80オクテットで1フレームを構成している。オクテッ
ト番号1〜8のビット8にはFAS(Frame Alignment
Signal:フレーム同期信号)が割当てられ、オクテット
番号9〜16のビット8にはBASが割当てられてい
る。そして、FASによりフレーム同期・マルチフレー
ム同期の制御及び通信品質の監視機能や警報情報通知等
の制御を行い、BASにより端末の能力や実際のフレー
ム内の各メディアごとのビットレート割当ての指定、そ
の他各種の制御及び通知等を行う。また、音声情報、動
画情報、データ情報等の各メディア情報はFAS及びB
AS以外の部分(サブチャネル)に割当てられて多重化
される。
【0035】図3(a)は1マルチフレーム内でのFA
Sのビット割当てを示す図である。すなわち、1マルチ
フレームは8個のサブマルチフレーム(SMF1,…S
MF8)からなり、1サブマルチフレームは2個のフレ
ームから構成され、各ビット位置にはフレーム同期のた
めの特定のビット信号が割当てられている。図中、N1
…N4は番号付けのためのNビット、Aはフレーム同期
をとるためのAビット、Eは誤り訂正に関するEビッ
ト、C1…C4は訂正内容チェック用のビット、L1…
L3はチャネル番号、TEAはアラーム信号、Rは現在
未使用のR(reserve)ビットを夫々示している。
【0036】また、図3(b)は1マルチフレーム内で
のBASのビット割当てを示す図である。この図3
(b)においては、BASは偶数フレーム(0,2,4
……)にて伝送され、奇数フレーム(1,3,5,…
7)にて前記伝送された偶数フレームに対応する誤り訂
正ビットが伝送されることを示している。
【0037】しかして、上記マルチメディア通信装置に
おいては、データ情報を送信する場合はデータ情報の種
別及びデータ情報以外の他のメディア情報の多重化状況
に応じてデータ情報の最適な最大の伝送速度が選択可能
とされている。
【0038】例えば、図4に示すように、(2×62.4kb
ps)の伝送速度を有するBチャネル(第1のBチャネル
21及び第2のBチャネル22)上において、操作部1
7を介してなされる音声動作モードの指定によりBチャ
ネル上で音声情報が16kbps、動画情報が108.8kb
psに割当てられて多重化されているときに(残り3.2k
bpsは第1及び第2のBチャネル21,22のFAS及
びBASに夫々割当てられる)第1のデータ端末13か
ら大量のデータ情報を相手通信端末に送信する場合、図
5(a)(b)に示すようにデータ・チャネルとして選
択可能な最大伝送速度が選択される。すなわち、G4フ
ァクシミリ通信のように大量のデータ情報を送信する場
合は相手通信端末になるべく早く送信し、かつ音声情報
や動画情報の送信は中断したくない点を考慮し、動画情
報の画質は少し劣化するが、第2のBチャネル22が6
2.4kbpsのHSDとしてデータ・チャネルに割当てら
れ、第1のBチャネル21が音声情報16kbpsと動画情
報46.4kbpsとに割当てられて多重化される。
【0039】図6は、上記Bチャネル上で第1のデータ
端末13としてG4ファクシミリ装置を使用した場合の
データ情報送信時の制御手順を示すフローチャートであ
る。まず、G4データの送信要求が発生するのを監視し
て待ち(ステップS101)、G4データ送信要求を検
知した場合は、現在の各メディア情報の多重化状況をチ
ェックし、G4データ送信のために最適なデータ・チャ
ネルの割当てを行う(ステップS102)。具体的に
は、上記した図5(a)(b)に示すように、第1のB
チャネル21上において16kbpsを音声情報に46.4
kbpsを動画情報に夫々割当て、また、データ情報として
第2のBチャネル22の62.4kbpsを割当てる。
【0040】次に、上記決定したモードに変更するべ
く、BASコマンドとして「HSDON」のコマンドを
送信する(ステップS103)。尚、この時「Fax on in H
SD」の確認コマンドを前記コマンドと共に送信する。次
にステップS104に進み、受信側端末がデータ・チャ
ネルの割当てを行うのを待つ(ステップS104)。す
なわち、端末相互間でネゴシェーションを行うためにG
4プロトコル送受信するための受信側データ・チャネル
も必要なため、受信側端末が所定のデータ・チャネルを
割当てるのを待つ。そして、受信側端末のデータ・チャ
ネルの割当て終了が検知されると、G4ファクシミリ通
信のプロトコルを実行してデータ情報の送信を行う(ス
テップS105)。次に、G4データ送信及びG4プロ
トコルが終了したか否かを判断する(ステップS10
6)。そして、G4データ送信及びG4プロトコルが終
了したと判断された場合は、データ・チャネルのクロー
ズ処理を行い(ステップS107)、プログラムを終了
する。すなわち、ステップS102で割当てたデータ・
チャネルを解除して元の状態に戻し、プログラムを終了
する。このとき、BASコマンドとしては、「HSD
OFF」のコマンドを送信する。これにより、(2×6
2.4kbps)のBチャネルの多重化状況は、再び図4の状
態に回復する。
【0041】また、上記マルチメディア通信装置におい
ては、データ情報を受信する場合はデータ情報の種別に
応じて必要最小限の伝送速度が選択可能とされている。
【0042】例えば、受信時において、上述した送信時
と同様、図4に示すようなBチャネル上での所定の伝送
速度が割当てられているときに相手通信端末から大量の
データ情報を受信した場合、図7に示すように、必要最
小限のデータ・チャネルが選択される。すなわち、相手
端末とネゴシェーションするためのG4プロトコルだけ
の制御データの送信には6.4kbpsもあれば充分である
と判断され、(2×62.4kbps)のBチャネル上において
音声情報に16kbps、データ情報に6.4kbpsのLSD
が夫々割当てられて多重化され、残りの102.4kbps
が動画情報として多重化される。
【0043】図8は、上記Bチャネル上で第1のデータ
端末13としてG4ファクシミリ装置を使用した場合の
データ情報受信時の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【0044】まず、データ情報の受信要求が送信側端末
よりなされるのを待ち(ステップS201)、データ情
報の受信要求が検知されると、送信データのチャネル割
当てを行う(ステップS202)。すなわち、受信時に
おいては、G4プロトコル送信のためだけには大量デー
タ送信用のデータ・チャネルは必要なく、したがって、
G4プロトコル送信に必要な少量データ送信用のデータ
・チャネルを、現在送信している他のメディア送信の品
質をなるべく劣化させない範囲で割当てる。具体的に
は、上記した図7に示すように、伝送速度を音声情報1
6kbps、データ情報として6.4kbpsのLSDを割当
て、残りの102.4kbpsを動画情報として多重化す
る。次に、BASコマンドとして、「LSD ON」の
コマンドを送信し、上記多重化モードに変更する(ステ
ップS203)。尚、このとき「Fax onin LSD」の確認
コマンドを前記コマンドと共に送信する。次にステップ
S204に進み、G4ファクシミリ通信のプロトコルを
実行し、データ情報を受信処理し、データ情報の受信が
終了したか否かを判断する(ステップS205)。そし
て、G4データ情報の受信が終了したと判断された場合
は、データ情報の送信時と同様、データ・チャネルをク
ローズ処理し、「LSD OFF」のBASコマンド送
信を相手端末(データ情報送信側)に行い、図4の多重
化モードに戻す。
【0045】さらに、上記マルチメディア通信装置にお
いては、データ情報の送信開始時に割当てられた伝送速
度で送信されるデータ情報の変動量を検知する検知手段
と、該検知手段により検知された前記変動量に応じて前
記伝送速度を自動的に変更する変更手段とを備えてい
る。
【0046】例えば、図9に示すように、(1×62.
4kbps)の伝送速度を有するBチャネル23上におい
て、操作部17を介してなされる音声動作モードの指定
により音声情報が16kbps、動画情報が46.4kbpsに
割当てられているときに(残り1.6kbpsはFAS及び
BASに割当てられる)テレライティング情報等の変動
量が激しいデータ情報を第2のデータ端末14から相手
通信端末に送信する場合、前記検知手段によりデータ情
報の変動量を常に検知し、図10及び図11に示すよう
に、前記変更手段により前記変動量に応じて伝送速度を
自動的に変更することができる。すなわち、データ情報
量の変動を検知するとシステム制御部18は、他のメデ
ィア情報の多重化状況をチェックする。そして、他のメ
ディア情報の送信品質をできるだけ低下させない範囲に
てテレライティング・データを送信するためにはデータ
情報として1200bpsで充分であると判断された場合
は、図10に示すように、音声情報が16kbpsに割当て
られ、データ情報は1200bpsが割当てられ、残りが
動画情報45.2kbpsに割当てられ、多重化される。さ
らに、その後におけるデータ情報の変動によりデータ・
チャネルが1200bpsでは不充分であり、例えば1
4.4kbpsのデータ・チャネルが必要だと判断された場
合は、図11に示すように、音声情報が16kbps、デー
タ情報が14.4kbpsに割当てられ、残りが動画情報3
2kbpsに割当てられ、多重化される。
【0047】図12は上記Bチャネル23上で第2のデ
ータ端末14としてテレライティング情報送受信用の装
置を使用してデータ情報を送受信する場合の制御手順を
示すフローチャートである。
【0048】まず、テレライティング・データの送受信
開始要求を待ち(ステップS301)、テレライティング
・データの送受信開始要求が検知されると、次に他のメ
ディア情報の多重化状況をチェックし他のメディア情報
の送信品質をできるだけ低下させない範囲でテレライテ
ィング・データ送信のための送信データ・チャネルの割
当てを決定する(ステップS302)。具体的には、例
えば上記した図10に示すように、伝送速度を音声情報
16kbpsに割当て、データ情報として1200bpsのL
SDに割当て、残りを動画情報45.2kbpsに割当て
る。次いで、「1200bps LSD ON」のBASコマンド
を送信し、上記多重化モードに変更する(ステップS3
03)。次に、テレライティング・データの送受信が終
了したか否かを判断する(ステップS304)。そし
て、今回はテレライティング情報の送受信は未だなされ
ていないため、ステップS304の判断結果は「NO」
となってステップS305に進み、次に送信テレライテ
ィング・データ発生を検知したか否かを判断する(ステ
ップS305)。そして、テレライティング・データを
検知すると、データ量が現行の送信データ・チャネルに
よる送信で充分か否か、すなわちデータ・チャネルの変
更が必要か否かを判断する(ステップS306)。この
判断基準例としては、例えばある規定値以上にキューが
たまったかどうか等データ情報のキュー状態により判断
する。そして現行送信データ・チャネルの変更が必要で
ないと判断された場合は、現行データ・チャネルにてテ
レライティング・データを送信し(ステップS30
7)、次いでステップS304に戻り、テレライティン
グ情報の送受信が終了するのを待つ。
【0049】一方、ステップS306において現行デー
タ・チャネルでは充分でなく送信データ・チャネルの変
更が必要であると判断された場合は、適切なデータ・チ
ャネルの容量にチャネル割当てを変更すると共に該当す
るBASコマンドを送信し、さらに多重化割当てを変更
しながらテレライティング・データ送信を実行する(ス
テップS308)。具体的には、例えば14.4kbpsの
データ・チャネルが必要だと判断された場合は、上記し
た図11に示すように各メディアの多重化状況は音声情
報16kbps、動画情報32kbps、データ情報14.4kb
psとなるようにデータ・チャネルの割当容量を変更する
と共に、BASコマンドとして「14.4kbps LSD O
N」のコマンドを送信し、所望のテレライティング・デ
ータを送信する。そして再びステップS304の判断ス
テップに戻る。
【0050】さらにこの後、ステップS305において
データ情報が検出されなくなった場合は、現行のデータ
・チャネル(14.4kbps)の確保が必要かどうか、具
体的にはステップS302で割当てられた1200bps
のデータ・チャネルに戻すべきか否かを判断する(ステ
ップS304)。そしてデータ情報が送信されてこない
ため現行データ・チャネル(14.4kbps)の確保が必
要でないと判断された場合は、データ・チャネルの割当
てを変更し、該当するBASコマンドを送信する(ステ
ップS310)。すなわち、送信データ・チャネル割当
てをステップS302の状態(1200bps)に戻しBA
Sコマンドとしての「1200bps LSDON」のコマンドを
送信する(ステップS309)。そして、再びステップ
S304の判断ステップに戻る。
【0051】一方、ステップS309において送信デー
タ・チャネルの変更が必要ないと判断された場合は、そ
のままステップS304の判断ステップに戻る。
【0052】そしてその後、ステップS304において
テレライティング送受信終了を検知した場合は、送信デ
ータ・チャネルのクローズ処理を行い送信前のチャネル
割当て状態(図9)に戻すと共に、BASコマンドとし
て「LSD OFF」のコマンドを送信して(ステップ
S311)、本プログラムを終了する。
【0053】図13は、上記図12に示した制御手順に
おけるサブマルチフレームのBASコマンドの送受信例
を示した図であって、BASにおける各種コマンドと該
BASコマンドと該BASコマンドに対応する音声伝送
速度(A)、動画伝送速度(V)、データ伝送速度
(D)が示されている。
【0054】この図に示すように、ステップS303の
BASコマンド送信においては、送信BAS欄の「A
→」に示すBASコマンドが受信側端末に送られ、該B
ASコマンドを受信した受信側端末は受信BAS欄の
「←E」に示すBASコマンドを送信側端末に送る。ま
た、ステップS308のBASコマンド送信において
は、送信BAS欄の「B→」に示すBASコマンドが受
信側端末に送られ、ステップS310のBASコマンド
送信においては送信BAS欄の「C→」に示すBASコ
マンドが受信側端末に送られる。さらに、ステップS3
11のBASコマンド送信においては、送信BAS欄の
「D→」に示すBASコマンドが受信側端末に送られ、
該BASコマンドを受信した受信側端末は受信BAS欄
の「←E」に示すBASコマンドを送信側端末に送る。
【0055】尚、本発明は上記実施例に限定されること
はなく、要旨を逸脱しない範囲において変更可能なこと
はいうまでもない。例えば上記実施例においては、大量
データ送信時にも動画情報を中断することなく送受信を
行っているが、一時的に動画情報を中断し、できる限り
データ・チャネルを大きく割当てるよう構成してもよ
い。また、大量のデータ情報が一方向に送信される場合
に限らず、G4プロトコルのセッション反転制御等によ
り途中より逆方向に大量データが送信される場合におい
ても送受のデータ・チャネル割当を状況に応じて変更す
ることにより所期の目的を達成することができる。
【0056】また、テレライティング・データ送信の場
合には、送受信自体は上位アプリケーションによって起
動されていても、実際にユーザが情報を入力するまでは
送信データが発生しないし、また送信権制御等を行って
いる場合は受信はあっても送信は発生し得ない場合もあ
るので、常に最低限のデータ・チャネルを確保せずに送
信データが発生した段階でデータ・チャネルを割当てて
もよい。また、変更手段についても割り当てられるデー
タ・チャネルの容量は単に送信キュー状況だけではな
く、送信キュー上のデータ量からテレライティング情報
の許容送信遅延内に収まるように計算してデータ・チャ
ネルの容量を決定するといったよりきめ細かな変更が可
能となるように構成するのも好ましい。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
記載の発明によれば、画像情報及び音声情報以外の所
定メディア情報(データ情報)を伝送する場合に、送信
時と受信時とで所定メディア情報のための伝送速度を異
ならせて割り当てているので、所定メディア情報の送信
時と受信時とで同一の伝送速度が割り当てられることが
なくなる。そして、他のメディア情報の伝送速度の極端
な低下を招くことなく各メディア情報の送信品質を確保
しつつ、効率のよいマルチメディア通信を行うことが可
能となり、特にデータ受信時の回線使用効率を向上させ
ることができる。
【0058】
【0059】このように本発明によれば、所定メディア
情報以外の他のメディア情報(画像情報及び音声情報)
の多重化状況や所定メディア情報の情報量の変動等に応
じて柔軟に伝送速度を変更することが可能となり、他の
メディア情報の極端な品質低下を招来することもなく、
最適な多重化方式を選択することができ、より円滑なマ
ルチメディア通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチメディア通信装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】CCITT勧告草案H.221に示されるフレ
ーム構造図である。
【図3】CCITT勧告草案H.221に示されるFA
S及びBASの1マルチフレーム内におけるビット割当
図である。
【図4】本発明に係るマルチメディア通信装置の送受信
開始時における多重化状況の一例を示すフレーム構造図
である。
【図5】大量のデータ情報を送信する場合の多重化状況
の一例を示すフレーム構造図である。
【図6】第1の発明に係るマルチメディア通信装置の送
信時における制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】大量のデータ情報を受信する場合の多重化状況
の一例を示すフレーム構造図である。
【図8】第1の発明に係るマルチメディア通信装置の受
信時における制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明に係るマルチメディア通信装置に送受信
開始時における多重化状況の他の実施例を示しすフレー
ム構造図である。
【図10】データ情報の変動に応じて変更された多重化
状況の一例を示すフレーム構造図である。
【図11】データ情報の変動に応じて変更された多重化
状況の他の例を示すフレーム構造図である。
【図12】第2の発明に係るマルチメディア通信装置の
送信時における制御手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図13】第2の発明におけるCCITT勧告草案H.
221によるサブマルチフレーム単位でのBASコマン
ド送受信例を示す図である。
【符号の説明】
18 システム制御部(設定手段、選択手段、設定手
段、制御手段、割当手段、検知手段、変更手段)19 多重化分離化部(送受信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/14 (56)参考文献 特開 昭63−178634(JP,A) 特開 昭62−260443(JP,A) 特開 平1−241948(JP,A) 特開 昭62−260443(JP,A) 特開 昭63−178634(JP,A) 特開 昭63−288540(JP,A) 特開 昭62−24792(JP,A) 特開 昭61−56542(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04J 3/22 H04L 12/20 H04L 12/50 H04L 29/08 H04N 7/14

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線網に接続され、種々の伝送速度
    を有すると共に、複数のメディア情報を多重化して送受
    信を行うマルチメディア通信装置において、 画像情報及び音声情報以外の所定メディア情報の伝送速
    度を前記種々の伝送速度から選択する選択手段と、該選
    択手段により選択された前記所定メディア情報の伝送速
    度に応じて前記画像情報及び前記音声情報の各々伝送速
    度を設定する設定手段とを備え、 前記選択手段は、前記所定メディア情報の伝送速度が情
    報送信時と情報受信時とで異なるように選択制御する制
    御手段を有していることを特徴とするマルチメディア通
    信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記所定メディア情報
    を受信する場合は、該所定メディア情報を送信する場合
    に比べて小さい伝送速度を選択することを特徴とする請
    求項1記載のマルチメディア通信装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記所定メディア情報
    を送信する場合は、前記通信相手との間で設定可能な最
    大伝送速度を選択すると共に、前記所定メディア情報を
    受信する場合は、前記通信相手との間で設定可能な最小
    伝送速度を選択することを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のマルチメディア通信装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記画像情報の伝送速
    度を前記選択手段により選択された所定メディア情報の
    伝送速度に応じて可変に設定することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載のマルチメディア通
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段により選択され、及び前記
    設定手段により設定された各伝送速度で前記複数のメデ
    ィア情報の送受信を行う送受信手段を有していることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のマ
    ルチメディア通信装置。
  6. 【請求項6】 前記所定メディア情報は、データ情報で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載のマルチメディア通信装置。
  7. 【請求項7】 前記データ情報は、ファクシミリ通信情
    報であることを特徴とする請求項6記載のマルチメディ
    ア通信装置。
  8. 【請求項8】 複数のメディア情報を多重化し、種々の
    伝送速度を利用して通信回線網上で前記複数のメディア
    情報の送受信を行うマルチメディア情報の通信方法にお
    いて、 画像情報及び音声情報以外の所定メディア情報の伝送速
    度を前記種々の伝送速度から選択する選択ステップと、
    該選択ステップで選択された前記所定メディア情報の伝
    送速度に応じて前記画像情報及び前記音声情報の各々伝
    送速度を設定する設定ステップとを含み、 さらに、前記選択ステップは、前記所定メディア情報の
    伝送速度が情報送信時と情報受信時とで異なるように制
    御処理することを特徴とするマルチメディア情報の通信
    方法。
  9. 【請求項9】 前記制御処理は、前記所定メディア情報
    を受信する場合は、該所定メディア情報を送信する場合
    に比べて小さい伝送速度を選択することを特徴とする
    求項8記載のマルチメディア情報の通信方法。
  10. 【請求項10】 前記制御処理は、前記所定メディア情
    報を送信する場合は、前記通信相手との間で設定可能な
    最大伝送速度を選択すると共に、前記所定メディア情報
    を受信する場合は、前記通信相手との間で設定可能な最
    小伝送速度を選択することを特徴とする請求項8又は請
    求項9記載のマルチメディア情報の通信方法。
  11. 【請求項11】 前記設定ステップは、前記画像情報の
    伝送速度を前記選択ステップで選択された所定メディア
    情報の伝送速度に応じて可変に設定することを特徴とす
    請求項8乃至請求項10のいずれかに記載のマルチメ
    ディア情報の通信方法。
  12. 【請求項12】 前記選択ステップで選択し、及び前記
    設定ステップで設定した各伝送速度で前記複数のメディ
    ア情報の送受信を行うことを特徴とする請求項8乃至請
    求項11のいずれかに記載のマルチメディア情報の通信
    方法。
  13. 【請求項13】 前記所定メディア情報は、データ情報
    であることを特徴とする請求項8乃至請求項12のいず
    れかに記載のマルチメディア情報の通信方法。
  14. 【請求項14】 前記データ情報は、ファクシミリ通信
    情報であることを特徴とする請求項13記載のマルチメ
    ディア情報の通信方法。
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