JP3263386B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JP3263386B2 JP3263386B2 JP34324799A JP34324799A JP3263386B2 JP 3263386 B2 JP3263386 B2 JP 3263386B2 JP 34324799 A JP34324799 A JP 34324799A JP 34324799 A JP34324799 A JP 34324799A JP 3263386 B2 JP3263386 B2 JP 3263386B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- crankshaft
- scroll
- discharge passage
- oil discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/021—Control systems for the circulation of the lubricant
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/02—Rotary-piston machines or pumps of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C2/04—Rotary-piston machines or pumps of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents of internal axis type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/025—Lubrication; Lubricant separation using a lubricant pump
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0215—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はスクロール圧縮機に
関するもので、特に、圧縮機の高速運転時には、クラン
クシャフトのオイルグルーブを通じて移動するオイルの
一部を前記クランクシャフトの外部に流出させ得る構造
を備えるスクロール圧縮機に関するものである。
関するもので、特に、圧縮機の高速運転時には、クラン
クシャフトのオイルグルーブを通じて移動するオイルの
一部を前記クランクシャフトの外部に流出させ得る構造
を備えるスクロール圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般的なスクロール圧縮機には、図４に
示すように、インボリュート形状のラップを有する固定
スクロール１と旋回スクロール３が噛み合うことによ
り、前記固定スクロール１と旋回スクロール３の側壁面
と底面により多数の大きさの異なる三日月形状の圧縮室
Ｐが形成される。ここで、前記旋回スクロール３のイン
ボリュート形状のラップは前記固定スクロール１のイン
ボリュート形状のラップに対して１８０°の位相差を有
するように形成されている。
示すように、インボリュート形状のラップを有する固定
スクロール１と旋回スクロール３が噛み合うことによ
り、前記固定スクロール１と旋回スクロール３の側壁面
と底面により多数の大きさの異なる三日月形状の圧縮室
Ｐが形成される。ここで、前記旋回スクロール３のイン
ボリュート形状のラップは前記固定スクロール１のイン
ボリュート形状のラップに対して１８０°の位相差を有
するように形成されている。
【０００３】前記構造において、前記固定スクロール１
に対して前記旋回スクロール３が旋回運動すると、三日
月形状の圧縮室が前記固定スクロール１及び旋回スクロ
ール３の中心部に移動しつつ体積が次第に減少し、その
結果、前記固定スクロール１及び旋回スクロール３の内
部の冷媒を圧縮させることになる。
に対して前記旋回スクロール３が旋回運動すると、三日
月形状の圧縮室が前記固定スクロール１及び旋回スクロ
ール３の中心部に移動しつつ体積が次第に減少し、その
結果、前記固定スクロール１及び旋回スクロール３の内
部の冷媒を圧縮させることになる。
【０００４】このような圧縮作用は連続的で対称的にな
されるので、往復動式圧縮機又はロータリー圧縮機より
負荷の変動幅が遥かに小さくなる。したがって、スクロ
ール圧縮機は、振動及び騒音、圧縮効率、信頼性などの
面でほかのタイプの圧縮機より非常に有利である。
されるので、往復動式圧縮機又はロータリー圧縮機より
負荷の変動幅が遥かに小さくなる。したがって、スクロ
ール圧縮機は、振動及び騒音、圧縮効率、信頼性などの
面でほかのタイプの圧縮機より非常に有利である。
【０００５】図５を参照してより詳細に説明すると、従
来技術によるスクロール圧縮機では、吸入パイプ５を通
じて圧縮機の内部に流入された冷媒は、固定スクロール
１の一側面に形成された吸入ポートを通じて前記固定ス
クロール１及び旋回スクロール３の内部に供給される。
来技術によるスクロール圧縮機では、吸入パイプ５を通
じて圧縮機の内部に流入された冷媒は、固定スクロール
１の一側面に形成された吸入ポートを通じて前記固定ス
クロール１及び旋回スクロール３の内部に供給される。
【０００６】この際に、モータの固定子７に電気を流す
と、誘導電流により内側の回転子９が回転する。前記回
転子９の中心にはクランクシャフト１１が挿入されてい
るので、前記回転子９とともにクランクシャフト１１が
回転するにつれて、前記クランクシャフト１１の偏心端
に結合された旋回スクロール３が旋回運動することにな
る。
と、誘導電流により内側の回転子９が回転する。前記回
転子９の中心にはクランクシャフト１１が挿入されてい
るので、前記回転子９とともにクランクシャフト１１が
回転するにつれて、前記クランクシャフト１１の偏心端
に結合された旋回スクロール３が旋回運動することにな
る。
【０００７】この際に、前記旋回スクロール３は、メイ
ンフレーム１３と旋回スクロール３との間に安着されて
いるオルダムリング１５により、自転はせず、公転運動
のみを行い、前記クランクシャフト１１は、上端及び下
端がそれぞれメインフレーム１３とサブフレーム１７に
支持されている。
ンフレーム１３と旋回スクロール３との間に安着されて
いるオルダムリング１５により、自転はせず、公転運動
のみを行い、前記クランクシャフト１１は、上端及び下
端がそれぞれメインフレーム１３とサブフレーム１７に
支持されている。
【０００８】この後、前記固定スクロール１と旋回スク
ロール３の相互運動により圧縮室Ｐが中心部側に移動し
つつ体積が次第に減少することにより、前記圧縮室Ｐ内
の冷媒が圧縮される。このように、前記固定スクロール
１と旋回スクロール３により圧縮された冷媒は前記固定
スクロール１の中心部に形成された吐出口を通じて吐出
パイプ１９に提供された後、前記吐出パイプ１９を通じ
て圧縮機の外部に吐き出され、冷凍サイクルを循環する
ことになる。
ロール３の相互運動により圧縮室Ｐが中心部側に移動し
つつ体積が次第に減少することにより、前記圧縮室Ｐ内
の冷媒が圧縮される。このように、前記固定スクロール
１と旋回スクロール３により圧縮された冷媒は前記固定
スクロール１の中心部に形成された吐出口を通じて吐出
パイプ１９に提供された後、前記吐出パイプ１９を通じ
て圧縮機の外部に吐き出され、冷凍サイクルを循環する
ことになる。
【０００９】前記のような、冷媒を圧縮させるための構
造のほかにも、スクロール圧縮機には、圧縮部と機構部
の潤滑を円滑にするための構造が含まれている。このよ
うな潤滑構造は、圧縮機の下端に、オイルを貯蔵するた
めに設けられたオイル貯蔵部２１と、前記オイル貯蔵部
２１のオイルを圧縮部と機構部側に移動させるため、前
記クランクシャフト１１の内部に形成されたオイルグル
ーブ１２と、前記オイルグルーブ１２にオイル貯蔵部２
１のオイルを供給するオイルポンプ２３とを含み、前記
オイルポンプ２３としては、通常、遠心ポンプ、容積ポ
ンプ、差圧ポンプなどが使用されている。
造のほかにも、スクロール圧縮機には、圧縮部と機構部
の潤滑を円滑にするための構造が含まれている。このよ
うな潤滑構造は、圧縮機の下端に、オイルを貯蔵するた
めに設けられたオイル貯蔵部２１と、前記オイル貯蔵部
２１のオイルを圧縮部と機構部側に移動させるため、前
記クランクシャフト１１の内部に形成されたオイルグル
ーブ１２と、前記オイルグルーブ１２にオイル貯蔵部２
１のオイルを供給するオイルポンプ２３とを含み、前記
オイルポンプ２３としては、通常、遠心ポンプ、容積ポ
ンプ、差圧ポンプなどが使用されている。
【００１０】しかし、前記のような従来のスクロール圧
縮機は、圧縮機の回転数に比例して、前記オイルポンプ
２３によるオイルの供給量が増加するため、圧縮機の高
速運転時には、オイルが過多に供給されて、圧縮部に供
給されるオイル量が増加し、これにより、オイルの吐出
量が増加して圧縮機の体積効率が低下する問題点があっ
た。
縮機は、圧縮機の回転数に比例して、前記オイルポンプ
２３によるオイルの供給量が増加するため、圧縮機の高
速運転時には、オイルが過多に供給されて、圧縮部に供
給されるオイル量が増加し、これにより、オイルの吐出
量が増加して圧縮機の体積効率が低下する問題点があっ
た。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解決するためになされたもので、圧縮機の高速
運転時には、クランクシャフトのオイルグルーブを通じ
て移動するオイルの一部を前記クランクシャフトの外部
に流出させ得る構造を備えることで、圧縮部へのオイル
の供給過多を防止して、オイルの消費量を減少させ、圧
縮機の体積効率を向上させるスクロール圧縮機を提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するためになされたもので、圧縮機の高速
運転時には、クランクシャフトのオイルグルーブを通じ
て移動するオイルの一部を前記クランクシャフトの外部
に流出させ得る構造を備えることで、圧縮部へのオイル
の供給過多を防止して、オイルの消費量を減少させ、圧
縮機の体積効率を向上させるスクロール圧縮機を提供す
ることを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明によるスクロール圧縮機は、固定スクロール
と、前記固定スクロールと噛み合って、冷媒を圧縮する
圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記旋回スクロー
ルを旋回運動させるため、端部が旋回スクロールと結合
され、中心に、オイルポンプにより提供されるオイルが
通過するオイルグルーブが形成されたクランクシャフト
と、前記クランクシャフトに形成され、前記オイルグル
ーブを通過するオイルをクランクシャフトの外部に排出
するオイル排出通路と、前記オイル排出通路に設けら
れ、前記クランクシャフトの回転運動により発生する遠
心力により作動されて前記オイル排出通路を開閉させる
バイパス手段とからなり、前記バイパス手段は、遠心力
により前後進して前記オイル排出路を開閉させる円板バ
ルブと、前記円板バルブの外側に配置され、前記円板バ
ルブを前記オイル排出通路側に付勢する弾性手段と、前
記弾性手段を支持するため、前記クランクシャフトに設
けられる支持手段と、から構成される。
の本発明によるスクロール圧縮機は、固定スクロール
と、前記固定スクロールと噛み合って、冷媒を圧縮する
圧縮室を形成する旋回スクロールと、前記旋回スクロー
ルを旋回運動させるため、端部が旋回スクロールと結合
され、中心に、オイルポンプにより提供されるオイルが
通過するオイルグルーブが形成されたクランクシャフト
と、前記クランクシャフトに形成され、前記オイルグル
ーブを通過するオイルをクランクシャフトの外部に排出
するオイル排出通路と、前記オイル排出通路に設けら
れ、前記クランクシャフトの回転運動により発生する遠
心力により作動されて前記オイル排出通路を開閉させる
バイパス手段とからなり、前記バイパス手段は、遠心力
により前後進して前記オイル排出路を開閉させる円板バ
ルブと、前記円板バルブの外側に配置され、前記円板バ
ルブを前記オイル排出通路側に付勢する弾性手段と、前
記弾性手段を支持するため、前記クランクシャフトに設
けられる支持手段と、から構成される。
【００１３】また、本発明の更に他の特徴によると、前
記オイル排出通路は、円板バルブを含むバイパス手段が
安着される円筒形状の収容部と、前記収容部とクランク
シャフトの外部とを連通させ、前記円板バルブの前後進
により開閉される通路部とから構成される。
記オイル排出通路は、円板バルブを含むバイパス手段が
安着される円筒形状の収容部と、前記収容部とクランク
シャフトの外部とを連通させ、前記円板バルブの前後進
により開閉される通路部とから構成される。
【００１４】このように構成される本発明は、前記オイ
ル排出通路とバイパス手段により、圧縮機の高速運転時
には、クランクシャフトのオイルグルーブを通じて移動
するオイルの一部を前記クランクシャフトの外部に流出
し得るので、圧縮部へのオイルの過多供給が防止される
ので、オイルの消費量が減少され、圧縮機の体積効率が
向上される利点がある。
ル排出通路とバイパス手段により、圧縮機の高速運転時
には、クランクシャフトのオイルグルーブを通じて移動
するオイルの一部を前記クランクシャフトの外部に流出
し得るので、圧縮部へのオイルの過多供給が防止される
ので、オイルの消費量が減少され、圧縮機の体積効率が
向上される利点がある。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。本発明によるスクロー
ル圧縮機は、図１に示すように、冷媒を圧縮させるた
め、噛み合って圧縮室を形成する固定スクロール５１及
び旋回スクロール５３と、前記旋回スクロール５３を旋
回運動させるため、端部が旋回スクロールと結合され、
中心に、オイルポンプ６３を通じて提供されるオイルが
通過するオイルグルーブ６２が形成されたクランクシャ
フト６１とを含んでなるスクロール圧縮機である。
図面に基づいて詳細に説明する。本発明によるスクロー
ル圧縮機は、図１に示すように、冷媒を圧縮させるた
め、噛み合って圧縮室を形成する固定スクロール５１及
び旋回スクロール５３と、前記旋回スクロール５３を旋
回運動させるため、端部が旋回スクロールと結合され、
中心に、オイルポンプ６３を通じて提供されるオイルが
通過するオイルグルーブ６２が形成されたクランクシャ
フト６１とを含んでなるスクロール圧縮機である。
【００１６】前記クランクシャフト６１には、前記オイ
ルグルーブ６２を通じて移動するオイルをクランクシャ
フト６１の外部に排出するオイル排出通路６７が形成さ
れ、前記オイル排出通路６７には、クランクシャフト６
１の回転運動により発生するオイルの遠心力により作動
され、前記クランクシャフト６１の回転速度によってオ
イル排出通路６７を開閉させるバイパス手段６９が設け
られる。
ルグルーブ６２を通じて移動するオイルをクランクシャ
フト６１の外部に排出するオイル排出通路６７が形成さ
れ、前記オイル排出通路６７には、クランクシャフト６
１の回転運動により発生するオイルの遠心力により作動
され、前記クランクシャフト６１の回転速度によってオ
イル排出通路６７を開閉させるバイパス手段６９が設け
られる。
【００１７】ここで、前記バイパス手段は、図２及び図
３に示すように、遠心力により前後進するようにオイル
排出通路６７に設けられ、前記オイル排出通路６７を開
閉させる円板バルブ８１と、前記円板バルブ８１が前後
進し得るように、円板バルブ８１に弾性力を与えるスプ
リング８３と、前記スプリング８３を支持するため、前
記クランクシャフト６１に固定された固定蓋８５とから
構成される。
３に示すように、遠心力により前後進するようにオイル
排出通路６７に設けられ、前記オイル排出通路６７を開
閉させる円板バルブ８１と、前記円板バルブ８１が前後
進し得るように、円板バルブ８１に弾性力を与えるスプ
リング８３と、前記スプリング８３を支持するため、前
記クランクシャフト６１に固定された固定蓋８５とから
構成される。
【００１８】前記オイル排出通路６７は、円板バルブ８
１を含むバイパス手段６９が安着される円筒形態の収容
部６７ａに連通され、前記収容部６７ａは、その内側端
がクランクシャフト６１の外部に連通されるように形成
された通路部６７ｂに連通されている。
１を含むバイパス手段６９が安着される円筒形態の収容
部６７ａに連通され、前記収容部６７ａは、その内側端
がクランクシャフト６１の外部に連通されるように形成
された通路部６７ｂに連通されている。
【００１９】前記構造によると、圧縮機の低速運転時に
は、前記クランクシャフト６１のオイル排出通路６７を
塞いでいるように、円板バルブ８１を前記オイル排出通
路６７側に加圧するスプリング８３の付勢力が前記クラ
ンクシャフト６１のオイルグルーブ６２を通過するオイ
ルの遠心力及び円板バルブ８１の遠心力より大きくな
る。したがって、前記円板バルブ８１が、図２に示すよ
うに、前記オイル排出通路６７を遮断した状態を維持す
るため、前記オイルポンプ６３を通じてオイルグルーブ
６２に提供されたオイルはすべて圧縮部と機構部に供給
される。
は、前記クランクシャフト６１のオイル排出通路６７を
塞いでいるように、円板バルブ８１を前記オイル排出通
路６７側に加圧するスプリング８３の付勢力が前記クラ
ンクシャフト６１のオイルグルーブ６２を通過するオイ
ルの遠心力及び円板バルブ８１の遠心力より大きくな
る。したがって、前記円板バルブ８１が、図２に示すよ
うに、前記オイル排出通路６７を遮断した状態を維持す
るため、前記オイルポンプ６３を通じてオイルグルーブ
６２に提供されたオイルはすべて圧縮部と機構部に供給
される。
【００２０】反面、圧縮機が設定値以上の速度で運転さ
れる高速運転時であると、前記オイルグルーブ６２を通
過するオイルの遠心力及び円板バルブ８１の遠心力が、
前記オイル排出通路６７側に円板バルブ８１を加圧する
スプリングの付勢力より大きくなる。したがって、前記
円板バルブ８１は、図３に示すように、前記クランクシ
ャフト６１の外側に移動して、前記オイル排出通路６７
と通路部６７ｂを開放する。これにより、前記オイルグ
ルーブ６２を通過するオイルの一部が前記オイル排出通
路の通路部６７ｂを通じてクランクシャフト６１の外部
に排出されてオイル貯蔵部６５に復帰するので、圧縮部
へのオイルの供給過多が防止される。
れる高速運転時であると、前記オイルグルーブ６２を通
過するオイルの遠心力及び円板バルブ８１の遠心力が、
前記オイル排出通路６７側に円板バルブ８１を加圧する
スプリングの付勢力より大きくなる。したがって、前記
円板バルブ８１は、図３に示すように、前記クランクシ
ャフト６１の外側に移動して、前記オイル排出通路６７
と通路部６７ｂを開放する。これにより、前記オイルグ
ルーブ６２を通過するオイルの一部が前記オイル排出通
路の通路部６７ｂを通じてクランクシャフト６１の外部
に排出されてオイル貯蔵部６５に復帰するので、圧縮部
へのオイルの供給過多が防止される。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるスク
ロール圧縮機は、圧縮機が設定値以上の速度で運転され
ると、クランクシャフト６１のオイル排出通路６７を遮
断しているバイパス手段６９が作動して前記オイル排出
通路６７を開放することにより、圧縮機の高速運転時に
は、クランクシャフト６１のオイルグルーブ６２を通過
するオイルの一部が前記オイル排出通路６７を通じてオ
イル貯蔵槽６５に復帰するので、圧縮部へのオイルの供
給過多が防止され、これによりオイルの消費量が減少
し、圧縮機の体積効率が向上される利点がある。
ロール圧縮機は、圧縮機が設定値以上の速度で運転され
ると、クランクシャフト６１のオイル排出通路６７を遮
断しているバイパス手段６９が作動して前記オイル排出
通路６７を開放することにより、圧縮機の高速運転時に
は、クランクシャフト６１のオイルグルーブ６２を通過
するオイルの一部が前記オイル排出通路６７を通じてオ
イル貯蔵槽６５に復帰するので、圧縮部へのオイルの供
給過多が防止され、これによりオイルの消費量が減少
し、圧縮機の体積効率が向上される利点がある。
【図１】本発明によるスクロール圧縮機の構造を示す部
分縦断面図である。
分縦断面図である。
【図２】本発明の実施の形態によるバイパス手段の円板
バルブが閉鎖された状態を示す拡大縦断面図である。
バルブが閉鎖された状態を示す拡大縦断面図である。
【図３】本発明の実施の形態によるバイパス手段の円板
バルブが開放された状態を示す拡大縦断面図である。
バルブが開放された状態を示す拡大縦断面図である。
【図４】一般的なスクロール圧縮機の圧縮原理を示す概
略図である。
略図である。
【図５】従来の技術によるスクロール圧縮機の構造を示
す部分縦断面図である。
す部分縦断面図である。
５１…固定スクロール ５３…旋回スクロール ６１…クランクシャフト ６２…オイルグルーブ ６３…オイルポンプ ６５…オイル貯蔵部 ６７…オイル排出通路 ６７ａ…安着部 ６７ｂ…通路部 ６９…バイパス手段 ８１…円板バルブ ８３…スプリング ８５…固定蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−5787（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04C 18/02 311 F04C 29/02 321
Claims (2)
- 【請求項１】 固定スクロールと、 前記固定スクロールと噛み合って、冷媒を圧縮する圧縮
室を形成する旋回スクロールと、 前記旋回スクロールを旋回運動させるため、端部が旋回
スクロールと結合され、中心に、オイルポンプにより提
供されるオイルが通過するオイルグルーブが形成された
クランクシャフトと、 前記クランクシャフトに形成され、前記オイルグルーブ
を通過するオイルをクランクシャフトの外部に排出する
オイル排出通路と、 前記オイル排出通路に設けられ、前記クランクシャフト
の回転運動により発生する遠心力により作動されて前記
オイル排出通路を開閉させるバイパス手段とからなり、前記バイパス手段は、遠心力により前後進して前記オイ
ル排出路を開閉させる円板バルブと、 前記円板バルブの外側に配置され、前記円板バルブを前
記オイル排出通路側に付勢する弾性手段と、 前記弾性手段を支持するため、前記クランクシャフトに
設けられる支持手段と、 から構成されることを特徴とす
るスクロール圧縮機。 - 【請求項２】 前記オイル排出通路は円板バルブを含む
バイパス手段を収容する円筒形状の収容部に連結され、
前記収容部の内側端は前記クランクシャフトの外側に連
通される通路部に連結されることを特徴とする請求項１
記載のスクロール圧縮機。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019990001429A KR100315791B1 (ko) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 스크롤 압축기 |
| KR1999/1429 | 1999-01-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213480A JP2000213480A (ja) | 2000-08-02 |
| JP3263386B2 true JP3263386B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=19571710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34324799A Expired - Fee Related JP3263386B2 (ja) | 1999-01-19 | 1999-12-02 | スクロール圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6287099B1 (ja) |
| JP (1) | JP3263386B2 (ja) |
| KR (1) | KR100315791B1 (ja) |
Families Citing this family (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7931125B2 (en) * | 2001-05-16 | 2011-04-26 | Freudenberg-Nok General Partnership | Shaft seal with lubrication device |
| KR100512997B1 (ko) * | 2003-09-15 | 2005-09-05 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
| KR100547331B1 (ko) * | 2004-01-09 | 2006-01-26 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
| KR100635822B1 (ko) * | 2005-03-30 | 2006-10-19 | 엘지전자 주식회사 | 인버터 압축기의 급유량 제한장치 |
| US20060222549A1 (en) * | 2005-03-30 | 2006-10-05 | Lg Electronics Inc. | Apparatus for controlling quantity of feeding oil of inverter compressor |
| KR100772219B1 (ko) | 2005-12-12 | 2007-11-01 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기의 오일 공급 구조 |
| KR100686747B1 (ko) * | 2005-12-20 | 2007-02-26 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기 |
| KR100738708B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2007-07-12 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기의 진동방지장치 |
| KR101192198B1 (ko) * | 2005-12-30 | 2012-10-17 | 엘지전자 주식회사 | 스크롤 압축기의 포밍 저감 장치 |
| FR2919688B1 (fr) * | 2007-08-02 | 2013-07-26 | Danfoss Commercial Compressors | Compresseur frigorifique a spirales a vitesse variable |
| TWI353418B (en) * | 2007-12-25 | 2011-12-01 | Ind Tech Res Inst | Scroll compressor |
| WO2009096167A1 (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-06 | Panasonic Corporation | 膨張機一体型圧縮機およびそれを用いた冷凍サイクル装置 |
| JP2014009647A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Daikin Ind Ltd | 圧縮機 |
| US20140212311A1 (en) * | 2013-01-25 | 2014-07-31 | Bristol Compressors International, Inc. | Compressor |
| US9598960B2 (en) | 2013-07-31 | 2017-03-21 | Trane International Inc. | Double-ended scroll compressor lubrication of one orbiting scroll bearing via crankshaft oil gallery from another orbiting scroll bearing |
| JP6300829B2 (ja) * | 2014-01-08 | 2018-03-28 | 三菱電機株式会社 | 回転式圧縮機 |
| WO2015125304A1 (ja) * | 2014-02-24 | 2015-08-27 | 三菱電機株式会社 | 圧縮機 |
| ES2612232T3 (es) * | 2014-06-05 | 2017-05-12 | Wabco Europe Bvba | Bomba de vacío y sistema de una bomba de vacío y un motor |
| WO2016072013A1 (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-12 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| CN104948424B (zh) * | 2015-06-26 | 2017-03-01 | 广州万宝集团压缩机有限公司 | 变频压缩机用高转速自适应供油曲轴 |
| KR101983464B1 (ko) * | 2017-09-28 | 2019-08-28 | 엘지전자 주식회사 | 윤활유 공급장치 및 이를 적용한 압축기 |
| WO2020083310A1 (zh) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 旋转机械的供油机构以及旋转机械 |
| US11885335B2 (en) | 2018-10-24 | 2024-01-30 | Copeland Climate Technologies (Suzhou) Co. Ltd. | Oil supply mechanism of rotating machinery and rotating machinery having oil supply mechanism |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57173589A (en) * | 1981-04-16 | 1982-10-25 | Sanyo Electric Co Ltd | Oil injector mechanism of rotary compressor |
| JPS59136596A (ja) * | 1983-01-25 | 1984-08-06 | Matsushita Refrig Co | 回転式圧縮機 |
| JPS59136598A (ja) * | 1983-01-26 | 1984-08-06 | Hitachi Ltd | ロ−タリ式圧縮機 |
| JPS59165887A (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-19 | Hitachi Ltd | 横形圧縮機 |
| JPS59226294A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-19 | Hitachi Ltd | 圧縮機の給油装置 |
| JPS59226295A (ja) * | 1983-06-06 | 1984-12-19 | Hitachi Ltd | 圧縮機 |
| JPS6220601A (ja) * | 1985-07-18 | 1987-01-29 | Mazda Motor Corp | ロ−タリピストンエンジンの潤滑装置 |
| JPH0799151B2 (ja) * | 1988-06-22 | 1995-10-25 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| JP2712797B2 (ja) * | 1990-09-18 | 1998-02-16 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機の給油機構 |
| JP2522459B2 (ja) * | 1990-10-04 | 1996-08-07 | ダイキン工業株式会社 | スクロ―ル形流体機械 |
-
1999
- 1999-01-19 KR KR1019990001429A patent/KR100315791B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-12-02 JP JP34324799A patent/JP3263386B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-01-19 US US09/487,002 patent/US6287099B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000213480A (ja) | 2000-08-02 |
| US6287099B1 (en) | 2001-09-11 |
| KR100315791B1 (ko) | 2001-12-12 |
| KR20000051145A (ko) | 2000-08-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3263386B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JPH1037869A (ja) | スクロール気体圧縮機 | |
| CN113994098B (zh) | 涡旋式压缩机 | |
| KR102553485B1 (ko) | 고압식 스크롤 압축기 | |
| JPH03233101A (ja) | スクロール型流体機械 | |
| TW508411B (en) | Scroll compressor | |
| JP4681322B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP3045961B2 (ja) | スクロール気体圧縮 | |
| JPH0435636B2 (ja) | ||
| JP2004239099A (ja) | 回転式圧縮機 | |
| KR100557061B1 (ko) | 스크롤 압축기 | |
| JP2008267149A (ja) | 流体機械 | |
| JP4848844B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
| JP2004316592A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP3252495B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JPH08291795A (ja) | スクロール式圧縮機 | |
| JP3580758B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP3635826B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP2000027776A (ja) | スクロ―ル型流体機械 | |
| US11976653B2 (en) | Scroll compressor with suppressed reduction of rotational moment | |
| CN219327627U (zh) | 涡旋压缩机 | |
| JP7486149B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
| EP3553317B1 (en) | Motor-operated compressor | |
| KR101990403B1 (ko) | 전동식 압축기 | |
| JPH08284849A (ja) | スクロール圧縮機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011113 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |