JP3635826B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスクロール圧縮機の吐出バイパスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
低振動、低騒音特性を備えたスクロール圧縮機は、吸入室が圧縮空間を形成する渦巻きの外周部に有り、吐出口が渦巻きの中心部に設けられ、吸入完了時の容積と圧縮終了時の容積とで決まる圧縮比が一定であるという特徴を有する。したがって、吸入圧力と吐出圧力がほぼ一定の場合には、設定圧縮比を最適化することによって高効率化が実現できる。
【0003】
このスクロール圧縮機を空調用冷媒圧縮機として使用し、可変速運転を行った場合や空調負荷変動が起こった場合には、冷媒の吸入圧力と吐出圧力が変化する。そして実際の圧縮比と設定圧縮比との間の差によって、不足圧縮や過圧縮運転現象が発生する。
【0004】
不足圧縮時には、吐出室の高圧冷媒ガスが吐出口から圧縮室に間欠的に逆流し入力の増加を招き、過圧縮時には、必要動力以上の圧縮動力が発生し入力の増加を招く結果となる。過圧縮を低減する手段としてはバイパス穴を設けることが知られており、このようなバイパス穴を設けたスクロール圧縮機は特公平8−30471号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記のようにバイパス穴を設けたスクロール圧縮機で効率の最適化を図る場合、固定、旋回の両スクロールの噛み合わせによって形成される対称形の一対の圧縮空間において、等しい圧縮比でバイパス穴が吐出室と連通する必要がある。
【0006】
ここで、積極的に圧縮開始時点での圧縮空間の容積を異ならせた場合ではなく、運転速度によっては圧縮開始時点での圧縮空間の容積が異なる場合においては、対称形の一対の圧縮空間においても圧縮行程中の圧力上昇に違いが見られる。バイパス穴を配置する場合、対称配置するのが一般的である。しかしながら対称配置とした場合、一対の圧縮空間において圧縮比が異なるポイントでバイパス穴が作動する現象が起こる。効率の最適化を図る場合、対称形の圧縮空間において等しい圧縮比でバイパスを作動させる必要がある。
【0007】
特公平8−30471号公報には効率の最適化のためのバイパス穴の位置について開示されているが、対称形の一対の圧縮空間におけるバイパス穴の位置関係については特に規定されていない。
【0008】
本発明はスクロール圧縮機で対称形の一対の圧縮空間で非対称にバイパス穴を形成し、最適な圧縮比でバイパスを作動させ効率の最適化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、圧縮が開始されようとする前記旋回スクロールラップ外方部に隙間を持たせる構成とし、吐出口の近傍の圧縮途中の圧縮室に開口し且つ他端が吐出室に通じる少なくとも一対以上のバイパス穴を鏡板に非対称配置する構成としたものである。
【0010】
上記構成にすることにより、対称形の一対の圧縮空間で圧縮行程中の圧力上昇に違いが見られる場合でも、最適な圧縮比でバイパスを作動させることができ効率の最適化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】
上記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、圧縮が開始されようとする前記旋回スクロールラップ外方部に隙間を持たせる構成とし、吐出口に近傍の圧縮途中の圧縮室に開口し且つ他端が吐出室に通じる少なくとも一対以上のバイパス穴を鏡板に非対称配置する構成としたものである。
【0012】
そしてこの構成によれば、運転圧縮比が設定圧縮比より大きい場合には、吐出口に開口直前の圧縮室内気体の吐出室への一部排出を促進させて吐出口から気体を排出する際の過圧縮を抑制して圧縮入力を低減することができる。
【0013】
また運転圧縮比が設定圧縮比より小さい場合には、一対の圧縮室において、双方の圧縮室で最適な位置でバイパスを作動させることができ、圧縮途中気体を吐出室に一部排出して過圧縮を防止し、圧縮入力の低減と圧縮機破損を防止することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
図2において、横置形スクロール圧縮機の部分縦断面を示す鉄製の密閉容器1の内部全体は吐出管(図示なし)に連通する高圧雰囲気となり、その中央部にモータ3、右部に圧縮部が配置され、モータ3の回転子3aに固定された駆動軸4の一端を支承する圧縮部の本体フレーム5が密閉容器1に固定されており、その本体フレーム5に固定スクロール7が取り付けられている。
【0016】
駆動軸4に設けられた主軸方向の油穴12は、その一端が給油ポンプ装置(図示なし)に通じ、他端が最終的に主軸受8に通じている。固定スクロール7と噛み合って圧縮室2を形成する旋回スクロール13は、渦巻き状の旋回スクロールラップ13aと旋回軸13cとを直立させたラップ支持円盤13bとから成り、固定スクロール7と本体フレーム5との間に配置されている。
【0017】
固定スクロール7は、鏡板7aと渦巻き状の固定スクロールラップ7bとから成り、固定スクロールラップ7aの中央部に吐出口30、外周部に吸入室31が配置されている。吸入室31は比較的容積を小さくとっているため、低速運転時には吸入室として作用するが、運転速度が上がってきた場合は漏れが少なくなり、結果的には圧縮室として作用する。吐出口30は、隣接する吐出口32を介してモータ3が配置された高圧空間に通じている。吸入室31は、密閉容器1の端壁を貫通する吸入管33に通じている。
【0018】
駆動軸4の主軸から偏芯して駆動軸4の右端穴部に配置された旋回軸受14は、旋回スクロール13の旋回軸13cと係合摺動すべく構成されている。旋回スクロール13のラップ支持円板13bと本体フレーム5に設けられたスラスト軸受19との間は、油膜形成可能な微小隙間が設けられている。ラップ支持円板13bには旋回軸13cとほぼ同芯の環状シール部材18が遊合状態で装着されており、その環状シール部材18はその内側の背面室A20と外側とを仕切っている。
【0019】
背面室A20は、隣接する主軸受8に通じる一方、旋回軸受14の摺動面を介して駆動軸4の油穴12にも通じている。旋回軸受14の底部の油室15と、ラップ支持円板13bの外周部空間の背面室C16との間は、ラップ支持円板13bに設けられた油通路21を介して通じている。油通路21は、その他端に絞り部22を有している。
【0020】
背面室C16と吸入室31との間は、ラップ支持円板13bと摺接する鏡板7aの表面に設けられた油溝50(図2参照)を介して連通している。吐出口30の出口側を開閉する逆止弁装置35が固定スクロール7の鏡板7aの平面上に取り付けられており、その逆止弁装置35は薄鋼板製のリード弁35aと弁押え35bとから成る。
【0021】
鏡板7aの中央部には、吐出口30と間欠的に連通する第2圧縮室2bと吐出室32とに開口し、且つ、第2圧縮室2bへの開口部が旋回スクロールラップ13aの幅よりも小さい二対の第1バイパス穴39a,第2バイパス穴39bが旋回スクロールラップ13aの壁面に沿って圧縮進行方向に追従する形態で順次非称配置されており、第1バイパス穴39a,第2バイパス穴39bの出口側を開閉するバイパス弁装置40が鏡板7a上に配置されている。
【0022】
図1は図2におけるA−A線に沿った断面を示した図で、吐出口30と間欠的に連通する第2圧縮室2bが吐出口30と開通する直前の圧縮空間の状態を示す。第1バイパス穴39a,第2バイパス穴39bは旋回スクロールラップ13aによって、その一部を遮閉されることのない位置に非対称配置されている。
【0023】
図3は、横軸に圧縮機運転速度を、縦軸に圧力と圧縮比を表し、空調装置運転時の圧縮機運転速度と吸入圧力,吐出圧力,圧縮比の関係を示す実負荷特性を示す図である。
【0024】
図4は、横軸に圧縮室の容積変化を、縦軸に圧縮室の圧力変化を表したスクロール圧縮機のP−V線図である。
【0025】
以上のスクロール圧縮機の構成において、モータ3によって駆動軸4が回転駆動すると本体フレーム5のスラスト軸受19に支持された旋回スクロール13が旋回運動をし、圧縮機に接続した冷凍サイクルから潤滑油を含んだ吸入冷媒ガスが、吸入管33を経由して吸入室31に流入し、旋回スクロール13と固定スクロール7との間に形成された圧縮室2へと圧縮移送され、中央部の吐出口30,吐出室32を経てモータ3を冷却しながら吐出管(図示なし)から圧縮機外部に排出される。
【0026】
潤滑油を含んだ吐出冷媒ガスは、吐出室32から吐出管(図示なし)までの通路途中で分離され、油溜11に収集する。吐出圧力が作用する潤滑油は、駆動軸4の一端に連結された給油ポンプ装置(図示なし)により、駆動軸4の油穴12を経由して油室15に送られ、その大部分が旋回軸受14と主軸受8の摺動面を経由して油溜11に帰還する一方、残りの潤滑油が旋回スクロール13に設けられた油通路21を経由して最終的に背面室C16に流入する。
【0027】
油通路21を流れる潤滑油は、その入口部の絞り部A22で一次減圧され、吸入室31に通じている背面室C16に流入する。圧縮室2の冷媒ガス圧力は、駆動軸4の主軸方向に旋回スクロール13を固定スクロール7から離反させようと作用する。一方、旋回スクロール13のラップ支持円板13bが吐出圧力の作用する背面室A20(環状シール部材18で囲まれた内側部分)からの背圧を受けている。
【0028】
したがって、旋回スクロール13を固定スクロール7から離反させようとする力と背圧力とが相殺される。その結果、旋回スクロール13の離反力よりも背圧力が大きい場合には、ラップ支持円板13bは固定スクロール7の鏡板7aに支持され、反対の場合にはスラスト軸受19に支持される。
【0029】
上述のいずれの場合にもラップ支持円板13bとその摺動面の間は微小隙間が保持されて、その摺動面に供給された潤滑油によって油膜形成されており、その摺動抵抗が軽減されている。旋回スクロール13のラップ支持円板13bが固定スクロール7の鏡板7aまたはスラスト軸受19のいずれに支持される場合でも、圧縮室2の隙間は微小で、背面室C16,吸入室31を順次経て圧縮室2に流入した潤滑油の油膜で密封されている。
【0030】
一方、スクロール圧縮機は圧縮比が一定なことから、圧縮機冷時始動初期には多量の冷媒液が吸入管33を介して冷凍サイクルから帰還し、圧縮室2に流入して液圧縮が生じることが有り、圧縮室2が異常圧力上昇して吐出室32の圧力より高くなる。吐出口30と間欠的に連通する第2圧縮室2b(図2参照)で液圧縮が生じた場合には、鏡板7aに設けた第1バイパス穴39a,第2バイパス穴39bの出口側を閉塞するバイパス弁40が開き冷媒を吐出室32に流出させ、圧縮室圧力を降下させる。バイパス弁40が開通作動するのは、圧縮室2で液圧縮が生じる場合に限らない。
【0031】
すなわち、図3に示す如く、通常の冷凍サイクル運転における吸入圧力は、圧縮機が低速〜高速運転に変化するのに追従して低下する。一方、吐出圧力は上昇して、圧縮比が上昇するのが一般的である。
【0032】
したがって、バイパス弁40が設置されない場合の圧縮機低速運転時などの圧縮比は、定格負荷運転状態で設定された圧縮比よりも小さくなって図4の斜線部分で示す如く過圧縮状態となる。
【0033】
このような場合には上述と同様に、第1バイパス穴39a,第2バイパス穴39bの出口側を閉塞するバイパス弁40のリード部40bが開いて冷媒を吐出室32に流出させ、2点鎖線99で示す如く、圧縮室圧力が途中降下して圧縮負荷が軽減する。
【0034】
吸入室31は比較的容積を小さくとっているため、低速運転時には吸入室として作用するが、運転速度が上がってきた場合は漏れが少なくなり、結果的には圧縮室として作用する。そのため過圧縮が起こりうる運転速度で比較的速度が高い場合、対称位置に配置された圧縮室2(圧縮室A,圧縮室B)の各圧力は互いに相違する(図4参照)。したがって圧縮室2(圧縮室A,圧縮室B)で等しい圧縮比でバイパスを作動させようとした場合、バイパス穴は対称配置ではなく非対称配置となる(図1参照)。等しい圧縮比でバイパスを作動させなかった場合、圧縮室2(圧縮室A,圧縮室B)の間で圧力差が生じる。この圧縮室2(圧縮室A,圧縮室B)の圧力差は旋回スクロール13に自転力を与えて旋回スクロール13の自転阻止部材(図示なし)に回転力を与えることになる。
【0035】
しかし、バイパス弁40が等しい圧縮比で開通して圧縮負荷軽減する場合には、圧縮室2(圧縮室A,圧縮室B)の圧力が吐出室32を介して圧縮行程途中で瞬時に均圧されて、圧縮室圧力差が小さくなる。
【0036】
一方、圧縮機高速運転時は吸入室31の圧力が低下、吐出室32の圧力が上昇する結果、実際の冷凍サイクル運転圧縮比がスクロール圧縮機設定圧縮比よりも大きい圧縮状態(圧縮不足状態)となって、第2圧縮室2bの容積が拡大する過程で、しかも逆止弁装置35が吐出口30を閉塞するまでの間に吐出室32の冷媒ガスが吐出口30を介して第2圧縮室2bに間欠的に逆流する。
【0037】
この逆流冷媒ガスは第2圧縮室2bで再圧縮されて過圧縮状態となる。この場合も上述と同様に、第1バイパス穴39a,第2バイパス穴39bを通してバイパス弁装置40を開通させ、過圧縮冷媒ガスが吐出室32に部分排出されて圧縮室圧力を降下させる。
【0038】
なお、第1バイパス穴39aを通じバイパス弁装置40が開くことによって、第2バイパス穴39bから吐出室32への冷媒ガス排出タイミングが早くなり、圧縮室圧力降下が速くなり、過圧縮損失が少なくなる。
【0039】
また、第1バイパス穴39aと第2バイパス穴39bとが適切な間隔を有して配置されているので、第1バイパス穴39aと第2バイパス穴39bが旋回スクロールラップ13aによって同時に閉塞される時間を短くすることができ、バイパス作用の有効性を長くしている。
【0040】
すなわち、第1バイパス穴39a,第2バイパス穴39bからのバイパス作用を継続することによって、第2圧縮室2bが吐出口32に開通した時の第2圧縮室2bの圧力変化が小さくなり、吐出室32への流出音,逆止弁装置32からの発生音および吐出脈動が小さくなる。
【0041】
【発明の効果】
上記実施例から明らかなように、請求項1記載の発明は、一対の圧縮空間の圧縮開始時の容積が運転速度によっては異なる構成で、吐出口の近傍の圧縮途中の圧縮室に開口し且つ他端が吐出口に通じる少なくとも一対以上のバイパス穴を鏡板に非対称配置したもので、この構成によれば、例えば回転数が低い場合には圧縮開始時の圧縮室容積を小さくでき、その分必要能力に応じて回転数を上げることができ、逆に回転数が高い場合には、圧縮開始時の圧縮室容積を大きくでき、必要能力に応じて回転数を下げることができる。したがって比較的効率の高い点での運転が可能となる。
【0042】
さらに運転圧縮比が設定圧縮比より大きい場合には、吐出口に開口直前の圧縮室内気体の吐出室への一部排出を促進させて吐出口から気体を排出する際の過圧縮を抑制して圧縮入力を低減することができる。
【0043】
また運転圧縮比が設定圧縮比より小さい場合には、一対の圧縮室において、双方の圧縮室で最適な位置でバイパスを作動させることができ、圧縮途中気体を吐出室に一部排出して過圧縮を防止し、圧縮入力の低減と圧縮機破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示すスクロール圧縮機の一実施例の断面図
【図2】同要部縦断面図
【図3】同圧縮機運転速度と圧力の関係を示す特性図
【図4】同圧縮室の容積変化と圧力変化状態を示す特性図
【符号の説明】
1 密閉容器
2 圧縮室
2a 第1圧縮室
2b 第2圧縮室
3 モータ
3a 回転子
4 駆動軸
5 本体フレーム
7 固定スクロール
7a 鏡板
7b 固定スクロールラップ
8 主軸受
13 旋回スクロール
13a 旋回スクロールラップ

Claims (1)

  1. 固定スクロールの一部をなす鏡板の一面に直立して形成された渦巻き状の固定スクロールラップに対して、旋回スクロールの一部をなすラップ支持円板状に直立するとともに、前記固定スクロールラップに類似した形状の旋回スクロールラップを互いに噛み合わせて、両スクロール間に渦巻き形の対を成す圧縮空間を形成し、前記固定スクロールラップの中心部に吐出室に通じる吐出口を設け、前記固定スクロールラップの外側には吸入室を設け、自転阻止部材を介して前記旋回スクロールが前記固定スクロールに対し公転運動を行うことによって、前記各圧縮空間が吸入側より吐出側に向けて連続移行する複数個の圧縮室に区画されて流体を圧縮すべく容積変化するスクロール圧縮機構を形成し、圧縮が開始されようとする前記旋回スクロールラップ外方部と吸入室を形成する固定スクロール内壁との間に隙間を持たせる構成とし、前記固定スクロール鏡板には、吐出口近傍の圧縮途中の圧縮室に開口するとともに、他端が前記吐出室に通じる少なくとも一対以上のバイパス穴を、前記対をなすバイパス穴同士が同一の圧縮比で作動すべく、対をなす旋回スクロール公転中心に対して対称形の圧縮空間のうち旋回スクロールラップ外壁側に形成された圧縮空間が先にバイパス穴に連通する様に、旋回スクロール公転中心に対して非対称に配置したスクロール圧縮機。
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