JP3262094B2 - メモリ制御装置及びメモリ制御方法 - Google Patents

メモリ制御装置及びメモリ制御方法

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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵されるキャッ
シュメモリに対するメモリ制御装置及びメモリ制御方法
に関し、特に、キュッシュ動作の空き時間を利用して、
自律的にキャッシュ内のデータチェックを行うメモリ制
御装置及びメモリ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メモリの障害を検出する場
合、上位装置がメモリ装置へアクセスし、実際のデータ
を読み出してデータの検査を行う。読み出したデータに
誤りがあればメモリの障害が検出される。
【0003】この場合、アクセス頻度の少ないデータが
メモリ内に長期間に渡り滞留していると、保持特性等に
起因する障害が潜在化し、やがて多重障害を誘発するこ
ととなる。このような多重障害が誘発されると、システ
ム全体の信頼性を低下させるとともに、サービス能力の
低下やシステムの運用を継続できないという欠点を生じ
てしまう。
【0004】このような障害を解消するようにしたもの
として、たとえば特開平3−59740号公報では、周
期的な割り込み信号を発生するタイマ回路と、メモリの
障害時にエラー表示を行うエラー表示F/F回路とを備
えている。
【0005】これにより、割り込み信号が到来すると、
メモリのアドレスが更新され、そのアドレスに全ビット
がセットされたデータが記憶される。その後、データを
読み出して照合するとともに、同じアドレスに全ビット
がリセットされたデータが記憶される。
【0006】データの照合の結果、メモリ障害が検出さ
れるとエラー表示F/F回路によってエラー表示が行わ
れる。これにより、全てのメモリの全てのビットの障害
検出が行われるので、完全なメモリチェックが行えるよ
うになっている。
【0007】また、特開平4−86932号公報では、
フェッチサイクル表示信号によってディスイネーブルさ
れるアドレスバスバッファAと、データバスバッファ
と、フェッチサイクル表示信号によりイネーブルされる
アドレスバスバッファBと、フェッチサイクル表示信号
によりカウントアップされるカウンタと、フェッチサイ
クル表示信号及びデコーダから出力されるRAMやパリ
ティビット保持メモリのチップイネーブル信号のAND
をとるANDゲートとを設けている。
【0008】これにより、OPコードフェッチサイクル
中にメモリ障害検出回路によって障害検出が行われるた
め、RAMの潜在的な障害がCPUの処理能力を落とす
ことなく早期に検出されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した前
者の先行技術では、周期的な割り込み信号を用いていた
り、テストデータとして2つの固有のパターンを用いて
いたり、検査の前後に元のデータの退避や回復処理が必
要となったりするため、通常のシステム運用においても
固定的なサービス運用の低下を伴うという問題がある。
【0010】また、障害時には、障害の排除が行われな
いために、サービスの中断を招いてしまうという問題も
ある。
【0011】一方、上述した後者の先行技術では、命令
コードフェッチ中に、異なるアドレスを用いて行われる
検査方式であるため、命令コード部のメモリには適用で
きないという問題がある。
【0012】また、命令フェッチサイクルとデータアク
セスサイクルとが明確に分離された特定のプロセサに依
存するため、特定のプロセサに限定されるという問題も
ある。さらに、障害時には、障害の排除が行われないた
め、上記同様に、サービスの中断を招いてしまうという
問題もある。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、障害の早期検出と障害の排除によりシス
テムの運用をシームレスに継続できるとともに、信頼性
を向上させることができるメモリ制御装置及びメモリ制
御方法を提供することができるようにするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のメモリ
制御装置は、メモリアクセスを行うCPUと、 内部ア
クセス用としてのメモリバスを介して前記CPUに接続
されたバスユニットと、外部アクセス用としてのメモリ
バスを介して前記バスユニットに接続された主記憶メモ
リと、前記内部アクセス用としてのメモリバスを介して
前記CPUに接続されたキャッシュメモリと、前記CP
Uによってメモリアクセスが開始され、かつ前記キャッ
シュメモリが空き状態であるとき、前記キャッシュメモ
リ内のデータを検査するメモリ制御回路とを備え、前記
キャッシュメモリは、前記CPUによってメモリアクセ
スが開始されたとき、有効なアドレス部が存在しない場
合には、mis信号を生成するとともに、前記CPUに
よってメモリアクセスされる前記主記憶メモリからの応
答があるまで空き状態となり、前記メモリ制御回路は、
前記mis信号を受けると、キャッシュライン指定手段
により前記キャッシュメモリの検査すべきキャッシュラ
インを指定し、さらにデータ検査手段により前記指定さ
れたキャッシュラインのデータを前記キャッシュメモリ
から取り出して検査を行うとともに、前記キャッシュメ
モリの訂正可能なデータの訂正を行うと、前記キャッシ
ュライン指定手段により前記訂正されたデータを前記キ
ャッシュラインに書き戻すことを特徴とする。また、前
記キャッシュライン指定手段は、前記データ検査手段に
よる前記キャッシュメモリのデータ訂正が不可能である
場合、前記訂正不可能なデータを排除するとともに、重
大な障害を検出したとき、前記CPUに対して障害を通
知するようにすることができる。請求項3に記載のメモ
リ制御方法は、キャッシュメモリ又は主記憶メモリのメ
モリアクセスを行う第1の工程と、前記メモリアクセス
が開始され、かつ前記キャッシュメモリが空き状態であ
るとき、前記キャッシュメモリ内のデータを検査する第
2の工程とを備え、前記第2の工程には、前記メモリア
クセスが開始されたとき、有効なアドレス部が存在しな
い場合には、mis信号を生成するとともに、前記CP
Uによってメモリアクセスされる前記主記憶メモリから
の応答があるまで空き状態となる工程と、前記mis信
号を受けると、前記キャッシュメモ リの検査すべきキャ
ッシュラインを指定し、さらに前記指定されたキャッシ
ュラインのデータを前記キャッシュメモリから取り出し
て検査を行うとともに、前記キャッシュメモリの訂正可
能なデータの訂正を行うと、前記訂正されたデータを前
記キャッシュラインに書き戻す工程とが含まれることを
特徴とする。また、前記キャッシュメモリのデータ訂正
が不可能である場合、前記訂正不可能なデータを排除す
るとともに、障害を通知する工程が含まれるようにする
ことができる。本発明に係るメモリ制御装置及びメモリ
制御方法においては、CPUによってメモリアクセスが
開始され、キャッシュメモリが空き状態にあるとき、メ
モリ制御回路により、キャッシュメモリの検査すべきキ
ャッシュラインを指定するとともに、指定したキャッシ
ュラインのデータをキャッシュメモリから取り出して検
査を行うようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0016】図1は、本発明のメモリ制御装置の一実施
の形態を示すブロック図、図2は、図1のメモリ制御装
置の動作を説明するためのタイムチャート、図3は、図
1のメモリ制御装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0017】図1に示すメモリ制御装置は、CPU1
0、バスユニット(BU)20、主記憶メモリ(Me
m)30、キャッシュメモリ40及びメモリ制御回路5
0を備えている。
【0018】CPU10は、メモリバスを介してバスユ
ニット(BU)20及びキャッシュメモリ40に接続さ
れている。
【0019】内部アクセス用としてのメモリバスは、ア
ドレスバス11、制御バス12及びデータバス13から
構成されている。外部アクセス用としてのメモリバス
は、アドレスバス21、制御バス22及びデータバス2
3から構成されている。
【0020】CPU10は、アドレスバス11、制御バ
ス12及びデータバス13を介してメモリアクセスを行
う。
【0021】キャッシュメモリ40は、CTL、dat
a及びCHKから構成されている。CTLは、状態情報
としての複数のrvd41及び複数のtag42から構
成されている。dataは、複数のラインのcache
data43から構成されている。CHKは、各キャッ
シュラインのcachedata43に対応する複数の
code44から構成されている。
【0022】メモリ制御回路50は、Det検出回路5
1、CHKCTL回路52、A_PTRCTR回路53
及びCHKer回路54から構成されている。Det検
出回路51は、Det検出の結果を信号61としてCH
KCTL回路52に出力する。ここで、Det検出回路
51、CHKCTL回路52及びA_PTRCTR回路
53は、キャッシュライン指定手段とされている。CH
Ker回路54は、データ検査手段とされている。
【0023】そして、キャッシュメモリ40は、メモリ
バスからのアクセスを受け取ると、内部に保持している
状態情報としてのrvd41及びtag42を調べる。
このとき、キャッシュメモリ40は、アドレスバス11
で指定された有効なキャッシュラインを有していれば、
CPU10へ制御バス12を介して応答信号を返送す
る。
【0024】また、キャッシュメモリ40は、指定され
たアドレスに対し、CPU10からの指示に基づいたリ
ード又はライト処理を行う。このときの制御指示は、制
御バス12を介して行われる。また、データの入出力
は、データバス13を介して行われる。キャッシュメモ
リ40内に有効なキャッシュラインが存在しない場合、
キャッシュメモリ40からmis信号60が出力され
る。
【0025】また、キャッシュメモリ40は、信号63
によって指定されたキャッシュラインのcacheda
ta43とそれに対応するcode44とを、それぞれ
信号64及び65として出力する。また、remove
信号67を受け取ると、信号63により指定された状態
情報としてのrvd41をinvalid状態に書き換
えてデータの排除を行う。あるいは、指定された状態情
報としてのrvd41をremoveとマークする。
【0026】バスユニット(BU)20は、mis信号
60をキャッシュメモリ40から受け取ると、外部メモ
リへのアクセスを行うために、イネーブル状態となる。
【0027】メモリ制御回路50は、mis信号60又
はbusidle信号69をDet検出回路51を介し
て受け取ると、CHKCTL回路52を起動して動作状
態に入る。CHKCTL回路52が起動されると、信号
62を出力する。
【0028】A_PTRCTR回路53は、ポインタを
信号63としてキュッシュメモリ40へ出力する。CH
Ker回路54は、信号64として受けたcached
ata43と、信号65として受けたcode44との
正常性の検査を行う。
【0029】CHKer回路54で検査された結果は、
result信号66でCHKCTL回路52に報告さ
れる。
【0030】CHKCTL回路52はこれを受けると、
CHKer回路54で訂正されたcachedata4
3とcode44とを信号64及び信号65で書き戻
す。又は、remove信号67を出力する。又は、a
larm信号68を出力する。さらに、CHKCTL回
路52は、次回の処理のために、A_PTRCTR回路
53のポインタを更新して起動された一連の動作を終え
る。
【0031】次に、このような構成のメモリ制御装置の
動作を、図2及び図3を用いて説明する。
【0032】まず、CPU10は、アドレスバス11、
制御バス12及びデータバス13を介して制御信号を出
力し、メモリアクセスを行う。CPU10は、図2の時
刻t0で制御信号であるADSを出力し、アドレスバス
11のアドレスが有効なことを指示する(ステップA
1:図3)。
【0033】キャッシュメモリ40は、制御信号である
ADSとadrs(アドレス)−Aとを、図2の時刻t
1で受けると、キャッシュメモリ40内の状態情報とし
てのrvd41及びtag42を調べる(ステップA
2,A3:図3)。
【0034】キャッシュメモリ40は、有効なキャッシ
ュラインを有していれば、応答信号であるVLDを図2
の時刻t1中に、制御バス12を介して返送する。制御
バス12がリード動作を指示していれば、指定されたア
ドレスに対応するキャッシュメモリ40内のデータが、
図2の時刻t2でデータバス13を介してCPU10へ
出力される(ステップA4:図3)。
【0035】CPU10は、このリードデータを、図2
の時刻t3で受け取る。制御バス12がライト動作を指
示していれば、図2の時刻t2で指定されたアドレスに
対応するキャッシュライン内に、データバス13からの
ライトデータを取り込む(ステップA4:図3)。
【0036】有効なキャッシュラインが存在しない場合
は、mis−hit状態となる。このとき、キャッシュ
メモリ40は、図2の時刻taでmis信号60を出力
して自己の検査モードに入る。
【0037】バスユニット(BU)20が、イネーブル
となり主記憶メモリ(Mem)30のメモリアクセスが
可能となる。図2の時刻ta中に、制御信号であるAD
Sが制御バス22に出力され、主メモリアクセスが開始
されると、主記憶メモリ(Mem)30からの応答待ち
に入る(ステップA5:図3)。
【0038】メモリ制御回路50は、mis信号60を
受け取ると、自己検査動作を開始する(ステップB1:
図3)。CHKCTL回路52は、A_PTRCTR回
路53からキャッシュメモリ40に保持されているキャ
ッシュラインの1つを選択するポインタを、図2の時刻
taで信号63に出力しキャッシュメモリ40へ送る
(ステップB2:図3)。
【0039】ポインタで選択されたキャッシュラインの
cachedata43及びcode44がそれぞれ信
号64及び信号65としてCHKer回路54に送られ
る。CHKer回路54は、図2の時刻ta中に取り出
したデータの正常性の検査を行う(ステップB3:図
3)。
【0040】保持特性不良等による障害が検出される
と、result信号66でCHKCTL回路52へ報
告される。CHKCTL回路52は、resultの内
容が訂正済みを示していれば(ステップB4:図3)、
CHKer回路54で訂正されたcachedata4
3及びcode44を、図2の時刻tb中にキャッシュ
メモリ40内のポイント指定されているキャッシュライ
ンへ書き戻す(ステップB5:図3)。
【0041】resultの内容が訂正不能を示してお
り、かつキャッシュメモリ40のキャッシュラインの状
態情報としてのrvd41がcleanを示していれば
(ステップB8:図3)、CHKCTL回路52は、検
査された障害データの排除を図2の時刻tb中にrem
ove信号67を出力してキャッシュメモリ40へ指示
する。
【0042】remove信号67を受け取ったキャッ
シュメモリ40は、図2の時刻tcでポインタが選択し
ているキャッシュラインの状態情報としてのrvd41
をinvalidに書き換えてデータの排除を行う(ス
テップB6:図3)。
【0043】また、resultの内容が訂正不能を示
しており、かつキャッシュメモリ40のキャッシュライ
ンの状態情報としてのrvd41が主記憶メモリ(Me
m)30への掃出しを必要とするdirtyの状態を示
していれば(ステップB8:図3)、CHKCTL回路
52は、訂正不能な障害データとして図2の時刻tb中
にremove信号67を出力してキャッシュメモリ4
0へ指示する。
【0044】キャッシュメモリ40は、図2の時刻tc
でポインタが選択しているキャッシュラインの状態情報
としてのrvd41をremoveとマークする(ステ
ップB9:図3)。
【0045】さらに、CHKCTL回路52は、重大な
障害を検出したとき、図2の時刻tcにてalarm信
号68を送出し、CPU10へ割り込む(ステップB1
0:図3)。
【0046】CHKCTL回路52は、次回の自己検査
アクセス用に図2の時刻tdでA_PTRCTR回路5
3内のポインタ値を更新し、自己検査動作を終える(ス
テップB7:図3)。
【0047】また、CPU10は、内部処理に専念して
る状態等では、メモリアクセスをしていないことを示す
信号であるbusidle69を出力する(ステップC
1:図3)。メモリ制御回路50がbusidle69
を検出すると、自己検査動作を開始する(ステップB
1:図3)。
【0048】このように、本実施の形態では、キャッシ
ュメモリ40の空き時間に自律的な自己検査を内部の全
キャッシュラインについて実行し、潜在化する障害を防
止するようにしたので、キャッシュメモリ40の障害を
早期に検出することができる。
【0049】また、キャッシュメモリ40の間欠障害を
早期に検出し、排除することにより重大な多重障害を防
止できるため、高い信頼性を維持でき、安定したシステ
ムの運用サービスの継続が可能となることから、システ
ム全体の運用を中断することなく、シームレスな運用を
継続することができる。さらに、自律的な自己検査で発
見した重大障害を早期に上位装置であるCPU10へ割
り込ませるようにしたので、信頼性を向上させることが
できる。
【0050】
【発明の効果】以上の如く本発明に係るメモリ制御装置
及びメモリ制御方法によれば、CPUによってメモリア
クセスが開始され、キャッシュメモリが空き状態にある
とき、メモリ制御回路により、キャッシュメモリの検査
すべきキャッシュラインを指定するとともに、指定した
キャッシュラインのデータをキャッシュメモリから取り
出して検査を行うようにしたので、障害の早期検出と障
害の排除によりシステムの運用がシームレスに継続され
るとともに、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメモリ制御装置の一実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1のメモリ制御装置の動作を説明するための
タイムチャートである。
【図3】図1のメモリ制御装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU 11 アドレスバス 12 制御バス 13 データバス 20 バスユニット(BU) 21 アドレスバス 22 制御バス 23 データバス 30 主記憶メモリ(Mem) 40 キャッシュメモリ 41 rvd 42 tag 43 cachedata 44 code 50 メモリ制御回路 51 Det検出回路 52 CHKCTL回路 53 A_PTRCTR回路 54 CHKer回路 60 mis信号 61〜65 信号 67 remove信号 68 alarm信号 69 busidle信号

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリアクセスを行うCPUと、 内部アクセス用としてのメモリバスを介して前記CPU
    に接続されたバスユニットと、 外部アクセス用としてのメモリバスを介して前記バスユ
    ニットに接続された主記憶メモリと、 前記内部アクセス用としてのメモリバスを介して前記C
    PUに接続されたキャッシュメモリと、 前記CPUによってメモリアクセスが開始され、かつ前
    記キャッシュメモリが空き状態であるとき、前記キャッ
    シュメモリ内のデータを検査するメモリ制御回路とを備
    え、 前記キャッシュメモリは、前記CPUによってメモリア
    クセスが開始されたとき、有効なアドレス部が存在しな
    い場合には、mis信号を生成するとともに、前記CP
    Uによってメモリアクセスされる前記主記憶メモリから
    の応答があるまで空き状態となり、 前記メモリ制御回路は、前記mis信号を受けると、キ
    ャッシュライン指定手段により前記キャッシュメモリの
    検査すべきキャッシュラインを指定し、さらにデータ検
    査手段により前記指定されたキャッシュラインのデータ
    を前記キャッシュメモリから取り出して検査を行うとと
    もに、前記キャッシュメモリの訂正可能なデータの訂正
    を行うと、前記キャッシュライン指定手段により前記訂
    正されたデータを前記キャッシュラインに書き戻す こと
    を特徴とするメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記キャッシュライン指定手段は、前記
    データ検査手段による前記キャッシュメモリのデータ訂
    正が不可能である場合、前記訂正不可能なデータを排除
    するとともに、重大な障害を検出したとき、前記CPU
    に対して障害を通知することを特徴とする請求項1に記
    載のメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 キャッシュメモリ又は主記憶メモリのメ
    モリアクセスを行う第1の工程と、 前記メモリアクセスが開始され、かつ前記キャッシュメ
    モリが空き状態であるとき、前記キャッシュメモリ内の
    データを検査する第2の工程とを備え、 前記第2の工程には、前記メモリアクセスが開始されたとき、有効なアドレス
    部が存在しない場合には、mis信号を生成するととも
    に、前記CPUによってメモリアクセスされる前記主記
    憶メモリからの応答があるまで空き状態となる工程と、 前記mis信号を受けると、前記キャッシュメモリの検
    査すべきキャッシュラインを指定し、さらに前記指定さ
    れたキャッシュラインのデータを前記キャッシュメモリ
    から取り出して検査を行うとともに、前記キャッシュメ
    モリの訂正可能なデータの訂正を行うと、前記訂正され
    たデータを前記キャッシュラインに書き戻す工程と が含
    まれることを特徴とするメモリ制御方法。
  4. 【請求項4】 前記キャッシュメモリのデータ訂正が不
    可能である場合、前記訂正不可能なデータを排除すると
    ともに、障害を通知する工程が含まれることを特徴とす
    請求項3に記載のメモリ制御方法。
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