JPH05108496A - パトロール制御方式 - Google Patents

パトロール制御方式

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JPH05108496A
JPH05108496A JP3298154A JP29815491A JPH05108496A JP H05108496 A JPH05108496 A JP H05108496A JP 3298154 A JP3298154 A JP 3298154A JP 29815491 A JP29815491 A JP 29815491A JP H05108496 A JPH05108496 A JP H05108496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patrol
error correction
data
memory module
memory modules
Prior art date
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Application number
JP3298154A
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English (en)
Inventor
Kenzo Masumoto
健三 増本
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶装置のソフトエラー対策であるパトロー
ル制御方式に於いて、パトロール動作によるコンピュー
タシステムの性能低下を低く抑える。 【構成】 パトロール制御部30はパトロール動作を行
う時間間隔を使用可能情報レジスタ15の内容(使用可
能なメモリモジュールの数)或いは実装情報レジスタ2
0の内容(実装されているメモリモジュールの数)に基
づいて決定し、パトロール動作を行うメモリモジュール
を使用可能情報レジスタ15の内容に基づいて決定す
る。そして、パトロール制御部30はメモリアレイ1か
らデータを読出し、読出したデータに対してECCエラ
ー訂正回路10でエラー訂正符号に従ったエラー訂正を
行い、エラー訂正を行った読出しデータにECC生成回
路でエラー訂正符号を付加して元のアドレスに再書込み
するパトロール動作を、上記決定したメモリモジュール
の全アドレスに対して上記決定した時間間隔で順次行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記憶装置のソフトエラー
対策であるパトロール制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のメモリモジュールから構成される
記憶装置のソフトエラー対策として行なわれている従来
のパトロール制御方式は図3の流れ図に示すものであっ
た。
【0003】図3に示すように、従来は、先ず、中央処
理装置により記憶装置を構成するメモリモジュールの最
初のメモリモジュールの先頭アドレスからデータを読出
す(ステップS31〜S33)。記憶装置から読出され
たデータはエラー訂正符号に従って1ビットエラーの検
出,訂正及び2ビットエラーの検出を行なうECC(E
rror Correcting Code)エラー訂
正回路に加えられ、エラー訂正が行なわれる。
【0004】そして、ECCエラー訂正回路によって1
ビットエラーが検出され、訂正された場合(ステップS
34がYESの場合)は、中央処理装置はその1ビット
エラーが過去に発生したことのある1ビットエラーか否
かを1ビットエラーの履歴記憶部を参照して調べ、過去
に発生したことのある1ビットエラーの場合はハードエ
ラーと判断し、過去に発生したことのないエラーの場合
はソフトエラーと判断する (ステップS35)。
【0005】そして、ソフトエラーであると判断した場
合 (ステップS35がYESの場合)は、中央処理装置
は1ビットエラーの履歴記憶部にその1ビットエラーを
登録し (ステップS36)、その後、ECCエラー訂正
回路によってエラー訂正されたデータにエラー訂正符号
を付加してメモリモジュールの元のアドレスに再書込み
する (ステップS37)。これにより、1ビットのソフ
トエラーは修復される。
【0006】また、ハードエラーであると判断した場合
(ステップS35がNOの場合)は、ハードエラーの発
生回数を示すカウンタをカウントアップする (ステップ
S41)。
【0007】ステップS37或いはステップS41の処
理が終了すると、ステップS33で読出したデータが、
現在パトロール動作の対象としているメモリモジュール
の最後のアドレスに格納されているデータか否かを判断
する (ステップS38)。また、ステップS34の判断
結果がNOの場合もステップS38の処理を行なう。
【0008】そして、ステップS38で最後のアドレス
に格納されているデータでないと判断した場合は、現在
のアドレスに「1」を加算して次のリクエストアドレス
を生成し (ステップS39)、一定時間の待合せを行な
った後(ステップS40)、上記した次のリクエストア
ドレスに格納されているデータを読出し、前述したと同
様の処理を行なう (ステップS33)。ここで、パトロ
ール動作はコンピュータシステムの運用中に行なうた
め、上記一定時間は通常のコンピュータシステム運用の
妨げにならないようにあまり短すぎてはならない。
【0009】また、ステップS38で最後のアドレスに
格納されているデータであると判断した場合は現在パト
ロール動作の対象としているメモリモジュールが最後の
メモリモジュールであるか否かを判断する (ステップS
42)。
【0010】そして、最後のメモリモジュールであると
判断した場合(ステップS42がYESの場合)はステ
ップS31の処理に戻り、最後のメモリモジュールでな
いと判断した場合(ステップS42がNOの場合)はパ
トロール動作の対象とするメモリモジュールを次のメモ
リモジュールとした後 (ステップS43)、ステップS
32の処理に戻る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のパトロール制御方式は、中央処理装置が1ビットエラ
ーの履歴を取ったり、ソフトエラーか、ハードエラーか
の判定を行なったり、データの再書込みを行なったりし
ているため、中央処理装置に負荷がかかり、パトロール
動作によってシステム性能が低下するという問題があっ
た。
【0012】本発明の目的はパトロール動作によるシス
テム性能の低下を低く抑えることができるパトロール制
御方式を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、(A)複数のメモリモジュールと、該メモリ
モジュールに対する書込みデータにエラー訂正符号を付
加して前記メモリモジュールに書込むエラー訂正符号付
加手段と、前記メモリモジュールから読出されたデータ
に対してエラー訂正符号に従ったエラー訂正を行ない、
出力するエラー訂正手段と、パトロール動作を制御する
パトロール制御手段とを備え、該パトロール制御手段は
前記メモリモジュールからデータを読出して前記エラー
訂正手段に加え、前記エラー訂正手段から出力されたデ
ータを前記エラー訂正符号付加手段に加えて元のアドレ
スに再書込みさせるパトロール動作を前記各メモリモジ
ュールの全アドレスにわたって順次周期的に行なうよう
にしたものである。
【0014】また、本発明は、無駄なパトロール動作に
よってコンピュータシステムの性能が低下するのを防ぐ
ため、(B)前記各メモリモジュールが使用可能である
か否かを示す情報が格納される使用可能情報記憶手段を
備え、前記パトロール制御手段はパトロール動作を前記
使用可能情報記憶手段に使用可能であることを示す情報
が格納されているメモリモジュールの全アドレスにわた
って順次周期的に行なうようにしたものである。
【0015】また、本発明は、パトロール動作によるコ
ンピュータシステムの性能低下を更に小さく抑えられる
ようにするため、(C)実装されているメモリモジュー
ルを示す情報が格納される実装情報記憶手段を備え、前
記パトロール制御手段は前記実装情報記憶手段或いは前
記使用可能情報記憶手段の内容に基づいて、実装されて
いるメモリモジュール数或いは使用可能なメモリモジュ
ール数と反比例的にパトロール動作を行なう周期を決定
するようにしたものである。
【0016】
【作用】(A)の構成に於いては、パトロール制御手段
の制御によってメモリモジュールからデータが読出さ
れ、読出されたデータはエラー訂正符号によってエラー
訂正を行なうエラー訂正手段に加えられる。エラー訂正
手段から出力されたデータは、エラー訂正符号付加手段
に加えられ、ここでエラー訂正符号が付加されて元のア
ドレスに再書込みされる。このようなパトロール動作は
全てのメモリモジュールの全アドレスに対して順次周期
的に行なわれる。
【0017】(B)の構成に於いては、各メモリモジュ
ールが使用可能か否かを示す情報が格納されている使用
可能情報記憶手段が設けられており、パトロール制御手
段は各メモリモジュールの内、使用可能情報記憶手段に
使用可能を示す情報が格納されているメモリモジュール
に対してのみパトロール動作を行なう。
【0018】(C)の構成に於いては、各メモリモジュ
ールが実装されているか否かを示す情報が格納されてい
る実装情報格納手段が設けられている。パトロール制御
手段は実装情報格納手段或いは使用可能情報記憶手段の
内容によって示される実装されているメモリモジュール
の数或いは使用可能なメモリモジュールの数が多くなる
程パトロール動作を行なう周期を短くし、実装数が少な
くなる程パトロール動作を行なう周期を長くする。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、データの読み書きが行なわれる4つのメモリモジュ
ール1−0〜1−3から構成されるメモリアレイ1と、
書込みデータセレクタ5と、ECC生成回路6と、書込
みデータレジスタ7と、読出しデータセレクタ8と、読
出しデータレジスタ9と、ECCエラー訂正回路10
と、使用可能情報レジスタ15と、実装情報レジスタ2
0と、パトロール制御部30とから構成されている。
【0021】読出しデータセレクタ8はパトロール制御
部30から出力される制御信号cに従ってメモリモジュ
ール1−0〜1−3からの読出しデータの内の1つを選
択する。
【0022】読出しデータレジスタ9は読出しデータセ
レクタ8から出力された読出しデータを一時保持する。
【0023】ECCエラー訂正回路10は読出しデータ
レジスタ9に保持されているデータにエラー訂正符号に
より訂正可能な1ビットエラーが存在する場合はそのエ
ラーを訂正して出力し、訂正不能な2ビットエラーが存
在する場合は上位装置へエラー通知を行なうと共に読出
しデータレジスタ9に保持されているデータをそのまま
出力する。また、読出しデータレジスタ9に保持されて
いるデータにエラーが含まれていない場合はそのまま出
力する。
【0024】書込みデータセレクタ5はパトロール制御
部30から出力される制御信号bに従ってECCエラー
訂正回路10から出力される読出しデータ200と、上
位装置から出力される書込みデータ100との内の一方
を選択する。
【0025】ECC生成回路6は書込みデータセレクタ
5によって選択されたデータに1ビットエラーの訂正,
2ビットエラーの検出を行なうためのエラー訂正符号を
付加する。
【0026】書込みデータレジスタ7はECC生成回路
6によってエラー訂正符号が付加された書込みデータを
一時保持する。
【0027】使用可能情報レジスタ15はメモリモジュ
ール1−0〜1−3対応のビットA0〜A3を有し、各
ビットA0〜A3には各メモリモジュール1−0〜1−
3が使用可能か否かを示す使用可能情報が格納される。
使用可能情報は中央処理装置等の上位装置によって格納
される。
【0028】実装情報レジスタ20はメモリモジュール
1−0〜1−3対応のビットB0〜B3を有し、各ビッ
トB0〜B3にはメモリモジュール1−0〜1−3が実
装されているか否かを示す実装情報が格納されている。
実装情報は中央処理装置等の上位装置によって格納され
る。
【0029】パトロール制御部30は制御信号aにより
メモリアレイ1の読出し,書込みを制御し、制御信号b
により書込みデータセレクタ5を制御し、制御信号cに
より読出しデータセレクタ8を制御することにより、メ
モリアレイ1から読出したデータをメモリアレイ1に再
書込みするパトロール動作を制御する。更に、パトロー
ル制御部30は使用可能情報レジスタ15の内容に基づ
いてパトロール動作を行なうメモリモジュールを決定
し、実装情報レジスタ20の内容に基づいてパトロール
動作を行なう時間間隔を決定する。
【0030】図2は図1の動作を説明する流れ図であ
り、以下各図を参照して本実施例の動作を説明する。
【0031】先ず、パトロール制御部30は実装情報レ
ジスタ20の内容に基づいて、即ち実装されているメモ
リモジュールの数に基づいてパトロール動作を行なう時
間間隔を決定する (ステップS1)。その際、パトロー
ル制御部30は実装されているメモリモジュールの数が
少ない程、パトロール動作を行なう時間間隔を長いもの
にする。尚、パトロール動作を行なう時間間隔の決定方
法としては、例えば、固定値を実装メモリモジュール数
で割った値にする等の方法を取ることができる。
【0032】ここで、実装されているメモリモジュール
の数が少ない程、パトロール動作を行なう時間間隔を長
くするのは、次の理由からである。即ち、実装モジュー
ル数が少ない場合にパトロール動作の時間間隔を長くし
てパトロール動作が一巡りする時間を、例えば、実装モ
ジュール数が多い場合と同じにすると、システム運用へ
の割込み頻度が小さくなり、システム運用への妨げの比
率が小さくなるからである。
【0033】ステップS1の処理が終了すると、パトロ
ール制御部30はパトロール動作を行なうメモリモジュ
ールをメモリモジュール1−0とし (ステップS2)、
その後、使用可能情報レジスタ15を参照してメモリモ
ジュール1−0が使用可能か否かを判断する (ステップ
S3)。ここで、メモリモジュール1−0が使用可能か
を判断するのは、パトロール動作はコンピュータシステ
ムが使用しているメモリモジュールに対してのみ行なえ
ば良いからであり、このようにすることにより、無駄な
パトロール動作によってシステム運用が妨げられること
がなくなる。
【0034】そして、ステップS3でメモリモジュール
1−0が使用可能でないと判断した場合は、パトロール
動作の対象とするメモリモジュールを次のメモリモジュ
ール1−1とした後 (ステップS9)、再びステップS
3の処理を行なう。
【0035】また、ステップS3でメモリモジュール1
−0が使用可能であると判断した場合は、パトロール制
御部30はリクエストアドレスを「0」にした後 (ステ
ップS4)、ステップS5の処理を行なう。
【0036】ステップS5に於いて、パトロール制御部
30は書込みデータセレクタ5に読出しデータ200を
選択させる制御信号b、読出しデータセレクタ8にメモ
リモジュール1−0からの読出しデータを選択させる制
御信号cを加え、更に、メモリアレイ1にメモリモジュ
ール1−0のリクエストアドレス「0」に格納されてい
るデータの読出しを指示する制御信号a,書込みデータ
レジスタ7に保持されているデータをメモリモジュール
1−0のリクエストアドレス「0」に書込むことを指示
する制御信号aを順次加えることにより、データの読出
し,再書込みを行なう。
【0037】即ち、パトロール制御部30からメモリモ
ジュール1−0のリクエストアドレス「0」に格納され
ているデータの読出しを指示する制御信号aが出力され
ることにより、メモリモジュール1−0のアドレス
「0」に格納されているデータが読出される。このデー
タはデータセレクタ8,読出しデータレジスタ9を介し
てECCエラー訂正回路10に加えられる。そして、訂
正可能な1ビットエラーが存在する場合はエラー訂正さ
れてから出力され、エラーが存在しない場合及び訂正不
能な2ビットエラーが存在する場合はそのまま出力され
る。
【0038】ECCエラー訂正回路10から出力された
読出しデータ200は書込みデータセレクタ5を介して
ECC生成回路6に加えられ、ここでエラー訂正符号が
付加された後、書込みデータレジスタ7に格納される。
【0039】その後、パトロール制御部30がメモリモ
ジュール1−0のアドレス「0」にデータを書込むこと
を指示する制御信号aを出力することにより、メモリモ
ジュール1−0のアドレス「0」に、書込みデータレジ
スタ7に保持されていたデータが再書込みされる。
【0040】上記した処理が行なわれることにより、メ
モリモジュール1−0のアドレス「0」に1ビットのソ
フトエラーが存在しても、ECCエラー訂正回路10で
エラー訂正されたデータがメモリモジュール1−0のア
ドレス「0」に再書込みされるので、上記ソフトエラー
は修復される。
【0041】ステップS5の処理が終了すると、パトロ
ール制御部30はステップS5でデータの読出し,書込
みを行なったアドレスが現在パトロール動作の対象にし
ているメモリモジュール1−0の最後のアドレスである
か否かを判断する (ステップS6)。
【0042】そして、ステップS6で最後のアドレスで
ないと判断した場合は、現在のリクエストアドレス
「0」に「1」を加算して次のリクエストアドレス
「1」を生成する (ステップS7)。
【0043】その後、パトロール制御部30はステップ
S1で決定した時間間隔だけ待合せを行ない、待合せが
終了すると、ステップS5の処理に戻る。
【0044】また、ステップS6で最後のアドレスであ
ると判断した場合は、現在パトロール動作の対象として
いるメモリモジュール1−0が最後のメモリモジュール
1−3であるか否かを判断する (ステップS10)。
【0045】そして、ステップS10で最後のメモリモ
ジュール1−3でないと判断した場合はパトロール動作
の対象とするメモリモジュールを次のメモリモジュール
1−1にした後 (ステップS11)、ステップS4の処
理に戻る。
【0046】また、ステップS10で最後のメモリモジ
ュール1−3であると判断した場合は、ステップS2の
処理に戻る。
【0047】尚、上述した実施例では実装情報レジスタ
20の内容、即ち実装されているメモリモジュール数に
基づいてパトロール動作を行なう時間間隔を決定するよ
うにしたが、使用可能情報レジスタ15の内容、即ち使
用可能なメモリモジュール数に基づいてパトロール動作
を行なう時間間隔を決定するようにしても良い。
【0048】使用可能なメモリモジュール数に基づいて
パトロール動作を行なう時間間隔を決定する場合も、実
装メモリモジュール数に基づいて時間間隔を決定する場
合と同様に、使用可能なメモリモジュール数が少ない
程、パトロール動作を行なう時間間隔を長くするもので
ある。また、使用可能情報レジスタ15の内容に基づい
て時間間隔を決定する場合は、コンピュータシステムの
運用中に使用可能なメモリモジュール数が変化する場合
があるので、例えば、パトロール動作が一巡りする毎に
パトロール動作を行なう時間間隔を決定するようにする
ことが望ましい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、書込み
データにエラー訂正符号を付加してメモリモジュールに
書込むエラー訂正符号付加手段と、メモリモジュールか
ら読出されたデータに対してエラー訂正符号に従ったエ
ラー訂正を行なうエラー訂正回路と、パトロール動作を
制御するパトロール制御手段とを設け、パトロール制御
手段の制御によりメモリモジュールから読出したデータ
をエラー訂正回路に加えてエラー訂正した後、エラー訂
正符号付加手段に加えてエラー訂正符号の付加された訂
正済みのデータを元のアドレスに再書込みさせるもので
あり、従来例のように、中央処理装置で1ビットエラー
の履歴を取ったり、ソフトエラー,ハードエラーの判別
を行なったり、データの書込みを行なったりすることが
ないので、中央処理装置の負荷が低減し、パトロール動
作によってコンピュータシステムの性能が低下する割合
を低く抑えることができる効果がある。
【0050】また、本発明は、使用可能情報記憶手段の
内容に基づいて使用可能なメモリモジュールに対しての
み、パトロール動作を行なうようにしたものであるの
で、無駄なパトロール動作によりコンピュータシステム
の運用が妨げられることがない効果がある。
【0051】更に、本発明は、使用可能情報記憶手段或
いは実装情報記憶手段の内容、即ち実装されているメモ
リモジュール数或いは使用可能なメモリモジュール数に
基づいてパトロール動作を行なう時間間隔を決定してい
るので、パトロール動作によるコンピュータシステムの
性能低下を更に小さく抑えられる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図1の処理例を示す流れ図である。
【図3】従来例の処理例を示す流れ図である。
【符号の説明】
1…メモリアレイ 1−0〜1−3…メモリモジュール 5…書込みデータセレクタ 6…ECC生成回路 7…書込みデータレジスタ 8…読出しデータセレクタ 9…読出しデータレジスタ 10…ECCエラー訂正回路 15…使用可能情報レジスタ 20…実装情報レジスタ 30…パトロール制御部 100…書込みデータ 200…読出しデータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリモジュールと、 該メモリモジュールに対する書込みデータにエラー訂正
    符号を付加して前記メモリモジュールに書込むエラー訂
    正符号付加手段と、 前記メモリモジュールから読出されたデータに対してエ
    ラー訂正符号に従ったエラー訂正を行ない、出力するエ
    ラー訂正手段と、 パトロール動作を制御するパトロール制御手段とを備
    え、 該パトロール制御手段は前記メモリモジュールからデー
    タを読出して前記エラー訂正手段に加え、前記エラー訂
    正手段から出力されたデータを前記エラー訂正符号付加
    手段に加えて元のアドレスに再書込みさせるパトロール
    動作を前記各メモリモジュールの全アドレスにわたって
    順次周期的に行なうことを特徴とするパトロール制御方
    式。
  2. 【請求項2】 前記各メモリモジュールが使用可能であ
    るか否かを示す情報が格納される使用可能情報記憶手段
    を備え、 前記パトロール制御手段はパトロール動作を前記使用可
    能情報記憶手段に使用可能であることを示す情報が格納
    されているメモリモジュールの全アドレスにわたって順
    次周期的に行なうことを特徴とする請求項1記載のパト
    ロール制御方式。
  3. 【請求項3】 実装されているメモリモジュールを示す
    情報が格納される実装情報記憶手段を備え、 前記パトロール制御手段は前記実装情報記憶手段或いは
    前記使用可能情報記憶手段の内容に基づいて、実装され
    ているメモリモジュール数或いは使用可能なメモリモジ
    ュール数と反比例的にパトロール動作を行なう周期を決
    定することを特徴とする請求項1または2記載のパトロ
    ール制御方式。
JP3298154A 1991-10-18 1991-10-18 パトロール制御方式 Pending JPH05108496A (ja)

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JP3298154A JPH05108496A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 パトロール制御方式

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JP (1) JPH05108496A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7269780B2 (en) 2002-10-02 2007-09-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Power management for circuits with inactive state data save and restore scan chain
JP2015082234A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 株式会社デンソー 電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置

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US7269780B2 (en) 2002-10-02 2007-09-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Power management for circuits with inactive state data save and restore scan chain
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