JP3261210B2 - クレーンの振れ防止方法及び振れ防止機能付クレーン装置 - Google Patents

クレーンの振れ防止方法及び振れ防止機能付クレーン装置

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弘 櫛原
五十一 久保田
朋弘 小林
良明 塩沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンの振れ防止方
法及び振れ防止機能付クレーン装置に関し、特に、フッ
クの姿勢検出を行い、フックの制振を行うための新規な
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のクレーン
装置としては、一般に、レール上をクレーン部が走行す
るレール型クレーン及び車輛上に伸びた長手の支持体よ
りなるクレーン部を有するジブクレーンが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーン装置
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、何れのクレーン装置におい
ても、ワイヤで吊下げたフックは、特に制振制御構造を
有していなかったため、熟練した操作者でないと、フッ
クの振れを制振することはできず、不慣れな操作者で
は、フックによる物品の適確な移動を行うことは不可能
であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、フックの姿勢検出を行い、
フックの制振を行うようにしたクレーンの振れ防止方法
及び振れ防止機能付クレーン装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるクレーンの
振れ防止方法は、ワイヤで吊下げたフックを有すると共
に走行モータによりX方向に走行する走行体上に、横行
モータによって前記X方向とは直交するY方向に走行す
る横行体を有するクレーン部を移動させて前記フックを
移動させるようにしたクレーン装置において、前記フッ
クに設けられ第1、第2、第3ジャイロ及び第1、第2
加速度計を内蔵した姿勢検出手段にて得られピッチ検出
信号、ロール検出信号、前記フックのヨー方向角度のヨ
ー検出信号及び第1加速度検出信号、第2加速度検出信
号からなる姿勢検出信号を演算手段にて演算することに
より得られた走行成分を走行モータ制御回路に入力して
前記走行モータを制御し、前記演算により得られた横行
成分を横行モータ制御回路に入力して前記横行モータを
制御することにより前記クレーン部の走行状態を制御
し、前記フックの制振を行う方法であり、また、本発明
による振れ防止機能付クレーン装置は、ワイヤで吊下げ
たフックを有すると共に走行モータによりX方向に走行
する走行体上に、横行モータによって前記X方向とは直
交するY方向に走行する横行体を有するクレーン部を移
動させて前記フックを移動させるようにしたクレーン装
置において、前記フックに設けられ第1、第2、第3ジ
ャイロ及び第1、第2加速度計を内蔵した姿勢検出手段
と、前記姿勢検出手段に接続され前記姿勢検出手段から
のピッチ検出信号、ロール検出信号、前記フックのヨー
方向角度のヨー検出信号及び第1加速度検出信号、第2
加速度検出信号からなる姿勢検出信号を入力する演算手
段とを備え、前記演算手段によって前記姿勢検出信号を
演算することにより得られた走行成分を走行モータ制御
回路に入力して前記走行モータを制御し、前記演算によ
り得られた横行成分を横行モータ制御回路に入力して前
記横行モータを制御し、前記フックの制振を行う構成で
ある。
【0006】
【作用】本発明によるクレーンの振れ防止方法及び振れ
防止機能付クレーン装置においては、フックに設けた3
個のジャイロと2個の加速度計からなる姿勢検出手段に
て得られたピッチ、ロール、ヨー検出信号及び加速度検
出信号からなる姿勢検出信号を演算手段で演算し、得ら
れた走行成分及び横行成分によってクレーン部の移動手
段を制御することにより、フックの制振を行うことがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるクレーンの振
れ防止方法及び振れ防止機能付クレーン装置の好適な実
施例について詳細に説明する。図1は本発明によるクレ
ーンの振れ防止方法を適用する振れ防止機能付クレーン
装置を示すもので、図1はレール走行型を示すブロック
図である。
【0008】図1において符号1で示されるものはクレ
ーン部であり、このクレーン部1は一対の第1レール2
上を矢印Xの走行方向に移動する枠形の走行体3及びこ
の走行体3上の第2レール4上を矢印Yの横方向に移動
する横行体5とから構成されている。
【0009】前記走行体3の第1車輪3aは第1レール
2上を走行すると共に、前記横行体5の第2車輪5aは
第2レール4上を走行するように構成されている。前記
第1車輪3aは走行モータ6で矢印X方向に走行し、前
記第2車輪5aは横行モータ7によって矢印Y方向に走
行するように構成され、前記各モータ6、7によりクレ
ーン部1の移動手段8を構成している。
【0010】前記横行体5にはクレーンモータ10によ
って駆動する巻取体11が回転自在に設けられており、
この巻取体11に巻回されたワイヤ12の下端には、第
1、第2、第3ジャイロ13、14、15及び第1、第
2加速度計16、17を内蔵した姿勢検出手段18を有
するフック19が吊下げられている。
【0011】前記走行モータ6及び横行モータ7は、走
行モータ制御回路20及び横行モータ制御回路21に各
々接続されており、これらの各回路20、21には、マ
イクロコンピュータからなる演算手段22からの制御信
号22Aである走行成分22a及び横行成分22bが入
力されている。
【0012】前記演算手段22には、前記第1、第2、
第3ジャイロ13、14、15からのピッチ検出信号1
3a、ロール検出信号14a、ヨー検出信号15a並び
に各加速度計16、17からの第1、第2加速度検出信
号16a、17aが入力されている。なお、前述の各信
号13a、14a、15a、16a、17aにより姿勢
検出信号50を構成している。
【0013】次に、前述の構成において、実際にフック
の制振を行う場合について述べる。まず、フック19に
よって被搬送物(図示せず)を吊下げて各モータ6、7
を作動することにより、クレーン部1の走行体3及び横
行体5が各レール2、4上を走行して任意の搬送を行う
ことができる。
【0014】前述の搬送状態において、フック19が振
れを発生した場合、姿勢検出手段18にてフック19を
基準としたフック19の振れ角又は振れ角の角速度を角
検出信号13a、14aによって検出する。
【0015】前述の場合、フック19はねじれ運動を伴
うため、フック19の振れ角はクレーン部1の走行及び
横行とは一致しないため、フック19のヨー方向角度の
ヨー検出信号15aを求め、演算手段22にて前記振れ
角を走行及び横行成分に座標変換演算する。
【0016】前記演算手段22により獲られた制御信号
22Aである走行成分22a及び横行成分22bを走行
モータ制御回路20及び横行モータ制御回路21に入力
し、走行モータ6及び横行モータ7を作動させることに
より、走行体3及び横行体5を移動させてフック19の
制振を行うことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によるクレーンの振れ防止方法及
び振れ防止機能付クレーン装置は、以上のように構成さ
れているため、次のような効果を得ることができる。す
なわち、ピッチとロールに加えてヨー検出信号を用いて
いることによりフックの制振を高精度に行うことができ
るため、作業の危険防止、高精度の停止位置決め、作業
の効率向上、操作員の熟練不要によるコスト削減等を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクレーンの振れ防止方法に適用し
た振れ防止機能付クレーン装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 クレーン部 3 走行体 5 横行体 8 移動手段(走行モータ6、横行モータ7) 12 ワイヤ 18 姿勢検出手段 19 フック 22 演算手段 22A 制御信号(走行成分22a、横行成分22
b) 50 姿勢検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 朋弘 長野県飯田市大休1879番地 多摩川精機 株式会社飯田工場内 (72)発明者 塩沢 良明 長野県飯田市大休1879番地 多摩川精機 株式会社飯田工場内 (56)参考文献 特開 昭52−69143(JP,A) 特開 平6−247681(JP,A) 実開 昭58−123880(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ(12)で吊下げたフック(19)を有す
    ると共に走行モータ(6)によりX方向に走行する走行体
    (3)上に、横行モータ(7)によって前記X方向とは直交す
    るY方向に走行する横行体(5)を有するクレーン部(1)を
    移動させて前記フック(19)を移動させるようにしたクレ
    ーン装置において、前記フック(19)に設けられ第1、第
    2、第3ジャイロ(13、14、15)及び第1、第2加速度計
    (16、17)を内蔵した姿勢検出手段(18)にて得られピッチ
    検出信号(13a)、ロール検出信号(14a)、前記フック(19)
    のヨー方向角度のヨー検出信号(15a)及び第1加速度検
    出信号(16a)、第2加速度検出信号(17a)からなる姿勢検
    出信号(50)を演算手段(22)にて演算することにより得ら
    れた走行成分(22a)を走行モータ制御回路(20)に入力し
    て前記走行モータ(6)を制御し、前記演算により得られ
    た横行成分(22b)を横行モータ制御回路(21)に入力して
    前記横行モータ(7)を制御することにより前記クレーン
    部(1)の走行状態を制御し、前記フック(19)の制振を行
    うことを特徴とするクレーン振れ防止方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤ(12)で吊下げたフック(19)を有す
    ると共に走行モータ(6)によりX方向に走行する走行体
    (3)上に、横行モータ(7)によって前記X方向とは直交す
    るY方向に走行する横行体(5)を有するクレーン部(1)を
    移動させて前記フック(19)を移動させるようにしたクレ
    ーン装置において、前記フック(19)に設けられ第1、第
    2、第3ジャイロ(13、14、15)及び第1、第2加速度計
    (16、17)を内蔵した姿勢検出手段(18)と、前記姿勢検出
    手段(18)に接続され前記姿勢検出手段(18)からのピッチ
    検出信号(13a)、ロール検出信号(14a)、前記フック(19)
    のヨー方向角度のヨー検出信号(15a)及び第1加速度検
    出信号(16a)、第2加速度検出信号(17a)からなる姿勢検
    出信号(50)を入力する演算手段(22)とを備え、前記演算
    手段(22)によって前記姿勢検出信号(50)を演算すること
    により得られた走行成分(22a)を走行モータ制御回路(2
    0)に入力して前記走行モータ(6)を制御し、前記演算に
    より得られた横行成分(22b)を横行モータ制御回路(21)
    に入力して前記横行モータ(7)を制御し、前記フック(1
    9)の制振を行う構成としたことを特徴とする振れ防止機
    能付クレーン装置。
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