JP3215753B2 - クレーンの振れ止め制御方法 - Google Patents
クレーンの振れ止め制御方法Info
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Description
を防止するクレーンの振れ止め制御方法に関するもので
ある。
プで吊り下げられた荷は、荷振れを生じやすく、また一
方吊り荷は所定の位置に振れのない状態で下降する必要
がある。このため一般にプログラム制御あるいはファジ
ー制御等が採用され、これにより停止時に振れを零とす
る制御手段が採られている。従来のクレーンの振れ止め
制御は、吊り荷を1個の集中質点として考え、単振子と
して吊り荷の運動を考え、これと吊り荷の振れ角θ及び
振れ角速度を検知して振れ止め制御を行う方法が採ら
れ、その公知例として特公昭52−1540号が知られ
ている。
運搬する場合には、吊り荷をぶら下げるためのフック部
の集中質点と吊り荷の集中質点すなわち図4に示す如く
2個の集中質点となり、吊り荷の運動は単振子運動とは
異なる。
子の場合とは全く異なり、(b)に示す如くフック部の
質点に対して相対的な吊り荷の振れ(以下これを二次振
れと称する)と、単振子の振れ(以下これを一次振れと
称する)の共存する合成された振れ方をするのが一般的
である。この二次振れはフック部の重量に対して、吊り
荷重が軽い場合特に激しく、このため図5(b)の振れ
角θ及び振れ角速度を検知して振れ止めを行う公知例特
公昭52−1540号では、次のような大問題が発生す
る。
れ角θの波形を見ると、図3の如くとなる。図5(a)
の一次振れのみの振れ角θの波形は図2に示す如くとな
る。
従来の振れ止め制御では二次振れはないとして図2の振
れ角dθ1/dtと振れ角速度dθ1/dtを用いて制
御をかけるが、二次振れが発生すると図2の任意の時間
tにおける振れ角速度dθ1/dtとは大きく異なり、
図3における同時間tにおける振れ角速度dθ2/dt
となり±が逆転しており、本来は図2の振れ角速度dθ
1/dtを用いて振れ止め制御をかけるべきが、誤った
信号振れ角速度dθ2/dtにて制御をかけるため、本
来の一次振れ止め制御が逆転し、一次振れを大きく増大
させるように動作し、大変危険な状態になり、かつ二次
振れも増大させ、ましてやこれを制御することは困難で
あった。
ら、効果的な振れ止めを行うことを目的とする。
するためになしたもので、クレーンの振れ止め制御装置
において、振れ角センサにより得られた吊り荷の振れ角
を一次振れ成分と二次振れ成分に分離し、二次振れ止め
制御量と一次振れ止め制御量を演算し、クレーン走行駆
動装置にこれら両方の制御量を合成して与えるようにし
たことを要旨とする。
を一次振れと二次振れ成分に分解し、一次振れ周波数と
二次振れ周波数の差を利用して、二次振れを効果的に抑
制し、かつ本来の目的の一次振れ止め制御を可能とす
る。
示の実施例にもとづいて説明する。図においてCはクレ
ーンの走行台車で、この走行台車Cに振れ角センサ1を
取り付け、台車の移動により吊り荷Wの振れ角を検出す
るようになす。いまクレーンの吊り荷に一次振れ、二次
振れ両方が共存する場合において、振れ角センサ1の出
力波形はフィルタ2を介して一次振れ成分と二次振れ成
分に分解される。この分解は一次振れ振動数と、二次振
れ振動数の比が通常1:5以上であることから効果的に
分解可能である。
θ1,振れ角速度dθ1/dt)3、二次振れに対して
は(振れ角θ2,振れ角速度dθ2/dt)4を求め
る。これらの情報に基づき、一次振れ止め制御演算器
5、二次振れ止め演算器6よりそれぞれ振れ止め制御量
7,8を出力し、この出力は加算合成され、クレーン駆
動モータ9の速度指令10を変更させ、一次振れ止めと
同時に二次振れ止め制御を行う。
制御量7,8を合成しても、一次振れ止め制御と二次振
れ止め制御が行えるのは、先に述べた一次振れと二次振
れの振動数の比が1:5と大きく、従って一次振れ止め
制御量に対しては一次振れ振動(低周波数)のみが強く
反応し、二次振れ止め制御量に対しては二次振れ振動
(高周波数)のみが強く反応するからである。
次振れとが共存する状態においても、本来の目的の一次
振れ止めと二次振れ止めを効果的に行うことが可能な振
れ止め制御を実現できる。
レーンの振れ止め制御装置において、振れ角センサによ
り得られた吊り荷の振れ角を一次振れ成分と二次振れ成
分に分離し、二次振れ止め制御量と一次振れ止め制御量
を演算し、クレーン走行駆動装置にこれら両方の制御量
を合成して与えるようにしているため、一次振れ止めと
二次振れ止めを同時に行い、かつ本来の目的である一次
振れ止め制御の信頼性、効果を向上できる等の利点があ
る。
を示すブロック説明図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 クレーンの振れ止め制御装置において、
振れ角センサにより得られた吊り荷の振れ角を一次振れ
成分と二次振れ成分に分離し、二次振れ止め制御量と一
次振れ止め制御量を演算し、クレーン走行駆動装置にこ
れら両方の制御量を合成して与えるようにしたことを特
徴とするクレーンの振れ止め制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13686093A JP3215753B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | クレーンの振れ止め制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13686093A JP3215753B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | クレーンの振れ止め制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06321489A JPH06321489A (ja) | 1994-11-22 |
JP3215753B2 true JP3215753B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=15185213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13686093A Expired - Fee Related JP3215753B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | クレーンの振れ止め制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3215753B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5688834B2 (ja) * | 2010-09-21 | 2015-03-25 | 富士アイティ株式会社 | クレーンの振れ止め制御装置 |
CN104236348B (zh) * | 2014-09-23 | 2016-03-02 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种换热器 |
JP7020182B2 (ja) * | 2018-02-28 | 2022-02-16 | 株式会社タダノ | クレーン |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP13686093A patent/JP3215753B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06321489A (ja) | 1994-11-22 |
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