JPH072486A - クレーンの振れ防止方法及び振れ防止機能付クレーン装置 - Google Patents

クレーンの振れ防止方法及び振れ防止機能付クレーン装置

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JPH072486A
JPH072486A JP14199693A JP14199693A JPH072486A JP H072486 A JPH072486 A JP H072486A JP 14199693 A JP14199693 A JP 14199693A JP 14199693 A JP14199693 A JP 14199693A JP H072486 A JPH072486 A JP H072486A
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preventing function
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Sokichi Hayashi
宗吉 林
Hiroshi Kushihara
弘 櫛原
Isokazu Kubota
五十一 久保田
Tomohiro Kobayashi
朋弘 小林
Yoshiaki Shiozawa
良明 塩沢
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はクレーンの振れ防止方法及び振れ防
止機能付クレーン装置に関し、特に、フックの姿勢検出
を行い、フックの制振を行うことによりフックの位置決
めを高精度とすることを特徴とする。 【構成】 本発明によるクレーンの振れ防止方法及び振
れ防止機能付クレーン装置は、フック(19)に設けた姿勢
検出手段(18)にて得られた姿勢検出信号(50)によりクレ
ーン部(1)の走行(移動)状態を制御し、前記フック(1
9)の制振を行うことにより、フック(19)の位置決めを高
精度に行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンの振れ防止方
法及び振れ防止機能付クレーン装置に関し、特に、フッ
クの姿勢検出を行い、フックの制振を行うための新規な
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のクレーン
装置としては、一般に、レール上をクレーン部が走行す
るレール型クレーン及び車輛上に伸びた長手の支持体よ
りなるクレーン部を有するジブクレーンが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーン装置
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、何れのクレーン装置におい
ても、ワイヤで吊下げたフックは、特に制振制御構造を
有していなかったため、熟練した操作者でないと、フッ
クの振れを制振することはできず、不慣れな操作者で
は、フックによる物品の適確な移動を行うことは不可能
であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、フックの姿勢検出を行い、
フックの制振を行うようにしたクレーンの振れ防止方法
及び振れ防止機能付クレーン装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるクレーンの
振れ防止方法は、ワイヤで吊下げたフックを有するクレ
ーン部を移動させて前記フックを移動させるようにした
クレーン装置において、前記フックに設けた姿勢検出手
段にて得られた姿勢検出信号により前記クレーン部の走
行状態を制御し、前記フックの制振を行う方法である。
【0006】本発明による振れ防止機能付クレーン装置
は、ワイヤで吊下げたフックを有するクレーン部を移動
させて前記フックを移動させるようにしたクレーン装置
において、前記フックに設けた姿勢検出手段と、前記ク
レーン部を移動させるための移動手段と、前記姿勢検出
手段に接続された演算手段とを備え、前記演算手段から
の制御信号により前記移動手段を制御し、前記フックの
制振を行うようにした構成である。
【0007】さらに詳細には、前記クレーン部は、直線
走行する走行体を有する構成である。
【0008】さらに詳細には、前記クレーン部は、直線
走行する走行体と横行走行を行う横行体とからなる構成
である。
【0009】さらに詳細には、前記クレーン部は、ジブ
クレーンよりなる構成である。
【0010】さらに詳細には、前記クレーン部は、旋回
形ジブクレーンよりなる構成である。
【0011】
【作用】本発明によるクレーンの振れ防止方法及び振れ
防止機能付クレーン装置においては、フックに設けた姿
勢検出手段にて得られた姿勢検出信号を演算手段で演算
し、得られた姿勢検出信号によってクレーン部の移動手
段を制御することにより、フックの制振を行うことがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるクレーンの振
れ防止方法及び振れ防止機能付クレーン装置の好適な実
施例について詳細に説明する。図1及び図2は本発明に
よるクレーンの振れ防止方法を適用する振れ防止機能付
クレーン装置を示すもので、図1はレール走行型を示す
ブロック図、図2はジブ型を示す構成図である。
【0013】図1において符号1で示されるものはクレ
ーン部であり、このクレーン部1は一対の第1レール2
上を矢印Xの走行方向に移動する枠形の走行体3及びこ
の走行体3上の第2レール4上を矢印Yの横方向に移動
する横行体5とから構成されている。
【0014】前記走行体3の第1車輪3aは第1レール
2上を走行すると共に、前記横行体5の第2車輪5aは
第2レール4上を走行するように構成されている。前記
第1車輪3aは走行モータ6で矢印X方向に走行し、前
記第2車輪5aは横行モータ7によって矢印Y方向に走
行するように構成され、前記各モータ6,7によりクレ
ーン部1の移動手段8を構成している。
【0015】前記横行体5にはクレーンモータ10によ
って駆動する巻取体11が回転自在に設けられており、
この巻取体11に巻回されたワイヤ12の下端には、第
1、第2、第3ジャイロ13,14,15及び第1、第
2加速度計16,17を内蔵した姿勢検出手段18を有
するフック19が吊下げられている。
【0016】前記走行モータ6及び横行モータ7は、走
行モータ制御回路20及び横行モータ制御回路21に各
々接続されており、これらの各回路20,21には、マ
イクロコンピュータからなる演算手段22からの制御信
号である走行成分22a及び横行成分22bが入力され
ている。
【0017】前記演算手段22には、前記第1、第2、
第3ジャイロ13,14,15からのピッチ検出信号1
3a、ロール検出信号14a、ヨー検出信号15a並び
に各加速度計16,17からの第1、第2加速度検出信
号16a,17aが入力されている。なお、前述の各信
号13a,14a,15a,16a,17aにより姿勢
検出信号50を構成している。
【0018】次に、前述の構成において、実際にフック
の制振を行う場合について述べる。まず、フック19に
よって被搬送物(図示せず)を吊下げて各モータ6,7
を作動することにより、クレーン部1の走行体3及び横
行体5が各レ2,4上を走行して任意の搬送を行うこと
ができる。
【0019】前述の搬送状態において、フック19が振
れを発生した場合、姿勢検出手段18にてフック19を
基準としたフック19の振れ角又は振れ角の角速度を各
検出信号13a,14aによって検出する。
【0020】前述の場合、フック19はねじれ運動を伴
うため、フック19の振れ角はクレーン部1の走行及び
横行とは一致しないため、フック19のヨー方向角度の
ヨー検出信号15aを求め、演算手段22にて前記振れ
角を走行及び横行成分に座標変換演算する。
【0021】前記演算手段22により獲られた制御信号
22Aである走行成分22a及び横行成分22bを走行
モータ制御回路20及び横行モータ制御回路21に入力
し、走行モータ6及び横行モータ7を作動させることに
より、走行体3及び横行体5を移動させてフック19の
制振を行うことができる。
【0022】また、図2に示すジブクレーンの場合、支
持体30の上部に設けた巻取体11を介してワイヤ12
を支持すると共に、このワイヤ12を基台40に設けた
巻取モータ41で巻取制御することができ、この基台4
0も旋回できる旋回型で構成されている。従って、この
巻取モータ41と基台40の旋回を、前述の実施例と同
様に、演算手段22を介して制御することにより、フッ
ク19の制振を行うことができる。従って、このジブク
レーンの場合、旋回型及び旋回無型の何れにも適用可能
である。
【0023】
【発明の効果】本発明によるクレーンの振防止方法及び
振れ防止機能付クレーン装置は、以上のように構成され
ているため、次のような効果を得ることができる。すな
わち、フックの制振を高精度に行うことができるため、
作業の危険防止、高精度の停止位置決め、作業の効率向
上、操作員の熟練不要によるコスト削減等を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクレーンの振れ防止方法に適用し
た振れ防止機能付クレーン装置を示す構成図である。
【図2】他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 クレーン部 3 走行体 5 横行体 8 移動手段(走行モータ6、横行モータ7) 12 ワイヤ 18 姿勢検出手段 19 フック 22 演算手段 22A 制御信号(走行成分22a、横行成分22
b) 50 姿勢検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 朋弘 長野県飯田市大休1879番地 多摩川精機株 式会社飯田工場内 (72)発明者 塩沢 良明 長野県飯田市大休1879番地 多摩川精機株 式会社飯田工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ(12)で吊下げたフック(19)を有す
    るクレーン部(1)を移動させて前記フック(1)を移動させ
    るようにしたクレーン装置において、前記フック(19)に
    設けた姿勢検出手段(18)にて得られた姿勢検出信号(50)
    により前記クレーン部(1)の走行状態を制御し、前記フ
    ック(19)の制振を行うことを特徴とするクレーンの振れ
    防止方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤ(12)で吊下げたフック(19)を有す
    るクレーン部(1)を移動させて前記フック(19)を移動さ
    せるようにしたクレーン装置において、前記フック(19)
    に設けた姿勢検出手段(18)と、前記クレーン部(1)を移
    動させるための移動手段(8)と、前記姿勢検出手段(18)
    に接続された演算手段(22)とを備え、前記演算手段(22)
    からの制御信号(22A)により前記移動手段(8)を制御し、
    前記フック(19)の制振を行う構成としたことを特徴とす
    る振れ防止機能付クレーン装置。
  3. 【請求項3】 前記クレーン部(1)は、直線走行する走
    行体(3)を有することを特徴とする請求項2記載の振れ
    防止機能付クレーン装置。
  4. 【請求項4】 前記クレーン部(1)は、直線走行する走
    行体(3)と横行走行を行う横行体(5)とからなることを特
    徴とする請求項2記載の振れ防止機能付クレーン装置。
  5. 【請求項5】 前記クレーン部(1)は、ジブクレーンよ
    りなることを特徴とする請求項2記載の振れ防止機能付
    クレーン装置。
  6. 【請求項6】 前記クレーン部(1)は、旋回形ジブクレ
    ーンよりなることを特徴とする請求項2記載の振れ防止
    機能付クレーン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010046325A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Kansai Electric Power Co Inc:The 安全帯
JP2011015794A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 East Japan Railway Co 安全帯用チェック装置

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JP2010046325A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Kansai Electric Power Co Inc:The 安全帯
JP2011015794A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 East Japan Railway Co 安全帯用チェック装置

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