JP7117852B2 - 巻上げ機 - Google Patents

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Description

本発明は、巻上げ機に関する。
巻上げ機においては、安全で高効率な吊荷搬送のために、搬送時の荷振れ低減が求められている。この荷振れ低減のための技術として、ロープに吊られた吊荷を振子とみなし、この振子の振れに基づいて搬送速度を制御する荷振れ抑制制御技術が知られている。
自動でトロリを吊荷の真上に配置する技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、トロリ上に配置したレーザ測長計とロープ長とから、吊荷とトロリの水平方向偏差を演算して、トロリを吊荷の真上に移動する技術が記載されている。
また、初期振れを低減する技術として、特許文献2がある。特許文献2には、地切り時のビーム撓みによる初期振れを抑制するために、ビーム先端を吊荷の真上に配置した後、ロープを緊張させる技術が記載されている。
特開平7-53182号公報 特開2002-362880号公報
特許文献1に記載された技術によれば、吊荷の真上にトロリを配置でき、これにより初期振れの低減が可能となる。しかしながら、新たなセンサとしてレーザ測長計が必要となり、巻上げ機のシステムが複雑になる。
特許文献2に記載された技術によれば、地切り時のビーム撓みによる初期振れの低減が可能となる。しかしながら、吊荷と振子の支点であるビーム先端との水平方向の位置偏差による初期振れは抑制できない。
本発明の目的は、巻上げ機おいて、地切り時の荷振れを低減することにある。
本発明の一態様の巻上げ機は、自走手段により搬送されるトロリと、前記トロリに搭載された巻上げモータと、前記巻上げモータに取り付けられた巻上げドラムと、前記巻上げドラムに取り付けられたロープと、前記ロープに取り付けられたフックと、前記ロープの巻上げと前記トロリの搬送を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記フックを介して吊り下げられた吊荷が床面から離れる地切り前に、前記ロープを緊張させて前記トロリを搬送することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、巻上げ機において、地切り時の荷振れを低減することができる。
初期振れの原因の一例を示す模式図である。 巻上げ機の概略図である。 巻上げ機の他の概略図である。 初期振れ低減機能のフローチャートを示す図である。 振れ角を状態量ψとする例を示す図である。 初期振れ角とロープ長との関係を示す模式図である。 初期振れ角とロープ長との関係を示す図である。 初期振れ角とロープ張力との関係を示す模式図である。 初期振れ角とロープ張力との関係を示す図である。 初期振れ角とトロリ外力との関係を示す模式図である。 初期振れ角とトロリ外力との関係を示す図である。 トロリ外力検出手段の一例を示すブロック線図である。
荷振れ抑制制御は、大きくフィードフォワード制御とフィードバック制御に分けられる。フィードフォワード制御は、荷振れのモデルに基づいて搬送速度指令を決定することで荷振れを抑制する方法である。フィードバック制御は、荷振れをリアルタイムで検出もしくは推定してフィードバックして搬送速度指令を決定することで、荷振れを抑制する方法である。また、2自由度荷振れ抑制制御では、フィードフォワード制御とフィードバック制御を併せて行う。
フィードフォワード制御は、荷振れモデルに基づいて制御することで、フィードバック制御と比べ、荷振れが発生する前から荷振れを抑制するよう搬送速度が制御されて応答が速い、ソフト演算のみで実現可能で実装コストが低いという特徴を有する。一方、フィードフォワード制御は、吊荷が床面から離れた(以後、地切りと称する)時に発生する初期振れといった荷振れモデルで表現しない現象や荷振れモデルのもつ誤差への対応ができない。
フィードバック制御は、発生した荷振れを検出して対処的に制御することで、フィードフォワード制御と比べ、初期振れなどへ対応できるという特徴を有する。一方、フィードバック制御は、荷振れが起きるまで制御が働かず応答が遅い、荷振れを検出するためのセンサや推定器が必要となり実装コストが高い。
2自由度制御では、フィードフォワード制御の応答の速さと、フィードバック制御の荷振れモデルで表現しない現象や荷振れモデルのもつ誤差への対応が実現可能である。しかし、2自由度制御では、荷振れを検出するセンサや推定器が必要のため実装コストは高い。
このことから、例えば、初期振れを事前に抑制することができれば、低い実装コストでフィードフォワード制御のみによる効果的な荷振れ抑制が実現できる。
ここで、図1(a)、(b)を参照して、初期振れについて説明する。
図1に示すように、巻上げ機10は、トロリ11とロープ13、フック131から構成される。トロリ11は、横行輪1111が回転することでビーム15に沿って図中x方向に移動し、巻上げドラム1122を回転することでロープ13を巻上げて吊荷30を図中z方向に移動させる。
床面40上の吊荷30は、玉掛けロープ20によってフック131を介してロープ13、トロリ11に吊り下げられる。前述の構成において、ロープ13およびフック131、玉掛けロープ20と吊荷30は、巻上げドラム1122上に支点をもつ振子を構成する。
図1(a)では、前記支点と吊荷重心301が図中x方向に偏差をもつ。これにより、前記振子は図中y軸周りに初期振れ角θが存在している。この状態で巻上げドラム1122を回転させてロープ13を巻上げることで地切りして床面40から離れると、前記振子は運動可能な状態となり前記初期振れ角θにより、図1(b)のように図中y軸周りに荷振れ、すなわち初期振れを生じる。
この様に、初期振れは、例えば、ロープ13と吊荷30の構成する前記振子が、地切り時に、前記支点と吊荷重心301の水平面(図中xy平面)内の位置に偏差がある場合に起こる。
すなわち、この地切り時の振子の水平面内偏差による初期振れは、トロリ11を、トロリ11内の前記支点が吊荷30内の吊荷重心301の真上に配置すれば生じない。
また、前述の通り、前記初期振れをなくすためには、前記振子の支点と吊荷重心301を同一鉛直線上(図中z軸方向)に配置する必要があるが、巻上げドラム1122と吊荷30を同一鉛直線上に配置できれば、初期振れは低減できる。
従来、この初期振れを低減するために、オペレータが吊荷30、トロリ11及びロープ13を目視しながらトロリ11の位置を操作して、トロリ11を吊荷30の真上に配置していた。
実施例では、巻上げ機おいて地切り時の荷振れを自動的に低減する。
以下、実施例について図面を用いて説明する。
実施例1は、主にロープで吊上げ可能な吊荷を搬送する巻上げ機に関し、特に地切り前にロープを緊張させてトロリを搬送することで地切り時の荷振れを低減する巻上げ機に関する。他にも、同様に吊荷を搬送するクレーンについても適用可能である。
図2を参照して、実施例1における巻上げ機10の構成について説明する。
図2に示すように、搬送対象である吊荷30は、玉掛けロープ20によってフック131に吊り下げられる。フック131は、ロープ13によって巻上げドラム1122に吊り下げられる。ここで、吊荷30は玉掛けロープ20を介せず、フック131に直接吊り下げられる構成でもよい。
巻上げドラム1122は、巻上げシャフト1123によって巻上げモータ112および巻上げエンコーダ1121と連結され、トロリ11に配置される。これにより、巻上げモータ112が回転することで、ロープ13は巻上げもしくは巻下げられ、吊荷30は図中z方向に搬送できる。このz方向の搬送を、巻上げと称する。
横行輪1111は、横行シャフト1112を介して横行モータ111と連結され、トロリ11に配置される。また、横行モータ111の回転により、横行輪1111は、ビーム15上を回転し、駆動力を発生できるよう配置される。これにより、横行モータ111が回転することで、トロリ11および吊荷30はビームに沿って図中x方向に搬送できる。このx方向の搬送を、横行と称する。
搬送操作部141は、操作端末14に備えられ、オペレータによって横行もしくは巻上げ、またはその両方の指令である搬送操作信号を入力される。入力された搬送操作信号は、通信部142を介して制御部12に送られる。
制御部12は、入力された搬送操作信号もしくは、後述の初期振れ低減機能による搬送信号に基づいて搬送指令を生成し、横行モータ111もしくは巻上げモータ112、またはその両方を駆動する。これにより、吊荷30は横行し、巻上げられる。
なお、吊荷30および玉掛けロープ20は、搬送対象であり、巻上げ機10の構成要素ではない。また、吊荷30の吊下げに用いる治具は、玉掛けロープ20に限るものではなく、また無くてもよい。
また、操作端末14の有する通信部142は、有線通信であっても無線通信であってもよい。
図3を参照して、巻上げ機10の別の構成について説明する。
図3に示すように、ビーム15は走行装置16を介して走行ビーム18と接続されている。走行装置16は、走行モータ161が回転することで、ビーム15を走行ビーム18に沿って図中y方向に移動させる。これにより、ビーム15に接続されたトロリ11およびフック131に吊り下げられた吊荷30(図2参照)は、図中y方向に搬送される。このy方向の搬送を、走行と称する。
操作端末14に備えられた搬送操作部141(図2参照)に入力される搬送操作信号は、横行及び巻上げに加えて走行の指令信号を有する。入力された搬送操作信号のうち少なくとも走行指令信号は、通信部142(図2参照)を介して走行制御部17に送信される。
走行制御部17は、搬送操作信号もしくは後述の初期振れ低減機能による搬送信号に基づいて少なくとも走行に掛る搬送指令を生成し、走行モータ161を駆動する。これにより、吊荷30(図2参照)は横行及び巻上げに加えて走行される。
なお、ここでは、制御部12において横行、巻上げの前記搬送指令を生成し、走行制御部17において走行の搬送指令を生成するよう説明したが、この構成に限るものではない。
例えば、制御部12において横行、走行、巻上げの搬送速度指令を生成し、生成した前記搬送指令のうち少なくとも走行にかかる指令を制御部12から走行制御部17に送信して、走行制御部17は受信した搬送指令に基づいて走行モータ161を駆動してもよい。この場合、前記搬送操作信号は、少なくとも制御部12に送信されればよく、走行制御部17に送信される必要はない。
図4を参照して、初期振れ低減機能について説明する。
図4において、オペレータによる操作端末14などでの初期振れ低減機能開始操作に基づき、初期振れ低減機能は開始フローS101から開始され、巻上げ操作不許可フローS102に遷移する。ここで、初期振れ低減機能は、制御部12(図2、図3参照)により行われる。
巻上げ操作不許可フローS102では、オペレータによる操作のうち少なくとも巻上げ操作を不能することで、初期振れ低減機能が動作している間の巻上げ操作を無効化してロープ緊張フローS103に遷移する。
ロープ緊張フローS103は、巻上げモータ112にトルクを印加することで、吊荷30を地切りすることなくロープ13を緊張させ、ψ検出フローS104に遷移する。
印加トルクは、例えば、フック131の質量などから推定できる。吊荷30を地切りさせることなく、フック131を巻上げ可能なトルクを所定の印加トルクとして印加すればよい。
また、例えば、前記印加トルクを徐々に増加させ、巻上げエンコーダ1121でロープ20の巻上げが検知された時点の印加トルクを所定の印加トルクとして印加することでも、吊荷30を地切りすることなくロープを緊張できる。
また、例えば、巻上げモータ112でロープ13を巻上げている間に、巻上げモータ112に印加される電流を観測することで、吊荷30が巻上げ負荷となったことを検出して巻上げを停止するなどの方法でもロープを緊張できる。
ψ検出フローS104は、振子初期振れ角θ(図1参照)と相関のある状態量ψを検出もしくは算出して、終了判定フローS105に遷移する。ここで、状態量ψについては後述する。
終了判定フローS105は、検出した状態量ψを用いて前記初期振れ角θが十分小さいと判定した場合は巻上げ操作許可フローS108に遷移し、前記初期振れ角θを小さくする必要があると判定した場合は、トロリ搬送方向判定フローS106に遷移する。
ここで、状態量ψの各例での終了判定の方法は後述する。トロリ搬送方向判定フローS106は、初期振れ低減機能における前回のトロリ11の搬送での前記初期振れ角θの変化を状態量ψによって判定し、今回のトロリ搬送方向を初期振れ角θが小さくなる方向に設定して、トロリ搬送フローS107に遷移する。
ここで、今回のトロリ移動方向は、前回のトロリ11の搬送で状態量ψにより前記初期振れ角θが小さくなったと判定した場合は前回と同じ方向に、前記初期振れ角θが大きくなったと判定した場合は逆方向に設定するなどで判定可能である。なお、初期振れ低減機能が開始されて第1回目のトロリ搬送方向判定フローS106では、所定の方向に搬送するなどでよい。
トロリ搬送フローS107は、前記搬送信号を生成して横行モータ111、走行モータ161、もしくはその両方に出力することで、設定された今回のトロリ移動方向にトロリを自動で横行、走行もしくはその両方を行って、ロープ緊張フローS103へ遷移する。
これにより、終了判定フローS105で初期振れ角θが十分小さいと判定されるまで、ロープ緊張とトロリ搬送を繰り返す。巻上げ操作許可フローS108は、オペレータによる巻上げ操作を有効化して、オペレータによる地切り操作を可能として、終了フローS109に遷移する。終了フローS109は、初期振れ低減機能を終了する。
ここで、初期振れ低減機能が終了して地切り操作が可能となったことを巻上げ機に表示することで、オペレータに通知してもよい。
また、前記繰り返すループはイベント毎に遷移してもよく、時間毎に遷移するなどでもよい。イベント毎としては、ループを繰り返す度にトロリ11が搬送される搬送距離が既定されている例などがある。時間毎としては、1回のループに掛る処理時間が既定されている例などがある。
また、ロープ緊張フローS103およびψ検出フローS104以外のフローでは、巻上げモータ112には前記印加トルクが印加されていても印加されていなくともよい。すなわち、ロープ13は緊張状態であっても緩和状態であってもよい。
例えば、トロリ搬送フローS107において巻上げモータ112に前記トルクが印加された場合、ロープ13が巻き上げられながらトロリ11は搬送されることで、ロープ13は常に緊張する。
また、例えば、トロリ搬送フローS107において巻上げモータ112に前記トルクが印加されない場合、トロリ11の搬送によってロープ13が緩和され、ロープ緊張フローS103でロープ13が緊張され、トロリ11の搬送に合わせてロープ13は緊張と緩和を繰り返す。
また、横行および走行可能な巻上げ機(図3参照)においては、終了判定フローS105は、横行と走行それぞれに対して、初期振れ角θが十分小さくなったかどうかを判定し、横行と走行の両方において初期振れ角θが十分小さくなったと判定した場合に巻上げ操作許可フローS108に遷移する。
例えば、図4においてループが繰り返される際、交互に横行と走行のトロリ搬送と終了判定を行うことで、横行および走行可能な巻上げ機においても、吊荷30の鉛直上方にトロリ11を配置できる。
また、別の例として、はじめに横行方向に対して終了判定フローS105が初期振れ角θは十分小さくなったと判定するまでループを繰り返した後、走行方向に対して同様にループを繰り返すなどでも、吊荷30の鉛直上方にトロリ11を配置できる。尚、はじめに走行方向を行い、次に横行方向を行ってもよいことは言うまでもない。
横行、走行の状態量ψがそれぞれ独立に検出可能である場合などは、横行、走行を同時に行うことができ、短時間で吊荷30の上方にトロリ11を配置する事ができる。また、判定に用いる状態量ψは、ひとつの状態量である必要はなく、複数の状態量を用いてもよい。
次に、状態量ψの例について、図を用いて説明する。
図5は、初期振れ角θを状態量ψとする一例である。
図5(a)に示すように、振れ角表示器50は、表示版501と錘502とから構成され、フック131に固定される。錘502は、鉛直下向きに懸垂するよう取り付けられている。これにより、図5(b)の通り、初期振れ角θが、表示版501と錘502の成す角として表示される。また、エンコーダなどで前記成す角を観測すれば初期振れ角θが観測できる。
つまり、ψ検出フローS104は、初期振れ角θを状態量ψとして検出する。終了判定フローS105は、初期振れ角θが所定の値より小さければ初期振れ低減機能終了と判定するなどでよい。
これにより、トロリ搬送フローS107では、ψ検出フローS104で検出された初期振れ角θが小さくなる方向にトロリを自動で搬送する。
ここで、振れ角表示器50を横行方向、走行方向別々に配置すれば、横行、走行それぞれで独立に初期振れ角θを検出可能である。横行方向の初期振れ角に基づいてトロリ11を横行方向に搬送し、走行方向の初期振れ角に基づいてトロリ11を走行方向する。これにより、初期振れ低減機能において横行と走行を同時に行える。
また、振れ角表示器50は図5に示す構成でなくともよく、振れ角が検出可能であれば、ジャイロや加速度センサなど別の構成であってもよい。
図6は、初期振れ角θとロープ長との関係を示す模式図である。
図6に示すように、Lは前記振子支点からフック131の下部までの距離であり、巻上げエンコーダ1121で検出可能なロープ長を示す。フック高さRは、フック131の下部から吊荷重心301までの距離であり検出できない。また、重心高さHは前記振子支点と吊荷重心301との図中z方向の投射距離であり検出できない。ここで、前記ロープ長L、フック高さR、重心高さHの関係は(数1)および図7となる。
Figure 0007117852000001
図7は初期振れ角θとロープ長Lとの関係を示す図である。
図7に示すように、フック高さR、重心高さHは検出できないため、初期振れ角θが0度の際のロープ長Lの絶対値は分からない。しかし、トロリ11が水平搬送する場合、重心高さHは一定値のため、初期振れ角θが0度に近いほどロープ長Lは小さくなる。また、初期振れ角θが0度に近づくほどθに対するロープ長Lの変化率も小さくなる。
つまり、状態量ψ検出フローS104は、巻上げエンコーダ1121を用いてロープ長Lを状態量ψとして検出する。終了判定フローS105は、トロリ11を搬送した際のロープ長Lの変化量が所定の値より小さくなる、あるいは、ロープ長Lが小さくなるようトロリ11を搬送した際にロープ長Lが長くなり初期振れ角θの増加を検出した、などで初期振れ低減機能終了を判定できる。
これにより、トロリ搬送フローS107では、ψ検出フローS104で検出されたロープ長Lが小さくなる方向にトロリを自動で搬送する。
ここで、クレーンなどで前記振子支点を搬送した際に鉛直方向の変位が発生する巻上げ機においては、前記振子支点の搬送による重心高さHの変化分を推定して補償することで、同様にロープ長Lを状態量ψとできる。
図8は、初期振れ角θとロープ張力との関係を示す模式図である。
図8に示すように、fはフック131に掛る重力であり、Tはフック131を巻上げるためにロープ13に掛る張力である。ロープ張力Tは、ロープ13を緊張するために巻上げモータ112に印加したトルクである。ここで、フック重力f、ロープ張力Tと初期振れ角θとの関係は(数2)および図9となる。
Figure 0007117852000002
図9は初期振れ角θとロープ張力Tとの関係を示す図である。
図9に示すように、フック重力fは一定値のため、初期振れ角θが0度に近いほどロープ張力Tは小さくなり、初期振れ角θが0度に近づくほどθに対するロープ張力Tの変化率も小さくなる。
つまり、状態量ψ検出フローS104は、ロープ13を緊張させた際の巻上げモータ112に印加されたトルクを用いてロープ張力Tを状態量ψとして検出する。終了判定フローS105は、トロリ11を搬送した際のロープ張力Tの変化量が所定の値より小さくなる、あるいへ、ロープ張力Tが小さくなるようトロリ11を搬送した際にロープ張力Tが大きくなり初期振れ角θの増加を検出した、などで初期振れ低減機能終了を判定できる。
これにより、トロリ搬送フローS107では、ψ検出フローS104で検出されたロープ張力Tが小さくなる方向にトロリを自動で搬送する。
図10は、初期振れ角θ0とトロリ外力との関係を示す模式図である。
図10に示すように、Fは、フック131を巻上げてロープ13を緊張させること生じるトロリ11に掛る外力である。ここで、前記フック重力fと前記ロープ張力T、トロリ外力Fとの関係は、数3および図11となる。
Figure 0007117852000003
図11は初期振れ角θとトロリ外力Fとの関係を示す図である。
図11に示すように、フック重力fは一定値のため、初期振れ角θが0度に近いほどトロリ外力Fは0に近くなる。
図12はトロリ外力Fを検出する手段の一例を示すブロック線図である。
図12において、u0は制御部12で演算されたトロリ11を搬送するための駆動力指令である。トロリ11は、駆動力指令u0とトロリ外力Fとによる駆動力u1により、トロリ動特性に基づいて搬送される。
u2はトロリ11の搬送に基づく物理量であり、変位、速度、加速度などである。観測もしくは推定された搬送物理量u2に対してトロリ動特性の逆モデルに基づいて演算すると、駆動力u1の推定値である推定駆動力u1が推定できる。この推定駆動力u1と駆動力指令u0を用いることで、トロリ外力の推定値である推定トロリ外力Fが求まる。
つまり、状態量ψ検出フローS104は、ロープ13を緊張させた状態のトロリ外力Fもしくは推定トロリ外力Fを状態量ψとして検出する。終了判定フローS105は、トロリ外力Fもしくは推定トロリ外力Fが所定の値より小さくなる、あるいは、トロリ外力Fもしくは推定トロリ外力Fが小さくなるようトロリ11を搬送した際にトロリ外力Fもしくは推定トロリ外力Fの方向(符号)が反転して初期振れ角θの増加を検出した、などで初期振れ低減機能終了を判定できる。
これにより、トロリ搬送フローS107では、ψ検出フローS104で検出されたトロリ外力Fまたは推定トロリ外力Fが小さくなる方向にトロリを自動で搬送する。
ここで、図12に示すブロックを横行方向、走行方向それぞれで構成することにより、横行、走行それぞれで独立にトロリ外力Fが独立に推定可能となる。横行方向のトロリ外力に基づいてトロリ11を横行方向に搬送し、走行方向のトロリ外力に基づいてトロリ11を走行方向に搬送することで、初期振れ低減機能において横行と走行が同時に行える。
実施例1の巻上げ機は、搬送指令を自動生成することで、初期振れ低減機能における横行、走行を自動で行う。
実施例2では、初期振れ低減機能における横行、走行をオペレータ操作により行い、この際オペレータに初期振れ角θを表す状態量ψを表示する表示部を有することでオペレータ操作を補助する。
すなわち、図4において、ψ検出フローS104は検出したψをオペレータに表示し、終了判定フローS105、トロリ搬送方向判定フローS106、トロリ搬送フローS107はオペレータ操作により行う。
ψ検出フローS104は、検出した状態量ψをオペレータに表示する。状態量ψはトロリ11や操作端末14など、巻上げ機10の構成要素であればどこに表示されてもよい。また、状態量ψは、数値的に表示される必要はなく、バーグラフや図5の振れ角表示器のように機構的に表示されてもよい。
終了判定フローS105では、オペレータは、前記表示に基づき、初期振れ角θが所望の角度より小さいことを判断して、操作端末14を操作することで巻上げ操作許可フローS108に遷移させる。
この際、状態量ψに基づいた終了判定を自動でも行い、前記自動判定が初期振れ低減機能終了を判定した場合に、音は光などの表示でオペレータに通知することにより、オペレータによる前記操作の補助を行ってもよい。
また、前記操作は、例えば初期振れ低減機能開始時に押下げたボタンを押上げるといった明示的な初期振れ低減機能終了操作に限らず、例えば地切りのための巻上げ操作であってもよい。
トロリ搬送方向判定フローS106では、オペレータは前記状態量ψに基づく表示により、初期振れ角θが小さくなる方向を判断する。この際、トロリ搬送方向を状態量ψに基づいて自動での判定も行い、トロリ搬送方向をオペレータに表示することで判断の補助としてもよい。
トロリ搬送フローS107では、オペレータは操作端末14を操作することでトロリ搬送方向にトロリ11を搬送する。この際、オペレータ操作によるトロリの搬送が、トロリ搬送方向判定フローS106で自動判定されたトロリ搬送方向と違った場合、音や光などの表示でオペレータに通知することで、オペレータによる搬送操作を補助してもよい。
また、初期振れ低減機能は、実施例2のオペレータ操作による初期振れ角θを低減する機能と実施例1の自動搬送による機能とを併せもってもよい。これにより、オペレータ毎が選択的に初期振れ低減機能を使い分けることができる。また、オペレータによる初期振れ低減機能により粗く初期振れ角θを低減した後に、前記自動搬送の機能で精度よく初期振れ角θを低減するといった運用が可能となる。
10 巻上げ機
11 トロリ
111 横行モータ
1111 横行輪
1112 横行シャフト
112 巻上げモータ
1121 巻上げエンコーダ
1122 巻上げドラム
1123 巻上げシャフト
12 制御部
13 ロープ
131 フック
14 操作端末
141 搬送操作部
142 通信部
15 ビーム
16 走行装置
161 走行モータ
17 走行制御部
18 走行ビーム
20 玉掛けロープ
30 吊荷
301 吊荷重心
40 床面
50 振れ角表示器
501 表示版
502 錘

Claims (7)

  1. 自走手段により搬送されるトロリと、
    前記トロリに搭載された巻上げモータと、
    前記巻上げモータに取り付けられた巻上げドラムと、
    前記巻上げドラムに取り付けられたロープと、
    前記ロープに取り付けられたフックと、
    前記ロープの巻上げと前記トロリの搬送を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記フックを介して吊り下げされた吊荷が床面から離れる地切り前に、前記トロリを搬送し、
    前記制御部は、
    前記吊荷の鉛直上方に前記トロリが配置されるように、前記地切り前に前記ロープを緊張させて前記トロリを搬送する初期振れ低減機能を有し、
    前記制御部は、
    前記初期振れ低減機能を作動させたときに、
    オペレータ操作に基づく、前記巻上げモータによる前記ロープの巻上げ操作を無効化した状態で、前記巻上げモータに前記フックを巻上げ可能な所定のトルクを印加することにより前記吊荷を地切りすることなく前記ロープを緊張させ所定の状態量を検出し、
    検出した前記状態量に基づいて、前記巻上げ操作と前記トロリの搬送操作のいずれかの操作を有効にし、
    前記状態量に基づいて前記初期振れ低減機能が解除された場合には、オペレータの前記巻上げ操作に基づく前記巻上げモータによる前記ロープの巻上げを可能とし、
    前記状態量に基づいて前記巻上げ操作を有効にした場合には、前記初期振れ低減機能の前記巻上げ操作に基づく前記巻上げモータによる前記ロープへの前記トルクの印加を可能とし、
    前記状態量に基づいて前記トロリの搬送操作を有効にした場合には、前記オペレータ操作の前記巻上げ操作を無効にして、前記オペレータもしくは前記初期振れ低減機能の前記搬送操作に基づいて前記トロリを所定の方向に搬送することを特徴とする巻上げ機。
  2. 前記制御部は、
    前記地切り時に発生する前記吊荷の初期振れの初期振れ角を前記状態量として検出し、
    前記初期振れ角が小さくなる方向に前記トロリを搬送することを特徴とする請求項1に記載の巻上げ機。
  3. 前記制御部は、
    前記ロープの長さを前記状態量として検出し、前記ロープの長さが小さくなる方向に前記トロリを搬送することを特徴とする請求項1に記載の巻上げ機。
  4. 前記制御部は、
    前記ロープに掛る張力を前記状態量として検出し、前記張力が小さくなる方向に前記トロリを搬送することを特徴とする請求項1に記載の巻上げ機。
  5. 前記制御部は、
    前記ロープを緊張させることにより前記トロリに掛る外力を前記状態量として検出し、前記外力が小さくなる方向に前記トロリを搬送することを特徴とする請求項1に記載の巻上げ機。
  6. 前記制御部は、
    搬送指令を自動生成して、前記トロリの搬送を自動で行うことを特徴とする請求項1に記載の巻上げ機。
  7. オペレータが操作する操作端末を更に有し、
    前記制御部は、
    前記操作端末からの操作信号に応答して、前記トロリの搬送を行うことを特徴とする請求項1に記載の巻上げ機。
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