JP3261169B2 - 遠隔監視制御システムの端末機能の設定器 - Google Patents
遠隔監視制御システムの端末機能の設定器Info
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Description
重接続方式で接続された端末器の機能をワイヤレス信号
を用いて設定する遠隔監視制御システムの端末機能の設
定器に関するものである。
て、図3に示すような構成のものが知られている。主制
御装置41には、2線式の信号線Lsを介して、スイッ
チS1 〜S4 の操作を監視する複数個の監視用端末器4
2、負荷L1 〜L4 を制御する複数個の制御用端末器4
3などが接続される。監視用端末器42、制御用端末器
43には、それぞれ個別のアドレスデータが設定され、
このアドレスデータを用いて主制御装置41が監視用端
末器42、制御用端末器43を認識する。
(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出する。
すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示すスター
トパルスST、信号モードを示すモードデータ信号M
D、監視用端末器42や制御用端末器43を各別に呼び
出すためのアドレスデータを伝送するアドレスデータ信
号AD、負荷L1 〜L4 を制御する制御データを伝送す
る制御データ信号CD、伝送エラーを検出するためのチ
ェックサムデータ信号CS、監視用端末器42や制御用
端末器43からの返送信号を受信するタイムスロットで
ある信号返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分
割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送
されるようになっている。
43では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsの
アドレスデータが設定されているアドレスデータに一致
すると、伝送信号Vsの制御データを取り込むととも
に、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視デ
ータ信号を電流モード(信号線Lsを適当な低インピー
ダンスを介して短絡することにより送出される信号)と
して返送する。
信号MDをダミーモードとし、各監視用端末器42およ
び制御用端末器43には設定されていない空きアドレス
をアドレスデータとして備えたダミー伝送信号を送出す
るダミー信号送信手段が設けられる。主制御装置41に
は、監視用端末器42のうちのいずれかから発生した図
4(c)のような割り込み信号Viを受信したときに割
り込み信号を発生した監視用端末器42を検出した後、
その監視用端末器42をアクセスして監視データを返送
させる割り込み処理手段も設けられる。すなわち、常時
はダミー信号送信手段によってダミー信号を信号線Ls
に送出し、監視用端末器42から発生した割り込み信号
Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号STに同期
して検出すると、割り込み処理手段によって主制御装置
41からモードデータ信号MDをアドレス確認モードと
した伝送信号Vsを送出するのである。割り込み信号V
iを発生した監視用端末器42は、アドレス確認モード
の伝送信号Vsを受信すると、この伝送信号Vsの信号
返送期間WTに同期して監視用端末器42に設定されて
いるアドレスデータを返送する。このようにして主制御
装置41では割り込み信号Viを発生した監視用端末器
のアドレスを獲得し、獲得したアドレスを用いて監視用
端末器42をアクセスすることによって、監視用端末器
42からの監視データを受け取るのである。
ら返送された監視データに基づいて、スイッチS1 〜S
4 に対する対応関係があらかじめ設定されている負荷L
1 〜L4 を接続した制御用端末器43に伝送する制御デ
ータを作成するとともに、その制御データを含む伝送信
号Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御用端末器4
3に制御データを伝送して負荷L1 〜L4 を制御する。
器43は、図5のような構成を有している(図では監視
用端末器42を示している)。すなわち、マイクロプロ
セッサを内蔵した専用の集積回路よりなる信号処理部2
1を備え、信号処理部21に接続されたスイッチS1 〜
S3 の操作によって負荷L1 〜L3 をオン遅延させたり
オフ遅延させたりするような機能を、記憶部22に格納
された機能データによって設定できるようになってい
る。また、アドレスデータも記憶部22に格納される。
記憶部22にはEEPROMが用いられ、信号処理部2
1を通して内容が書換可能になっている。監視用端末器
42の電源は、信号端子T1 ,T2 に接続される信号線
Ls上の伝送信号を全波整流し安定化することによって
得られるのであって、伝送信号から電源を得るための電
源回路23が設けられる。伝送信号はトランジスタQ1
を介して入力され、返送信号はトランジスタQ2 および
抵抗R2 を用いて電流モードの信号として信号線Lsに
送出される。さらに、信号処理部21のクロック周期を
決める水晶振動子X、電源投入時に信号処理部21をリ
セットするリセット回路24、負荷L1 〜L3 の動作状
態を表示する発光ダイオードよりなる表示ランプLD11
〜LD32などが、信号処理部21に接続される。表示ラ
ンプLD11〜LD32は、各負荷L1 〜L3 のオンとオフ
とをそれぞれ表示するように、各負荷L1 〜L3 ごとに
2個ずつ設けられている。
44(図3参照)からの赤外線によるワイヤレス信号に
よって設定される。設定器44は、記憶部22に格納す
る機能データおよびアドレスデータの設定、確認、修正
を行うことができるように構成され、各モードのワイヤ
レス信号を伝送することによって、信号処理部21が対
応する処理を行うようになっている。ワイヤレス信号の
授受のために、信号処理部21には、フォトダイオード
のような受光素子Pを備えたワイヤレス受信部25と発
光ダイオードのような投光素子Lを備えたワイヤレス送
信部26とが接続される。また、ワイヤレス信号を正常
に受信したときには、ワイヤレス送信部26からは設定
器44に対して受信確認のワイヤレス信号が送出され
る。受光素子Pと投光素子Lとは隣接して配置され、端
末器のケースに投光窓を兼ねて形成された受光窓45
(図6参照)を通してワイヤレス信号を授受するように
なっている。
を備え、図6に示すように、各スイッチの操作部となる
ハンドル33を設定器本体30の上面に備えている。設
定機本体30の前端面には赤外線のワイヤレス信号を送
出するための窓部36が形成されており、設定器44の
使用にあたっては、監視用端末器42や制御用端末器4
3のケースに設けた受光窓45に窓部36を近接させて
使用される。
定器44は、監視用端末器42や制御用端末器43に対
して近接して使用されるものであるから、ワイヤレス信
号は非常に微弱なものであって、監視用端末器42や制
御用端末器43の受光窓45と設定器44の窓部36と
の位置が正確に一致していないと、ワイヤレス信号が確
実に授受されないものである。しかしながら、上記構成
では、ワイヤレス信号が赤外線であるから、ワイヤレス
信号がどの方向に送出されているかを目視することがで
きず、監視用端末器42や制御用端末器43と設定器4
4との位置合わせが難しいという問題がある。
のであり、端末器と設定器との間でワイヤレス信号を確
実に授受できるように位置を合わせるのを容易にした遠
隔監視制御システムの端末機能の設定器を提供しようと
するものである。
達成するために、信号線を介して主制御装置に時分割多
重接続方式で接続された端末器に対して操作部での操作
に対応したワイヤレス信号を送出することによって、端
末器の機能を設定する機能データや端末器のアドレスを
設定するアドレスデータを端末器に設けた記憶部に書き
込む遠隔監視制御システムの端末機能の設定器におい
て、上記ワイヤレス信号を可視光線として送受する投光
手段および受光手段を設けているのである。
を端末器と設定器との間で送受できるように可視光線の
投光手段および受光手段を設けているので、端末器に対
してワイヤレス信号を送出すれば、端末器に対してワイ
ヤレス信号が送出されている位置を明るくしたり着色し
たりすることができ、目視によってワイヤレス信号の送
出位置を確認することができるのである。すなわち、ワ
イヤレス信号を確実に授受できるように位置を合わせる
のが容易になるのである。
から、相違点を中心に説明する。設定器44は、図2に
示すように、端末器にワイヤレス信号を送出する発光ダ
イオードよりなる投光素子16と、端末器からのワイヤ
レス信号を受光するフォトダイオードよりなる受光素子
17とを備える。投光素子16および受光素子17は可
視光線を送受するものであって、マイクロプロセッサを
備えた専用の集積回路よりなる制御部10に対して光送
受信回路13を介して接続される。液晶表示器よりなる
表示器12は表示器駆動回路15を通して制御部10か
らの出力に対応した表示を行う。表示器12は、セグメ
ント式の表示部とマトリクス式の表示部とを併せて備
え、表示器駆動回路15との間で、セグメント式の表示
部に対するセグメント線Dsと、マトリクス式の表示部
に対するコモン線Dcとを介して接続される。また、表
示器駆動回路15は、制御部10との間でアドレスバス
BaおよびデータバスBdを介して接続され、表示器駆
動回路15に対して制御部10から入力された信号に応
じて表示器12に表示されるようになっている。操作部
となるスイッチ群はキーマトリクス11を構成して制御
部10に接続される。また、圧電ブザーを駆動する発音
回路18が設けられており、送信確認などの報知を行う
ようになっている。制御部10は、電源の投入時にリセ
ット回路19によってリセットされる。
プリント基板32a,32bに実装されて、設定器本体
30に収納される。設定器本体30は、合成樹脂の成形
品であるボディ31aおよびカバー31bを結合して形
成されており、また電源として電池を用いているから、
ボディ31aには電池カバー31cが着脱自在に取着さ
れている。設定器本体30の外側面において投光素子1
6および受光素子17に対向する部位には、図1に示す
ように、可視光線を透過させるように透光性材料により
突台状に形成された窓部36が突設される。窓部36の
先端面は平坦に形成されている。
クス11を構成する複数のスイッチが実装される。各ス
イッチを操作するためのハンドル33は、シリコンゴム
のようなゴムにより形成されたシート状の操作シート3
4の表面に凸部として形成されており、この凸部である
ハンドル33に押力を作用させると、キートリクス11
の各スイッチを操作することができるようになってい
る。すなわち、いわゆるラバースイッチが構成されてい
る。また、表示器12の背面側には発光ダイオードより
なるバックライト35が配設されており、バックライト
35を点灯させることによって、表示器12の表示内容
が見やすくなるようにしてある。
定化して各回路に供給しており、安定化するための電源
回路の出力には比較的大きな容量のコンデンサCが接続
されている。このコンデンサCは、ワイヤレス信号の送
受信を行う際の電源回路の出力容量の不足を補うために
設けられている。したがって、電池容量や電源回路の容
量を小さくすることができ、設定器44の小形化につな
がるのである。
ヤレス信号を端末器と設定器との間で送受できるように
可視光線の投光手段および受光手段を設けているので、
端末器に対してワイヤレス信号を送出すれば、端末器に
対してワイヤレス信号が送出されている位置を明るくし
たり着色したりすることができ、目視によってワイヤレ
ス信号の送出位置を確認することができるという効果を
奏する。すなわち、ワイヤレス信号を確実に授受できる
ように位置を合わせるのが容易になるという利点があ
る。
図である。
図である。
視用端末器の回路図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 信号線を介して主制御装置に時分割多重
接続方式で接続された端末器に対して操作部での操作に
対応したワイヤレス信号を送出することによって、端末
器の機能を設定する機能データや端末器のアドレスを設
定するアドレスデータを端末器に設けた記憶部に書き込
む遠隔監視制御システムの端末機能の設定器において、
上記ワイヤレス信号を可視光線として送受する投光手段
および受光手段を設けて成ることを特徴とする遠隔監視
制御システムの端末機能の設定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22662092A JP3261169B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 遠隔監視制御システムの端末機能の設定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22662092A JP3261169B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 遠隔監視制御システムの端末機能の設定器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678363A JPH0678363A (ja) | 1994-03-18 |
JP3261169B2 true JP3261169B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=16848060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22662092A Expired - Fee Related JP3261169B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 遠隔監視制御システムの端末機能の設定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3261169B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP22662092A patent/JP3261169B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0678363A (ja) | 1994-03-18 |
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