JP3259287B2 - 車両用オイルパンの構造 - Google Patents
車両用オイルパンの構造Info
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- JP3259287B2 JP3259287B2 JP24692391A JP24692391A JP3259287B2 JP 3259287 B2 JP3259287 B2 JP 3259287B2 JP 24692391 A JP24692391 A JP 24692391A JP 24692391 A JP24692391 A JP 24692391A JP 3259287 B2 JP3259287 B2 JP 3259287B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用オイルパンの
構造に係り、特にオイルパンの形状の自由度を大きく
し、スペースの有効利用を図り得る車両用オイルパンの
構造に関する。
構造に係り、特にオイルパンの形状の自由度を大きく
し、スペースの有効利用を図り得る車両用オイルパンの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の内燃機関においては、各部の潤
滑を施すためのオイルを貯留するオイルパンが下部に取
付けられている。
滑を施すためのオイルを貯留するオイルパンが下部に取
付けられている。
【0003】即ち、図3に示す如く、車両用の内燃機関
102において、オイルパン104は、板金製であり、
シリンダブロック106の下部で、且つ中心が内燃機関
102の略中心線L上に取付けられ、下方に大きく突出
して断面が略四角形に形成されている。
102において、オイルパン104は、板金製であり、
シリンダブロック106の下部で、且つ中心が内燃機関
102の略中心線L上に取付けられ、下方に大きく突出
して断面が略四角形に形成されている。
【0004】また、オイルパンにあっては、ロア部とア
ッパ部とに二分割して構成されたものがある。このよう
なオイルパンは、強度上のことを考慮すると、上半分の
アッパ部をアルミダイカスト製とし、図3に示すよう
に、断面が略四角形のものがほとんどである。
ッパ部とに二分割して構成されたものがある。このよう
なオイルパンは、強度上のことを考慮すると、上半分の
アッパ部をアルミダイカスト製とし、図3に示すよう
に、断面が略四角形のものがほとんどである。
【0005】更に、図4に示す如く、内燃機関202を
傾斜させて車体に搭載した場合に、オイルパン204が
地上面と略平行の最低地上高さの線Xよりも下方に突設
させないために、オイルパン204の下部の形状を変更
して地上面と略平行の最下面206を形成している。
傾斜させて車体に搭載した場合に、オイルパン204が
地上面と略平行の最低地上高さの線Xよりも下方に突設
させないために、オイルパン204の下部の形状を変更
して地上面と略平行の最下面206を形成している。
【0006】オイルパンの構造としては、例えば、実開
昭54−71032号公報、特開昭61−261615
号公報に開示されている。実開昭54−71032号公
報に記載のものは、下底部に前輪駆動シャット挿通用の
凹所を機体の前後方向に亘って設け、凹所には凹所を遮
閉する如くボスを任意の個所に設け、ボスには凹所の長
手方向に沿って前輪駆動シャフトの軸受け部を開口させ
るととも、軸受け部の下部には軸受け部に対して直交方
向に通孔を開口させて、凹所により左右に分断されたオ
イル溜りを相互に連通させた構成である。また、特開昭
61−261615号公報に記載のものは、クランクケ
ース内において、シリンダブロックにおける落し孔又は
ブローバイガス通路のクランクケース内への開口部に、
重錘付きの弁を開閉自在に設けることにより、自動車の
方向旋回時においてオイルパン内の潤滑油がオイル落し
孔又はブローバイガス通路を通ってシリンダヘッド上面
の動力弁機構室に逆流するのを防止するものである。
昭54−71032号公報、特開昭61−261615
号公報に開示されている。実開昭54−71032号公
報に記載のものは、下底部に前輪駆動シャット挿通用の
凹所を機体の前後方向に亘って設け、凹所には凹所を遮
閉する如くボスを任意の個所に設け、ボスには凹所の長
手方向に沿って前輪駆動シャフトの軸受け部を開口させ
るととも、軸受け部の下部には軸受け部に対して直交方
向に通孔を開口させて、凹所により左右に分断されたオ
イル溜りを相互に連通させた構成である。また、特開昭
61−261615号公報に記載のものは、クランクケ
ース内において、シリンダブロックにおける落し孔又は
ブローバイガス通路のクランクケース内への開口部に、
重錘付きの弁を開閉自在に設けることにより、自動車の
方向旋回時においてオイルパン内の潤滑油がオイル落し
孔又はブローバイガス通路を通ってシリンダヘッド上面
の動力弁機構室に逆流するのを防止するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のオイ
ルパンの構造においては、オイルパンの断面が略四角形
であるので、内燃機関を車体に搭載した場合に、内燃機
関の下方で且つオイルパンの側面にデッドスペースが形
成されるとともに、図4に示す如く、内燃機関を傾斜さ
せて車両に搭載した場合に、製造上の理由で、最低地上
高さの線Xで、オイルパンの底面側に第1デッドスペー
スS1が形成されるとともに、オイルパンの側面でシリ
ンダブロックの下方に第2デッドスペースS2が形成さ
れ、スペースの有効利用が図れないという不都合があ
る。
ルパンの構造においては、オイルパンの断面が略四角形
であるので、内燃機関を車体に搭載した場合に、内燃機
関の下方で且つオイルパンの側面にデッドスペースが形
成されるとともに、図4に示す如く、内燃機関を傾斜さ
せて車両に搭載した場合に、製造上の理由で、最低地上
高さの線Xで、オイルパンの底面側に第1デッドスペー
スS1が形成されるとともに、オイルパンの側面でシリ
ンダブロックの下方に第2デッドスペースS2が形成さ
れ、スペースの有効利用が図れないという不都合があ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去すべく、車両に搭載する内燃機関の下
部にオイルパンを取付ける車両用オイルパンの構造にお
いて、前記オイルパンを側面視で三角形状に形成すべく
この三角形状の底辺を構成する最下面と前記内燃機関の
下部に接する取付面と斜面とを連続して設け、前記最下
面を地上面と略平行に位置して設けるとともに前記最下
面に対して前記取付面を所定角度で傾斜させて設け、前
記オイルパンの前記最下面よりも上方で且つ前記内燃機
関のクランク軸よりも下方であって前記オイルパンの前
記斜面近傍に車輪用ドライブ軸を配置し、前記オイルパ
ンの一側を前記クランク軸に対して前記車輪用ドライブ
軸側に延設し、このオイルパンの延設部位を前記車輪用
ドライブ軸の下方の外側に配設したことを特徴とする。
また、車両に搭載する内燃機関の下部にオイルパンを取
付ける車両用オイルパンの構造において、前記内燃機関
の中心線を水平線に対して傾斜して配置し、この傾斜さ
せた内燃機関にはクランク軸よりも上方に補機を設け、
前記オイルパンの最下面を地上面と略平行に位置して設
け、前記オイルパンを側面視で三角形状に形成すべくこ
の三角形状の底辺を構成する前記最下面と前記内燃機関
の下部に接する取付面と斜面とを連続して設け、前記最
下面を前記地上面と略平行に位置して設けるとともに前
記最下面に対して前記取付面を所定角度で傾斜させて設
け、前記オイルパンの前記斜面近傍に車輪用ドライブ軸
を配置するとともに前記オイルパンの一側を前記クラン
ク軸に対して前記車輪用ドライブ軸側に延設し、前記車
輪用ドライブ軸を前記補機と前記オイルパンの延設部位
との間に配置したことを特徴とする。
述の不都合を除去すべく、車両に搭載する内燃機関の下
部にオイルパンを取付ける車両用オイルパンの構造にお
いて、前記オイルパンを側面視で三角形状に形成すべく
この三角形状の底辺を構成する最下面と前記内燃機関の
下部に接する取付面と斜面とを連続して設け、前記最下
面を地上面と略平行に位置して設けるとともに前記最下
面に対して前記取付面を所定角度で傾斜させて設け、前
記オイルパンの前記最下面よりも上方で且つ前記内燃機
関のクランク軸よりも下方であって前記オイルパンの前
記斜面近傍に車輪用ドライブ軸を配置し、前記オイルパ
ンの一側を前記クランク軸に対して前記車輪用ドライブ
軸側に延設し、このオイルパンの延設部位を前記車輪用
ドライブ軸の下方の外側に配設したことを特徴とする。
また、車両に搭載する内燃機関の下部にオイルパンを取
付ける車両用オイルパンの構造において、前記内燃機関
の中心線を水平線に対して傾斜して配置し、この傾斜さ
せた内燃機関にはクランク軸よりも上方に補機を設け、
前記オイルパンの最下面を地上面と略平行に位置して設
け、前記オイルパンを側面視で三角形状に形成すべくこ
の三角形状の底辺を構成する前記最下面と前記内燃機関
の下部に接する取付面と斜面とを連続して設け、前記最
下面を前記地上面と略平行に位置して設けるとともに前
記最下面に対して前記取付面を所定角度で傾斜させて設
け、前記オイルパンの前記斜面近傍に車輪用ドライブ軸
を配置するとともに前記オイルパンの一側を前記クラン
ク軸に対して前記車輪用ドライブ軸側に延設し、前記車
輪用ドライブ軸を前記補機と前記オイルパンの延設部位
との間に配置したことを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明の構成によれば、オイルパンの断面が
略三角形に形成されることになり、車輪用ドライブ軸を
軸用空間で内燃機関の近傍に配設させることができ、ま
た、傾斜した内燃機関においても、オイルパンのオイル
容量を十分確保させることができ、しかも、車体レイア
ウト上のデッドスペースを利用してオイルパンの一部を
延設させ、スペースの有効利用を図ることができる。
略三角形に形成されることになり、車輪用ドライブ軸を
軸用空間で内燃機関の近傍に配設させることができ、ま
た、傾斜した内燃機関においても、オイルパンのオイル
容量を十分確保させることができ、しかも、車体レイア
ウト上のデッドスペースを利用してオイルパンの一部を
延設させ、スペースの有効利用を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1、図2は、この発明の実施
例を示すものである。図1において、2は車両(図示せ
ず)に搭載する内燃機関、4はシリンダブロック、6は
シリンダヘッド、8はクランク軸、10は補機であるオ
ルタネータ、12は車輪用ドライブ軸である。
且つ具体的に説明する。図1、図2は、この発明の実施
例を示すものである。図1において、2は車両(図示せ
ず)に搭載する内燃機関、4はシリンダブロック、6は
シリンダヘッド、8はクランク軸、10は補機であるオ
ルタネータ、12は車輪用ドライブ軸である。
【0011】内燃機関2は、中心線Cが水平線Hに対し
角度αで傾斜して車体(図示せず)に搭載される。そし
て、この傾斜した内燃機関2には、クランク軸8の上方
にオルタネータ10が取り付けられる。
角度αで傾斜して車体(図示せず)に搭載される。そし
て、この傾斜した内燃機関2には、クランク軸8の上方
にオルタネータ10が取り付けられる。
【0012】この内燃機関2の下部には、内燃機関2の
各部に供給するオイルを貯留するオイルパン14が取付
けられる。このオイルパン14は、中心線Gが内燃機関
2の中心線Cと一致せず、片寄って設置されている。
各部に供給するオイルを貯留するオイルパン14が取付
けられる。このオイルパン14は、中心線Gが内燃機関
2の中心線Cと一致せず、片寄って設置されている。
【0013】オイルパン14は、ロア部16とアッパ部
18とからなり、側面視で三角形状に形成すべくこの三
角形状の底辺を構成する最下面24と内燃機関2の下部
に接する取付面28と斜面である空間形成面34とが連
続して構成される。ロア部16は、板金製である。この
ロア部16には、周縁にロア取付フランジ20が形成さ
れているとともに、一側にドレンナット22が付設され
ている。このロア部16の他側は、シリンダブロック6
の下部位まで延設されている。また、オイルパン14の
下面であるロア部16の最下面24は、地上面(図示せ
ず)と略平行の最低地上高さの線X上に位置している。
18とからなり、側面視で三角形状に形成すべくこの三
角形状の底辺を構成する最下面24と内燃機関2の下部
に接する取付面28と斜面である空間形成面34とが連
続して構成される。ロア部16は、板金製である。この
ロア部16には、周縁にロア取付フランジ20が形成さ
れているとともに、一側にドレンナット22が付設され
ている。このロア部16の他側は、シリンダブロック6
の下部位まで延設されている。また、オイルパン14の
下面であるロア部16の最下面24は、地上面(図示せ
ず)と略平行の最低地上高さの線X上に位置している。
【0014】前記アッパ部16は、図2に示す如く、断
面が略三角形に形成されている。このアッパ部16に
は、前記ロア取付フランジ20に接合して取付けられる
アッパ取付フランジ26と、このアッパ取付フランジ2
6に対して所定角度θで内燃機関2の下部に接して取付
けられる取付面28を有する機関取付フランジ30と、
車輪用ドライブ軸12が配置される軸用空間32を形成
する窪んだ斜面である空間形成面34とが設けられてい
る。よって、車輪用ドライブ軸12は、斜面である空間
形成面34近傍に配設される。また、取付面28は、最
下面24に対して所定角度θで傾斜して設けられる。空
間形成面34は、図2に示す如く、前記最下面24と略
平行に形成されたアッパ取付フランジ26のフランジ下
面36及び取付面28に交差して設けられている。これ
により、アッパ部16は、アッパ取付フランジ26と取
付面28と空間形成面34とによって、断面が略三角形
に形成される。従って、車輪用ドライブ軸12は、オイ
ルパン14の最下面24よりも上方で且つクランク軸8
よりも下方で、オイルパン14の近傍に配置されるもの
である。
面が略三角形に形成されている。このアッパ部16に
は、前記ロア取付フランジ20に接合して取付けられる
アッパ取付フランジ26と、このアッパ取付フランジ2
6に対して所定角度θで内燃機関2の下部に接して取付
けられる取付面28を有する機関取付フランジ30と、
車輪用ドライブ軸12が配置される軸用空間32を形成
する窪んだ斜面である空間形成面34とが設けられてい
る。よって、車輪用ドライブ軸12は、斜面である空間
形成面34近傍に配設される。また、取付面28は、最
下面24に対して所定角度θで傾斜して設けられる。空
間形成面34は、図2に示す如く、前記最下面24と略
平行に形成されたアッパ取付フランジ26のフランジ下
面36及び取付面28に交差して設けられている。これ
により、アッパ部16は、アッパ取付フランジ26と取
付面28と空間形成面34とによって、断面が略三角形
に形成される。従って、車輪用ドライブ軸12は、オイ
ルパン14の最下面24よりも上方で且つクランク軸8
よりも下方で、オイルパン14の近傍に配置されるもの
である。
【0015】また、前記オイルパン14は、図1に示す
如く、ドレンナット22が取付けられた一側の下端部
が、クランク軸8に対して車輪用ドライブ軸12側で、
車輪用ドライブ軸12の中心Oよりも距離Dだけ側方に
延設されている。また、このオイルパン14の一側の下
端部の延設部位は、車輪用ドライブ軸12の中心Oより
も下方で外側に配置される。更に、車輪用ドライブ軸1
2は、補機であるオルタネータ10とオイルパン14の
一側の下端部の延設部位との間のオイルパン14の近傍
に配置される。
如く、ドレンナット22が取付けられた一側の下端部
が、クランク軸8に対して車輪用ドライブ軸12側で、
車輪用ドライブ軸12の中心Oよりも距離Dだけ側方に
延設されている。また、このオイルパン14の一側の下
端部の延設部位は、車輪用ドライブ軸12の中心Oより
も下方で外側に配置される。更に、車輪用ドライブ軸1
2は、補機であるオルタネータ10とオイルパン14の
一側の下端部の延設部位との間のオイルパン14の近傍
に配置される。
【0016】次に、この実施例の作用を説明する。
【0017】内燃機関2の稼働の際に、オイルパン14
内のオイルが内燃機関2の各部に供給されて潤滑を施
す。
内のオイルが内燃機関2の各部に供給されて潤滑を施
す。
【0018】ところで、この実施例にあっては、オイル
パン14の断面が略三角形に形成されることから、図1
に示す如く、傾斜した内燃機関2においても、最低地上
高さの線X上にオイルパン14の最下面24を位置させ
るとともに、オイルパン14の一側の下端部を車輪用ド
ライブ軸12の中心Oよりも下方に延設しているので、
オイルパン14のオイル容量を十分に確保させることが
できる。
パン14の断面が略三角形に形成されることから、図1
に示す如く、傾斜した内燃機関2においても、最低地上
高さの線X上にオイルパン14の最下面24を位置させ
るとともに、オイルパン14の一側の下端部を車輪用ド
ライブ軸12の中心Oよりも下方に延設しているので、
オイルパン14のオイル容量を十分に確保させることが
できる。
【0019】また、オイルパン14には軸用空間32の
ための窪んだ空間形成面34が形成されているので、車
輪用ドライブ軸12を内燃機関2の近くに配設可能とな
る。
ための窪んだ空間形成面34が形成されているので、車
輪用ドライブ軸12を内燃機関2の近くに配設可能とな
る。
【0020】即ち、従来の図4のように内燃機関102
を傾斜させて設置した場合に、車輪用ドライブ軸を内燃
機関102から離間させて配置させなければならなかっ
たが、この実施例にあっては、図1に示す如く、内燃機
関2近傍に車両用ドライブ軸12を配設できる。
を傾斜させて設置した場合に、車輪用ドライブ軸を内燃
機関102から離間させて配置させなければならなかっ
たが、この実施例にあっては、図1に示す如く、内燃機
関2近傍に車両用ドライブ軸12を配設できる。
【0021】更に、オイルパン14の一側の下端部を車
輪用ドライブ軸12の下方まで延設したので、車体レイ
アウト上のデッドスペースを利用してオイルパン14の
オイル容量を十分に確保させ、また、オイルパン14の
形状の自由度を大きくし、また、スペースの有効利用を
図ることができ、これにより、内燃機関2のレイアウト
の自由度を大きくすることができる。
輪用ドライブ軸12の下方まで延設したので、車体レイ
アウト上のデッドスペースを利用してオイルパン14の
オイル容量を十分に確保させ、また、オイルパン14の
形状の自由度を大きくし、また、スペースの有効利用を
図ることができ、これにより、内燃機関2のレイアウト
の自由度を大きくすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、オイルパンを側面視で三角形状に形成す
べくこの三角形状の底辺を構成する最下面と内燃機関の
下部に接する取付面と斜面とを連続して設け、最下面を
地上面と略平行に位置して設けるとともに最下面に対し
て取付面を所定角度で傾斜させて設け、オイルパンの最
下面よりも上方で且つ内燃機関のクランク軸よりも下方
であってオイルパンの斜面近傍に車輪用ドライブ軸を配
置し、オイルパンの一側をクランク軸に対して車輪用ド
ライブ軸側に延設し、このオイルパンの延設部位を車輪
用ドライブ軸の下方の外側に配設し、また、内燃機関の
中心線を水平線に対して傾斜して配置し、この傾斜させ
た内燃機関にはクランク軸よりも上方に補機を設け、オ
イルパンの最下面を地上面と略平行に位置して設け、オ
イルパンを側面視で三角形状に形成すべくこの三角形状
の底辺を構成する最下面と内燃機関の下部に接する取付
面と斜面とを連続して設け、最下面を地上面と略平行に
位置して設けるとともに最下面に対して取付面を所定角
度で傾斜させて設け、オイルパンの斜面近傍に車輪用ド
ライブ軸を配置するとともにオイルパンの一側をクラン
ク軸に対して車輪用ドライブ軸側に延設し、車輪用ドラ
イブ軸を補機とオイルパンの延設部位との間に配置した
ことにより、車輪用ドライブ軸を内燃機関の近傍に配設
させ、また、傾斜した内燃機関においても、オイルパン
のオイル容量を十分確保させ、しかも、車体レイアウト
上のデッドスペースを利用してオイルパンの一部を延設
させ、スペースの有効利用を図り得る。
発明によれば、オイルパンを側面視で三角形状に形成す
べくこの三角形状の底辺を構成する最下面と内燃機関の
下部に接する取付面と斜面とを連続して設け、最下面を
地上面と略平行に位置して設けるとともに最下面に対し
て取付面を所定角度で傾斜させて設け、オイルパンの最
下面よりも上方で且つ内燃機関のクランク軸よりも下方
であってオイルパンの斜面近傍に車輪用ドライブ軸を配
置し、オイルパンの一側をクランク軸に対して車輪用ド
ライブ軸側に延設し、このオイルパンの延設部位を車輪
用ドライブ軸の下方の外側に配設し、また、内燃機関の
中心線を水平線に対して傾斜して配置し、この傾斜させ
た内燃機関にはクランク軸よりも上方に補機を設け、オ
イルパンの最下面を地上面と略平行に位置して設け、オ
イルパンを側面視で三角形状に形成すべくこの三角形状
の底辺を構成する最下面と内燃機関の下部に接する取付
面と斜面とを連続して設け、最下面を地上面と略平行に
位置して設けるとともに最下面に対して取付面を所定角
度で傾斜させて設け、オイルパンの斜面近傍に車輪用ド
ライブ軸を配置するとともにオイルパンの一側をクラン
ク軸に対して車輪用ドライブ軸側に延設し、車輪用ドラ
イブ軸を補機とオイルパンの延設部位との間に配置した
ことにより、車輪用ドライブ軸を内燃機関の近傍に配設
させ、また、傾斜した内燃機関においても、オイルパン
のオイル容量を十分確保させ、しかも、車体レイアウト
上のデッドスペースを利用してオイルパンの一部を延設
させ、スペースの有効利用を図り得る。
【図1】オイルパンが取付けられた内燃機関の正面図で
ある。
ある。
【図2】オイルパンのアッパ部の概略図である。
【図3】従来におけるオイルパンが取付けられた内燃機
関の正面図である。
関の正面図である。
【図4】従来におけるオイルパンが取付けられた内燃機
関が傾斜して設置された状態の正面図である。
関が傾斜して設置された状態の正面図である。
2 内燃機関 4 シリンダブロック 12 車輪用ドライブ軸 14 オイルパン 16 ロア部 18 アッパ部 24 最下面 28 取付面 32 軸用空間 34 空間形成面 36 フランジ下面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−60015(JP,A) 特開 昭61−261615(JP,A) 特開 昭62−41910(JP,A) 特開 昭61−72813(JP,A) 特開 平5−39827(JP,A) 特開 平3−159819(JP,A) 実開 昭58−79478(JP,U) 実開 平1−97011(JP,U) 実開 平1−97065(JP,U) 実開 平2−69060(JP,U) 実開 昭54−71032(JP,U) 実公 昭12−17017(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 7/00 F01M 11/00 B60K 5/04 B60K 17/04
Claims (2)
- 【請求項1】 車両に搭載する内燃機関の下部にオイル
パンを取付ける車両用オイルパンの構造において、前記
オイルパンを側面視で三角形状に形成すべくこの三角形
状の底辺を構成する最下面と前記内燃機関の下部に接す
る取付面と斜面とを連続して設け、前記最下面を地上面
と略平行に位置して設けるとともに前記最下面に対して
前記取付面を所定角度で傾斜させて設け、前記オイルパ
ンの前記最下面よりも上方で且つ前記内燃機関のクラン
ク軸よりも下方であって前記オイルパンの前記斜面近傍
に車輪用ドライブ軸を配置し、前記オイルパンの一側を
前記クランク軸に対して前記車輪用ドライブ軸側に延設
し、このオイルパンの延設部位を前記車輪用ドライブ軸
の下方の外側に配設したことを特徴とする車両用オイル
パンの構造。 - 【請求項2】 車両に搭載する内燃機関の下部にオイル
パンを取付ける車両用オイルパンの構造において、前記
内燃機関の中心線を水平線に対して傾斜して配置し、こ
の傾斜させた内燃機関にはクランク軸よりも上方に補機
を設け、前記オイルパンの最下面を地上面と略平行に位
置して設け、前記オイルパンを側面視で三角形状に形成
すべくこの三角形状の底辺を構成する前記最下面と前記
内燃機関の下部に接する取付面と斜面とを連続して設
け、前記最下面を前記地上面と略平行に位置して設ける
とともに前記最下面に対して前記取付面を所定角度で傾
斜させて設け、前記オイルパンの前記斜面近傍に車輪用
ドライブ軸を配置するとともに前記オイルパンの一側を
前記クランク軸に対して前記車輪用ドライブ軸側に延設
し、前記車輪用ドライブ軸を前記補機と前記オイルパン
の延設部位との間に配置したことを特徴とする車両用オ
イルパンの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24692391A JP3259287B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 車両用オイルパンの構造 |
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