JP3259077B2 - 側 溝 - Google Patents

側 溝

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JP3259077B2
JP3259077B2 JP05059593A JP5059593A JP3259077B2 JP 3259077 B2 JP3259077 B2 JP 3259077B2 JP 05059593 A JP05059593 A JP 05059593A JP 5059593 A JP5059593 A JP 5059593A JP 3259077 B2 JP3259077 B2 JP 3259077B2
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邦男 金子
文雄 内山
靖郎 飯川
勝則 中村
郁男 滝沢
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藤村ヒューム管株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路上の雨水や排水を流
すため、道路に敷設されるコンクリートの側溝に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】路上の雨水や排水を流すための排水路を
形成する側溝として、一般に、コンクリート製のU型側
溝や落し蓋式側溝等がある。この側溝は、側壁と底壁と
が一体的に成形されているため、道路用の側溝として使
用する場合、水路勾配は道路の勾配と同一とならるを
得ず、その結果、側溝の底に土砂やゴミ等が堆積し、排
水不良がたびたび発生していた。又、道路勾配と同一勾
配であることから道路勾配と逆方向に流すこともできな
かった。
【0003】上記問題を解決した側溝として、底部を連
続的に開放すると共に上部に複数の開口部を設けた逆U
字型の側溝本体と、開口部を閉鎖する蓋体とから構成さ
れる逆U字型側溝がある。この逆U字型側溝は、道路勾配
と同一勾配に敷設し、底部には施工現場において必要に
応じた勾配にコンクリートを打設することによって、流
水勾配を適宜自由に設定するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の逆
U字型側溝では、側溝本体と蓋体との間の隙間に土砂が
たまり、蓋体の取り外しが困難であるといった問題があ
る(図14参照)。また、側溝本体の底部にコンクリート
を打設する際には、狭い溝内で墨出し作業、舗装厚の目
印、目地モルタル、曲がりの対応等を行う等、施工時に
おける工事上の不便が問題点となっている。本発明はこ
うした問題に鑑み創案されたもので、側溝本体と蓋体と
の問の隙間に土砂がたまるのを防止し、又施工時におけ
る工事の不便さを解決した側溝の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1におけ
側溝においては、底部を開放させると共に、一対の側
壁上端を連設する頂壁に台座を有する開口部を設けた略
逆U字型の側溝本体と、前記台座上に上載して前記開口
部を閉鎖する蓋体とからなる逆U字型の側溝における前
記台座に、側溝本体内と外部とを連通する通路を形成す
る切欠きを設けた側溝おいて、前記側壁の上部外面
に、水平方向に適宜数の舗装厚用の目印ラインを設けた
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】側壁上部外面に、水平方向に適宜数の舗装厚用
の目印ラインを設けたので、側溝を敷設後、路面にアス
ファルトを舗装する際の表層舗装を行うときの目印とな
るので、その後の作業が容易となる。又、この目印ライ
ンは、歩道等において美的環境の重視より厚さ5cm程度
の敷石ブロックを設ける所が近年多くなっているが、こ
の敷石ブロックの敷設における下地作りの目印にでき
【0007】
【実施例】本発明に係る側溝の一実施例(底部にコンク
リート15が打設されたもの)を、図1、2、11、12により
説明すると、逆U字型に形成された側溝は、側溝本体1と
蓋体2とから構成され、前記側溝本体1は、その底部を開
放させると共に、平行に対向位置する一対の側壁3と、
その両側壁3上端を連設する頂壁4とで構成されている。
この頂壁4には、1個又は複数個の開口部6を形成し、各
開口部6には台座5が形成されている。蓋体2は、平板状
で開口部6の台座5に上載され、開口部6が閉鎖可能に形
成されている。そして、台座5には、側溝本体1内と外部
とを連通する通路を形成するため、複数の切欠き7が設
けられている。本発明に係る側溝の他の実施例をあらわ
した図3において、蓋体2の四つの側面は上側が広がった
テーパー面8とし、更に、その下端部をいわゆる面取り
部9を形成し、これによって側溝本体1と蓋体2との間に
形成される隙間の上端部は狭く維持しつつ、切欠き7で
形成される通路の幅を可能な範囲で広く設定している。
【0008】図5は、図3に示す切欠き7を設けた側溝
と、切欠き7が設けられていない従来の側溝との実験結
果であり、両側溝を実際の使用と同じ態様で路面に敷設
し、4ケ月および5ケ月後の状態を観察したものである。
4ケ月経過後において、本発明の側溝では切欠き7の作用
によって台座5にはわずかな土砂16が堆積しているにす
ぎないのに対して、従来の側溝では大量の土砂16が堆積
しているのが確認された。また、5ケ月経過後において
も、本発明の側溝においては、未だ切欠き7によって形
成される通路が確保され台座5上の土砂16の量も比較的
少ないのに対し、従来の側溝においてはさらに大量の土
砂16が堆積して、蓋体2を開けるのが困難なことが推測
される。図6は、上記実験における、本発明の側溝の切
欠き7のはたらきを示す図であり、側溝の切欠き7が形成
された側壁3内面には水の流れた跡17が残り、底部には
土砂16が堆積していた。これによって、切欠き7によっ
て形成された通路内を土砂16が円滑に流れることが確認
できた。
【0009】図3に示す実施例においては、その両側壁3
の下端部内面の下端から約50mmの位置にインバートライ
ン10を形成している。このインバートライン10を、コン
クリート打設の際の目安することによって、従来必要と
されていた墨出し作業を不要とし、敷設作業を容易と
し、工期の短縮化を図ることができる。この側溝におい
ては、両側壁3の上端部外面に上端から約40mmの位置を
はじめとして複数の舗装厚用の目印ライン11を設け、側
溝を敷設した後、路面にアスファルトを舗装する際の目
安とされている。
【0010】又、両側壁3の前端部と後端部とには縦溝1
2を形成し、この縦溝12にはそれぞれ止水パッキン13が
嵌着されている。この縦溝12の上端は側壁3によって閉
塞しており、これにより止水効果をより確実なものとし
ている。本側溝においては、側壁3の下端部に長さ約30m
m、高さ約12mmの欠け部14が形成されている。そして、
この欠け部14にバールの先端を差し込み側溝を前後左右
自在に動かすことが可能となる。従って、敷設作業が容
易となり、かつ工期の短縮が可能である。
【0011】図9は、本発明に係る側溝を複数連設して
敷設した使用例を示す。本使用例においては、一つの側
溝における側壁3の下端部を斜めに切断して道路の勾配
に対応させている。この場合、下端部を斜めに切断した
側溝と、それに隣接する側溝との問には必然的に空間が
形成されるが、この空間には敷設現場においてコンクリ
ート15が打設される。
【0012】図10は、本発明に係る側溝の他の使用例を
示す。この場合、三つの隣接する側溝の側壁3前端部と
後端部とを斜めに切断して道路のカーブに対応させてい
る。なお、本発明に係る側溝を敷設する際、いわゆるプ
レキャストコンクリート基礎を使用することにより、据
え付け後、すぐに土砂等の埋め戻しが可能となり、工期
の短縮化を図ることができる。このプレキャストコンク
リート基礎とは、側溝を敷設する所にあらかじめ基礎ブ
ロック15aを敷設し、この基礎ブロック上の所定位置に
側溝を据え付けるものである(図13参照)。基礎ブロッ
クには一段下がった平らな部分があり、ここに側壁3下
端部が嵌合されることにより側溝は固定される。従っ
て、側溝を据え付け後、両側部分は早期に埋め戻しが可
能となる。さらに、基礎ブロックの中央付近には地盤と
側溝とが一体になるための穴を設けており、この穴にコ
ンクリートを打設することにより、側溝と基礎ブロック
とを一体的に地盤上に設置するものである。
【0013】
【発明の効果】本発明は、側壁上部外面に、水平方向に
適宜数の舗装厚用の目印ラインを設けたので側溝を敷
設後、路面にアスファルトを舗装する際の表層舗装を行
うときの目印となるので、その後の作業が容易にでき
る。又、側溝の敷設だけでなく、舗装も含めた工期の短
縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る側溝の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る側溝の他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明に係る側溝のさらに他の実施例を示す斜
視図である。
【図4】本発明に係る側溝において切欠きによって形成
される通路を示す断面図である。
【図5】本発明に係る側溝と従来技術に係る側溝とを比
較した実験結果を示す図である。
【図6】本発明に係る側溝の実験結果を示す図である。
【図7】本発明に係る側溝の縦溝に止水パッキンを貼着
した状態を示す図である。
【図8】本発明に係る側溝の縦溝で止水パッキンを圧縮
した状態を示す図である。
【図9】本発明に係る側溝の一使用例を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明に係る側溝の他の使用例を示す斜視図
である。
【図11】本発明に係る側溝の実施例を示す斜視図であ
る。
【図12】本発明に係る側溝の実施例を示す斜視図であ
る。
【図13】本発明に係る側溝の実施例を示す斜視図であ
る。
【図14】従来の側溝の断面図である。
【符号の説明】
1 側溝本体 2 蓋体 3 側壁 4 頂壁 5 台座 6 開口部 7 切欠き 8 テーパー面 9 面取り部 10 インバートライン 11 目印ライン 12 縦溝 13 止水パッキン 14 欠け部 15 コンクリート 16 土砂 17 跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 郁男 新潟県中頸城郡柿崎町東横山1577 (56)参考文献 特開 昭61−237710(JP,A) 実開 昭57−85084(JP,U) 実開 昭55−76287(JP,U) 実開 昭62−38987(JP,U) 実開 平3−25676(JP,U) 実開 平4−89181(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部を開放させると共に、一対の側壁上
    端を連設する頂壁に台座を有する開口部を設けた略逆U
    字型の側溝本体と、前記台座上に上載して前記開口部を
    閉鎖する蓋体とからなる逆U字型の側溝における前記台
    座に、側溝本体内と外部とを連通する通路を形成する切
    欠きを設けた側溝おいて、 前記側壁の上部外面に、水平方向に適宜数の舗装厚用の
    目印ラインを設けたことを特徴とする側溝。
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