JP3256283B2 - 同時相補出力パルスを生成するためのパルス発生器回路 - Google Patents

同時相補出力パルスを生成するためのパルス発生器回路

Info

Publication number
JP3256283B2
JP3256283B2 JP20240992A JP20240992A JP3256283B2 JP 3256283 B2 JP3256283 B2 JP 3256283B2 JP 20240992 A JP20240992 A JP 20240992A JP 20240992 A JP20240992 A JP 20240992A JP 3256283 B2 JP3256283 B2 JP 3256283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
pull
delay interval
signal
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20240992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05315909A (ja
Inventor
ソン ノイエン ホイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPH05315909A publication Critical patent/JPH05315909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3256283B2 publication Critical patent/JP3256283B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/15Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors
    • H03K5/151Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors with two complementary outputs
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant
    • H03K5/1534Transition or edge detectors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Pulse Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス発生器回路、さ
らに限定的に言うと、ほぼ同時で相補的な出力パルスを
生成するためのパルス発生器回路に関する。
【0002】
【従来の技術】単一クロック信号に応答して相補的(反
転及非反転)出力パルスを提供するため数多くの回路が
考案されてきた。このような回路は、デジタル論理シス
テムにおいて広い用途範囲をもつ。特に、互いとの関係
において基本的に同時に発生する相補的パルスを提供す
ることが望ましい。同様に、クロック入力信号パルス幅
と独立したパルス幅をもちしかもクロック入力信号の立
上り区間の後最小の遅延で生成されるようなほぼ同時の
相補的出力パルスを提供することが望ましい。
【0003】M.V.Depaulis Jr に対し1986年10月
14日に発行された「対称型出力相補形バッファ」とい
う題の米国特許第4,617,477号は、或る種の設
計条件の下でほぼ対称な相補的出力信号を生成するCM
OS(相補型金属酸化膜半導体)回路を示しているが、
これらの信号の接続時間は入力信号の接続時間によって
左右される。
【0004】1987年2月24日にJ. Prak に対して
発行された「クロック駆動機構回路」という題の米国特
許第4,645,947号は、クロック入力信号の立上
り区間との関係において遅延した相補的パルスを生成す
るCMOS回路を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図12は、クロック入
力信号の正エッジに応答して相補的出力パルスを生成す
るのに用いられる標準的な先行技術の回路10を示して
いる。この回路10は標準的にCMOS素子を用いて製
造され、クロック入力信号端子16に接続された第1の
入力端子14及び奇数(例えば5)個のインバータ20
の直列チェーンを通してクロック端子16に接続されて
いる第2の入力端子18を有するNANDゲート12を
含む。ゲート12の出力端子は、偶数個(例えば2つ)
の一連のインバータ24を通して負のパルス出力端子2
2に接続され、正のパルス出力端子26は奇数(例えば
1つ)のインバータ28を介して端子22に接続されて
いる。
【0006】回路10の動作は以下の通りである。端子
16におけるクロック信号が低状態にある場合、ノード
14は低く、ノード18は奇数のインバータ20からの
信号反転のために高い。従って、NANDゲート12か
らの出力信号は負のパルス出力端子22においてと同様
に高くし偶数のインバータ24のチェーンが全く反転を
生成しないため、正の出力端子26における信号は、イ
ンバータチェーン28の反転の結果として低い。
【0007】端子16におけるクロック信号が高い状態
に切り換わると、ノード14は直ちに高くなり、ノード
18はそのチェーン20内の各インバータにおける固有
の信号遅延の結果として高い状態にとどまる。ノード1
4及び18は高いため、ゲート12からの出力信号は低
く切り換わり、負の出力端子の信号は低く切り換わり、
正の出力端末の信号は高く切換わる。チェーン20内の
各々のインバータの信号遅延の和に相当する遅延時間の
終わりで、ノード18は低く切り換わり、ゲート12出
力信号は負の出力端子22の信号と同様に高に切り換わ
り、一方正の出力端子における信号は低に切り換わる。
【0008】上述の説明から、回路10が、低論理レベ
ルから高論理レベルまでのクロック入力信号の切換えに
応答してそれぞれ出力端子26及び22において正負両
方のパルスを生成するように見える。回路10の動作に
はいくつかの欠点があり、そのうちの1つは、クロック
信号の立上り区間と出力パルス信号の初期遷移の間の著
しい遅延である。この遅延は一部には、出力端子22及
び26に接続されている外部負荷からNANDゲート1
2を緩衝することを目的とするインバータチェーン24
に対する必要性に起因している。この回路10のもう1
つの欠点は、クロック入力信号端子16と出力端子22
及び26の間でゲート遅延の数が等しくないという点に
ある。従って図示されている例においては、負の出力パ
ルス経路には3つのゲート遅延(12,24)があり、
正の出力パルス経路には4つのゲート遅延(12,2
4,28)がある。この不均等な遅延の効果は、正負出
力パルスが同時に起こらないようその相対的タイミング
をゆがませることにある。回路10のさらにもう1つの
欠点は、インバータ内のpチャネル及びnチャネルCM
OSトランジスタ、特に出力負荷を駆動するトランジス
タが信号レベル変化中に短時間両方共オンになっている
という点にある。その結果、大きな過渡電流スパイクが
電源ライン上に出現し、出力パルスの立上り及び立下り
時間が増大することになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の前述の及びその
他の目的は、クロック入力信号の正のエッジに応答して
ほぼ同時の論理的な出力パルスを生成するためのパルス
発生器回路を提供することによって達成される。この回
路には、クロック入力信号の相補でありそれから第1の
遅延間隔だけ遅延されている第1のクロック信号を提供
するため、又クロック信号と同位相でかつそれから第2
の遅延間隔だけ遅延されている第2のクロック信号を提
供するため、さらにはクロック入力信号の相補でありそ
れから第3の遅延間隔だけ遅延されている第3のクロッ
ク信号を提供するため、クロック入力信号に対する応答
性をもつクロックセクションが含まれている。
【0010】2つの入力端子と1つの出力端子をもつN
ANDゲートが具備されている。又各々制御電極、及び
第1及び第2の出力電極をもつ第1の導電率型の第1,
第2及び第3のトランジスタが備わっている、同様に、
制御電極及び第1及び第2の出力電極をもつ、第1の導
電率型とは反対の第2の導電率型の第4,第5,第6及
び第7のトランジスタも具備されている。
【0011】入力,出力,ゲート及びゲート相補電極を
もつ伝達ゲートが含まれ、こうしてゲートは、ゲート電
極が高論理状態にありゲート相補電極が低論理状態にあ
るとき入力電極と出力電極の間で信号を伝送する。第
1,第2及び第3のトランジスタの第1の出力電極は、
第1の電位供給源に接続され;第4,第5,第6及び第
7のトランジスタの第1の出力端子は第1の電位源のも
のよりも低い電位レベルをもつ第2の電位源に接続さ
れ;第1,第4及び第5のトランジスタの第2の出力電
極は接続されて第1の出力ノードを形成しこのノードに
おいてクロック入力信号の正エッジに応答して正のエッ
ジパルスが生成される。第1及び第5のトランジスタの
制御電極はNANDゲート手段の出力端子に接続されて
いる。第2,第3及び第6のトランジスタの第2の出力
電極は合わせて接続され第2の出力ノードを形成し、こ
のノードではクロック入力信号の正エッジに応答して負
のエッジパルスが生成される。第3及び第6のトランジ
スタの制御電極、第7のトランジスタの第2の出力電極
及び伝達ゲート手段の出力端子は、合わせて接続されて
いる。第7のトランジスタの制御電極は伝達ゲートのゲ
ート相補電極に接続されている。クロック入力信号はN
ANDゲートの1つの入力端子及び伝達ゲートの入力電
極に対して供給される。第2のクロック信号はNAND
ゲートのもう1つの入力端子及び伝達ゲートのゲート電
極に対して供給される。第3のクロック信号は第4及び
第7のトランジスタの制御電極に対して供給される。さ
らに、第4のクロック信号は、第2のトランジスタの制
御電極に対して与えられる。
【0012】本発明の第2の実施態様においては、クロ
ック入力信号の負のエッジに応答してほぼ同時の論理的
に相補的な出力パルスを生成するためのパルス発生器回
路が提供されている。この回路は、クロック入力信号の
相補でありそれから第1の遅延間隔だけ遅延されている
第1のクロック信号を提供するため、又入力クロック信
号と同位相でそれから第2の遅延間隔だけ遅延されてい
る第2のクロック信号を提供するため、さらにはクロッ
ク入力信号の相補でありそれから第3の遅延間隔だけ遅
延されている第3のクロック信号を提供するため、クロ
ック入力信号に対し応答性をもつクロックセクションを
含んでいる。
【0013】2つの入力端子及び1つの出力端子をもつ
NORゲートが具備されている、各々制御電極、及び第
1及び第2の出力電極をもつ第1の導電率型の第1,第
2及び第3のトランジスタが備わっている;同様に、制
御電極及び第1及び第2の出力電極を有する第1の導電
率型のものとは反対の第2の導電率型の第4,第5,第
6及び第7のトランジスタも具備されている。
【0014】入力,出力,ゲート及びゲート相補電極を
もつ伝達ゲートが含まれており、こうしてゲートは、ゲ
ート電極が高論理状態にありゲート相補電極が低論理状
態にあるとき入力及び出力電極の間で信号を伝送する。
第1,第2及び第3のトランジスタの第1の出力電極は
第1の電位源に接続されており;第4,第5,第6及び
第7のトランジスタの第1の出力端子は、第1の電位源
よりも大きい電位レベルをもつ第2の電位源に接続され
ている;第1,第4及び第5のトランジスタの第2の出
力電極は接続されて第1の出力ノードを形成し、このノ
ードではクロック入力信号の負エッジに応答して負のエ
ッジパルスが生成される;第1及び第5のトランジスタ
の制御電極はNORゲート手段の出力端子に接続されて
いる;第2,第3及び第6のトランジスタの第2の出力
電極は合わせて接続されて第2の出力ノードを形成し、
このノードではクロック入力信号の負エッジに応答して
正のエッジパルスが生成される;第3及び第6のトラン
ジスタの制御電極、第7のトランジスタの第2の出力電
極及び伝達ゲート手段の出力端子は合わせて接続されて
いる;第7のトランジスタの制御電極は伝達ゲートのゲ
ート電極に接続されている;クロック入力信号は、NO
Rゲートの1入力端子及び伝達ゲートの入力電極に供給
される;第2のクロック信号はNORゲートのもう1つ
の入力端子及び伝達ゲートのゲート相補電極に供給され
る;第3のクロック信号は、第4及び第7のトランジス
タの制御電極に供給される;そして第4のクロック信号
は第2のトランジスタの制御電極に供給される。
【0015】
【作用】上記のような構成により、第1及び第2の出力
回路より出力される正負のパルスは、パルスの第1の変
化点がクロック入力信号により規定され、第2の変化点
が第2のクロック信号により規定されるため、同時に発
生し、クロック信号のパルス幅とは独立したパルス幅を
有する。
【0016】また電源とグランドの間に直列に接続され
た両極性のトランジスタが同時にオン状態になることが
ないため、大きな過渡電流スパイクが出現することもな
い。
【0017】
【実施例】図1は、クロック入力信号の正エッジに応答
してほぼ同時の相補的出力パルスを生成するため金属酸
化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)を用
いる回路50の形をした本発明の第1の実施例の概略図
である。回路50のMOSFETは全て、ゲート、ソー
ス及びドレイン電極を含んでいる。回路50は、有利な
ことに破線で囲った3つのセクションに分割されてい
る。すなわち、クロック入力端子54に供給されるクロ
ック入力信号(以下「CK」と呼ぶ)に対し応答性をも
つクロック生成セクション52、クロック入力信号の正
エッジに応答して正のパルス出力端子58で正のエッジ
パルスを供給するべくクロック入力信号及びセクション
52からの信号に対し応答性をもつ正のパルス発生セク
ション56、ならびにクロック入力信号の正エッジに応
答して負のパルス出力端子62で負のエッジパルスを供
給するべくクロック入力信号及びセクション52からの
信号に対して応答性をもつ負パルス発生回路60であ
る。
【0018】回路50は、それぞれ第1及び第2の入力
端子66及び68と出力端子をもつNANDゲート6
4;第1,第2及び第3のpチャネルMOSFETS7
2,74及び76;第4,第5,第6及び第7のnチャ
ネルMOSFETS78,80,82及び84;及び第
7のnチャネルMOSFET88と組合さった第8のp
チャネルMOSFET86を含む伝達ゲートを含んでい
る。図2の(a)はNANDゲート64の図であり、そ
の等価回路64を図2に示す。ゲート64は、第10及
び第11のpチャネルMOSFETS90及び92、及
び第12及び第13のnチャネルMOSFETS94及
び96を含んでいる。
【0019】トランジスタ90及び94のゲート電極は
入力端子66に合わせて接続されており、トランジスタ
92及び96のゲート電極に合わせて入力端子68に接
続され、トランジスタ90,92及び94のドレイン電
極は出力端子70に接続され、トランジスタ90及び9
2のソース電極は電圧源V+に接続され、トランジスタ
94のソース電源はトランジスタ96のドレイン電極に
接続されトランジスタ96のソース電極はアースに接続
されている。
【0020】ここで図1のセクション56に戻ると、N
ANDゲート64の出力端子70(以下ノード「p」と
呼ぶ)はトランジスタ72及び80のゲート電極に接続
され、トランジスタ72,78及び80のドレイン電極
は合わせて出力端子58に接続され、トランジスタ78
及び80のソース電極はアースに接続され、トランジス
タ72のソース電極は、標準的に5ボルトである電圧源
V+に接続されている。
【0021】セクション60では、トランジスタ86及
び88は合わせて接続されて、入力端子98、出力端子
100(以下ノード「pb」と呼ぶ)、ゲート端子10
2及びゲート相補端子104を形成する。トランジスタ
88のドレイン電極はトランジスタ86のソース電極と
合わせて入力端子98に接続され、トランジスタ88の
ソース電極はトランジスタ86のドレイン端子と共に出
力端子100に接続され、トランジスタ88及び86の
ゲート電極はそれぞれ端子102及び104に接続され
る。伝達ゲート86,88は、ゲート電極102が高い
論理状態にありゲート相補電極104が低い論理状態に
あるとき入力端子98から出力端子100へと信号を伝
送するように作動する。
【0022】出力端子100は、トランジスタ76及び
82のゲート電極及びトランジスタ84のドレイン電極
に接続されている。トランジスタ74,76及び82の
ドレイン電極は出力端子62に合わせて接続され、トラ
ンジスタ74及び76のソース端子はV+に接続され、
トランジスタ82及び84のソース電極はアースに接続
されており、トランジスタ84のゲート電極はゲート相
補端子104に接続される。
【0023】セクション52は、各々入力及び出力端子
を有する3つのインバータ106,108及び110を
含んでいる。これらのインバータは、クロック入力端子
54と第2のNANDゲート112の一方の入力端子の
間で直列チェーンの形で接続されている。なおこの第2
のNANDゲートのもう一方の入力端子は有効化信号
(ENABLE)入力端子114に接続されている。ゲ
ート112の出力端子は3つのインバータ116,11
8及び120の第2の直列チェーンにそれぞれ接続され
ている。NANDゲート112の等価回路は、NAND
ゲート64について図2に示されている回路とほぼ同じ
である。
【0024】セクション52内の6つのインバータの各
々はほぼ同じ等価回路で形成されている。インバータ1
06のための標準的な等価回路は図3の(b)に示され
ており、図3の(a)はインバータを示している。p−
チャネル及びn−チャネルトランジスタ124,126
のゲート電極は合わせて入力端子54に接続されてお
り、トランジスタ124,126のドレイン端子は合わ
せて出力端子122に接続され、トランジスタ124の
ソース電極はV+に接続され、トランジスタ126のソ
ース電極はアースに接続されている。
【0025】図1に戻ると、インバータ116の出力端
子128に出現する信号(以下「cka」と呼ぶ)は、
ゲート64の入力端子68及びトランジスタ88のゲー
ト電極102に供給される;インバータ118の出力端
子130に出現する信号(以下「ckb」と呼ぶ)は、
トランジスタ78のゲート電極及びトランジスタ86の
ゲート電極104に供給される;インバータ120の出
力端子132に出現する信号(以下「ckc」と呼ぶ)
はトランジスタ74のゲート端子に供給され、端子54
に出現するクロック入力信号はゲート64の入力端子6
6及び伝達ゲート86,88の入力端子98に供給され
る。
【0026】回路50の動作は以下のとおりであるが、
ここでは、回路50内のさまざまな箇所において出現す
る信号の時間的関係を示すタイミングダイヤグラムであ
る図4及び図1を参照する。特に信号ck,cka,c
kb及びckcが、それぞれノードp及びpbならびに
正及び負のエッジパルス出力端子58及び62に現われ
る信号と共に示されている。有効化信号端子114が高
い論理状態に接続され、かくしてゲート112がそのも
う1つの入力端子に現われる信号との関係においてイン
バータとして作用するようになっていると仮定されてい
る。クロック入力信号が時間ゼロで低論理状態にある場
合、ckaは端子54と128の間のインバータ数が奇
数(5)である結果として、高い状態にある。同様にし
て、ckbはインバータ130の結果として低状態にあ
り、ckcはインバータ120の結果として高状態にあ
る。
【0027】ckaは高く、ckbは低いことから、伝
達ゲート86,88は導通し、ノードpbに対して低状
態ck信号を提供する。ノードpbが低い場合、トラン
ジスタ76はオンで、出力端子62の負エッジパルス出
力信号レベルを高状態に維持する。低状態ck信号は同
様にノードpでゲート64から高状態の信号を出現さ
せ、トランジスタ72をオフにトランジスタ80をオン
にし、これにより、出力端子58に出現する正エッジパ
ルス信号は低状態に維持される。
【0028】時間t1において、入力信号ckは高状態
に切り換わる。インバータチェーン106,108,1
10,112及び116によってひき起こされる伝搬遅
延の結果として、信号cka及びckcはなおも高い状
態にとどまり、ckbは低くとどまる。従って、伝達ゲ
ート86,88は導通状態にあり続け、ckの高い値
は、ゲート86,88の伝搬遅延だけt1から遅延した
時間t2においてノードpbへと伝搬する。ノードpb
における高い信号はトランジスタ82をオンに切換え、
トランジスタ76をオフに切換え、かくして端子62に
おける負のパルス出力信号をトランジスタ76及び82
の伝搬遅延分だけ時間t2から遅延された時間t3にお
いて低レベルまで引き下げる。
【0029】セクション56においては、高状態へのc
k切換えの作用により、ゲート64ひいてはノードp
が、ゲート64の遅延分だけt1から遅延された時間t
2において低く切り換わることになる。この作用はトラ
ンジスタ80をオフにし、トランジスタ72をオンに
し、端子58における正エッジのパルス信号を、トラン
ジスタ72及び80の遅延分だけt2から遅延された時
間t3において、高状態へと引き上げる。
【0030】インバータ106,108,110,11
2及び116の累積的遅延分だけ時間t1から遅延され
た時間t6において、信号ckの状態変化は端子128
まで伝搬し、ckaの低への切換えをひき起こす。イン
バータ118の遅延分だけt6から遅延された時間t7
で、信号ckbは高く切換わり、インバータ120の遅
延分だけt7から遅延された時間t8において、信号c
kcは低く切換わる。伝達ゲート86,88はオフに切
換わり、ノードpbを時間t8において低状態に引き下
げるトランジスタ84をオンにし、今度はトランジスタ
82がオフにされる。ckcの低い値はトランジスタ7
4をオンにし、かくして端子62で負エッジパルス出力
信号はトランジスタ74の遅延分だけt8から遅延され
た時間t9で高い値まで引き上げられることになる。
【0031】セクション56では、ckaの低レベルに
よりゲート64はノードpを時間t7において高レベル
まで引き上げ、トランジスタ72はオフになる。ckb
が高いレベルである場合、トランジスタ78はオンにな
り、かくして端子58の正エッジパルス信号は時間t8
において低レベルまで引き下げられる。クロック信号c
kがその後低レベルまで戻ると、さまざまな信号の値は
図5において時間t0に示されている値にリセットされ
る。
【0032】図5は、3nsの立上り時間をもつクロッ
ク入力信号ckの立上り区間に応答して回路50の端子
58及び62のそれぞれにおいて生成される正及び負の
パルスを示すグラフである。クロック信号正エッジの開
始点からのパルス発生の短かい遅延及び、相補的パルス
間のほぼ同時の時間的関係に留意されたい。回路50の
1つの特徴は、負及び正のパルス出力ドライバトランジ
スタ74及び78がそれぞれ、クロック入力信号ckが
低いときにオフとなり、プルアップトランジスタ76と
プルダウントランジスタ80のみに適切な出力信号論理
レベルを打ち立てさせる、という点にある。以下に示す
ように、トランジスタ76及び80は、相応するドライ
バトランジスタ74及び78ならびに相対するドライバ
トランジスタ72及び82でのものよりもはるかに低い
トランスコンダクタンス値ひいてはさらに高い切換え速
度を有するように設計されている。この構成は、出力ド
ライバトランジスタ72及び82により切換え間隔中に
生成される過渡電流を減少させる。回路50は標準的
に、それぞれ0.4pf及び0.5pfという標準値を
もちうる図1内のコンデンサ134及び136によって
表わされている容量性負荷を駆動するのに用いられる。
トランジスタ76及び80のより低いトランスコンダク
タンスは、かくしてひき起こされる装荷ひいては遅延も
比較的わずかなレベルまで低下させる、さらに、クロッ
ク入力信号から正及び負の出力パルスの立上り区間の生
成までの遅延は、これらの相補的パルスがほぼ同時に起
こるように平衡化される。
【0033】回路50内のさまざまなトランジスタのト
ランスコンダクタンスは、以下のように回路性能を高め
るため予め定められた関係で設定される。MOSFET
のトランスコンダクタンスqmは、次式(1)に正比例
することを立証することが可能である。
【0034】
【数1】
【0035】なおここでWはゲートチャネルの幅であ
り、Lはゲートチャネルの長さであり、tはゲート絶縁
層の厚み、μは電子の移動度(nチャネルMOSFET
の場合)又は正孔の移動度(pチャネルMOSFETの
場合)であり、正孔の移動度は電子の移動度の半分であ
る。式(1)から、トランスコンダクタンスがW/Lの
値又はゲートチャネルの幅対長さ比に正比例することが
わかる。従ってトランスコンダクタンスは同様にMOS
FETの装荷効果(ゲートキャパシタンス)ならびにそ
の応答時間に対しても正比例する。トランスコンダクタ
ンスは、ドレイン電流対ゲート電圧の比に関係すること
から、MOSFETの負荷駆動能力の尺度でもある。
【0036】本発明においては、回路の動作を強化する
ために、いくつかのトランスコンダクタンス比が設定さ
れた。従って、プルダウントランジスタ80のトランス
コンダクタンスは、相対するドライバトランジスタ72
のものよりも低く(例えば1/8に)設定される。トラ
ンジスタ80の目的は単にトランジスタ72のPN接合
漏れ電流をオフセットすることにあるため、回路の動作
に対するその不利な影響は、そのコンダクタンスを低い
値まで減少させることによって最小限におさえることが
できる。同様にして同様の理由で、プルアップトランジ
スタ76のトランスコンダクタンスは相対するドライバ
トランジスタ82のものよりも低く(例えば1/25
に)設定される。又、トランジスタ76及び80のトラ
ンスコンダクタンスはそれぞれトランジスタ74及び7
8のものよりも低く設定される。ドライバトランジスタ
72,74,78及び82のトランスコンダクタンス値
は、駆動されるべき負荷のサイズを考慮に入れて望まし
い出力パルス切換え性能を与えるように設定される。
【0037】トランジスタ86及び88のトランスコン
ダクタンスの値は、信号伝送性能を平衡化するため互い
にほぼ等しく設定される。回路50内のインバータの各
々におけるpチャネル及びnチャネルトランジスタのト
ランスコンダクタンス値は、これらの素子の切換え点を
V+の値の約半分に設定するため互いにほぼ等しく設定
される。NANDゲート64内のトランジスタ90のト
ランスインダクタンスは、ckが高レベルに切換わると
きノードPでの鋭い立下り時間を確保するべくトランジ
スタ92のものよりも小さく(例えば1/2に)設定さ
れる。回路50内のその他のトランジスタのトランスコ
ンダクタンスの値は、その意図された負荷を駆動する能
力を維持しながら配置サイズ及び応答時間を最小限にす
るためできるかぎり低く設定される。回路50は、全て
のトランジスタが基本的に同じゲート絶縁層厚みをもっ
て製造されているモノリシック集積回路として製造する
ことが考えられている。さらに、製造を容易にするた
め、全てのトランジスタについてゲートチャネルの長さ
は同じ値に設定され、この値は使用された特定の製造プ
ロセスで達成可能な実際的最小値である。図6は、MO
SFET136のさまざまな素子(ソース,ドレイン,
ゲート,基板)の相対的な位置を示す標準的集積回路
の、一定の縮尺によるものでない概略的上面図である。
【0038】当該ケースにおいて、回路50を作るため
に考えられている製造プロセスは、1ミクロンの最小ゲ
ート長及び2.56ミクロンの最小ゲート幅を達成する
ことのできる日本国東京の富士通マイクロエレクトロニ
クス(株)が用いているものである。上述のことをかん
がみ、制限的意味のない例として、以下の表1の値が、
回路50内のさまざまなトランジスタの製造に使用する
のに適している。
【0039】
【表1】
【0040】図1のセクション52を参照すると、回路
50により生成される出力パルスの幅が、端子54及び
128の間のインバータの数と関係づけされている。こ
のような素子が5つ示されているものの、奇数であれば
いかなる数でも使用できる。さらに有効化機能が望まれ
ない場合には、ゲート112を1つのインバータで置換
することもできる。かくして、Nを1以上の整数として
2N+1個のインバータの直列チェーンとしてセクショ
ン52を考えることが可能である。2N+1番目のイン
バータの出力端子は信号ckcを供給し、2N番目のイ
ンバータの出力端子は信号ckbを供給し、2N−1番
目のインバータの出力端子は信号ckaを供給する。N
ANDゲートは2N−2番目のインバータに置換するこ
とができる。
【0041】さらに、信号ckbが信号ckaの生成前
に生成されるか、ckcが信号ckaとほぼ同時に生成
されるか、又は信号ckbが信号ckaより前に生成さ
れ且つ信号ckcが信号ckaとほぼ同時に生成される
ように、信号cka,ckb及びckcがチェーン内で
再配置されている回路50を用いることができるという
ことも立証できる。これらの変形態様は全て、出力パル
スのさまざまな立上り時間及び立下り時間が延びるとい
う欠点を有し、このことは数多くの利用分野において望
ましくない。
【0042】図7は、クロック入力信号の負エッジに応
答してほぼ同時の相補的出力パルスを生成するため金属
酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)を
用いか回路200の形をした、本発明の第2の実施態様
の概略図である。回路200内のMOSFETSは全
て、ゲート,ソース及びドレイン電極を含んでいる。回
路200は破線で囲んだ3つのセクションに適切に分割
されている。すなわち、クロック入力端子204に供給
されるクロック入力信号(以下(ck」と呼ぶ)に対し
て応答するクロック生成セクション202、クロック入
力信号の負のエッジに応答して負のパルス出力端子20
8で負のエッジパルスを供給するためクロック入力信号
及びセクション202からの信号に対し応答性をもつ負
のパルス発生セクション206、及びクロック入力信号
の負エッジに応答して正のパルス出力端子212で正の
エッジパルスを供給するためクロック入力信号及びセク
ション202からの信号に対し応答性を有する正のパル
ス発生回路210である。
【0043】回路200は、それぞれ第1及び第2の入
力端子216及び218及び1つの出力端子220を有
するNORゲート214;第1,第2及び第3のnチャ
ネルMOSFETS222,224及び226;第4,
第5,第6及び第7のpチャネルMOSFETS22
8,230,232及び234;そして第9のnチャネ
ルMOSFET238と組合さった第8のpチャネルM
OSFET236を含む伝達ゲートを含んでいる。NO
Rゲート214の等価回路は図8の(b)に示されてい
る。なお図8の(a)はNORゲート214の図であ
る。ゲート214は、第10及び第11のnチャネルM
OSFETS240及び242及び第12及び第13の
pチャネルMOSFETS244及び246を含む。
【0044】トランジスタ240及び244のゲート電
極は合わせて入力端子216に接続され、トランジスタ
242及び246のゲート電極は入力端子218に合わ
せて接続され、トランジスタ240,242及び244
のドレイン電極は合わせて出力端子220に接続され、
トランジスタ240及び242のソース電極はアースに
接続され、トランジスタ244のソース電極はトランジ
スタ246のドレイン電極に接続され、トランジスタ2
46のソース電極は電圧源V+に接続されている。
【0045】図7のセクション206に戻ると、NOR
ゲート214の出力端子220(以下ノード「pb」と
呼ぶ)はトランジスタ222及び230のゲート電極に
接続されており、トランジスタ222,228及び23
0のドレイン電極は合わせて出力端子208に接続さ
れ、トランジスタ228及び230のソース電極は、標
準的に5ボルトである電圧源V+に接続され、トランジ
スタ222のソース電極はアースに接続されている。
【0046】セクション210においては、トランジス
タ236及び238は合わせて接続され、入力端子24
8、出力端子250(以下ノード「P」と呼ぶ)、ゲー
ト端子252及びゲート相補端子254を有する伝達ゲ
ートを形成する。トランジスタ238のドレイン電極は
トランジスタ236のソース電極と合わせて入力端子2
48に接続され、トランジスタ238のソース電極はト
ランジスタ236のドレイン端子と合わせて出力端子2
50に接続され、トランジスタ238及び236のゲー
ト電極はそれぞれゲート端子252及び254に接続さ
れている。伝達ゲート236,238は、ゲート電極2
52が高論理状態にありゲート相補電極254が低論理
状態にあるとき入力端子248から出力端子250まで
信号を伝送するように作動する。
【0047】出力端子250はトランジスタ226及び
232のゲート電極及びトランジスタ234のドレイン
電極に接続されている。トランジスタ224,226及
び232のドレイン電極は出力端子212に合わせて接
続され、トランジスタ224及び226のソース端子は
アースに接続されれ、トランジスタ232及び234の
ソース電極はV+に接続され、トランジスタ234のゲ
ート電極はゲート端子252に接続されている。
【0048】セクション202は、2入力NANDゲー
ト262と各々入力端子と出力端子を1つずつ有する4
つのインバータ260,266,268及び270の直
列チェーンを含んでいる。NANDゲート262の1つ
の入力端子は有効化信号入力端子264に接続されてい
る。NANDゲート262の等価回路は、NANDゲー
ト64について図3に示されている回路とほぼ同じであ
る。
【0049】セクション202の4つのインバータの各
々は、ほぼ同じ等価回路で形成されている。インバータ
のための標準的な等価回路は、図4に示されている上述
の回路106である。図8に戻ると、インバータ266
の出力端子278で出現する信号(以下「cka」と呼
ぶ)は、ゲート214の入力端子218及びトランジス
タ236のゲート電極254に供給される。インバータ
268の出力端子280に出現する信号(以下「ck
b」と呼ぶ)はトランジスタ228のゲート電極及びト
ランジスタ238のゲート電極に供給される。インバー
タ270の出力端子282に出現する信号(以下「ck
c」と呼ぶ)は、トランジスタ224のゲート端子に供
給され、端子204に出現するクロック入力信号はゲー
ト214の入力端子216及び伝達ゲート236,23
8の入力端子248に供給される。
【0050】回路200の動作は以下のとりである。な
おここで、回路200内のさまざまな箇所に現われる信
号の時間的関係を示すタイミングダイヤグラムである図
9及び図7を参照されたい。特に、ノードpb及び正及
び負のエッジパルス出力端子212及び208でそれぞ
れ出現する信号と共に、信号ck,cka,ckb及び
ckcが示されている。有効化信号端子264が高論理
状態に接続され、かくしてゲート262がそのもう1つ
の入力端子で出現する信号との関係においてインバータ
として作用することになるということが仮定されてい
る。クロック入力信号ckが時間ゼロで高い論理状態に
ある場合、ckaは端子204と278の間のインバー
タ数が奇数(3)である結果として低い状態にある。同
様に、ckbはインバータ268の結果として高い状態
にあり、ckcはインバータ270の結果として低い状
態にある。
【0051】ckaは低くckbは高いことから、伝達
ゲート236,238は導通し、ノードPに対し高状態
のck信号を供給する。ckbは高いことからトランジ
スタ234はオフであり、ノードpに装荷しない。ノー
ドpが高い場合、トランジスタ226はオンであり、出
力端子212での正エッジパルス出力信号レベルを低状
態に維持する。高状態のck信号は同様にノードpbで
ゲート214から低状態信号を出現させ、トランジスタ
222をオフにトランジスタ230をオンにし、これに
より、出力端子208に出現する負エッジパルス信号は
高状態に維持される。
【0052】時間t1において入力信号ckは低状態に
切り換わる。インバータチェーン262,260及び2
66によってひき起こされる伝搬遅延の結果として、信
号cka及びckcはなおも低い状態にとどまり、ck
bは高くとどまる。従って、伝達ゲート236,238
は導通状態にありつづけ、ckの低い値は、ゲート23
6,238の伝搬遅延分だけt1から遅延された時間t
2においてノードへと伝搬する。ノードpにおける低い
信号はトランジスタ232をオンにしトランジスタ22
6をオフにし、かくして端子212における正のパルス
出力信号をトランジスタ226及び232の伝搬遅延分
だけ時間t2から遅延された時間t3で高レベルへと引
き上げる。
【0053】セクション206において、低状態へのc
k切換えの作用により、ゲート214ひいてはノードp
bが、ゲート214の遅延分だけt1から遅延された時
間t2において高く切り換わることになる。この作用は
トランジスタ230をオフにし、トランジスタ222を
オンにし、端子208における負エッジのパルス信号
を、トランジスタ222及び230の遅延分だけt2か
ら遅延された時間t3において、低状態に引き下げる。
【0054】インバータ262,260及び266の累
積的遅延分だけ時間t1から遅延された時間t6におい
て、信号ckの状態変化は端子278まで伝搬し、ck
aの高への切り換えをひき起こす。インバータ280の
遅延分だけt6から遅延された時間t7で、信号ckb
は低く切り換わり、インバータ270の遅延分だけt7
から遅延された時間t8において信号ckcは高く切り
換わる。伝達ゲート236,238はオフに切換わり、
トランジスタ234はオンになり、こうして時間t8に
おいてノードpは高状態に引き上げられ、今度はトラン
ジスタ232がオフになる。ckcの高い値はトランジ
スタ224をオンにし、かくして端子212で正エッジ
パルス出力信号はトランジスタ224の遅延分だけt8
から遅延された時間t9で低い値まで引き下げられるこ
とになる。
【0055】セクション206では、ckaの高レベル
によりゲート214はノードpbを時間t7において低
レベルまで引き下げ、トランジスタ222はオフにな
る。ckbが低レベルである場合、トランジスタ228
はオンになりかくして端子208の負エッジパルス信号
は時間t8において高レベルまで引き上げられる。クロ
ック信号ckがその後高レベルまで戻ると、さまざまな
信号の値は図10において時間t0で示されている値に
リセットされる。
【0056】図10は、3nsの立上り時間をもつクロ
ック入力信号ckの立上り区間に応答して回路200の
端子212及び208のそれぞれにおいて生成される正
及び負のパルスを示すグラフである。クロック信号負エ
ッジの開始点からのパルス発生の短かい遅延ならびに、
相補的パルス間のほぼ同時の時間的関係にも留意された
い。
【0057】回路50に関する前述のトランスコンダク
タンスの論述は、回路50の双対回路である回路200
にも同等に適用可能である。従って、プルアップトラン
ジスタ230のトランスコンダクタンスは、相対するド
ライバトランジスタ222のものより小さく(例えば1
/20)設定される。トランジスタ230の目的は単に
トランジスタ222のPN接合漏れ電流をオフセットす
ることにあるため、回路動作に対するその不利な影響
は、そのトランスコンダクタンスを低い値に低減するこ
とによって最小限にすることができる。同様にして、又
同様の理由で、プルダウントランジスタ226のトラン
スコンダクタンスは相対するドライバトランジスタ23
2のものに比べて低く(例えば2/15)設定される。
同様に、トランジスタ230及び226のトランスコン
ダクタンスはそれぞれトランジスタ228及び224の
ものよりも低く設定される。
【0058】ドライバトランジスタ222,224,2
28及び232のトランスコンダクタンス値は、駆動さ
れるべき負荷のサイズを考慮に入れて望ましい出力パル
ス切換え性能を与えるように設定される。トランジスタ
236及び238のトランスコンダクタンスの値は、信
号伝送性能を平衡化するため互いに等しく設定される。
回路200内のインバータの各々におけるpチャネル及
びnチャネルトランジスタのトランスコンダクタンス値
は、これらの素子の切換え点をV+の値の約半分に設定
するように互いにほぼ等しく設定される。NORゲート
214内のトランジスタ240のトランスコンダクタン
スは、ckが低レベルに切換わったときノードpbにお
ける鋭い立上り時間を確保するため、トランジスタ24
2のものよりも小さく(例えば1/2に)設定される。
回路200内のその他のトランジスタのトランスコンダ
クタンス値は、その意図された負荷を駆動する能力を維
持しながら配置サイズ及び応答時間を最小限にするため
できるかぎり低く設定される。
【0059】回路50について上述したものと同じ製造
パラメータを用いて、以下の表2の値が、回路200内
のさまざまなトランジスタを製造する上で使用するのに
適している:
【0060】
【表2】
【0061】図7のセクション202を参照すると、回
路200により生成される出力パルスの幅が、端子20
4及び278の間のインバータの数と関連づけされてい
る。このような素子が3つ示されているものの、奇数で
あればいかなる数でも使用できる。さらに、有効化機能
が望まれないない場合には、ゲート262を1つのイン
バータで置換することもできる。かくして、Nが1以上
の整数として2N+1個のインバータの直列チェーンと
してセクション202を考えることが可能である。2N
+1番目のインバータの出力端子は信号ckcを供給
し、2N番目のインバータの出力端子は信号ckbを供
給し、2N−1番目のインバータの出力端子は、信号c
kaを供給する。NANDゲートを第1のインバータと
置換することもできる。
【0062】回路50及び200の標準的な利用分野は
図11に示されている。この図は、回路50又は200
からの正及び負のパルスが各段での伝達ゲート302を
制御するために用いられるようなnビットのシフトレジ
スタ300のブロックダイヤグラムである。ゲートの方
は、2つのインバータ304,306の逆平行接続によ
って生成されるフリップフロップに対し入力信号を供給
する。
【0063】本発明の好ましい実施態様が図示され記述
されてきたが、本発明の精神及び範囲内でさまざまなそ
の他の適合及び変更を加えることが可能であるというこ
とも理解すべきである。従って、本発明は冒頭のクレー
ムによってのみその範囲が制限されるべきものである。
【0064】
【発明の効果】本発明によりクロック入力信号の立上り
又は立下りに応答して正負の相補パルスが同時に発生
し、そのパルス幅はクロック入力信号のパルス幅とは独
立であるパルス発生回路が実現でき、しかも大きな過渡
電流スパイクが出現することのない回路が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロック入力信号の正エッジに応答してほぼ同
時の相補的出力パルスを生成する、本発明の第1の実施
例に従って構築されたMOS回路の概略図である。
【図2】図1の回路内で用いられるNANDゲートを実
施するのに用いられたMOS回路を示す概略図である。
【図3】図1の回路内で用いられるインバータを実施す
るのに用いられたMOS回路を示す概略図である。
【図4】図1の回路内のさまざまな信号の時間的関係を
示すタイミング図である。
【図5】図1の回路の入力及び出力波形を示すグラフで
ある。
【図6】図1の回路で用いられる標準的なMOSトラン
ジスタの、ソース及びドレイン素子との関係におけるゲ
ートの相対的位置及び寸法を示す一定の縮尺でない上面
概略図である。
【図7】クロック入力信号の負エッジに応答してほぼ同
時の相補的出力パルスを生成する、本発明の第2の実施
例に従って作られたMOS回路の概略図である。
【図8】図7の回路内で用いられるNORゲートを実施
するのに用いられたMOS回路を示す概略図である。
【図9】図7の回路内のさまざまな信号の時間的関係を
示すタイミング図である。
【図10】図7の回路の入力及び出力波形を示すグラフ
である。
【図11】nビットのシフトレジスタを構築する上での
図1又は7の回路の使用を示すブロックダイヤグラムで
ある。
【図12】相補的出力パルスを発生するための先行技術
に基づく回路の概略図である。
【符号の説明】
10…先行技術の回路 12…NANDゲート 14…第1の入力端子 16…クロック端子 20…インバータ 22…負のパルス出力端子 24…一連のインバータ 26…正のパルス出力端子 28…インバータ 50,200…回路 52,202…クロック生成セクション 54,204…クロック入力端子 56,206…パルス発生セクション 58,212…正のパルス出力端子 60…負のパルス発生回路 66, 68, 98, 216, 218, 248 …入力端子 64…NANDゲート 70,100,220…出力端子 72,74,76,86,90,92,228,230,232,236,244,246 …pチャ
ネルMOSFET 78,80,82,84,88,94,96,222,224,226,238,240,242…nチ
ャネルMOSFET 102,252…ゲート端子 104,254…ゲート相補端子 106,108,110…インバータ 112,262…NANDゲート 116,118,120,260,266,268,270,280 …インバータ 124,126…nチャネルトランジスタ 122,128,130,132,250…出力端子 134,136…コンデンサ 210…正のパルス発生回路 214…NORゲート

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック入力信号に応答して、該クロッ
    ク入力信号に対して相補関係にあり、それから第1の遅
    延間隔だけ遅延している第1のクロック信号、前記クロ
    ック入力信号と同位相でそこから第2の遅延間隔だけ遅
    延されている第2のクロック信号及び前記クロック入力
    信号に対して相補関係にありそれから第3の遅延間隔だ
    け遅延させられている第3のクロック信号を提供するク
    ロック手段と、 相補出力パルスのうちの1方を出力するための第1の出
    力ノード、該第1の出力ノードの電位を引き上げるため
    の第1のプルアップトランジスタ及び前記第2のクロッ
    ク信号に応答して前記第1の出力ノードの電位を引き下
    げるための第1のプルダウントランジスタを有する第1
    の出力回路と、 前記クロック入力信号及び前記第1のクロック信号に応
    答して、前記第1のプルアップトランジスタが前記クロ
    ック入力信号の立上りに応答してオンに切換えられ、前
    記第1のプルダウントランジスタがオンに切換えられる
    前に前記第1のクロック信号の立下りに応答してオフに
    切換えられるように前記第1のプルアップトランジスタ
    に対して第1の制御信号を提供する第1の論理ゲート回
    路と、 前記相補出力パルスのうちの他方を出力するための第2
    の出力ノード、前記第3のクロック信号に応答して前記
    第2の出力ノードの電位を引き上げるための第2のプル
    アップトランジスタ及び前記第2の出力ノードの電位を
    引き下げるための第2のプルダウントランジスタを有す
    る、第2の出力回路と、 前記クロック入力信号、前記第1のクロック信号及び前
    記第2のクロック信号に応答して、前記第2のプルダウ
    ントランジスタが前記クロック入力信号の立上りに応答
    してオンに切換えられ、前記第2のプルダウントランジ
    スタがオンに切換わる前に第2のクロック信号の立上り
    に応答してオフに切換えられるように、第2のプルダウ
    ントランジスタに対して第2の制御信号を提供する第2
    の論理ゲート回路とを含む、クロック入力信号に応答し
    て実質的に相補的な出力パルスを生成するためのパルス
    発生器回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の出力ノードに接続され、前記
    第1のプルダウントランジスタがオンに切換わる前に前
    記第1の制御信号に応答してオンに切換えられる第3の
    プルダウントランジスタがさらに含まれ、該第3のプル
    ダウントランジスタのトランスコンダクタンスが前記第
    1のプルアップトランジスタ及び前記第1のプルダウン
    トランジスタのトランスコンダクタンスよりも低い、請
    求項1に記載のパルス発生器回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の出力ノードに接続され、前記
    第2のプルアップトランジスタがオンに切換えられる前
    に前記第2の制御信号に応答してオンに切換えられる第
    3のプルアップトランジスタがさらに含まれ、該第3の
    プルアップトランジスタのトランスコンダクタンスが前
    記第2のプルアップトランジスタ及び前記第2のプルダ
    ウントランジスタのトランスコンダクタンスよりも低
    い、請求項1に記載のパルス発生器回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の論理ゲート回路には、前記第
    1及び第2のクロック信号により制御され前記クロック
    入力信号を選択的に転送するCMOS伝達ゲート、及び
    該CMOS伝達ゲートがオフに切換えられたとき前記第
    2のクロック信号に応答して前記CMOS伝達ゲートの
    出力の電位を引くための第4のプルダウントランジスタ
    が含まれている、請求項1に記載のパルス発生器回路。
  5. 【請求項5】 第1の論理ゲート回路には、前記クロッ
    ク入力信号及び前記第1のクロック信号を受信し前記第
    1の制御信号を提供するNANDゲートが含まれてい
    る、請求項4に記載のパルス発生器回路。
  6. 【請求項6】 前記クロック入力信号のパルス幅が前記
    相補的出力パルスのパルス幅より大きい、請求項1に記
    載のパルス発生器回路。
  7. 【請求項7】 前記第2の遅延間隔が前記第1の遅延間
    隔より大きく、前記第3の遅延間隔が前記第2の遅延間
    隔より大きい、請求項1に記載のパルス発生器回路。
  8. 【請求項8】 前記第2の遅延間隔が前記第1の遅延間
    隔より小さく、前記第3の遅延間隔が前記第1の遅延間
    隔より大きい、請求項1に記載のパルス発生器回路。
  9. 【請求項9】 前記第2の遅延間隔が前記第1の遅延間
    隔よりも大きく、前記第3の遅延間隔が前記第1の遅延
    間隔とほぼ等しい、請求項1に記載のパルス発生器回
    路。
  10. 【請求項10】 前記第2の遅延間隔が前記第1の遅延
    間隔よりも小さく、前記第3の遅延間隔が前記第1の遅
    延間隔にほぼ等しい、請求項1に記載のパルス発生器回
    路。
  11. 【請求項11】 クロック入力信号に応答して、該クロ
    ック入力信号に対し相補関係にありそれから第1の遅延
    間隔だけ遅延している第1のクロック信号、前記クロッ
    ク入力信号と同位相でそこから第2の遅延間隔だけ遅延
    されている第2のクロック信号及び前記クロック入力信
    号に対して相補関係にありそれから第3の遅延間隔だけ
    遅延させられている第3のクロック信号を提供するクロ
    ック手段と、 相補出力パルスのうちの1方を出力するための第1の出
    力ノード、該第1の出力ノードの電位を前記第2のクロ
    ック信号に応答して引き上げるための第1のプルアップ
    トランジスタ及び前記第1の出力ノードの電位を引き下
    げるための第1のプルダウントランジスタを有する第1
    の出力回路と、 前記クロック入力信号及び前記第1のクロック信号に応
    答して、前記第1のプルアップトランジスタが前記クロ
    ック入力信号の立下りに応答してオンに切換えられ、前
    記第1のプルアップトランジスタがオンに切換わる前に
    前記第1のクロック信号の立上りに応答してオフに切換
    えられるように、前記第1のプルアップトランジスタに
    対して第1の制御信号を提供する第1の論理ゲート回路
    と、 前記相補出力パルスのうちの他方を出力するための第2
    の出力ノード、該第2の出力ノードの電位を引き上げる
    ための第2のプルアップトランジスタ及び前記第3のク
    ロック信号に応答して前記第2の出力ノードの電位を引
    き下げるための第2のプルダウントランジスタを有する
    第2の出力回路と、 前記クロック入力信号、前記第1のクロック信号及び第
    2のクロック信号に応答して、前記第2のプルアップト
    ランジスタが前記クロック入力信号の立下りに応答して
    オンに切換えられ、前記第2のプルダウントランジスタ
    がオンに切換わる前に前記第2のクロック信号の立下り
    に応答してオフに切換えられるように、第2のプルアッ
    プトランジスタに対して第2の制御信号を提供する第2
    の論理ゲート回路とを含む、クロック入力信号に応答し
    て実質的に相補的な出力パルスを生成するためのパルス
    発生器回路。
  12. 【請求項12】 前記第1の出力ノードに接続され、前
    記第1のプルアップトランジスタがオンに切換わる前に
    前記第1の制御信号に応答してオンに切換えられる第3
    のプルアップトランジスタがさらに含まれ、該第3のプ
    ルアップトランジスタのトランスコンダクタンスが前記
    第1のプルアップトランジスタ及び前記第1のプルダウ
    ントランジスタのトランスコンダクタンスよりも低い、
    請求項11に記載のパルス発生器回路。
  13. 【請求項13】 前記第2の出力ノードに接続され、前
    記第2のプルダウントランジスタがオンに切換わる前に
    前記第2の制御信号に応答してオンに切換えられる第3
    のプルダウントランジスタがさらに含まれ、該第3のプ
    ルダウントランジスタのトランスコンダクタンスが前記
    第2のプルアップトランジスタ及び前記第2のプルアッ
    プトランジスタのトランスコンダクタンスよりも低い、
    請求項11に記載のパルス発生器回路。
  14. 【請求項14】 前記第2の論理ゲート回路には、前記
    第1及び第2のクロック信号により制御され前記クロッ
    ク入力信号を選択的に転送するCMOS伝達ゲート、及
    び該CMOS伝達ゲートがオフに切換えられたとき前記
    第2のクロック信号に応答して前記CMOS伝達ゲート
    の出力の電位を引くための第4のプルアップトランジス
    タが含まれている、請求項11に記載のパルス発生器回
    路。
  15. 【請求項15】 前記第1の論理ゲート回路には、前記
    クロック入力信号及び前記第1のクロック信号を受信し
    前記第1の制御信号を提供するNANDゲートが含まれ
    ている、請求項14に記載のパルス発生器回路。
  16. 【請求項16】 前記クロック入力信号のパルス幅が前
    記相補的出力パルスのパルス幅より大きい、請求項11
    に記載のパルス発生器回路。
  17. 【請求項17】 前記第2の遅延間隔が前記第1の遅延
    間隔より大きく、前記第3の遅延間隔が前記第2の遅延
    間隔より大きい、請求項11に記載のパルス発生器回
    路。
  18. 【請求項18】 前記第2の遅延間隔が前記第1の遅延
    間隔より小さく、前記第3の遅延間隔が前記第1の遅延
    間隔より大きい、請求項11に記載のパルス発生器回
    路。
  19. 【請求項19】 前記第2の遅延間隔が前記第1の遅延
    間隔よりも大きく、前記第3の遅延間隔が前記第1の遅
    延間隔とほぼ等しい、請求項11に記載のパルス発生器
    回路。
  20. 【請求項20】 前記第2の遅延間隔が前記第1の遅延
    間隔よりも小さく、前記第3の遅延間隔が前記第1の遅
    延間隔にほぼ等しい、請求項11に記載のパルス発生器
    回路。
JP20240992A 1991-07-29 1992-07-29 同時相補出力パルスを生成するためのパルス発生器回路 Expired - Fee Related JP3256283B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/738,158 US5130566A (en) 1991-07-29 1991-07-29 Pulse generator circuit for producing simultaneous complementary output pulses
US738158 1996-10-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05315909A JPH05315909A (ja) 1993-11-26
JP3256283B2 true JP3256283B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=24966810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20240992A Expired - Fee Related JP3256283B2 (ja) 1991-07-29 1992-07-29 同時相補出力パルスを生成するためのパルス発生器回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5130566A (ja)
EP (1) EP0529328B1 (ja)
JP (1) JP3256283B2 (ja)
KR (1) KR960011108B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2880734B2 (ja) * 1989-08-31 1999-04-12 株式会社東芝 集積回路及びその接続回路
US5270580A (en) * 1991-07-29 1993-12-14 Fujitsu Limited Pulse generator circuit for producing simultaneous complementary output pulses
DE4315298C1 (de) * 1993-05-07 1994-08-18 Siemens Ag Schaltungsanordnung zur Erzeugung zweier komplementärer Signale
US5398001A (en) * 1993-06-02 1995-03-14 National Semiconductor Corporation Self-timing four-phase clock generator
US5578954A (en) * 1993-06-02 1996-11-26 National Semiconductor Corporation Self-timing four-phase clock generator
US5541527A (en) * 1995-10-31 1996-07-30 Sgs-Thomson Microelectronics, Inc. PECL buffer
US9438212B2 (en) 2012-11-30 2016-09-06 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Concurrent true and complement signal generation
KR102657171B1 (ko) * 2021-11-15 2024-04-15 삼성전자주식회사 반도체 장치

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4069429A (en) * 1976-09-13 1978-01-17 Harris Corporation IGFET clock generator
JPS594223A (ja) * 1982-06-30 1984-01-11 Fujitsu Ltd クロツク発生回路
JPS5997222A (ja) * 1982-11-26 1984-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd クロツクパルス発生回路
JPS6075121A (ja) * 1983-09-30 1985-04-27 Nec Corp フリツプ・フロツプ
US4617477A (en) * 1985-05-21 1986-10-14 At&T Bell Laboratories Symmetrical output complementary buffer
US4645947A (en) * 1985-12-17 1987-02-24 Intel Corporation Clock driver circuit
JPS62189811A (ja) * 1986-02-17 1987-08-19 Hitachi Ltd Cmosクロツク回路
US4950920A (en) * 1987-09-30 1990-08-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Complementary signal output circuit with reduced skew
JP2690760B2 (ja) * 1988-11-08 1997-12-17 シャープ株式会社 Cmosインバータ回路
US5041738A (en) * 1989-12-04 1991-08-20 Advanced Micro Devices, Inc. CMOS clock generator having an adjustable overlap voltage

Also Published As

Publication number Publication date
EP0529328B1 (en) 1997-04-23
KR930003534A (ko) 1993-02-24
EP0529328A2 (en) 1993-03-03
EP0529328A3 (en) 1993-06-09
KR960011108B1 (ko) 1996-08-20
JPH05315909A (ja) 1993-11-26
US5130566A (en) 1992-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7375574B2 (en) Semiconductor device
KR930000970B1 (ko) 반도체 집적회로의 출력회로
JP3038094B2 (ja) 半導体集積回路装置の出力回路
US6188244B1 (en) Hysteresis input buffer
JPH07118635B2 (ja) 動的ヒステリシス手段を備える入力反転装置を有する集積回路
KR930000972B1 (ko) Cmos인버터를 구비한 반도체 집적회로
US4689505A (en) High speed bootstrapped CMOS driver
JPH0158896B2 (ja)
JPH0454721A (ja) クロックドライバー回路
JP3256283B2 (ja) 同時相補出力パルスを生成するためのパルス発生器回路
KR930018855A (ko) 높은 동적 전류 및 낮은 정적 전류용 2중 한계기능을 갖는 "트랜지스터 트랜지스터로직(ttl)-상보형 금속 산화물 반도체(cmos)" 변환 입력 버퍼 회로
JPS63300623A (ja) 半導体バツフア回路
US5986463A (en) Differential signal generating circuit having current spike suppressing circuit
US6781434B2 (en) Low charge-dump transistor switch
EP0339165B1 (en) GaAs MESFET logic circuits including push pull output buffers
JP3151329B2 (ja) データ出力回路
US5270580A (en) Pulse generator circuit for producing simultaneous complementary output pulses
US4004170A (en) MOSFET latching driver
JPH06152341A (ja) バッファリング回路
JPS5842659B2 (ja) トランジスタカイロ
JP2885617B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH10229331A (ja) 入力回路
JP2671660B2 (ja) 半導体集積回路装置
JPH09162400A (ja) Misトランジスタおよびそれを用いた半導体集積回路装置
JPS61296821A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011023

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees