JP3255545B2 - 室内ユニット - Google Patents

室内ユニット

Info

Publication number
JP3255545B2
JP3255545B2 JP23556994A JP23556994A JP3255545B2 JP 3255545 B2 JP3255545 B2 JP 3255545B2 JP 23556994 A JP23556994 A JP 23556994A JP 23556994 A JP23556994 A JP 23556994A JP 3255545 B2 JP3255545 B2 JP 3255545B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion path
front panel
notch
bearing
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23556994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0894118A (ja
Inventor
尚 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Carrier Corp filed Critical Toshiba Carrier Corp
Priority to JP23556994A priority Critical patent/JP3255545B2/ja
Publication of JPH0894118A publication Critical patent/JPH0894118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3255545B2 publication Critical patent/JP3255545B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機を構成する
室内ユニットに係り、特に前面パネルに対して開閉自在
に取り付けた吸込みグリルの枢支構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられる空気調和機は、被空
調室に配置される室内ユニットと、屋外に配置される室
外ユニットからなり、これらユニット相互を冷媒管およ
び電気配線で接続してなる。
【0003】特に、従来の室内ユニットにおいては、前
面パネルに対して吸込みグリルが直接嵌め込み固定さ
れ、この吸込みグリルと相対向して配される熱交換器と
の間にエアーフィルタが介在されている。
【0004】上記エアーフィルタは、吸込みグリルの裏
面側に着脱自在に支持される。そして、エアーフィルタ
は吸込みグリルの下部に形成される吹出し口から差し込
まれ、この両側部に形成される支持部に掛止して取付け
がなされる。取り出し時は、エアーフィルタの端部を押
し上げると支持部の掛合が外れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記エアー
フィルタを備え、頻繁に取り外して捕捉した塵埃を除去
しても、長期の使用に亘ると室内ユニット内の熱交換器
を構成する放熱フィン間に目詰りが生ずることがあり、
熱交換効率の低下をきたす。
【0006】そのため適宜期間が経過したあとは、熱交
換器を露出して目詰り除去などのメンテナンスを行う必
要があるが、上記吸込みグリルは前面パネルに嵌め込ま
れ、また前面パネルはユニット本体に取付け固定されて
いるので、これらをメンテナンス毎に取り外すのに手間
がかかる。
【0007】そこで近時、前面パネルに対して吸込みグ
リルを回動自在に枢支し、この吸込みグリルを開放した
状態でエアーフィルタを露出する構造が採用されるに至
った。上記エアーフィルタは着脱が可能であり、取り外
した状態で熱交換器が露出して、放熱フィンに対するメ
ンテナンスが可能となる。
【0008】具体的には、吸込みグリルの左右両側部に
互いに内側に向けて断面円形の支軸を突設し、これと対
応する前面パネル部位には円形の孔部である軸受け部を
設けて上記支軸を緩挿し、よって吸込みグリルを前面パ
ネルに対して開閉自在に枢支する。
【0009】しかしながら、このような構成では、吸込
みグリルの前面パネルへの取付け作業が面倒である。す
なわち、室内ユニットは普通、横長の形状であり、当
然、吸込みグリルの横幅寸法も大である。
【0010】上記吸込みグリルを前面パネルに取付ける
には、支軸が突設される軸部アームを強制的に側部方向
(外方)へ押し広げ、支軸が前面パネルの軸受け部に衝
突しないようにしてから掛止する。
【0011】このとき、軸部アームを押し広げる力が強
すぎると、アームが変形し過ぎて破断する虞れがあり、
弱すぎるとアームが変形せず支軸を軸受け部に取付ける
ことができない。
【0012】そして、吸込みグリルは左右の幅方向寸法
が長いから、支軸が左右に傾き易く、軸受け部に対して
支軸が、いわゆるコジル状態になって円滑な取付けがし
難いなどの不具合がある。
【0013】このため、吸込みグリルに付着したほこり
などを除去するのが難しく、あえてメンテナンスする場
合には、高い位置に据え付けられた空気調和機の吸込み
グリルに掃除機などを当てて行わなければならなかっ
た。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、前面パネルに吸込みグ
リルを開閉自在に取付けることを前提として、この取付
け作業ばかりでなく取り外し作業を容易化する構成をな
し、作業性の向上と取付け信頼性の向上を得られる室内
ユニットを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、本発明の室内ユニットは、前面パネルを備えたユニ
ット本体と、上記前面パネルの左右両側で、前面パネル
前端縁からある程度後方へ離間した位置に設けられる軸
受け部と、これら軸受け部に枢支される支軸が突設さ
れ、上記前面パネルに回動自在に取り付けられる吸込み
グリルとを備えた室内ユニットにおいて、上記前面パネ
ルの前端縁からそれぞれの上記軸受け部に亘って設けら
れ、第1の挿入路と第2の挿入路とが連設されてなる
挿入路と、上記吸込みグリル支軸に設けられ、吸込みグ
リルを上記前面パネル手前側から後方へ移動することに
より、上記前面パネル端縁から軸挿入路を構成する第
1の挿入路と第2の挿入路を介して軸受け部に挿入し、
かつ吸込みグリルを手前側に引くことにより軸受け部か
ら第2の挿入路と第1の挿入路を介して前面パネルから
引き出せる切欠部とを具備し、上記第1の挿入路は、前
面パネルの前端縁側が幅が広く、かつ第2の挿入路側に
向かって漸次幅が狭く形成されるテーパ状の切欠溝であ
り、上記第2の挿入路は、第1の挿入路端部の狭い方の
幅寸法をそのまま平行に上記軸受け部まで延長した切欠
溝であり、 上記支軸は断面円形状をなし、上記切欠部は
相対向して平行な直線状の平坦面であり、さらに、上記
切欠部相互間に形成される曲線面との境をなす稜部に位
置し、かつ支軸先端に向かって、切欠部および曲線面に
亘って徐々に拡大して切り欠れる第2の切欠部を備え
【0016】
【0017】さらに、上記前面パネルは、さらにほぼ中
央部に軸挿入路が設けられていない軸受け部を備え、こ
の軸受け部と対向する上記吸込みグリルのほぼ中央部に
は、この軸受け部に枢支される支軸が突設されているこ
とを特徴とする。
【0018】
【作用】前面パネルに対して吸込みグリルを傾いた状態
で挿入しても、第2の挿入路において第2の切欠部が滑
動して自然的に支軸は軸受け部に挿入される。吸込みグ
リル支軸を軸受け部から外す場合は、吸込みグリルを所
定角度開放して支軸切欠部を第2の挿入路と平行にして
から手前側に引けばよい。 結局、吸込みグリルの着脱
は、吸込みグリルを所定角度にして支軸切欠部を第2の
挿入路と平行にしてから前後方向に移動することで可能
となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に示すように、空気調和機の室内ユニッ
トが構成される。空気調和機本体であるユニット本体1
は、被空調室の壁面に取付け固定される後板2と、この
後板2の前面側に一体に設けられる前面パネル3とから
構成される。
【0020】上記前面パネル3には吸込みグリル4が後
述するような枢支構造を介して回動自在に枢支される。
上記吸込みグリル4を開放した状態でエアーフィルタ5
が露出され、このエアーフィルタ5のさらに裏面側に
は、ここでは図示しない熱交換器が配置される。なお、
前面パネル3の下部側には吹出し口6が設けられる。
【0021】図2に拡大して示すように、上記前面パネ
ル3には軸受け部7が設けられ、この軸受け部7に、上
記吸込みグリル4に設けられる支軸8が枢支され、吸込
みグリル4の回動が自在となっている。
【0022】なお説明すれば、上記軸受け部7は、前面
パネル3に一体に設けられる三角状の板片部3aの端縁
からある程度離間した位置に、円筒状に形成される。こ
の軸受け部7と前面パネル3端縁とは軸挿入路9で連通
される。
【0023】そして上記軸挿入路9は、前面パネル3の
板片部3a端縁側の第1の挿入路9Aと、軸受け部7側
の第2の挿入路9Bとが連設されてなる。上記第1の挿
入路9Aは、パネル端縁側が幅が広く、かつ第2の挿入
路9B側に向かって漸次幅が狭く形成されるテーパ状の
切欠溝である。第2の挿入路9Bは、第1の挿入路9A
端部の狭い方の幅寸法をそのまま平行に延長した切欠溝
である。
【0024】図3にも示すように、上記吸込みグリル4
の上端部で、かつこの左右両側部には、軸部アーム10
が一体に設けられる。それぞれの軸部アーム10の先端
部はほぼ円形状をなし、この中心部側面に上記支軸8が
一体に設けられる。
【0025】上記支軸8は、軸部アーム10側の基端部
は断面円形状をなすが、ここから先端部に亘って切欠部
11,11が設けられる。この切欠部11は、断面円形
の支軸8を切欠した相対向する平行な直線状の平坦面か
らなる。
【0026】上記支軸8の基端部の直径寸法は、上記軸
受け部7の直径寸法よりもわずかに小さく形成され、上
記切欠部11,11相互間隔寸法は、上記第2の挿入路
9Bの幅寸法よりもわずかに小さくなるように設定され
る。
【0027】このようにして前面パネル3に軸受け部7
が設けられ、かつ吸込みグリル4に支軸8が設けられて
おり、吸込みグリル4を前面パネル3に取り付けるに
は、つぎに述べるようにして行う。
【0028】すなわち、図2(A)に示すように、吸込
みグリル4を前面パネル3に対してある程度開放した状
態とし、第2の挿入路9Bに対して支軸8の切欠部1
1,11を平行に向ける。そして、支軸8をそのまま移
動して、切欠部11を第1の挿入路9Aを介して第2の
挿入路9Bに挿入する。
【0029】このとき、吸込みグリル4の開放角度が不
適切で、第2の挿入路9Bに対して切欠部11,11が
正しく平行にならなくても、第1の挿入路9Aは端縁側
を広く、第2の挿入路9Bに対して幅の狭いテーパ状に
形成したから、このテーパ溝に沿って移動することによ
り、ある程度のずれを吸収して切欠部11の挿入を許容
する。
【0030】支軸8は極く自然的に第1の挿入路9Aか
ら第2の挿入路9Bに導かれ、かつ切欠部11は第2の
挿入路9Bの幅寸法よりもわずかに狭い間隔寸法である
から、ここには何らの支障もなく円滑に挿通して軸受け
部7に至る。そして、吸込みグリル4を閉成する方向に
回動する。
【0031】この軸受け部7内で、ごくわずかでも吸込
みグリル4を回動すれば、支軸切欠部11の第2の挿入
路9Bに対する平行関係がずれる。その位置で吸込みグ
リル4を手前側に引いても、切欠部11が軸受け部7周
面に当接するだけで、支軸8が軸受け部7から抜き出る
ことはない。
【0032】換言すれば、軸受け部7や支軸8に対して
特に強制力を付することなく、支軸切欠部11を第2の
挿入路9Bと平行にすれば、支軸8を軸受け部7に挿入
でき、吸込みグリル4を前面パネル3に取り付けられ
る。このとき、第1の挿入路9Aは切欠部11に対する
ガイドの機能を有する。
【0033】そして、支軸切欠部11が第2の挿入路9
Bに位置している状態で吸込みグリル4を回動しようと
しても、この挿入路9Bに規制されてグリル4の回動が
できない。すなわち、支軸8が未だ軸受け部7に到達し
ていないことを知ることができ、簡単な判別手段を備え
ることとなる。
【0034】吸込みグリル4を取り付けたあと、このグ
リル4を回動して前面パネル3を開放し、エアーフィル
タ5を露出する。そして、このエアーフィルタ5を取り
外して捕捉した塵埃の除去を行える。
【0035】また、エアーフィルタ5を取り外せば熱交
換器が露出するので、この目詰り除去などのメンテナン
ス作業を行えることとなる。吸込みグリル4を水洗いす
るなど、必要に応じて吸込みグリル4を取り外しするに
は、このグリルを所定角度開放して支軸切欠部11を第
2の挿入路9Bと平行にしてから、手前側へ引けばよ
い。ここでも強制力は不要であり、ごく簡単に吸込みグ
リル4の取り外しが可能となる。
【0036】このように支軸切欠部11と第2の挿入路
9Bとの平行を一致させない限り吸込みグリル4の取り
外しは不可能であるから、吸込みグリル4の取り外しを
意図して作業しなければならない。換言すれば、単な
る、いたずら等による吸込みグリル4の取り外しを阻止
できる。
【0037】そして上記実施例においては、特に図4に
示すように、吸込みグリル4に設けられる左右一対の軸
部アーム10,10と、これら軸部アームにそれぞれ突
設される支軸8,8の位置は、左右で互いに異なるよう
設定した。
【0038】すなわち、吸込みグリル4の右側端部から
回動アーム10までの距離l1 と、吸込みグリル4の左
側端部から回動アーム10までの距離l2 とを比較する
と、l1 > l2 の関係にある。
【0039】一般的に右利きの人が多く、右腕の力が強
いので、右側を操作する力が大きい。したがって、右側
の支軸8を先に、かつ容易に軸受け部7に係合でき、後
から左側の支軸8を軸受け部7に係合できる。この左側
の支軸8の係合にあたって、先に右側の支軸8が係合し
ているので、極く容易な作業となる。
【0040】なお、図5に示すように、平行な直線状の
平坦面からなる切欠部11,11を設けた支軸8のさら
に先端に、第2の切欠部12を設けてもよい。この第2
の切欠部12は、基端部が上記切欠部11と、切欠部相
互間に形成される曲線面との境をなす稜部に位置し、か
つ支軸8先端に向かって、切欠部および曲線面に亘って
徐々に切り欠れる、傾斜した三角状の平坦面からなる。
【0041】上述したように、ユニット本体1とともに
吸込みグリル4の横幅寸法は極めて大であり、この両側
端部に設けられる支軸8を軸受け部7に挿入するのにあ
たって、吸込みグリル4が前面パネル3に対して正しく
平行にならずに、ある程度傾いたまま支軸8を挿入路9
に挿入することが多い。
【0042】すなわち、たとえば右側の支軸8は切欠部
11が正しく軸受け部7内に挿入位置しているのに対し
て、左側の支軸8は吸込みグリル4の傾きで第2の挿入
路9Bに位置している場合がある。このときは、当然、
切欠部11と第2の挿入路9Bとの平行が一致していな
い。
【0043】しかしながら、第2の挿入路9Bに位置す
る支軸8に上述した第2の切欠部12が設けられていれ
ば、軸受け部7に近い位置の挿入路9Bで吸込みグリル
4を閉成方向に回動することにより、この挿入路9Bに
対して第2の切欠部12が滑動し、自然的に支軸8は軸
受け部7に挿入される。
【0044】この第2の切欠部12の滑動状態を、図6
(A)(B)および図7(C)ないし(E)に示す。図
6(A)の状態では、一方の支軸8が第2の挿入路9B
に位置しており、ここでは図示しない他方の支軸は既に
軸受け部7に挿入位置している。すなわち、吸込みグリ
ル4は左右に傾いた状態で取り付けられようとしてい
る。
【0045】同図(B)に示すように、この状態のまま
吸込みグリル4を閉成方向に回動付勢する。第2の挿入
路9Bに対して切欠部11は極くわずかな寸法差しかな
いから、わずかな回動でも第2の切欠部12面が挿入路
9Bに接する。
【0046】上記第2の切欠部12は傾斜した三角状の
平坦面であり、支軸8を回動すると、第2の切欠部が第
2の挿入路9Bの面に対して傾斜して接触する。すなわ
ち、支軸の回動とともに軸受け部7方向への位置移動と
なって現れる。
【0047】図7(C)から同図(E)に順に示すよう
に、支軸8の回動角度を増加しても、第2の切欠部12
の面が第2の挿入路9Bに接することには変わりがな
い。そして、支軸8の回動角度の増加にともなって、第
2の切欠部12の第2の挿入路9Bに対する位置移動量
が大きくなる。
【0048】図6(B)の状態で、既に支軸8の一部は
軸受け部7内に挿入するが、図7(C)から同図(D)
を経て、その挿入移動量も増加する。そして、同図
(E)の状態ではその大部分が軸受け部7内に挿入して
おり、ここから後わずかの回動で支軸8は軸受け部7に
完全に挿入位置することとなる。
【0049】したがって、支軸8に切欠部11を設けた
上で、このような第2の切欠部12を設けておくことに
より、吸込みグリル4を左右に傾いた状態で取り付けて
も、結局は取り付け可能となり、ある程度の作業誤差を
許容することができる。
【0050】このような第2の切欠部12、は左右いず
れか一方の支軸8に設けるばかりでなく、両方の支軸8
に設けることにより、吸込みグリル4のいずれの方向の
傾きに対しても対応できる。
【0051】また、図8に示すようなユニット本体1A
であってもよい。この前面パネル3Aは、左右両側部に
上述した軸受け部7,7が設けられ、吸込みグリル4A
は、左右両側に上述した切欠部を有する支軸8,8が軸
部アーム10,10を介して設けられ、吸込みグリルが
前面パネルに回動自在に枢支されることは変わりがな
い。
【0052】そればかりでなく、前面パネル3Aのほぼ
中央部位置には、三角状の板片部3aが一体に突設され
るとともに、ここに従来と同様の孔部からなる軸受け部
7aが設けられる。
【0053】一方、これと対向する吸込みグリル4Aの
ほぼ中央部には、軸部アーム10が一体に設けられ、こ
の側面に従来と同様の断面円形の支軸8aが設けられ
る。そして、この支軸8aは上記軸受け部7aに緩挿さ
れる。
【0054】なお説明すれば、中央部の軸受け部7aに
おいては、左右の軸受け部7のような軸挿入路が設けら
れていない。したがって、吸込みグリル4Aの取り付け
にあたって、中央部の支軸8aを支持する軸部アーム1
0をある程度強制的に変形させて、係合することにな
る。
【0055】取り外す際も同様に、この軸部アーム10
を強制的に押し広げて行う。したがって、両側の支軸8
が軸受け部7から軸挿入路9を介して容易に外れても、
中央部の支軸8aはまだ軸受け部7aに係合した状態に
あり、たとえ勢いが余っても吸込みグリル4Aが容易に
脱落するようなことはない。
【0056】なお、上記実施例においては、軸受け部7
を三角状の板片部3aに形成したが、これに限定される
ものではなく、前面パネル3,3Aに軸受け部が形成さ
れるようにすればよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吸
込みグリルの支軸の切欠部と軸挿入路を構成する第2の
挿入路とを平行にして前後方向に移動するだけの極く簡
単な作業で、吸込みグリルの前面パネルに対する着脱が
自在であり、作業性の向上を図れるとともに、切欠部と
第2の挿入路との平行がずれれば支軸の抜き出しを規制
でき、いたずら等に有効に対処して、安全性と信頼性の
向上を図れるという効果を奏する。
【0058】さらに、支軸は断面円形状をなし、切欠部
は相対向して平行な直線状の平坦面であるから、極く簡
単な加工によって切欠部が得られることとなり、コスト
に与える悪影響を最小限に抑制できるという効果を奏す
る。
【0059】さらに、上記支軸の切欠部に第2の切欠部
を備えから、一方の支軸が枢支部にあって、他方の支軸
第2の挿入路途中にあるような、吸込みグリルの傾き
があっても、吸込みグリルを回動すれば自然的に支軸を
軸受け部に係合でき、作業性の向上を得られる効果を奏
する。また、前面パネルのさらにほぼ中央部に軸挿入路
が設けられていない軸受け部を備え、吸込みグリルのほ
ぼ中央部に上記軸受け部に枢支される支軸を突設したか
ら、吸込みグリルをある程度強制的に変形させて係脱す
ることになり、たとえ両側の支軸が軸挿入路から外れて
も中央部の支軸は軸受け部に係合した状態にあり、吸込
みグリルは容易には脱落しないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、空気調和機室内ユニ
ットの斜視図。
【図2】(A)は同実施例の、軸受け部に対する支軸の
係合状態を説明する図。(B)は同実施例の、軸受け部
に支軸を係合した状態を説明する図。
【図3】同実施例の、吸込みグリルの両側端部における
支軸の斜視図。
【図4】同実施例の、吸込みグリルを開放した状態の室
内ユニットの正面図。
【図5】他の実施例の、第2の切欠部を備えた支軸の斜
視図。
【図6】(A)および(B)は、図5の第2の切欠部を
備えた支軸が軸受け部に係合する状態を順に現した図。
【図7】(C)ないし(E)は、図6に引き続いて第2
の切欠部を備えた支軸が軸受け部に係合する状態を順に
現した図。
【図8】さらに異なる他の実施例の、空気調和機室内ユ
ニットの斜視図。
【符号の説明】
3…前面パネル、1…ユニット本体、7…軸受け部、8
…支軸、4…吸込みグリル、9…軸挿入路、9A…第1
の挿入路、9B…第2の挿入路、11…切欠部、12…
第2の切欠部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面パネルを備えたユニット本体と、 上記前面パネルの左右両側で、前面パネル前端縁からあ
    る程度後方へ離間した位置に設けられる軸受け部と、これら 軸受け部に枢支される支軸が突設され、上記前面
    パネルに回動自在に取り付けられる吸込みグリルとを備
    えた室内ユニットにおいて、 上記前面パネルの前端縁からそれぞれの上記軸受け部に
    亘って設けられ、第1の挿入路と第2の挿入路とが連設
    されてなる軸挿入路と、 上記吸込みグリル支軸に設けられ、吸込みグリルを上記
    前面パネル手前側から後方へ移動することにより、上記
    前面パネル端縁から軸挿入路を構成する第1の挿入路
    と第2の挿入路を介して軸受け部に挿入し、かつ吸込み
    グリルを手前側に引くことにより軸受け部から第2の挿
    入路と第1の挿入路を介して前面パネルから引き出せる
    切欠部とを具備し、上記第1の挿入路は、前面パネルの前端縁側が幅が広
    く、かつ第2の挿入路側に向かって漸次幅が狭く形成さ
    れるテーパ状の切欠溝であり、 上記第2の挿入路は、第1の挿入路端部の狭い方の幅寸
    法をそのまま平行に上記軸受け部まで延長した切欠溝で
    あり、 上記支軸は断面円形状をなし、上記切欠部は相対向して
    平行な直線状の平坦面であり、 さらに、上記切欠部相互間に形成される曲線面との境を
    なす稜部に位置し、かつ支軸先端に向かって、切欠部お
    よび曲線面に亘って徐々に拡大して切り欠れる第2の切
    欠部を備えた ことを特徴とする室内ユニット。
  2. 【請求項2】上記前面パネルは、さらにほぼ中央部に軸
    挿入路が設けられていない軸受け部を備え、この軸受け
    部と対向する上記吸込みグリルのほぼ中央部には、この
    軸受け部に枢支される支軸が突設されていることを特徴
    とする請求項1記載の室内ユニット。
JP23556994A 1994-09-29 1994-09-29 室内ユニット Expired - Fee Related JP3255545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23556994A JP3255545B2 (ja) 1994-09-29 1994-09-29 室内ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23556994A JP3255545B2 (ja) 1994-09-29 1994-09-29 室内ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0894118A JPH0894118A (ja) 1996-04-12
JP3255545B2 true JP3255545B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=16987939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23556994A Expired - Fee Related JP3255545B2 (ja) 1994-09-29 1994-09-29 室内ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3255545B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3317203B2 (ja) * 1997-08-05 2002-08-26 三菱電機株式会社 空気調和機
KR100322114B1 (ko) * 1999-07-28 2002-02-06 윤종용 분리형 공기조화기의 실내기
KR100419202B1 (ko) * 2001-11-27 2004-02-19 삼성전자주식회사 공기조화기
KR100476431B1 (ko) * 2002-04-04 2005-03-16 엘지전자 주식회사 공기조화기의 댐퍼장치
JP4537433B2 (ja) * 2007-08-30 2010-09-01 三菱電機株式会社 空気調和機
JP5349438B2 (ja) * 2010-09-27 2013-11-20 三菱電機株式会社 空気調和機
JP7088903B2 (ja) * 2017-02-27 2022-06-21 シャープ株式会社 蓋開閉機構、空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0894118A (ja) 1996-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3255545B2 (ja) 室内ユニット
JP3066272B2 (ja) 空気調和機
KR101166378B1 (ko) 공기조화기
JPH10137698A (ja) 空調機内の洗浄装置並び送風ファン着脱装置及び送 風ファン着脱出入口及び送風ファン誘導装置及び車 輪付き送風ファン及び該誘導装置
JP4265467B2 (ja) 換気扇
JPH07260194A (ja) 空気調和装置のグリル着脱構造
JP3039410B2 (ja) 空気調和装置の風向調整装置
JP3482766B2 (ja) 空気調和機
JP3145553B2 (ja) 空気調和機
JP2616306B2 (ja) 空気調和機
JP2000065388A (ja) 空気調和機
JP3505954B2 (ja) 空気調和機のグリル着脱装置
JP2000130796A (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP2005164075A (ja) 空気調和装置
KR20040053942A (ko) 공기조화기
JP3261298B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP3392619B2 (ja) 空気調和機
JPH11281114A (ja) 給気調節装置
JP2994662B2 (ja) 空気調和機
JP2005188815A (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP4167478B2 (ja) 空気調和機の室内機
KR100345007B1 (ko) 공기 조화기의 풍향 조절 장치
JP3721732B2 (ja) 吸込グリルの枢支構造
JP3508461B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JPH10148384A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees