JP3255007B2 - 電池用水素吸蔵合金およびその製法 - Google Patents
電池用水素吸蔵合金およびその製法Info
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- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
に吸蔵・放出する水素吸蔵合金およびその製法に関する
ものであり、水素吸蔵合金を負極に用いたニッケル・水
素蓄電池などのアルカリ蓄電池に利用できる。
池は高信頼性が期待でき、小型軽量化も可能などの理由
で小型電池は主に各種ポ−タブル機器用電源として、ま
た中型、大型電池は移動用電源や据え置き用電源として
広く使われてきた。このアルカリ蓄電池は、これまで負
極にカドミウム極、正極にニッケル極を用いたニッケル
・カドミウム蓄電池が圧倒的に多く用いられてきたが、
近年さらに電池のエネルギー密度を向上させた新電池系
として水素吸蔵合金電極を負極に用いたニッケル・水素
蓄電池が脚光を浴びている。
吸蔵合金としては、LaNi5あるいはMmNi5をベー
スに、Mn,Al,Coなどの他の金属を合金の一部に
置換させたMmNi3.8Co0.5Mn0.4Al0.3合金など
のAB5タイプの合金が一般的であった。また、このA
B5タイプの合金とは別にZr,Ti,V,Ni,Cr
などを主成分にしたAB2タイプの合金も一部用いられ
ていた。
金としてまだ実用化には至っていないが、先のAB5タ
イプの合金、AB2タイプの合金よりも合金のエネルギ
ー密度が高い合金として、先と同じAB2タイプの合金
に分類できるZrとNiを主体としてC15型Lave
s相を主相とする水素吸蔵合金(例えば米国特許第4,
946,646号明細書に開示)が知られている。
金は、水素吸蔵能力は一般的なAB 5タイプの合金と比
較すると合金体積当たり約30〜40%高くなる。体積
当たりの容量密度の高いこの合金でアルカリ蓄電池を構
成すると、負極容量/正極容量の比率を一定にした場
合、AB5タイプの合金で構成した電池よりも水素吸蔵
合金負極の占有体積を低減できる。この低減できた体積
部分をさらに正極に占有させることにより電池容量を大
きくすることができる可能性を有していた。
極容量の比率を一定にして、実際にAB5,AB2の2つ
のタイプの合金を負極としてアルカリ蓄電池を構成して
その性能を比較してみると、Laves相を主相とする
AB2タイプの水素吸蔵合金で構成した電池は、20℃
での5時間率放電などの常温低率放電においては電池の
高容量化が可能なものの、特に0℃,1時間率放電など
の低温高率放電における電池の放電容量や放電電圧がA
B5タイプの合金を用いて構成した電池よりも劣ること
が明らかになった。
るAB2タイプの水素吸蔵合金の電池における実使用時
に必要な低温高率放電などの放電特性を改善し、多様な
使用条件下において電池の高容量化が実現できる電池用
水素吸蔵合金およびその製法を提供することを主たる目
的とする。
MnaMobCrcM1dM2eNif(但し0.4≦a≦
0.7,0.1≦b≦0.2,0.1≦c≦0.3,M
1はV,Nbおよび希土類元素より選ばれる少なくとも
1種で0<d≦0.1,M2はFe,CoおよびCuよ
り選ばれる少なくとも1種で0<e≦0.2,1.0≦
f≦1.3,かつ1.8≦a+b+c+d+e+f≦
2.2)で示され、その主たる合金相がLaves相で
あり、粉末X線回折におけるLaves相に帰属されな
い回折線の積分値の和が全回折線の積分値の和の5%以
下のものか、あるいは一般式Zr1-xM3xMnaMobC
rcM1dM2eNif(但しM3はTi,Hfより選ばれ
る少なくとも1種で0<x≦0.3,0.3≦a≦0.
7,0.05≦b≦0.2,0.05≦c≦0.3,M
1はV,Nbおよび希土類元素より選ばれる少なくとも
1種で0<d≦0.1,M2はFe,CoおよびCuよ
り選ばれる少なくとも1種で0<e≦0.2,0.8≦
f≦1.3,かつ1.6≦a+b+c+d+e+f≦
2.2)で示され、その主たる合金相がLaves相で
あり、粉末X線回折におけるLaves相に帰属されな
い回折線の積分値の和が全回折線の積分値の和の5%以
下のものを負極の水素吸蔵合金に用いるものである。
に記載の発明は、水素吸蔵合金の組織、組成を特定した
ものであり、これまでのLaves相を主相とするAB
2タイプの水素吸蔵合金電極およびこの電極を用いたア
ルカリ蓄電池の放電特性を改善したものである。
化が実現できるようにするためには、以下の二つの要件
が重要であり、この二つの要件を共に満たすことが重要
であった。
は、合金中の偏析相生成を極力防止して有効合金相とし
てのLaves相の割合を高め、かつその結晶子サイズ
を極力小さくすることが肝要である。従来のLaves
相を主相とするAB2タイプの水素吸蔵合金ではその凝
固過程で主にZr,Niからなる偏析相が生成し、その
偏析相が放電特性に好ましくない影響を与えていた。本
発明のように偏析相が存在しないか、もしくは存在して
も非常に小さな相であり、粉末X線回折におけるLav
es相に帰属されない回折線の積分値の和が全回折線の
積分値の和の5%以下とすることによって放電特性への
悪影響は小さくできる。
したままで優れた放電特性を得るための組成としては、
一般式ZrMnaMobCrcM1dM2eNif(但し0.
4≦a≦0.7,0.1≦b≦0.2,0.1≦c≦
0.3,M1はV,Nbおよび希土類系元素より選ばれ
る少なくとも1種で0<d≦0.1,M2はFe,Co
およびCuより選ばれる少なくとも1種で0<e≦0.
2,1.0≦f≦1.3,かつ1.8≦a+b+c+d
+e+f≦2.2)で示されるか、もしくは一般式Zr
1-xM3xMnaMobCrcM1dM2eNif(但しM3は
Ti,Hfより選ばれる少なくとも1種で0<x≦0.
3,0.3≦a≦0.7,0.05≦b≦0.2,0.
05≦c≦0.3,M1はV,Nbおよび希土類元素よ
り選ばれる少なくとも1種で0<d≦0.1,M2はF
e,CoおよびCuより選ばれる少なくとも1種で0<
e≦0.2,0.8≦f≦1.3,かつ1.6≦a+b
+c+d+e+f≦2.2)で示される合金であること
が必要である。
蔵合金としては、非常に広範囲な組成が知られている
が、高い水素吸蔵能力を保持したままで優れた放電特性
を得るためには上記の組成範囲が適切である。
(2)水素吸蔵合金の組成の両方の手法を用いなければ
従来のAB5タイプ合金と同等以上の優れた放電特性を
実現することは困難である。
に800〜1200℃の真空中もしくは不活性ガス雰囲
気中で熱処理を行うことによって水素吸蔵量が大きくな
り、かつこれを電池に用いた場合の放電特性が良好にな
る。また合金粉末それ自体は、合金溶湯をガスアトマイ
ズ法などの超急冷凝固法により200μm以下の直径を
もつ球状、魂状か500μm以下の厚みの薄片状、薄帯
状として作製するのが製法上からは好ましい。
Mo0.1Cr0.1Co0.1Ni1.2を選び、この合金を純度
99.9%以上の金属原料を用いてガスアトマイズ法で
作製した。作製量は1回4kgとした。得られた合金は
球状粉末であり、真空中にて1000℃,6時間熱処理
した後、篩別して粉末粒径を約150μmとして用い
た。得られた試料はICP発光分析による元素分析でほ
ぼ目的の組成になっていることが確認された。
カルボキシメチルセルロースと練合してペースト状に
し、多孔度95%の発泡状ニッケル多孔体に充填した。
これを90℃で真空乾燥し、厚さ0.33mmにプレス
したのち、幅39mm、長さ97mmにして負極とし
た。
利用率を向上させるためにCo化合物を混合した公知の
発泡式ニッケル極を選び、幅39mm、長さ77mm、
厚さ0.70mmとしてリード板を取り付けて用いた。
プロピレン不織布を用いた。負極、正極、セパレータを
組み合わせて、渦巻状に巻回してAAサイズの円筒状の
電池ケースに収納した。これに、比重1.30の水酸化
カリウム水溶液に水酸化リチウムを40g/l溶解した
もの2.2ccを電解液として注入し、封口して密閉電
池とした。これを本発明電池Aとする。
来の電池も併せて作製した。すなわち水素吸蔵合金とし
て通常の高周波溶解−鋳造法で作製したZrMn0.6V
0.2Cr0.1Ni1.2を機械粉砕、篩別して先と同様の方
法で電池とした。これを従来電池Bとする。
量は約1200mAhである。この容量は理論容量とほ
ぼ一致する。
よって評価した。あらかじめ室温にて10時間率で15
時間充電した電池を用いて、1時間率で終止電圧1.0
Vまで放電試験を実施した。雰囲気温度は0℃とした。
放電率を1時間率、雰囲気温度を0℃としたのは、一般
的に低率よりも高率放電のほうが、また室温よりも低温
のほうが電池の放電特性は悪く、評価結果が明確になる
からである。
1200mAh)に対する割合を低温高率放電特性の指
標とした。その結果を図1に示す。
容量であったのに対し、本発明電池Aでは約80%の放
電容量を示した。
て、粉末X線回折により解析したところ本発明電池Aで
は水素吸蔵合金がLaves相であり、偏析相に起因す
る回折線が観測されないことが確認できた。電子顕微鏡
を用いて合金粉末の断面の後方散乱電子像を観察したと
ころ、偏析相は全く観られず、粉末X線回折においても
主合金相以外の回折線は全く観測されなかった。このこ
とから極めて均質性の高い組織が得られていることが明
らかになった。これに対し、従来電池Bでは水素吸蔵合
金の主相はLaves相であったが、粉末X線回折では
偏析相に起因すると考えられる回折線が積分値比で約1
0%現れ、断面の後方散乱電子像の観察においても明ら
かに偏析相と考えられる組織の存在が確認された。これ
らの解析結果より本発明電池Aでは合金組織の均質性が
非常に高く、充放電に寄与する合金主相の割合が大き
く、おそらく結晶子サイズも小さくなっていると考えら
れ、その結果放電特性が向上したものと思われる。
および得られた合金の形状について調べた。
Aと同様とした。なお粉末状の合金試料が直接得られな
い製法については、機械粉砕を行い篩別して用いた。
電試験である。その結果を図2〜5に示した。
ーク溶解法としたときの結果である。いづれも放電容量
は60%以下であった。
イズ法として、合金試料の粒径を変化させたときの結果
である。試料はいづれも球状粉末である。粒径が小さい
ものほど放電特性は優れており、45μmの場合には約
85%の放電容量が得られた。これに対し、粒径が20
0μmより大きい場合には放電特性が大きく損なわれ、
放電容量は60%以下であった。この製法では粒径が2
00μmより大きくなると粒子の冷却速度が遅くなり、
合金組織の均質性が失われるため放電特性が劣化するも
のと考えられる。
いた場合、あるいはガスでなく水を用いた水アトマイズ
の場合にもほぼ同様の結果が得られ、放電特性は得られ
る合金粉末の粒径に依存することが明らかであった。
きの結果である。ロール急冷方式としては1本のロール
による単ロール方式を採用し、ロールは銅製のものを用
いた。試料は薄帯状であった。薄帯の厚みが薄いほど放
電特性は良好で、厚みが500μmより大きい場合には
放電特性は損なわれ、放電容量は60%以下となった。
なおロール急冷方式が単ロールであっても2本のロール
による双ロールであっても、大差はなく、試料の厚みが
500μm以下の場合に優れた放電特性が得られた。
果である。試料は不定形の粉末状であった。粉末の粒径
が小さいほど放電特性は良好で、粒径が200μmより
大きい場合には放電特性が大きく損なわれ、放電容量は
60%以下であった。
の際の合金製法および得られる試料形状との間には大き
な相関性があり、ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、
ロール急冷法、遠心噴霧法から選ばれる超急冷凝固法に
より200μm以下の直径を有する球状、塊状、もしく
は500μm以下の厚みの薄片状、薄帯状で作製される
水素吸蔵合金が好ましいことが明らかとなった。
解析を行ったところ、放電特性が劣るものはいづれも後
方散乱電子像において偏析相が観察され、粉末X線回折
におけるLaves相に帰属されない回折線の積分値の
和が全回折線の積分値の和の5%以上であり、合金組織
の均質性が損なわれていたことが確認された。これに対
して放電容量が60%以上であったものは偏析相はほと
んど観察されないか、観察されても主たる合金相がLa
ves相であり、粉末X線回折におけるLaves相に
帰属されない回折線の積分値の和が全回折線の積分値の
和の5%以下で、合金組織の均質性が極めて高いことが
確認された。
揮するためには合金の組織のみならず、合金の構成元素
の量も最適化する必要があることが明らかになった。以
下そのことについて説明する。
合金製法、電池作製方法および評価方法は本発明電池A
と同様とした。
成ZrMnaMo0.1Cr0.1Co0.1Ni1.2において、
aの値を0.2〜0.9の範囲で変化させたときの結果
を図6に示す。a値すなわちMn含有量が0.4〜0.
7の範囲で60%以上の放電容量が得られた。
Mn0.5MobCr0.1Co0.1Ni1. 2においてbの値を
0〜0.3の範囲で変化させたときの結果を図7に示
す。b値すなわちMo含有量が0.1〜0.2の範囲で
60%以上の放電容量が得られた。
Mn0.5Mo0.1CrcCo0.1Ni1. 2においてcの値を
0〜0.4の範囲で変化させたときの結果を図8に示
す。c値すなわちCr含有量が0.1〜0.3の範囲で
60%以上の放電容量が得られた。
素より選ばれる少なくとも1種)について述べる。合金
組成ZrMn0.5Mo0.1Cr0.1M1dCo0.1Ni1.2に
おいてdの値を0〜0.2の範囲で変化させたときの結
果を図9に示す。M1がV,Nb,希土類元素のいづれ
の場合でもd値すなわちM1含有量が0〜0.1の範囲
で60%以上の放電容量が得られた。またM1がV,N
b,希土類系元素の混合物である場合にも同様の結果が
得られた。
選ばれる少なくとも1種)について述べる。合金組成Z
rMn0.5Mo0.1CrcM2eNi1.2においてeの値を
0〜0.3の範囲で変化させたときの結果を図10に示
す。M2がFe,Co,Cuのいづれの場合でもe値す
なわちM2含有量が0〜0.2の範囲で60%以上の放
電容量が得られた。またM2がFe,Co,Cuの混合
物である場合にも同様の結果が得られた。
Mn0.5Mo0.1Cr0.1Co0.1Ni fにおいてfの値を
0.8〜1.5の範囲で変化させたときの結果を図11
に示す。f値すなわちNi含有量が1.0〜1.3の範
囲で60%以上の放電容量が得られた。
ZrMnaMobCrcM1dM2eNif(0.4≦a≦
0.7,0.1≦b≦0.2,0.1≦c≦0.3,M
1はV,Nb,希土類元素より選ばれる少なくとも1種
で0≦d≦0.1,M2はFe,Co,Cuより選ばれ
る少なくとも1種で0≦e≦0.2,1.0≦f≦1.
3)であらわされるものが優れていることが明らかとな
った。
る少なくとも1種)について述べる。M3がTiの場合
に合金組成Zr1-xM3xMn0.5Mo0.1Cr0.1Co0.1
Ni 1.2においてxの値を0〜0.5の範囲で変化させ
たときの結果を図12に示す。x値すなわちTi含有量
が0〜0.3の範囲で60%以上の放電容量が得られ
た。またM3がHfの場合に合金組成Zr1-xM3xMn
0.5Mo0.1Cr0.1Co0 .1Ni1.2において、x値すな
わちHf含有量を0〜0.3の範囲で変化させたときの
結果を図13に示す。x値すなわちHf量が0.003
〜0.1の範囲で70%以上の特に優れた放電容量が得
られた。M3がTiとHfの混合物である場合にもxが
0〜0.3の範囲で60%以上の放電容量が得られた。
成元素含有量の最適化を行い、その組成が一般式Zr
1-xM3xMnaMobCrcM1dM2eNif(M3はT
i,Hfより選ばれる少なくとも1種で0<x≦0.
3,0.3≦a≦0.7,0.05≦b≦0.2,0.
05≦c≦0.3,M1はV,Nb,希土類元素より選
ばれる少なくとも1種で0≦d≦0.1,M2はFe,
Co,Cuより選ばれる少なくとも1種で0≦e≦0.
2,0.8≦f≦1.3)で示されるものが優れている
ことが明らかになった。
のであっても、M3を含まない場合には1.8≦a+b
+c+d+e+f≦2.2,M3を含む場合には1.6
≦a+b+c+d+e+f≦2.2の条件を満たすもの
でなければ、優れた放電特性が得られないことも別の実
験の結果から明らかとなった。
施した方がより高い水素吸蔵量が得られることが示さ
れ、その条件は800〜1200℃の真空中もしくは不
活性ガス雰囲気中が好ましいことが認められた。
cM1dM2eNif(0.4≦a≦0.7,0.1≦b≦
0.2,0.1≦c≦0.3,M1はV,Nb,希土類
元素より選ばれる少なくとも1種で0≦d≦0.1,M
2はFe,Co,Cuより選ばれる少なくとも1種で0
≦e≦0.2,1.0≦f≦1.3,かつ1.8≦a+
b+c+d+e+f≦2.2)で示される水素吸蔵合金
であって、その主たる合金相がLaves相であり、粉
末X線回折におけるLaves相に帰属されない回折線
の積分値の和が全回折線の積分値の和の5%以下である
水素吸蔵合金もしくは一般式Zr1-xM3xMnaMobC
rcM1dM2eNif(M3はTi,Hfより選ばれる少
なくとも1種で0<x≦0.3,0.3≦a≦0.7,
0.05≦b≦0.2,0.05≦c≦0.3,M1は
V,Nb,希土類元素より選ばれる少なくとも1種で0
≦d≦0.1,M2はFe,Co,Cuより選ばれる少
なくとも1種で0≦e≦0.2,0.8≦f≦1.3,
かつ1.6≦a+b+c+d+e+f≦2.2)で示さ
れる水素吸蔵合金であって主たる合金相がLaves相
であり、粉末X線回折におけるLaves相に帰属され
ない回折線の積分値の和が全回折線の積分値の和の5%
以下である水素吸蔵合金を用いることにより、放電特性
に優れた電池用水素吸蔵合金が得られる。
の関係を示す放電特性図
の関係を示す放電特性図
の関係を示す放電特性図
との関係を示す放電特性図
との関係を示す放電特性図
との関係を示す放電特性図
との関係を示す放電特性図
量との関係を示す放電特性図
量との関係を示す放電特性図
量との関係を示す放電特性図
量との関係を示す放電特性図
Claims (5)
- 【請求項1】一般式ZrMnaMobCrcM1dM2eN
if(但し0.4≦a≦0.7,0.1≦b≦0.2,
0.1≦c≦0.3,M1はV,Nbおよび希土類元素
より選ばれる少なくとも1種で0<d≦0.1,M2は
Fe,CoおよびCuより選ばれる少なくとも1種で0
<e≦0.2,1.0≦f≦1.3,かつ1.8≦a+
b+c+d+e+f≦2.2)で示される水素吸蔵合金
であって、その主たる合金相がLaves相であり、粉
末X線回折におけるLaves相に帰属されない回折線
の積分値の和が全回折線の積分値の和の5%以下である
電池用水素吸蔵合金。 - 【請求項2】一般式Zr1-xM3xMnaMobCrcM1d
M2eNif(M3はTi,Hfより選ばれる少なくとも
1種で0<x≦0.3,0.3≦a≦0.7,0.05
≦b≦0.2,0.05≦c≦0.3,M1はV,Nb
および希土類元素より選ばれる少なくとも1種で0<d
≦0.1,M2はFe,CoおよびCuより選ばれる少
なくとも1種で0<e≦0.2,0.8≦f≦1.3,
かつ1.6≦a+b+c+d+e+f≦2.2)で示さ
れる水素吸蔵合金であって、その主たる合金相がLav
es相であり、粉末X線回折におけるLaves相に帰
属されない回折線の積分値の和が全回折線の積分値の和
の5%以下である電池用水素吸蔵合金。 - 【請求項3】合金を作製した後、さらに800〜120
0℃の真空中もしくは不活性ガス雰囲気中で熱処理を行
うことを特徴とする請求項1または2に記載の電池用水
素吸蔵合金。 - 【請求項4】Hf含有量の割合が、Hf含有量とZr含
有量の和に対して原子比で0.003〜0.1である請
求項2記載の電池用水素吸蔵合金。 - 【請求項5】合金溶湯を、ガスアトマイズ法,水アトマ
イズ法,ロール急冷法および遠心噴霧法のうちから選ば
れる超急冷凝固法により200μm以下の直径を有する
球状、塊状、もしくは500μm以下の厚みの薄片状、
薄帯状に作製することで請求項1または2記載の水素吸
蔵合金を得る電池用水素吸蔵合金の製法。
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1996
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