JP3253548B2 - 道路標識ポール - Google Patents

道路標識ポール

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JP3253548B2
JP3253548B2 JP02606497A JP2606497A JP3253548B2 JP 3253548 B2 JP3253548 B2 JP 3253548B2 JP 02606497 A JP02606497 A JP 02606497A JP 2606497 A JP2606497 A JP 2606497A JP 3253548 B2 JP3253548 B2 JP 3253548B2
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修一 諌山
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有限会社祥起金型
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路標識ポールに関
し、特に、ポールの更新、サイズ交換が容易で、かつ設
置も容易な、例えば、中央分離帯標識ポールとして利用
に適した道路標識ポールに関する。
【0002】
【従来の技術】道路の中央分離帯は、道路幅に余裕のあ
る場合には幅のある分離地帯を設け、そこにフェンスや
樹木を植え込み、恒久的な分離帯とするが、道路幅に余
裕がない場合には恒久的な分離帯をとることによって、
車道幅が削減され、かえって、危険が増すことがある。
このような場合、単なるセンターラインだけではドライ
バーが認識しにくいため、センターライン上に等間隔に
ポールを立てることが多い。
【0003】この道路標識ポールは、アンカーによって
地中に固定されるが、設置の容易性、車がこれを跳ねた
ときの衝撃等を考慮して、軽量材料で構成されている。
【0004】図5は従来の代表的な道路標識ポールの構
造を示す図である。この道路標識ポールはポール本体1
と埋め込みアンカー2とから構成され、ポール本体1は
二重構造の中空管を形成するポール部3とこれに連続し
て下部に広がるベース部4およびベース部4の底部中央
に、下向きにインサート成形されているボルト5から構
成されている。ポール部3とベース部4は樹脂製で一体
成形または2パーツを接着固定して実質的に一体となっ
ている。埋め込みアンカー2は金属製で、これを道路の
所定位置に埋め込み、その後、ポール本体1のボルト5
を埋め込みアンカー2の孔に当接し、ポール本体1を捩
じることにより、ポール本体1を埋め込みアンカー2に
固定する。
【0005】この道路標識ポールは、ポール本体が破損
した場合には、ボルトから外して新しいものと取り替え
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、、従来
の道路標識ポールはポール本体が一体となっており、ボ
ルトがインサート成形で固定されているため、埋め込み
アンカーに捩じ込む際にポール本体を回転させる必要が
あり、締め付け力が弱く、道路の振動により、ネジが緩
む傾向があり、実用上このメンテナンスに多大の労力が
要求されるという問題がある。
【0007】また、ポール本体が一体化製品であるため
製品管理に大きなスペースを必要とし、取り付け作業時
にも大型車両が必要となる。さらに、破損時の取り替え
にはボルトをインサート成形したポール本体全体を取り
替える必要があり、経済的にも問題がある。また、ポー
ルは用途によって、長さが異なるのでサイズ別に管理さ
れるがそれぞれにインサート成形をする必要があり、コ
スト高になる問題があった。
【0008】本発明は、上記のような従来技術の問題を
解消し、設置が確実でメンテナンスが容易であり、製品
管理が容易で、取り付け作業も簡単であり、かつ破損時
の取り替え費用を節減できる道路標識ポールを提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は次の手段
を採用するものである。 (1)略円筒状の樹脂製ポール部と、このポール部の下
方を着脱自在に固定可能にした樹脂製のベース部と、こ
のベース部の底部をボルトで締付け固定可能にしたアン
カー部とから構成され、前記ポール部の頂部には、該ポ
ール部を前記ベース部から外す際に圧縮空気を吹き込み
可能な小孔が設けられていることを特徴とする道路標識
ポール。
【0010】(2)ポール部の下端は筒状であり、かつ
上方ほど小径となる構造であることを特徴とする上記
(1)記載の道路標識ポール。
【0011】(3)ベース部が円盤ないしは中央部で厚
みを増す火山状であることを特徴とする上記(1)また
は(2)記載の道路標識ポール。
【0012】(4)ポール部とベース部の固定手段が嵌
合であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれ
かに記載の道路標識ポール。
【0013】(5)アンカー部が金属製であることを特
徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の道路標
識ポール。
【0014】(6)ポール部の表面に反射材を施したこ
とを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の
道路標識ポール。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
図1〜図4は本発明の道路標識ポールの代表例を示すも
のであり、図1は一部切開全体図、図2はポール部の一
部切開図、図3はベース部の一部切開図、図4(a)は
埋め込みアンカーの側面図、、(b)は埋め込みアンカ
ーの上面図である。この道路標識ポールはポール部10
1、ベース部102、締め付けボルト103および埋め
込みアンカー104から構成されている(図1)。
【0016】ポール部101は、上方ほど直径が小さい
円筒状管であり、頂部には小孔105が形成され、脚部
の内周には嵌合用の凸条106が複数本形成されてい
る。また、ポール上方外周には帯状に反射材による反射
部107が設けられている(図2)。
【0017】ベース部102は断面略台形の樹脂成形品
であり、中央に締め付けボルト103が入る陥没・貫通
孔を有し、その孔の周縁にはポール部101の脚部を支
持する内壁108が環状に形成され、その内壁108の
外周にはポール部101の脚部が嵌合する環状溝109
が形成されている。また、環状溝109の内壁側にはポ
ール部101の脚部の凸条106が嵌合する嵌合溝11
0が形成されている。締め付けボルト103の頭部には
締め付け穴111が形成されている(図3)。
【0018】埋め込みアンカー104は中央にボルトが
螺合可能な雌ネジを切ったネジ孔112を有する金属成
形品であり、螺合が確実になるように点非対称の形状と
なっている(図4(a)、(b))。
【0019】このような本発明の道路標識ポールを道路
上に設置するには、所定位置に埋め込みアンカー104
を埋めて固定し、次にベース部102を置き、締め付け
ボルト103でベース部を確実に固定する。その後、ポ
ール部101をベース部の環状溝109に嵌合させる。
ポール部101が破損した場合には、ポール部のみ新品
と交換するが、ベース部102との嵌合を外すにはポー
ル部頂部の小孔105から圧縮空気を吹き込むことによ
り、容易に外すことができる。
【0020】次に本発明の素材について説明する。ポー
ル部は耐衝撃、耐久、、耐候、耐温度変化等の要求性能
により、樹脂の種類を選択すべきであり、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、ポリウレタン樹脂など
が一般的であるが、耐熱性、柔軟性等を重視すれば、共
重合オレフィン樹脂、ポリエステルエラストマー樹脂、
ジエン系エラストマー樹脂なども有効に利用できる。成
形方法は射出成形が好ましいがブロー成形でも可能であ
る。
【0021】ベース部は上記ポール部と同じ樹脂を用い
ることもできるが、直接道路に接するため高温、低温の
温度変化によるクラックの発生がなく、また、締め付け
による破損のない樹脂を選ぶ必要があり、上記の外にナ
イロン樹脂、PBT樹脂等も考えられる。
【0022】埋め込みアンカーは金属が好ましく、錆び
ないことを考慮するとアルミニウム、ステンレススチー
ル等が好ましい。
【0023】
【0024】本発明の道路標識ポールは、道路のセンタ
ーライン上、安全地帯の境界、高次区域の境界、駐車場
の境界などに設置することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は次のような効果を有する (1)ポール部、ベース部、ボルト、アンカーの各パー
ツに分割されているので、それぞれの規格品を大量に効
率よく生産できる。
【0026】(2)ポール部破損による取り替えはポー
ル部のみ取り替えればよく、作業が簡単で、経済的であ
る。また、ポール部のベース部との嵌合を外すには、ポ
ール部頂部の小孔から圧縮空気を吹き込めばよく、容易
に外すことができる。
【0027】(3)アンカー部とベース部の固定は締め
付けボルトを利用するので固定が確実であり、メンテナ
ンスが容易である。
【0028】(4)脚部を統一すれば高さ厚いは樹脂素
材の異なるポールを各種製造して、ベース部を共通で使
用でき、製品管理がやりやすく、効率的である。
【0029】(5)各パーツを整理して収納できるので
現場に運ぶのが容易で工事が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標識ポールの一部切開全体図であ
る。
【図2】ポール部の一部切開図である。
【図3】ベース部の一部切開図である。
【図4】(a)は埋め込みアンカーの側面図であり、
(b)は埋め込みアンカーの上面図である。
【図5】従来の道路標識ポールの一部切開全体図であ
る。
【符号の説明】
1 ポール本体 2 埋め込みアンカー 3 ポール部 4 ベース部 5 ボルト 101 ポール部 102 ベース部 103 締め付けボルト 104 アンカー 105 小孔 106 凸条 107 反射部 108 内壁 109 環状溝 110 嵌合溝 111 締め付け穴 112 ネジ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 9/011

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円筒状の樹脂製ポール部と、このポール
    部の下方を着脱自在に固定可能にした樹脂製のベース部
    と、このベース部の底部をボルトで締付け固定可能にし
    たアンカー部とから構成され、前記ポール部の頂部に
    は、該ポール部を前記ベース部から外す際に圧縮空気を
    吹き込み可能な小孔が設けられていることを特徴とする
    道路標識ポール。
  2. 【請求項2】ポール部の下端は筒状であり、かつ上方ほ
    ど小径となる構造であることを特徴とする請求項1記載
    の道路標識ポール。
  3. 【請求項3】ベース部が円盤ないしは中央部で厚みを増
    す火山状であることを特徴とする請求項1または2記載
    の道路標識ポール。
  4. 【請求項4】ポール部とベース部の固定手段が嵌合で
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の道
    路標識ポール。
  5. 【請求項5】アンカー部が金属製であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の道路標識ポール。
  6. 【請求項6】ポール部の表面に反射材を施したことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の道路標識ポー
    ル。
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