JP3252075B2 - Pc弾性枕木の製造用型枠 - Google Patents

Pc弾性枕木の製造用型枠

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JP3252075B2 JP11130995A JP11130995A JP3252075B2 JP 3252075 B2 JP3252075 B2 JP 3252075B2 JP 11130995 A JP11130995 A JP 11130995A JP 11130995 A JP11130995 A JP 11130995A JP 3252075 B2 JP3252075 B2 JP 3252075B2
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勝彦 増田
泰志 野中
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株式会社佐藤工業所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PC弾性枕木の製造
型枠。詳しくはPC枕木の成形に際して弾性体を枕木と
一体結合してPC弾性枕木を製造する型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PC枕木の道床側にゴム等の弾性
体を取り付けたPC弾性枕木は公知であり、このPC弾
性枕木は、型によって枕木を製造した後、その道床側に
接着、型成形、現場発泡等の手段により弾性体を固定し
ている。従って、コンクリートの成形設備に加えて、弾
性体の接着、成形、現場発泡を行う設備を必要とし、こ
れら設備の設置に費用を要するだけでなく、接着、成
形、現場発泡に従事する作業員も必要とするため、製品
の製造コストが高くついて製品を廉価に提供することが
できない問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来
問題点を解決するためになされたもので、コンクリート
による枕木の成形と枕木への弾性体の確実な接合とを1
つの型枠内で一連的に行なわせることができるPC弾性
枕木の製造用型枠を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るPC弾性枕木の製造用型枠は、底を上
に向けて枕木を成形し、この枕木の底上へ弾性体を重ね
て、抑え部材により枕木へ押し付けて養生することによ
り製品を製造する底打ち型の型枠において、該型枠は、
内部に底を上に向けた枕木を成形する成形空間と、成形
された枕木の上へ弾性体を収容する収容空間とを設け、
上側には、前記弾性体を枕木へ押し付ける抑え部材を、
弾性体の区分的な押し付けが行なわれるように複数に区
分して設け、前記抑え部材には、弾性体の膨脹を外へ逃
すのに適した大きさの逃し孔をほぼ均等に配分されるよ
うに設けたものである構成を採用することを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本発明に係るPC弾性枕木の製造用型枠は、
ず、枕木の成形空間へコンクリートを充填し、充填によ
り枕木が形成されたらこの枕木に重ねて収容空間へ弾性
体を収容する。そして、型枠へ複数に区分して取り付け
た弾性体の抑え部材を1つずつ閉じて、弾性体を抑え部
材の区分単位で枕木に押し付けると、弾性体は枕木との
間に存在する空気を逃して枕木へよく密着する。そこ
で、公知の通りコンクリートの蒸気加熱等による養生処
理を行なうと、加熱により弾性体が膨張するが、抑え部
材は弾性体の膨脹を外へ逃せる逃し孔を設けられていて
膨脹は外へ逃がす。このため、弾性体と枕木との間に存
在した空気は弾性体の表面に設けた公知の空気抜きの孔
と抑え部材に設けた膨脹逃し孔を経て外へ排出され、枕
木と弾性体との間には閉じ込められないから、養生を終
って脱型すると弾性体と枕木が一体化されて弾性体の剥
離を起さないPC弾性枕木を形成する。
【0006】
【実施例】以下に本発明に係るPC弾性枕木の製造用型
の実施例を図面に基づいて説明する。
【0007】図1は本発明に係るPC弾性枕木用の製造
用型枠内にPC弾性枕木を形成した状態を示す縦断側面
図、図2は型枠内の枕木の成形空間へコンクリートを充
填した状態を示す縦断側面図、図3は枕木の成形空間へ
コンクリートを充填した後、その上側の収容空間ヘ弾性
体を収容した状態を示す縦断側面図、図4は型枠に取り
付けた弾性体の抑え部材の構成を示す平面図、図5は弾
性体の抑え部材を締め付ける締め具を示す正面図、図6
は製造されたPC弾性枕木の断面形状を示す拡大断面
図、図7は同上の全体形状を示す斜視図である。
【0008】図1〜図5において符号1は、図6、図7
に示すPC弾性枕木2を形成する型枠を示すもので、枕
木2の軌道側を下に、道床側を上にした断面形状で枕木
の長さに適合する寸法に形成して、その上方にコンクリ
ートを充填する開口3を設けた底打ち型としてある。そ
してこの型枠1は、図1に示す通りコンクリートcを充
填してPC枕木2を形成させる成形空間4と、その上側
に図2、図3に示す通り枕木2に重ねて弾性体5を収容
する収容空間6を設けてあり、前記開口3には軸7によ
り型枠1へ開閉自在に取り付けた前記弾性体5の抑え部
材8を配設して、この抑え部材8は図4、図5に一部を
示す通り複数個に区分し、各区分の弾性体5に接する面
弾性体5が養生時に膨張したとき、この膨張を外に逃
す逃し孔8aを膨脹を逃すのに適した大きさ、図1に示
す通り弾性体の厚さの2倍程度(1.5倍〜3倍の範
囲)に設定し、逃し孔8aの総面積は、図4に示すよう
に抑え部材8の総面積の20%程度(10%〜50%の
範囲)に設定して、抑え部材8の各部へほぼ均等に配分
されるようにする。そして、前記型枠1には、抑え部材
8を閉じて弾性体8を枕木2へ押し付けさせたとき、こ
の状態を保持させるための締め具9を取り付けてある。
【0009】前記構成の型枠1によりPC弾性枕木2を
形成するときは、弾性体5の抑え部材8を開いて置い
て、開口3から型枠1内の成形空間4へコンクリートc
を充填し、充填後、速やかに収容空間6へ図3のように
弾性体5を収容する。この際、弾性体4は公知の通り一
端から成形された枕木2ヘ順次に接して行って枕木2と
の間に空気を閉じ込めないようにする。このようにして
枕木2上ヘ弾性体5を重ねたら、開いている複数の抑え
部材8を一方から順次に閉じて、弾性体5と枕木2との
間に閉じ込められる空気があれば、この空気を排出して
弾性体5を枕木2へ密着させる。この状態において、抑
え部材8に締め具9を係合させて閉鎖状態を保持し、公
知の蒸気養生手段等により成形品の養生を行なう。する
と、弾性体5は加熱により膨脹するが、抑え部材8に膨
脹を外へ逃すの適した逃し孔8aが設けられていて、膨
脹を外へ逃して型枠1の内部へ影響させない。このた
め、弾性体5と枕木2との間に残存空気やコンクリート
から出た空気が存在しても、これらの空気を弾性体5の
表面に設けた公知の空気抜きの孔と、抑え部材8の膨脹
逃し孔8aを経て外へ排出させて弾性体5と枕木2との
間に閉じ込めることがない。従って、養生を終わったと
き型枠1から製品のPC枕木2を取り出せば、弾性体5
が枕木2へ密着して一体となり、弾性体5の剥離を起こ
すことがない安定したPC弾性枕木2を製造することが
できる。なお、PC弾性枕木2は図6に示す以外に多く
の形式があるから、他の形式の枕木2を形成する場合
は、その形式に適合する断面形状と長さに形成した型枠
1を使用するものであるが、これらに付いての一々の例
示は省略する。
【0010】又、この型枠1による枕木2の成形におい
ては、弾性体5に図6に示すように両端に凹部10を設
けた係合子11の半分をインサートして置いて、弾性体
5を成形空間に充填したコンクリートの上ヘ収容して、
抑え部材8によって抑えれば弾性体5から露出している
係合子11の半分が成形された枕木2内に埋入されてコ
ンクリートcの硬化に伴ない固定されるため、係合子1
1により結合を強化されたPC弾性枕木を型成形により
簡単に製造することができるもので、これに用いる係合
子11は図示のものには限定されず、凹部10が弾性体
6及び枕木2コと噛み合って結合を行なうものであれ
ば、他の構造のものを任意に使用することができる。
【0011】
【発明の効果】前述した通り本発明に係るPC弾性枕木
の製造用型枠は、型枠の中にコンクリートにより枕木を
形成して、この枕木の上へ弾性体を乗せ、該弾性体を複
数に区分した抑え部材により枕木との間に空気が閉じ込
められないように抑えさせて養生処理を行なう。このた
め、養生による弾性体の膨脹が抑え部材に設けた膨脹の
逃し孔から外へ逃がされて型枠内へは影響しないから、
枕木と弾性体との間に残存空気や枕木から出た空気が存
在しても、これ等の空気は弾性体の表面に設けた公知の
空気抜き孔と抑え部材に設けた膨脹逃し孔とを経て順調
に外へ放出されて、枕木との間には閉じ込められないた
め閉じ込め空気による弾性体の剥離が起らない品質の安
定したPC弾性枕木を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPC弾性枕木用の製造用型枠内に
PC弾性枕木を形成した状態を示す縦断側面図である。
【図2】型枠内の枕木の成形空間へコンクリートを充填
した状態を示す縦断側面図である。
【図3】枕木の成形空間へコンクリートを充填した後、
弾性体の収容空間ヘ弾性体を収容した状態を示す縦断側
面図である。
【図4】型枠に取り付けた弾性体の抑え部材の構成を示
す平面図である。
【図5】弾性体の抑え部材を締め付ける締め具の構成を
示す正面図である。
【図6】製造されたPC弾性枕木の断面形状を示す拡大
断面図である。
【図7】同上の全体形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 型枠 2 枕木 4 成形空間 5 弾性体 6 収容空間 8 抑え部材8a 逃し孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 1/00 - 1/54 B28B 7/00 - 7/46 C04B 41/63

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底を上に向けて枕木を成形し、この枕木
    の底上へ弾性体を重ねて、抑え部材により枕木へ押し付
    けて養生することにより製品を製造する底打ち型の型枠
    において、 該型枠は、内部に底を上に向けた枕木を成形する成形空
    間と、成形された枕木の上へ弾性体を収容する収容空間
    とを設け、 上側には、前記弾性体を枕木へ押し付ける抑え部材を、
    弾性体の区分的な押し付けが行なわれるように複数に区
    分して設け、 前記、抑え部材には、弾性体の膨脹を外へ逃すのに適し
    た大きさの逃し孔をほぼ均等配分されるように設けたも
    のである ことを特徴とするPC弾性枕木の製造用型枠
JP11130995A 1995-04-12 1995-04-12 Pc弾性枕木の製造用型枠 Expired - Fee Related JP3252075B2 (ja)

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