JP2965508B2 - コンクリート製品成形用型枠装置 - Google Patents

コンクリート製品成形用型枠装置

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JP2965508B2 JP14196696A JP14196696A JP2965508B2 JP 2965508 B2 JP2965508 B2 JP 2965508B2 JP 14196696 A JP14196696 A JP 14196696A JP 14196696 A JP14196696 A JP 14196696A JP 2965508 B2 JP2965508 B2 JP 2965508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート製品成
形用型枠装置に係り、たとえば、コンクリート製品の壁
面部にU字形状の突出し筋や取手あるいはステップ等を
一体に突出成形するものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型土木工事においては、工場で
成形したコンクリート二次製品を使用する場合が多くな
り、このコンクリート製品には現場でコンクリート製品
の相互を連繋するループ筋等のU字形状の突出体を一体
に成形することが行われるようになっている。
【0003】そこで、この種のコンクリート製品成形用
型枠装置としては、たとえば、矩形状のコンクリート製
品の一般面、すなわち、底面、前後の側面及び左右の側
面を成形する鉄製の型本体にコンクリート製品の壁面部
に一体に突出するU字形状の突出体を挿通する開口部を
形成し、前記型本体の外側部には前記開口部から突出さ
れる前記U字形状の突出体の両脚部を挟持する挟持凹部
をそれぞれ有しかつ前記開口部を閉塞する着脱可能な一
対の分型を配設し、この一対の分型の挟持凹部にて前記
U字形状の突出体の両脚部を両側部から挟持しかつ前記
開口部を閉塞した状態でこの一対の分型を固定金具を介
してボルト・ナットにて前記型本体に固定する構成のも
のがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では、
型組時には一対の分型を両側部から組み付けてそれぞれ
の挟持凹部にてU字形状の突出体の両脚部を挟持し、こ
の一対の分型を固定金具及びボルト・ナットを用いて逐
一型本体に取り付けるため、この一対の分型の型組操作
に手数を要し、また、製品取出し時には同様に前記各部
品を逐一取り外す必要があって一対の分型の取り外し操
作に手数を要し、また、部品点数が多く、部品管理が繁
雑になる、という問題がある。
【0005】また、たとえば、一つのコンクリート製品
の壁面部にU字形状に突出する突出筋等の多数の突出体
を一体に突出する型枠装置を用いてコンクリート製品を
成形する場合には、その一対の分型の型組操作及び取り
外し操作に手数を要することから全体的には多くの手数
と時間を要し、作業能率を向上させる上での阻害要因と
なっている、という問題がある。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、分型の型組操作及び取り外し操作が簡単で、部品
点数が少なく、部品管理も容易で、多数の突出体を一体
に突出するコンクリート製品の成形時の分型の型組操作
及び取り外し操作を大幅に軽減でき、全体的には作業能
率を向上させることができるコンクリート製品成形用型
枠装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコンクリ
ート製品成形用型枠装置は、U字形状の突出体を有する
コンクリート製品を成形する型枠装置において、前記U
字形状の突出体を挿通可能に開口された開口部を有する
型本体と、前記U字形状の突出体に弾性変形により着脱
可能に嵌着され前記開口部を閉塞する弾性変形可能な分
型と、を具備し、前記分型には、この分型の両側部に前
記U字形状の突出体の両脚部を挿通する挿通孔をそれぞ
れ形成し、この両側部の挿通孔間に連通して前記U字形
状の突出体の湾曲部を押し込む開閉可能な切込み部を形
成したものである。
【0008】そして、U字形状の突出体の所定の位置に
弾性変形可能な分型を弾性変形により嵌着することによ
り、すなわち、分型を弾性変形させて切込み部を押し開
いた状態で、この切込み部にU字形状の突出体の湾曲部
を押し込むことにより、この分型の両側部の挿通孔内に
U字形状の突出体の両脚部がそれぞれ挿通され、したが
って、このU字形状の突出体の両脚部の所定の位置に分
型が簡単に取り付けられるとともに、このU字形状の突
出体の湾曲部が分型の外方に突出される。
【0009】また、分型と型本体の開口部の開口縁部と
を当接することにより、この分型にて型本体の開口部が
閉塞されるとともに、この分型のU字形状の突出体が型
本体の開口部から型本体の外方に突出される。そして、
型本体内にコンクリートを打設して養生することによ
り、コンクリート製品が成形されるとともに、このコン
クリート製品にU字形状の突出体の根元部が一体に固着
される。
【0010】つぎに、コンクリート製品から型本体を離
型することにより、この型本体と分型とは簡単に離型さ
れる。また、分型を弾性変形させコンクリート製品に一
体のU字形状の突出体から分型を引き抜くことにより、
この分型をコンクリート製品に一体のU字形状の突出体
から簡単に取り外すことができるとともに、この分型は
コンクリート製品から簡単に離型される。そして、壁面
部にU字形状の突出体の湾曲部を突出したコンクリート
製品が得られる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】請求項記載のコンクリート製品成形用型
枠装置は、請求項1記載のコンクリート製品成形用型枠
装置において、分型は、ゴム等の弾性板と、この弾性板
に一体に設けられた板ばねとにより形成したものであ
る。
【0015】そして、板ばねにて弾性板は十分に補強さ
れ、この分型はコンクリートの打設圧に十分に耐えられ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照して説明する。
【0017】1は橋桁の上端部に設置する矩形状の橋床
版を成形する鉄製の型本体で、この型本体1は、底板2
と、この底板2の前後に配設される前後の妻板3と、前
記底板2の左右に配設される左右の側板4とを有し、こ
れらの前後の妻板3及び左右の側板4は、型締め手段に
て係脱自在に型締めされかつ移動手段にて進退自在に移
動されるようになっている。
【0018】また、前記左右の側板4は、上部に垂直状
部5をそれぞれ有し、中間部に前記垂直状部5の下端部
から外側下方に向かって下降傾斜した傾斜状部6をそれ
ぞれ有し、下部に前記傾斜状部6の下端部から下方に向
かって下降した垂直状部7をそれぞれ有して形成されて
いる。
【0019】また、前記左右の側板4には、長さ方向の
一端部から他端部に向かって所定の間隔をおいて前記上
部の垂直状部5、中間部の傾斜状部6及び下部の垂直状
部7に亘って開口された上下方向に長い矩形状の多数の
開口部8がそれぞれ形成されている。この各開口部8は
後述する棒鋼のU字形状の突出体を挿通可能な大きさに
開口されている。
【0020】9は前記型本体1内に配設されコンクリー
トに埋設される多数の鉄筋コンクリート用棒鋼(配筋)
で、この各棒鋼9は両端部に型合わせした際の前記左右
の側板4の開口部8を挿通して側板4の外方に突出する
U字形状の突出体10をそれぞれ有している。この各突出
体10は、棒鋼9をU字形状に折り曲げて形成され、相対
する両脚部11及びこの両脚部11に連続して側板4の外方
に突出する湾曲部12を有してループ筋13としてそれぞれ
形成されている。
【0021】14は前記左右の側板4の各開口部8を内側
から閉塞する上下方向に長い矩形状の弾性変形可能な分
型で、この分型14は、ゴム等の弾性板15と、この弾性板
15に一体に埋設された板ばね16とにより形成されてい
る。
【0022】そして、前記分型14は、上部に前記側板4
の上部の垂直状部5に当接する垂直状の上部当接板部17
を有し、中間部に前記上部当接板部17の下端部から外側
下方に向かって下降傾斜し前記傾斜状部6に当接する中
間当接板部18を有し、下部に前記中間当接板部18の下端
部から下方に向かって下降し前記下部の垂直状部7に当
接する垂直状の下部当接板部19を有して形成されてい
る。
【0023】また、前記分型14には、前記上部当接板部
17の略中間部及び前記中間当接板部18の略中間部に前記
各棒鋼9のU字形状の突出体10の両脚部11をそれぞれ挿
通する挿通孔20がそれぞれ貫通して形成され、この両側
部の挿通孔20間に連通して開閉可能に切断された切込み
部21が形成されている。
【0024】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0025】底板2上に縦横に並設された前後方向の多
数の鉄筋コンクリート用棒鋼9及び左右方向の多数の鉄
筋コンクリート用棒鋼9の中で、左右の側板4の各開口
部8の間隔に対応した間隔で並設された前記左右方向の
多数の鉄筋コンクリート用棒鋼9のU字形状の突出体10
に弾性変形可能な分型14をそれぞれ弾性変形により嵌着
することにより、このU字形状の各突出体10の所定の位
置に各分型14が簡単に取り付けられるとともに、このU
字形状の各突出体10が各分型14の外方に突出される。
【0026】すなわち、各棒鋼9のU字形状の突出体10
に各分型14を嵌着する際には、各分型を弾性変形させ切
込み部21を押し開いた状態で、この各切込み部21にU字
形状の各突出体10の湾曲部12を押し込むことにより、こ
の各分型14の両側部の挿通孔20内にU字形状の各突出体
10の両脚部11がそれぞれ挿通される。
【0027】したがって、各棒鋼9のU字形状の突出体
10の両脚部11の根元部に各分型14がそれぞれ簡単に嵌着
される。この各分型14の嵌着位置は左右の側板4の型合
わせ時に各分型14が左右の側板4の各開口部8の内側開
口縁部に当接する位置となっている。
【0028】つぎに、底板2の前後の両端部に前後の妻
板3をそれぞれ外側から型合わせするとともに、底板2
の左右の両端部に左右の側板4を外側から型合わせする
ことにより、各棒鋼9の両端部のU字形状の突出体10に
嵌着された各分型14には左右の側板4の各開口部8の内
側開口縁部が当接される。
【0029】すなわち、各分型14の上部当接板部17には
左右の側板4の上部の垂直状部5の内側開口縁部が、各
分型14の中間当接板部18には左右の側板4の傾斜状部6
の内側開口縁部が、各分型14の下部当接板部19には左右
の側板4の下部の垂直状部7の内側開口縁部が、それぞ
れ当接される。
【0030】そして、各分型14にて左右の側板4の各開
口部8が閉塞されるとともに、この各分型14に嵌着され
たU字形状の各突出体10が左右の側板4の各開口部8か
ら左右の側板4の外方にそれぞれ突出される。
【0031】したがって、前後の妻板3及び各分型14に
左右の側板4が簡単に型合わせされる。そして、この前
後の妻板3及び左右の側板4をそれぞれ型締め手段にて
型締めする。
【0032】つぎに、前記型本体1を型締めした状態
で、型本体1内に上方からコンクリートを打設すること
により、このコンクリートの打設圧にて各分型14が各開
口部8を閉塞した状態で左右の側板4側に押し付けら
れ、この各分型14にて各開口部8が更に強く閉塞され
る。
【0033】この際、各分型14は各開口部8の内側開口
縁部に面接触の状態で当接されかつ板ばね16にて補強さ
れていることにより、この各分型14はコンクリートの打
設圧により弾性変形することがなく、この各分型14の切
込み部21が押し開かれることがなく、したがって、コン
クリートのとろ漏れを可及的に防止される。
【0034】そして、型本体1内に所定量のコンクリー
トを打設した後、これを所定の時間養生することによ
り、コンクリート製品Aすなわち、矩形状のコンクリー
ト製の橋床版Aが成形されるとともに、このコンクリー
ト製の橋床版Aの幅方向の両端壁面部にはU字形状の各
突出体10の根元部が一体に固着される。
【0035】つぎに、コンクリート製の橋床版Aから型
本体1を離型する場合には、左右の側板4を取り外して
外方に移動することにより、左右の側板4は各分型14か
ら簡単に離型される。この際、左右の側板4の各開口部
8は橋床版Aに一体のU字形状の各突出体10を挿脱可能
に大きく開口されていることにより、このU字形状の各
突出体10に阻害されることなく左右の側板4は各分型14
からスムーズに簡単に離型される。また、前後の妻板3
も取り外して外方に移動することにより、前後の妻板3
は橋床版Aから簡単に離型される。
【0036】また、各分型14を弾性変形させ、それぞれ
の切込み部21を押し開きながら各分型14を引き寄せるこ
とにより、この各分型14をU字形状の各突出体10から簡
単に引き抜いて取り外すことができるとともに、この各
分型14はコンクリート製の橋床版Aから簡単に離型され
る。そして、幅方向の両端壁面部にU字形状の多数の突
出体10を一体に突出したコンクリート製の橋床版Aが得
られる。
【0037】つぎに、高架道路(高架橋)等を現場施工
する場合には、所定の間隔で立設された橋桁Bの上部に
コンクリート製の橋床版Aをそれぞれの幅方向を対向さ
せて並設する。
【0038】そして、左右の側板4の下部の垂直状部7
にて成形された橋床版Aの垂直状の相対する接合面22が
互いに接合され、この接合部23の上方部には、左右の側
板4の中間部の傾斜状部6にて上方に向かって拡開して
成形された橋床版Aの相対する傾斜面24及び左右の側板
4の上部の垂直状部5にて成形された橋床版Aの相対す
る垂直面25によって上方を開放した収容凹部26がそれぞ
れ形成され、かつ、この各収容凹部26内には相対する橋
床版AのU字形状の各突出体10がそれぞれ収容される。
【0039】また、各収容凹部26内のU字形状の各突出
体10には1本または複数の鉄筋コンクリート用棒鋼27を
橋床版Aの長さ方向に沿ってそれぞれ挿通し、この各鉄
筋コンクリート用棒鋼27をU字形状の各突出体10に対し
て結束手段にてそれぞれ結束する。
【0040】つぎに、各収容凹部26内にコンクリートを
打設し、各収容凹部26を埋め込むとともに、その表面部
を各橋床版Aの表面部aに合わせて均し水平表面28に形
成して養生することにより、高架道路(高架橋)等が現
場施工により得られる。
【0041】つぎに、前記実施の形態では、各分型14は
ゴム等の弾性板15と、この弾性板15に一体に埋設された
板ばね16とにより形成する場合について説明したが、こ
れに限らず、各分型14はゴム等の弾性板15の一側面にこ
の弾性板15と略同形状の板ばね16を一体に固着するよう
にしてもよい。その他の構成は前記実施の形態の場合と
同様に形成する。
【0042】このように構成することにより、各分型14
は前記実施の形態の場合と同様にU字形状の各突出体10
に対して弾性変形により簡単に着脱可能に嵌着される。
そして、型本体1の型合わせ及び型開きを容易に行うこ
とができる。
【0043】つぎに、前記実施の形態では、各分型14に
対して型本体1の左右の側板4を型合わせし、この左右
の側板4の各開口部8を内側から各分型14にて閉塞する
場合について説明したが、これに限らず、左右の側板4
の各開口部8は各分型14にて外側から閉塞するようにし
てもよい。
【0044】この場合は、たとえば、図7に示すよう
に、左右の側板4の各開口部8には所定位置の両側部に
分型14を配置可能な間隔をおいて相対して一対を一組と
する複数組みの略U字状のフック30をそれぞれ突設し、
この各組み一対のフック30に分型14を外側から支持する
支持杆31をそれぞれ挿脱可能に設ける。その他の構成は
前記実施の形態の場合と同様に形成する。
【0045】このように構成することにより、左右の側
板4の各開口部8には外側から各分型14をそれぞれ型合
わせし、各開口部8の各組み一対のフック30に支持杆31
をそれぞれ挿通することにより、この各支持杆31にて各
分型14がそれぞれ外側から支持される。そして、各分型
14の周縁部が各開口部8の開口縁部に当接され、この各
分型14にて各開口部8が外側から確実に閉塞される。ま
た、各支持杆31にて各分型14は各開口部8を閉塞した状
態で左右の側板4にそれぞれ確実に支持され、コンクリ
ートの打設圧に十分に耐え得ることができる。
【0046】つぎに、前記各実施の形態では、各分型14
は各開口部8を閉塞する閉塞面を各開口部8の形状に沿
ってフラットな閉塞面とし、この各分型14の周縁部を各
開口部8の開口縁部に当接して各開口部8を内側または
外側から閉塞する場合について説明したが、これに限ら
ず、各分型14は各開口部8の開口縁部に当接する周縁部
の内側部に各開口部8に嵌合する嵌合凸部を形成するよ
うにしてもよい。
【0047】そして、各開口部8に対して内側または外
側から各分型14の嵌合凸部を嵌合するとともに、この各
分型14の周縁部が各開口部8の開口縁部に当接され、こ
の各分型14は各開口部8に位置合わせした状態で各開口
部8が確実に閉塞される。また、各分型14の嵌合凸部を
外側から各開口部8に嵌合することにより、この嵌合凸
部の突出面が各開口部8の開口縁部と略同一面となり、
この嵌合凸部にてコンクリート製品Aに各開口部8に相
当する凹部が形成されることが防止される。
【0048】つぎに、前記各実施の形態では、コンクリ
ート製の橋床版Aを成形する場合について説明したが、
これに限らず、コンクリート製のマンホールや雨水升等
を成形するものであってもよい。この場合、マンホール
や雨水升等にはステップを一体に突出して成形するが、
このステップは略コ字形状であってもU字形状であって
もよい。したがって、本明細書では、ループ筋13やステ
ップ等の突出体10のU字形状とはコ字形状を含む形状を
いうものとする。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、型組時及び脱
型時に分型を弾性変形により切込み部を押し開くことに
よりU字形状の突出体の両脚部に分型を簡単に着脱する
ことができ、この分型の着脱に固定金具やボルトを特に
必要としないので分型の型組操作及び取り外し操作を少
ない手数と時間で簡単に行うことができ、このU字形状
の突出体に嵌着する分型自体の構成も簡単で製作が容易
であり、狭い箇所での着脱操作も容易であり、部品点数
が少なく、部品管理も容易である。
【0050】また、多数の分型を用いて多数の突出体を
一体に突出するコンクリート製品の成形時の分型の型組
操作及び取り外し操作を大幅に軽減することができる。
したがって、全体的には作業能率を向上できるととも
に、製造コストを低減できるコンクリート製品成形用型
枠装置を提供することができる。
【0051】
【0052】請求項の発明によれば、板ばねにて弾性
板の強度を強化できるとともに、この板ばね及び弾性板
からなる分型はコンクリートの打設圧に十分に耐えるこ
とができ、この分型は型本体の開口部を閉塞した型面と
してコンクリート製品を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すコンクリート製品
成形用型枠装置の要部を示す分解斜視図である。
【図2】同上型合わせ状態を示す斜視図である。
【図3】同上コンクリート製品成形用型枠装置の斜視図
である。
【図4】同上コンクリート製品を用いた現場施工状態を
示す斜視図である。
【図5】同上一部の拡大側面図である。
【図6】他の実施の形態を示す斜視図である。
【図7】更に他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 型本体 8 開口部 10 突出体11 突出体の両脚部 12 突出体の湾曲部 14 分型 15 弾性板 16 板ばね 20 挿通孔 21 切込み部 A コンクリート製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28B 7/00 B28B 7/06 B28B 23/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字形状の突出体を有するコンクリート
    製品を成形する型枠装置において、前記U字形状の突出
    体を挿通可能に開口された開口部を有する型本体と、前
    記U字形状の突出体に弾性変形により着脱可能に嵌着さ
    れ前記開口部を閉塞する弾性変形可能な分型と、を具備
    前記分型には、この分型の両側部に前記U字形状の突出
    体の両脚部を挿通する挿通孔をそれぞれ形成し、この両
    側部の挿通孔間に連通して前記U字形状の突出体の湾曲
    部を押し込む開閉可能な切込み部を形成した ことを特徴
    とするコンクリート製品成形用型枠装置。
  2. 【請求項2】 分型は、ゴム等の弾性板と、この弾性板
    に一体に設けられた板ばねとにより形成したことを特徴
    とする請求項1記載のコンクリート製品成形用型枠装
    置。
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