JP2679580B2 - コンクリート製埋設型枠の製造方法 - Google Patents

コンクリート製埋設型枠の製造方法

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JP2679580B2
JP2679580B2 JP5200778A JP20077893A JP2679580B2 JP 2679580 B2 JP2679580 B2 JP 2679580B2 JP 5200778 A JP5200778 A JP 5200778A JP 20077893 A JP20077893 A JP 20077893A JP 2679580 B2 JP2679580 B2 JP 2679580B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/0002Auxiliary parts or elements of the mould
    • B28B7/0008Venting channels, e.g. to avoid vacuum during demoulding or allowing air to escape during feeding, pressing or moulding

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体コンクリート側表
面に凹凸を有し、本体コンクリートとの一体性の高いコ
ンクリート製埋設型枠の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プレキャストコンクリート埋設型枠は、
コンクリート構造物の施工において、施工の急速化や省
力化ひいては経済化のために使用されているが、その
際、当然のことながら本体コンクリートとの一体性が出
来るだけ高いものが望まれる。
【0003】この要望に応える方策として、次のような
方法で埋設型枠の本体コンクリート側表面に凹凸加工を
施している。
【0004】(1)コンクリートの硬化後チッピングす
るなどして凹凸を作る。
【0005】(2)コンクリートの未硬化の段階でサン
ドブラストなどの方法で粗骨材を露出させて凹凸を作
る。
【0006】(3)コンクリートの未硬化の段階で粗骨
材を移植して凹凸を作る。
【0007】(4)コンクリート埋設型枠を製造するた
めの専用型枠表面に凹凸を設けておき、この凹凸を埋設
型枠表面に転写する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)〜(3)の
方法では、作業に多くの手間と時間を要するのみでな
く、表面形状の一定したコンクリート埋設型枠を定常的
に製造することは不可能に近い。上記(4)の方法によ
る場合、一般に完成後の構造物の美観の観点から本体コ
ンクリートの反対側の面に平滑な製造用専用型枠が使用
されるので、特殊の場合を除き、埋設型枠の本体コンク
リート側表面は製造用専用型枠の押さえ型枠側(上面
側)にならざるを得ない。この押さえ型枠として通常の
凹凸を施した鋼製のものを使用すると、コンクリート硬
化後のコンクリートと押さえ型枠との剥離が悪い、押さ
え型枠の凹部までコンクリートが十分に入らないなどの
現象のため、希望の凹凸度が得られず、やむなく凹凸の
数を減らして、その凹凸の箇所だけは希望の凹凸度を確
保している。この場合、凹凸度を確保しようとすれば凹
凸の数を減らす必要があり、凹凸の数を増そうとすれば
凹凸の殆どないものとなるからである。
【0009】このため、(4)の方法では表面形状の一
定したコンクリート埋設型枠を定常的に製造することは
可能であるが、その表面形状は(1)〜(3)の方法に
よる埋設型枠に劣り、本体コンクリートとの一体性で劣
るという結果となっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼製の押さえ
型枠に代わる新しい押さえ型枠を使用することによっ
て、上記(4)の方法を改善するものであり、表面に凹
凸が設けられ、凹部に小孔が穿孔されているゴムまたは
合成樹脂製の可撓性板を押さえ型枠として使用し型枠内
にコンクリートを振動を与えながら打設し硬化させるこ
とを特徴とするコンクリート製埋設型枠の製造方法であ
る。
【0011】本発明で使用する押さえ型枠の第1の特徴
は、その材料であり、ゴムまたは合成樹脂製の可撓性板
が用いられる。この材料は表面に数mm〜20mm程度
の凹凸を設ける必要があるので、それに見合った厚さが
必要であり、その厚さでも湾曲可能な程度の可撓性が必
要である。また、押さえ型枠として使用しコンクリート
を上方より押さえつけてコンクリートに凹凸を付けるも
のであるから凹凸面は相当の硬さが必要である。このよ
うな特性を満足する具体的な材料としては、硬質ゴム、
中・硬質合成樹脂があげられる。これらの材料への凹凸
面の加工は常法に従ってゴムの場合は加圧加熱成形また
は金型への流し込み成形など、合成樹脂の場合は射出成
形または流し込み成形などによって容易に行われる。こ
れらの材料は勿論単独の材料でよいが単独の材料では可
撓性が不足するとか、表面硬度が不足するとかいう場合
には、表面に硬度の高い材料を使用し、その裏面に可撓
性のよい材料を積層して使用してもよい。表面材料凹部
の損傷を防止するため裏面に織物を積層しておいてもよ
い。埋設型枠製造時にコンクリートに接する押さえ型枠
の材料が上記の材料であるので、コンクリート硬化後の
コンクリートと押さえ型枠との剥離性がよく、押さえ型
枠を容易に埋設型枠より除去することができる。なお、
使用時に押さえ型枠に剥離剤を塗布しておけば一層容易
に剥離できる。
【0012】本発明で使用する押さえ型枠の第2の特徴
は、凹部に小孔を穿孔し、コンクリート打設時にコンク
リート上面と押さえ型枠とで包み込まれ逃げ場を失った
空気の逃げ道を設けたことである。この逃げ道を設ける
ことにより打設されたコンクリートは振動させられるに
従って押さえ型枠凹部の奥まで進入することができるよ
うになる。その結果、押さえ型枠に凹凸を密に設けても
その凹凸がコンクリート表面に正確に転写される。
【0013】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明を説明する。
【0014】図1は本発明で使用する押さえ型枠の一例
を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視
図である。
【0015】押さえ型枠1は硬質ゴム板であり、円錐形
の凹部2が密に設けられ、凹部2以外が凸部3を形成
し、凹部2の最深部に小孔4が穿孔されている。この例
では凹部2として円錐形のものを示したが凹部2の形状
としては円錐台形、角錐形、角錐台形、円柱形、角柱形
であっても何ら差し支えはない。打設コンクリートの進
入のし易さ、押さえ型枠の剥離のし易さの面から錐形で
あるのが好ましい。
【0016】図2は本発明を実施する例を示し、(a)
は金網を張った中空ローラーに押さえ型枠を巻きつけ、
これを解きながらコンクリート表面に押しつける場合の
縦断面図であり、(b)はその平面図である。(c)は
押さえ型枠を一度にコンクリート表面に押しつける場合
の縦断面図であり、(d)は折り曲げた押さえ型枠の間
に押さえ板を挟んでおき、押さえ板を前進させて押さえ
型枠を拡げながらコンクリート表面に押しつける場合の
縦断面図である。
【0017】(a)の場合は表面に金網を張った中空ロ
ーラー5に押さえ型枠1が巻きつけられている。この中
空ローラー5を鋼製型枠6の一端に乗せ、中空ローラー
5を転がせながら押さえ型枠1を解き押さえ型枠1を順
次鋼製型枠6に固定しながらコンクリート7の表面に押
しつけていき、最後には全面に押しつける。なお、鋼製
型枠6内には補強筋が配置され、直前にコンクリート7
が打ち込まれている。
【0018】コンクリート7は振動しているので押さえ
型枠1の凹部2に十分入り込む。コンクリート7が硬化
するまで養生し、押さえ型枠1をコンクリート7より引
き剥がす。押さえ型枠1の凹凸がコンクリート7表面に
良く転写されている。
【0019】(c)の場合は補強筋を配置し、コンクリ
ート7を打ち込んで直ぐに、鋼製型枠6の上から押さえ
型枠1を一度にコンクリート7の表面に押しつける。コ
ンクリート7は振動しているので押さえ型枠1の凹部2
に十分入り込む。コンクリート7が硬化するまで養生
し、押さえ型枠1をコンクリート7より引き剥がす。押
さえ型枠1の凹凸がコンクリート7表面に良く転写され
ている。
【0020】(d)の場合は折り曲げた押さえ型枠1の
間に押さえ板8を挟んでおき、鋼製型枠6の一端に乗
せ、押さえ板8を順次前進させて押さえ型枠1を拡げな
がらコンクリート表面に押しつけいき、最後には全面に
押しつける。コンクリート7が硬化するまで養生し、押
さえ型枠1をコンクリート7より引き剥がす。押さえ型
枠1の凹凸がコンクリート7表面に良く転写されてい
る。
【0021】(a)、(c)、(d)の何れの方法を採
るかはコンクリート7の配合の相違による施工性による
が一般的には(a)が作業性の面から好ましい。
【0022】
【発明の効果】使用する押さえ型枠のコンクリート面よ
りの除去が容易になり、かつ、コンクリートが押さえ型
枠の凹部まで十分進入し、押さえ型枠の凹凸を正確に転
写でき、密に凹凸を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する押さえ型枠の一例を示し、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視図であ
る。
【図2】本発明を実施する例を示し、(a)は金網を張
った中空ローラーに押さえ型枠を巻きつけ、これを解き
ながらコンクリート表面に押しつける場合の縦断面図で
あり、(b)はその平面図である。(c)は押さえ型枠
を一度にコンクリート表面に押しつける場合の縦断面図
であり、(d)は折り曲げた押さえ型枠の間に押さえ板
を挟んでおき、押さえ板を前進させて押さえ型枠を拡げ
ながらコンクリート表面に押しつける場合の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・押さえ型枠、2・・凹部、3・・凸部、4・・小
孔、5・・中空ローラー、6・・鋼製型枠、7・・コン
クリート、8・・可動押さえ板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸が設けられ、凹部に小孔が穿
    孔されているゴムまたは合成樹脂製の可撓性板を押さえ
    型枠として使用し型枠内にコンクリートを振動を与えな
    がら打設し硬化させることを特徴とするコンクリート製
    埋設型枠の製造方法。
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KR101040419B1 (ko) * 2008-11-05 2011-06-09 강남훈 안내 궤도식 고무차륜 경전철의 주행로 표면처리장치 및 이에 적합한 표면처리방법
JP5594987B2 (ja) * 2009-06-24 2014-09-24 三菱重工業株式会社 コンクリート製架台の製造方法、コンクリート製架台、および、繋ぎ材

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