JPH08281616A - Ｐｃ弾性枕木の製造方法 - Google Patents
Ｐｃ弾性枕木の製造方法Info
- Publication number
- JPH08281616A JPH08281616A JP11130995A JP11130995A JPH08281616A JP H08281616 A JPH08281616 A JP H08281616A JP 11130995 A JP11130995 A JP 11130995A JP 11130995 A JP11130995 A JP 11130995A JP H08281616 A JPH08281616 A JP H08281616A
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- Japan
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- sleeper
- elastic body
- elastic
- concrete
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ＰＣ枕木を成形する型枠内に弾性
体を収容してコンクリートによる枕木の成形を行うこと
により、道床側に弾性体が固定されたＰＣ枕木を一種類
の設備により一工程で完成させるＰＣ弾性枕木の製造方
法を提供する。 【構成】 枕木の成形空間の上側に弾性体の収容空間を
設けた底打ち型型枠の前記成形空間へコンクリートを充
填し、その後、収容空間に弾性体を収容して、この弾性
体を抑え部材によりコンクリートへ押し付け、弾性体と
枕木が一体化された製品を得る。
体を収容してコンクリートによる枕木の成形を行うこと
により、道床側に弾性体が固定されたＰＣ枕木を一種類
の設備により一工程で完成させるＰＣ弾性枕木の製造方
法を提供する。 【構成】 枕木の成形空間の上側に弾性体の収容空間を
設けた底打ち型型枠の前記成形空間へコンクリートを充
填し、その後、収容空間に弾性体を収容して、この弾性
体を抑え部材によりコンクリートへ押し付け、弾性体と
枕木が一体化された製品を得る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＰＣ弾性枕木の製造方
法。詳しくはＰＣ枕木の成形に際して弾性体を一体結合
してＰＣ弾性枕木を製造する方法に関する。
法。詳しくはＰＣ枕木の成形に際して弾性体を一体結合
してＰＣ弾性枕木を製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＰＣ枕木の道床側にゴム等の弾性
体を取り付けたＰＣ弾性枕木は公知であり、このＰＣ弾
性枕木は、型によって枕木を成形した後、その道床側に
接着、型成形、現場発泡等の手段により弾性体を固定し
ている。従って、コンクリートの成形設備に加えて、弾
性体の接着、成形、現場発泡を行う設備を必要とし、こ
れら設備の設置に費用がかかるだけでなく、接着、成
形、現場発泡に従事する作業員も必要とするため、製品
の製造コストが高くついて製品を廉価に提供することが
できない問題点がある。
体を取り付けたＰＣ弾性枕木は公知であり、このＰＣ弾
性枕木は、型によって枕木を成形した後、その道床側に
接着、型成形、現場発泡等の手段により弾性体を固定し
ている。従って、コンクリートの成形設備に加えて、弾
性体の接着、成形、現場発泡を行う設備を必要とし、こ
れら設備の設置に費用がかかるだけでなく、接着、成
形、現場発泡に従事する作業員も必要とするため、製品
の製造コストが高くついて製品を廉価に提供することが
できない問題点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来の問題点を解決するためになされたもので、ＰＣ枕木
を成形する型枠内に弾性体を収容してコンクリートによ
る枕木の成形を行うことにより、道床側に弾性体が固定
されたＰＣ枕木を一種類の設備により一工程で完成させ
るＰＣ弾性枕木の製造方法を提供することにある。
来の問題点を解決するためになされたもので、ＰＣ枕木
を成形する型枠内に弾性体を収容してコンクリートによ
る枕木の成形を行うことにより、道床側に弾性体が固定
されたＰＣ枕木を一種類の設備により一工程で完成させ
るＰＣ弾性枕木の製造方法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係るＰＣ弾性枕木の製造方法は、枕木の成形空
間の上側に弾性体の収容空間を設けた底打ち型型枠の前
記成形空間へコンクリートを充填し、その後、収容空間
に弾性体を収容して、この弾性体を抑え部材によりコン
クリートへ押し付け、弾性体と枕木が一体化された製品
を得る方法を採用したものである。
本発明に係るＰＣ弾性枕木の製造方法は、枕木の成形空
間の上側に弾性体の収容空間を設けた底打ち型型枠の前
記成形空間へコンクリートを充填し、その後、収容空間
に弾性体を収容して、この弾性体を抑え部材によりコン
クリートへ押し付け、弾性体と枕木が一体化された製品
を得る方法を採用したものである。
【０００５】
【作用】本発明に係るＰＣ弾性枕木の製造方法は、枕木
の成形空間の上側に弾性体の収容空間を設けた底打ち型
の型枠を準備して、その成形空間へまずコンクリートを
充填し、充填を終わったらコンクリートの上へ弾性体を
収容する。そして型枠へ取り付けられる弾性体の抑え部
材を閉じて弾性体を抑えれば、弾性体は成形空間内に枕
木を形作ったコンクリートと密着するから、この状態に
おいて公知の通りコンクリートの養生を行うと、コンク
リートは硬化して弾性体が一体結合された弾性枕木を完
成するので、これを型枠から取り出して製品を得るよう
にすれば、一種類の設備により一工程でＰＣ弾性枕木を
製造することができるものである。
の成形空間の上側に弾性体の収容空間を設けた底打ち型
の型枠を準備して、その成形空間へまずコンクリートを
充填し、充填を終わったらコンクリートの上へ弾性体を
収容する。そして型枠へ取り付けられる弾性体の抑え部
材を閉じて弾性体を抑えれば、弾性体は成形空間内に枕
木を形作ったコンクリートと密着するから、この状態に
おいて公知の通りコンクリートの養生を行うと、コンク
リートは硬化して弾性体が一体結合された弾性枕木を完
成するので、これを型枠から取り出して製品を得るよう
にすれば、一種類の設備により一工程でＰＣ弾性枕木を
製造することができるものである。
【０００６】
【実施例】以下に本発明に係るＰＣ弾性枕木の製造方法
の実施例を図面に基づいて説明する。
の実施例を図面に基づいて説明する。
【０００７】図１は本発明に係る製造方法によって型枠
内にＰＣ弾性枕木を成形した状態を示す縦断側面図、図
２は型枠内の枕木の成形空間へコンクリートを充填した
状態を示す縦断側面図、図３は成形空間へコンクリート
を充填した後、その上側の収容空間へ弾性体を収容した
状態を示す縦断側面図、図４は型枠に取付けた弾性体の
抑え部材の構成を示す平面図。図５は同上弾性体の抑え
部材を締め付ける締め具を示す正面図、図６は製造され
たＰＣ弾性枕木の断面形状を示す拡大断面図、図７は同
上の全体形状を示す斜視図である。
内にＰＣ弾性枕木を成形した状態を示す縦断側面図、図
２は型枠内の枕木の成形空間へコンクリートを充填した
状態を示す縦断側面図、図３は成形空間へコンクリート
を充填した後、その上側の収容空間へ弾性体を収容した
状態を示す縦断側面図、図４は型枠に取付けた弾性体の
抑え部材の構成を示す平面図。図５は同上弾性体の抑え
部材を締め付ける締め具を示す正面図、図６は製造され
たＰＣ弾性枕木の断面形状を示す拡大断面図、図７は同
上の全体形状を示す斜視図である。
【０００８】図１〜図５において符号１は、図６、図７
に示すＰＣ弾性枕木２を成形する型枠を示すもので、枕
木２の軌道側を下に、道床側を上にした断面形状で枕木
の長さに適合する寸法に形成して、その上方にコンクリ
ートを充填する開口３を設けた底打ち型としてある。そ
してこの型枠１は、図１に示す通りコンクリートｃを充
填してＰＣ枕木２を形成させる成形空間４と、その上側
に図２、図３に示す通り弾性体５を収容する収容空間６
とを設けてあり、前記した開口３には軸７により型枠１
へ開閉自在に取り付けた前記弾性体５の抑え部材８を配
設して、この抑え部材８を図４、図５に一部を示す通り
複数個に区分し、各区分の弾性体５に接する面に空気抜
きと弾性体５の膨張逃がし用の孔８ａを設けると共に、
該抑え部材８の閉鎖時、これに前記型枠１へ取り付けた
締め具９を係合させて締め付けを行うようにしてある。
に示すＰＣ弾性枕木２を成形する型枠を示すもので、枕
木２の軌道側を下に、道床側を上にした断面形状で枕木
の長さに適合する寸法に形成して、その上方にコンクリ
ートを充填する開口３を設けた底打ち型としてある。そ
してこの型枠１は、図１に示す通りコンクリートｃを充
填してＰＣ枕木２を形成させる成形空間４と、その上側
に図２、図３に示す通り弾性体５を収容する収容空間６
とを設けてあり、前記した開口３には軸７により型枠１
へ開閉自在に取り付けた前記弾性体５の抑え部材８を配
設して、この抑え部材８を図４、図５に一部を示す通り
複数個に区分し、各区分の弾性体５に接する面に空気抜
きと弾性体５の膨張逃がし用の孔８ａを設けると共に、
該抑え部材８の閉鎖時、これに前記型枠１へ取り付けた
締め具９を係合させて締め付けを行うようにしてある。
【０００９】前記した型枠１によりＰＣ弾性枕木２を成
形するときは、弾性体５の抑え部材８を図２に示すよう
に開いて置いて、開口３から型枠１内の成形空間４へコ
ンクリートｃを充填する。そして充填後、速やかに収容
空間６へ図３のように弾性体５を収容し、開いている抑
え部材８を図１のように閉じて、締め具９により締め付
けると、弾性体５は抑え部材８に抑えられて成形空間４
で枕木２を形作ったコンクリートｃへ密着する。この状
態において公知の手段によりコンクリートの養生を行う
と、コンクリートｃが硬化して脱型可能になるから、こ
のとき型枠１から製品を取り出せば、弾性体５が図１に
示すようにＰＣ枕木２と一体的に結合されたＰＣ弾性枕
木２を一種類の設備により一工程で製造することができ
るものである。尚、この製造方法に用いる型枠１は、Ｐ
Ｃ枕木２が図６に示す以外に多くの形式があるから、他
の形式の枕木２を形成する場合は、その形式に適合する
断面形状と長さに形成したものを使用するものである
が、これらに付いての一々の例示は省略する。
形するときは、弾性体５の抑え部材８を図２に示すよう
に開いて置いて、開口３から型枠１内の成形空間４へコ
ンクリートｃを充填する。そして充填後、速やかに収容
空間６へ図３のように弾性体５を収容し、開いている抑
え部材８を図１のように閉じて、締め具９により締め付
けると、弾性体５は抑え部材８に抑えられて成形空間４
で枕木２を形作ったコンクリートｃへ密着する。この状
態において公知の手段によりコンクリートの養生を行う
と、コンクリートｃが硬化して脱型可能になるから、こ
のとき型枠１から製品を取り出せば、弾性体５が図１に
示すようにＰＣ枕木２と一体的に結合されたＰＣ弾性枕
木２を一種類の設備により一工程で製造することができ
るものである。尚、この製造方法に用いる型枠１は、Ｐ
Ｃ枕木２が図６に示す以外に多くの形式があるから、他
の形式の枕木２を形成する場合は、その形式に適合する
断面形状と長さに形成したものを使用するものである
が、これらに付いての一々の例示は省略する。
【００１０】又、この方法では、前記した弾性体５にそ
の成形時、図６に示すように両端に凹部１０を設けた係
合子１１の半分をインサートして置いて、弾性体５を成
形空間４に充填したコンクリートｃの上側へ収容し、抑
え部材８によって抑えれば弾性体５から露出している係
合子１１の半分がコンクリートｃ内へ入り込んでインサ
ートされるから、係合子１１により枕木２と弾性体５と
が強力に結合されたＰＣ弾性枕木２を成形と同時に形成
することができるもので、これに用いる係合子１１は図
示のものには限定されるものではなく、凹部１０が弾性
体５及びコンクリートｃと噛み合って機械的な結合を行
うものであれば、他の構造のものを任意に選定使用でき
るものである。
の成形時、図６に示すように両端に凹部１０を設けた係
合子１１の半分をインサートして置いて、弾性体５を成
形空間４に充填したコンクリートｃの上側へ収容し、抑
え部材８によって抑えれば弾性体５から露出している係
合子１１の半分がコンクリートｃ内へ入り込んでインサ
ートされるから、係合子１１により枕木２と弾性体５と
が強力に結合されたＰＣ弾性枕木２を成形と同時に形成
することができるもので、これに用いる係合子１１は図
示のものには限定されるものではなく、凹部１０が弾性
体５及びコンクリートｃと噛み合って機械的な結合を行
うものであれば、他の構造のものを任意に選定使用でき
るものである。
【００１１】
【発明の効果】前述した通り本発明に係るＰＣ弾性枕木
の製造方法は、枕木に固定すべき弾性体を型枠の中に収
容して、コンクリートによる枕木の成形を行うから、弾
性体が一体的に結合されたＰＣ弾性枕木を１種類の設備
により一工程で製造することができるから、二種類の設
備により二工程で製造した従来品に比べて製造コストが
大巾に低減されて廉価な製品の提供が可能にするもので
あり、又、この製造方法によれば弾性体に枕木との係合
子を設けて置くだけで、枕木と弾性体とを係合子により
強力に結合したＰＣ弾性枕木をも成形と同時に成形する
ことができるという効果を奏するものである。
の製造方法は、枕木に固定すべき弾性体を型枠の中に収
容して、コンクリートによる枕木の成形を行うから、弾
性体が一体的に結合されたＰＣ弾性枕木を１種類の設備
により一工程で製造することができるから、二種類の設
備により二工程で製造した従来品に比べて製造コストが
大巾に低減されて廉価な製品の提供が可能にするもので
あり、又、この製造方法によれば弾性体に枕木との係合
子を設けて置くだけで、枕木と弾性体とを係合子により
強力に結合したＰＣ弾性枕木をも成形と同時に成形する
ことができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明に係るＰＣ弾性枕木の製造方法よ
り型枠内にＰＣ弾性枕木を形成した状態を示す縦断側面
図である。
り型枠内にＰＣ弾性枕木を形成した状態を示す縦断側面
図である。
【図２】型枠内の枕木の成形空間へコンクリートを充填
した状態を示す縦断側面図である。
した状態を示す縦断側面図である。
【図３】枕木の成形空間へコンクリートを充填した後、
弾性体の設置空間へ弾性体を設置した状態を示す縦断側
面図である。
弾性体の設置空間へ弾性体を設置した状態を示す縦断側
面図である。
【図４】型枠に取付けた弾性体抑え部材の構成を示す平
面図である。
面図である。
【図５】弾性体の抑え部材を締め付ける締め具の構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図６】製造されたＰＣ弾性枕木の断面形状を示す拡大
断面図である。
断面図である。
【図７】同上の全体形状を示す斜視図である。
１ 型枠 ２ 枕木 ４ 成形空間 ５ 弾性体 ６ 収容空間 ８ 抑え部材
Claims (1)
- 【請求項１】 枕木の成形空間の上側に弾性体の収容空
間を設けた底打ち型型枠の前記成形空間へコンクリート
を充填し、その後、収容空間に弾性体を収容して、この
弾性体を抑え部材によりコンクリートへ押し付け、弾性
体と枕木が一体化された製品を得ることを特徴とするＰ
Ｃ弾性枕木の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11130995A JP3252075B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | Ｐｃ弾性枕木の製造用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11130995A JP3252075B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | Ｐｃ弾性枕木の製造用型枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281616A true JPH08281616A (ja) | 1996-10-29 |
| JP3252075B2 JP3252075B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=14557968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11130995A Expired - Fee Related JP3252075B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | Ｐｃ弾性枕木の製造用型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3252075B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100712403B1 (ko) * | 2005-09-21 | 2007-04-27 | (주)동호스톤 | 보도블록 시공 보조장치 및 시공방법 |
-
1995
- 1995-04-12 JP JP11130995A patent/JP3252075B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100712403B1 (ko) * | 2005-09-21 | 2007-04-27 | (주)동호스톤 | 보도블록 시공 보조장치 및 시공방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3252075B2 (ja) | 2002-01-28 |
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