JPS5848110Y2 - 発泡成形装置 - Google Patents
発泡成形装置Info
- Publication number
- JPS5848110Y2 JPS5848110Y2 JP4228978U JP4228978U JPS5848110Y2 JP S5848110 Y2 JPS5848110 Y2 JP S5848110Y2 JP 4228978 U JP4228978 U JP 4228978U JP 4228978 U JP4228978 U JP 4228978U JP S5848110 Y2 JPS5848110 Y2 JP S5848110Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- mold
- foam molding
- tip
- foam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は発泡成形装置に関し、貫通孔を有した発泡成
形品を提供する成形加工時のクラッキング時に生じ易か
ったパリの発生を簡単な装置にて防止できるようにした
ものである。
形品を提供する成形加工時のクラッキング時に生じ易か
ったパリの発生を簡単な装置にて防止できるようにした
ものである。
従来より成形空間の型窩内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子に
よる原料を充填し、これを蒸気等の加熱によって膨張さ
せて発泡成形品を得る発泡成形にあっては、雌雄型を型
閉めして原料を空気の利用によって充填する際、型締さ
れた雌雄型間に空気逃げのためのクラッキングを設ける
必要があり、このクラッキングを設ける時に雌雄型間に
隙間ができ、ここに原料が侵入してパリ発生を生じる。
よる原料を充填し、これを蒸気等の加熱によって膨張さ
せて発泡成形品を得る発泡成形にあっては、雌雄型を型
閉めして原料を空気の利用によって充填する際、型締さ
れた雌雄型間に空気逃げのためのクラッキングを設ける
必要があり、このクラッキングを設ける時に雌雄型間に
隙間ができ、ここに原料が侵入してパリ発生を生じる。
特に貫通孔を形成しようとする発泡成形品の場合には上
記隙間からの原料侵入によって貫通孔の形成を阻害して
いた。
記隙間からの原料侵入によって貫通孔の形成を阻害して
いた。
そのための対策として従来においては、第5図のように
雄型20側になる貫通孔形成用の凸型部分aを正規の寸
法より8〜lQmm長く形成しておき、雌型10側でそ
の分だけ穴あけにて逃がして裏当板すを当てがっている
。
雄型20側になる貫通孔形成用の凸型部分aを正規の寸
法より8〜lQmm長く形成しておき、雌型10側でそ
の分だけ穴あけにて逃がして裏当板すを当てがっている
。
このような場合、金型製作上、穴のセンター合せを要す
るのは勿論のこと、雌型10側の穴を裏当板すで閉塞す
る手数を要し、作業的に面倒で多くの工程を要し、金型
製作費用も高くつくことになる。
るのは勿論のこと、雌型10側の穴を裏当板すで閉塞す
る手数を要し、作業的に面倒で多くの工程を要し、金型
製作費用も高くつくことになる。
また金型の取付けおよび取外しの際、成形型を傷めたり
破損することも多かった。
破損することも多かった。
そのため貫通孔個所が多い発泡成形品の場合には尚更の
こと金型製作上ならびにその取付け、取外し作業時の何
れからも多くのトラブルを発生し易いものであった。
こと金型製作上ならびにその取付け、取外し作業時の何
れからも多くのトラブルを発生し易いものであった。
そこで、この考案は上記した従来の欠点および不便を解
消してパリの発生をなくし得るようにしたものであり、
その構成としては、型窩内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子に
よる原料を充填し、該原料を蒸気等の加熱媒体により加
熱膨張させて貫通孔付の発泡成形品を得る成形型におい
て、成形型のうち発泡成形品に対する孔部形成個所の先
端をゴム等の弾性体にて形成し、型閉め時には弾性体が
圧縮状態になるようにし、クラッキング時には孔部形成
個所の先端に隙間をあけずに弾性体が圧縮状態を緩和さ
れるか復元状態になるよう構成してなることを特徴とす
るものである。
消してパリの発生をなくし得るようにしたものであり、
その構成としては、型窩内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子に
よる原料を充填し、該原料を蒸気等の加熱媒体により加
熱膨張させて貫通孔付の発泡成形品を得る成形型におい
て、成形型のうち発泡成形品に対する孔部形成個所の先
端をゴム等の弾性体にて形成し、型閉め時には弾性体が
圧縮状態になるようにし、クラッキング時には孔部形成
個所の先端に隙間をあけずに弾性体が圧縮状態を緩和さ
れるか復元状態になるよう構成してなることを特徴とす
るものである。
次いで、この考案の実施態様について図を参照しながら
以下に例示する。
以下に例示する。
第1図において、1は雌型、2は雄型であり、3は雌雄
型1,2間にできる型窩、4は充填器、5は雄型2のう
ち雌型1側へ突出した孔部形成個所で、凸型部分を有し
ている。
型1,2間にできる型窩、4は充填器、5は雄型2のう
ち雌型1側へ突出した孔部形成個所で、凸型部分を有し
ている。
この考案では特にこの孔部形成個所4の先端をゴム等の
弾性体6にて形成していて、雌雄型1,2の型閉め時に
は弾性体6が圧縮状態となり(第3図)、クラッキング
を設ける時には孔部形成個所5の先端に隙間をあけずに
弾性体6が存するようにしている(第4図)。
弾性体6にて形成していて、雌雄型1,2の型閉め時に
は弾性体6が圧縮状態となり(第3図)、クラッキング
を設ける時には孔部形成個所5の先端に隙間をあけずに
弾性体6が存するようにしている(第4図)。
即ち、弾性体6は上記圧縮状態が緩和されているが復元
状態に在るものである。
状態に在るものである。
このような弾性体6としてはゴムのほが成形時の自己支
持性と耐圧性のある物質であればゴムに代って使用する
こともできる。
持性と耐圧性のある物質であればゴムに代って使用する
こともできる。
何れの場合にも弾性効果を一層良好にするには先細にし
たテーパー状のもので、先端の所要長さが中空になるよ
うに孔61をあけてなる第2図のようなものが実施上好
適であり、雄型2のうち発泡成形品に対する孔部形成個
所5への取付は方は、ボルト7の一部を弾性体6の内部
に埋設しておき、該ボルト7にて固定すればよい。
たテーパー状のもので、先端の所要長さが中空になるよ
うに孔61をあけてなる第2図のようなものが実施上好
適であり、雄型2のうち発泡成形品に対する孔部形成個
所5への取付は方は、ボルト7の一部を弾性体6の内部
に埋設しておき、該ボルト7にて固定すればよい。
そして弾性体6の寸法としては正規のスペースに相当す
る寸法よりも約5mm程度長いものを使用する。
る寸法よりも約5mm程度長いものを使用する。
このように長くする寸法はクラッキングをとる寸法に合
わせて決定すればよい。
わせて決定すればよい。
なお、図中11.21は蒸気室、12.22は蒸気供給
孔、13.23は冷却水供給孔、14.24はドレン排
水孔を示している。
孔、13.23は冷却水供給孔、14.24はドレン排
水孔を示している。
上記のごとき構成を有するこの考案にあっては、貫通孔
のための孔部形成個所5の先端に取付けたゴム等の弾性
体6による圧縮と復元(圧縮緩和も含む)によって型閉
め時およびクラッキング時の何れにあっても既に述べた
ように孔部形成個所5の先端には隙間をあけずにすませ
ることができ、隙間部分に原料侵入して発生し易がった
パリを一切発生させず、発泡成形品には確実に貫通した
孔部を形成して成形させることができる。
のための孔部形成個所5の先端に取付けたゴム等の弾性
体6による圧縮と復元(圧縮緩和も含む)によって型閉
め時およびクラッキング時の何れにあっても既に述べた
ように孔部形成個所5の先端には隙間をあけずにすませ
ることができ、隙間部分に原料侵入して発生し易がった
パリを一切発生させず、発泡成形品には確実に貫通した
孔部を形成して成形させることができる。
従って、この考案によると、発泡成形型に裏当て板等を
要したりすることもなくなり、発泡成形型の構造を複雑
化させることもなく、また金型を傷めたり破損したりす
るおそれなくパリ発生のない装置を装備できる。
要したりすることもなくなり、発泡成形型の構造を複雑
化させることもなく、また金型を傷めたり破損したりす
るおそれなくパリ発生のない装置を装備できる。
そして非常に小さい貫通孔を形成する場合にもこの考案
の採用により、無理なくパリ発生の解消を実現できるこ
とになり、しかも簡素な構造によるものゆえ、コスト的
にも低くて充分経済的利点もあり、発泡成形加工上優れ
た実用的効果を発揮できる。
の採用により、無理なくパリ発生の解消を実現できるこ
とになり、しかも簡素な構造によるものゆえ、コスト的
にも低くて充分経済的利点もあり、発泡成形加工上優れ
た実用的効果を発揮できる。
図はこの考案の実施態様および従来例を示すものであり
、第1図はこの考案による概要を示した断面図、第2図
は弾性体を示す斜視図、第3図は型閉め時の要部断面図
、第4図はクラッキング時の要部断面図、第5図は従来
例の断面図である。 1・・・・・・雌型、2・・・・・・雄型、3・・・・
・・型窩、4・・・・・・充填器、5・・・・・・孔部
形成個所、6・・・・・・弾性体、61・・・・二・弾
性体の孔、7・・・・・・ボルト。
、第1図はこの考案による概要を示した断面図、第2図
は弾性体を示す斜視図、第3図は型閉め時の要部断面図
、第4図はクラッキング時の要部断面図、第5図は従来
例の断面図である。 1・・・・・・雌型、2・・・・・・雄型、3・・・・
・・型窩、4・・・・・・充填器、5・・・・・・孔部
形成個所、6・・・・・・弾性体、61・・・・二・弾
性体の孔、7・・・・・・ボルト。
Claims (1)
- 1.型窩内へ発泡性熱可塑性樹脂粒子による原料を充填
し、該原料を蒸気等の加熱媒体により加熱膨張させて貫
通孔付の発泡成形品を得る成形型において、成形型のう
ち発泡成形品に対する孔部形成個所の先端をゴム等の弾
性体にて形成し、型閉め時には弾性体が圧縮状態になる
ようにし、クラッキング時には孔部形成個所の先端に隙
間をあけずに弾性体が圧縮状態を緩和されるか復元状態
になるよう構成してなることを特徴とする発泡成形装置
。 2、弾性体が先細にしたテーパー状をなしている上記実
用新案登録請求の範囲第1項記載の発泡成形装置。 3、弾性体が先端を中空状にしたものからなる上記実用
新案登録請求の範囲第1項記載の発泡成形装置。 4、弾性体が成形型側への取付ボルトの一端を埋設して
なるものからなる上記実用新案登録請求の範囲第1項記
載の発泡成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4228978U JPS5848110Y2 (ja) | 1978-03-30 | 1978-03-30 | 発泡成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4228978U JPS5848110Y2 (ja) | 1978-03-30 | 1978-03-30 | 発泡成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54143882U JPS54143882U (ja) | 1979-10-05 |
JPS5848110Y2 true JPS5848110Y2 (ja) | 1983-11-02 |
Family
ID=28914509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4228978U Expired JPS5848110Y2 (ja) | 1978-03-30 | 1978-03-30 | 発泡成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848110Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58168409U (ja) * | 1982-05-08 | 1983-11-10 | 鐘淵化学工業株式会社 | 発泡成形装置 |
-
1978
- 1978-03-30 JP JP4228978U patent/JPS5848110Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54143882U (ja) | 1979-10-05 |
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