JP3251358B2 - 産業車両におけるシートの防振支持構造 - Google Patents

産業車両におけるシートの防振支持構造

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JP3251358B2 JP00387693A JP387693A JP3251358B2 JP 3251358 B2 JP3251358 B2 JP 3251358B2 JP 00387693 A JP00387693 A JP 00387693A JP 387693 A JP387693 A JP 387693A JP 3251358 B2 JP3251358 B2 JP 3251358B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフト等の産
業車両におけるシートの防振支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン等の振動や走行時の路面
からの振動が車体本体を介して運転者に伝わらないよう
に防振する取付け構造は、例えば実開昭61−5257
4号公報に記載されているものが知られている。これ
は、フロア上にオーバーヘッドガードやトップパネル等
を一体にして形成されたキャブ本体を、車体本体を構成
するサイドフレームの上部に緩衝材を介して取り付ける
ことで、車体本体から直接キャブ本体に伝達する振動を
緩衝材に吸収させて該振動を低減し、該キャブ内に設け
られたシートに座っている運転者への振動伝達を抑えて
いる。
【0003】なお、従来の産業車両においては、シート
は、キャブ内のフロア,若しくはサイドフレーム上部に
剛的に取付けられて外面が箱型形状のトップカバーの上
面に取付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記取
付け構造では、運転者がキャブのピラー部を把持して車
体から乗り降りすると、キャブ全体が撓み安定感がな
く、また、キャブ全体を防振しようとしているため構造
が複雑でコストが高いという問題がある。なお、車体本
体に取り付けられているトップカバーとシートとの間に
防振機構を設けて運転者への振動を抑える方法もある
が、上記防振機構の分だけシート取付け位置が高くなり
安定性が悪くなると共にヘッドクリアランスの確保が出
来ないという問題がある。
【0005】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、シート取付け部の高さを変更すること
なく、シートを介して運転者に伝達される振動を抑える
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の産業車両におけるシートの防振支持構造
は、車体本体の上部に上方に突起しているトップカバー
が取付けられると共に、そのトップカバーの上面にシー
トが取付けられ、上記トップカバーの後部はヒンジを介
して車体本体に取付けられている産業車両において、上
記トップカバーと車体本体との当接部に緩衝体を介装す
ると共に、トップカバーの後部の上記ヒンジ部も緩衝体
を介して車体本体もしくはトップカバーに取付けられる
ことを特徴としている。
【0007】例えば、トップカバーの後部がヒンジを介
して車体本体に取付けられている産業車両においては、
車体本体から軸を上下にした後部支持用ブラケットを立
設して、上記ヒンジの車体本体側取付け部をそのブラケ
ットの上部に緩衝体である防振ゴムを介して接続すると
よい。このとき、ヒンジの車体本体側取付け部を、後部
支持用ブラケットの上部に防振ゴムを介して接続すると
共に、該車体本体側取付け部における上記接続に関与す
る部材を下方に延ばし、その延長部下部を、上記後部支
持用ブラケットの下部、若しくは該後部支持用ブラケッ
トとは別に車体本体に固定された第2の後部支持用ブラ
ケットへ、第2の防振ゴムを介して揺動可能に連結する
とよい。
【0008】また、トップカバーの後部がヒンジを介し
て車体本体に取付けられている産業車両において、トッ
プカバーの前部内側に固定されて下面が水平に配置され
ている水平部を有する前部ブラケットと、そのブラケッ
トの水平部に防振ゴムを介して取付けられ該水平部より
も下方に突設する中央突設部と、その中央突設部と車体
左右方向に所定の間隔を有して上記水平部に取付けられ
下方に突設しているストッパと、車体本体の上面に固定
され、トップカバーを閉じたときに、上面が上記中央突
設部と当接し且つ側面がストッパと横方向に所定のクリ
アランスを有すると共に高さが上記ストッパの水平部か
らの突出量よりも高いマウントゴムプレートとを備える
ことで、トップカバー前端部と車体本体の当接部に緩衝
体を介在させるとよい。
【0009】
【作用】シートが取付けらているトップカバーを緩衝
材を介して車体本体に当接させると共にトップカバーの
車体本体への取付け部であるヒンジ部も緩衝材を介して
車体本体もしくはトップカバーに接続する結果、路面や
駆動ユニットから車体本体に伝達された振動が,取付け
部(ヒンジ部)及び当接部を介してトップカバーに入力
しようとすると、該取付け部及び当接部に設けられた緩
衝体が上記振動を吸収してトップカバーに入力される振
動が低減し、もって該トップカバーに取付けられたシー
トへ入力される振動も小さくなる。
【0010】本発明は、従来のようにキャブ全体を防振
する代わりにトップカバーだけを防振するため従来より
も構造が簡単になったりコストが安くなる。しかも、本
発明は、開閉可能なトップカバーであって、後部がヒン
ジを介してサイドフレーム等の車体本体側部材に取付け
られる構造を前提しているが、上記ヒンジの車体側取付
け部も防振ゴム等の緩衝体を介して取付けることで、車
体から伝達される振動は防振ゴム等の緩衝体が吸収する
ので、取付け部品であるヒンジを介してトップカバーに
伝達される振動小さくなる。
【0011】このとき、車体本体から後部支持用ブラケ
ットを立設して、その上部で防振ゴムを介してヒンジに
接続すると、該後部支持用ブラケットの高さを所定高さ
に設定することで、車体側へのヒンジの取付け高さをト
ップカバーの上面と水平に配置できるなど、最適な位置
に防振ゴムを介してヒンジを取付けることができる。こ
こで、上記取付け構造では、上記防振ゴムに回転モーメ
ントが発生すると、ヒンジの車体本体側取付け部が前側
に倒れたりする恐れがあるが、請求項記載の構造を採
用することで、延長部下部が第2の防振ゴムを介して上
記倒れ込みを規制するので、該ヒンジの車体本体側取付
け部が、所定以上に倒れ込むことが防止され、もって、
トップカバー後部の取付け部による該トップカバーの前
側への倒れ込みや左右への捩じれの発生を抑止すること
ができる。
【0012】また、開閉可能なトップカバーでは、通常
時,即ち閉じた状態では、前部下端面が車体本体の上面
と当接するが、その当接部の構造を請求項記載のよう
にして緩衝体を介在させると、車体に伝達された振動
は、マウントゴムプレートを介して中央突設部に伝達さ
れ、該中央突設部から防振ゴム及び前部ブラケットを介
してトップカバーに入力されるが、上記防振ゴムが上記
振動を吸収してトップカバーに入力される振動が小さく
なる。
【0013】また、急旋回等で横方向の力が車体に入力
されると、上記防振ゴムが撓んでトッププレートの前部
が横に変位しようとするが、所定量だけ横に変位すると
マウントゴムプレートにストッパが当接して、上記防振
ゴムとストッパとの間のクリアランスや防振ゴムの形状
等によって設定される変位量以上に変位しないように規
制される。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず構成を説明すると、図1に示すように、車体前後方
向に延設されて車体本体の一部をなす左右のサイドフレ
ーム1の上部にトップカバー2が取付けられ、そのトッ
プカバー2の上にシート3が取り付けられている。
【0015】トップカバー2は、図2に示すような下方
が開口した箱型形状をしていて、前部2a及び後部2b
のそれぞれ左右部分がサイドフレーム1に当接若しくは
取り付けられている。そのトップカバー2の前部2aの
左右部分の内部空間には、それぞれ前部ブラケット4が
設けられている。
【0016】その前部ブラケット4は、図2及び図3に
示すように、上部がトップカバー前部2aの内面上部に
固着され、下部は水平な四角板状の水平部4bを形成
し、その水平部4bの先端部4cは、トップカバー2先
端部内面に当接させて固定されている。その水平部4b
には、その中央部に軸を上下にした円形の貫通孔が開設
していると共に、四隅にそれぞれボルト穴が設けられて
いる。
【0017】その水平部4bに下側から前部インシュレ
ータ5が取り付けられている。そのインシュレータ5
は、四角形状の板6の中央部に防振部材7が上方に突設
されて構成され、防振部材7を上記水平部4bの貫通孔
に挿入し、四隅をそれぞれ下側から取付けボルト8を螺
合することで取り付けている。そのインシュレータ5の
防振部材7は、軸を上下にして同心円状に配設された外
筒7aと内筒7bとの間に防振ゴム7cが介在されてな
り、外筒7aが板6に固定され、また、内筒7bの下端
部が下方に向けて若干突出して中央突設部を構成してい
る。
【0018】なお、板6から下方に突設している上記4
つの取付けボルト8の頭がストッパを構成する。また、
トップカバー2を閉じたときに上記インシュレータ5と
当接するサイドフレーム1の上面には,防振ゴムからな
る直方体形状のマウントゴムプレート9が固定されてい
る。そのマウントゴムプレート9のサイドフレーム1上
部からの高さh1は、上記取付けボルト8の頭の高さh
2よりも高くなっていると共に、図4に示すように、ト
ップカバー2を閉めたときに、上記取付けボルト8の頭
部とマウントゴムプレート9との間に水平方向に所定ク
リアランスδを有して位置するように配置されている。
【0019】また、トップカバー2の後部2bの取付け
は、図5及び図6に示すように、該後部2bの左右に夫
々開閉金具であるヒンジ10のピン10bを挟んだ一方
の金具10aが、ボルト11によってトップカバー2の
後部2bに螺着されている。そのヒンジ10は後方に延
設されていて、ピン10bを挟んだ他方の金具10cに
後部インシュレータ11を固定するための後部取付けブ
ラケット12が固定されている。
【0020】その取付けブラケット12の下部には、取
付けボルト13が貫通可能な貫通孔が開設して、その取
付けブラケット12に下方から後部インシュレータ11
が当接されている。その後部インシュレータ11は、所
定の間隔をあけて二重に配置されている内筒11c及び
外筒11aが防振ゴム11bを介して連結されて構成さ
れていて、その内筒11c内を軸を上下にしたボルト1
3が下から挿入され、更に上記取付けブラケット12の
貫通孔を貫通して該ブラケット12に設けられているナ
ット14に螺合することで、上記取付けブラケット12
に後部インシュレータ11が取付けられている。
【0021】また、後部インシュレータ11の外筒11
aの外周にはフランジ11dが設けられていて、そのフ
ランジ11dが、車体本体の一部であるサイドフレーム
1の上部に立設している後部支持用ブラケット15の上
部に固定されている。上記のように取付けられたトップ
カバー2は、ヒンジ10のピン10bを回転軸として上
下に旋回して開閉可能になっていると共に、閉時に前部
2aを下方に押し付ける図示しない公知の押し付け機構
を有している。そのトップカバー2の上部にシート3が
取付けられる。
【0022】上記のようにトップカバー2を取付けるこ
とによって、トップカバー2の後部取付け部は後部イン
シュレータ11の防振ゴム11bを介してサイドフレー
ム1に取付けられた状態になる。また、トップカバー2
を閉じた状態,即ち通常時におけるトップカバー2前部
とサイドフレーム1との当接状態は、前部ブラケット4
に固定されている前部インシュレータ5の内筒7bだけ
がサイドフレーム1に固定されたマウントゴムプレート
9に当接した構造となっている。このとき、マウントゴ
ムプレート9の高さが取付けボルト8の頭の高さよりも
高いために、該取付けボルト8の頭がサイドフレーム1
の上部と当接することはない。
【0023】これによって、駆動ユニットであるエンジ
ン等や路面から車体本体に伝達される振動がサイドフレ
ーム1を介してトップカバー2に入力されようとして
も、後部及び前部に配設したインシュレータ5,11が
その振動を吸収し、もってトップカバー2を介してシー
ト3に伝達される振動が低減される。即ち、後部取付け
部においては、サイドフレーム1に伝達された振動は、
後部支持ブラケット15を介して後部インシュレータ1
1の外筒11aに伝達されるが、該外筒11aに固着さ
れている防振ゴム11bが該振動を吸収して該防振ゴム
11bの内側に固着している内筒11cへ伝達される振
動は低減し、もって該後部インシュレータ11を介して
取付けられているトップカバー2の後部取付け部からト
ップカバー2及びシート3に入力される振動は小さく抑
えられる。
【0024】また、トップカバー2の前部2aのサイド
フレーム1との当接部においては、サイドフレーム1に
伝達された振動は、マウントゴムプレート9を介して前
部インシュレータ7の内筒7bに伝達されるが、該内筒
7bの外側に固着している防振ゴム7cが該振動を吸収
して該防振ゴム7cの外側に固着している外筒7aへ伝
達される振動は低減し、もって該前部インシュレータ5
を介してトップカバー2の前部からトップカバー2及び
シート3に入力される振動が小さく抑えられる。
【0025】また、上記トップカバー2の取付け構造
は、前部2aにおいてはトップカバー2の内側の空間に
前部インシュレータ5が収まるように配置し、また、後
部においては、ヒンジ10取付け部の高さが従来よりも
高くならないように後部支持ブラケット15の高さを設
定することで、トップカバー2の上部の高さは従来と同
じ高さになっているため、該トップカバー2の上部に取
付けられるシート3の取付け高さは従来と同じ高さに設
定することができる。
【0026】また、上記のようなトップカバー2の取付
け構造では、車両の急旋回などによって車体に横力が入
力されトップカバー2の前部2aに設けられたインシュ
レータ5の防振ゴム7cが横方向に撓んでトップカバー
2が横方向に設定値以上に前部2aが変位しようとして
も、設定値以上に変位するとトップカバー2側に固定さ
れている取付けボルト8の頭の側面がサイドフレーム1
に固定されているマウントゴムプレート9の側面に当接
して上記変位を規制して、設定値以上に横方向へ変位し
ないように規制されるようになっている。
【0027】この変位量は、トップカバー2と取付けボ
ルト8の頭とのクリアランスや該トップカバー2の取付
けボルト8との当接部の形状等を適当に選択するという
簡易な手段で目的とする上記変位量が設定可能である。
なお、上記実施例では、マウントゴムプレート9が左右
に位置する取付けボルト8の頭と当接可能にして左右方
向のトッププレート2前端部の変位を規制しているが、
該マウントゴムプレート9を十字架形状にして前後に対
向する取付けボルト8の間にも所定のクリアランスをお
いて介在するようにして、前後方向の変位も規制したり
してもよい。
【0028】次に、第2実施例について説明する。第2
実施例におけるトップカバー2の後部2bの取付けは、
図7に示すように、その後部2bの左右に夫々開閉金具
であるヒンジ10のピン10bを挟んだ一方の金具10
aが、ボルトによってトップカバー2の後部2bに固定
されている。そのヒンジ10は後方に延設されていて、
ピン10bを挟んだ他方の金具10cに、後部インシュ
レータ11を固定するための後部取付けブラケット12
が固定されている。
【0029】その取付けブラケット12の下部には、
ャフト20の上端部が貫通可能な貫通孔が開設して、そ
の取付けブラケット12に下方から後部インシュレータ
11が当接されている。その後部インシュレータ11
は、所定の間隔をあけて二重に配置されている内筒11
c及び外筒11aが防振ゴム11bを介して連結されて
構成されていて、その内筒11c内を軸を上下にしたシ
ャフト20が下から挿入され、更に上記取付けブラケッ
ト12の貫通孔を貫通して該ブラケット12の上に設け
られているナット14に螺合することで、上記取付けブ
ラケット12とシャフト20の段部20aに内筒11c
が挟まれて、後部インシュレータ11が取付けられてい
る。
【0030】また、後部インシュレータ11の外筒11
aの外周にはフランジ11dが設けられていて、そのフ
ランジ11dが、車体本体の一部であるサイドフレーム
1の上部に立設している後部支持用ブラケット15の上
部15aに固定されている。また、上記シャフト20は
下方に延びていて、その下端部20bに、第2の後部イ
ンシュレータ21が取付けられている。
【0031】その第2の後部インシュレータ21は、所
定の間隔をあけて二重に配置されている内筒21c及び
外筒21aが防振ゴム21bを介して連結されて構成さ
れていて、その内筒21cの内周面を上記シャフトの下
部外周に嵌合させて該シャフト21の下端部20bに固
定されている。そして、第2の後部インシュレータ21
の外筒21aを遊挿可能な挿入穴22aが開口したガイ
ド板22の該挿入穴22aに、該第2の後部インシュレ
ータ21が同軸に遊挿された状態となっていると共に、
該ガイド板22が後部支持ブラケット15の下部に水平
に固定されている。
【0032】以上のようなトップカバー後部2bの取付
け構造を採用することで、急旋回などによって、後部イ
ンシュレータ11に回転モーメントが発生して、シャフ
ト20が傾斜しようとすると、シャフト20の下端部2
0bが第2の後部インシュレータ21を介してガイド板
22の挿入孔22aと当接して、該シャフト20が所定
以上に傾斜することが抑止される。
【0033】これによって、該シャフト20が傾くこと
で発生するトップカバー2の左右への捩じれや前方への
傾きの発生を抑えることができる。他の構成,作用,及
び効果については、第1実施例と同様である。なお、上
記実施例においては、シャフト20の下端部20bも、
上側と同様に同一の後部支持用ブラケット15に連結し
ているが、該下端部20bの連結のために第2の後部支
持用ブラケットを設けても構わない。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の産業
車両におけるシートの防振支持構造は、シートの取付け
高さを高くすることなく、車体本体からシートに入力さ
れる振動を低減して運転者の該振動による不快感や運転
操作への悪影響を小さく抑えることができる。
【0035】また、急旋回等によって車体に左右方向の
大きな力が入力されてトップカバーが左右に変位しよう
としても、ストッパにマウントゴムプレートを当接させ
るという簡単な手段で、該変位を所定の値に規制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例におけるサイドフレーム,
トップカバー及びシートの配置関係を示す側面図であ
る。
【図2】本発明に係る実施例のトップカバーを示す斜視
図である。
【図3】本発明に係る実施例のトップカバーの前端部の
サイドフレームとの当接構造を示す側面図である。
【図4】図3における下面図である。
【図5】本発明に係る実施例のトップカバーの後端部の
取付け構造を示す側面図である。
【図6】本発明に係る実施例のトップカバーの後端部の
取付け構造を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る実施例のトップカバーの取付け構
造を示す側面図である。
【符号の説明】
1 サイドフレーム 2 トップカバー 3 シート 4 前部ブラケット 5 前部インシュレータ 7b 内筒(中央突設部) 7c 防振ゴム 8 取付けボルト(ストッパ) 9 マウントゴムプレート 10 ヒンジ 11 後部インシュレータ 11b 防振ゴム 15 後部支持ブラケット 20 シャフト 21 第2の後部インシュレータ 22 ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森谷 裕正 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 三輪 欣哉 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 古川 理 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−122044(JP,A) 実開 昭62−87980(JP,U) 実開 平4−31670(JP,U) 実開 昭63−43887(JP,U) 実開 昭61−52574(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 27/04 F16F 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体本体の上部に上方に突起しているト
    ップカバーが取付けられると共に、そのトップカバーの
    上面にシートが取付けられ、上記トップカバーの後部は
    ヒンジを介して車体本体に取付けられている産業車両に
    おいて、 上記トップカバーと車体本体との当接部に緩衝体を介装
    すると共に、トップカバーの後部の上記ヒンジ部も緩衝
    体を介して車体本体もしくはトップカバーに取付けら
    れ、さらに、トップカバーの前部内面に固定され且つ下面が
    水平に配置される水平部を有する前部ブラケットと、そ
    のブラケットの水平部に防振ゴムを介して取付けられ該
    水平部よりも下方に突設している中央突設部と、その中
    央突設部と車体左右方向に所定の間隔を有して上記水平
    部に取付けられ下方に突設しているストッパと、車体本
    体の上面に固定され、トップカバーを閉じたときに、上
    面が上記中央突設部と当接し且つ側面がストッパと横方
    向に所定のクリアランスを有すると共に高さが上記スト
    ッパの水平部からの突出量よりも高いマウントゴムプレ
    ートとを備えた ことを特徴とする産業車両におけるシー
    トの防振支持構造。
  2. 【請求項2】 車体本体の上部に上方に突起しているト
    ップカバーが取付けられると共に、そのトップカバーの
    上面にシートが取付けられ、上記トップカバーの後部は
    ヒンジを介して車体本体に取付けられている産業車両に
    おいて、 上記トップカバーと車体本体との当接部に緩衝体を介装
    すると共に、トップカバーの後部の上記ヒンジ部も緩衝
    体を介して車体本体もしくはトップカバーに取付けら
    れ、 車体本体から軸を上下に向けた後部支持用ブラケットを
    立設し、上記ヒンジの車体本体側取付け部をそのブラケ
    ットの上部に防振ゴムを介して接続し、上記ヒンジの車体本体側取付け部を、後部支持用ブラケ
    ットの上部に防振ゴムを介して接続すると共に、該車体
    本体側取付け部における上記接続に関与する部材を下方
    に延ばし、その延長部下部を、上記後部支持用ブラケッ
    トの下部、若しくは該後部支持用ブラケットとは別に車
    体本体に固定された第2の後部支持用ブラケットへ、第
    2の防振ゴムを介して揺動可能に連結した ことを特徴と
    する産業車両におけるシートの防振支持構造。
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