JPS624016Y2 - - Google Patents

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JPS624016Y2
JPS624016Y2 JP2786680U JP2786680U JPS624016Y2 JP S624016 Y2 JPS624016 Y2 JP S624016Y2 JP 2786680 U JP2786680 U JP 2786680U JP 2786680 U JP2786680 U JP 2786680U JP S624016 Y2 JPS624016 Y2 JP S624016Y2
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JP
Japan
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bracket
differential
differential case
vehicle body
load
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JP2786680U
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JPS56129321U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、後輪独立懸架用デフマウントの改良
に関するものである。
従来、この種のデフマウントは、デフケースの
上部に環状のブラケツトが固定され、この環状の
ブラケツトの内部には硬質のデフマウントラバー
が装着され、また該デフマウントラバーの中央部
にはボルト孔が形成され、このボルト孔を挿通し
たボルトによつてデフマウントラバーを車体のク
ロスメンバーに連結していた。そして車輪を介し
てデフケースに振動が加わつたときは、上記デフ
マウントラバーによりその振動を吸収し、その振
動が直接車体に伝達されるのを防止していた(実
開昭52−126527号公報参照)。
しかしながら、このような従来のデフマウント
では、デフマウントラバー自体に伸縮性があるた
めに、デフケースが上下方向のみならず左右方向
にも振動してしまうこととなり、特にデフケース
が左右に振動した場合にはデフケースとタイヤと
を連結するシヤフトに負担がかかるという問題点
があつた。
本考案は、以上のような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、デフケースの上部に直接取付け
られる逆U字状の第1のブラケツトと、この第1
のブラケツトを貫通して下方開放クロスメンバー
に連結される第2のブラケツトと、第1,第2の
ブラケツト間に横方向に装着され、第2ブラケツ
トからの上下方向の荷重に対しては剪断変形し、
第2ブラケツトからの左右方向の荷重に対しては
圧縮変形し、その左右方向の剛性を高めるための
金属板が介設されたデフマウントラバーと、第2
のブラケツトの上面および下面に第1のブラケツ
トおよびデフケースとの間にそれぞれ所定のクリ
アランスを介して装着されるストツパーラバーと
を設けることにより、デフケースの振動が車体に
伝達されるのを防止するとともに、デフケースが
左右方向にほとんど移動しないようにした後輪独
立懸架用デフマウントを提供することを目的とし
ている。
以下、本考案の一実施例を図について説明す
る。第1図ないし第4図は、本考案の一実施例に
よる後輪独立懸架用デフマウントを示している。
図において、1はデフケースで、このデフケース
1内にはデフアレンシヤルギヤ(図示せず)が収
納され、また、デフケース1の先端部は車体(図
示せず)の左右方向に設けられたフレーム2に取
付けられており、このフレーム2はその両端に設
けられたマウント3を介して車体に取付けられて
いる。さらに、フレーム2には、一端が後輪4に
取付けられた略Y字状のサスペンシヨンアーム5
が回動自在に連結されており、後輪4が上下に振
動しても車体を直接突き上げないようにしてい
る。また、デフケース1には、デフアレンシヤル
ギヤと後輪4とを連結し、後輪4に駆動力を伝達
するシヤフト6が回動自在に設けられている。
さらに、デフケース1の上面には逆U字状の第
1のブラケツト8が固定されている。この第1の
ブラケツト8は、水平部8aとその両側に連続す
る垂直部8bと垂直部8bに連続する取付部8c
とを有しており、その取付部8cが車体の左右方
向に配置され、該取付部8cのボルト孔8dを挿
通したボルト14によつてデフケース1に取付け
られている。また垂直部8bおよび取付部8cの
剛性を高めるためにこれらに垂直にフランジ8e
が設けられている。
また、第1のブラケツト8の中央部を貫通して
略四角柱状の中空の第2のブラケツト9が設けら
れており、この第2のブラケツト9は、車体の左
右方向に設けられた下方開放クロスメンバー10
の前後壁に、該ブラケツト9を貫通するボルト9
aにより連結されている。なお、この下方開放ク
ロスメンバー10は、車体の左右にそれぞれ前後
方向に設けられたフレーム11に溶接により固着
されたものである。
さらに、第1のブラケツト8の垂直部8bの内
面と第2のブラケツト9の両側との間に硬質のラ
バーを焼付けることによつてデフマウントラバー
12が装着されている。このデフマウントラバー
12の上下方向の耐変形荷重は30Kg/mm程度であ
るのに対して横方向の耐変形荷重は700Kg/mm程
度となつている。さらには、横方向(左右方向)
剛性を高めるために金属板12aが介設されてい
る。また、第2のブラケツト9の上面および下面
に上記デフマウントラバー12と一体にストツパ
ーラバ13が金属板12aよりも高く設けられて
おり、このストツパーラバ13と第1のブラケツ
ト8の水平部8a内面およびデフケース1の上面
との間にそれぞれ所定のクリアランスが設けられ
ている。そして上記第1,第2のブラケツト8,
9、デフマウントラバー12およびストツパーラ
バー13によりデフマウント7を構成している。
次にその作用について説明する。まず、自動車
が凸凹道等を走行することによつて車輪が上下に
振動し、これによつてデフケース1に上下方向の
荷重が加わつた場合、デフケース1は上下に振動
しようとするが、車体はすぐに振動せず、また車
体に固定された第2のブラケツト9も振動しな
い。従つて、デフマウントラバー12の上下の耐
変形荷重が小さいことから、デフケース1はデフ
マウントラバー12を変形させながら上下に振動
することとなり、その上下振動に伴つてデフケー
ス1はストツパーラバー13に当接する。このよ
うにデフケース1が車体に対して相対的に振動す
ることにより、デフケース1への荷重は車体には
ほとんど伝達されない。
一方、自動車のコーナリング時等のように、デ
フケース1に左右方向の荷重が加わつた場合に
は、上記デフマウントラバー12の横方向の耐変
形荷重が大きいので、デフケース1への荷重はデ
フマウントラバー12により吸収され、デフケー
ス1は左右方向にはほとんど振動しない。
以上のような構成になる本実施例のデフマウン
トによれば、デフケース1に上下方向の荷重が加
わつた時は、デフケース1がデフマウントラバー
12を変形させながら上下に振動して、その荷重
が車体に伝わるのが防止され、またデフケース1
に左右方向の荷重が加わつたときはデフマウント
ラバー12がその荷重を吸収してデフケース1の
振動を防止する。従つてデフケース1と後輪4と
の間のシヤフト6にかかる負担は大きく軽減さ
れ、シヤフト6の耐久性を大きく向上させること
ができる。
さらには、デフマウント7を下方開放クロスメ
ンバー10内に収納したのでスペースをとらず、
足まわりのレイアウトにゆとりができる。また、
第2のブラケツト9の上下にストツパーラバー1
3を設けてデフケース1の上下振動を規制したの
で、従来各ブラケツトに設けていたストツパ用ブ
ラケツトを省略することができ、しかも、デフマ
ウントラバー12が破損した場合でも、第2のブ
ラケツト9によつてデフケース1の脱落を防止す
ることができる。
以上のように本考案によれば、車前左右方向に
延びる水平部両側の垂直部に連続する両取付部が
車体の左右方向に位置してデフケースの上面に直
接取付けられる逆U字状の第1のブラケツトと、
この第1のブラケツトの中央部を貫通しその前後
部が下方開放クロスメンバーの前後壁に連結され
る第2のブラケツトと、第1のブラケツトの垂直
部内面とこの内面と対向する第2のブラケツトの
両側面との間に装着され、第2ブラケツトからの
上下方向の荷重に対しては剪断変形し、第2ブラ
ケツトからの左右方向の荷重に対しては圧縮変形
し、その左右方向の剛性を高めるための金属板が
介設されたデフマウントラバーと、第2のブラケ
ツトの上面および下面に第1のブラケツトの水平
部およびデフケースの上面との間に所定のクリア
ランスを介して装着されるストツパーラバーとを
設けることにより、デフケースが上下方向に振動
してもこの振動が車体に伝達されるのを防止でき
るとともに、デフケースを横方向には振動しない
ようにして後輪のシヤフトにかかる負担を大きく
軽減できる。さらに下方開放クロスメンバーに挿
入する構造により、スペース的に有利でコンパク
トな後輪独立懸架用デフマウントが得られる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例のデフマウントを
取付けたデフケース付近の平面図、第2図は第1
図の背面図、第3図は上記デフマウントの一部断
面正面図、第4図は上記デフマウントの組付状態
を示す切開平面図である。 1……デフケース、7……デフマウント、8…
…第1のブラケツト、8a……水平部、8b……
垂直部、8c……取付部、9……第2のブラケツ
ト、10……下方開放クロスメンバー、12……
デフマウントラバー、13……ストツパーラバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体左右方向に延びる水平部の両側の垂直部に
    それぞれ連続して形成された両取付部が車体の左
    右方向に位置してデフケースの上面に直接取付け
    られた逆U字状の第1のブラケツトと、該第1の
    ブラケツトの中央部を貫通し前後端が上記車体の
    左右方向に設けられた下方開放クロスメンバーの
    前後壁に連結された第2のブラケツトと、上記第
    1のブラケツトの垂直部の内面とこの内面と対向
    する上記第2のブラケツトの両側面との間に装置
    され、第2のブラケツトからの上下方向の荷重に
    対しては剪断変形し、第2のブラケツトからの左
    右方向の荷重に対しては圧縮変形し、その左右方
    向の剛性を高めるための金属板が介設されたデフ
    マウントラバーと、上記第2のブラケツトの上面
    および下面に上記第1のブラケツトの水平部およ
    び上記デフケースの上面との間に所定のクリアラ
    ンスを介して装着されたストツパーラバーとを備
    えたことを特徴とする後輪独立懸架用デフマウン
    ト。
JP2786680U 1980-03-03 1980-03-03 Expired JPS624016Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2786680U JPS624016Y2 (ja) 1980-03-03 1980-03-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2786680U JPS624016Y2 (ja) 1980-03-03 1980-03-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56129321U JPS56129321U (ja) 1981-10-01
JPS624016Y2 true JPS624016Y2 (ja) 1987-01-29

Family

ID=29623813

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2786680U Expired JPS624016Y2 (ja) 1980-03-03 1980-03-03

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59125415U (ja) * 1983-02-14 1984-08-23 富士重工業株式会社 デフアレンシヤル装置の取付装置
JPS6135035U (ja) * 1984-08-06 1986-03-04 マツダ株式会社 自動車のリヤサスペンシヨン装置

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Publication number Publication date
JPS56129321U (ja) 1981-10-01

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