JP3250841B2 - 図形データの処理方法及び装置 - Google Patents

図形データの処理方法及び装置

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JP3250841B2 JP17897492A JP17897492A JP3250841B2 JP 3250841 B2 JP3250841 B2 JP 3250841B2 JP 17897492 A JP17897492 A JP 17897492A JP 17897492 A JP17897492 A JP 17897492A JP 3250841 B2 JP3250841 B2 JP 3250841B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステムなどに
利用される図形データの処理方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】CADシステムでは、曲線を含む機械図
面や地図などの既存の図面を効率良くCADデータに変
換するための図形データ変換装置が用いられる場合があ
る。この種の図形データ変換装置では、図面中の曲線を
ディジタイザやタブレットなどのポインティングデバイ
スでなぞることにより、その曲線上に離散的に配列され
る点群の二次元座標値が取込まれ、この点群を直線で連
結した折線によってその曲線が近似される。
【0003】この種の図形データ変換装置では、曲線上
で指定する点群の間隔を狭めるほど折線による近似精度
は向上するが、取込みデータの増加に伴ってデータ保存
用のメモリ容量がかさむと共に、データ取込み時や描画
時の処理時間がかさむという2律背反性がある。このた
め、所望の近似精度を保ちながら取込みデータ量を圧縮
するための合理的な間引き手法が望まれている。
【0004】特開昭58ー178487号公報に開示さ
れた「手書き図形描画装置」によれば、曲線上のペン位
置を一定周期で離散的に取込みながらこれら離散的な取
込みデータの中間点の位置座標値を更に細かい一定周期
で補間してゆく方法が開示されている。また、特開平3
ー156631号公報に開示された「ディジタイザ入力
装置におけるディジタイザ間隔均一化処理方法」によれ
ば、作業者が指定した間隔によって取込み済みデータを
間引く手法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各公開特許公報に
開示された方法では、ペンなどによって曲線上をなぞる
作業が必要になるため、曲線の複雑さや作業者の集中力
などのバラツキにより、折線による近似精度がバラツク
という問題がある。従って、本発明の一つの目的は、曲
線の複雑さや作業者の集中力に影響されることなく高精
度の折線近似を実現できる図形データの処理方法及び装
置を提供することにある。
【0006】また、特開昭58ー178487号公報に
開示された方法によれば、間引きの間隔を時間で定めて
いるため、曲線が単純であるか複雑かであるかというよ
りも曲線上をなぞる速度によって取込みデータ量が決定
されてしまう。この結果、この従来方法では、ペン速度
が早すぎると必要な近似精度が確保できなくなったり、
逆にペン速度が遅すぎると無駄なデータが発生するなど
の問題がある。従って、本発明の他の目的は、高い近似
精度を保ちながらデータ量の圧縮が可能な合理的な図形
データの処理方法及び装置を提供することにある。
【0007】さらに、特開平3ー156631号公報に
開示された方法によれば、曲線の湾曲度合などに応じて
間引きの間隔を作業者が指定する構成であるから、この
間引き間隔を逐一指定する作業が煩雑になり作業能率が
低下するという問題がある。従って、本発明の更に他の
目的は、間引き間隔の設定を曲線の湾曲度合に応じて適
応的に行うことにより合理的なデータ圧縮を実現できる
図形データの処理方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる図形デー
タの処理方法は、処理対象の図形上で指定された複数個
の制御点を認識するステップaと、この認識した複数個
の制御点を通る曲線の式を算定するステップbと、この
算定した曲線上に適宜な間隔で補間点を配置して補間点
群を生成するステップcと、この生成した補間点群の中
から1つの着目する補間点と前記曲線上でその着目する
補間点の前後に隣接する2つの補完点を抽出し、その着
目する補完点と隣接する2つの補間点を連結する2本の
線分のなす角度を検出し、その角度が所定の閾値以下で
あればこの着目する補間点を消去する間引き処理を前記
補間点群中の補間点について繰り返し行うステップd
を備えている。また、本発明に関わる図形データの処理
装置は、処理対象の曲線図形を折れ線データに変換する
ために前記曲線図形上に複数個の制御点を指定する制御
点入力手段と、入力された複数個の制御点を通る曲線の
式を算定する曲線式算定手段と、算定された曲線の式に
よって生成される曲線上で2つの隣接する制御点間に適
宜な間隔で複数の補間点からなる補間点群を生成する補
間点群生成手段と、生成された補間点群の中から1つの
着目する補間点と前記算定された曲線の式によって生成
される曲線上でその着目する補間点の前後に隣接する2
つの補間点を抽出し、その着目する補間点と隣接する2
つの補間点を連結する2本分の線分のなす角度を検出
し、その角度が所定の閾値以下であればこの着目する補
間点を消去する間引き処理を前記補間点群中の補間点に
ついて繰り返し行う間引き手段とを備える。
【0009】
【作用】まず、機械図面や地図などが描かれた二次元座
標系内の着目する曲線上に存在する点などとして、ディ
ジタイザ、タブレット、ライトペン、マウスなどの適宜
なポインティングデバイスによって複数個の制御点が指
定される。次に、指定された複数個の制御点を通る3次
多項式などの曲線が、スプライン補間などのアルゴリズ
ムに基づいて算定される。続いて、算定済みの曲線上に
適宜な間隔で補間点群が設定される。最後に、設定済み
の補間点群内の着目する補間点を挟んで隣接する2線分
のなす角度が検出され、これが所定の閾値以下であれば
これを1本の線分で近似することによりこの着目補間点
の間引きが行われ、残存する全ての補間点群について同
様の間引き処理が繰り返される。
【0010】
【実施例】図2は、本発明の一実施例に係わる図形デー
タの処理方法を適用する図面処理システムの構成を示す
ブロック図であり、10はイメージスキャナ、20はワ
ークステーション、21はワークステーション本体部、
22はCRTなどのディスプレイ装置、23はキーボー
ド、24はマウス、25はプリンタである。
【0011】原稿上に描かれた設計図や地図などの図形
データがイメージスキャナ10によって読取られ、ディ
ジタルデータに変換されてワークステーション本体部2
1内のデータメモリに格納される。データメモリに格納
された図形データの全部あるいは一部が、ユーザがキー
ボード23から発する指示に従ってディスプレイ装置2
2に表示される。ユーザは、ディスプレイ装置22の表
示中の曲線を折線データに変換する場合、キーボード2
3から指令を発することによりワークステーション本体
部21の処理を本実施例の図形データの処理モードに移
行させる。この後、ユーザは、図3に例示するように、
ディスプレイ装置22に表示中の曲線上の偏曲点などの
適宜な複数の箇所を制御点P0 ,P1 ,P2 ,P3 ・・
・として指定する。
【0012】本実施例の図形データ処理モードに移行し
たワークステーション本体部21は、図1のフローチャ
ートに示す内容の処理を開始する。まず、ワークステー
ション本体部21は、ユーザによって表示画面上で指定
された制御点P0 ,P1 ,P2 ・・・を順次認識しなが
ら保存してゆき(ステップS1)、認識済みの制御点が
3個以上になると、これら全ての制御点を通る適宜な自
由曲線を算定する(ステップS2)。次に、ワークステ
ーション本体部21は、算定した自由曲線上に適宜な間
隔で補間点群を配置して補間点群を設定する(ステップ
S3)。
【0013】次に、ワークステーション本体部21は、
補間点どうしを連結する線分の角度を検査し、この角度
と所定の閾値との大小関係に応じて補間点を間引いたり
残したりする補間点の間引き処理を行う(ステップS
4)。すなわち、ワークステーション本体部21は、図
4に例示するように、算定済みの自由曲線上に生成した
補間点群中の一つの補間点、例えば補間点Pi に着目
し、この着目したi と、その前後に隣接する補間点P
i-1 ,Pi+1 とを連結する2本の線分の角度αが所定の
閾値θ以下であるか否かを検査し、これがθ以下であれ
ばこの着目する補間点Pi を消去する。
【0014】次に、ワークステーション本体部21は、
新たな着目点を補間点Pi+1 に移し、この着目補間点P
i+1 とその前後に隣接する各補間点Pi-1 ,Pi+2 とを
連結する2本の線分の角度βが閾値θ以下であるか否か
を検査し、これがθ以下であれば、この着目補間点P
i+1 を消去する。上述の例において、角度αやβが所定
の閾値θを越えていれば、着目補間点Pi やPi+1 の間
引きは行われず、そのまま保存される。以下、同様にし
て、残存する全ての補間点群に対して上述の間引き処理
が反復される。
【0015】ワークステーション本体部21は、上記補
間点群の間引き処理を全て終了すると、残存する補間点
群を内蔵のデータメモリに保存し、残存補間点群を線分
で連結した折線の図形をディスプレイ装置22に表示す
(ステップS5)。この後、新たな制御点が追加され
るたび (ステップS6)に、ステップS2からステップ
S5までの処理が反復される。すなわち、最初に認識さ
れた制御点を含む全ての制御点を対象として新たな自由
曲線の算定、この曲線上への新たな補間点群の生成及び
この生成済み補間点群中の補間点の間引き処理が反復さ
れる。
【0016】図1のステップ2で算定する自由曲線の一
例として、3次多項式によるスプライン曲線が好適であ
る。この3次多項式によるスプライン曲線は、次式のよ
うに、媒介変数tをパラメータとして表される。 F(t)=a+bt+ct2 +dt3 ,0≦t≦T ・・・(1) (1)式において、係数a,b,c,dはベクトルであ
る。本実施例の場合のように、曲線が平面内の曲線であ
れば、各係数は次式のような2次元ベクトルとなる。
【0017】制御点を通る自由曲線をy=f(x)の形
式ではなく、媒介変数tを用いて(1)式のように表現
することにより、図5に例示するように、任意のx値に
対して複数のy値を持つ極度に褶曲した曲線や、図6に
例示するように、自身との交差点も有する複雑な曲線の
取扱いが可能となる。
【0018】本実施例によれば、連続する2個の制御点
間に1個のスプライン曲線が算定され、各スプライン曲
線どうしは2次の導関数まで一致するように滑らかに接
続される。すなわち、図3の例では、 制御点P0 とP1 間で、スプライン曲線 F0 (t)=a0 +bo t+c0 2 +d0 3 ・・・(3) が算定され、制御点P1 とP2 間で、スプライン曲線 F1 (t)=a1 +b1 t+c1 2 +d1 3 ・・・(4) が算定される。一般的には、制御点Pi と点Pi+1
で、スプライン曲線 Fi (t)=ai +bi t+ci 2 +di 3 ・・・(5) が算定され、スプライン曲線Fi (t)とFi+1 (t)
が制御点Pi+1 において2次導関数まで一致するように
滑らかに接続される。
【0019】(1)式と(2)式より、x,y成分につ
いてそれぞれ次式が成立する。 Fx (t)=ax +bx t+cx 2 +dx 3 ・・・(6) Fy (t)=ay +by t+cy 2 +dy 3 ・・・(7) 0≦t≦T
【0020】スプライン曲線Fi (t)の各係数は、始
点Pi と終点Pi+1 の座標(xi ,yi ),(xi +1
i+1 )と、始点Pi と終点Pi+1 における2次導関数 を用いて次のように決定される。 ただし、hは、図7に示すように、点Pi からPi+1
での媒介変数tの変化量、すなわち、Pi とPi+1 を連
結する線分の長さである。
【0021】(9)式の係数を(6)式と(7)式に代
入し、各式の媒介変数tを一定の変量Δtずつ増加させ
ながら、Fx i (t), Fy i (t)を計算してゆく
ことにより算定済みの自由曲線上に補間点群が設定され
る。
【0022】媒介変数tの変量Δtを設定するに当た
り、 ・指定された制御点数n ・補間点群を間引く際の角度の閾値θ ・全制御点を連結する折線の総延長H を考慮し、次式のように設定した。 Δt=C/〔f(θ)・f(n)・H〕 ・・・・(10) ただし、 C :定数 f(θ):閾値θの関数 f(n):制御点数nの関数 である。
【0023】媒介変数の変量Δtの設定にあたり制御点
数nを考慮したのは次の二つの理由による。 ・制御点数の多さは曲線の複雑さを意味する場合が多
い。 ・制御点数の多さは曲線の寸法の大きさを意味する場合
が多く、この場合折線で近似した曲線の一部を拡大して
も粗さが目立たないようにする。 好適な一例として、 f(n)=n1/3 ・・・(11) の関係を採用した。
【0024】また、変量Δtの設定にあたり折線の総延
長Hを考慮したのは、制御点数nの場合と同様に、制御
点数の多さが曲線の寸法の大きさを意味する場合が多
く、この場合折線で近似した曲線の一部を拡大しても粗
さが目立たないようにするためである。
【0025】更に、Δtの設定にあたり補間点群を間引
く際の角度の閾値θを考慮したのは、この閾値θが小さ
いほど高精度の折線近似が要求されており、これとの整
合性を考慮してΔtを小さくするためである。好適な一
例として、 f(θ)= 1.5 −0.03θ , 0 <θ<10 ・・・(12) とした。すなわち、1.2 ≦f(θ)<1.5 であり、Δ
tに比較的緩やかに依存する。
【0026】なお、必要に応じて、(1)式の係数
b,c,d をそれぞれTb,T2 c,T3 dに置き換
えることにより、媒介変数tの変域0≦t≦Tを変域0
≦t≦1に正規化することができる。
【0027】図8は、3次の多項式のスプライン曲線を
発生させ、、間引きのための角度の閾値θ=1.2 °を指
定した場合の処理結果を示す実験データである。Aは、
指定した5個の制御点を連結する折れ線、Bは各制御点
を通るスプライン曲線上に生成された補間点群は全部で
431個であるが、間引き後の折線C上の残存補間点群
は140個とほぼ1/3に圧縮された。それにもかかわ
らず、間引き後の折線図形による近似精度は極めて高
い。
【0028】図9と図10は、それぞれ図8の折線Bと
Cの部分拡大図である。図8乃至図10から判明するよ
うに、直線に近い部分ほど間引き後の折線図形による近
似率が高くなっている。
【0029】図11は、ディスプレイ装置上に表示中の
曲線をもとに上記実施例に従って作成した折線Aと、曲
線の算定、補間点群の生成及び間引きとを行うことなく
表示中の曲線上に多めに指定した点群を連結しただけの
折線Bとの比較結果である。折線Bでは、点群指定時の
手ぶれによる位置のバラツキがそのまま最終結果に反映
し、近似精度が相当低下している。
【0030】以上、新たな制御点が指定されるたびに最
初に指定された制御点を含む全ての制御点を対象にして
新たな自由曲線を算定し直し、この新たな自由曲線上に
新たな補間点群を生成し直して、補間点を間引く処理を
反復する構成を例示した。しかしながら、新たな制御点
とその直前に指定された適宜個数の制御点のみを対象と
して自由曲線の算定、補間点群の生成及び間引き処理
やり直す構成としてもよい。
【0031】また、自由曲線として3次の多項式のスプ
ライン曲線を生成する場合を例示したが、更に高次の多
項式など異なる算法のスプライン曲線を生成してもよ
い。また、自由曲線として、スプライン曲線以外の適宜
なもの、例えばベジェ曲線などを生成してもよい。
【0032】また、自由曲線を算定するための制御点を
ディスプレイ装置上で指定する構成を例示したが、その
ような制御点をディジタイザ上に固定した図面上で指定
してもよく、この場合、対話型の処理ではなく全ての制
御点の指定が終了してから自由曲線の算定処理などの後
続の処理をバッチ処理によって一括して行う構成として
もよい。
【0033】なお、間引き処理後の残存補間点群を折線
図形で表示する構成を例示したが、本発明の方法や装置
をパターン認識や、文字と図形の分離処理などの前処理
に利用する場合には、最終の処理結果に対して中間の処
理結果に該当する折線図形の表示を省略することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わる図形データの処理方法及び装置は、比較的少数の制
御点をもとに自由曲線を算定しこの曲線上に補間点群を
自動的に生成する構成であるから、曲線上を連続的にな
ぞる従来のものとは異なり、曲線の複雑さや作業者の集
中力に影響されることなく高精度の折線近似を実現で
き、また、作業時間と労力が大幅に低減されるという効
果が奏される。
【0035】また、曲線上に一旦生成した補間点群を連
結線分の角度の大小を基準として適応制御的に間引く構
成であるから、高い精度を保持したままデータ量の大幅
な圧縮が可能になる。この結果、データメモリなどのハ
ードウエアの負担が大幅に軽減されると共に、最終的な
処理データの表示やプリントアウト、あるいは上位処理
部への転送など付随する各種の処理時間が大幅に短縮さ
れるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる図形データの処理方
法を説明するためのフローチャートである。
【図2】上記実施例の処理方法を適用する図形処理シス
テムの構成の一例を示すブロック図である。
【図3】上記実施例の処理方法の説明を補足するための
概念図である。
【図4】上記実施例の処理方法の説明を補足するための
概念図である。
【図5】上記実施例の処理方法の説明を補足するための
概念図である。
【図6】上記実施例の処理方法の説明を補足するための
概念図である。
【図7】上記実施例の処理方法の説明を補足するための
概念図である。
【図8】上記実施例による実験結果を示す図である。
【図9】上記実施例による実験結果を示す図である。
【図10】上記実施例による実験結果を示す図である。
【図11】上記実施例による実験結果を示す図である。
【符号の説明】
i 表示画面上で指定された制御点 Fi 指定済みの制御点を通るように算定された自由
曲線 pi 算定済みの自由曲線上に生成された補間点 α,β 着目補間点とその前後の補間点を連結する2本
の線分の角度 θ 補間点群の間引きのための角度の閾値
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−189787(JP,A) 特開 昭62−162182(JP,A) 特開 平4−151661(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/80 G06F 17/50 G06T 11/20 G06K 9/62

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象の図形上で指定された複数個の制
    御点を認識するステップaと、 この認識した複数個の制御点を通る曲線の式を算定する
    ステップbと、 この算定した曲線上に適宜な間隔で補間点を配置して補
    完点群を生成しするステップcと、 この生成した補間点群の中から1つの着目する補間点と
    前記曲線上でその着目する補間点の前後に隣接する2つ
    の補間点を抽出し、その着目する補間点と隣接する2つ
    の補間点を連結する2本の線分のなす角度を検出し、そ
    の角度が所定の閾値以下であればこの着目する補間点を
    消去する間引き処理を前記補間点群中の補間点について
    繰り返し行うステップdと、 を有することを特徴とする図形データの処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ステップaで新たな制御点を認識するたびに、全て
    の制御点に対して前記ステップbからステップdを繰り
    返すことを特徴とする図形データの処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記ステップaで新たな制御点を認識するたびに、認識
    済みの最新の所定個数の制御点のみを対象に前記ステッ
    プbからステップdを繰り返すことを特徴とする図形デ
    ータの処理方法。
  4. 【請求項4】 処理対象の曲線図形を折れ線データに変換
    するために前記曲線図形上に複数個の制御点を指定する
    制御点入力手段と、 入力された前記複数個の制御点を通る曲線の式を算定す
    る曲線式算定手段と、 算定された曲線の式によって生成される曲線上で2つの
    隣接する制御点間に適宜な間隔で複数の補間点からなる
    補間点群を生成する補間点群生成手段と、 生成された補間点群の中から1つの着目する補間点と前
    記算定された曲線の式によって生成される曲線上でその
    着目する補間点の前後に隣接する2つの補間点を抽出
    し、その着目する補間点と隣接する2つの補間点を連結
    する2本の線分のなす角度を検出し、その角度が所定の
    閾値以下であればこの着目する補間点を消 去する間引き
    処理を前記補間点群中の補間点について繰り返し行う間
    引き手段とを備えたことを特徴とする図形データの処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、処理対象の図形データ
    を表示する表示手段を備え、 前記制御点入力手段による前記制御点の入力作業を前記
    表示手段上の表示画面上に表示された図形を基に行うと
    共に、前記間引き手段で間引き処理された後の補間点群
    を線分で連結した折線の図形を前記表示手段の表示画面
    上に表示することを特徴とする図形データの処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記2本の線分のなす角度に関する所定の閾値は、前記
    表示画面上で指定可能であることを特徴とする図形デー
    タの処理装置。
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