JP3247064B2 - バスボデー構造 - Google Patents

バスボデー構造

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JP3247064B2
JP3247064B2 JP00937897A JP937897A JP3247064B2 JP 3247064 B2 JP3247064 B2 JP 3247064B2 JP 00937897 A JP00937897 A JP 00937897A JP 937897 A JP937897 A JP 937897A JP 3247064 B2 JP3247064 B2 JP 3247064B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側壁構造材と床構
造材との接合剛性を向上させたバスボデー構造に係り、
詳しくはシートフレーム及び補強ビームを利用して側壁
構造材と床構造材との接合剛性を向上させたバスボデー
構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】側壁構造材と床構造材
との接合剛性を向上させることは、サイドパネルと床板
との間の角度を確実に保持し、乗り心地を改善したり、
室内騒音を可及的に少なくしたりするのに寄与すること
が知られており、従来より種々の試みがなされている。
例えば、断面略L字状で、垂直片がホリゾンタルレール
に溶接され、水平片が床フレームに溶接される床受材、
すなわち側壁構造材と床構造材との接合構造材である床
受材自体の肉厚を厚くして、側壁構造材と床構造材との
接合剛性を高めることが知られている。
【0003】しかし、床受材の肉厚を厚く設定して側壁
構造材と床構造材との接合剛性を高めるには、床受材の
肉厚をかなり厚くしなければならず、接合剛性を高める
手段として効率的なものとは言えなかった。
【0004】側壁構造材と床構造材との接合剛性を高め
る他の手段として、例えば側壁構造材と床構造材との接
合部分に筋交い状の補強ビームを設けることが考えられ
る。このような補強ビームを用いることは、接合構造材
自体の肉厚を厚く設定する場合に比して接合剛性を効率
的に高めることができるが、補強ビームと座席とが互い
に干渉し合わないように配慮する必要がある。
【0005】そこで、補強ビームが座席の配置の邪魔に
ならないように、補強ビームを座席の背もたれ部分内に
貫通させて配置すればよいが、補強ビームを背もたれ内
に貫通させることは、座席をリクライニングシートとす
ることが出来なくなる不都合が生じる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、座席の配置の邪魔にならず、また座席の背もたれを
固定することなく、簡単な補強構造によって側壁構造材
と床構造材との接合剛性を効率的に高めることができ
る、バスボデー構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のバスボデー構造は、シートフレームの一端を側壁構
造材に取り付け、該シートフレームの他端を床構造材に
取り付け、且つ補強ビームの一端をシートフレームの一
端と側壁構造材との取り付け部分に取り付け、該補強ビ
ームの他端をシートフレームの他端と床構造材との取り
付け部分に取り付けて、側壁構造材と床構造材との接合
剛性を向上させたことを特徴とする。
【0008】ここで、前記シートフレームは、前記床構
造材を構成する床板と平行に延びる水平フレーム部分
と、該水平フレーム部分の他端側から略垂直下方に延び
る脚フレーム部分とを具備し、前記補強ビームは、シー
トフレームと側壁構造材との取り付け部分である水平フ
レーム部分の一端側とシートフレームと床構造材との取
り付け部分である脚フレーム部分の下端側との間に筋交
い状に取り付けられることが望ましい。
【0009】本発明のバスボデー構造によれば、補強ビ
ームを使用するので、側壁構造材と床構造材との接合剛
性を効率的に高めることが出来ると共に、シートフレー
ム自体の剛性を高めることが可能となる。また、この補
強ビームは、座席を支えるシートフレームに組み込まれ
るものであり、座席の配置に何ら邪魔とならず、また背
もたれ内を貫通しないので、背もたれを固定する必要が
ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のバスボデー構造の
一実施例について添付図面を参照して説明する。
【0011】図1は本発明のバスボデー構造の一実施例
を示す部分拡大断面図、図2は図1のシートフレーム部
分の斜視図、図3は図1に示す本発明のバスボデー構造
を採用したバスボデー構造全体の一部切除して示した斜
視図である。
【0012】本実施例のバスボデー構造は、例えば、骨
格構造(スケルトン構造、図3参照)で、図1に示すよ
うに、側壁構造材と床構造材との接合剛性を高めるた
め、床構造材上に側壁構造材に沿ってバスボデー構造の
長さ方向に適宜間隔をあけて配置した複数のシートフレ
ーム3の各一端を、ボルト、ナットからなる固定手段4
によって側壁構造材の1つであるサイドピラー1にそれ
ぞれ取り付け、各シートフレーム3の他端を、同じくボ
ルト、ナットからなる固定手段5によって床構造材の1
つである床フレーム2にそれぞれ取り付け、且つ、各シ
ートフレーム3毎に補強ビーム6をそれぞれ配置して、
該補強ビーム6の一端を、シートフレーム3の一端とサ
イドピラー1との取り付け部分であるシートフレーム3
の一端側に取り付け、補強ビーム6の他端を、シートフ
レーム3の他端と床フレーム2との取り付け部分である
シートフレーム3の他端側に取り付けて、補強ビーム3
を筋交い状に設けて構成される。
【0013】シートフレーム3は、図2に示すように、
床板10(図1参照)と平行に延びる2本のビームから
なる水平フレーム部分3aと、該水平フレーム部分3a
の他端側から略垂直下方に延びる略コ字状の脚フレーム
部分3bとを具備する。水平フレーム部分3aは、その
一端部間に取付板3dが架け渡され、この取付板3dを
介して固定手段4によりサイドピラー1に取り付けられ
る。水平フレーム部分3aの他端部間には、略コ字状の
ひじ掛けフレーム3cが略垂直に起立した状態で一体に
設けられる。脚フレーム部分3bは、その脚部下端間に
取付板3eが架け渡され、この取付板3eを介して固定
手段5により床フレーム2に取り付けられる。脚フレー
ム部分3bは、その水平部分が水平フレーム部分3aの
他端側に溶接等で固定される。
【0014】補強ビーム6は、各シートフレーム3毎に
2本配置され、一方の端部が水平フレーム部分3aとサ
イドピラー1との取り付け部分である水平フレーム部分
3aの一端側にそれぞれ溶接等で固定され、その他方の
端部が脚フレーム部分3bと床フレーム2との取り付け
部分である脚フレーム部分3bの下端側にそれぞれ溶接
等で固定される。
【0015】なお、補強ビーム6の一方の端部を、水平
フレーム部分3aとサイドピラー1との取り付け部分で
あるサイドピラー1の下端側に直接取り付けたり、ある
いは取付板3d自体に取り付けたりしてもよく、また補
強ビーム6の他方の端部を脚フレーム部分3bと床フレ
ーム2との取り付け部分である床フレーム2の中間部に
直接取り付けたり、あるいは取付板3e自体に取り付け
たりしてもよい。
【0016】サイドピラー1は、床フレーム2の近傍に
バスボデー構造の長さ方向に沿って配置された、同じく
側壁構造材の1つであるホリゾンタルレール7上に適宜
間隔をあけて立設され、このホリゾンタルレール7と床
フレーム2との間に、側壁構造材と床構造材とを接合す
る構造材である断面が略L字状の床受材8が配置され
る。床受材8の垂直片8aはホリゾンタルレール7の内
側面に溶接等により固定され、また水平片8bは床フレ
ーム2の端部上面に溶接等により固定される。
【0017】サイドピラー1の外側には、化粧板として
のサイドパネル9が配置され、このサイドパネル9の下
縁がホリゾンタルレール7の外側面に溶接等により固定
される。
【0018】床フレーム2は、バスボデー構造の長さ方
向と直交する方向に延び、該長さ方向に適宜間隔をあけ
て配置されるもので、床フレーム2間に同じく床構造材
である床板10が架け渡されている。固定手段5は、こ
の床板10を貫通してシートフレーム3の他端である、
脚フレーム部分3bの下端と床フレーム2とを接続す
る。
【0019】なお、図1中、符号11はバゲージリッ
ド。符号12はシートクッションである。
【0020】本実施例のバスボデー構造によれば、バス
ボデー構造内に配置される複数のシートフレーム3と、
各シートフレーム3の水平フレーム部分3aの一端と脚
フレーム部分3bの下端との間に筋交い状に設けられた
補強ビーム6とにより、側壁構造材と床構造材との接合
剛性を高める構成であるので、側壁構造材と床構造材と
の接合構造材である床受材8の肉厚を厚く設定して接合
剛性を高める従来の場合に比してより効率的に接合剛性
を高めることができる。
【0021】また、側壁構造材と床構造材との接合剛性
が高められることから、側壁構造材と床構造材との間の
角度A(図1参照)が崩れることがなく確実に保持さ
れ、このため、乗り心地を良くし、また室内騒音等を可
及的に少なくすることが可能となる。
【0022】さらに、補強ビーム6は、シートフレーム
3内に組み込まれることから、シートフレーム3をバス
ボデー構造内に配置する際に何ら邪魔にならずに済み、
また補強ビーム6は、シートフレーム3の水平フレーム
部分3aと脚フレーム部分3bとにより区画される空間
内に配置されることから、座席の背もたれ部分を何ら拘
束せず、リクライニングシートとすることができる。
【0023】さらにまた、補強ビーム6は、シートフレ
ーム3自体を補強することにもなり、シートフレーム3
の構造の簡略化を図ることが可能である。
【0024】なお、上記実施例では、骨格構造のバスボ
デーに本発明を適用した場合を示したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば応力外皮構造のバスボデーに
適用しても良いことは勿論である。この場合、サイドパ
ネル(外皮)が側壁構造材となり、シートフレーム3の
一端はこのサイドパネルに取り付けられる。また、補強
ビーム6の一端は、サイドパネルとシートフレーム3と
の取り付け部分であるシートフレーム3の一端側等に固
定されることになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバスボデ
ー構造によれば、一端を側壁構造材に取り付け、他端を
床構造材に取り付けたシートフレームと、シートフレー
ムの一端と側壁構造材との取り付け部分と該シートフレ
ームの他端と床構造材との取り付け部分との間に筋交い
状に取り付けた補強ビームとにより、側壁構造材と床構
造材との接合剛性を高める構成なので、座席の配置の邪
魔にならず、また座席の背もたれを固定することなく、
簡単な構造で接合剛性を効率的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバスボデー構造の一実施例を示す部分
拡大断面図である。
【図2】図1のシートフレーム部分の斜視図である。
【図3】図1に示す本発明のバスボデー構造を採用した
バスボデー構造全体の一部切除して示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 側壁構造材(サイドピラー) 2 床構造材(床フレーム) 3 シートフレーム 4、5 固定手段 6 補強ビーム 3a 水平フレーム部分 3b 脚フレーム部分 3d、3e 取付板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 31/02 B62D 31/00 B62D 47/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームの一端を側壁構造材に取
    り付け、該シートフレームの他端を床構造材に取り付
    け、且つ、補強ビームの一端をシートフレームの一端と
    側壁構造材との取り付け部分に取り付け、該補強ビーム
    の他端をシートフレームの他端と床構造材との取り付け
    部分に取り付けて、側壁構造材と床構造材との接合剛性
    を向上させたことを特徴とするバスボデー構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバスボデー構造にし
    て、 前記シートフレームは、前記床構造材を構成する床板と
    平行に延びる水平フレーム部分と、該水平フレーム部分
    の他端側から略垂直下方に延びる脚フレーム部分とを具
    備し、前記補強ビームは、シートフレームと側壁構造材
    との取り付け部分である水平フレーム部分の一端側とシ
    ートフレームと床構造材との取り付け部分である脚フレ
    ーム部分の下端側との間に筋交い状に取り付けられるこ
    とを特徴とするバスボデー構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかに記載のバス
    ボデー構造にして、 前記シートフレームの一端が取り付けられる前記側壁構
    造材は、サイドピラー又はサイドパネルであることを特
    徴とするバスボデー構造。
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KR101382827B1 (ko) 2012-07-17 2014-04-08 현대자동차주식회사 프레임과 시트레일을 겸하는 버스의 측면 패널 어셈블리
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