JP3244662B2 - ストロー取り付け装置及び方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、飲料充填シート・
バッグへストローを取り付ける装置、及びストローを飲
料充填シート・バッグに取り付ける方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】自動飲料充填システムにおいて、工程の
終わりに、飲料を飲むために使用されるストローを充填
シート・バッグに取り付けるとき、ストロー取り付け装
置が使用される。

【０００３】そのために、一般的な装置は搬送手段を備
え、その助けにより飲料充填シート・バッグはストロー
取り付け地点に運ばれる。ストローは連続した帯の形で
飲料充填バッグに送られる。通常、そのような帯のスト
ローは搬送方向とは垂直の方向に配置され、テープに連
結されている。ストローが飲料充填シート・バッグに取
り付けられる前に、テープは切断されるか取り外され
る。加圧手段が個々のストローを飲料充填シート・バッ
グに押しつける。ストローは、例えば粘着剤によって飲
料充填バッグに固定される。粘着剤は前もってバッグに
塗布されている。個々のストローは保護カバーの中に封
入されていてもよい。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】既知の装置では、アウ
トプットは、個々の機械構成要素が信頼性に悪影響を与
えることなく動作することのできる最大速度によって制
限される。ここで注意すべきは、位置決定の正確性が速
度の増大において減少することである。ストロー取り付
け装置がうまく働かない場合（例えば、ストロー帯の分
裂）、システムの全体を停止させないと、不良品が生産
される。

【０００５】本発明の目的は、信頼性に悪影響を及ぼす
ことなくスループットを増大させることのできるストロ
ー取り付け装置及び対応する方法を提供することであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的は、請求項１の
特徴部分を有する一般的なストロー取り付け装置、及び
請求項１６の特徴を有する方法によって達成される。有
利な改善は、従属請求項の主題である。

【０００７】本発明に従えば、ストロー取り付け装置は
第２のストロー帯を飲料充填シート・バッグに供給する
第２の供給手段を備え、第２の供給手段は、第２のスト
ロー帯を２つの個々のストローに切断する第２の切断手
段、及びストローを飲料充填シート・バッグに個々に押
しつける第２の加圧手段を備えている。さらに、本発明
のストロー取り付け装置は、ストローが第１の供給手段
によって第１、第３、第５のシート・バッグへ取り付け
られ、第２の供給手段によって第２、第４、第
６、．．．のシート・バッグへ取り付けられるように、
飲料充填シート・バッグの搬送手段の速度及び動作シー
ケンスと、ストロー帯を供給する第１及び第２の供給手
段の速度及び動作シーケンスとを整合させる制御ユニッ
トを備えている。従って、飲料充填シート・バッグは交
互にストローを取り付けられる。

【０００８】第１の供給手段から機械的（物理的）に独
立している第２の供給手段は、飲料充填シート・バッグ
の搬送通路へ別個のストロー帯を供給する。これは、例
えば偏向ロール及びガイド・ローラのシステムによって
実行することができる。このストロー帯は、取り付け地
点の少し前に、ナイフのような切断手段によって切断さ
れる。しかし、ナイフの代わりに他の切断手段（例え
ば、ウォータ・ジェット・カッター又はレーザ・カッタ
ー）を使用することもできる。制御ユニットは、２番目
ごとの飲料充填シート・バッグが第２の加圧装置によっ
てストローを取り付けられ、１番目ごとの飲料充填シー
ト・バッグが第１の供給手段によってストローを取り付
けられるように、ストロー帯の速度を制御する。それに
よって、ストロー供給手段の個々の機械的構成要素の速
度を増大させなくても、スループットを顕著に増大させ
ることができる。増大させる必要があるのは、飲料充填
シート・バッグを供給する搬送手段の速度だけである
が、それは重要な問題ではない。個々の供給手段はそれ
ぞれのストロー帯を独立的に送り込まれるので、個々の
ストロー帯の負荷は過大に増加されないように保証され
る。そうでなければ、破断又は損傷のリスクが増大され
るであろう。供給手段の１つが故障した場合、スループ
ットの減少が許容されない限り、ストローの取り付け動
作を継続することができる。

【０００９】さらに有利な改善においては、第３のスト
ロー帯を飲料充填シート・バッグに供給する第３の供給
手段が備えられる。第３の供給手段は、第３のストロー
帯を切断する第３の切断手段及び第３の加圧手段を備え
ている。さらに、スループットを増大させるために、第
３の供給手段を使用して、３つの供給手段の個々の１つ
が３番目ごとのシート・バッグにのみストローを取り付
けるようにすることができる。

【００１０】しかし、第３の供給手段は、第１又は第２
の供給手段が故障したときにのみ動作するようにして、
有利に使用することができる。それによって、シート・
バッグの均一なスループットが確保される。

【００１１】第３の供給手段は、第１又は第２の供給手
段が故障したとき直ちに起動することができる。第１及
び第２の供給手段の機能をチェックする手段を設け、そ
の手段が、飲料充填シート・バッグがストローを取り付
けられないで最初の２つの供給手段を通過したとき、常
に制御ユニットへ信号を与えるように構成するのが有利
である。そうすれば、制御ユニットは第３の供給手段に
コマンドを与え、この第３の供給手段が適正な時間に対
応するシート・バッグにストローを取り付ける。そのよ
うなセンサは、例えば、飲料充填シート・バッグの反射
を測定する光学素子であってよい。しかし、他の設計も
実際上許されないわけではない。

【００１２】特に単純な設計に従えば、供給手段の加圧
装置は、軸の周りに回転し軸から離れた端部によってそ
れぞれのストローを飲料充填バッグに押しつける指すな
わち、指状部材である。ストロー帯は、それぞれのロー
ラを介してそれぞれの加圧手段へ供給することができ
る。供給手段ごとに少なくとも２つの加圧手段が備えら
れている場合、可能な限りの均一にストローをシート・
バッグへ取り付けることができ、加圧手段はストローの
異なった高さのところに係合する。

【００１３】ストロー帯は、ストローが個々に取り付け
られた帯であってよいが、衛生上の理由からストローを
保護カバーに挿入する方がよい。

【００１４】ストロー帯を飲料充填バッグへ安全に送る
ために、供給手段はクランプ手段を備えることができ、
このクランプ手段はそれぞれのストローに沿って移動
し、ストローを掴むクランプを有する。これらのクラン
プは、ストローが加圧手段によって飲料充填シート・バ
ッグへ押しつけられたとき、ストローを解放するために
制御ユニットによって起動される。そのようなクランプ
手段は、機構によって解放される対応するクランプを有
する連続無端ベルトであってよい。同様に、対応するク
ランプにレール・ガイドを付けてもよく、解放手段に電
気信号を利用することができる。

【００１５】ストローを飲料充填シート・バッグに接着
するには、通常、粘着剤を使用して達成される。そのよ
うな粘着剤は前もって飲料充填シート・バッグに塗布し
ておき、ストローをこの粘着材に押しつけるだけにする
ことができる。しかし、ストローに前もって粘着地点を
備えておき、その粘着地点を覆うカバー・テープと共に
それぞれの供給手段に与えるのが有利である。その場
合、各供給手段はテープ回収手段を備え、このテープ回
収手段は、テープがそれぞれの切断装置によって切断さ
れる前にそれぞれのストローからそれぞれのカバー・テ
ープを除去する。

【００１６】ストローが、ローラによって飲料充填シー
ト・バッグへ供給され、加圧手段の助けによりローラか
ら除去されるとき、このローラに個々のストローを導く
手段を設けるのが有利である。そのような手段として、
例えば、このローラの周辺部に凹部を設けることができ
る。この凹部はストロー又は保護カバー内のストローの
外部輪郭に適合されている。そのようなローラはストロ
ーの正確な搬送を保証する。ストローをローラの対応す
る手段に保持する装置を設ける場合には、更なる改善が
可能である。そのような場合、ローラ上で個々のストロ
ーを導く手段からストローが離れないように、ローラの
周辺領域を、更なるガイド手段によってガードレールの
ように取り囲むことができる。しかし簡単な設計では、
ストローを保持する吸引手段をローラに設けることがで
きる。

【００１７】ストローは、搬送テープの助けによりスト
ロー帯へ結合することができる。保護カバー内に置かれ
るストローの場合、対応する保護カバーをその端部でス
トローの隣接した保護カバーへ連結して帯が形成される
ように設計することができる。その場合、この帯を粘着
地点用のカバー・テープで補強して、テープが搬送テー
プとして働くようにするのが特に有利である。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、添付の図面を使用して、本
発明のストロー取り付け装置の特定の実施形態を説明す
る。

【００１９】図１は、本発明のストロー取り付け装置の
基本構造の例を示す。シート・バッグ２は、矢印の方向
に移動する搬送ベルト１０の上に置かれる。センサ３８
例えば、光障壁又は他の光学又は音響（超音波）素子
は、到着するシート・バッグ２を感知するように働く。
参照番号３２及び３４はストロー帯の供給手段を示し、
これらの詳細は図２及び図３に示され、後に説明され
る。参照番号４２は機能チェック装置を示す。機能チェ
ック装置は、この例では、センサを通過して搬送される
シート・バッグにストローが取り付けられているかどう
かをチェックする光学センサである。光学センサ４２の
下流には、第１及び第２の供給手段と同じ構造を有する
第３の供給手段３６が設けられる。センサ３８及び光学
センサ４２の双方は、それぞれ信号線３８ａ及び４２ａ
を介して制御ユニット３０へ接続される。さらに、信号
線１０ａが制御ユニット３０を搬送ベルト１０用のドラ
イブ４０へ接続する。制御ユニット３０は、例えばマイ
クロプロセッサ又はプロセス・コンピュータを備え、ド
ライブ４０は制御ユニット３０によって信号線１０ａを
介して起動されるモータであってよい。プロセス・コン
ピュータは信号線３２ａ、３４ａ、及び３６ａを介して
第１、第２、及び第３の供給手段と交信し、それらの中
に含まれる機械構成要素のドライブを制御するが、それ
については後に図２及び図３を参照して詳細に説明す
る。

【００２０】図２は第２の供給手段３４の加圧部分を示
す斜視図である。図３は、同一部分の概略平面図であ
り、個々のストロー４の経路を示す。図１と同じ構成要
素は同じ参照番号によって示されている。第１及び第３
の供給手段３２及び３６の構造は、それぞれの他のシー
ト・バッグ２ａがストロー４を任意選択的に取り付けら
れることを除いて同じである。

【００２１】実施形態において、ストロー帯６は保護カ
バー２６に包まれたストロー４から構成される。さら
に、この保護カバーは個々のストローを他のストローか
ら分離している密封継ぎ目２８を含む。保護カバー帯の
上端及び下端はそれぞれ密封され、従って個々のストロ
ーはすべての側面を全面的に密封されている。ストロー
４の方向は、ストロー帯６の搬送方向に垂直である。図
２では破線で示されるカバー・テープ８は、ストロー帯
の上に置かれている。図２の斜視図では、このカバー・
テープはストロー帯上の目に見えない粘着地点を覆って
いる。カバー・テープ８上に置かれたストロー帯の背面
部分は、図４に示される。接着点２９は、ストロー４の
領域で保護カバー２６とカバー・テープ８との間に置か
れている。

【００２２】参照番号２２は、カバー・テープ８を含む
ストロー帯６の各種の偏向ロールを示す。参照番号２０
は、カバー・テープがストロー帯６から除去された後
の、カバー・テープ用の偏向ロールを示す。参照番号１
２は星形ホイールのように凹部２４を有するローラを示
し、凹部２４は保護カバー２６内のストロー４のガイド
として働く。ストローをそれらの位置に保持するため
に、例えば吸引機構を設けることができる。星形ホイー
ルに関して半径方向に移動可能なナイフ１４が切断装置
として設けられる。例示された実施形態では、軸１９に
枢着された指（指状部材）１６によって、加圧装置が形
成される。指１６、ローラ１２、ナイフ１４の軸移動、
及び偏向ロール２０及び２２の軸移動は、信号線及びド
ライブ（図示されていない）を介して制御ユニット３０
によって実施される。保護カバー内のストロー４が凹部
２４内で十分に安定するように、凹部２４を有するロー
ラ１２は図２に示される高さよりも大きな高さを有する
ことができる。そのような場合、対応する凹部が加圧手
段１６のためにローラの周辺部に形成される。

【００２３】図２は第２の供給手段３４を詳細に示す。
シート・バッグ２ａは第１の供給手段（図示されていな
い）によってストロー４をすでに与えられているが、例
示された第２の供給手段内にあるシート・バッグ２ｂ
は、矢印５０に従ってストローを与えられる。搬送ベル
ト１０上に存在するシート・バッグで、シート・バッグ
２ａよりも前にあるかシート・バッグ２ｂよりも後にあ
るものは、図を明瞭にするため示されていない。

【００２４】飲料を充填されたシート・バッグ２は、例
えば積層アルミニウム・フォイルから作られ、飲物が充
填されたときに開く挿入底面（スタンド用の底）を有す
るので、飲料を充填されたシート・バッグ２は下方に向
かって大きくなり、飲料を入れる空間を提供する。

【００２５】例示された装置は次のように動作する。

【００２６】図１に示されるように、充填されたシート
・バッグ２はストロー取り付け装置の充填閉止システム
から提供される。充填閉止システムの詳細は示されてい
ない。搬送ベルトはそれらをストローの供給手段３２、
３４、３６へ搬送する。シート・バッグ２の方向は、ス
トローが取り付けられる側面が供給手段に対面する方向
である。シート・バッグ２は、信号線３８ａを介して信
号をプロセス・コンピュータ３０に与えるセンサ３８を
通過する。搬送ベルト１０のドライブ４０の速度は、信
号線１０ａを介してプロセス・コンピュータ３０に知ら
れているか、又はプロセス・コンピュータ３０によって
決定されている。それによって、プロセス・コンピュー
タ３０は、シート・バッグ２が第１の供給手段３２を通
過する時間を決定することができる。次に、この供給手
段３２は、各々の第１、第３、及び第５のシート・バッ
グ２ａが供給手段３２によってストローを与えられるよ
うに、プロセス・コンピュータ３０によって起動され
る。プロセス・コンピュータ３０は、搬送ベルト１０の
速度及びセンサ３８の信号に基づいて、第２、第４、第
６、．．．のシート・バッグ２ｂがストローを与える第
２の供給手段３４をいつ通過するかを決定する。次に、
この手段は、第１の供給手段３２によってストローを与
えられなかった飲料充填シート・バッグがストローを与
えられるように起動される。この操作は信号線３４ａを
介して実施される。

【００２７】第１の供給手段３２及び第２の供給手段３
４の双方は、それぞれ図２及び図３で示されるような構
造を有する。図２及び図３は、シート・バッグ２がどの
ようにして搬送ベルト１０により供給手段を過ぎて導か
れるかを示す。ストロー４を与えられるべきシート・バ
ッグが供給手段３２、３４を通過するとき、常に、制御
ユニット３０は信号を指１６のドライブに与え、次に、
指１６は軸１９の周りに回転してストローを対応する飲
料充填シート・バッグに押しつける。ストロー４は次の
ようにして供給される。ストロー４はストロー帯６の一
部であり、密封継ぎ目２８で相互に接続された保護カバ
ー２６に密封されている。ストロー帯６は、カバー・テ
ープ８が接着点２９から除去される前に各種の偏向ロー
ル２２の周りを進行する。このテープは他の偏向ロール
２０によって除かれる。カバー・テープ８を除かれたス
トロー帯６は星形ローラ１２に当たり、そこで偏向され
る。ストロー４の個々の保護カバーは凹部２４に置かれ
る。ナイフ１４は個々の保護カバーを切り離すように働
く。従って、保護カバー内のストローが指１６によって
掴まれたとき、ストローはすでに切り離されている。カ
バー・テープ８によって覆われていた粘着剤の露出によ
って、保護カバー内のストロー４は飲料充填シート・バ
ッグ２に接着される。

【００２８】図を明瞭にするため、ストロー又はストロ
ー帯が上方又は下方へ移動しないようにそれを支持する
手段は図示されていない。そのような支持機構は、例え
ばクランプから形成される。クランプはストロー帯を上
方から掴み、ストローが指１６によってそれぞれの飲料
充填シート・バッグ２に押しつけられたときストローを
解放する。また、これらのクランプもまた、プロセス・
コンピュータ３０によって間欠的に制御される。

【００２９】飲料充填シート・バッグが供給手段３２及
び３４を通過した後で、各飲料充填シート・バッグ２は
ストロー４を与えられていなければならない。しかし、
供給手段３２又は３４の１つ又は２つが正しく動作しな
かったとき（例えば、ストロー帯が裂けていたとき）、
ストローを与えられなかったシート・バッグは、光学セ
ンサ４２によって検出される。このセンサは、対応する
信号を、信号線４２ａを介してプロセス・コンピュータ
３０へ送る。コンピュータは、対応する信号を、信号線
３６ａを介して第３の供給手段３６へ与え、従って供給
手段３６は、正しい時間に、ストローを欠いている飲料
充填シート・バッグにストローを取り付ける。この第３
の供給手段３６は、図２及び図３を参照して説明した第
１及び第２の供給手段３２及び３４と同じように機能す
る。第１及び第２の供給手段３２、３４の１つが長時間
動作しないとき、シート・バッグ２のすべてがストロー
４を与えられるように等しく保証される。

【００３０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のストロー
取り付け装置は、信頼性を低下させることなくスループ
ットを顕著に増大させる。具体的な設計では、第１又は
第２の供給手段が動作しなくなったときに代わって使用
される第３の供給手段を設ければ、さらに信頼性を高め
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるストロー取り付け装置の個々の構
成要素が、どのように配置されるかを極めて簡略に示し
た概略図である。

【図２】本発明によるストロー取り付け装置の個々の送
り込み装置を示す斜視図である。

【図３】図２に示される部分の概略平面図である。

【図４】図２の観察方向Ｉから見たストロー帯の一部を
示す概略図である。

【符号の説明】

２，２ｂ…シート・バッグ、４…ストロー、６…ストロ
ー帯、８…カバー・テープ、１０…搬送ベルト、１０
ａ，３２ａ，３６ａ，３８ａ，４２ａ…信号線、１２…
ローラ、１４…ナイフ、１６…指、１９…軸、２０，２
２…偏向ロール、２４…凹部、２６…保護カバー、２８
…密封継ぎ目、２９…接着点、３０…制御ユニット（プ
ロセス・コンピュータ）、３２…第１の供給手段、３４
…第２の供給手段、３６…第３の供給手段、３８…セン
サ、４０…ドライブ、４２…光学センサ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−191523（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−247427（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−35510（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B65B 61/20 B65B 57/10

Claims (14)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 飲料充填シート・バッグを搬送通路に沿
   って搬送する搬送手段、及び第１のストロー帯を飲料充
   填シート・バッグに供給する第１の供給手段を備え、前
   記第１の供給手段は第１のストロー帯を２つのストロー
   に切断する第１の切断手段、及びストローを飲料充填シ
   ート・バッグに押しつける第１の加圧手段を含む、スト
   ローを飲料充填シート・バッグに取り付けるストロー取
   り付け装置であって、 第２のストロー帯（６）を２つのストロー（４）に切断
   する第２の切断手段（１４）、及びストロー（４）を飲
   料充填シート・バッグ（２）に押しつける第２の加圧手
   段（１６、１９）を備えた、第２のストロー帯（６）を
   飲料充填シート・バッグ（２）に供給する第２の供給手
   段（３４）と、 第１及び第２の供給手段（３２、３４）が、供給された
   飲料充填シート・バッグ（２ａ）へ、常にストローを交
   互に取り付けるように、第１（３２）及び第２（３４）
   の供給手段の搬送手段（１０）の速度及び動作シーケン
   スを整合させる制御ユニット（３０）と、 第３のストロー帯（６）を切断する第３の切断手段（１
   ４）、及び第３の加圧手段（１６、１９）を含む、第３
   のストロー帯（４）を飲料充填シート・バッグ（２）に
   供給する第３の供給手段（３６）とを備え、第１（３
   ２）又は第２（３４）の供給手段が故障したとき第３の
   供給手段（３６）が使用されることを特徴とするストロ
   ー取り付け装置。
2. 【請求項２】 制御ユニット（３０）は、第１（３２）
   及び第２（３４）の供給手段の機能をチェックする手段
   （４２）を備え、信号が第１又は第２の供給手段の誤動
   作を示すとき、前記機能チェック手段の信号に応答して
   第３の供給手段（３６）を動作させることを特徴とする
   請求項１に記載のストロー取り付け装置。
3. 【請求項３】 前記加圧手段の各々は、軸（１９）の周
   りに回転する指（１６）であり、この指は、それぞれの
   ストロー（４）を指の軸から離れた端部（１８）で飲料
   充填バッグ（２）に押しつけることを特徴とする請求項
   １又は２に記載のストロー取り付け装置。
4. 【請求項４】 前記各供給手段は、ストローの異なった
   高さのところで係合する少なくとも２つの加圧手段（１
   ６、１９）を含むことを特徴とする請求項３に記載のス
   トロー取り付け装置。
5. 【請求項５】 それぞれのストロー帯（６）は、それぞ
   れのローラ（１２）を介してそれぞれの加圧手段（１
   ６、１９）へ供給されることを特徴とする請求項１〜４
   のいずれか１項に記載のストロー取り付け装置。
6. 【請求項６】 それぞれの切断手段（１４）は、それぞ
   れのローラ（１２）に関して半径方向に移動可能なナイ
   フを備え、前記ナイフの刃は、ローラ（１２）の周りを
   移動するそれぞれのストロー帯（６）を外側から切断す
   ることを特徴とする請求項５に記載のストロー取り付け
   装置。
7. 【請求項７】 ストロー帯（６）は、個々のストロー
   （４）のための保護カバー（２６）を含み、保護カバー
   （２６）内のストロー（４）は、シート・バッグ（２）
   上に装備されていることを特徴とする請求項１〜６のい
   ずれか１項に記載のストロー取り付け装置。
8. 【請求項８】 供給手段（３２、３４、３６）は、クラ
   ンプ手段を備え、このクランプ手段は、それぞれのスト
   ロー帯（６）に沿って移動すると共にストロー（４）を
   保持するクランプを備え、このクランプ手段は、それぞ
   れの加圧手段（１６、１９）がストロー（４）をそれぞ
   れの飲料充填バッグ（２）に押しつけるとき、ストロー
   （４）を解放するように制御ユニット（３０）によって
   起動されることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１
   項に記載のストロー取り付け装置。
9. 【請求項９】 ストロー帯（６）は、ストロー（４）ご
   とに少なくとも１つの接着点（２９）を備え、この接着
   点はカバー・テープ（８）によって保護され、各供給手
   段（３２、３４、３６）は、ストロー帯がそれぞれの切
   断手段（１４）によって切断される前に、それぞれのカ
   バー・テープ（８）をそれぞれのストロー帯（６）から
   除去するテープ回収手段（２０）を備えることを特徴と
   する請求項１〜８のいずれか１項に記載のストロー取り
   付け装置。
10. 【請求項１０】 ローラ（１２）は、個々のストロー
    （４）を導く手段（２４）を備えることを特徴とする請
    求項５〜９のいずれか１項に記載のストロー取り付け装
    置。
11. 【請求項１１】 個々のストロー（４）をガイドする手
    段（２４）は、それぞれのストロー（４）を受容するた
    めに、それぞれのローラの周辺部に凹部を含むことを特
    徴とする請求項１０に記載のストロー取り付け装置。
12. 【請求項１２】 個々のストロー（４）をガイドする手
    段の各々は、吸引機構を備えていることを特徴とする請
    求項１０又は１１に記載のストロー取り付け装置。
13. 【請求項１３】 カバー・テープ（８）は、搬送テープ
    として設計されていることを特徴とする請求項９に記載
    のストロー取り付け装置。
14. 【請求項１４】 飲料充填シート・バッグにストローを
    取り付ける方法であって、 搬送通路に沿った飲料充填シート・バッグの各々はスト
    ローを供給され、それらの搬送通路上の飲料充填シート
    ・バッグは、第１の供給手段及び第２の供給手段によっ
    てストローを交互に供給され、 前記第１及び第２の供給手段に続いて、シート・バッグ
    がストローを供給されたかどうかがセンサにより検出さ
    れ、ストローが供給されなかったとき、シート・バッグ
    は、後で第３の供給手段によってストローを供給される
    ことを特徴とするストローを取り付ける方法。