JP3244542B2 - 低ロードノイズホイールの製造方法 - Google Patents

低ロードノイズホイールの製造方法

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JP3244542B2 JP28522192A JP28522192A JP3244542B2 JP 3244542 B2 JP3244542 B2 JP 3244542B2 JP 28522192 A JP28522192 A JP 28522192A JP 28522192 A JP28522192 A JP 28522192A JP 3244542 B2 JP3244542 B2 JP 3244542B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/002Noise damping elements provided in the tyre structure or attached thereto, e.g. in the tyre interior

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ホイールとタイヤで
構成される空気室内に発泡材からなる吸音材を装着して
なる低ロードノイズホイールの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】 自動車の空気入りタイヤに特有の振動
騒音としては、周波数が略10Hzのときにピークとな
るバネ下共振と、周波数が略260Hzのときにピーク
となるロードノイズとがあるが、ロードノイズに関して
は、ホイールとタイヤで構成される空気室内にウレタン
発泡材等の吸音材を収容して、その発泡材をホイールの
外周部に固着する技術が知られている(例えば、特開昭
62−216803号公報、特開昭64−78902号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 従来、予め発泡させ
た発泡体をホイール完成品に接合するようにしていた
が、ホイールの外周面には錆止め処理等の前処理が施さ
れているため、十分な接合力を確保することが困難であ
ること、接合作業の際に発泡体を損傷しやすいこと、吸
音材の機能低下時に吸音材を交換できないこと、既存の
ホイールに吸音材を設けることが難しいこと、等の問題
がある。そこで、未発泡の発泡体素材をホイールの外周
部に接合してから、発泡させることも考えられるが、そ
の発泡体素材を発泡させる為にホイールと発泡体素材と
を加熱しなければならないという問題がある。本発明の
目的は、発泡体をホイールに簡単に装着できかつ安価に
製作し得るような低ロードノイズホイール及びその製造
方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 請求項1の低ロードノ
イズホイールの製造方法は、ホイールとタイヤで構成さ
れる空気室内に発泡材からなる吸音材を装着してなる低
ロードノイズホイールを製造する方法において、可撓性
のベルト部材の片面に1または複数の未発泡の吸音材素
材を固着する第1工程と、前記ベルト部材と吸音材素材
を加熱して吸音材素材を発泡させる第2工程と、前記発
泡した吸音材の付いたベルト部材を、カチオン塗装済み
のホイールの外周溝部に巻付けてホイールに取り付ける
第3工程とからなることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の作用及び効果】 請求項1の低ロードノイズホ
イールの製造方法においては、ホイールとタイヤで構成
される空気室内に発泡材からなる吸音材を装着してなる
低ロードノイズホイールを製造する方法において、第1
工程において、可撓性のベルト部材の片面に1または複
数の未発泡の吸音材素材を固着し、次に、第2工程にお
いて、前記ベルト部材と吸音材素材を加熱して吸音材素
材を発泡させ、次に、第3工程において、前記発泡した
吸音材の付いたベルト部材を、カチオン塗装済みのホイ
ールの外周溝部に巻付けてホイールに取り付ける。 この
低ロードノイズホイールの製造方法によれば、第1工程
と第2工程により、吸音材付きのベルト部材を簡単かつ
能率的に製作することができ、この第1工程と第2工程
は容易に自動化することができる。 第3工程では、発泡
した吸音材の付いたベルト部材をホイールに巻付けて取
り付けるため、ベルト部材の両端部を連結手段で連結す
る等により、吸音材付きのベルト部材をホイールに簡単
に取り付けることができる。この第3工程も容易に自動
化することができる。 要するに、この製造方法によれ
ば、低ロードノイズホイールの製造コストを大 幅に低減
できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1〜図3に示すように、自動車の車輪
としての低ロードノイズホイールHは、金属製のホイー
ル1と、そのホイール1の外周部に装着されたタイヤ2
と、ホイール1とタイヤ2で構成される空気室3内にお
いてホイール1の外周溝部4に外嵌装着された吸音体5
等で構成されている。前記吸音材体5は、伸縮自在の合
成ゴム製の環状のベルト部材10と、その外面に接合さ
れた環状の発泡体である吸音材11からなり、吸音材1
1は、非常に高い発泡率0.1 g/cm3 のゴム発泡体又
はウレタン発泡体からなる。前記ベルト部材10と吸音
材11の幅は、ホイール1の外周溝部4の幅に略等しく
形成され、ベルト部材10と吸音材11の厚さは、前記
外周溝部4の深さに略等しく形成され、図1に示すよう
に、タイヤ2の着脱時に吸音材11が邪魔にならないよ
うに構成してある。
【0007】前記ベルト部材10は、吸音材11を発泡
させる時の温度(約140〜160℃)で劣化しないよ
うな合成ゴム製のベルト材で構成されている。但し、ベ
ルト部材10は、伸縮性のある織布で構成してもよく、
また、吸音材11は、前記発泡率よりも小さな発泡率の
各種発泡体で構成してもよい。前記吸音体5を製作する
場合、ベルト部材10の外面に発泡体素材を貼り付け、
そのベルト部材10と発泡体素材とを前記約140〜1
60℃に加熱して発泡体素材を発泡させることにより製
作する。以上のようにして製作した吸音体5を、ホイー
ル1よりも大径に伸長させた状態で、吸音体5を完成品
のホイール1の外周溝部4に装着し、主としてベルト部
材10の弾性力で収縮させて外周溝部4の底部に密着さ
せ、その後ホイール1にタイヤ2を装着し、次に空気室
3内へエアバルブ(図示略)から加圧エアを充填する
と、使用可能な低ロードノイズホイールHとなる。尚、
前記完成品のホイール1とは、予めカチオン塗装等の表
面処理が施されたホイールのことである。
【0008】以上説明した低ロードノイズホイールHに
おいては、吸音体5がゴム製の環状のベルト部材10と
その外周面に固着された環状の吸音材11とで構成され
ているため、吸音体5をホイール1へ簡単に着脱でき、
ベルト部材10の厚さや弾性力を適切に設定しておけ
ば、遠心力が作用してもベルト部材10がホイール1か
ら離脱することがない。また、吸音体5が外周溝部4に
略収容されているため、タイヤ2の着脱時に吸音材11
が邪魔になることがない。更に、この吸音体5は、既存
のホイールにも簡単に装着できるため、汎用性に優れ、
吸音機能が低下した時には、簡単に交換することができ
る。前記吸音材11は発泡率の高い発泡体で構成されて
いるため極めて軽量で、ベルト部材10も軽量のものな
ので、小さな遠心力しか作用せず、ホイール1から離脱
しにくく、かつ破損しにくい。この低ロードノイズホイ
ールHでは、空気室3内に生じる気柱共鳴振動が吸音材
11で吸音されて妨げられるため、ロードノイズがピー
クとなる260Hz成分のピーク値が約10dB低減す
る(図22参照)。
【0009】次に、前記吸音体5の構成を変更した種々
の変形例について説明する。 1〕 図4に示すように、吸音体5Aのベルト部材10
Aが、金属や合成樹脂や高強度の合成紙製の可撓性又は
非可撓性の円弧状の1対の第1ベルト部12と、合成ゴ
ム製の1対の第2ベルト部13とからなり、これら第2
ベルト部13の端部を1対の第1ベルト部12に接着や
リベットやビス等で固着することにより、環状のベルト
部材10Aが構成されている。前記ベルト部材10Aの
外周面には、前記同様の発泡体からなる環状の吸音材1
1が接合されている。この吸音体5Aにおいても、前記
吸音体5と同様に、1対の第2ベルト部13を伸長させ
ることで、ホイール1の外周溝部4に簡単に装着するこ
とができる。
【0010】2〕 図5〜図7に示すように、吸音体5
Bのベルト部材10Bが、合成ゴムや伸縮性のある織布
製のベルト材で構成され、ベルト部材10Bの外面に
は、前記同様の発泡体からなる吸音材11が接合してあ
る。吸音材11付きのベルト部材10Bをホイール1の
外周溝部4に装着して取り付けるための連結手段として
の連結フック20が、図7に示すように、ベルト部材1
0Bの一端部と他端部とに設けられている。連結フック
20は、ベルト部材10Bの一端部に取り付けられた矩
形ループ状の係止具18と、ベルト部材10Bの他端部
にリベットにて固着されたフック具19とからなり、吸
音材11付きのベルト部材10Bをホイール1の外周溝
部4に巻付けてから、ベルト部材10Bを伸長させて、
フック具19を係止具18に引っ掛けることにより、吸
音体5Bをホイール1に装着して固定するように構成さ
れている。
【0011】前記ベルト部材10Bの両端部分には、吸
音材11が設けられていないが、吸音作用には殆ど影響
がない。この吸音体5Bでは、前記実施例の吸音体5と
同様に、ホイール1への着脱を容易に能率的に行うこと
ができるし、必要に応じて、ホイール1からタイヤ2を
外した状態において、吸音体5Bを交換することもでき
る。前記連結フック20の代わりに、図8に示すような
連結フック21を採用してもよい。この連結フック21
は、ベルト部材10Bの一端部に固定された鍔付きピン
状のフック具22と、ベルト部材10Bの他端部に取付
けられた係止具23とからなり、ベルト部材10Bを伸
長させて係止具23をフック具22に係止させることが
できる。
【0012】3〕 図9に示すように、前記吸音体5B
のベルト部材10Cを非伸縮性の可撓製の合成樹脂製の
ベルト材で構成することもできるが、この場合、連結手
段としての連結ファスナー24は、ベルト部材10Cの
一端部に形成された断面鋸歯状の被係止部25と、ベル
ト部材10Cの他端部に形成された係止部26とからな
り、係止部26に被係止部25を挿入して任意位置で抜
け止め状に係止できるように構成してある。尚、ベルト
部材10Cの外面には、図5と同様に吸音材11を接合
する。また、ベルト部材10Cを金属製のベルト材で構
成し、その一端部に被係止部を一体形成し、また、その
ベルト材の他端部に金属製の種々の既存の係止部を一体
形成するかまたはリベット等で固定した構成とすること
もできる。
【0013】4〕 ベルト部材を非伸縮性の可撓性のベ
ルト材で構成した場合において、前記ベルト部材をホイ
ール1の外周溝部4の底部に巻付けた状態でベルト部材
の両端部を連結する種々の連結構造について図10〜図
19に基いて説明する。図10に示すように、ベルト部
材10Dが、金属や合成樹脂や織布や高強度の合成紙製
の可撓性のベルト材で構成され、このベルト部材10D
の両端部に鍔付きピン部材27を夫々固定し、吸音材付
きのベルト部材10Dをホイール1に巻き付けた状態に
おいて、両鍔付きピン部材27に引張りバネ28を架着
して連結する。図11に示すように、図10の引張りバ
ネ28の代わりに、両鍔付きピン部材27に捩じりバネ
29を架着する構成にしてもよい。
【0014】図12に示すように、吸音体のベルト部材
10Eが金属製の可撓性のベルト材で構成され、このベ
ルト部材10Eの途中部には合成ゴム製のベルト材から
なる伸縮ベルト部10a(これの両端部はベルト材に接
着等で固着されている)が設けられている。そして、ベ
ルト部材10Eの一端部には、外向きのフック部30が
一体形成され、またベルト部材10Eの他端部には内向
きのフック部31が一体形成され、吸音材付きのベルト
部材10Eをホイール1に巻付けた状態において、伸縮
ベルト部10aを伸長させてフック部31をフック部3
0に係止させるように構成してある。
【0015】図13に示すように、吸音体のベルト部材
10Fが金属製の可撓性のベルト材で構成され、このベ
ルト部材10Fの途中部には断面三角波状の伸縮ベルト
部10bが一体形成され、ベルト部材10Fの一端部に
は係止穴32が形成され、また、ベルト部材10Fの他
端部には係止穴32に嵌めて係止可能な鍔付き係止ピン
33が固定されている。吸音材付きのベルト部材10F
をホイール1に巻付けた状態において、伸縮ベルト部1
0bを伸長させて鍔付き係止ピン33を係止穴32に嵌
めて係止させるように構成してある。
【0016】図14に示すように、吸音体のベルト部材
10Gが金属製の可撓性のベルト材(これは、ホイール
1の外周溝部4の周長よりも幾分長く形成してある)で
構成され、このベルト部材10Gの一端部分には2列の
複数の切り起こしからなる係止部34が小間隔おきに形
成され、また、ベルト部材10Gの他端部分には2列の
複数の小穴35が小間隔おきに形成されている。吸音材
付きのベルト部材10Gをホイール1に巻付けた状態に
おいて、ベルト部材10Gの他端部を強く引張って、1
対または複数対の小穴35を1対または複数対の係止部
34に係止させるように構成してある。前記のように係
止させてから、係止部34を倒し側へ変形させてもよ
い。
【0017】図15に示すように、吸音体のベルト部材
10Hが金属や合成樹脂や織布や高強度の合成紙製の可
撓性のベルト材(これは、ホイール1の外周溝部4の周
長よりも幾分長く形成してある)で構成され、このベル
ト部材10Hの一端部分の内面には、所定長さのマジッ
クテープ片36が固着され、また、ベルト部材10Hの
他端部分の外面には、所定長さのマジックテープ片37
が固着されている。吸音材付きのベルト部材10Hをホ
イール1に巻付けた状態において、ベルト部材10Hを
引張りつつ両マジックテープ片36,37同士を接合さ
せるように構成してある。
【0018】図16に示すように、吸音体のベルト部材
10Iが金属や合成樹脂や織布や高強度の合成紙製の可
撓性のベルト材(これは、ホイール1の外周溝部4の周
長よりも所定長さ長く形成してある)で構成され、吸音
材付きのベルト部材10Iをホイール1に巻付けた状態
において、ベルト部材10Iを引張りつつ、ベルト部材
10Iの両端部を両面テープや接着等で固着するように
構成してある。但し、鎖線で図示のように、強力な接合
力を有する粘着テープ片38を介してベルト部材10I
の両端部を接合してもよい。尚、前記両面テープや接着
等に代えて、図17に示すように、複数のリベット39
により、ベルト部材10Iの両端部を連結するように構
成してもよい。
【0019】図18に示すように、吸音体のベルト部材
10Jが金属や合成樹脂や織布や高強度の合成紙製の可
撓性のベルト材で構成され、ベルト部材10Jの一端部
に、2列の複数の小間隔おきのビス穴40を有する金属
や合成樹脂製のビス穴形成部材41を設け、ベルト部材
10Jの他端部に1対のビス42を付設した金属や合成
樹脂製のビス装着部材43を設け、吸音材付きのベルト
部材10Jをホイール1に巻付けた状態において、ビス
装着部材43をビス穴形成部材41にラップさせて1対
のビス42を何れか1対のビス穴40に螺合させるよう
に構成する。
【0020】図19に示すように、吸音体のベルト部材
10Kが金属や合成樹脂や織布や高強度の合成紙製の可
撓性のベルト材で構成され、ベルト部材10Kの両端部
には、夫々小径のネジ部材44(これらのネジ部材44
は相互に逆ネジに形成してある)が設けられ、吸音材付
きのベルト部材10Kをホイール1に巻付けた状態にお
いて、ベルト部材10Kの両端部のネジ部材44をター
ンバックル45とナット46を介して締結するように構
成してある。
【0021】図20に示すように、吸音体のベルト部材
10Lが金属や合成樹脂や織布や高強度の合成紙製の可
撓性のベルト材(これは、ホイール1の外周溝部4の周
長よりも幾分短かく形成してある)で構成され、吸音材
付きのベルト部材10Lをホイール1に巻付けた状態に
おいて、ベルト部材10Lの両端部分を、夫々、ホイー
ル1に接着やビスやリベットや両面テープで固着するこ
とにより、ベルト部材10Lをホイール1に固定するよ
うに構成してある。但し、前記ベルト部材10Lをその
全長に亙ってホイール1に接着や両面テープにより接合
するように構成することもできる。そして、両面テープ
を適用する場合、ベルト部材10Lの内面に予め剥離紙
付きの両面テープを貼着しておけば、吸音材付きベルト
部材10Lをホイール1に簡単かつ能率的に装着するこ
とができる。尚、ベルト部材10Lの両端部をホイール
1に固着しないで、図16に鎖線で図示の場合と同様
に、強力な接合力を有する粘着テープ片によりベルト部
材10Lの端部同士を接合してもよい。
【0022】図示省略したが、ベルト部材を磁粉入りの
ゴム材料や合成樹脂材料からなる磁力を有する可撓性の
ベルト材で構成し、吸音材付きのベルト部材を鋼製ホイ
ールの外周溝部に磁力で吸着させるように構成すること
もできる。
【0023】図示省略したが、吸音体のベルト部材を両
面テープで構成し、その外面に吸音材を接合しておき、
吸音材付きのベルト部材をホイール1に装着する際に、
ベルト部材をホイール1に巻付ける前に、または巻付け
ながら、または巻き付けてから、両面テープの内面の剥
離紙を剥離してベルト部材をホイール1に接合するよう
に構成する。
【0024】前記ベルト部材10〜10Lの外面に必ず
しも連続的に吸音材11を設ける必要はなく、図21に
示すように、ベルト部材の外面に間欠的に吸音材11を
設けてもよい。間欠的に吸音材11を設ける場合にも、
連続的に吸音材を設けたものと略同等のロードノイズ低
減作用が得られる。
【0025】図22は、前記吸音部材を設けない通常の
ホイールと、吸音部材を設けた低ロードノイズホイール
のロードノイズレベルを示すもので、実線は通常のホイ
ールのロードノイズレベルを示し、点線は低ロードノイ
ズホイールのロードノイズレベルを示している。この低
ロードノイズホイールにおいては、発泡体からなる吸音
材11の吸音作用により、ホイールとタイヤで構成され
る空気室3内の気柱共鳴振動が吸収されて、ロードノイ
ズがピークとなる約260Hz成分が約10dB以上低
減する。
【0026】以下、前記低ロードノイズホイールの製造
方法について説明する。前記ホイール1自体は、周知の
通常の方法にて予め製作され、予めカチオン塗装が施さ
れた完成品として製作されるものとする。先ず、第1工
程において、前記実施例において説明したような可撓性
の環状または非環状(帯状)のベルト部材を製作する。
この工程は、所定の自動装置により自動的に行うことが
できる。次に、第2工程において、前記ベルト部材の外
面に1または複数の未発泡の吸音材素材を接着や両面テ
ープにて固着する。この工程は、所定の自動装置により
自動的に行うことができる。
【0027】次に、第3工程において、前記ベルト部材
と吸音材素材を加熱炉内に収容し、約140〜160℃
に加熱して吸音材素材を発泡させる。この発泡体からな
る吸音材は発泡率0.1 g/cm3 のものとなる。この工
程は、所定の自動搬送装置と加熱炉を用いて自動的に行
うことができる。次に、第4工程において、前記発泡し
た吸音材の付いたベルト部材を、完成品のホイールの外
周溝部に外嵌させて或いは巻付けて、前記実施例にて説
明したようにホイールに取り付ける。次に、第5工程に
おいて、ホイールにタイヤを装着し、ホイールとタイヤ
で構成される空気室内へエアバルブから加圧エアを充填
する。以上説明した製造方法によれば、自動化されたラ
インにおいて、能率的且つ経済的に吸音体を製作して、
低コストで低ロードノイズホイールを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る低ロードノイズホイールの断面図
である。
【図2】図1の低ロードノイズホイールの吸音体の側面
図である。
【図3】図2の吸音体の斜視図である。
【図4】変形例の低ロードノイズホイールの吸音体の斜
視図である。
【図5】変形例の低ロードノイズホイールの吸音体の側
面図である。
【図6】図5の吸音体の斜視図である。
【図7】図6の吸音体の連結フックの斜視図である。
【図8】変形例の連結フックの斜視図である。
【図9】変形例の連結ファスナーの斜視図である。
【図10】変形例の連結構造の斜視図である。
【図11】変形例の連結構造の斜視図である。
【図12】変形例の連結構造の斜視図である。
【図13】変形例の連結構造の斜視図である。
【図14】変形例の連結構造の斜視図である。
【図15】変形例の連結構造の斜視図である。
【図16】変形例の連結構造の斜視図である。
【図17】変形例の連結構造の斜視図である。
【図18】変形例の連結構造の平面図である。
【図19】変形例の連結構造の平面図である。
【図20】変形例の連結構造の斜視図である。
【図21】変形例の吸音体の側面図である。
【図22】ホイールのロードノイズレベルの特性図であ
る。
【符号の説明】
H 低ロードノイズホイール 1 ホイール 2 タイヤ 3 空気室 4 外周溝部 5,5A,5B 吸音体 10〜10L ベルト部材 11 吸音材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−78902(JP,A) 特開 昭63−275404(JP,A) 特開 昭62−216803(JP,A) 特開 昭56−82611(JP,A) 特開 昭63−137005(JP,A) 特開 昭63−130412(JP,A) 特開 昭62−50203(JP,A) 特開 平1−254411(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 21/12 B60C 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールとタイヤで構成される空気室内
    に発泡材からなる吸音材を装着してなる低ロードノイズ
    ホイールを製造する方法において、 可撓性のベルト部材の片面に1または複数の未発泡の吸
    音材素材を固着する第1工程と、 前記ベルト部材と吸音材素材を加熱して吸音材素材を発
    泡させる第2工程と、 前記発泡した吸音材の付いたベルト部材を、カチオン塗
    装済みのホイールの外周溝部に巻付けてホイールに取り
    付ける第3工程と、 からなることを特徴とする低ロードノイズホイールの製
    造方法。
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