JP2023087586A - 吸音具及び組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両走行時における耐久性を向上可能な吸音具、及び組立体を提供する。【解決手段】本発明に係る吸音具1は、内部に収容空間10aを区画し、周方向Bに伸縮可能な無端状の収容体10と、前記収容体10の前記収容空間10aに収容され、定形性を有さない吸音材20と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は吸音具及び組立体に関する。
従来から、車両のホイールのリムとタイヤとの間のタイヤ内腔内に発泡体からなる吸音材を配置する技術が知られている。この技術によれば、吸音材により、タイヤ内腔で発生する共鳴音を低減することができる。特許文献1には、この種の発泡体からなる吸音材を含む吸音具が開示されている。
特許文献1に記載の吸音具は、ステンレス板からなる帯状の背面板を備える。特許文献1の背面板は、その両端に係止部を備える。特許文献1に記載の吸音具は、ホイールのタイヤ係止用リング溝に沿って巻回され、背面板の両端の係止部が連結固定される。これにより、特許文献1に記載の吸音具は、ホイールに取り付けられる。
特開平9-86102号公報
しかしながら、特許文献1に記載の吸音具では、ステンレス板からなる背面板の剛性が高いため、車両走行時の遠心力等により、係止部にかかる負荷が大きくなり易い。そのため、車両走行時において背面板の係止部が破断し易いという問題がある。
本発明は、車両走行時における耐久性を向上可能な吸音具、及び、組立体、を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての吸音具は、内部に収容空間を区画し、周方向に伸縮可能な無端状の収容体と、前記収容体の前記収容空間に収容され、定形性を有さない吸音材と、を備える。
この構成によれば、吸音具の車両走行時における耐久性を向上可能である。
本発明の1つの実施形態として、前記収容体の前記収容空間に対して径方向の内側に位置する内側壁は、前記収容体の前記収容空間に対して径方向の外側に位置する外側壁より、前記周方向の伸縮性が低い。
この構成によれば、吸音具の耐久性の向上に加えて、吸音具のリムに対する設置安定性を高めることができる。
本発明の1つの実施形態として、前記収容体は、前記周方向に沿う無端軸を設定した場合の軸周り方向に伸縮可能である。
この構成によれば、吸音具の耐久性の向上に加えて、車両走行時における吸音材の吸音性能を高めることができる。
本発明の1つの実施形態として、前記収容体の前記内側壁は、前記収容体の前記外側壁より、前記軸周り方向の伸縮性が低い。
この構成によれば、吸音具の耐久性の向上に加えて、吸音具のリムに対する設置安定性を高めることができる。
本発明の1つの実施形態として、前記収容体は、織物又は編物である。
この構成によれば、収容体の所望の伸縮性を実現し易い。
本発明の1つの実施形態として、前記吸音材は、線状又は粒状の小片を含む小片群である。
この構成によれば、収容体の収容空間に収容する吸音材の量を調整し易くなる。
本発明の1つの実施形態として、前記収容体は、前記周方向において、前記収容空間を区画する複数の収容部と、前記複数の収容部の間に位置し、前記収容空間を区画しない複数の連結部と、を備え、前記複数の連結部は、前記収容体の折径の両端部となる位置に設けられている第1連結部及び第2連結部を含む。
この構成によれば、吸音具は、吸音材の復元力を実質的に受けることなく、第1連結部及び第2連結部が折径の両端部となるように扁平化され易くなる。
本発明の第2の態様としての組立体は、リムと、前記リムに装着されているタイヤと、を備える組立体であって、前記タイヤの内側で、前記リムの環状外面上で前記リムに支持されている、上記吸音具を備える。
この構成によれば、吸音具の車両走行時における耐久性を向上可能である。
本発明によれば、車両走行時における耐久性を向上可能な吸音具、及び、組立体、を提供することができる。
本発明の一実施形態としての吸音具の正面図である。 図1に示す吸音具の側面図である。 図2のII-II線の位置での断面図である。 図1のI-I線の位置での断面図である。 図1に示す吸音具を、リムの環状外面に装着する装着方法を示す説明図である。 図1に示す吸音具を、収容体の連結部の位置で折り曲げて扁平化させた状態を示す図である。 図6Aに示す吸音具を更に圧縮した状態で、包装材により包装した状態を示す図である。 本発明の一実施形態としての組立体の、タイヤ周方向に回転していない非回転時におけるタイヤ幅方向断面図である。 図7Aに示す組立体の、タイヤ周方向に回転している回転時におけるタイヤ幅方向断面図である。 図1に示す吸音具の変形例を示す図である。
以下、本発明に係る吸音具及び組立体の実施形態について図面を参照して例示説明する。各図において共通する構成には同一の符号を付している。
図1は、本発明に係る吸音具の一実施形態としての吸音具1の正面図である。図2は、吸音具1の側面図である。図3は、図2のII-II線の位置での吸音具1の断面図である。図4は、図1のI-I線の位置での吸音具1の断面図である。
詳細は後述するが、吸音具1は、リムの環状外面上に設置される。吸音具1を用いることで、車両走行時にタイヤ内腔で発生する共鳴音を低減することができる。
図1~図4に示すように、吸音具1は、無端状の収容体10と、吸音材20と、を備える。
以下、説明の便宜上、無端状の収容体10の中央開口を貫く中心軸O1(図1等参照)を設定した場合の、中心軸O1に平行な方向を、単に「幅方向A」と記載する。また、中心軸O1周りの方向を「第1周方向B」と記載する。つまり、第1周方向Bとは、収容体10の無端状に延在する延在方向を意味する。更に、中心軸O1周りの円の半径方向を、「径方向C」と記載する。そして、径方向Cのうち、中心軸O1から遠ざかる方向を「径方向Cの外側C1」と記載し、中心軸O1に近づく方向を「径方向Cの内側C2」と記載する。また、第1周方向Bに沿う無端軸O2(図4参照)を設定した場合の、この無端軸O2周りの方向を「第2周方向D」と記載する。
無端状の収容体10は、第1周方向Bに伸縮可能に構成されている。したがって、収容体10は、第1周方向Bに伸縮することにより、第1周方向長さが変化する。また、収容体10は、内部に、吸音材20を収容可能な収容空間10aを区画している。
吸音材20は、定形性を有さない。詳細は後述するが、定形性を有さない吸音材20は、例えば、線状又は粒状の複数の小片からなる小片群であってよい。吸音材20は、収容体10の収容空間10aに収容されている。つまり、吸音材20は、収容体10の内部の収容空間10aに収容されることで、収容空間10aに合わせた外形で、収容体10に保持される。換言すれば、収容体10の収容空間10aに収容される吸音材20の外形は、収容体10の形状変化に追従して変形可能である。
このような吸音具1によれば、車両走行時の遠心力により、収容体10が第1周方向Bに伸長変形し易い。収容体10の収容空間10aに収容される吸音材20は定形性を有さないため、第1周方向Bに伸長する収容体10の形状変化に追従して変形でき、収容体10の伸長変形を阻害し難い。そのため、吸音具1によれば、車両走行時の遠心力に対して収容体10が第1周方向Bに伸長変形することにより、吸音具1に加わる負荷を吸収できる。これにより、吸音具1の車両走行時における耐久性を向上させることができる。
以下、本実施形態の吸音具1の更なる詳細について説明する。
<収容体10>
図1、図3に示すように、本実施形態の収容体10は、第1周方向Bにおいて、吸音材20を収容する収容空間10aを区画する収容部15と、収容空間10aを区画しない連結部16と、を備える。
収容部15は、収容空間10aを挟み径方向Cの内側C2に位置する内側壁11と、収容空間10aを挟み径方向Cの外側C1に位置する外側壁12と、を備える。
連結部16は、収容部15の第1周方向Bの端部同士を連結している。図1、図3に示すように、本実施形態の収容体10は、第1周方向Bにおいて、複数(本実施形態では2つ)の収容部15と、複数の収容部15の間に位置する複数(本実施形態では2つ)の連結部16と、を備える。本実施形態の各連結部16は、第1周方向Bに隣接する2つの収容部15の端部同士を連結している。但し、収容体10は、第1周方向Bにおいて、1つのみの収容部15を備える構成であってもよい。かかる場合に、連結部16は、1つのみの収容部15の両端部を連結してよい。
本実施形態の収容体10は、例えば、無端筒材の第1周方向Bの一部を、径方向Cで潰して接合することにより、形成されてよい。かかる場合に、無端筒材のうち径方向Cで潰されて接合されている部位が、上述の連結部16を構成する。また、第1周方向Bにおいて、連結部16以外の部位が、収容空間10aを区画する収容部15を構成する。但し、収容体10の形成方法は特に限定されない。収容体10は、例えば、各収容部15を構成する袋体を、第1周方向Bに複数連結して無端状にしたものであってもよい。かかる場合には、2つの袋体の連結されている部位が、上述の連結部16を構成する。
本実施形態の収容体10では、内側壁11と外側壁12とで第1周方向Bの伸縮性が異なる。具体的に、収容体10の内側壁11は、収容体10の外側壁12より、第1周方向Bの伸縮性が低い。ここで言う伸縮性とは、JIS L 1096織物及び編物の生地試験方法のB法に基づく伸び率試験により得られる伸び率(%)である。
収容体10の内側壁11は、吸音具1がリムの環状外面上に設置された状態で、リムの環状外面側に配置される部分である。これに対して、収容体10の外側壁12は、吸音具1がリムの環状外面上に設置された状態で、リムの環状外面側とは反対側に配置される部分である。
内側壁11の第1周方向Bの伸縮性を低くすることで、車両走行時の遠心力により、内側壁11が第1周方向Bに過度に伸長し難くなる。これにより、吸音具1がリムから外れることを抑制できる。逆に、外側壁12の第1周方向Bの伸縮性を高くすることで、車両走行時の遠心力により、外側壁12が第1周方向Bに伸長し易くなり、吸音具1に加わる負荷を吸収できる。つまり、内側壁11及び外側壁12の第1周方向Bの伸縮性を上記関係とすることで、吸音具1による上述の負荷吸収性能に基づく、吸音具1の耐久性の向上に加えて、吸音具1のリムに対する設置安定性を高めることができる。
また、本実施形態の収容体10は、第2周方向Dに伸縮可能である。このような構成とすることで、収容体10は、車両走行時の遠心力により、第2周方向Dに伸長変形し易い。そのため、収容体10は、第2周方向Dに伸長変形することで、吸音具1に加わる負荷を吸収できる。これにより、吸音具1の車両走行時における耐久性を、より向上させることができる。
更に、収容体10が第2周方向Dに伸長することで、吸音材20を収容する収容空間10aが拡張し、吸音材20による車両走行時の吸音性能を高めることができる。この点の詳細は後述する(図7A、図7B参照)。
より具体的に、本実施形態の収容体10では、内側壁11と外側壁12とで第2周方向Dの伸縮性が異なる。収容体10の内側壁11は、収容体10の外側壁12より、第2周方向Dの伸縮性が低い。ここで言う伸縮性とは、JIS L 1096織物及び編物の生地試験方法のB法に基づく伸び率試験により得られる伸び率(%)である。
内側壁11の第2周方向Dの伸縮性を低くすることで、車両走行時の遠心力により、内側壁11が第2周方向Dに過度に伸長し難くなる。これにより、収容体10の内側壁11が、第1周方向Bと直交する断面視(図4参照)で、リムの環状外面に向かって(図4では下側に向かって)凸となるように突出することを抑制できる。そのため、収容体10の内側壁11は、リムの環状外面に沿う形状を維持し易くなる。逆に、外側壁12の第2周方向Dの伸縮性を高くすることで、車両走行時の遠心力により、外側壁12が第2周方向Dに伸長し易くなり、吸音具1に加わる負荷を吸収できる。つまり、内側壁11及び外側壁12の第2周方向Dの伸縮性を上記関係とすることで、吸音具1による上述の負荷吸収性能に基づく、吸音具1の耐久性の向上に加えて、吸音具1のリムに対する設置安定性を高めることができる。
本実施形態の収容体10は、例えばポリエチレンテレフタレート繊維などの繊維により形成されている、織物又は編物である。収容体10を構成する繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維に限られず、他の樹脂繊維であってもよい。収容体10は、少なくとも第1周方向Bで伸縮性を有する構成であれば、織物又は編物に限られず、その構成は特に限定されない。但し、本実施形態のように、収容体10は、織物又は編物であることが好ましい。収容体10を織物又は編物により形成することにより、第1周方向B、又は、第1周方向B及び第2周方向D、の所望の伸縮性を実現し易い。また、収容体10を織物又は編物により形成することにより、繊維同士の間の隙間を通じて、収容体10の外部と、吸音材20が収容されている収容空間10aと、の間での通気性を確保し易い。
なお、収容体10が織物である場合には、直交する縦繊維及び横繊維の延在方向が、第1周方向B及び第2周方向Dに対して傾斜していることが好ましい。このようにすることで、収容体10が織物であっても、第1周方向B及び第2周方向D、の伸縮性を高めることができる。
上述したように、本実施形態の収容体10は、内側壁11と外側壁12とで、伸縮性が異なる。織物又は編物の収容体10において、上述の伸縮性の相違は、例えば、収容体10の一部が補強繊維を含むことにより実現されてよい。図4に示すように、本実施形態の収容体10の内側壁11は、内部に、第1周方向Bに延在する第1内側補強材13としての補強繊維13aを備える。逆に、本実施形態の収容体10の外側壁12は、内部に、第1周方向Bに延在する補強繊維13aを備えない。本実施形態の補強繊維13aは、ポリエチレンテレフタレート繊維であるが、他の樹脂材料により構成されていてもよい。このように、内側壁11のみが補強繊維13aを備えることで、収容体10の内側壁11と外側壁12との間で、第1周方向Bでの伸縮性を異ならせてよい。なお、補強繊維13aは、それ自体が延在方向に伸縮可能な繊維であってもよく、それ自体が延在方向に伸縮しない繊維であってもよい。延在方向に伸縮しない補強繊維13aを採用する場合は、例えば、無負荷状態で波状に延在する構成とすることで、長手方向で所定の伸縮性を実現できる。
収容体10の内側壁11及び外側壁12における第1周方向Bの伸縮性の相違は、上述した補強繊維13aの有無による相違に限られない。例えば、外側壁12においても、補強繊維13aを設け、内側壁11と外側壁12とで、補強繊維13aの数を異ならせることにより、内側壁11及び外側壁12の第1周方向Bでの伸縮性の相違を実現してもよい。また、収容体10の内側壁11及び外側壁12の第1周方向Bでの伸縮性を異ならせるために、例えば、補強膜など、別の構成の第1内側補強材13を用いてもよい(図8参照)。更に、第1内側補強材13の有無に限られず、例えば、内側壁11及び外側壁12を、伸縮性の異なる別々の素材により構成することで、内側壁11及び外側壁12の第1周方向Bでの伸縮性を異ならせてもよい。このように、収容体10の内側壁11及び外側壁12における第1周方向Bの伸縮性の相違を実現する手段は、特に限定されない。
また、図3に示すように、本実施形態の収容体10の内側壁11は、内部に、第2周方向Dに延在する第2内側補強材14としての補強繊維14aを備える。逆に、本実施形態の収容体10の外側壁12は、内部に、第2周方向Dに延在する補強繊維14aを備えない。本実施形態の補強繊維14aは、ポリエチレンテレフタレート繊維であるが、他の樹脂材料により構成されていてもよい。このように、内側壁11のみが補強繊維14aを備えることで、収容体10の内側壁11と外側壁12との間で、第2周方向Dでの伸縮性を異ならせてよい。なお、補強繊維14aは、それ自体が延在方向に伸縮可能な繊維であってもよく、それ自体が延在方向に伸縮しない繊維であってもよい。延在方向に伸縮しない補強繊維14aを採用する場合は、例えば、無負荷状態で波状に延在する構成とすることで、長手方向で所定の伸縮性を実現できる。
また、収容体10の内側壁11及び外側壁12における第2周方向Dの伸縮性の相違についても、上述した補強繊維14aの有無による相違に限られない。例えば、外側壁12においても、補強繊維14aを設け、内側壁11と外側壁12とで、補強繊維14aの数を異ならせることにより、内側壁11及び外側壁12の第2周方向Dでの伸縮性の相違を実現してもよい。また、収容体10の内側壁11及び外側壁12の第2周方向Dでの伸縮性を異ならせるために、例えば、補強膜など、別の構成の第2内側補強材14を用いてもよい(図8参照)。更に、第2内側補強材14の有無に限られず、例えば、内側壁11及び外側壁12を、伸縮性の異なる別々の素材により構成することで、内側壁11及び外側壁12の第2周方向Dでの伸縮性を異ならせてもよい。このように、収容体10の内側壁11及び外側壁12における第2周方向Dの伸縮性の相違を実現する手段は、特に限定されない。
上述したように、本実施形態の収容体10は、第1周方向Bにおいて、収容部15と連結部16とを備える。本実施形態において、収容部15の収容空間10aに吸音材20が収容されている状態で、連結部16の肉厚方向Eの曲げ剛性は、収容部15の肉厚方向Eの曲げ剛性より小さい。つまり、連結部16は、収容部15と比較して、肉厚方向Eに容易に変形可能である。そのため、本実施形態のように、収容体10は、複数の連結部16を備えることが好ましい。特に、本実施形態のように、複数の連結部16は、収容体10の折径L2の両端部となる位置に設けられている第1連結部16a及び第2連結部16bを含むことが好ましい。このようにすることで、吸音具1をコンパクト化し易くなり、吸音具1の搬送性を高めることができる。この点の詳細は後述する(図6A、図6B参照)。
<吸音材20>
図3、図4に示すように、吸音材20は、収容体10の収容空間10aに収容される。本実施形態の吸音材20は、定形性を有さない詰め物であり、収容体10の収容空間10aに詰め込まれている。
定形性を有さない吸音材20は、例えば、線状又は粒状の複数の小片を含む小片群である。吸音材20は、小片群の全体で吸音性能を有すればよく、小片それぞれが吸音性能を有することを要しない。吸音材20を、線状又は粒状の複数の小片を含む小片群とすることで、収容体10の収容空間10aに収容する吸音材20の量を調整し易くなる。線状の小片としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート繊維の小片などのポリエステル繊維の小片、等が挙げられる。線状の小片の長手方向と直交する断面の外形は特に限定されない。線状の小片の断面外形は、例えば、円形状、オーバル形状、多角形状など、であってよい。また、線状の小片は、中空部を有する管体であってもよく、中空部を有さない中実体であってもよい。線状の小片からなる小片群としては、例えば、ポリエステル繊維からなる綿が挙げられる。また、粒状の小片としては、例えば、ウレタンフォーム小片などの発泡樹脂小片、ポリエチレンパイプ小片などの樹脂小片、等が挙げられる。但し、吸音材20を構成する小片は、上記例示した小片に限られない。
<<吸音具1のリム100への装着方法>>
次に、図5を参照して、本実施形態の吸音具1のリム100への装着方法について説明する。図5は、本実施形態の吸音具1を、リム100の環状外面101に装着する装着方法を示す説明図である。
上述したように、吸音具1の収容体10は、第1周方向Bに伸縮可能に構成されている。また、収容体10の収容空間10aに収容されている吸音材20についても、定形性を有さず、収容体10の変形に追従して変形し易い。そのため、図5に示すように、吸音具1は、収容空間10aに吸音材20を収容している収容体10を、径方向Cの内側C2から外側C1に向かって、容易に押し広げることができる(図5の左図の太線矢印参照)。
図5に示すように、リム100は、環状外面101を含む環状部102と、環状部102の両端からリム径方向外側に突出するリムフランジ部103と、を備える。本実施形態の吸音具1によれば、収容体10を、径方向Cの内側C2から外側C1に向かって押し広げた状態(図5の左図参照)とすることで、リム100のリムフランジ部103を、容易に乗り越えることができる。そして、リムフランジ部103を乗り越えた後で、収容体10に加えられていた、径方向Cの内側C2から外側C1に向かう外力を解除することで、収容体10は、復元力により、径方向Cの外側C1から内側C2に向かって変形し、環状部102の環状外面101上に支持される(図5の右図参照)。
つまり、本実施形態の吸音具1によれば、収容体10の第1周方向Bでの伸縮性を利用することで、リム100の環状外面101上に、容易に設置することができる。
<<吸音具1の搬送性について>>
次に、図6A、図6Bを参照して、本実施形態の吸音具1の搬送性について説明する。図6Aは、本実施形態の吸音具1を、収容体10の連結部16の位置で折り曲げて扁平化させた状態を示す図である。図6Bは、図6Aに示す吸音具1を更に圧縮した状態で、包装材により包装した状態を示す図である。
上述したように、吸音具1の収容体10は、第1周方向Bに伸縮可能に構成されている。また、収容体10の収容空間10aに収容されている吸音材20についても、定形性を有さず、収容体10の変形に追従して変形し易い。そのため、図6A、図6Bに示すように、吸音具1は、径方向Cの外側C1から内側C2に向かって押圧されることで、収容体10が扁平化すると共に吸音材20が圧縮され、容易に扁平化する。そのため、吸音具1を単体で搬送する際に、吸音具1をコンパクト化でき、搬送性を高めることができる。
特に、本実施形態の吸音具1では、上述したように、収容部15の収容空間10aに吸音材20が収容されている状態で、収容体10の連結部16の肉厚方向Eの曲げ剛性は、収容体10の収容部15の肉厚方向Eの曲げ剛性より小さい。更に、本実施形態の吸音具1では、収容部15の収容空間10aに吸音材20が収容されている状態で、連結部16の最大肉厚T1は、収容部15の最大肉厚T2より薄い。このような連結部16である場合は、収容体10は、折径L2の両端部となる位置に設けられている第1連結部16a及び第2連結部16bを含むことが好ましい。このようにすることで、図6Aに示すように、吸音具1は、吸音材20の復元力を実質的に受けることなく、第1連結部16a及び第2連結部16bが折径L2の両端部となるように扁平化され易くなる。
また、図6Aに示す状態から、収容空間10aの吸音材20を更に圧縮することで、図6Bに示すように、更に扁平化してもよい。図6Bに示すように、吸音材20を圧縮した状態で、包装材110により真空包装することで、吸音具1を、よりコンパクト化できる。これにより、吸音具1の搬送性を、さらに高めることができる。
[組立体300]
次に、図7A、図7Bを参照して、本発明の一実施形態としての組立体300について説明する。本実施形態の組立体300は、上述した吸音具1(図1~図4等参照)及びリム100(図5参照)に加えて、タイヤ200を備える。図7A、図7Bは、組立体300についての、タイヤ回転軸を通りタイヤ幅方向に沿う断面を示すタイヤ幅方向断面図である。図7Aは、組立体300がタイヤ周方向に回転していない非回転時における、組立体300のタイヤ幅方向断面図である。これに対して、図7Bは、組立体300がタイヤ周方向に回転している回転時における、組立体300のタイヤ幅方向断面図である。図7A、図7Bに示すように、組立体300のタイヤ幅方向断面図において、吸音具1の断面は、第1周方向Bに直交する断面となる。以下、組立体300におけるタイヤ200の幅方向を「タイヤ幅方向F」と記載する。また、組立体300におけるタイヤ200の中心軸周りの方向を「タイヤ周方向G」と記載する。更に、組立体300におけるタイヤ200の中心軸周りの円の半径方向を「タイヤ径方向H」と記載する。
図7A、図7Bに示すように、リム100は、上述したように、環状外面101を含む環状部102と、リムフランジ部103と、を備える。環状部102は、タイヤ幅方向Fの両端部に位置する一対のビードシート部102aと、タイヤ幅方向Fで一対のビードシート部102aの間に位置し、ビードシート部102aよりタイヤ径方向Hの内側に窪んだウェル部102bと、を備える。リムフランジ部103は、環状部102のビードシート部102aのタイヤ幅方向Fの外側の端部から、タイヤ径方向Hの外側に向かって突出している。
本明細書において、「リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyreand Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association, Inc.)のYEAR BOOK等に記載されているまたは将来的に記載される、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す。上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤのビード幅に対応した幅のリムをいう。「リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含まれる。「将来的に記載されるサイズ」の例として、ETRTOのSTANDARDS MANUAL 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズが挙げられる。
次に、タイヤ200について説明する。図7A、図7Bに示すように、タイヤ200は、リム100に装着されている。以下、特に断りのない限り、各要素の寸法、長さ関係、位置関係等は、タイヤ200としての空気入りタイヤをリム100に装着し、規定内圧を充填し、無負荷状態とした、基準状態で測定されるものとする。「規定内圧」とは、上記のJATMA YEAR BOOK等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)を指す。上記産業規格に記載のないサイズの場合は、「規定内圧」は、タイヤを装着する車両ごとに規定される最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいうものとする。また「最大負荷荷重」は、適用サイズのタイヤにおける上記JATMA等の規格のタイヤ最大負荷能力、又は、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤを装着する車両ごとに規定される最大負荷能力、に対応する荷重を意味する。
本実施形態のタイヤ200は、乗用車用タイヤであるが、例えばトラック・バス用のタイヤなどであってもよく、適用される車両の種類、用途などは特に限定されない。
図7A、図7Bに示すように、タイヤ200は、トレッド部200aと、このトレッド部200aのタイヤ幅方向Fの両端部からタイヤ径方向Hの内側に延びる一対のサイドウォール部200bと、各サイドウォール部200bのタイヤ径方向Hの内側の端部に設けられた一対のビード部200cと、を備える。本実施形態のタイヤ200は、チューブレスタイプのラジアルタイヤである。
タイヤ200のタイヤ内腔201は、トレッド部200aの内面であるトレッド内面200a1と、サイドウォール部200bの内面であるサイドウォール内面200b1と、ビード部200cの内面であるビード内面200c1と、により区画されている。
タイヤ200は、ビード部材204、カーカス205、ベルト206、トレッドゴム207、サイドゴム208、及び、インナーライナ209、を備えている。
ビード部材204は、ビード部200cに埋設されている。ビード部材204は、ビードコア204aと、このビードコア204aに対してタイヤ径方向Hの外側に位置するゴム製のビードフィラ204bと、を備えている。ビードコア204aは、周囲をゴムにより被覆されている複数のビードワイヤを含む。ビードワイヤは、例えば、スチールコードにより形成されてよい。スチールコードは、例えば、スチールのモノフィラメント又は撚り線からなるものとすることができる。なお、ビードワイヤとして、例えば、有機繊維やカーボン繊維等を用いてもよい。
カーカス205は、一対のビード部200c間、より具体的には一対のビード部材204のビードコア204a間に跨っており、トロイダル状に延在している。より具体的に、本実施形態のカーカス205は、カーカスコードをタイヤ周方向Gに対して例えば75°~90゜の角度で配列した1枚以上(本実施形態では1枚)のカーカスプライ205aを含む。このカーカスプライ205aは、一対のビードコア204a間に位置するプライ本体部205a1と、このプライ本体部205a1の両端で、ビードコア204aの周りでタイヤ幅方向Fの内側から外側に折り返されて形成されているプライ折返し部205a2と、を備えている。そして、プライ本体部205a1とプライ折返し部205a2との間には、ビードコア204aからタイヤ径方向Hの外側に先細状に延びるビードフィラ204bが配置されている。カーカスプライ205aを構成するカーカスコードは、例えば、スチールコードなどの金属コードであってもよく、ナイロンなどの有機繊維コードであってもよい。また、カーカス205は、複数枚のカーカスプライ205aを備えてもよい。
ベルト206は、カーカス205のクラウン部に対してタイヤ径方向Hの外側に配置されている1層以上(本実施形態では5層)のベルト層を備えている。各ベルト層は、ベルトコードのタイヤ周方向Gに対する角度が10°以上の傾斜ベルト層であってもよく、ベルトコードのタイヤ周方向Gに対する角度が10°未満の周方向ベルト層であってもよい。
トレッドゴム207は、トレッド部200aの外面であるトレッド外面200a2を構成している。トレッド外面200a2には、タイヤ周方向Gに延在する周方向溝207aや、タイヤ幅方向Fに延在する、図示しない幅方向溝等、を含むトレッドパターンが形成されている。サイドゴム208は、サイドウォール部200bのタイヤ幅方向Fの外側の面を構成しており、上述のトレッドゴム207のタイヤ幅方向Fの端部に連なっている。
インナーライナ209は、カーカス205の内面に積層されている。インナーライナ209は、例えば、空気透過性の低いブチル系ゴムにより形成されてよい。
図7A、図7Bに示すように、吸音具1は、タイヤ200の内側で、リム100の環状外面101上で、リム100に支持されている。より具体的に、本実施形態の組立体300では、吸音具1は、環状部102のウェル部102bの位置で、環状外面101上に設置されている。
図7A、図7Bに示すように、吸音具1は、収容体10の内側壁11がタイヤ径方向Hの内側を向き、環状外面101に接触するように、リム100に巻き付けられている。換言すれば、吸音具1は、収容体10の外側壁12がタイヤ径方向Hの外側を向き、タイヤ200のトレッド内面200a1と対向するように、リム100に巻き付けられている。
組立体300がタイヤ周方向Gに回転していない非回転時(図7A参照)においては、吸音具1に対して、タイヤ径方向Hの外側(径方向Cの外側C1と同じ)に遠心力が作用しない。これに対して、組立体300がタイヤ周方向Gに回転している回転時(図7B参照)においては、吸音具1に対して、タイヤ径方向Hの外側(径方向Cの外側C1と同じ)に遠心力が作用する。そのため、図7Bに示すように、吸音具1の収容体10は、組立体300の回転時に、上記遠心力により、第1周方向B及び第2周方向Dに伸長し、収容空間10aを拡張させる。これにより、収容空間10aの吸音材20の体積も増加する。
そのため、吸音具1によれば、組立体300の非回転時(図7A参照)におけるタイヤ径方向Hの高さL3を低くできる。これにより、タイヤ200をリム100に装着する際に、吸音具1が邪魔になり難い。
これに対して、吸音具1は、組立体300の回転時(図7B参照)に、タイヤ径方向Hの高さL3が高くなるように体積を増加させる。収容体10が、遠心力により、第2周方向Dに伸長するためである。これにより、収容空間10aの吸音材20の体積も大きくなり、吸音材20内での空隙が増加することで、吸音性能が高められる。また、組立体300の回転時(図7B参照)に、吸音具1の体積が増加することで、その分、タイヤ内腔201の空洞は減少する。つまり、共鳴音を発生する空洞が減少することにより、発生する共鳴音自体を抑制できる。
つまり、吸音具1によれば、タイヤ200をリム100に組付けて装着する際の装着性の向上と、組立体300が回転する車両走行時の吸音性の向上と、を両立できる。
ここで、図7Aに示すように、本実施形態の組立体300の吸音具1のタイヤ径方向Hの外側端は、組立体300の非回転時において、タイヤ200のタイヤ径方向Hの内側端P1より、更にタイヤ径方向Hの内側に位置している。これに対して、図7Bに示すように、本実施形態の組立体300の吸音具1のタイヤ径方向Hの外側端は、組立体300の回転時において、タイヤ200のタイヤ径方向Hの内側端P1より、タイヤ径方向Hの外側に位置している。つまり、吸音具1は、組立体300が回転することで、タイヤ200のタイヤ径方向Hの内側端P1のタイヤ径方向Hの位置を跨ぐように、タイヤ径方向Hの内側から外側に拡張する。なお、本実施形態において、「吸音具1のタイヤ径方向Hの外側端」とは、収容体10の外側壁12の一部である。このようにすることで、上述した装着性能及び吸音性能の両立を、実現し易くなる。
本発明に係る吸音具及び組立体は、上述した実施形態に示す具体的な構成に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更・組み合わせが可能である。上述した吸音具1は、第1周方向Bに、2つの収容部15と、2つの連結部16と、を備える構成であったが、図8に示すように、第1周方向Bに、3つ以上(図8では4つ)の収容部15と、3つ以上(図8では4つ)の連結部16と、を備える構成であってもよい。また、上述した収容体10では、内側壁11が、補強繊維13a及び14aを備える構成であったが、図8に示すように、内側壁11が、第1内側補強材13及び第2内側補強材14の少なくとも一方としての補強膜17を含む構成であってもよい。
本発明は吸音具及び組立体に関する。
1:吸音具、 10:収容体、 10a:収容空間、 11:内側壁、 12:外側壁、 13:第1内側補強材、 13a:補強繊維、 14:第2内側補強材、 14a:補強繊維、 15:収容部、 16:連結部、 16a:第1連結部、 16b:第2連結部、 17:補強膜、 20:吸音材、 100:リム、 101:環状外面、 102:環状部、 102a:ビードシート部、 102b:ウェル部、 103:リムフランジ部、 110:包装材、 200:タイヤ、 200a:トレッド部、 200a1:トレッド内面、 200a2:トレッド外面、 200b:サイドウォール部、 200b1:サイドウォール内面、 200c:ビード部、 200c1:ビード内面、 201:タイヤ内腔、 204:ビード部材、 204a:ビードコア、 204b:ビードフィラ、 205:カーカス、 205a:カーカスプライ、 205a1:プライ本体部
205a2:プライ折返し部、 206:ベルト、 207:トレッドゴム、 207a:周方向溝、 208:サイドゴム、 209:インナーライナ、 300:組立体、 A:吸音具の幅方向、 B:吸音具の第1周方向、 C:吸音具の径方向、 C1:吸音具の径方向の外側、 C2:吸音具の径方向の内側、 D:吸音具の第2周方向(無端軸の軸周り方向)、 E:吸音具の肉厚方向、 F:タイヤ幅方向、 G:タイヤ周方向、 H:タイヤ径方向、 L2:吸音具の折径、 L3:吸音具のタイヤ径方向の高さ、 O1:収容体の中心軸、 O2:第1周方向に沿う無端軸、 P1:タイヤのタイヤ径方向の内側端、 T1:連結部の最大肉厚、 T2:収容部の最大肉厚

Claims (8)

  1. 内部に収容空間を区画し、周方向に伸縮可能な無端状の収容体と、
    前記収容体の前記収容空間に収容され、定形性を有さない吸音材と、を備える、吸音具。
  2. 前記収容体の前記収容空間に対して径方向の内側に位置する内側壁は、前記収容体の前記収容空間に対して径方向の外側に位置する外側壁より、前記周方向の伸縮性が低い、請求項1に記載の吸音具。
  3. 前記収容体は、前記周方向に沿う無端軸を設定した場合の軸周り方向に伸縮可能である、請求項2に記載の吸音具。
  4. 前記収容体の前記内側壁は、前記収容体の前記外側壁より、前記軸周り方向の伸縮性が低い、請求項3に記載の吸音具。
  5. 前記収容体は、織物又は編物である、請求項1から4のいずれか1つに記載の吸音具。
  6. 前記吸音材は、線状又は粒状の小片を含む小片群である、請求項1から5のいずれか1つに記載の吸音具。
  7. 前記収容体は、前記周方向において、
    前記収容空間を区画する複数の収容部と、
    前記複数の収容部の間に位置し、前記収容空間を区画しない複数の連結部と、を備え、
    前記複数の連結部は、前記収容体の折径の両端部となる位置に設けられている第1連結部及び第2連結部を含む、請求項1から6のいずれか1つに記載の吸音具。
  8. リムと、前記リムに装着されているタイヤと、を備える組立体であって、
    前記タイヤの内側で、前記リムの環状外面上で前記リムに支持されている、請求項1から7のいずれか1つに記載の吸音具を備える、組立体。
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