JP3244420B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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- JP3244420B2 JP3244420B2 JP05302696A JP5302696A JP3244420B2 JP 3244420 B2 JP3244420 B2 JP 3244420B2 JP 05302696 A JP05302696 A JP 05302696A JP 5302696 A JP5302696 A JP 5302696A JP 3244420 B2 JP3244420 B2 JP 3244420B2
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、所定ビットの画像
表示データによって表示を行うデジタル入力の表示装置
に、所定ビット以上の階調数の表示を擬似的に行う多階
調化処理の画像処理装置に関する。特に、画素数の多い
表示装置に対応して、高速に処理可能な画像処理装置に
関する。
表示データによって表示を行うデジタル入力の表示装置
に、所定ビット以上の階調数の表示を擬似的に行う多階
調化処理の画像処理装置に関する。特に、画素数の多い
表示装置に対応して、高速に処理可能な画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア対応のOA用高精
細カラー液晶表示装置が開発されるに至った。このカラ
ー液晶は、R、G、Bの各色毎に3ビットあるいは4ビ
ットのデジタルドライバを内蔵している。例えば、3ビ
ットのデジタルドライバを持ったカラー液晶は、各色8
階調の表示が可能で、全体で512色の表示ができる。
しかしながら、単なるOA用のモニタとして使用する場
合にはこれで十分であるが、マルチメディア対応とし
て、動画や静止画などの映像を表示するには不十分であ
り、更なる階調の増加が望まれていた。
細カラー液晶表示装置が開発されるに至った。このカラ
ー液晶は、R、G、Bの各色毎に3ビットあるいは4ビ
ットのデジタルドライバを内蔵している。例えば、3ビ
ットのデジタルドライバを持ったカラー液晶は、各色8
階調の表示が可能で、全体で512色の表示ができる。
しかしながら、単なるOA用のモニタとして使用する場
合にはこれで十分であるが、マルチメディア対応とし
て、動画や静止画などの映像を表示するには不十分であ
り、更なる階調の増加が望まれていた。
【0003】そこで、1つの画素で表示できない成分を
同じ画面フレームの周囲の隣接する画素に拡散(フレー
ム内誤差拡散)することによって疑似的に階調数を高め
る方法、また、1つの画素で表示できない成分を複数の
画面フレームに亘って同一の画素に拡散(フレーム間誤
差拡散)する方法が発案されている。本明細書におい
て、誤差データなる用語は、画像データの構成ビットの
内、表示装置のデジタルドライバによって表示できない
下位ビットのデータを意味する。
同じ画面フレームの周囲の隣接する画素に拡散(フレー
ム内誤差拡散)することによって疑似的に階調数を高め
る方法、また、1つの画素で表示できない成分を複数の
画面フレームに亘って同一の画素に拡散(フレーム間誤
差拡散)する方法が発案されている。本明細書におい
て、誤差データなる用語は、画像データの構成ビットの
内、表示装置のデジタルドライバによって表示できない
下位ビットのデータを意味する。
【0004】図4は、フレーム内誤差拡散を用いた多階
調化処理回路であり、R,G,Bの1色分を示してい
る。図4において、ラッチ回路1は、ドットクロックD
CLKに同期して順次印加される8ビットの原画像デー
タSDをラッチし加算回路2に出力する。加算回路2
は、原画像データSDと誤差データ保持回路3から出力
される4ビットの誤差データEIを加算して8ビットの
補正画像データHDを作成する。誤差データ保持回路3
は、補正画像データHDの下位4ビットをフレーム内誤
差拡散のための誤差データEIとしてドットクロックD
CLKによって保持し、次の画素の原画像データSDが
ラッチ回路1にラッチされた時に誤差データEIを加算
回路2に出力する。補正画像データHDの上位4ビット
は、フレーム内誤差拡散された結果として出力ラッチ回
路4に保持され、表示装置に画像表示データDGとして
出力される。即ち、フレーム内誤差拡散回路は、加算回
路2と誤差データ保持回路3によって構成され、加算回
路2に印加された原画像データSDに1ドット前の画素
の誤差データEIが加算されるために、隣接する画素に
下位4ビットの誤差データが順次拡散されることにな
る。
調化処理回路であり、R,G,Bの1色分を示してい
る。図4において、ラッチ回路1は、ドットクロックD
CLKに同期して順次印加される8ビットの原画像デー
タSDをラッチし加算回路2に出力する。加算回路2
は、原画像データSDと誤差データ保持回路3から出力
される4ビットの誤差データEIを加算して8ビットの
補正画像データHDを作成する。誤差データ保持回路3
は、補正画像データHDの下位4ビットをフレーム内誤
差拡散のための誤差データEIとしてドットクロックD
CLKによって保持し、次の画素の原画像データSDが
ラッチ回路1にラッチされた時に誤差データEIを加算
回路2に出力する。補正画像データHDの上位4ビット
は、フレーム内誤差拡散された結果として出力ラッチ回
路4に保持され、表示装置に画像表示データDGとして
出力される。即ち、フレーム内誤差拡散回路は、加算回
路2と誤差データ保持回路3によって構成され、加算回
路2に印加された原画像データSDに1ドット前の画素
の誤差データEIが加算されるために、隣接する画素に
下位4ビットの誤差データが順次拡散されることにな
る。
【0005】従って、4ビット入力のデジタルドライバ
内蔵の液晶表示装置に誤差拡散処理されたR,G,B各
色の4ビット画像表示データDGを供給することで、疑
似的に256×256×256階調の表示を行うことが
できる。以上、図4を用いてフレーム内誤差拡散の多階
調化画像処理装置を簡単に説明したが、詳しくは、本願
出願人による特願平4−307210号に記述されてい
る。
内蔵の液晶表示装置に誤差拡散処理されたR,G,B各
色の4ビット画像表示データDGを供給することで、疑
似的に256×256×256階調の表示を行うことが
できる。以上、図4を用いてフレーム内誤差拡散の多階
調化画像処理装置を簡単に説明したが、詳しくは、本願
出願人による特願平4−307210号に記述されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示された多階調
化画像処理装置を640×480の画素数を有する一般
的なVGA用の液晶表示装置に使用する場合には、画像
データSDと同期するドットクロックDCLKの周波数
は、ほぼ25MHzとなる。ところが、パソコンなどの
液晶表示装置は、益々高精細化が進み、XGAと称され
る1024×768の画素数のものや1280×102
4のものが使用されるようになってきた。このような高
精細液晶表示装置に図4の多階調化画像処理装置を使用
する場合には、ドットクロックは70MHzから90M
Hzの非常に高い周波数になってしまい、図4の回路は
集積回路として動作しなくなる恐れがある。
化画像処理装置を640×480の画素数を有する一般
的なVGA用の液晶表示装置に使用する場合には、画像
データSDと同期するドットクロックDCLKの周波数
は、ほぼ25MHzとなる。ところが、パソコンなどの
液晶表示装置は、益々高精細化が進み、XGAと称され
る1024×768の画素数のものや1280×102
4のものが使用されるようになってきた。このような高
精細液晶表示装置に図4の多階調化画像処理装置を使用
する場合には、ドットクロックは70MHzから90M
Hzの非常に高い周波数になってしまい、図4の回路は
集積回路として動作しなくなる恐れがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて創作されたものであり、請求項1に記載された発
明は、各画素の画像表示データがLビットで構成され、
該Lビットの画像表示データによって表示がなされる表
示装置に適用され、Lビットより大きいPビットの画像
データによって表示される階調を疑似的に前記表示装置
に表示するための画像処理装置において、水平方向の連
続する前後の画素の画像データが各々同時に供給され、
前列の画像データに直前の画素の誤差データを加算し、
前列の画像表示データを出力する加算回路と、該前列の
誤差データと後列の画像データの所定下位ビットを加算
して、次の画素の画像データに加算すべき誤差データを
作成する誤差データ作成回路と、前記前列の誤差データ
を前記後列の画像データに加算して後列の画像表示デー
タを出力する加算回路とを備え、前記誤差データ作成回
路と前記加算回路は異なったタイミングで加算動作が行
われる画像処理装置である。
鑑みて創作されたものであり、請求項1に記載された発
明は、各画素の画像表示データがLビットで構成され、
該Lビットの画像表示データによって表示がなされる表
示装置に適用され、Lビットより大きいPビットの画像
データによって表示される階調を疑似的に前記表示装置
に表示するための画像処理装置において、水平方向の連
続する前後の画素の画像データが各々同時に供給され、
前列の画像データに直前の画素の誤差データを加算し、
前列の画像表示データを出力する加算回路と、該前列の
誤差データと後列の画像データの所定下位ビットを加算
して、次の画素の画像データに加算すべき誤差データを
作成する誤差データ作成回路と、前記前列の誤差データ
を前記後列の画像データに加算して後列の画像表示デー
タを出力する加算回路とを備え、前記誤差データ作成回
路と前記加算回路は異なったタイミングで加算動作が行
われる画像処理装置である。
【0008】また、請求項2に記載された発明は、各画
素の画像表示データがLビットで構成され、該Lビット
の画像表示データによって表示がなされる表示装置に適
用され、Lビットより大きいPビットの画像データによ
って表示される階調を疑似的に前記表示装置に表示する
ための画像処理装置において、水平方向の連続する前後
の画素の画像データが各々同時に供給され、前列の画像
データの所定の下位ビットと誤差データを加算する第1
の加算回路と、該第1の加算回路の桁上げ信号と前記前
列の画像データの所定上位ビットを加算し、前列の画像
表示データを出力する第2の加算回路と、前記後列の画
像データの所定下位ビットと前記第1の加算回路の誤差
データ出力を加算する第3の加算回路と、該第3の加算
回路の出力を所定期間保持し、前記第1の加算回路に印
加する誤差データを出力する第1の保持回路と、前記第
1の加算回路の誤差データ出力を所定期間保持する第2
の保持回路と、該第2の保持回路によって保持された誤
差データと前記後列の画像データを加算し、所定の上位
ビットを後列の画像表示データとして出力する第4の加
算回路を備えてなる画像処理装置である。
素の画像表示データがLビットで構成され、該Lビット
の画像表示データによって表示がなされる表示装置に適
用され、Lビットより大きいPビットの画像データによ
って表示される階調を疑似的に前記表示装置に表示する
ための画像処理装置において、水平方向の連続する前後
の画素の画像データが各々同時に供給され、前列の画像
データの所定の下位ビットと誤差データを加算する第1
の加算回路と、該第1の加算回路の桁上げ信号と前記前
列の画像データの所定上位ビットを加算し、前列の画像
表示データを出力する第2の加算回路と、前記後列の画
像データの所定下位ビットと前記第1の加算回路の誤差
データ出力を加算する第3の加算回路と、該第3の加算
回路の出力を所定期間保持し、前記第1の加算回路に印
加する誤差データを出力する第1の保持回路と、前記第
1の加算回路の誤差データ出力を所定期間保持する第2
の保持回路と、該第2の保持回路によって保持された誤
差データと前記後列の画像データを加算し、所定の上位
ビットを後列の画像表示データとして出力する第4の加
算回路を備えてなる画像処理装置である。
【0009】また、請求項3に記載された発明は、前記
第1の加算回路の桁上げ信号と前記前列の画素の画像デ
ータの所定上位ビットの論理積により、前記第2の加算
回路から出力される桁上げ信号と同一内容の桁上げ信号
を前記第2の加算回路の桁上げ信号の発生より早く出力
する桁上げ信号発生回路を備えることで、誤差データの
加算による桁上げ信号の発生を早くして処理速度を上げ
るものである。
第1の加算回路の桁上げ信号と前記前列の画素の画像デ
ータの所定上位ビットの論理積により、前記第2の加算
回路から出力される桁上げ信号と同一内容の桁上げ信号
を前記第2の加算回路の桁上げ信号の発生より早く出力
する桁上げ信号発生回路を備えることで、誤差データの
加算による桁上げ信号の発生を早くして処理速度を上げ
るものである。
【0010】また、請求項4に記載された発明は、前記
第3の加算回路の桁上げ信号と前記後列の所定上位ビッ
トの論理積により、前記後列の画像データに前記前列の
誤差データを加算した場合の桁上げ信号を発生する第2
の桁上げ信号発生回路を備えることにより、前列の画素
からの誤差データと後列の画素の画像データの加算によ
る桁上げ信号の発生を早くして、処理速度を上げるもの
である。
第3の加算回路の桁上げ信号と前記後列の所定上位ビッ
トの論理積により、前記後列の画像データに前記前列の
誤差データを加算した場合の桁上げ信号を発生する第2
の桁上げ信号発生回路を備えることにより、前列の画素
からの誤差データと後列の画素の画像データの加算によ
る桁上げ信号の発生を早くして、処理速度を上げるもの
である。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1及び2に記載さ
れた本発明の一実施形態を示すブロック図である。ラッ
チ回路5及び6は、ともに8ビットのラッチ回路であり
クロックCLKに従って、隣接する2つの画素の画像デ
ータを保持する。ラッチ回路5には、水平走査線方向の
奇数列の画素の画像データSDOが印加され、ラッチ回
路6には、偶数列の画像データSDEが印加される。通
常、画像データとドットクロックは同期してシリアルに
提供されるのであるが、これをシリアル−パラレル変換
して、奇数列、偶数列の画像データが同時にラッチ回路
5および6に印加されるようにしている。このシリアル
−パラレル変換は、ドットクロックによってシフト制御
される2段の8ビットパラレルシフトレジスタを使用
し、ドットクロックが2個印加されたときに、シフトレ
ジスタの1段目と2段目の出力をラッチ回路5及び6に
ラッチさせることによって実現できる。従って、図1に
示された回路の動作を制御するクロックCLKは、ドッ
トクロックの半分の周波数のクロックとなる。
れた本発明の一実施形態を示すブロック図である。ラッ
チ回路5及び6は、ともに8ビットのラッチ回路であり
クロックCLKに従って、隣接する2つの画素の画像デ
ータを保持する。ラッチ回路5には、水平走査線方向の
奇数列の画素の画像データSDOが印加され、ラッチ回
路6には、偶数列の画像データSDEが印加される。通
常、画像データとドットクロックは同期してシリアルに
提供されるのであるが、これをシリアル−パラレル変換
して、奇数列、偶数列の画像データが同時にラッチ回路
5および6に印加されるようにしている。このシリアル
−パラレル変換は、ドットクロックによってシフト制御
される2段の8ビットパラレルシフトレジスタを使用
し、ドットクロックが2個印加されたときに、シフトレ
ジスタの1段目と2段目の出力をラッチ回路5及び6に
ラッチさせることによって実現できる。従って、図1に
示された回路の動作を制御するクロックCLKは、ドッ
トクロックの半分の周波数のクロックとなる。
【0014】ラッチ回路5の出力は、請求項2に記載さ
れた第1の加算回路に相当する加算回路7に印加され、
ラッチ回路9に保持されている直前の画素の誤差データ
EEと加算される。これにより、印加された奇数列画素
の画像データへの誤差拡散が行われ、補正画像データが
作成される。この補正画像データの内、上位4ビットは
ORゲート10に印加され、下位4ビットはORゲート
11に印加される。このORゲート10及び11は、加
算の結果桁上げが発生したときには出力を最大値、即
ち、「11111111」に固定するための回路であ
り、加算回路7の桁上げ信号Cが各々印加される。そし
て上位4ビットのORゲート10の出力は、奇数列画素
の画像表示データHOとしてラッチ回路12に保持され
る。
れた第1の加算回路に相当する加算回路7に印加され、
ラッチ回路9に保持されている直前の画素の誤差データ
EEと加算される。これにより、印加された奇数列画素
の画像データへの誤差拡散が行われ、補正画像データが
作成される。この補正画像データの内、上位4ビットは
ORゲート10に印加され、下位4ビットはORゲート
11に印加される。このORゲート10及び11は、加
算の結果桁上げが発生したときには出力を最大値、即
ち、「11111111」に固定するための回路であ
り、加算回路7の桁上げ信号Cが各々印加される。そし
て上位4ビットのORゲート10の出力は、奇数列画素
の画像表示データHOとしてラッチ回路12に保持され
る。
【0015】一方、下位4ビットのORゲート11の出
力は、奇数列の画素の誤差データEOとして、偶数列画
素の画像データSDEに加算すべく、請求項2に記載さ
れた第2の加算回路に相当する加算回路8に印加され
る。ラッチ回路6に保持された偶数列画素の画像データ
SDEは、第2の加算回路8において直前の画素、即
ち、奇数列画素の誤差データEOと加算され、その加算
結果の上位4ビットは、ORゲート13に印加され、下
位4ビットはORゲート14に印加される。ORゲート
13及び14も前述と同様に桁上げが発生したときに出
力を最大値に固定するものであり、加算回路8の桁上げ
信号Cが各々印加されている。加算回路8によって誤差
拡散処理された補正画像データの上位4ビットは、画像
表示データHEとしてラッチ回路15に保持され、下位
4ビットは偶数列画素の誤差データEEとして、ラッチ
回路9に保持される。誤差データEEは、次のタイミン
グでラッチ回路5に保持される奇数列画素、即ち、この
タイミングで処理された偶数列画素の次の画素の画像デ
ータに加算すべき誤差データEEとなる。
力は、奇数列の画素の誤差データEOとして、偶数列画
素の画像データSDEに加算すべく、請求項2に記載さ
れた第2の加算回路に相当する加算回路8に印加され
る。ラッチ回路6に保持された偶数列画素の画像データ
SDEは、第2の加算回路8において直前の画素、即
ち、奇数列画素の誤差データEOと加算され、その加算
結果の上位4ビットは、ORゲート13に印加され、下
位4ビットはORゲート14に印加される。ORゲート
13及び14も前述と同様に桁上げが発生したときに出
力を最大値に固定するものであり、加算回路8の桁上げ
信号Cが各々印加されている。加算回路8によって誤差
拡散処理された補正画像データの上位4ビットは、画像
表示データHEとしてラッチ回路15に保持され、下位
4ビットは偶数列画素の誤差データEEとして、ラッチ
回路9に保持される。誤差データEEは、次のタイミン
グでラッチ回路5に保持される奇数列画素、即ち、この
タイミングで処理された偶数列画素の次の画素の画像デ
ータに加算すべき誤差データEEとなる。
【0016】ラッチ回路12及び15に保持された画像
表示データDGO及びDGEは、パラレル−シリアル変
換され、ドットクロックと同期して、液晶表示装置に供
給される。図1に示された実施形態によれば、ドットク
ロックと同期して供給される画像データを奇数列の画素
と偶数列の画素でパラレルに誤差拡散処理することがで
きるため、誤差拡散処理のクロックがドットクロックの
半分の周波数となり、処理能力を向上することができ
る。これにより、画素数が非常に大きな表示装置にも対
応可能な画像処理装置が実現できる。
表示データDGO及びDGEは、パラレル−シリアル変
換され、ドットクロックと同期して、液晶表示装置に供
給される。図1に示された実施形態によれば、ドットク
ロックと同期して供給される画像データを奇数列の画素
と偶数列の画素でパラレルに誤差拡散処理することがで
きるため、誤差拡散処理のクロックがドットクロックの
半分の周波数となり、処理能力を向上することができ
る。これにより、画素数が非常に大きな表示装置にも対
応可能な画像処理装置が実現できる。
【0017】図2は、本発明の他の実施形態を示すブロ
ック図であり、図1に示された画像処理装置の処理速度
を向上したものである。図1の回路においては、加算回
路7と加算回路8が動作的にシリアルに接続された状態
にある。即ち、加算回路7の下位4ビットの加算の結
果、桁上げが上位ビットに伝搬し、桁上げ信号Cが確定
し、加算出力が確定した後、加算回路8の加算処理を行
い、加算回路8の桁上げ信号C及び加算出力が確定した
状態で最終出力が得られるため、16ビットの加算回路
と同等となり、処理時間は、加算回路7の出力確定まで
の時間と加算回路8の出力確定までの時間の和になる。
従って、図1の回路では、クロックCLKはドットクロ
ックの半分の周波数になるが、その周波数はそれほど高
くできない。そこで、図2の実施形態では、誤差データ
を算出する回路を画像表示データの算出回路と分離した
構造としている。
ック図であり、図1に示された画像処理装置の処理速度
を向上したものである。図1の回路においては、加算回
路7と加算回路8が動作的にシリアルに接続された状態
にある。即ち、加算回路7の下位4ビットの加算の結
果、桁上げが上位ビットに伝搬し、桁上げ信号Cが確定
し、加算出力が確定した後、加算回路8の加算処理を行
い、加算回路8の桁上げ信号C及び加算出力が確定した
状態で最終出力が得られるため、16ビットの加算回路
と同等となり、処理時間は、加算回路7の出力確定まで
の時間と加算回路8の出力確定までの時間の和になる。
従って、図1の回路では、クロックCLKはドットクロ
ックの半分の周波数になるが、その周波数はそれほど高
くできない。そこで、図2の実施形態では、誤差データ
を算出する回路を画像表示データの算出回路と分離した
構造としている。
【0018】図2において、奇数列画素の画像データS
DOは、ラッチ回路16に保持され、偶数列画素の画像
データSDEは、ラッチ回路17に保持される。ラッチ
回路16に保持された画像データSDOの下位4ビット
SDOLは、請求項4に記載された第1の加算回路に相
当する加算回路18に印加され、上位4ビットSDOU
は、請求項4に記載された第2の加算回路に相当する加
算回路19に印加されると共に、ANDゲート20に印
加される。また、ラッチ回路17に保持された偶数列画
素の画像データSDEの下位4ビットSDELは、請求
項4に記載された第3の加算回路に相当する加算回路2
1に印加され、上位4ビットSDEUはANDゲート2
2に印加される。また、偶数列画素の画像データSDE
は、ラッチ回路23に更に保持され、クロックCLKの
1クロック遅延されて、加算回路24に印加される。こ
の加算回路24は、請求項4に記載された第4の加算回
路に相当する。
DOは、ラッチ回路16に保持され、偶数列画素の画像
データSDEは、ラッチ回路17に保持される。ラッチ
回路16に保持された画像データSDOの下位4ビット
SDOLは、請求項4に記載された第1の加算回路に相
当する加算回路18に印加され、上位4ビットSDOU
は、請求項4に記載された第2の加算回路に相当する加
算回路19に印加されると共に、ANDゲート20に印
加される。また、ラッチ回路17に保持された偶数列画
素の画像データSDEの下位4ビットSDELは、請求
項4に記載された第3の加算回路に相当する加算回路2
1に印加され、上位4ビットSDEUはANDゲート2
2に印加される。また、偶数列画素の画像データSDE
は、ラッチ回路23に更に保持され、クロックCLKの
1クロック遅延されて、加算回路24に印加される。こ
の加算回路24は、請求項4に記載された第4の加算回
路に相当する。
【0019】ここで加算回路18は、奇数列画素の誤差
データEOを算出するための4ビットの加算回路であ
り、加算出力はORゲート25に印加される。また、加
算回路18の桁上げ信号Cは、加算回路19の桁上げ入
力に印加されると共に、ANDゲート20に印加され
る。即ち、加算回路18の桁上げ信号Cが加算回路19
に伝搬され、加算回路19の桁上げ信号Cの発生を待っ
ていたのでは、時間がかかるために、ANDゲート20
において加算回路18の桁上げ信号Cと上位4ビットの
画像データSDOUの論理積により、加算回路19の桁
上げ信号Cより先に桁上げ信号を求め、ANDゲート2
0の出力によってORゲート25における最大値の固定
を行うのである。従って、ORゲート25から出力され
る奇数列画素の誤差データEOは、4ビットの加算処理
の処理時間で得られることになる。ORゲート25から
出力される誤差データEOは、偶数列画素の画像データ
SDEの下位4ビットSDELに加算すべく、加算回路
21に印加されると共に、次のクロックCLKのタイミ
ングで偶数列画素の画像データSDEに加算するため
に、請求項4に記載された第2の保持回路に相当するラ
ッチ回路27に保持される。
データEOを算出するための4ビットの加算回路であ
り、加算出力はORゲート25に印加される。また、加
算回路18の桁上げ信号Cは、加算回路19の桁上げ入
力に印加されると共に、ANDゲート20に印加され
る。即ち、加算回路18の桁上げ信号Cが加算回路19
に伝搬され、加算回路19の桁上げ信号Cの発生を待っ
ていたのでは、時間がかかるために、ANDゲート20
において加算回路18の桁上げ信号Cと上位4ビットの
画像データSDOUの論理積により、加算回路19の桁
上げ信号Cより先に桁上げ信号を求め、ANDゲート2
0の出力によってORゲート25における最大値の固定
を行うのである。従って、ORゲート25から出力され
る奇数列画素の誤差データEOは、4ビットの加算処理
の処理時間で得られることになる。ORゲート25から
出力される誤差データEOは、偶数列画素の画像データ
SDEの下位4ビットSDELに加算すべく、加算回路
21に印加されると共に、次のクロックCLKのタイミ
ングで偶数列画素の画像データSDEに加算するため
に、請求項4に記載された第2の保持回路に相当するラ
ッチ回路27に保持される。
【0020】一方、加算回路19は、加算回路18の桁
上げ信号Cと上位4ビットの画像データSDOUの加算
により、補正された画像データを算出するものであり、
その加算出力及び桁上げ信号CはORゲート26に印加
され、桁上げ発生時の最大値固定がなされる。従って、
ORゲート26から出力される画像データHOは、加算
回路18の加算処理時間と加算回路19の加算処理時間
の和、即ち、8ビットの加算処理時間で得られることに
なる。この補正された画像データHOは、ラッチ回路2
8及び29に順次保持され、画像表示データDGOとし
て出力される。
上げ信号Cと上位4ビットの画像データSDOUの加算
により、補正された画像データを算出するものであり、
その加算出力及び桁上げ信号CはORゲート26に印加
され、桁上げ発生時の最大値固定がなされる。従って、
ORゲート26から出力される画像データHOは、加算
回路18の加算処理時間と加算回路19の加算処理時間
の和、即ち、8ビットの加算処理時間で得られることに
なる。この補正された画像データHOは、ラッチ回路2
8及び29に順次保持され、画像表示データDGOとし
て出力される。
【0021】また、加算回路21は、偶数列画素の下位
4ビットの画像データSDELに奇数列画素からの誤差
データEOを加算し、次のタイミングで印加される奇数
列画素に加算するための誤差データEEを算出するもの
である。この加算回路21の桁上げ信号Cも前述と同様
に、桁上げ信号の伝搬による遅延をなくすために、AN
Dゲート22に印加され、上位4ビットの画像データS
DEUとの論理積により、加算処理をすることなく桁上
げ信号を発生している。加算回路21の加算出力及びA
NDゲート22の出力は、ORゲート30に印加され、
桁上げ信号発生時の最大値固定を行っている。従って、
ORゲート30から出力される画差データEEは、加算
回路18の加算処理時間と加算回路21の加算処理時間
の和、即ち、8ビットの加算処理時間で得られることに
なる。この誤差データEEは、請求項4に記載された第
1の保持回路に相当するラッチ回路31に保持され、次
のクロックCLKのタイミングで印加される次の奇数列
画素の画像データに加算される。
4ビットの画像データSDELに奇数列画素からの誤差
データEOを加算し、次のタイミングで印加される奇数
列画素に加算するための誤差データEEを算出するもの
である。この加算回路21の桁上げ信号Cも前述と同様
に、桁上げ信号の伝搬による遅延をなくすために、AN
Dゲート22に印加され、上位4ビットの画像データS
DEUとの論理積により、加算処理をすることなく桁上
げ信号を発生している。加算回路21の加算出力及びA
NDゲート22の出力は、ORゲート30に印加され、
桁上げ信号発生時の最大値固定を行っている。従って、
ORゲート30から出力される画差データEEは、加算
回路18の加算処理時間と加算回路21の加算処理時間
の和、即ち、8ビットの加算処理時間で得られることに
なる。この誤差データEEは、請求項4に記載された第
1の保持回路に相当するラッチ回路31に保持され、次
のクロックCLKのタイミングで印加される次の奇数列
画素の画像データに加算される。
【0022】上述の加算回路18、ANDゲート20、
ORゲート25、加算回路21、ANDゲート22、及
び、ORゲート30は、奇数列画素の誤差データEOと
偶数列画素の誤差データEEを作成する回路であり、請
求項3に記載した誤差データ作成回路に相当する。加算
回路24は、ラッチ回路27及びラッチ回路23によっ
て、1クロック分遅延された誤差データEOと偶数列画
素の画像データSDEを加算し、偶数列画素の補正画像
データを作成するものであり、その加算出力の内、上位
4ビットが補正された画像データとして桁上げ信号Cと
共にORゲート32に印加される。ここで、下位4ビッ
トは、クロックCLKの前のタイミングで加算回路21
によってすでに算出されているため、切り捨てられる。
ORゲート32から出力される補正画像データHEU
は、ラッチ回路33に保持され、画像表示データDGE
として出力される。
ORゲート25、加算回路21、ANDゲート22、及
び、ORゲート30は、奇数列画素の誤差データEOと
偶数列画素の誤差データEEを作成する回路であり、請
求項3に記載した誤差データ作成回路に相当する。加算
回路24は、ラッチ回路27及びラッチ回路23によっ
て、1クロック分遅延された誤差データEOと偶数列画
素の画像データSDEを加算し、偶数列画素の補正画像
データを作成するものであり、その加算出力の内、上位
4ビットが補正された画像データとして桁上げ信号Cと
共にORゲート32に印加される。ここで、下位4ビッ
トは、クロックCLKの前のタイミングで加算回路21
によってすでに算出されているため、切り捨てられる。
ORゲート32から出力される補正画像データHEU
は、ラッチ回路33に保持され、画像表示データDGE
として出力される。
【0023】ラッチ回路29及び33に保持された奇数
列画素の画像表示データDGOと偶数列画素の画像表示
データDGEは、パラレル−シリアル変換されて、ドッ
トクロックと同期してシリアルに液晶表示装置に供給さ
れる。次に、図2の実施形態の動作タイミングを図3に
基づき説明する。図3のタイミング図は、クロックCL
Kの立ち下がりでラッチ回路が動作するものとして記述
されている。
列画素の画像表示データDGOと偶数列画素の画像表示
データDGEは、パラレル−シリアル変換されて、ドッ
トクロックと同期してシリアルに液晶表示装置に供給さ
れる。次に、図2の実施形態の動作タイミングを図3に
基づき説明する。図3のタイミング図は、クロックCL
Kの立ち下がりでラッチ回路が動作するものとして記述
されている。
【0024】まず、クロックCLKのn番目の周期にお
いて、クロックCLKの立ち下がりにより、ラッチ回路
16及び17にはn番目の奇数列画素の画像データSD
Onと偶数列画素の画像データSDEnが保持される。ま
た、この時、ラッチ回路31には前のクロック周期によ
って算出されたn−1番目の偶数列画素の誤差データE
En-1が保持されている。従って、クロックCLKのn
番目の期間では、加算回路18は、画像データSDOL
nと誤差データEEn-1の加算により誤差データEOnが
算出され、加算回路19では補正画像データHOUnが
算出される。更に、加算回路21では加算回路18によ
って算出された誤差データEOnと画像データSDELn
の加算により、誤差データEEnが算出される。即ち、
このクロックCLKのn番目のタイミングでは、n番目
の奇数列画素の画像データとn番目の偶数列画素の画像
データの各々の誤差データの作成がなされるのである。
いて、クロックCLKの立ち下がりにより、ラッチ回路
16及び17にはn番目の奇数列画素の画像データSD
Onと偶数列画素の画像データSDEnが保持される。ま
た、この時、ラッチ回路31には前のクロック周期によ
って算出されたn−1番目の偶数列画素の誤差データE
En-1が保持されている。従って、クロックCLKのn
番目の期間では、加算回路18は、画像データSDOL
nと誤差データEEn-1の加算により誤差データEOnが
算出され、加算回路19では補正画像データHOUnが
算出される。更に、加算回路21では加算回路18によ
って算出された誤差データEOnと画像データSDELn
の加算により、誤差データEEnが算出される。即ち、
このクロックCLKのn番目のタイミングでは、n番目
の奇数列画素の画像データとn番目の偶数列画素の画像
データの各々の誤差データの作成がなされるのである。
【0025】次に、クロックCLKがn+1番目の周期
になると、算出された誤差データEOnはラッチ回路2
7に保持され、誤差データEEnはラッチ回路31に保
持される。また、奇数列画素の補正画像データHOUn
は、ラッチ回路28に保持され、偶数列画素の画像デー
タSDEnは、ラッチ回路23に保持される。一方、ラ
ッチ回路16及び17には次の奇数列画素の画像データ
SDOn+1と偶数列画素の画像データSDEn+1が保持さ
れ、クロックCLKのn番目の周期と同様に誤差データ
の算出が行われる。また、加算回路24においては、ラ
ッチ回路27に保持された誤差データEOnとラッチ回
路23に保持された画像データSDEnの加算が行わ
れ、その結果、偶数列画素の補正画像データHEUnが
算出される。
になると、算出された誤差データEOnはラッチ回路2
7に保持され、誤差データEEnはラッチ回路31に保
持される。また、奇数列画素の補正画像データHOUn
は、ラッチ回路28に保持され、偶数列画素の画像デー
タSDEnは、ラッチ回路23に保持される。一方、ラ
ッチ回路16及び17には次の奇数列画素の画像データ
SDOn+1と偶数列画素の画像データSDEn+1が保持さ
れ、クロックCLKのn番目の周期と同様に誤差データ
の算出が行われる。また、加算回路24においては、ラ
ッチ回路27に保持された誤差データEOnとラッチ回
路23に保持された画像データSDEnの加算が行わ
れ、その結果、偶数列画素の補正画像データHEUnが
算出される。
【0026】そして、n+2番目のクロックCLKの周
期になると、ラッチ回路28に保持された奇数列画素の
補正画像データHOUnがラッチ回路29に保持され、
画像表示データDGOnとして出力され、また、加算回
路24によって算出された偶数列画素の補正画像データ
HEUnがラッチ回路33に保持され、画像表示データ
DGEnとして出力される。
期になると、ラッチ回路28に保持された奇数列画素の
補正画像データHOUnがラッチ回路29に保持され、
画像表示データDGOnとして出力され、また、加算回
路24によって算出された偶数列画素の補正画像データ
HEUnがラッチ回路33に保持され、画像表示データ
DGEnとして出力される。
【0027】このように図2の画像処理回路によれば、
奇数列画素の画像データSDOと偶数列画素の画像デー
タSDEを同時に入力し、その処理を2回のクロックタ
イミングに分けて行い、特に、奇数列画素及び偶数列画
素の誤差データEO及びEEの算出と奇数列画素の画像
表示データDGOの算出を前のタイミングで行い、次の
タイミングで偶数列画素の画像表示データDGEの算出
を行うものである。このような構成により、一つのクロ
ック周期の期間に行われる加算処理時間は、8ビットの
加算処理が最大となるため、図1のように実質16ビッ
トの加算処理時間がかかる回路より高速の処理が行える
ことになる
奇数列画素の画像データSDOと偶数列画素の画像デー
タSDEを同時に入力し、その処理を2回のクロックタ
イミングに分けて行い、特に、奇数列画素及び偶数列画
素の誤差データEO及びEEの算出と奇数列画素の画像
表示データDGOの算出を前のタイミングで行い、次の
タイミングで偶数列画素の画像表示データDGEの算出
を行うものである。このような構成により、一つのクロ
ック周期の期間に行われる加算処理時間は、8ビットの
加算処理が最大となるため、図1のように実質16ビッ
トの加算処理時間がかかる回路より高速の処理が行える
ことになる
【0028】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、誤差拡散
処理の能力が増大するために、高速のドットクロックと
同期して印加される画像データをその速度に応じて処理
することが可能になる。これにより、画素数の多い表示
装置、特に、XGAと称される高精細の表示装置にも対
応可能となる。そして、XGAの表示装置を採用したパ
ソコン等の階調数を擬似的に多階調化することができ、
その商品的価値を大幅に向上させる効果を有する。
処理の能力が増大するために、高速のドットクロックと
同期して印加される画像データをその速度に応じて処理
することが可能になる。これにより、画素数の多い表示
装置、特に、XGAと称される高精細の表示装置にも対
応可能となる。そして、XGAの表示装置を採用したパ
ソコン等の階調数を擬似的に多階調化することができ、
その商品的価値を大幅に向上させる効果を有する。
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図。
【図2】本発明の他の実施形態を示すブロック図。
【図3】図2に示されたブロック図の動作を示すタイミ
ング図。
ング図。
【図4】従来例を示すブロック図。
5、6、9、12、15 ラッチ回路 7、8 加算回路 10、11、13、14 ORゲート 16、17 ラッチ回路 18、19、21、24 加算回路 20、22 ANDゲート 25、26、30、32 ORゲート 23、27、28、29、31、33 ラッチ回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−140946(JP,A) 特開 平6−98165(JP,A) 特開 平6−266324(JP,A) 特開 平5−303075(JP,A) 特開 平7−134578(JP,A) 特開 昭62−32579(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 5/42 H04N 1/40 H04N 1/46 G06T 1/00
Claims (4)
- 【請求項1】 各画素の画像表示データがLビットで構
成され、該Lビットの画像表示データによって表示がな
される表示装置に適用され、Lビットより大きいPビッ
トの画像データによって表示される階調を疑似的に前記
表示装置に表示するための画像処理装置において、水平
方向の連続する前後の画素の画像データが各々同時に供
給され、前列の画像データに直前の画素の誤差データを
加算し、前列の画像表示データを出力する加算回路と、
該前列の誤差データと後列の画像データの所定下位ビッ
トを加算して、次の画素の画像データに加算すべき誤差
データを作成する誤差データ作成回路と、前記前列の誤
差データを前記後列の画像データに加算して後列の画像
表示データを出力する加算回路とを備え、前記誤差デー
タ作成回路と前記加算回路は異なったタイミングで加算
動作が行われる画像処理装置。 - 【請求項2】 各画素の画像表示データがLビットで構
成され、該Lビットの画像表示データによって表示がな
される表示装置に適用され、Lビットより大きいPビッ
トの画像データによって表示される階調を疑似的に前記
表示装置に表示するための画像処理装置において、水平
方向の連続する前後の画素の画像データが各々同時に供
給され、前列の画像データの所定の下位ビットと誤差デ
ータを加算する第1の加算回路と、該第1の加算回路の
桁上げ信号と前記前列の画像データの所定上位ビットを
加算し、前列の画像表示データを出力する第2の加算回
路と、前記後列の画像データの所定下位ビットと前記第
1の加算回路の誤差データ出力を加算する第3の加算回
路と、該第3の加算回路の出力を所定期間保持し、前記
第1の加算回路に印加する誤差データを出力する第1の
保持回路と、前記第1の加算回路の誤差データ出力を所
定期間保持する第2の保持回路と、該第2の保持回路に
よって保持された誤差データと前記後列の画像データを
加算し、所定の上位ビットを後列の画像表示データとし
て出力する第4の加算回路を備えてなる画像処理装置。 - 【請求項3】 前記第1の加算回路の桁上げ信号と前記
前列の画素の画像データの所定上位ビットの論理積によ
り、前記第2の加算回路から出力される桁上げ信号と同
一内容の桁上げ信号を前記第2の加算回路の桁上げ信号
の発生より早く出力する桁上げ信号発生回路を備えた請
求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記第3の加算回路の桁上げ信号と前記
後列の所定上位ビットの論理積により、前記後列の画像
データに前記前列の誤差データを加算した場合の桁上げ
信号を発生する第2の桁上げ信号発生回路を備えた請求
項3記載の画像処理装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05302696A JP3244420B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 画像処理装置 |
US08/813,465 US5990855A (en) | 1996-03-11 | 1997-03-10 | Image information process apparatus for causing a display to display continuous tones in a pseudo manner |
KR1019970007952A KR100347491B1 (ko) | 1996-03-11 | 1997-03-10 | 표시장치에 의사 계조를 표시시키기 위한 화상 정보 처리 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05302696A JP3244420B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09244602A JPH09244602A (ja) | 1997-09-19 |
JP3244420B2 true JP3244420B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=12931389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05302696A Expired - Fee Related JP3244420B2 (ja) | 1996-03-11 | 1996-03-11 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244420B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4731326B2 (ja) * | 2003-10-30 | 2011-07-20 | パナソニック株式会社 | 表示装置、表示方法、プログラム、及び記録媒体 |
JP5311447B2 (ja) * | 2008-01-22 | 2013-10-09 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 表示装置、表示パネルドライバ、及び表示パネル駆動方法 |
JP6325886B2 (ja) * | 2014-05-14 | 2018-05-16 | オリンパス株式会社 | 表示処理装置および撮像装置 |
-
1996
- 1996-03-11 JP JP05302696A patent/JP3244420B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09244602A (ja) | 1997-09-19 |
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